JP2016176226A - 網戸自走防止装置付窓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】網戸の自走を防止する為の作業の作業性が良好で、しかもロック忘れを生じにくい、網戸自走防止装置付窓装置の構造を実現する。【解決手段】外障子17を構成する戸先框26aの屋外側部分に、自走防止装置37を構成する障子側受具39を固定すると共に、網戸19を構成する1対の縦框32a、32bのうち、幅方向に関して戸先框26aと同じ側に設けられた一方の縦框32aに、網戸側施錠具38を固定する。この網戸側施錠具38には、屋内側からの操作が可能で、且つ、この操作に基づき回動する回動施錠片41を設ける。又、この回動施錠片41を、ロック位置に移動させた状態で、その先半部51を、一方の縦框32aの屋内側壁58よりも屋内側に突出させる。【選択図】図6

Description

本発明は、窓枠に対し水平移動可能に建て込まれた網戸が、強風時等に、自走する事を防止する為の自走防止装置を備えた、網戸自走防止装置付窓装置の改良に関する。
従来から、各種建造物の窓開口を開閉する為の窓装置として、窓枠内に建て込んだ引戸障子を、この窓枠の幅方向に水平移動させる引戸式の窓装置が、広く知られている。又、虫の侵入防止を図りつつ風通しを確保する等の目的から、窓枠内に建て込まれた引戸障子の屋外側に網戸を建て込む事も、広く一般的に行われている。
従来から一般的に使用されている網戸は、アルミニウム合金製の網戸枠に、合成樹脂製又は金属製の網を張着して成るもので、軽量である。この為、開閉方向への移動には大きな力を要せずに済む。又、近年、網戸の下辺を構成する下框に、窓枠を構成する下枠に形成された網戸用下部案内レール上を走行可能な戸車を設ける等、網戸の移動をより小さな力で行える様にする為の各種構造も採用されている。
ところが、上述の様に、網戸の移動には大きな力を要しない為、この網戸を開閉する者の負担は小さく済む反面、強風時等に、網戸に開閉方向の力が作用すると、この網戸が勝手に移動(自走)する可能性がある。例えば、台風の接近時や高層マンション等の高層建造物では、この様な問題が生じ易くなる。
この様な事情に鑑みて、例えば特許文献1には、網戸の自走を防止する為に、窓枠と網戸との間に、網戸用の自走防止装置を設ける事が提案されている。図16〜17は、特許文献1に記載されたものとほぼ同様の従来構造の網戸自走防止装置付の窓装置1を示している。この窓装置1は、窓枠2と、1対の引戸障子である外障子3及び内障子4と、網戸5と、自走防止装置6とを備えている。
このうちの外障子3及び内障子4は、前記窓枠2内に、この窓枠2の幅方向(図16の左右方向)に水平移動可能に建て込まれている。又、前記網戸5は、この窓枠2のうちで、前記外障子3及び前記内障子4が建て込まれた部分よりも屋外側部分に、この窓枠2の幅方向に水平移動可能に建て込まれている。前記自走防止装置6は、施錠具7と受具8とから成る。このうちの施錠具7は、前記網戸5を構成する1対の縦框9a、9bのうち、一方の縦框9bに固定されている。これに対し、前記受具8は、前記窓枠2を構成する1対の縦枠10a、10bのうち、この窓枠2の幅方向に関して前記一方の縦框9bと同じ側に設けられた一方の縦枠10bに固定されている。
前記施錠具7は、操作部11と、施錠片12とを備えている。このうちの操作部11は、前記一方の縦框9bの屋外側面に露出する状態で設けられている。又、前記施錠片12は、金属板を略L字形に折り曲げる事により形成されている。そして、このうちの操作部11を上下方向に操作する事で、この施錠片12を、上下方向にスライドできる様に構成している。
前記受具8は、取付座部13と、略コ字形に折れ曲がった受片14とから構成されており、このうちの取付座部13には、貫通孔である1対の取付孔15、15が形成されている。この様な構成を有する前記受具8は、これら両取付孔15、15を挿通した、図示しない取付ねじを利用して、前記窓枠2を構成する一方の縦枠10bにねじ止め固定されている。
上述の様な構成を有する従来構造の窓装置1の場合、前記網戸5の自走を防止するには、この網戸5を、この網戸5の一方の縦框9bを前記窓枠2の一方の縦枠10bに突き合わせる閉鎖位置にまで移動させた後、前記操作部11を上下方向に操作する。これにより、前記施錠片12を上下方向に移動させて、この施錠片12と前記受片14とを、前記窓枠2の幅方向に関して係合させる。従って、前記窓装置1によれば、強風時等に於いても、前記施錠片12と前記受片14との係合により、前記網戸5が、閉鎖位置から開放方向に移動(自走)する事を防止できる。
