JP2016176330A - 雨樋システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高排水吸引力を作用させることができ、確実に軒樋内の雨水の排水能力を向上させることを可能にする。【解決手段】軒樋1の落し口2に接続した竪樋4を備えた雨樋システムAに軒樋1内に流入した雨水の排水能力を向上させる高排水機構6は、軒樋1内の雨水を内部に取り入れる吸水孔10bを有し、軒樋1の底面上に軒樋1の延在方向T2に沿って配設される吸水管7と、一端を吸水管7に接続し、軒樋1の落し口2を通じて竪樋4内に配設され、吸水管7の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路Rの一部の流路面積を小にした負圧誘発部8aを有する負圧誘発管8とを備え、吸水管7の吸水口10は、負圧誘発管8と接続される端部の反対側の端部に形成された開口部10aと、吸水管7の側面に形成された複数の吸水孔10bとからなり、負圧誘発管8の外径が竪樋4の内径よりも小さく負圧誘発管8の外面と竪樋4の内面との間に隙間を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、雨水を排水管に排水するための雨樋システムに関する。
従来、住宅などには、屋根から流れ落ちる雨水を受ける軒樋と、集水器や呼び樋を介して軒樋に接続され、軒樋に集められた雨水を排水管に導くための竪樋とを備えた雨樋システムが設置されている。また、竪樋は、熱膨縮などによる変位・変形を吸収するために、その下端部側を排水管に取り付けた筒状の排水管カバーに摺動可能に接続して設けられている。
一方、この種の雨樋システムには、住宅などの外観を損なうことなく単位時間当たりの排水量を増加させて、大雨時でも好適に雨水を排水管に排出できるようにすることが求められている。
これに対し、例えば特許文献1、特許文献2には、集水器を含む軒樋の底部を二重構造にし、この軒樋の底部にサイホン管路を全長にわたって設け、さらに軒樋の内部からサイホン管路に通じる吸水口を設けてなる雨樋システムが開示されている。また、竪樋は、その上端を軒樋のサイホン管路に接続して設置されている。
そして、この雨樋システムにおいては、大雨時に、軒樋底部のサイホン管路と縦サイホン管路が雨水で満たされると、縦サイホン管路内に負圧が生じ、サイホン作用によって軒樋内の雨水が吸水口から吸い込まれ、自然落下よりも高速でサイホン管路から縦サイホン管路に引っ張られて流れ落ちる。これにより、住宅などの外観を損なうことなく単位時間当たりの排水を増加させ、大雨時に多量の雨水を効率よく排水することが可能になる。
特開2004−251075号公報 特開2008−150948号公報
一方、上記従来のサイホン式雨樋システムにおいては、軒樋の底面との間に間隔をあけて底板を形成することで軒樋の底部を二重構造にし、サイホン管路を形成しているため、軒樋に流れ込んだ雨水をサイホン管路に取り入れるための吸水口を底板に穿設することになる。このため、降雨時には常に、軒樋に流れ込んだ雨水が軒樋の底板上を流通し、この底板の上面に開口して穿設された吸水口からサイホン管路内に軒樋内の雨水が吸い込まれ、サイホン管路から縦サイホン管路に流通して排水されることになる。
このことから、軒樋内に異物が入り込んだ場合には、底板の上面に開口する吸水口に異物が詰まりやすく、吸水口の目詰まりによって軒樋に流れ込んだ雨水がサイホン管路に排水されなくなり、軒樋から溢れ出すおそれがあった。
また、上記従来のように、軒樋のサイホン管路内の雨水、さらに吸水口を通じて軒樋内の雨水を縦サイホン管路で生じた負圧で引っ張って排水する構成では、負圧の影響範囲に限りが生じ、軒樋の落し口を基点として軒樋の延在方向の例えば3m程度の範囲でしか吸引力が働かないという現実がある。このため、軒樋の落し口を基点として3m以上離れた箇所では、軒樋内の水位が低下しにくく、大雨時にこの箇所で雨水が溢れ出すおそれがあった。
さらに、二重構造の底部を備える軒樋を押出成形や射出成形で製造する際には、金型が複雑化し、また、押出成形や射出成形後に、サイホン管路を形成する底板に吸水口を穿設することになる。このように複雑な金型を必要とし、取り回しにくい成形後の軒樋に対して吸水口を穿孔する作業が必要になることで、製造歩掛りが低下し、軒樋が高コスト化するという問題もあった。
なお、軒樋の底部を二重構造にするための底板を別途形成し、成形後の軒樋の内部に挿入設置することも考えられるが、この場合においても、底板を軒樋の内面の所定位置に固定するなどの狭所での接続作業が必要になり、やはり製造歩掛りの低下、軒樋の高コスト化を招くことになる。
上記の課題を解決するために、この発明は以下の手段を提供している。
