JP2016174623A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋体に着脱自在に装着された部品が取り外された状態でも、危険がないように蓋体を安全に開くことができる炊飯器を提供する。
【解決手段】ヒンジバネは、互いに逆方向に巻回された第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22により構成され、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22のうち第1ヒンジバネ21の第1バネ端部21aを上方から係止して水平状態にするバネ係止部23が設けられ、ヒンジバネ可変機構部30は、第2ヒンジバネ22の第2バネ端部22aを上方から係止して第2バネ端部22aを水平状態とし、蓋体2に着脱自在に装着された内蓋7が装着されていないときには、軸33を支点として第2ヒンジバネ22の第2バネ端部22aの係止位置を上方に移動させる第2バネ係止可変部31を備えている。
【選択図】図7
【解決手段】ヒンジバネは、互いに逆方向に巻回された第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22により構成され、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22のうち第1ヒンジバネ21の第1バネ端部21aを上方から係止して水平状態にするバネ係止部23が設けられ、ヒンジバネ可変機構部30は、第2ヒンジバネ22の第2バネ端部22aを上方から係止して第2バネ端部22aを水平状態とし、蓋体2に着脱自在に装着された内蓋7が装着されていないときには、軸33を支点として第2ヒンジバネ22の第2バネ端部22aの係止位置を上方に移動させる第2バネ係止可変部31を備えている。
【選択図】図7
Description
本発明は、本体にヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋体を有する炊飯器に関するものである。
従来の炊飯器は、本体に蓋体が開閉自在に取り付けられて構成される。蓋体を開閉自在に取り付けるために、特に蓋体を開く動作を、バネによる付勢力でゆっくりと、あるいは自動的に開くように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、蓋体に付勢するバネの反発力は、蓋体の重量により設定されている。このため、蓋体に着脱自在に装着された付属の部品が取り外されたときには、蓋体の重量が軽くなり、バネの付勢力と蓋体の重量バランスが崩れて、蓋体が勢いよく開いてしまう。このような事態が起こった場合には、本体が浮き上がってしまったり、本体が転倒する恐れがあった。
本発明は前記のような課題を解決するためになされたもので、蓋体に着脱自在に装着された部品が取り外された状態でも、蓋体を安全に開くことができる炊飯器を提供することを目的とする。
本発明に係る炊飯器は、内釜が取り外し自在に収容され、内釜を加熱する加熱手段を有する本体と、本体にヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋体とを有する炊飯器において、ヒンジ部は、コイル形状のヒンジバネを有し、ヒンジバネのバネ端部を上方から係止して当該バネ端部を水平状態とし、蓋体に着脱自在に装着される部品が装着されていないときに、バネ端部の係止位置を上方に移動させて、ヒンジバネの付勢力を、バネ端部を水平な状態で係止しているときよりも小さくするヒンジバネ可変機構部を備えたものである。
本発明によれば、ヒンジバネのバネ端部を上方から係止してそのバネ端部を水平状態とし、蓋体に着脱自在に装着される部品、例えば内蓋が装着されていないときに、バネ端部の係止位置を上方に移動させて、ヒンジバネの付勢力を、バネ端部を水平な状態で係止しているときよりも小さくするようにしている。この状態で蓋体を開けた場合、本体を浮き上がらせたり、転倒させることがない程度の速さで開くので、本体や蓋体が破損するようなことがなくなり、安全性の高い炊飯器を提供できる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観を示す斜視図、図2は図1の炊飯器において蓋体を開放した状態を示す斜視図、図3は図2の蓋体から内蓋及びカートリッジを取り外した状態を示す斜視図、図4は図1の内釜を内蓋で覆った状態を示す斜視図、図5は図4の内釜及び内蓋の縦断面図である。
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観を示す斜視図、図2は図1の炊飯器において蓋体を開放した状態を示す斜視図、図3は図2の蓋体から内蓋及びカートリッジを取り外した状態を示す斜視図、図4は図1の内釜を内蓋で覆った状態を示す斜視図、図5は図4の内釜及び内蓋の縦断面図である。
