JP2016173659A - 情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 各ユーザに対応づけたユーザ環境情報に合わせた処理を迅速に実行できる。【解決手段】管理装置と通信する情報処理装置において、ユーザがログインすることにより、当該ユーザに対応づけて登録されたユーザ環境情報を前記管理装置から取得するユーザ環境情報で同期させ、当該ユーザがログアウトすることにより、前記情報処理装置で更新されたユーザ環境情報で前記管理装置が管理するユーザ環境情報を更新させる。その際、ログインした第1のユーザが第1のユーザ環境情報に従い表示された第1のユーザインタフェースを用いて実行させた第1のジョブを終了する前にログアウトして、第2のユーザがログインする際、前記第1のユーザインタフェースを用いて前記情報処理装置で更新された第1のユーザ環境情報を前記管理装置に送信しないように制御することを特徴とする。【選択図】 図10

Description

本発明は、情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、情報処理装置、例えばコピー、プリント、スキャン、FAX、ドキュメントサーバなどの複数の機能を複合的に備えたMFP装置が広く普及するに至っている。
これらのMFP装置では、操作部に液晶パネル、及び操作ボタンを備え、ユーザは液晶パネルを目視確認しながら操作ボタンを操作してコピー、プリント、スキャン、FAX、ドキュメントサーバなどの機能を操作するものが多い。
一般に、これらのコピー、プリント、スキャン、FAX、ドキュメントサーバなどの機能により文書や画像データの処理を行うことをジョブと呼ぶ。
昨今、MFP装置の機能が拡充されることにより、MFP装置の設定入力の操作が複雑化する傾向にある。
そこで、標準的に準備されている操作部をカスタマイズして、よく使用する機能や設定値が操作画面に予め表示されるようにしてMFP装置の操作性を向上させる技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1では、複数のMFP装置がLAN等のネットワークに接続された構成において、1台のMFP装置に対して操作部のカスタマイズ設定を行うとネットワークに接続されている他の全てのMFP装置に設定が反映されるようにしている。
最近ではさらにMFP装置の操作を軽減して、快適な操作を実現するために、操作部を個人ユーザごとにパーソナライズしてMFP装置を利用する要望がある。
具体的には、ユーザが操作を行う操作部の設定メニュー表示、デフォルト値選択、表示言語等をユーザの希望に応じて事前設定することにより操作部をパーソナライズし、常にこのパーソナライズした操作部によりMFP装置の操作を行うものである。
特に複数のMFP装置が設置されており、ユーザが時と場合により移動してこれら複数のMFP装置を使い分けるような環境下においては、どのMFP装置を使用しても自分がパーソナライズした操作部を再現して使用できると非常に利便性が高い。
このため、複数のMFP装置とサーバ装置をネットワークに接続し、当該サーバ装置に、パーソナライズされた操作部の設定情報をあらかじめ保持しておく。そして、この設定情報をサーバ装置からそれぞれのMFP装置にダウンロードして使用する方式が考案されている。
例えば、特許文献2では、ユーザが1台のMFP装置で操作部の設定情報の設定、更新を行うと、ログアウト時にこの設定情報はサーバ装置にアップロードされて、サーバ装置に保持される。
この後、ユーザがいずれかのMFP装置を使用するため、MFP装置にログインを行うと、ユーザが特定されて、このユーザに対応した設定情報がネットワークを介してMFP装置にダウンロードされる。
これにより、どのMFP装置を使用してもユーザは自分がパーソナライズした操作部で操作ができるようになる。
特開2008−124973号公報 特開2013−158052号公報
しかしながら、上記のような方式でパーソナライズされた設定情報をサーバ装置からMFP装置にダウンロードして使用する場合、ダウンロードが終了してMFP装置が使用できるようになるまで時間を要する。このため、ユーザが意図するジョブを実行させるまで待たせてしまうという新たな問題が発生する。特に、最近では設定情報の容量が増大しているため、設定情報のダウンロードに要する時間はますます長くなる懸念がある。
さらに、近年では、MFP装置にログインしてジョブを行っている途中で、他ユーザの割り込みログイン要求を受け、一旦ログアウトして割り込みジョブ終了後に再度ログインしてジョブを再開するような方式がある。
