JP2016176362A - チューブポンプ、チューブ、医療装置、および液体供給方法 - Google Patents

チューブポンプ、チューブ、医療装置、および液体供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】チューブポンプの出口側流路が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理する。【解決手段】チューブ55と、チューブ55に接触可能な接触部と、接触部がチューブ55の被接触部分に接触した状態で、接触部を移動させる移動部と、を備えるチューブポンプ60である。チューブ55は、管路途中に、耐圧の異なる第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112とを有する。第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112は、前記被接触部分として選択的にセットされうる。【選択図】図3

Description

本発明は、チューブポンプと、チューブと、医療装置と、液体供給方法とに関する。
近年、医療機器であるウォータジェットメスに液体を供給するための液体供給装置が、種々、提案されている。特許文献1に記載の液体供給装置では、プランジャーポンプを採用し、プランジャーポンプとウォータジェットメスとの間の流路の一部を変形させることによって、ウォータジェットメスに供給する液体の流量の変動を抑制している。
特開2014−95353号公報
先行技術に見られるように、供給路内の圧力を適切に管理することは重要である。液体収容部からウォータジェットメスの先端ノズルまでの間の流路、特に液体供給装置から先端ノズルまでの間の流路内の最大到達圧力を適切に管理したいという要望があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の第1の形態は、チューブポンプである。このチューブポンプは、チューブと、前記チューブに接触可能な接触部と、前記接触部が前記チューブの被接触部分に接触した状態で、前記接触部を移動させる移動部と、を備えてよい。前記チューブは、管路途中に、耐圧の異なる複数のチューブ部分を備えてよい。前記複数のチューブ部分のうちの一つが、前記被接触部分としてセットされてよい。この形態のチューブポンプによれば、接触部で押し潰されるチューブの被接触部分が、耐圧の異なる複数のチューブ部分のうちのいずれかに切り替えられるため、チューブポンプの出口側流路が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。
(2)前記第1の形態のチューブポンプにおいて、前記複数のチューブ部分は、同一材料製、同一肉厚であり、内径が相違するものとしてもよい。この形態のチューブポンプによれば、内径を調整するだけで、前記最大到達圧力を容易に調整できる。
(3)前記第1の形態のチューブポンプにおいて、前記複数のチューブ部分は、同一材料製、同一内径であり、肉厚が相違するものとしてもよい。この形態のチューブポンプによれば、肉厚を調整するだけで、前記最大到達圧力を容易に調整できる。
(4)前記第1の形態のチューブポンプにおいて、前記複数のチューブ部分のそれぞれに、識別用のマークが付されてもよい。この形態のチューブポンプによれば、複数のチューブ部分を容易に識別することができる。
(5)前記第1の形態のチューブポンプにおいて、液体噴射装置に液体を供給するためのチューブポンプであってもよい。この形態のチューブポンプによれば、液体噴射装置の液体噴射管が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。
(6)本発明の第2の形態は、チューブポンプである。このチューブポンプは、チューブと、前記チューブに接触可能な接触部と、前記接触部が前記チューブの被接触部分に接触した状態で、前記接触部を移動させる移動部と、を備えてよい。前記チューブは、内径が液体の流れ方向に漸次、増大もしくは減少するチューブ部分を備えてよい。前記チューブ部分のうちの一部が、前記被接触部分としてセットされてよい。この形態のチューブポンプによれば、チューブ部分のうちの被接触部分としてセットされる部分を切り替えることで、被接触部分となる部分の耐圧を切り替えることができるため、チューブポンプの出口側流路が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。
(7)本発明の第3の形態は、接触部でチューブを押し潰しつつ前記接触部を移動させることによって前記チューブ内の液体を送るチューブポンプに用いられるチューブである。このチューブは、管路途中に、耐圧の異なる複数のチューブ部分を備えてよい。この形態のチューブによれば、チューブポンプの接触部で押し潰される被接触部を、耐圧の異なる複数のチューブ部分のうちのいずれかに切り替えることが可能となることから、前記形態のチューブポンプと同様に、チューブポンプの出口側流路が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。