実施の形態1における炊飯器100は、図1及び図2に示すように、箱形状に形成された本体1と、本体1の上部にヒンジ部20を介して開閉自在に取り付けられた蓋体2と、本体1の正面に取り外し自在に設けられた蒸気回収部3とを備えている。本体1には、図示していないが、底部側に加熱手段である加熱コイルが配設されている。蓋体2の手前側の上部には、炊飯に必要な複数のスイッチ4が配置されている。
なお、蓋体2の上部には、図示していないが、表示窓が設けられている。この表示窓は、蓋体2の内部に装着された液晶表示部の画面上に配置されている。前述のスイッチ4には、例えば、外部被膜を押したときに、その箇所の電極が接触してONするタッチスイッチが用いられている。また、蓋体2の正面には、蓋係止ボタン5が設けられている。この蓋係止ボタン5を奥へ押した際に、蓋体2は、ヒンジ部20の付勢力によって、本体1の上部を開放する。
本体1には、図2に示すように、内釜6が取り外し自在に収容されている。この内釜6は、有底筒状に形成され、開口部の周縁部に外側に折り曲げられたフランジ部6aが設けられている。蓋体2には、図2及び図3に示すように、下部2aに取り外し自在に嵌め込まれた内蓋7と、蓋体2の下部2aに凹んで形成された収容部9に取り外し自在に収容されたカートリッジ8とを備えている。
このカートリッジ8は、炊飯時に発生する内釜6内の蒸気を導き入れる蒸気導入口8aと、その蒸気を蒸気回収部3に案内する蒸気導出口8bとを備えている。蒸気導入口8aは、内蓋7に設けられた蒸気排出口7aに嵌め込まれ、蒸気導出口8bは、蓋体2が閉じられたときに蒸気回収部3の蒸気流入口10に密閉状態で接合する。
内蓋7は、図4及び図5に示すように、板金で成形された蓋部7bと、蓋部7bの周縁部に設けられた合成樹脂製の枠部7cとで構成されている。蓋部7bは、周縁部を除く内側の部分が内釜6側に凹んでいる。また、蓋部7bは、周縁部のうちヒンジ部20側に位置する部分に挿入穴7eが設けられている。つまり、内蓋7を蓋体2に装着した際に、その挿入穴7eがヒンジ部20側に位置する。
枠部7cは、リング形状に形成され、蓋部7bの周縁部にネジ11によって固定されている。また、枠部7cは、内周面側にシリコンゴム製のパッキン12が取り付けられている。この枠部7cには、前述の挿入穴7eを貫通する突起部7dが設けられている。この突起部7dは、内釜6の開口を内蓋7で覆った際に、内釜6のフランジ部6a上に位置するように設けられている。
突起部7dを内釜6のフランジ部6a上に配置することで、突起部7dから内釜方向に力が加わっても、下側で内釜6のフランジ部6aが受けているので、突起部7dが変形し難く、突起部7dの高さの変化を小さく抑えることができる。このため、後述するヒンジバネを所定の付勢力で反発させることができる。
次に、ヒンジ部20及びヒンジバネ可変機構部30の構成について、図6を用いて説明する。図6は図1の蓋体の内部を示す斜視図、図7は図6の蓋体のヒンジ部分を拡大して示す斜視図である。
ヒンジ部20は、一体に成形されたコイル形状の第1ヒンジバネ21(一方のヒンジバネ)及び第2ヒンジバネ22(他方のヒンジバネ)と、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22に形成された穴(図示せず)に嵌入されたヒンジ軸(図示せず)とで構成されている。第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22の付勢力は、例えば蓋体2と内蓋7及びカートリッジ8の合計重量に対して設定されている。つまり、蓋体2に内蓋7及びカートリッジ8が装着されていた場合には、その付勢力は蓋体2がゆっくりと開くように設定されている。また、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22の付勢力は、蓋体2に内蓋7(部品)が装着されていない場合、蓋体2の重量が軽くなるので、蓋体2に内蓋7が装着されているときと比べ強くなり、蓋体2を勢いよく開ける。前述の第2ヒンジバネ22は、第1ヒンジバネ21よりもバネ定数が小さくなっている。なお、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22が一体に形成された例を示したが、それぞれ別体で形成してもよい。