このような方式では、割り込みを許可したユーザのジョブ設定や設定情報がMFP装置内部に保存されているにも関わらず、割り込みによるログイン/ログアウト時においては、無駄なアップ/ダウンロードを実行している。
更に、再ログインのダウンロードで同期を行うことで、ログアウト期間中に他装置で設定情報を更新した場合等、同一のユーザであっても、ログアウト前と再ログイン時とでそれぞれの設定情報に差異あるいは不整合が起きる懸念があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、先に実行されるジョブに後続のジョブが割り込まれる場合、各ユーザに対応づけたログイン/ログアウトに伴うユーザ環境情報の更新または同期の処理を制限して、各ユーザに対応づけたユーザ環境情報に合わせた処理を迅速に実行できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
管理装置と通信する情報処理装置であって、ユーザがログインすることにより、当該ユーザに対応づけて登録されたユーザ環境情報を前記管理装置から取得するユーザ環境情報で同期させ、当該ユーザがログアウトすることにより、前記情報処理装置で更新されたユーザ環境情報で前記管理装置が管理するユーザ環境情報を更新させる同期更新手段を備え、前記同期更新手段は、ログインした第1のユーザが第1のユーザ環境情報に従い実行させた第1のジョブを終了する前にログアウトして、第2のユーザがログインする際、前記情報処理装置で更新された第1のユーザ環境情報を前記管理装置に送信しないことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の管理装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置と通信する管理装置であって、前記情報処理装置から取得するユーザ環境情報をユーザ情報に対応づけて管理する管理手段と、ログインしたユーザで特定されるユーザ環境情報を情報処理装置に転送する転送手段と、前記情報処理装置にログインする第1のユーザが要求する第1のジョブを実行中に、ログインする第2のユーザが要求する第2のジョブが割り込まれた際に、いずれか先に終了する第1のジョブまたは第2のジョブに対応する第1のユーザ環境情報または第2のユーザ環境情報を取得する取得手段と、を備え、前記管理手段は、前記情報処理装置から取得する第1のユーザ環境情報または第2のユーザ環境情報に従い管理する第1のユーザ環境情報または第2のユーザ環境情報を更新することを特徴とする。
本発明によれば、先に実行されるジョブに後続のジョブが割り込まれる場合、各ユーザに対応づけたログイン/ログアウトに伴うユーザ環境情報の更新または同期の処理を制限して、各ユーザに対応づけたユーザ環境情報に合わせた処理を迅速に実行できる。
情報処理システムの構成を示す図である。 MFPの構成を示すブロック図である。 管理サーバの構成を示すブロック図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 図2に示した操作部に表示されるUI画面を示す図である。 図2に示した操作部に表示されるUI画面を示す図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 並行する2つのジョブ処理状態を説明する図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 並行する2つのジョブ処理状態を説明する図である。 情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 並行する2つのジョブ処理状態を説明する図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置と、管理装置を含む情報処理システムの構成を示す図である。本実施形態では、情報処理装置として、操作部のパーソナライズを可能にしたMFP装置を例として説明する。なお、本実施形態で実行可能なジョブの属性には、プリントジョブ、スキャンジョブ、コピージョブ、センドジョブ等が含まれる。
図1において、MFP101はMFP装置でありコピー、プリント、スキャンの機能を備えている。MFP102、MFP103、MFP104もMFP101と同等のMFP装置であるものとする。なお、各MFPに装着するオプション装置によっては、設定可能な機能やデータ処理が異なる場合もある。