(8)本発明の第4の形態は、接触部でチューブを押し潰しつつ前記接触部を移動させることによって前記チューブ内の液体を送るチューブポンプに用いられるチューブである。このチューブは、管路途中に、内径が液体の流れ方向に漸次、増大もしくは減少するチューブ部分を備えてよい。この形態のチューブによれば、チューブポンプの接触部で押し潰される被接触部を、チューブ部分のうちのいずれかの位置に切り替えることで、被接触部分となる部分の耐圧を切り替えることができるため、チューブポンプの出口側流路が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。
(9)本発明の第5の形態は、医療装置である。医療装置は、チューブポンプと、前記チューブポンプから液体の供給を受ける液体噴射装置と、を備えてよい。前記チューブポンプは、チューブと、前記チューブに接触可能な接触部と、前記接触部が前記チューブの被接触部分に接触した状態で、前記接触部を移動させる移動部と、を備えてよい。前記チューブは、管路途中に、耐圧の異なる複数のチューブ部分を備えてよい。前記チューブポンプは、前記複数のチューブ部分のうちの一つが前記被接触部分としてセットされてよい。この形態の医療装置によれば、前記形態のチューブポンプと同様に、チューブポンプの出口側流路が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。
(10)前記形態の医療装置において、前記チューブポンプは、前記複数のチューブ部分のそれぞれに、識別用のマークが付され、前記マークを読み取るマークセンサーと、前記チューブポンプへ要求される流量を取得する要求流量取得部と、前記マークセンサーによって読み取った前記マークに対応する耐圧が、前記取得された流量に対応した大きさでないときに、外部に警告を発する警告発令部と、を備えてもよい。この形態の医療装置によれば、チューブポンプにおいて被接触部分としてセットされたチューブ部分が、チューブポンプへ要求される流量に対して適当なものでない場合に、警告が外部に発せられる。したがって、チューブの装着の間違いを使用者に知らせることができる。
本発明は、種々の形態でも実現できる。例えば、チューブポンプと制御装置とを備えたポンプユニット、チューブポンプを用いた液体供給方法、チューブポンプを用いた医療方法、チューブポンプを用いた手術方法、これらの方法を実現するためのプログラム、これらのプログラムを記憶した記憶媒体等の形態で実現できる。
本発明の第1実施形態としての医療装置の構成を概略的に示す説明図である。 チューブポンプの構造を概念的に示す説明図である。 開閉部を開いた状態のチューブポンプを示す説明図である。 被接触部分を耐圧の低い第1のチューブ部分に切り替えた場合における圧力変化を示すグラフである。 被接触部分を耐圧の高い第2のチューブ部分に切り替えた場合における圧力変化を示すグラフである。 チューブ部分の内径と閉塞時の最大到達圧力との関係を示すグラフである。 第1実施形態の変形例としての医療装置に備えられるチューブを示す説明図である。 第2実施形態としての医療装置に備えられるチューブポンプを示す説明図である。 制御部において実行されるチューブの誤装着判定ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるチューブを示す説明図である。
次に、本発明の実施形態を説明する。
A.第1実施形態:
A−1.全体構成:
図1は、本発明の第1実施形態としての医療装置10の構成を概略的に示す説明図である。医療装置10は、医療機関において利用されるもので、患部に対して液体を噴射することによって、患部を切開または切除する機能を有する。医療装置10は、ハンドピース20と、液体供給部50と、制御部80とを備える。
液体供給部50は、ハンドピース20に液体を供給するためのユニットであり、給水バッグ51と、スパイク針52と、第1〜第5コネクター53a〜53eと、第1〜第4給水チューブ54a〜54dと、ポンプチューブ55と、閉塞検出機構56と、フィルター57とを備える。
給水バッグ51は、透明な合成樹脂製であり、内部に液体(具体的には生理食塩水)が充填されている。スパイク針52は、第1コネクター53aを介して、第1給水チューブ54aに接続されている。給水バッグ51にスパイク針52が刺されると、給水バッグ51に充填された液体が第1給水チューブ54aに供給可能な状態になる。液体は、生理食塩水の代わりに、例えば純水や薬液など、生体組織に噴射されても有害でない他の液体であってもよい。
第1給水チューブ54aは、第2コネクター53bを介して、チューブポンプ60に備えられたポンプチューブ55に接続されている。ポンプチューブ55は、第3コネクター53cを介して、第2給水チューブ54bに接続されている。
チューブポンプ60は、ポンプチューブ55内の液体を、第1給水チューブ54a側から、第2給水チューブ54b側に送り出す。チューブポンプ60は、制御部80からポンプ用ケーブル91を介して受信した駆動信号によって駆動される。チューブポンプ60の詳しい構成については、後述する。