但し、従来構造の窓装置1の場合、前記網戸5の自走を防止するには、この網戸5を閉鎖位置に移動させた後、前記操作部11を屋外側から操作する必要があり面倒である。この為、この操作部11を操作する操作者は、ベランダ等の屋外に出る必要がある。又、例えば清掃作業の為に、前記網戸5を開放方向に移動する必要がある場合には、前記操作部11を操作し、前記施錠片12と前記受片14との係合を一時的に解除する必要がある。そして、清掃作業終了後には、前記操作部11を改めて操作する必要がある為、この操作部11を操作し忘れる(ロックし忘れる)可能性がある。この様に、従来構造の窓装置1の場合には、前記網戸5の自走を防止する為の作業の作業性が悪く、しかもロック忘れを生じ易いといった問題がある。更に、前記自走防止装置6を、既存の窓に対して設置する場合には、前記受具8を、建造物の開口部に固定された窓枠2に取り付ける必要がある。この為、施工時に於ける居住者への負担が大きくなり易いといった問題もある。
特開2008−190237号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、網戸の自走を防止する為の作業の作業性が良好で、しかもロック忘れを生じにくい、網戸自走防止装置付窓装置の構造を実現すべく発明したものである。
本発明の網戸自走防止装置付窓装置は、窓枠と、この窓枠内に、この窓枠の幅方向に水平移動可能に建て込まれた1乃至複数の外障子と、この窓枠のうちでこの外障子が建て込まれた部分よりも屋外側部分に、この窓枠の幅方向に水平移動可能に建て込まれた網戸と、この網戸の自走を防止する為の自走防止装置とを備える。
この自走防止装置は、施錠具と、受具とを備えており、これら施錠具と受具とを係合させるロック状態と、これら施錠具と受具とを係合させないアンロック状態とを、切り替え可能である。
このうちの施錠具は、前記網戸を構成する1対の縦框のうち、前記窓枠の幅方向に関して前記外障子を構成する戸先框と同じ側に設けられた一方の縦框に設けられている。
又、前記施錠具には、屋内側からの操作(例えば回転操作やスライド操作)が可能で、且つ、この操作に基づき可動(例えば回転や上下方向にスライド又は左右方向にスライド)する、少なくとも前記ロック状態で、その一部又は全部が前記一方の縦框よりも屋内側に位置する施錠片が設けられている。
前記受具は、前記外障子を構成する戸先框の屋外側部分に設けられている。
そして、前記施錠片を、前記受具(受片)との係合が可能になる前記ロック状態を実現する位置に可動させた状態で、前記外障子と前記網戸とが屋内外方向に重なる様に、この外障子を閉鎖位置に移動させる事で、前記受具を構成する受片を、前記施錠片に対し、前記外障子の閉鎖方向に関して後方側から、少なくとも前記窓枠の幅方向に係合させて、前記ロック状態を実現する。
又、本発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記施錠片と前記受片とを、前記窓枠の幅方向(見付方向)に関して係合させると共に、屋内外方向(見込方向)に関して係合させる。
又、本発明を実施する場合には、例えば、前記外障子と前記内障子とを、それぞれ1枚ずつ設け、これら両障子を、前記窓枠内に、この窓枠の幅方向にそれぞれ水平移動可能に建て込む事もできる。
又は、本発明を実施する場合に、前記外障子のみを、前記窓枠内に水平移動可能に建て込む事もできる。その際、内障子は移動不能に建て込む事もできるし、内障子に対応する部分を方立等により窓枠内に設ける事もできる。
又は、本発明を実施する場合に、前記外障子と前記内障子とのうち、何れか一方の障子を1枚設け、他方の障子を2枚設けた、3枚建ての構成を採用する事もできるし、両方の障子をそれぞれ2枚ずつ設けた、4枚建ての構成を採用する事もできる。
以上の様な構成を有する本発明の網戸自走防止装置付窓装置によれば、網戸の自走を防止する為の作業の作業性を良好にする事ができ、しかもロック忘れを生じにくくできる。
即ち、本発明の場合には、自走防止装置を構成する施錠具と受具とのうち、施錠具を、網戸を構成する1対の縦框のうち、窓枠の幅方向に関して外障子を構成する戸先框と同じ側に設けられた一方の縦框に設けると共に、受具を、この外障子の戸先框の屋外側部分に設けている。又、前記施錠具には、屋内側からの操作が可能で、且つ、この操作に基づき可動する、少なくともロック状態で前記一方の縦框よりも屋内側に位置する施錠片を設けている。