クライアントPC105は、ユーザがネットワークプリントやネットワークスキャンを行う際に使用するPCである。管理サーバ106は、情報処理装置101〜104で使用するアドレス帳/ジョブ履歴等のユーザ個人データ、ユーザがパーソナライズした操作部やジョブの設定情報等を管理する。
LAN107は、ローカルエリアネットワーク回線であり、TCP/IPによるネットワークプロトコルにより通信制御される。LAN107には、MFP101〜MFP104、クライアントPC105、管理サーバ106が接続されている。
図2は、図に示したMFP101の構成を示すブロック図である。
図2において、中央制御部201は、MFP101を統括的に制御する。具体的には中央制御部201はCPUにより構成される。読取部202は、コピー、スキャン時に原稿の画像の読取を行う。読取部202は、具体的にはイメージスキャナ等で構成される。
画像処理部203はコピー、スキャン、プリントにおいて、画像の読取、画像の記録のための各種の画像処理を行う。画像処理部203は、具体的には、プリントを行うためにプリントデータのRIP処理や画像データを印字部206で印字するための印字画像処理を行う。また、画像処理部203は、読取部202で読み取った画像データに対して読取補正や画像の調整処理を行う。
操作部204は、ユーザがMFP101において、各種の操作を行うためのものであり、タッチパネル式の液晶パネルからなる。したがって、ユーザは操作部204の液晶表示を目視確認しながらパネルにタッチして操作を行う。
ユーザ認証部205は、MFP101を使用するユーザの認証を行う。具体的には本例では、各ユーザは個別のIDカードを所持しこのIDカードをユーザ認証部205で読み取らせることにより、ユーザを特定して認証するものとする。印字部206は、記録紙上に画像を印字する。本実施例装置では電子写真方式による印字を行うものとする。
メモリ部207は、中央制御部201が各種の制御を行う際に使用する動作用メモリと制御を行うプログラムが蓄積されているプログラムメモリ、及び各種データを蓄積しておくデータメモリを兼ねている。具体的には、メモリ部207はフラッシュメモリ、RAMなどにより構成される。画像メモリ部208は、画像を蓄積するためのメモリであり、印字部206で印字するための画像を蓄積し保持する。
LAN制御部209はLAN通信を制御するものであり、具体的にはTCP/IPによるネットワークプロトコルにより通信制御する。なお、LAN制御部209は、図1で示すLAN107に接続されている
なお、MFP102、MFP103、MFP104についても、上記のMFP101と同様に、図2で示した各ブロックから構成されているものとする。
図3は、図1で示した管理サーバ106の構成を示すブロック図である。
図3において、中央制御部301は、管理サーバ106を統括的に制御する。具体的には中央制御部301はCPUにより構成される。設定情報管理部302は、アドレス帳/ジョブ履歴等のユーザ個人データ、ユーザがパーソナライズした操作部やジョブの設定情報等の管理を行う。設定情報蓄積部303は、設定情報管理部302によって管理される設定情報等を蓄積して保持する。具体的には、設定情報蓄積部303は、HDDなどで構成される。設定情報管理部302は、認証可能なユーザ情報に対応づけて各ユーザが設定した環境設定情報(用紙サイズ、カラー処理、用紙属性、シート後処理等)をHDDに記憶させて管理している。
ユーザ使用状況情報管理部304は、ユーザが各MFPを使用する使用状況の管理を行う。ユーザ使用状況情報蓄積部305は、ユーザ使用状況情報管理部304によって管理される使用状況に関する情報を蓄積して保持する。具体的には、ユーザ使用状況情報蓄積部305は、HDDなどで構成される。日時管理部306は、管理サーバ106が扱う日時の情報の管理を行うものである。
LAN制御部307はLAN通信を制御するものであり、具体的にはTCP/IPによるネットワークプロトコルにより通信制御する。なお、LAN制御部307は、図1で示すLAN107に接続されている。
次に、図1に示したMFP101におけるコピー、スキャン、プリントのジョブ実行時の動作について説明する。
まず、コピージョブ、スキャンジョブの場合は、ユーザはMFP101に到来してログイン認証を行う。すなわち、ユーザはユーザ認証部205にIDカードを読み取らせることによりログイン認証を行い、中央制御部201はログイン認証後にジョブを受け付ける。コピージョブの場合は、ユーザはコピー原稿を読取部202にセットして、操作部204によりコピーの操作を行う。
中央制御部201はこれを検知すると、読取部202により原稿の読取を行い、読取画像データを画像処理部203に転送して画像処理を行う。さらに、中央制御部201は画像処理部203で画像処理された画像データを印字部206に転送してコピーの印字を行う。