閉塞検出機構56は、第2給水チューブ54b内の圧力を測定することで、第2〜第4給水チューブ54b〜54d内の閉塞を検出する。
第2給水チューブ54bは、第4コネクター53dを介して、第3給水チューブ54cに接続されている。第3給水チューブ54cにはフィルター57が接続されている。フィルター57は、液体に含まれる異物を捕集する。
第3給水チューブ54cは、第5コネクター53eを介して、第4給水チューブ54dに接続されている。第4給水チューブ54dは、ハンドピース20に接続されている。第1〜第4給水チューブ54a〜54dは、ポリ塩化ビニルからなるチューブであり、弾性を有する。なお、第1〜第4給水チューブ54a〜54dは、シリコンや、熱可塑性エラストマーからなるようにしてもよい。
ハンドピース20は、術者が手に持って操作する器具であり、液体噴射管22と、脈動発生部24と、筐体26とを備えた液体噴射装置である。脈動発生部24には、液体供給部50から第4給水チューブ54dを介して液体が供給される。脈動発生部24は、制御部80からアクチュエーター用ケーブル92を介して駆動電圧が印加されると、供給された液体に対して脈動を付与する。脈動が付与された液体は、液体噴射管22の先端の開口部22aから高速噴射される。
術者は、ハンドピース20から噴射される脈動が付与された液体を患者の患部である生体組織に当てることによって、例えば患部の切開または切除等の治療を行なう。以下では、脈動が付与された液体を、脈流またはパルス流とも呼ぶ。脈動が付与された液体とは、流量または流速が変動を伴った状態の液体であることを意味する。ここで言う変動は、流量または流速が0になる停止と噴射を繰り返す間欠噴射を含むが、液体の流量または流速が変動していればよいため、必ずしも間欠噴射である必要はない。
本実施形態では、脈動発生部24は、圧電素子(ピエゾ素子)とダイアフラムとを備えた周知のものである。制御部80から印加される駆動電圧によって圧電素子を動作させて、ダイアフラムによって区画された液体室の容積を増減させることによって、液体室内の液体の圧力を変化させ、液体に脈動を付与する。
制御部80は、医療装置10の全体の動作を制御する装置であり、術者が足で操作するフットスイッチ94が接続されている。制御部80は、特に、チューブポンプ60と、脈動発生部24とを制御する。具体的には、制御部80は、フットスイッチ94が踏まれている間、ポンプ用ケーブル91とアクチュエーター用ケーブル92とを介して駆動信号を送信する。ポンプ用ケーブル91を介して送信された駆動信号は、チューブポンプ60を駆動させる。チューブポンプ60が駆動すると、ハンドピース20への液体の供給が行われる。アクチュエーター用ケーブル92を介して送信された駆動信号は、脈動発生部24を駆動させる。脈動発生部24が駆動すると、液体に脈動が付与される。よって、術者がフットスイッチ94を踏んでいる間はパルス流が噴射され、術者がフットスイッチ94を踏んでいない間はパルス流の噴射が停止する。
制御部80には、使用者が液体の噴射条件を設定するための噴射条件設定部96が接続されている。噴射条件設定部96は、流量設定ダイヤル97と、印加電圧設定ダイヤル98とを備える。
流量設定ダイヤル97は、チューブポンプ60がハンドピース20へ供給する液体の流量Q(ml/min)を術者(術者以外の使用者でも可)が設定するためのダイヤル式操作部である。印加電圧設定ダイヤル98は、脈動発生部24に送信する駆動信号の印加電圧E(V)を術者(術者以外の使用者でも可)が設定するためのダイヤル式操作部である。
使用者は、流量Qの値および印加電圧Eの値の組み合わせ方を調整することによって、ハンドピース20から噴射させる液体の吐出圧、流量、液滴形状等、ハンドピース20から噴射させる液体の種々の噴射条件を設定することができる。なお、噴射条件設定部96は、流量設定ダイヤル97、印加電圧設定ダイヤル98に限らず、他の操作部を備えるとしてもよい。例えば、印加電圧の周波数を使用者が設定するための周波数設定部や、駆動信号の波形を使用者が設定するための波形設定部など、種々の噴射条件を設定するための操作部を噴射条件設定部96が備えるものとしてもよい。
制御部80は、上記設定された液体の種々の噴射条件を受けて、噴射条件に合致するように、ハンドピース20から液体の噴射を制御する。
A−2.チューブポンプの構成:
図2は、チューブポンプ60の構造を概念的に示す説明図である。図示するように、チューブポンプ60は、ローラー(押圧部材)62を備えるローター61と、ステーター(案内部材)65と、ポンプチューブ(以下、単に「チューブ」とも呼ぶ)55とを備える。
ステーター65は、円弧状の窪み65aを有する形状である。この窪み65aの壁面に沿って、図1で説明したポンプチューブ55が配置されている。チューブ55は、シリコンや、フッ素ゴム、弾性樹脂などからなり、弾性を有する。チューブ55の構造が本発明の特徴部分にある。チューブ55の構造については、後ほど詳しく説明する。