この為、前記外障子を開放(特に網戸が閉鎖位置に存在する場合は僅かに開放)するだけで、前記施錠具を室内から容易に操作する事ができる。又、この様な操作により、前記施錠片を、前記受具(受片)との係合が可能になるロック状態を実現するロック位置に移動させたならば、前記外障子を閉鎖位置に移動させるだけで、前記受具を構成する受片と前記施錠片とを前記窓枠の幅方向に係合させる事ができ、前記ロック状態を実現できる。
又、本発明の場合、前記施錠片をロック位置に移動させたままの状態でも、前記外障子を開放方向に移動させる事で、この外障子の開放範囲で前記網戸を開放方向に移動させる事が可能になる。この為、例えば清掃作業の為に、この網戸を開放する必要がある場合にも、前記施錠片を、前記受片との係合が不能になるアンロック位置に移動させなくても、前記網戸を開放する事ができる。そして、清掃作業終了後は、網戸の自走を防止する為の特別な操作を行わなくても、前記外障子をこの網戸と共に閉鎖位置に移動させるだけで、ロック状態を実現できる。
以上の様に、本発明によれば、網戸の自走を防止するのに要する作業を、全て室内から行う事が可能になる。又、前記網戸を、一時的に開放する必要がある場合にも、前記施錠片をロック位置から移動させずに行う事ができ、この施錠片の操作を不要にできる。
従って、本発明によれば、網戸の自走を防止する為の作業の作業性を良好にする事ができ、しかもロック忘れを生じにくくできる。
更に、本発明の場合には、前記自走防止装置を構成する施錠具及び受具を、建造物に固定された窓枠ではなく、この窓枠から取り外しが可能な外障子(戸先框)及び網戸(縦框)に取り付ける為、この取付作業を、居室から離れた場所で行う事ができる。従って、施工時に於ける居住者への負担軽減を図る事もできる。
又、前述した請求項2に記載した発明によれば、前記網戸が、前記窓枠の幅方向に自走する事を防止できるだけでなく、屋内外方向に脱落する事を有効に防止する事ができる。
本発明の実施の形態の1例に係る網戸自走防止装置付の窓装置を、建造物の屋外側から見た略正面図。 自走防止装置をアンロック状態に切り替えた状態で示す横断面図。 同じく図2のA部拡大図。 同じく縦断面方向を示す説明図。 自走防止装置をロック状態に切り替えた状態で示す、図2に相当する図。 同じく図3に相当する図。 同じく図4に相当する図。 自走防止装置を構成する網戸側施錠具を取り出し、施錠片をアンロック位置に移動した状態で示す、正面図(A)、平面図(B)、底面図(C)、右側面図(D)、左側面図(E)、背面図(F)。 自走防止装置を構成する網戸側施錠具を取り出し、施錠片をロック位置に移動した状態で示す、正面図(A)、平面図(B)、底面図(C)、右側面図(D)、左側面図(E)、背面図(F)。 網戸側施錠具を構成するケース部を取り出して示す、正面図(A)、平面図(B)、底面図(C)、右側面図(D)、左側面図(E)、背面図(F)。 網戸側施錠具を構成する施錠片を取り出して示す、正面図(A)、平面図(B)、底面図(C)、右側面図(D)、左側面図(E)、背面図(F)。 網戸側施錠具を構成する軸部を取り出して示す図。 障子側受具を取り出して示す、正面図(A)、平面図(B)、底面図(C)、右側面図(D)、左側面図(E)、背面図(F)。 自走防止装置の側面図を示しており、(A)はアンロック状態を、(B)はロック状態をそれぞれ示している。 本発明に関する参考例を示す模式図。 従来構造の網戸自走防止装置付の窓装置を屋外側から見た略正面図。 同じく一部を省略して示す斜視図。
[実施の形態の1例]
図1〜14は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の窓装置1aの場合には、窓枠16の内側に、1対のガラス障子である外障子17及び内障子18を、この窓枠16の幅方向(図1の左右方向)に引違い式に水平移動可能に建て込むと共に、この窓枠16のうちで前記外障子17及び内障子18が建て込まれた部分よりも屋外側部分に、網戸19を、前記窓枠16の幅方向に水平移動可能に建て込んでいる。
このうちの窓枠16は、上辺を構成する上枠20と、下辺を構成する下枠21と、左右の縦辺を構成する1対の縦枠22a、22bとにより、矩形枠状に構成している。又、前記外障子17は、上辺を構成する上框23aと、下辺を構成する下框24aと、それぞれが左右の縦辺を構成する縦框である、召し合わせ框25a及び戸先框26aとにより、ガラスパネル27aの四辺を囲んで成る。又、前記内障子18も同様に、上辺を構成する上框23bと、下辺を構成する下框24bと、それぞれが左右の縦辺を構成する縦框である、召し合わせ框25b及び戸先框26bとにより、ガラスパネル27bの四辺を囲んで成る。