請求項1記載の雨樋システムは、軒樋と、2つの前記軒樋を接続する落し口に接続した竪樋とを備えてなる雨樋システムであって、前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の底面上に前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内に配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成され、前記吸水管の吸水口は、前記負圧誘発管と接続される端部の反対側の端部に形成された開口部と、前記負圧誘発管と接続される端部の反対側の端部であって前記吸水管の側面に形成されたスリット又は複数の吸水孔と、からなり、前記負圧誘発管の外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の雨樋システムは、軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋とを備えてなる雨樋システムであって、前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向かつ前記軒樋の底部に沿って配設される吸水管と、前記落し口とは別に前記軒樋の底部に形成された挿通孔を介して一端を前記吸水管に接続し、他端を前記竪樋に接続して配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の雨樋システムは、軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋とを備えてなる雨樋システムであって、前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内に前記竪樋と略同等の長さで配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる負圧誘発管と、を備えて構成され、前記負圧誘発管はその外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の雨樋システムは、軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋と、前記竪樋の下端部側に設けられた排水管カバーと、を備えてなる雨樋システムであって、前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内でかつ他端が前記排水管カバー内となるよう配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成され、前記負圧誘発管の外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の雨樋システムは、軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋と、を備えてなる雨樋システムであって、前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内に配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成され、前記吸水管の上端は、前記軒樋内に流入した雨水の上限水位の水面よりも低い位置とされ、前記負圧誘発管の外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の雨樋システム及び請求項2記載の雨樋システムにおいては、軒樋内に流入した雨水が吸水口から吸水管の内部に流入し、吸水管から負圧誘発管の内部(管内流路)、さらに竪樋内で流れて排水される。そして、大雨時に多量の雨水が吸水管から負圧誘発管に流れると、流路面積を小にしてなる負圧誘発部の抵抗で乱流が生じ、負圧誘発部よりも上方に雨水の滞留が発生し、吸水管と負圧誘発管が雨水で満たされる。このように吸水管と負圧誘発管が雨水で満たされ、負圧誘発部の抵抗力を上回る水圧が負圧誘発部に作用すると、滞留した雨水が急激に流下して負圧が発生する。これにより、軒樋内の雨水が負圧によって引っ張られて吸水口から急激に吸い込まれ、自然落下よりも高速で軒樋内の雨水を排水することが可能になる。
そして、このような高排水機構が吸水管と負圧誘発管の管体を用いて構成されているため、吸水管や負圧誘発管を軒樋や竪樋と別途形成して設置することができる。また、軒樋とは個別の吸水管に吸水口を形成することになり、容易に吸水口を形成することが可能になる。これにより、複雑な金型や取り回しにくい成形後の軒樋に対して吸水口を穿孔する作業が不要になり、従来の雨樋システムと比較し、製造歩掛りの低下、軒樋の高コスト化を抑止することが可能になる。
また、吸水管の長さや吸水口の数、位置を容易に設定することができる。このため、軒樋内に入り込んだ異物が目詰まりしにくい位置、数、形状で吸水口を形成することができ、従来のように吸水口に異物が詰まって軒樋から雨水が溢れ出すことを防止できる。
さらに、吸水管の長さや吸水口の数、位置を調節することで、負圧の影響範囲を自在に調節することが可能になる。これにより、軒樋の落し口を基点として軒樋の延在方向の3m以上離れた箇所に吸引力を作用させ、軒樋内の雨水を負圧によって急激に排水することが可能になる。よって、大雨時に軒樋から雨水が溢れ出すことを確実に防止できる。