ローター61の外周には、等間隔をあけて4個のローラー62が配置されている。図示しない駆動モーターによって、ローター61は回転軸63を中心として回転される。この駆動モーターが、ポンプ用ケーブル91(図1)を介して受信した駆動信号によって駆動される。各ローラー62は、遊動輪である。各ローラー62がチューブ55の被接触部分を押し付けるように、ステーター65に対するローター61の位置が定められている。被接触部分は、図中の破線P1から破線P2までの範囲である。ローター61がR方向に回転することで、各ローラー62の位置も回転移動する。これによって、チューブ55の被接触部分は、各ローラー62で押し潰されながら順次しごかれる。この結果、チューブ55内の液体が搬送される。なお、ローラー62の数は4つに限る必要はなく、3つ、2つ、1つ、5つ等、他の数(1または複数)とすることができる。
図3は、開閉部70を開いた状態のチューブポンプ60を示す説明図である。図示するように、開閉部70にステーター65が備えられている。開閉部70を開いた状態で、チューブ55を、イン側の装填溝71からローラー62を経てアウト側の装填溝72まで掛け渡すことによって、チューブ55はチューブポンプ60へ装着される。ここで、「イン側」とはチューブポンプ60において液体が供給される側であり、「アウト側」とはチューブポンプ60において液体が排出される側である。
チューブ55は、1本の管状の流路110を有し、流路110の途中に、第1のチューブ部分111と、第2のチューブ部分112とを有する。本実施形態では、第2のチューブ部分112は、第1のチューブ部分111より液体の下流側に位置する。
第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112とは同じ長さ(長尺方向の長さ)を有する。この長さLは、ローター61によって押し潰される被接触部分P1−P2に対応した長さである。なお、図示の都合で、第1のチューブ部分111および第2のチューブ部分112は、長尺方向の長さが短縮されて描かれている。
第1のチューブ部分111についてのチューブサイズ(内径、外径、肉厚)と耐圧とは、次の通りである。
・内径=1.6[mm]
・外径=4.8[mm]
・肉厚=1.6[mm]
・耐圧=690[KPa]:23℃条件下
第2のチューブ部分112についてのチューブサイズ(内径、外径、肉厚)と耐圧とは、次の通りである。
・内径=0.8[mm]
・外径=4.0[mm]
・肉厚=1.6[mm]
・耐圧=1240[KPa]:23℃条件下
耐圧は内径と肉厚とに相関があり、内径が小さいほど耐圧は高くなり、肉厚が厚いほど耐圧は高くなる。本実施形態では、第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112とは、チューブ55を構成する材料と同一の材料製で、肉厚は同一で、内径を替えることで、耐圧が異なるようにしており、第1のチューブ部分111の耐圧は、第2のチューブ部分112の耐圧より高い。
第1のチューブ部分111および第2のチューブ部分112には、耐圧の程度を示すためのマーク111m,112mが付されている。すなわち、第1のチューブ部分111には、耐圧が低いことを示すマーク111m、例えば赤色ラインが付されている。第2のチューブ部分112には、耐圧が高いことを示すマーク112m、例えば青色ラインが付されている。赤色ライン、青色ラインは、チューブ部分の長手方向に沿った方向に付されている。なお、マーク111m,112mは、必ずしもライン状である必要はなく、例えば、第1のチューブ部分111、第2のチューブ部分112の外周面全体に色づけされた構成であってもよく、いずれの形状としてもよい。
前述したように、第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112との長さLは、ローター61によって押し潰される被接触部分P1−P2に対応した長さである。使用者は、医療装置10を使用するに際し、チューブ55をローター61に装着する作業を予め行う必要がある。使用者は、第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112とのいずれを用いるかを判断して、用いると判断した方の第1のチューブ部分111または第2のチューブ部分112が被接触部分P1−P2となるように、チューブ55をローター61に装着する。この結果、第1のチューブ部分111または第2のチューブ部分112が、被接触部分P1−P2として選択的にセット(配置)される。
具体的には、術者は、低侵襲性が重要とされる部位(例えば、脳)の手術においては、噴射条件設定部96による液体の流量Qの設定を低くするが、併せて、耐圧が低いチューブ部分が必要であると判断する。この場合、使用者(術者であってもよい)は、耐圧が低いことを示す赤色ラインのマーク111mが付された第1のチューブ部分111を、被接触部分P1−P2としてセットする。
一方、硬い組織を有する部位(例えば、肝臓)の手術においては、噴射条件設定部96による液体の流量Qの設定を高くするが、併せて、耐圧が高いチューブ部分が必要であると判断する。この場合、使用者(術者であってもよい)は、耐圧が高いことを示す青色ラインのマーク112mが付された第2のチューブ部分112を、被接触部分P1−P2としてセットする。
A−3.実施形態の効果:
以上のように構成された本実施形態の医療装置10によれば、チューブポンプ60において、ローター61のローラー62で押し潰されるチューブ55の被接触部分P1−P2が、耐圧の異なる第1のチューブ部分111および第2のチューブ部分112のうちのいずれかに切り替えられるため、給水バッグ51から開口部22aまでの間の流路、特にチューブポンプ60から開口部22aまでの間(例としてハンドピース20の液体噴射管22)が詰まった場合における出口側(チューブポンプの出口側)流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。管理が可能なのは、被接触部分P1−P2の耐圧(すなわち、弾性力)の大きさと最大到達圧力との間に相関があるためである。この相関は、本発明の発明者によって得られた新たな知見であり、次の実験からも証明される。
この実験では、本実施形態の医療装置10を用いて、ハンドピース20の液体噴射管22の先端を意図的に閉塞し、閉塞検出機構56によって測定される第2給水チューブ54b内の圧力変化を調べた。
図4は、被接触部分P1−P2を耐圧の低い第1のチューブ部分111に切り替えた場合(以下、「第1ケース」と呼ぶ)における第2給水チューブ54b内の圧力変化を示すグラフである。横軸に時間[s]を、縦軸に第2給水チューブ54b内の圧力(以下、「内圧」と呼ぶ)[kPa]を示した。閉塞開始直後から内圧は、急激に上昇し、最大到達圧力は約250[kPa]となる。
図5は、被接触部分P1−P2を耐圧の高い第2のチューブ部分112に切り替えた場合(以下、「第2ケース」と呼ぶ)における第2給水チューブ54b内の圧力変化を示すグラフである。閉塞開始直後から内圧は、急激に上昇し、最大到達圧力は約410[kPa]となる。
図6は、チューブ部分の内径と閉塞時の最大到達圧力との関係を示すグラフである。横軸にチューブ部分の内径[kPa]を、縦軸に最大到達圧力[kPa]を示した。第1のチューブ部分111の内径は1.6[mm]であり、第1ケースの最大到達圧力は図4のグラフから約250[kPa]であることから、第1のプロット点X1が定まる。第2のチューブ部分112の内径は0.8[mm]であり、第2ケースの最大到達圧力は図5のグラフから約410[kPa]であることから、第2のプロット点X2が定まる。同様に、チューブ部分の内径を替えて実験したのが、第3のプロット点X3である。3つのプロット点X1〜X3から、チューブ部分の内径が大きくなるほど、閉塞時の最大到達圧力が低くなることが判る。一方、チューブ部分の内径が大きくなるほど、チューブ部分の耐圧は低くなることから、チューブ部分の耐圧が低いほど、閉塞時の最大到達圧力が低くなるという知見が得られた。
一般的なチューブポンプの場合、図4、図5からも判るように、閉塞開始後からの出口側流路内の圧力上昇は急峻である。このため、医療用の液体噴射装置に液体を供給する液体供給装置に一般的なチューブポンプを採用した場合に、次のような不具合が発生した。液体供給装置の液体噴射管内に異物が混入すると、液体噴射管が詰まって、液体を噴射できなくなる。この詰まった状態からなんらかの要因で閉塞物が除去された場合、除去された瞬間に一時的に非常に強い噴射が起こる虞があった。
本実施形態の医療装置10では、チューブ55を掛ける際に、耐圧の低い第1のチューブ部分111をセットすることで、閉塞時における最大到達圧力を低くすることができる。したがって、先に説明したように、低侵襲性が重要とされる部位(例えば、脳)の手術において、耐圧の低い第1のチューブ部分111をセットすることで、最大到達圧力を低くして、上述したような、閉塞物が除去された瞬間に強い噴射が起こる不具合を防止できる。
本実施形態では、チューブポンプ60は、第2のチューブ部分112が第1のチューブ部分111より下流側に位置していることから、第1のチューブ部分111または第2のチューブ部分112を被接触部分としてセットしたときに、被接触部分より下流側に内径の大きい第1のチューブ部分111が位置することがない。このために、チューブポンプ60を停止したときに、ハンドピース20側に漏れ出る液体の量を低減することができる。
A−4.実施形態の変形例:
図7は、第1実施形態の変形例としての医療装置に備えられるチューブ155を示す説明図である。この変形例の医療装置は、第1実施形態の医療装置10と比較して、チューブ155の形状が相違し、残余の点では同一である。第1実施形態と同一のパーツについては、第1実施形態で用いた符号をそのまま付けて、以下の説明を行う。
図3に示すように、第1実施形態では、チューブ55は、内径の小さな第2のチューブ部分112が、内径の大きな第1のチューブ部分111より下流側に位置するように構成されていた。これに対して、この変形例では、チューブ155は、内径の大きな第1のチューブ部分111が、内径の小さな第2のチューブ部分112より下流側に位置するように構成されている。このために、変形例としての医療装置は、第1実施形態と同様に、ハンドピース20の液体噴射管22が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。さらに、この変形例では、内径の大きな第1のチューブ部分111を下流側に位置させることで、チューブポンプの脈動を防止することができる。