前記網戸19は、矩形枠状の網戸枠28と、この網戸枠28に張付された網29とを有する。このうちの網戸枠28は、上辺を構成する上框30と、下辺を構成する下框31と、左右の縦辺を構成する縦框32a、32bとから成る。又、これら各框30、31、32a、32bは、それぞれアルミニウム合金の一体押し出し成形材製である。又、前記網29は、合成樹脂(熱可塑性樹脂)製又は金属製である。
又、前記網戸19は、前記上框30の上面に開口した上部案内溝33内に、前記上枠20の屋外側端部下面に形成された網戸用上部案内レール34を係合させると共に、前記下框31にその長さ方向に離隔して設置された1対の戸車35を、前記下枠21の屋外側端部上面に形成された網戸用下部案内レール36に係合させている。これにより、前記網戸19を、前記窓枠16に対し、この窓枠16の幅方向に水平移動可能に建て込んでいる。尚、前記網戸19の上下両框30、31の長さ方向両端部には、前記網戸用上下部案内レール34、36と係合する樹脂製の網戸上部振れ止め70及び網戸下部振れ止め71が設けられている。これにより、前記網戸19の水平移動をスムーズに行う事が可能になると共に、前記窓枠16の縦枠22aを構成する縦枠室外側壁部72に当接させる事で、前記網戸19の幅方向の位置決めを図っている。又、以下の説明で、前記網戸19に関して閉鎖位置とは、屋内外方向に関して前記外障子17と重なる位置(図1の右側、図2、5の左側)に移動した状態を言い、反対に開放位置とは、屋内外方向に関して前記内障子18と重なる位置(図1の左側、図2、5の右側)に移動した状態を言う。
特に本例の場合には、前記窓枠16に対し水平移動可能に建て込まれた網戸19と、この窓枠16に水平移動可能に建て込まれた外障子17との間部分に、この網戸19の自走を防止する為の自走防止装置37を設けている。そして、強風時に於いても、前記網戸19が、閉鎖位置から開放方向へと移動する事を防止(閉塞状態を確保)できる様にしている。
前記自走防止装置37は、網戸側施錠具38と障子側受具39とを備えている。そして、この自走防止装置37は、これら網戸側施錠具38と障子側受具39とが係合するロック状態と、これら網戸側施錠具38と障子側受具39とが非係合となるアンロック状態とを、切り替え可能に構成している。
前記網戸側施錠具38は、ケース部40と、このケース部40に対し回動可能に支持された回動施錠片41とを備えている。
このうちのケース部40は、ステンレス鋼板等の金属板を所定の形状に打ち抜き、折り曲げ形成したもので、図10に示した様に、全体を略コ字形状に構成している。前記ケース部40は、1対の側板部42a、42bと、これら両側板部42a、42bの幅方向片端部同士を連結した連結板部43とを備えている。そして、一方の側板部42aには、上下両端寄り部分に1対の予備取付孔44a、44aが形成されており、上下方向中間部に支持孔45aが形成されている。又、他方の側板部42bには、上下両端寄り部分に1対の予備取付孔44b、44bがバーリングタップ加工により形成されており、上下方向中間部に支持孔45bが形成されている。本例の場合、前記一方の側板部42aに形成された支持孔45aの直径を、前記他方の側板部42bに形成された支持孔45bの直径よりも小さくしている。又、前記連結板部43は、開口部46を挟んで上下方向に離隔して設けられた1対の連結片47a、47bから構成されている。これら両連結片47a、47bのうち、上側に設けられた連結片47aは、四角形状(正方形状)に構成されている。これに対し、下側に設けられた連結片47bは、幅方向中間部にその一端縁が前記開口部46に連続した上下方向に長い切り欠き48が形成されており、略コ字形状に構成されている。又、前記両連結片47a、47bには、ねじ孔である取付孔49a、49bがそれぞれ1個ずつ、バーリングタップ加工により形成されている。
前記回動施錠片41は、ステンレス鋼板等の金属板を所定の形状に打ち抜き、折り曲げ形成したもので、図11に示した様に、全体を略L字形状(鉤形状)に構成しており、前記網戸側施錠具38の取付状態で、屋内側(室内)からの操作が可能で、且つ、この操作に基づき回動するものである。又、前記回動施錠片41は、平板状の基半部50と、略コ字形状に折れ曲がった先半部51とを備えており、その先端部(先半部51の一部)に前記基半部50に対しほぼ直角方向に折れ曲がった係止板部52が設けられている。この係止板部52は、前記回動施錠片41の幅方向両側{図11の(A)、(F)の表裏方向、同図の(B)、(C)、(D)、(E)の左右方向}に向かう程前記基半部50から離れる方向に湾曲している。又、この基半部50には、後述する枢軸54を挿通する為の貫通孔53が形成されている。