ヒンジ部20は、一体に成形されたコイル形状の第1ヒンジバネ21(一方のヒンジバネ)及び第2ヒンジバネ22(他方のヒンジバネ)と、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22に形成された穴(図示せず)に嵌入されたヒンジ軸(図示せず)とで構成されている。第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22の付勢力は、例えば蓋体2と内蓋7及びカートリッジ8の合計重量に対して設定されている。つまり、蓋体2に内蓋7及びカートリッジ8が装着されていた場合には、その付勢力は蓋体2がゆっくりと開くように設定されている。また、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22の付勢力は、蓋体2に内蓋7(部品)が装着されていない場合、蓋体2の重量が軽くなるので、蓋体2に内蓋7が装着されているときと比べ強くなり、蓋体2を勢いよく開ける。前述の第2ヒンジバネ22は、第1ヒンジバネ21よりもバネ定数が小さくなっている。なお、第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22が一体に形成された例を示したが、それぞれ別体で形成してもよい。
第1ヒンジバネ21及び第2ヒンジバネ22は、互いに逆方向に巻回されており、そのうちの第1ヒンジバネ21の第1バネ端部21aは、第1ヒンジバネ21の付勢力でバネ係止部23に係止されている。また、第2ヒンジバネ22の第2バネ端部22aは、後述する第2バネ係止可変部31により係止されている。前述のヒンジ軸の両端は、蓋体2に回動自在に支持されている。
ヒンジバネ可変機構部30は、蓋体2を正面から見て、中心部より右端の下部に溝部31aが形成された第2バネ係止可変部31と、第2バネ係止可変部31の中心部よりも右側に位置するように配置され、前後に互いに対向する一対の支持部32a、32bと、軸33と、蓋体2の下部2aに設けられた貫通穴34から突出する突起部7dとで構成されている。
第2バネ係止可変部31は、一対の支持部32a、32bの間に設置され、軸33により上下方向に回動自在に支持されている。この第2バネ係止可変部31は、蓋体2に内蓋7が装着されている場合は、突起部7dにより水平状態が維持される。この時、第2バネ端部22aが第2ヒンジバネ22の付勢力により溝部31a内に入って係止される。
前記のように構成された炊飯器100のヒンジバネ可変機構部30の作用について、図8を用いて説明する。図8は図7において蓋体に内蓋が装着されていないときの状態を示す斜視図である。
図7に示すように、蓋体2に内蓋7が装着されている場合、内蓋7に設けられた突起部7dは、蓋体2の下部2aに設けられた貫通穴34から突出して、第2バネ係止可変部31の溝部31aと反対側の一端部を下から支持する。この場合、第2バネ係止可変部31は、軸33を支点として、突起部7dにより押し上げられ、蓋体2の下部2aに対して水平となる。この時、第2バネ係止可変部31の溝部31aによって、第2バネ端部22aが係止される。
図7に示すように、蓋体2に内蓋7が装着されている場合、内蓋7に設けられた突起部7dは、蓋体2の下部2aに設けられた貫通穴34から突出して、第2バネ係止可変部31の溝部31aと反対側の一端部を下から支持する。この場合、第2バネ係止可変部31は、軸33を支点として、突起部7dにより押し上げられ、蓋体2の下部2aに対して水平となる。この時、第2バネ係止可変部31の溝部31aによって、第2バネ端部22aが係止される。
蓋体2に内蓋7が装着されていない場合は、図8に示すように、内蓋7の突起部7dが貫通穴34から突出しないので、第2バネ係止可変部31は、軸33を支点として、突起部7d側の一端部が下方に下がり、一方、溝部31a側の他端部が上方に上がる。この場合、第2バネ端部22aが第2ヒンジバネ22の付勢力により上方へ上がって、溝部31a内で係止される。この時、第2ヒンジバネ22の付勢力は、第2バネ係止可変部31が水平状態のときと比べ、弱くなっている。
つまり、蓋体2に内蓋7が装着されていない状態で、蓋体2を開けた場合には、第2ヒンジバネ22の付勢力が弱くなっているので、蓋体2の開く速さは、本体1を浮き上がらせたり、転倒させることのない程度の速さで開く。
以上のように実施の形態1によれば、蓋体2に内蓋7が装着されていない場合、第2バネ係止可変部31の溝部31a側の他端部が軸33を支点として斜め上方に移動し、これに伴い第2ヒンジバネ22の第2バネ端部22aが上方に移動して、第2ヒンジバネ22の付勢力を第2バネ係止可変部31が水平状態と比べ弱くなる。この状態で蓋体2を開けた場合、本体1を浮き上がらせたり、転倒させることがない程度の速さで開くので、本体1や蓋体2が破損するようなことがなくなり、安全性の高い炊飯器100を提供できる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2に係る炊飯器のヒンジ部分を示す縦断面図、図10は図9の炊飯器において内蓋がない状態を示す縦断面図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
図9は本発明の実施の形態2に係る炊飯器のヒンジ部分を示す縦断面図、図10は図9の炊飯器において内蓋がない状態を示す縦断面図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