また、スキャンジョブの場合は、ユーザはスキャン原稿を読取部202にセットして、操作部204によりスキャンデータのクライアントPC105への転送の操作を行う。
中央制御部201はこれを検知すると、読取部202により原稿の読取を行い、読取画像データを画像処理部203に転送して画像処理を行う。さらに中央制御部201は画像処理された画像データをLAN制御部209に転送し、LAN107を介してクライアントPC105に転送する。
また、ユーザがクライアントPC105からMFP101でプリントジョブを行う場合は以下のようにプリントジョブをMFPに溜め置いてプリントするように動作する。
まず、ユーザはプリントジョブを作成しLAN107を介して、MFP101に転送する。中央制御部201はLAN制御部209を介して受信したプリントジョブを画像処理部203に転送しRIP処理によりプリントデータを生成する。中央制御部201はこのプリントデータを画像メモリ部208に蓄積する。
この際に中央制御部201は蓄積したプリントジョブに関するジョブID、ユーザ名の情報をジョブに関連づけてメモリ部207に記憶する。この後、ユーザはMFP101に到来して、ユーザ認証部205にIDカードを読み取らせることによりログイン認証を行う。中央制御部201はログイン認証後にユーザによるプリントジョブの印字指示を受け付ける。すなわち、ユーザは操作部204によりジョブIDを入力してプリントの指示を行う
そして、中央制御部201は操作部204により、この操作を検知すると、メモリ部207に記憶されているジョブに関する情報に従い、ジョブID、ユーザ名に対応したプリントジョブを特定する。中央制御部201は、画像メモリ部208に蓄積されているこのプリントジョブに対応したプリントデータを印字部206に転送してプリントジョブの印字を行う。
なお、上記では、MFP101によりコピージョブ、スキャンジョブ、プリントジョブを行う場合を説明したが、MFP102〜MFP104においても同様にコピージョブ、スキャンジョブ、プリントジョブの実行が可能である。
以下、操作部のパーソナライズを可能にしたMFPを用いて、ログインするユーザがジョブ処理を行う際に実行されるいずれかのMFPの操作部204のパーソナライズ化処理を説明する。
(1)管理サーバ106は、ユーザによるMFP101〜MFP104のいずれかのMFPに対するログイン/ログアウトを検知して、ユーザが各MFPを使用する状況を管理している。
(2)ユーザがいずれかのMFPにおいて、操作部204のパーソナライズ化のために設定を変更したり、登録したりする。そして、ログインしたユーザが当該MFPからログアウトすることにより、設定情報は当該MFPから管理サーバ106に送信される。
(3)管理サーバ106は、いずれかのMFPから変更された設定情報を所定のプロトコルで受信し設定情報蓄積部303に蓄積する。また、管理サーバ106は、ユーザに関する各MFP101〜104のユーザ使用状況のステータスをユーザ使用状況情報蓄積部305に蓄積する。
(4)ユーザが任意のMFPにログインする。ログインしたMFPから管理サーバ106へ問合わせを行う。ここで、当該ログインしたMFP内の設定情報と異なる(更新されている)と判断した場合は、管理サーバ106から設定情報を受信する。そして、MFPは、受信した設定情報をユーザの操作部204に表示するUI画面に反映して、パーソナライズ化された操作部204で操作できる。
以下においてまず、いずれかのMFP(MFP101〜MFP104の1つ)の基本動作を図4、図6、図7、のフローチャートで説明する。
まず始めに、ユーザがMFPにおいて操作部のパーソナライズのための設定情報の更新を行う動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
図4は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したMFP101〜104のいずれかにユーザがログインしてログアウトするまでに、当該ユーザが操作設定した情報をサーバ装置に登録する処理例である。なお、各ステップは、図2に示した中央制御部201がメモリ部207に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。ここで、制御プログラムを管理サーバ106から取得してメモリ部207で実行する構成であってもよい。