上述の様な構成を有する前記回動施錠片41は、図12に示した様な枢軸54を利用して、前記ケース部40に回動(揺動)可能に支持されている。具体的には、前記回動施錠片41の基半部50に形成された貫通孔53内に、前記枢軸54の軸方向中間部を緩く挿通した状態で、この枢軸54の小径円柱状の先端部55を、前記一方の側板部42aに形成された支持孔45aに内嵌すると共に、前記枢軸54の部分円すい柱状の基端部56を、前記他方の側板部42bに形成された前記支持孔45bに内嵌している。又、前記枢軸54が前記ケース部40から抜け出る事を防止する為に、かしめ加工を施している。又、本例の場合、前記枢軸54の軸方向中間部の周囲で、前記回動施錠片41の基半部50の両側面と前記両側板部42a、42bの内側面との間部分に、それぞれ円輪状のワッシャ57、57を設けている。
従って、前記回動施錠片41は、前記枢軸54を中心とする回動を可能に、前記ケース部40内に支持されている。又、本例の場合、前記回動施錠片41の回動範囲を、図14の(A)に示したアンロック位置から、同図の(B)に示したロック位置の範囲に規制している。先ず、前記回動施錠片41が、アンロック位置から反時計回りに回動する事を防止する為に、この回動施錠片41又は前記ケース部40の一部に、図示しない回り止め部を設けている。これにより、前記回動施錠片41が、前記両側板部42a、42bと略平行に(取付状態で垂直方向に)配置されたアンロック位置から、前記開口部46から退避する方向である、反時計回りに回動する事を阻止している。又、前記回動施錠片41が、ロック位置から時計回りに回動する事を防止する為に、この回動施錠片41を構成する基半部50の幅方向片端部を前記切り欠き48の溝底部に係合させている。これにより、前記回動施錠片41が、前記両側板部42a、42bに対し略直角方向(取付状態で水平方向)に配置されたロック位置から、時計回りに回動する事を阻止している。従って、本例の場合には、前記回動施錠片41は、およそ90度回動する事が可能である。
本例の場合、上述の様な構成を有する前記網戸側施錠具38を、前記網戸19を構成する1対の縦框32a、32bのうち、前記窓枠16の幅方向に関して前記外障子17の戸先框26aと同じ側に設けられた一方(図1の右側、図2、5の左側)の縦框32aに、支持固定している。この為に、この一方の縦框32aを構成する屋内側壁58の上下方向中間部(中央部)に、網戸側開口部59を形成すると共に、この網戸側開口部59の上下両側部分に、1対の通孔60a、60bを形成している。この網戸側開口部59の上下方向寸法は、前記ケース部40に形成した開口部46と切り欠き48の上下方向寸法を合計した値と等しいか、これよりも僅かに大きく設定されている。又、前記両通孔60a、60bのピッチは、前記ケース部40を構成する連結板部43に形成した1対の取付孔49a、49bのピッチと等しい。本例の場合には、前記網戸側施錠具38を、前記一方の縦框32aの上下方向中間部の内側に配置した状態で、前記両通孔60a、60bを挿通した取付ねじ(平ねじ)61a、61bを、前記各取付孔49a、49bに螺合し更に締め付けている。これにより、前記網戸側施錠具38を、前記一方の縦框32aに対しねじ止め固定している。
以上の様な構成を有する本例の場合、前記一方の縦框32aの屋内側壁58に形成された網戸側開口部59を通じて、室内側から手指を挿入する事で、前記回動施錠片41を回動操作させる事が可能である。尚、図示は省略するが、操作部を網戸側施錠具38の上下方向に隣接して設け、操作部の操作(例えば上下スライド)と前記回動施錠片41の回動を連動させても良い。そして、この回動施錠片41を、前記アンロック位置からロック位置まで回動させる事で、この回動施錠片41を構成する先半部51を、前記屋内側壁58よりも屋内側に突出させる事ができる。
尚、本例では、前記網戸側施錠具38を、前記ケース部40を構成する連結板部43に設けた1対の取付孔49a、49bを利用して、前記一方の縦框32aにねじ止め固定しているが、例えば、前記網戸側施錠具38は、前記ケース部40を構成する各側板部42a、42bに形成した予備取付孔44a、44bを利用してねじ止め固定する事もできる。本例の様に、前記連結板部43の取付孔49a、49bを利用して固定する場合には、前記各予備取付孔44a、44bは省略しても良い。