B.第2実施形態:
本発明の第2実施形態としての医療装置は、第1実施形態の医療装置10と比較して、後述する色センサーとスピーカーとを備える点と、制御部においてチューブの誤装着判定ルーチンを実行させる点とが相違し、残余の点では同一である。第1実施形態と同一のパーツについては、第1実施形態で用いた符号をそのまま使用して、以下の説明を行う。
図8は、第2実施形態としての医療装置に備えられるチューブポンプ260を示す説明図である。図示するように、チューブポンプ260の内部におけるローター61の上部付近に、色センサー262が設けられている。色センサー262は、チューブ55の被接触部分P1−P2としてセットされた状態にある第1のチューブ部分111(図3)または第2のチューブ部分112(図3)のマーク111m,112m(図3)の色を検出する。
図9は、制御部80において実行されるチューブの誤装着判定ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、フットスイッチ94が踏まれた時ごとに、パルス流を噴射する直前に実行開始される。
処理が開始されると、制御部80は、噴射条件設定部96によって設定された液体の流量Qを取り込む(ステップS10)。次いで、制御部80は、色センサー262によって検出された色(以下、「検出色」と呼ぶ)を取り込む(ステップS20)。
続いて、制御部80は、ステップS10によって取り込んだ流量Qが所定の閾値Q0を上回るか否かを判定する(ステップS30)。本実施形態では、閾値Q0は、脳の手術時に設定される流量よりも高く、肝臓の手術時に設定される流量よりも低い値である。ステップS30で、流量Qが閾値Q0を上回ると判定された場合には、ステップS40に処理を進める。
ステップS40では、制御部80は、ステップS20によって取り込んだ検出色が青色であるか否かを判定する。青色は、例えば肝臓の手術時に用いる必要のある第2のチューブ部分112に付されたマーク112mの色であり、ステップS40の判定は、第2のチューブ部分112が正しくセットされているか否かを判定することを意味する。ステップS40で、肯定判定されたときには、制御部80は、直ちに、「リターン」に処理を進める。これによって、ハンドピース20からの液体噴射が開始される。
一方、ステップS40によって否定判定されたときには、制御部80は、第2のチューブ部分112以外のものが誤ってセットされているとして、フットスイッチ94を踏むことで発せられた液体噴射の実行指令を取り止める(ステップS50)とともに、警告を発する(ステップS60)。警告としては、図示しないスピーカーを使ってビープ音を出力してもよいし、図示しない警告灯を点滅させてもよい。ステップS60の実行後、本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップS30で、流量Qが閾値Q0以下であると判定された場合には、ステップS70に処理を進める。ステップS70では、制御部80は、ステップS20によって取り込んだ検出色が赤色であるか否かを判定する。赤色は、例えば脳の手術時に用いる必要のある第1のチューブ部分111に付されたマーク111mの色であり、ステップS70の判定は、第1のチューブ部分111が正しくセットされているか否かを判定することを意味する。ステップS70で、肯定判定されたときには、制御部80は、直ちに、「リターン」に処理を進める。これによって、ハンドピース20からの液体噴射が開始される。
一方、ステップS70によって否定判定されたときには、制御部80は、第1のチューブ部分111以外のものが誤ってセットされているとして、ステップS50に処理を進める。ステップS50およびステップS60の処理は、先に説明した通りのものである。ステップS60の実行後、本ルーチンを一旦終了する。
以上のように構成された第2実施形態の医療装置によれば、第1実施形態と同一の効果を奏し、さらに、チューブポンプ60において被接触部分としてセットされたチューブ部分が、チューブポンプ60へ要求される流量に対して適当なものでない場合に、警告が外部に発せられることから、チューブの装着の間違いを使用者に知らせることができる。
C.第3実施形態:
図10は、本発明の第3実施形態におけるチューブ300を示す説明図である。チューブ300は、第3実施形態としての医療装置に備えられるチューブポンプに用いられるものである。第3実施形態としての医療装置は、第1実施形態の医療装置10と比較して、チューブ300の形状が相違するだけであり、残余の点では同一である。第1実施形態と同一のパーツについては、第1実施形態で用いた符号をそのまま使用して、以下の説明を行う。
図3に示すように、チューブ300は、1本の管状の流路310を有し、流路310の途中に、チューブ部分320を有する。チューブ部分320は、内径が液体の流れ方向(図中の右側から左側への方向)に向かって漸次、減少する形状である。本実施形態では、チューブ部分320における流れ方向の最も上流側の端部321の内径は1.6[mm]であり、最も下流側の端部322の内径は0.8[mm]である。チューブ部分320の肉厚は一様であり、例えば1.6[mm]である。チューブ部分320の長手方向の長さは、ローター61によって押し潰される被接触部分P1−P2よりも長く、本実施形態では、被接触部分P1−P2の長さの2倍となっている。