ヒンジバネ40は、例えば1本のコイルバネにより形成されている。ヒンジ軸42は、前述したように、両端が蓋体2に回動自在に支持されている。ヒンジバネ40のバネ端部41は、カム51により係止されている。このカム51は、カム軸52が設けられており、そのカム軸52を中心として矢印方向に回動する。カム軸52は、図示せぬギアーを介してモーターと接続されている。
内蓋7の周辺部の上方に例えばリミットスイッチ50(内蓋検知手段)が配置されている。このリミットスイッチ50は、蓋体2に内蓋7が装着された際にオンし、内蓋検知信号を炊飯器100の制御部(図示せず)に入力する。この制御部は、内蓋検知信号が入力されたときには、モーターを駆動することなく、ヒンジバネ40のバネ端部41をカム51によって水平状態で係止させる。
また、制御部は、内蓋検知信号が入力されなかったとき、即ち、リミットスイッチ50がオフ状態のときには、カム51がカム軸52を中心として略90度回転するまで、前述のモーターを駆動する。この時、ヒンジバネ40のバネ端部41は、カム51の回転に伴って上方へ移動し、水平状態から斜めになる(図10参照)。
バネ端部41が斜めになることで、ヒンジバネ40の付勢力は、バネ端部41が水平のときと比べ、上方へ移動した分弱くなる。つまり、蓋体2に内蓋7が装着されていない状態で、蓋体2を開けた場合には、ヒンジバネ40の付勢力が弱くなっているので、蓋体2の開く速さは、本体1を浮き上がらせたり、転倒させることのない程度の速さで開く。
以上のように実施の形態2によれば、蓋体2に内蓋7が装着されていない場合、カムが図9に示す状態から図10のように変化するので、これに伴いヒンジバネ40のバネ端部41が斜め上方に移動する。この状態で蓋体2を開けた場合、本体1を浮き上がらせたり、転倒させることがない程度の速さで開くので、本体1や蓋体2が破損するようなことがなくなり、安全性の高い炊飯器100を提供できる。
実施の形態3.
図11は本発明の実施の形態3に係る炊飯器において蓋体の内部のヒンジ部分を示す斜視図、図12は図1の蓋体を背面側から見て示す斜視図である。なお、実施の形態1と同じあるいは相当部分には同じ符号を付している。
図11は本発明の実施の形態3に係る炊飯器において蓋体の内部のヒンジ部分を示す斜視図、図12は図1の蓋体を背面側から見て示す斜視図である。なお、実施の形態1と同じあるいは相当部分には同じ符号を付している。
実施の形態3におけるヒンジバネ可変機構部60は、炊飯器100を上方から見て、Tの字状に形成されたバネ係止可変部61と、バネ係止可変部61の左右方向に互いに対向する一対の支持部32a、32bと、軸33と、蓋体2の下部2aに設けられた貫通穴34から突出する突起部7dとで構成されている。
バネ係止可変部61は、左右に延びる第1バネ係止部61a及び第2バネ係止部61bを有している。バネ係止可変部61は、一対の支持部32a、32bの間に設置され、軸33により上下方向に回動自在にその支持部32a、32bに支持されている。バネ係止可変部61に対する軸33の位置は、手前側寄りである。
このバネ係止可変部61は、蓋体2に内蓋7が装着されている場合、突起部7dにより後部が押し上げられて水平状態となっている。この時、第1バネ端部21aが第1バネ係止部61aの第1溝部61c内に入って係止され、第2バネ端部22aが第2バネ係止部61bの第2溝部61d内に入って係止される。
前記のように構成された炊飯器100のヒンジバネ可変機構部60の作用について説明する。
図11及び図12に示すように、蓋体2に内蓋7が装着されている場合、内蓋7に設けられた突起部7dは、蓋体2の下部2aに設けられた貫通穴34から突出して、バネ係止可変部61の後部を下から支持する。この場合、バネ係止可変部61は、軸33を支点として、突起部7dにより押し上げられ、蓋体2の下部2aに対して水平となる。この時、第1バネ係止部61aの第1溝部61cによって、第1バネ端部21aが係止され、第2バネ係止部61bの第2溝部61dによって、第2バネ端部22aが係止される。
図11及び図12に示すように、蓋体2に内蓋7が装着されている場合、内蓋7に設けられた突起部7dは、蓋体2の下部2aに設けられた貫通穴34から突出して、バネ係止可変部61の後部を下から支持する。この場合、バネ係止可変部61は、軸33を支点として、突起部7dにより押し上げられ、蓋体2の下部2aに対して水平となる。この時、第1バネ係止部61aの第1溝部61cによって、第1バネ端部21aが係止され、第2バネ係止部61bの第2溝部61dによって、第2バネ端部22aが係止される。