これに対し、前記障子側受具39は、ステンレス鋼板等の金属板を所定の形状に打ち抜き、折り曲げ形成したもので、図13に示した様に、矩形平板状の取付座部62と、この取付座部62の一端部(取付状態で屋外側端部)からほぼ直角に折り曲げられた受片63とから成る。又、前記取付座部62には、長さ方向(取付状態で上下方向)に離隔した1対の取付孔64a、64bが形成されている。又、前記受片63は、前記取付座部62の一端部に連続する状態で設けられた受片本体部65と、この受片本体部65の長さ方向両端部(取付状態で上下両端部)から前記取付座部62に近づく方向にほぼ直角に折れ曲がった1対のガイド部66a、66bとを備えている。又、これら両ガイド部66a、66bの内側面同士の間隔は、前記回動施錠片41を構成する先半部51(係止板部52)の幅寸法よりも少しだけ大きく設定されている。
本例の場合、上述の様な構成を有する前記障子側受具39を、前記外障子17を構成する戸先框26aのうち、上下方向中間部(中央部)の屋外側部分に固定している。この為に、この戸先框26aの屋外側壁を構成する見込壁67に、1対のねじ孔68を形成している。これら両ねじ孔68のピッチは、前記障子側受具39に設けられた1対の取付孔64a、64bのピッチと等しい。本例の場合には、前記障子側受具39を前記戸先框26aの屋外側部分に、前記受片63を屋外側に向けて配置した状態で、前記両取付孔64a、64bを挿通した取付ねじ(平ねじ)69a、69bを、前記両ねじ孔68に螺合し更に締め付けている。これにより、前記障子側受具39を、前記外障子17を構成する戸先框26aの見込壁67にねじ止め固定している。又、本例の場合、前記網戸側施錠具38の上下方向に関する取付位置及び前記回動施錠片41の屋内側壁58からの突出量等を考慮して、前記障子側受具39の固定位置を決定している。尚、図示は省略するが、取付座部62に形成する1対の取付孔を長孔として、障子側受具の上下方向に関する設置位置を微調整できる様にしても良い。又、同様に図示は省略するが、前記障子側受具39を、樹脂製カバーにより覆う事も可能である。
以上の様な構成を有する本例の窓装置1aの場合、前記自走防止装置37を、アンロック状態とロック状態との間で切り替える作業は、次の様にして行う。
始めに、アンロック状態からロック状態に切り替える作業に就いて説明する。
先ず、前記外障子17を、図2に示した様な閉鎖位置から開放方向に移動させると共に、前記網戸19を閉鎖位置に移動させる。尚、この網戸19が、閉鎖位置にもともと存在している場合には、この様な網戸19の移動作業は不要であり、前記外障子17を閉鎖位置から僅かに開放すれば足りる。
次いで、前記窓枠16の縦枠22aと前記外障子17の戸先框26aとの開口部(隙間)を通じて、前記網戸側施錠具38を構成する回動施錠片41を手指で操作する。そして、この回動施錠片41を、前記ケース部40内に垂直方向に配置されたアンロック位置から、前記枢軸54を回転中心として、屋内側(手前側)且つ下方に向けて回動させる。これにより、前記回動施錠片41を構成する先半部51の前記屋内側壁58からの突出量を大きくして、最終的に、前記回動施錠片41の基半部50を前記切り欠き48の溝底部に係合させる。これにより、この回動施錠片41をロック位置に移動させる。
その後、前記外障子17を、この外障子17と前記網戸19とが屋内外方向に重なる様に、閉鎖位置に移動させる。つまり、この外障子17を構成する戸先框26aと、前記窓枠16を構成する縦枠22aとを突き合わせる。
これにより、前記外障子17の戸先框26aに固定した前記障子側受具39のうちの受片63を、前記回動施錠片41のうちの先半部51に対し、前記外障子17の閉鎖方向に関して後方側(図5、6の右側)から、前記窓枠16の幅方向に関して係合させて、前記ロック状態を実現する。より具体的には、この窓枠16の幅方向に対向する、前記受片63(受片本体部65及びガイド部66a、66b)の幅方向片端縁と、前記回動施錠片41の先半部51(係止板部52以外の部分)の幅方向側面とを係合させると共に、屋内外方向に対向する、前記受片本体部65の屋内側側面と前記係止板部52の屋外側側面とを係合させる。この結果、本例の場合には、強風時にも、前記網戸19が水平方向に自走する(閉鎖位置から開放方向に移動する)事を防止できると共に、この網戸19が屋外側に向けて脱落する事も有効に防止できる。尚、図示は省略するが、網戸19が強風を受けて脱落する場合、網戸19の上下方向中間部が屋外側に向かって移動(湾曲)するので、前記係止板部52も屋外側{図14の(B)の左側}に向かって移動する。よって、この係止板部52の上下各端部と前記ガイド部66a、66bとを上下方向に係合させる事で、前記網戸19をより強固に係合させる事もできる。
これに対し、前記自走防止装置37を、上述の様なロック状態からアンロック状態に切り替えるには、次の様な作業を行う。