また、高排水機構が吸水管と負圧誘発管の管体を用いて構成されているため、既設の雨樋システムに対しても高排水機構を取り付けることができ、既存の雨樋システムの排水能力を容易に向上させることも可能になる。さらに、高排水機構によって雨樋システムの排水能力を向上させることができるため、例えば排水断面積の少ない軒樋に対して落し口の数を削減することができるという効果も得られる。
本発明の第1実施形態に係る雨樋システムを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムを示す正面図である。 図1のX1−X1線矢視図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムの吸水管の変形例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムの吸水管の変形例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムにおいて、軒樋内の水位が低く、吸水管に雨水が流入していない状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムにおいて、軒樋内の水位が高くなり、負圧誘発管に雨水の滞留が生じた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムにおいて、軒樋内の雨水が高排水機構によって排水されている状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムの変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムの変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る雨樋システムの変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る雨樋システムを示す正面図である。
以下、図1から図8を参照し、本発明の第1実施形態に係る雨樋システムについて説明する。本実施形態は、住宅などに設置される雨樋システム(雨樋)に関するものである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の雨樋システムAは、屋根の軒先から流れ落ちる雨水を受ける軒樋1と、軒樋1に取り付けられて落し口2を形成する集水器3と、軒樋1の落し口2に上端を接続し、住宅などの外壁に沿って上下方向T1に配設された竪樋4と、地中に埋設された排水管に取り付けられて竪樋4の下端側を上下方向に摺動可能に支持する排水管カバー5とを備えて構成されている。また、本実施形態の雨樋システムAは、大雨時に軒樋1内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構6を備えて構成されている。
図2に示すように、本実施形態の高排水機構6は、軒樋1内の底部に、軒樋1の延在方向T2に沿って配設された吸水管7と、上端(一端)を吸水管7に接続し、落し口2を通じて竪樋4内に、且つ竪樋4の延在方向である上下方向T1に沿って配設された負圧誘発管8と、吸水管7と負圧誘発管8を接続する継手9とを備えて構成されている。
また、吸水管7と負圧誘発管8と継手9は、例えばポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンなどの熱可塑性合成樹脂を用い、押出成形や射出成形によって形成されている。さらに、吸水管7と負圧誘発管8は、例えば外径を35〜60mm程度にして形成されている。
図1に示すように、本実施形態の吸水管7は、押出成形あるいは射出成形により形成され、両端が開口した筒状体であり、集水器3側に開口する開口部と反対側の開口部10a側の端部に複数の吸水孔10bを有している。
この吸水孔10bは、図3に示すように吸水管7の径方向からも雨水を取り込めるように設けられた貫通孔である。この開口部10aと吸水孔10bとは、吸水管7内に雨水を取り込む吸水口10を構成している。
ここで、吸水口10は、必ずしも開口部10aと吸水管7の開口部10a側に穿設された吸水孔10bとにより構成されたものに限定されるものではなく、吸水孔10bの位置や形状は適宜設定されればよい。具体的には、吸水口10の吸水孔10bは、図4に示すように、吸水管7の延在方向T2に所定の間隔をあけて円形状に設けられたものでもよく、又は、図5に示すように、吸水孔10bに代えて吸水管7の延在方向T2に所定寸法延びる一又は複数のスリット10cとしたものであってもよい。このスリット10cは、吸水管7の端部を径方向に開口させるものである。なお、図5に示すスリットを有する吸水口10を備えて吸水管7を形成する場合には、押出成形や射出成形によって吸水管7の成形と同時にスリットを形成することができ、成形後に吸水孔10bを穿孔する作業を不要にすることができる。