蓋体2に内蓋7が装着されていない場合は、内蓋7の突起部7dが貫通穴34から突出しないので、バネ係止可変部61は、軸33を支点として、後部が下方へ下がると共に、第1バネ係止部61a及び第2バネ係止部61bが上方へ上がる。この時、第1バネ端部21a及び第2バネ端部22aがそれぞれ第1ヒンジバネ21と第2ヒンジバネ22の付勢力により上方へ上がって、第1溝部61c及び第2溝部61d内で係止される。この場合、第1ヒンジバネ21と第2ヒンジバネ22の付勢力は、バネ係止可変部61が水平状態のときと比べ、弱くなっている。
つまり、蓋体2に内蓋7が装着されていない状態で、蓋体2を開けた場合には、第1ヒンジバネ21と第2ヒンジバネ22の付勢力が弱くなっているので、蓋体2の開く速さは、本体1を浮き上がらせたり、転倒させることのない程度の速さで開く。
以上のように実施の形態3によれば、蓋体2に内蓋7が装着されていない場合、バネ係止可変部61は、軸33を支点として、後部が下方へ下がると共に、前部の第1バネ係止部61a及び第2バネ係止部61bが上方へ上がって、第1バネ端部21a及びが第2バネ端部22aをそれぞれ第1溝部61c及び第2溝部61d内で係止される。この状態で蓋体2を開けた場合、本体1を浮き上がらせたり、転倒させることがない程度の速さで開くので、本体1や蓋体2が破損するようなことがなくなり、安全性の高い炊飯器100を提供できる。
なお、前記の実施の形態1から実施の形態3において、内釜6で発生する蒸気を回収する蒸気回収式の炊飯器100を例にとり説明したが、蒸気回収の構成がなく、蓋体2に内蓋7等の部品が着脱自在に装着される通常の炊飯器についても適用できることはいうまでもない。
1 本体、2 蓋体、2a 下部、3 蒸気回収部、4 スイッチ、5 蓋係止ボタン、6 内釜、6a フランジ部、7 内蓋、7a 蒸気排出口、7b 蓋部、7c 枠部、7d 突起部、7e 挿入穴、8 カートリッジ、8a 蒸気導入口、8b 蒸気導出口、9 収容部、10 蒸気流入口、11 ネジ、12 パッキン、20 ヒンジ部、21 第1ヒンジバネ、21a 第1バネ端部、22 第2ヒンジバネ、22a 第2バネ端部、23 バネ係止部、30 ヒンジバネ可変機構部、31 第2バネ係止可変部、31a 溝部、32a、32b 支持部、33 軸、34 貫通穴、40 ヒンジバネ、41 バネ端部、42 ヒンジ軸、50 リミットスイッチ、51 カム、52 カム軸、60 ヒンジバネ可変機構部、61 バネ係止可変部、61a 第1バネ係止部、61b 第2バネ係止部、61c 第1溝部、61d 第2溝部、100 炊飯器。
Claims (9)
- 内釜が取り外し自在に収容され、前記内釜を加熱する加熱手段を有する本体と、前記本体にヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋体とを有する炊飯器において、
前記ヒンジ部は、コイル形状のヒンジバネを有し、
前記ヒンジバネのバネ端部を上方から係止して当該バネ端部を水平状態とし、前記蓋体に着脱自在に装着される部品が装着されていないときに、前記バネ端部の係止位置を上方に移動させて、ヒンジバネの付勢力を、前記バネ端部を水平な状態で係止しているときよりも小さくするヒンジバネ可変機構部を備えたことを特徴とする炊飯器。 - 前記ヒンジバネは、互いに逆方向に巻回された2つのヒンジバネを有し、
前記2つのヒンジバネのうち何れか一方のヒンジバネのバネ端部を上方から係止して水平状態にするバネ係止部が設けられ、
前記ヒンジバネ可変機構部は、他方のヒンジバネのバネ端部を上方から係止して当該バネ端部を水平状態とし、前記蓋体に着脱自在に装着される部品が装着されていないときに、前記バネ端部の係止位置を上方に移動させるバネ係止可変部を備えていることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。 - 前記蓋体に着脱自在に装着される部品は、周縁部に上方に突出する突起部を有する内蓋であり、
前記バネ係止可変部は、前記蓋体を正面から見て左右に長く延びて形成され、一端部が前記突起部により下方から支持され、他端部が他方のヒンジバネのバネ端部を上方から係止して当該バネ端部を水平状態とし、前記内蓋が前記蓋体に装着されていないときには、前記一端部が下方に下がると共に、前記他端部が上方に上がって前記他方のヒンジバネのバネ端部の係止位置を上方に移動させることを特徴とする請求項2記載の炊飯器。 - 前記バネ係止可変部は、中央部より他端部側に軸によって回動自在に支持されていることを特徴とする請求項3記載の炊飯器。
- 前記他方のヒンジバネは、前記一方のヒンジバネよりもバネ定数が小さいことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の炊飯器。
- 内釜が取り外し自在に収容され、前記内釜を加熱する加熱手段を有する本体と、前記本体にヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋体とを有する炊飯器において、
前記ヒンジ部は、互いに逆方向に巻回された2つのコイル形状のヒンジバネを有し、