先ず、前記外障子17を、閉鎖位置から開放方向に移動させる。
本例の場合、この外障子17を閉鎖位置から開放方向に移動させると、前記回動施錠片41はロック位置から回転していないにも拘らず、前記受片63がこの回動施錠片41から前記窓枠16の幅方向に関して中央側に向けて離れる為、これら受片63と回動施錠片41との係合は実質的に解除され、アンロック状態となる。但し、この状態では、前記網戸19は、開放方向に自由に移動する事が可能になるわけではなく、前記外障子17の閉鎖位置からの移動量(開放範囲)に応じて、開放方向に移動する事が可能になるだけである。この為、完全なアンロック状態ではなく、不完全なアンロック状態(半ロック状態)である。従って、前記外障子17を開放位置に移動させているか否かに関係なく、前記網戸19の移動を可能にする、完全なアンロック状態を実現する為には、次述する作業を併せて行う必要がある。
即ち、前記窓枠16の縦枠22aと前記外障子17の戸先框26aとの開口部を通じて、前記網戸側施錠具38を構成する回動施錠片41を手指で操作する。そして、この回動施錠片41を、水平方向に配置されたロック位置から、前記枢軸54を回転中心として、屋外側且つ上方に向けて回動させる。これにより、前記回動施錠片41を、アンロック位置に移動させる。そして、前記回動施錠片41の先半部51の前記屋内側壁58からの突出量をゼロにする。
これにより、前記障子側受具39のうちの受片63と、前記回動施錠片41のうちの先半部51とを、前記窓枠16の幅方向に関して非係合にすると共に、屋内外方向に関しても非係合にして、完全なアンロック状態を実現する。この結果、前記外障子17を閉鎖位置から移動させなくても、前記網戸19を開閉方向に自由に移動させる事が可能になる。
以上の様な構成を有する本例の窓装置1aによれば、前記網戸19の自走を防止する為の作業の作業性を良好にする事ができ、しかもロック忘れを生じにくくできる。
即ち、本例の場合には、前述した様に、前記外障子17を開放(特に網戸19が閉鎖位置に存在する場合は僅かに開放)するだけで、前記網戸側施錠具38を構成する回動施錠片41を、室内から容易に回動操作する事ができる。又、この様な回動操作により、前記回動施錠片41を、前記受片63との係合が可能になるロック位置に移動させたならば、前記外障子17を閉鎖位置に移動させるだけで、前記受片63と前記回動施錠片41とを前記窓枠16の幅方向に係合させて、前記ロック状態を実現できる。
又、本例の場合には、前記回動施錠片41をロック位置に移動させたままの状態でも、前記外障子17を開放方向に移動させる事で、この外障子17の開放範囲で前記網戸19を開放方向に移動させる事が可能になる(半ロック状態を実現できる)。この為、例えば清掃作業の為に、前記網戸19を開放する必要がある場合にも、前記回動施錠片41を、前記受片63との係合を不能にするアンロック位置に移動させなくても、前記網戸19をある程度は開放する事ができる。そして、清掃作業終了後は、この網戸19の自走を防止する為の特別な操作を行わなくても、前記外障子17をこの網戸19と共に閉鎖位置に移動させるだけで、完全なロック状態を実現できる。
以上の様に、本例の窓装置1aによれば、前記網戸19の自走を防止するのに要する作業(網戸側施錠具38の操作及び外障子17の開閉作業)を、全て室内から行う事が可能になる。又、前記網戸19を、一時的に開放する必要がある場合にも、前記回動施錠片41をロック位置から移動させずに行う事ができ、この回動施錠片41の操作を不要にできる。従って、本例の場合には、前記網戸19の自走を防止する為の作業の作業性を良好にする事ができ、しかもロック忘れを生じにくくできる。
更に、本例の場合には、前記自走防止装置37を構成する網戸側施錠具38及び障子側受具39を、建造物に固定された前記窓枠16ではなく、この窓枠16から取り外しが可能な前記外障子17(戸先框26a)及び前記網戸19(縦框32a)に対し取り付ける為、この取付作業を、居室から離れた場所で行う事ができる。従って、施工時に於ける居住者への負担軽減を図る事もできる。
[本発明に関連する参考例]