負圧誘発管8aは、図1に示すように、例えば外径が60〜100mm程度の竪樋4内に挿入し、その外面と竪樋4の内面との間に隙間Hをあけて配設されている。また、本実施形態の負圧誘発管8は、軒樋1内の雨水を引っ張って自然落下よりも高速で排水させるための負圧を誘発する負圧誘発部8aを備えた管とこの負圧誘発部8aを備えていない管とを接続して竪樋4と略同等の長さで形成され、その下端(他端)を排水管カバー5内に配して設けられている。
負圧誘発部8aは、吸水管7の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路Rの一部の流路面積が負圧誘発管8の他の部分よりも小となるようにして形成されている。例えば、負圧誘発部8aは、図1に示したように内径及び外径が他の部分よりも小さくなるように負圧誘発管8を絞って形成したり、負圧誘発管8の内面から内側に突出する突部を設けるなどして形成されている。また、この負圧誘発部8aは、軒樋1の落し口2から例えば1m以上、下方の位置に配されるように形成することが好ましい。
次に、上記構成からなる雨樋システムAの作用及び効果について説明する。
本実施形態の雨樋システムAでは、図1及び図6に示すように、負圧誘発管8がその外径を竪樋4の内径よりも小さくして形成されているため、負圧誘発管8の外面と落し口2の内面の間、さらに負圧誘発管8の外面と竪樋4の内面の間に隙間Hが形成されている。
このため、通常の降雨時には、屋根から軒樋1に流れ込んだ軒樋1内の雨水Wは、吸水管7の開口部10aから吸水管7内に流れ込んで管内流路Rを流れていくか、吸水管7の外側を流れて落し口2から負圧誘発管8の外面と竪樋4の内面の間の隙間Hを流路として竪樋4内を流下し、排水管に排出される。
一方、図1及び図7に示すように、大雨時には、通常時と同様に雨水Wは管内流路R及び隙間Hを流れていくが、負圧誘発管8には管内流路Rの一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部8aが設けられているため、管内流路Rに流れ込んだ雨水Wは、一定流量以上負圧誘発管8の内部に流入することにより、負圧誘発部8aが抵抗となって乱流となり、負圧誘発部8aよりも上方の負圧誘発管8内で滞留し始める。そして更に負圧誘発管8内に雨水Wが流入すると、負圧誘発管8と吸水管7が雨水W(W’)で満たされ、軒樋1内の雨水Wの水位に応じた水圧(雨水W’の自重)が負圧誘発部8aに作用する。
このように軒樋1内の雨水Wの水位に応じた水圧が負圧誘発部8aに作用すると、図1及び図8に示すように、この水圧が負圧誘発部8aの抵抗力を上回り、滞留した雨水W’が負圧誘発管8内を急激に流下するとともに、負圧誘発部8aの下方が減圧状態になって負圧が発生する。これにより、吸水管7内の雨水W’が負圧誘発管8内に引っ張られ、軒樋1内の雨水Wが開口部10a及び吸水孔10bの双方から吸水管7内に吸い込まれて、軒樋1内の雨水Wが自然落下よりも高速で排水され、雨水Wが大量に流れている間、負圧誘発部8aにおいて乱流と急激な流下を繰り返し、軒樋1内の雨水Wが、継続的に大きな流速、流量で排水されることとなる。
さらに、このとき、図1に示すように、軒樋1内に吸水管7を配設し、この吸水管7に吸水孔10bを設けるようにしているため、吸水管7の長さや吸水孔10bの数、位置を調節して吸水管7を形成することで、負圧の影響範囲、すなわち軒樋1内の雨水Wを吸い込む吸引力の作用範囲の設定が自在になる。このため、軒樋1の落し口2を基点として軒樋1の延在方向T2の距離Lが3m以上離れた箇所の雨水Wであっても、吸水管7の長さや吸水孔10bの数、位置を調節しておくだけで、確実に吸引力が作用し、急激に排水される。このように、従来の雨樋システムでは吸引力を作用させることが困難で水位が低下しにくい箇所の雨水Wが急激に排水されることで、大雨時に軒樋1から雨水Wが溢れ出すことが確実に防止される。
さらに、本実施形態の雨樋システムAにおいては、軒樋1内の雨水Wが図3に示す吸水管7の外面と軒樋1の内面の間M、言い換えれば吸水管7と軒樋1の側壁1aの間Mにも流され、落し口2から竪樋4に流入する。このため、従来の軒樋の底部を二重構造にした雨樋システムと比較し、軒樋1内に異物が入り込んだ場合であっても吸水孔10bが詰まりにくくなる。
また、図1から図3に示すように、本実施形態では、高排水機構6が軒樋1や竪樋4と別体として具備され、吸水管7と負圧誘発管8の管体を用いて構成されている。そして、軒樋1とは個別の吸水管7に吸水孔10bを形成することになるため、従来のように複雑な金型や取り回しにくい成形後の軒樋1に対して吸水孔10bを穿孔する作業が不要になり、吸水孔10bの穿孔作業が容易に行える。
したがって、本実施形態の雨樋システムAにおいては、大雨時に吸水管7と負圧誘発管8が雨水W’(W)で満たされ、負圧誘発部8aの抵抗力を上回る水圧が負圧誘発部8aに作用するとともに、滞留した雨水W’が急激に流下して負圧が発生する。これにより、軒樋1内の雨水Wが負圧によって引っ張られて吸水口10から急激に吸い込まれ、自然落下よりも高速で軒樋1内の雨水Wを排水することが可能になる。