チューブ部分320の外周面における上流側の端部321付近には、耐圧が低いことを示すマーク321m、例えば赤色ラインが付されている。外周面における下流側の端部322付近には、耐圧が高いことを示すマーク322m、例えば青色ラインが付されている。各ラインは、チューブ部分320の周回りに沿って付されている。
本実施形態では、チューブ部分320のうちの一部が、被接触部分P1−P2となるように、チューブ55をローター61に装着する。前述したように、チューブ部分320の長さは被接触部分P1−P2の長さの2倍であることから、使用者は、上流側の半分部分A1または下流側の半分部分A2が被接触部分P1−P2となるように、チューブ300をローター61に装着する。上流側の半分部分A1は、下流側の半分部分A2に比べて全体として内径が大きいことから、耐圧が低いものとなっている。耐圧が低いことから、噴射条件設定部96による液体の流量Qの設定を低い場合に有用である。一方、下流側の半分部分A2は、上流側の半分部分A1に比べて全体として内径が小さいことから、耐圧が高いものとなっている。耐圧が高いことから、噴射条件設定部96による液体の流量Qの設定を高い場合に有用である。
以上のように構成された第3実施形態の医療装置によれば、チューブポンプ60において、チューブ300のうちの被接触部分としてセットされる部分を切り替えることで、被接触部分となる部分の耐圧を切り替えることができる。このため、第1および第2実施形態と同様に。チューブポンプ60の出口側流路が詰まった場合における出口側流路内の最大到達圧力を適切に管理できる。
第3実施形態によれば、被接触部分としてセットされる部分は、上流側の半分部分A1と下流側の半分部分A2とに限る必要はなく、上流側の端部321と下流側の端部322との間のいずれの位置とすることもできる。より上流側に移動するほど、耐圧が低いものとなり、より下流側に移動するほど、耐圧が高いものとなる。このため、第3実施形態によれば、耐圧を無段階に増減できる。
第3実施形態では、チューブ部分320は、内径が液体の流れ方向に漸次、減少する形状とした。これに対して、第3実施形態の変形例として、チューブ部分は、内径が液体の流れ方向に漸次、増大する形状としてもよい。
D.変形例:
この発明は前記実施形態およびその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
・変形例1:
前記第1および第2実施形態では、第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112とは、同一の材料製で、肉厚は同一で、内径を替えることで、耐圧が異なるようにしていた。これに対して、変形例1として、第1のチューブ部分と第2のチューブ部分とは、同一の材料製で、内径は同一で、肉厚を替えることで、耐圧が異なるようにしてもよい。変形例1によれば、肉厚が厚いほど、耐圧を高くすることができる。
・変形例2:
変形例2として、第1のチューブ部分と第2のチューブ部分とは、肉厚および内径は同一で、材料を異なる者とすることで、耐圧が異なるようにしてもよい。
・変形例3:
前記第1および第2実施形態では、耐圧の異なる複数のチューブ部分を、第1のチューブ部分111と第2のチューブ部分112との2つにしたが、これに替えて、3以上の数としてもよい。チューブポンプの出口側流路内の最大到達圧力を、より緻密に管理できる。
・変形例4:
前記第1ないし第3実施形態では、チューブ部分を識別するためのマークを色付きのラインとしたが、これに替えて、ラインの本数としてもよい。また、マークは図形としてもよい。
・変形例5:
前記第3実施形態では、噴射条件設定部96によって設定された液体の流量Qを閾値Q0と比較することによって、被接触部分としてセットするにふさわしいチューブ部分、すなわちマークの色を定める構成とした。これに対して、ハンドピース20の脈動発生部24に送信する駆動信号の印加電圧E(V)を閾値E0と比較することによって、被接触部分としてセットするにふさわしいチューブ部分、すなわちマークの色を定める構成としてもよい。要は、チューブポンプへ要求される流量の程度を知ることができるパラメータであれば、いずれの構成に替えることもできる。
・変形例6:
前記第1ないし第3実施形態では、ハンドピース20に備えられる脈動発生部24を、圧電素子とダイアフラムとからなる容積変更手段を備える構成としたが、これに換えて、圧電素子以外の駆動源によって液体室の容積を変更する構成としてもよい。また、液体室内の液体内に気泡を発生させる気泡発生部を設けて、液体室内の液体の圧力を変化させる構成としてもよい。気泡発生部は、光メーザー、抵抗体ヒーター、セラミックヒーター、マイクロ波を照射する構成などでもよい。
・変形例7:
本発明の医療装置の使用目的は、人間の治療でなくてもよい。例えば、人間を除く動物を治療してもよいし、研究や教育のために人体組織を切除してもよい。また、本発明のチューブポンプは、噴射した液体によって汚れを除去する洗浄装置に利用されてもよいし、噴射した液体によって線などを描く描画装置に利用されてもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…医療装置
20…ハンドピース
22…液体噴射管
22a…開口部
24…脈動発生部
26…筐体
50…液体供給部
51…給水バッグ
52…スパイク針
53a〜53e…第1〜第5コネクター
54a〜54d…第1〜第4給水チューブ
55…ポンプチューブ(チューブ)
56…閉塞検出機構
57…フィルター
60…チューブポンプ
61…ローター
62…ローラー
63…回転軸
65…ステーター
70…開閉部
71,72…装填溝
80…制御部
91…ポンプ用ケーブル
92…アクチュエーター用ケーブル
94…フットスイッチ
96…噴射条件設定部
97…流量設定ダイヤル
98…印加電圧設定ダイヤル
110…流路
111…第1のチューブ部分
112…第2のチューブ部分
111m,112m…マーク
155…チューブ
260…チューブポンプ
262…色センサー
300…チューブ
310…流路
320…チューブ部分
321,322…端部
321m,322m…マーク
Q…流量
E…印加電圧
P1−P2…被接触部分

Claims (11)

  1. チューブと、
    前記チューブに接触可能な接触部と、
    前記接触部が前記チューブの被接触部分に接触した状態で、前記接触部を移動させる移動部と、を備え、
    前記チューブは、管路途中に、耐圧の異なる複数のチューブ部分を備え、
    前記複数のチューブ部分のうちの一つが、前記被接触部分としてセットされる、チューブポンプ。
  2. 請求項1に記載のチューブポンプであって、
    前記複数のチューブ部分は、同一材料製、同一肉厚であり、内径が相違するものである、チューブポンプ。
  3. 請求項1に記載のチューブポンプであって、
    前記複数のチューブ部分は、同一材料製、同一内径であり、肉厚が相違するものである、チューブポンプ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のチューブポンプであって、
    前記複数のチューブ部分のそれぞれに、識別用のマークが付された、チューブポンプ。
  5. 液体噴射装置に液体を供給するための、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  6. チューブと、
    前記チューブに接触可能な接触部と、
    前記接触部が前記チューブの被接触部分に接触した状態で、前記接触部を移動させる移動部と、を備え、
    前記チューブは、内径が液体の流れ方向に漸次、増大もしくは減少するチューブ部分を備え、
    前記チューブ部分のうちの一部が、前記被接触部分としてセットされる、チューブポンプ。
  7. 接触部でチューブを押し潰しつつ前記接触部を移動させることによって前記チューブ内の液体を送るチューブポンプに用いられるチューブであって、
    管路途中に、耐圧の異なる複数のチューブ部分を備える、チューブ。
  8. 接触部でチューブを押し潰しつつ前記接触部を移動させることによって前記チューブ内の液体を送るチューブポンプに用いられるチューブであって、
    管路途中に、内径が液体の流れ方向に漸次、増大もしくは減少するチューブ部分を備える、チューブ。
  9. 医療装置であって、
    チューブポンプと、
    前記チューブポンプから液体の供給を受ける液体噴射装置と、
    を備え、
    前記チューブポンプは、
    チューブと、
    前記チューブに接触可能な接触部と、
    前記接触部が前記チューブの被接触部分に接触した状態で、前記接触部を移動させる移動部と、を備え、
    前記チューブは、管路途中に、耐圧の異なる複数のチューブ部分を備え、
    前記チューブポンプは、前記複数のチューブ部分のうちの一つが前記被接触部分としてセットされる、医療装置。
  10. 請求項9に記載の医療装置であって、
    前記チューブポンプは、前記複数のチューブ部分のそれぞれに、識別用のマークが付され、
    前記マークを読み取るマークセンサーと、
    前記チューブポンプへ要求される流量を取得する要求流量取得部と、
    前記マークセンサーによって読み取った前記マークに対応する耐圧が、前記取得された流量に対応した大きさでないときに、外部に警告を発する警告発令部と、
    を備える、医療装置。
  11. 接触部でチューブの被接触部分を押し潰しつつ前記接触部を移動させることによって前記チューブ内の液体を送るチューブポンプを用いた液体供給方法であって、
    耐圧の異なる複数のチューブ部分を管路途中に有する前記チューブを用意し、
    前記複数のチューブ部分のうちの一つが、前記被接触部分としてセットされるように、前記チューブを前記チューブポンプに装着する、液体供給方法。
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