図15は、本発明に関連する参考例を示している。本参考例の場合にも、上述した実施の形態の場合と同様に、窓枠16内に、外障子17a及び内障子18aを1枚ずつ建て込んでいるが、本参考例の場合には、このうちの外障子17aを移動不能に建て込んでいる(FIX構造としている)。この様な構成を有する本参考例の場合、網戸19の自走を防止する為の自走防止装置37aを、前記実施の形態の場合と同様に、前記外障子17aを構成する戸先框26aと前記網戸19を構成する縦框32aとの間部分に設けると、この外障子17aが移動不能である事に基づき、前記自走防止装置37aを操作する事ができなくなる。この為、本参考例の場合には、この自走防止装置37aを、前記外障子17aを構成する召し合わせ框25aと、前記網戸19を構成する1対の縦框32a、32bのうち、前記窓枠16の幅方向に関して前記召し合わせ框25aと同じ側の縦框32bとの間部分に設けている。そして、この様な位置に設けられた自走防止装置37aを、前記内障子18aを閉鎖位置から開放方向に移動させる事で、操作できる様にしている。尚、図示は省略するが、本参考例を移動可能な外障子17に採用して、外障子17を構成する戸先框26aと同じ側の網戸19を構成する縦框32aに設けられた自走防止装置37に加えて、前記縦框32bに自走防止装置37aを設ける事もできる。
前述した実施の形態では、窓枠に建て込んだ外障子と内障子との両方の障子を、この窓枠の幅方向に水平移動可能に建て込んだ場合に就いて説明したが、本発明を実施する場合には、このうちの外障子のみを移動可能に建て込み、内障子に就いては、移動不能に建て込む事もできる。又、本発明は、障子が2枚建ての引違い窓に限らず、3枚建てや4枚建ての窓に適用する事もできる。
又、本発明を実施する場合、施錠具を構成する施錠片の構成に就いては、実施の形態で説明した様な、回動する構造に限定されず、上下方向や左右方向(窓枠の幅方向)にスライドする構造等を採用する事もできる。
1、1a 窓装置
2 窓枠
3 外障子
4 内障子
5 網戸
6 自走防止装置
7 施錠具
8 受具
9a、9b 縦框
10a、10b 縦枠
11 操作部
12 施錠片
13 取付座部
14 受片
15 取付孔
16 窓枠
17 外障子
18 内障子
19 網戸
20 上枠
21 下枠
22a、22b 縦枠
23a、23b 上框
24a、24b 下框
25a、25b 召し合わせ框
26a、26b 戸先框
27a、27b ガラスパネル
28 網戸枠
29 網
30 上框
31 下框
32a、32b 縦框
33 上部案内溝
34 網戸用上部案内レール
35 戸車
36 網戸用下部案内レール
37、37a 自走防止装置
38 網戸側施錠具
39 障子側受具
40 ケース部
41 回動施錠片
42a、42b 側板部
43 連結板部
44a、44b 予備取付孔
45a、45b 支持孔
46 開口部
47a、47b 連結片
48 切り欠き
49a、49b 取付孔
50 基半部
51 先半部
52 係止板部
53 貫通孔
54 枢軸
55 先端部
56 基端部
57 ワッシャ
58 屋内側壁
59 網戸側開口部
60a、60b 通孔
61a、61b 取付ねじ
62 取付座部
63 受片
64a、64b 取付孔
65 受片本体部
66a、66b ガイド部
67 見込壁
68 ねじ孔
69a、69b 取付ねじ
70 網戸上部振れ止め
71 網戸下部振れ止め
72 縦枠室外側壁部

Claims (2)

  1. 窓枠と、この窓枠内に、この窓枠の幅方向に水平移動可能に建て込まれた外障子と、この窓枠のうちでこの外障子が建て込まれた部分よりも屋外側部分に、この窓枠の幅方向に水平移動可能に建て込まれた網戸と、この網戸の自走を防止する為の自走防止装置とを備えた網戸自走防止装置付窓装置であって、
    このうちの自走防止装置は、施錠具と、受具とを備えており、これら施錠具と受具とが係合するロック状態と、これら施錠具と受具とが非係合となるアンロック状態とを、切り替え可能であり、
    このうちの施錠具は、前記網戸を構成する1対の縦框のうち、前記窓枠の幅方向に関して前記外障子を構成する戸先框と同じ側に設けられた一方の縦框に設けられており、前記施錠具には、屋内側からの操作が可能で且つこの操作に基づき可動し、少なくとも前記ロック状態で、その一部又は全部が前記一方の縦框よりも屋内側に位置する施錠片が設けられており、
    前記受具は、前記外障子を構成する戸先框の屋外側部分に設けられており、
    前記施錠片を前記ロック状態を実現する位置に可動させた状態で、前記外障子と前記網戸とが屋内外方向に重なる様にこの外障子を閉鎖位置に移動させる事で、前記受具を構成する受片を前記施錠片に対し、少なくとも前記窓枠の幅方向に関して係合させて、前記ロック状態を実現する事を特徴とする網戸自走防止装置付窓装置。
  2. 前記施錠片と前記受片とが、前記窓枠の幅方向に関して係合すると共に、屋内外方向に関して係合する、請求項1に記載した網戸自走防止装置付窓装置。
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