また、高排水機構6が吸水管7と負圧誘発管8の管体を用いて構成されているため、吸水管7や負圧誘発管8を軒樋1や竪樋4と別途形成して設置することができ、さらに、軒樋1とは個別の吸水管7に吸水口10を形成することになって容易に吸水孔10bを形成することが可能になる。これにより、複雑な金型や取り回しにくい成形後の軒樋1に対して吸水孔10bを穿孔する作業が不要になり、従来の雨樋システムと比較し、製造歩掛りの低下、軒樋1の高コスト化を抑止することが可能になる。
また、吸水管7の長さや吸水孔10bの数、位置を容易に設定することができる。このため、軒樋1内に入り込んだ異物が目詰まりしにくい位置、数、形状で吸水孔10bを形成することができ、従来のように吸水孔10bに異物が詰まって軒樋1から雨水が溢れ出すことを防止できる。
さらに、吸水管7の長さや吸水孔10bの数、位置を調節することで、負圧の影響範囲を自在に調節することが可能になる。これにより、軒樋1の落し口2を基点として軒樋1の延在方向T2の距離Lが3m以上離れた箇所であっても吸引力を作用させることができ、軒樋1内の雨水Wを負圧によって急激に排水することが可能になる。よって、大雨時に軒樋1から雨水Wが溢れ出すことを確実に防止できる。
また、高排水機構6が吸水管7と負圧誘発管8の管体を用いて構成されているため、吸水口10を形成した吸水管7を軒樋1内に設置するだけで、吸水管7を軒樋1の延在方向T2に沿って容易に配設することができる。また、負圧誘発管8を軒樋1の落し口2を通じて竪樋4内に挿入し、その上端を吸水管7に継手9を用いて接続するだけで、容易に負圧誘発管8を配設することができる。このため、既設の雨樋システムに対しても高排水機構6を容易に取り付けることができ、既存の雨樋システムの排水能力を容易に向上させることも可能になる。さらに、高排水機構6によって雨樋システムAの排水能力を向上させることができるため、例えば排水断面積の少ない軒樋1に対して落し口2の数を削減することができるという効果も得られる。
また、大雨時には、高排水機構6で負圧を生じさせて急激に軒樋1内の雨水Wを排水することが可能になるとともに、落し口2から負圧誘発管8の外面と竪樋1の内面の間の流路Hを流通させて軒樋1内の雨水Wを排水することができる。これにより、さらに軒樋1内の雨水Wの排水能力を向上させることが可能になる。
以上、本発明に係る雨樋システムの第1実施形態について説明したが、本発明は上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、図1、図2などに、吸水管7と負圧誘発管8がエルボ(継手9)を用いて接続し、落し口2を基点に軒樋1の延在方向T2の一方向に吸水管7が配設されているものとして図示したが、例えば図9に示すように、チーズなどの継手9を用いて吸水管7と負圧誘発管8を接続し、落し口2を基点に軒樋1の延在方向T2の一方向と他方向に吸水管7を配設するようにしてもよい。
また、本実施形態では、軒樋1内に吸水管7を配設して高排水機構6が構成されているものとしたが、本発明に係る高排水機構の吸水管7は、軒樋1内の雨水Wを内部に取り入れる吸水口10を備えて形成され、軒樋1の延在方向T2に沿って配設されていればよく、例えば図10に示すように、軒樋1の底面1bにスリット10cが所定寸法開口するように軒樋1に取り付けられた吸水管7を配設してもよい。この場合の吸水管7の負圧誘発管8と接続する端部と反対側の端部は、蓋等によって閉じられた構成とする。吸水管7をこのような構成とした場合には、吸水孔10b全体に異物が詰まり、軒樋1内の雨水Wが吸水管7に流入しなくなることを防止し易くなる。
さらに、本実施形態では、負圧誘発管8が排水カバー5内に下端を配して設けられているものとしたが、例えば図11に示すように、下端が竪樋4の途中に配されるように負圧誘発管8を短く形成してもよい。そして、この場合においても、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
次に、図12を参照し、本発明の第2実施形態に係る雨樋システムについて説明する。
本実施形態は、第1実施形態と同様、住宅などに設置される雨樋システムに関するものであり、第1実施形態に対して高排水機構の構成のみが異なる。このため、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態の雨樋システムBは、第1実施形態と同様、軒樋1と、竪樋4と、排水管カバー5と、大雨時に軒樋1内に流入した雨水Wの排水能力を向上させるための高排水機構11とを備えて構成されている。
また、高排水機構11は、軒樋1内の底部に、軒樋1の延在方向T2に沿って配設された吸水管7と、上端(一端)を吸水管7に接続し、軒樋1から吸水管7の内部に取り入れた雨水Wを竪樋4内で流通させるように配設された負圧誘発管12と、吸水管7と負圧誘発管12を接続する継手9とを備えて構成されている。