前記蓋体に着脱自在に装着され、周縁部に上方に突出する突起部を有する内蓋と、
前記蓋体を正面から見て、前部が前記2つのヒンジバネのバネ端部をそれぞれ上方から係止して当該バネ端部を水平状態にするヒンジバネ可変機構部とを備え、
ヒンジバネ可変機構部は、後部が前記突起部により下方から支持され、前記内蓋が前記蓋体に装着されていないときには、前記後部が下方に下がると共に、前記前部が上方に上がって前記バネ端部の係止位置を上方に移動させ、前記2つのヒンジバネの付勢力を、前記バネ端部を水平な状態で係止しているときよりも小さくすることを特徴とする炊飯器。 - 前記突起部は、前記蓋体に前記内蓋が装着された際に、前記ヒンジ部側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の炊飯器。
- 前記突起部は、前記内釜のフランジ部上に位置するように設けられていることを特徴とする請求項3〜7の何れか1項に記載の炊飯器。
- 内釜が取り外し自在に収容され、前記内釜を加熱する加熱手段を有する本体と、前記本体にヒンジ部を介して開閉自在に設けられた蓋体とを有する炊飯器において、
前記ヒンジ部は、コイル形状のヒンジバネを有し、
前記ヒンジバネのバネ端部を上方から係止して水平状態とするカムと、
前記カムにギアーを介して接続されたモーターと、
前記蓋体に着脱自在に装着される内蓋の有無を検知する内蓋検知手段と、
前記内蓋検知手段により内蓋が検知されなかったときに、前記モーターを駆動して前記カムを一定方向に回転させ、前記バネ端部の係止位置を上方に移動させて、ヒンジバネの付勢力を、前記バネ端部を水平な状態で係止しているときよりも小さくさせる制御部と
を備えたことを特徴とする炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015054957A JP2016174623A (ja) | 2015-03-18 | 2015-03-18 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015054957A JP2016174623A (ja) | 2015-03-18 | 2015-03-18 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016174623A true JP2016174623A (ja) | 2016-10-06 |
Family
ID=57068601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015054957A Pending JP2016174623A (ja) | 2015-03-18 | 2015-03-18 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016174623A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107115029A (zh) * | 2017-05-25 | 2017-09-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种锅具 |
CN107411567A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种锅具 |
USD864650S1 (en) * | 2017-09-11 | 2019-10-29 | Koninklijke Philps N.V. | Rice cooker |
-
2015
- 2015-03-18 JP JP2015054957A patent/JP2016174623A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107115029A (zh) * | 2017-05-25 | 2017-09-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种锅具 |
CN107115029B (zh) * | 2017-05-25 | 2023-12-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种锅具 |
CN107411567A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-01 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种锅具 |
USD864650S1 (en) * | 2017-09-11 | 2019-10-29 | Koninklijke Philps N.V. | Rice cooker |
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