一方、本実施形態の高排水機構11においては、落し口2とは別に軒樋1の底部に挿通孔13が形成され、この挿通孔13に継手9あるいは負圧誘発管12の上端側を挿通し、吸水管7と負圧誘発管12が接続されている。さらに、竪樋4の上端と下端の間には接合部材14が設けられており、この接合部材14に負圧誘発管12の下端(他端)を接続することによって、負圧誘発管12がその下端を竪樋4に接続して配設されている。また、図12に示すように、負圧誘発管12には、第1実施形態と同様、負圧誘発管12の内部である管内流路Rの一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部12aが設けられている。
そして、このように構成した本実施形態の雨樋システムBでは、図12に示すように、通常の降雨時に、屋根から軒樋1に流れ込んだ軒樋1内の雨水Wは、吸水管7内の管内流路Rを通って、又は、落し口2から竪樋4に流入して排水管に排出される。
一方、大雨時、軒樋1に多量の雨水Wが流れ込んだ場合には、雨水Wは、通常時と同様に、雨水Wは管内流路R及び落し口2から竪樋4内を流れていくが、負圧誘発管12に管内流路Rの一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部12aが設けられているため、第1実施形態と同様に、一定流量以上の雨水Wが負圧誘発管12内に流入すると、負圧誘発部12aにおいて雨水Wが乱流して該負圧誘発部12aよりも上方の負圧誘発管12内に雨水Wが滞留し始める。そして、負圧誘発管12と吸水管7が雨水Wで満たされて、軒樋1内の雨水Wの水位に応じた水圧が負圧誘発部12aに作用すると、滞留した雨水W’が負圧誘発管12内を急激に流下するとともに、負圧誘発部12aの下方が減圧状態になって負圧が発生する。
これにより、吸水管7内の雨水W’が負圧誘発管12内に引っ張られ、軒樋1内の雨水Wが吸水孔10bから吸水管7内に吸い込まれる。そして、軒樋1の落し口2から流れ込んで流下する竪樋4内の雨水Wと、負圧誘発管12の竪樋4に接続した下端から排水される雨水W’が竪樋4内で合流して、軒樋1内の雨水Wが自然落下よりも高速で排水されてゆく。また、軒樋1内の雨水Wは、軒樋1内に大量の雨水Wが流れる間、負圧誘発部12aにおいて乱流と急激な流下を繰り返し、継続的に大きな流速、流量で排水される。
また、このとき、竪樋4内で、軒樋1の落し口2から竪樋4内を流下する雨水Wと、負圧誘発管12から排水された雨水W’が合流して排水管に排水される。このため、負圧誘発管12と竪樋4の合流部15には、軒樋1の落し口から流下する雨水Wによって負圧が生じ、負圧誘発管12を流通する雨水W’が竪樋4内に吸い込まれる。すなわち、負圧誘発管12の下端を竪樋4に接続して配設することにより、雨樋システムBの竪樋4と負圧誘発管12がエジェクターのように構成される。
これにより、本実施形態の雨樋システムBでは、大雨時に、落し口2から竪樋4に軒樋1内の雨水Wが排水され、また、負圧誘発管12の負圧誘発部12aで負圧を生じさせて急激に軒樋1内の雨水Wが竪樋4内に排水され、さらに、軒樋1の落し口2から竪樋4内を流下する雨水Wによって負圧誘発管12と竪樋4の合流部15で負圧が生じ、さらに急激に軒樋1内の雨水Wが竪樋4内に排水される。
したがって、本実施形態の雨樋システムBにおいては、大雨時に多量の雨水Wが吸水管7から負圧誘発管12に流れると、負圧誘発部12aで乱流が生じて吸水管7と負圧誘発管12が雨水Wで満たされ、吸水管7と負圧誘発管12の内部で滞留した雨水W’が急激に流下して竪樋4内に排水され、自然落下よりも高速で軒樋1内の雨水Wを排水することが可能になる。
また、このとき、負圧誘発管12の下端を竪樋4に接続して配設することにより、本実施形態の雨樋システムBがエジェクターのように構成されている。このため、大雨時には、負圧誘発管12の負圧誘発部12aで負圧を生じさせて急激に軒樋1内の雨水Wを排水することが可能になることに加え、軒樋1の落し口2から竪樋4内を流下する雨水Wによって負圧誘発管12と竪樋4の合流部15で負圧が生じ、さらに急激に軒樋1内の雨水Wを排水することが可能になる。よって、軒樋1内の雨水Wの排水能力のさらなる向上を図ることが可能になる。
なお、本実施形態の雨樋システムBにおいても、高排水機構11が吸水管7と負圧誘発管12の管体を用いて構成されているため、この構成による第1実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
以上、本発明に係る雨樋システムの第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第2実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 軒樋
1a 側壁
1b 底面
2 落し口
3 集水器
4 竪樋
5 排水管カバー
6 高排水機構
7 吸水管
8 負圧誘発管
8a 負圧誘発部
9 継手
10 吸水口
11 高排水機構
12 負圧誘発管
12a 負圧誘発部
13 挿通孔
14 接合部材
15 合流部
A 雨樋システム
B 雨樋システム
H 負圧誘発管と竪樋の間の隙間(流路)
L 軒樋の延在方向の距離
M 吸水管と軒樋の側壁の間
R 管内流路
T1 上下方向
T2 延在方向
W 雨水
W’ 雨水

Claims (5)

  1. 軒樋と、2つの前記軒樋を接続する落し口に接続した竪樋とを備えてなる雨樋システムであって、
    前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、
    前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の底面上に前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、
    一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内に配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成され、
    前記吸水管の吸水口は、前記負圧誘発管と接続される端部の反対側の端部に形成された開口部と、前記負圧誘発管と接続される端部の反対側の端部であって前記吸水管の側面に形成されたスリット又は複数の吸水孔と、からなり、
    前記負圧誘発管の外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする雨樋システム。
  2. 軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋とを備えてなる雨樋システムであって、
    前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、
    前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向かつ前記軒樋の底部に沿って配設される吸水管と、
    前記落し口とは別に前記軒樋の底部に形成された挿通孔を介して一端を前記吸水管に接続し、他端を前記竪樋に接続して配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成されていることを特徴とする雨樋システム。
  3. 軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋とを備えてなる雨樋システムであって、
    前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、
    前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、
    一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内に前記竪樋と略同等の長さで配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる負圧誘発管と、を備えて構成され、
    前記負圧誘発管の外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする雨樋システム。
  4. 軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋と、前記竪樋の下端部側に設けられた排水管カバーと、を備えてなる雨樋システムであって、
    前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、
    前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、
    一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内でかつ他端が前記排水管カバー内となるよう配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成され、
    前記負圧誘発管の外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする雨樋システム。
  5. 軒樋と、前記軒樋の落し口に接続した竪樋と、を備えてなる雨樋システムであって、
    前記軒樋内に流入した雨水の排水能力を向上させるための高排水機構を備えており、
    前記高排水機構は、前記軒樋内の雨水を内部に取り入れる吸水口を有し、前記軒樋の延在方向に沿って配設される吸水管と、
    一端を前記吸水管に接続し、前記軒樋の落し口を通じて前記竪樋内に配設され、前記吸水管の内部から取り入れた雨水が流れる管内流路の一部の流路面積を小にしてなる負圧誘発部を有する負圧誘発管と、を備えて構成され、
    前記吸水管の上端は、前記軒樋内に流入した雨水の上限水位の水面よりも低い位置とされ、
    前記負圧誘発管の外径が前記竪樋の内径よりも小さく、前記負圧誘発管の外面と前記竪樋の内面との間に隙間が形成されていることを特徴とする雨樋システム。
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