ユーザは、所定のジョブをいずれかのMFPで実行するため、いずれかのMFPが設置された環境へ移動する。ジョブを実行させるMFPに到着したら、操作部204であらかじめ管理サーバ106に登録された認証情報を用いてユーザログイン認証を行う。
具体的にはユーザが携帯するIDカード(ICカードを含む)をユーザ認証部205で読み取らせることにより、中央制御部201はユーザ認証部205により認証動作を行い、ユーザ認証情報を取得する(S401)。なお、読み取らせる際の通信処理は、近距離無線通信や赤外線通信処理を用いることができる。
次に、MFPの中央制御部201は、ユーザ認証部205により取得したユーザ認証情報によりログインしたユーザを登録されたユーザ認証情報と付き合わせることで特定する(S402)。なお、ユーザ認証情報は、図示しない手ユーザ管理テーブルに登録されているものとする。
この後、ユーザは操作部204をパーソナライズするために、設定情報の変更登録を行う。具体的には、ユーザの操作部204の操作に従い、中央制御部201が操作部204を制御して操作入力を受け付ける(S403)。このパーソナライズのための設定変更登録作業については詳しく後述する。
上記S403の設定変更登録が終了すると、中央制御部201はこれを検知して設定変更登録された情報を設定情報としてメモリ部207に転送して、メモリ部207に蓄積する(S404)。この後、ユーザは操作部204によりログアウトの操作を行う。中央制御部201はこれを検知してログアウト処理を行う(S405)。
中央制御部201は、ログアウトを実行する前に、S402で特定されたユーザ、すなわちS403で設定情報の変更登録を行ったユーザのユーザ名と、自機のMFP名とともにS404でメモリ部207に蓄積した設定情報をLAN制御部209に転送する。
そして、中央制御部201は、このユーザ名、MFP名、設定情報をLAN制御部209の制御を行うことによりLAN107を介して管理サーバ106へ送信する(S406)。そして、全ての処理が完了すると、中央制御部201はログインしているユーザのログアウトを実行する(S407)。以上で、MFPのパーソナライズのための設定情報の登録を終了する。
ここで、上記のS403で説明した本実施例装置の操作部のパーソナライズのための設定変更、及びその登録について、具体的に図5の操作部の表示を示しながら、さらに詳説する。
なお、パーソナライズ設定においては、パーソナライズ前に設定されているデフォルト設定状態から、ユーザが操作を行い所望の設定に設定変更を行うことになる。
図5A、図5Bは、図2に示した操作部204に表示されるUI画面を示す図である。特に、図5Aは、パーソナライズ設定を行う前のUI画面に対応し、図5Bは、パーソナライズ設定を行った後のUI画面に対応する。
図5Aの(a)に示す画面501は、メインメニュー表示設定の設定画面を示している。
同図の(a)において、ボタン502はコピージョブを行う際に押下するアイコンボタン、ボタン503は、スキャンジョブを行う際に押下するアイコンボタンである。ボタン504は、プリントジョブを行う際に押下するアイコンボタンである。本実施形態では、ユーザは、ボタン502、ボタン503、ボタン504のアイコンボタンをタッチしてドラッグ、ドロップすることでアイコンボタンを移動させてアイコンボタンのレイアウトを変更することができる。
ユーザがレイアウト変更をした後は、ボタン505を押下することで次のコピー設定画面に遷移する。
図5Aの(b)に示す画面506はコピー設定の設定画面を示している。
ボタン507は、コピー倍率の設定変更用のボタンである。、ボタン508はコピー用紙選択の設定変更用のボタン、ボタン509は、コピー出力の出力トレイの設定変更用のボタンである。また、ボタン510は、コピー原稿読取時の原稿読取面の設定変更用のボタンである。ボタン511はコピー原稿読取時の画像モードの設定変更用のボタンである。各ボタンには設定変更を行うための矢印ボタンが配置されており、この矢印ボタンを押下することで設定メニューが表示され設定メニューから所望の設定値を選択することができる。
なお、パーソナライズを行う前のそれぞれの設定値はデフォルト設定値であり、それぞれの設定値は、コピー倍率:100%、コピー用紙選択:A4、出力トレイ:トレイ1である。また、コピー原稿読取面:片面、コピー原稿画像モード:文字/写真モードである。
ボタン513は、コピー原稿読取時の読取濃度を設定するためのボタンである。ボタン513は、右に読取濃度を上げるためのボタンと、左に読取濃度を下げるためのボタンとが配置されている。
なお、コピー時の読取濃度はデフォルト設定では自動調整になっており原稿読取時に読取濃度は自動調整される。
一方、ユーザがボタン513を押下して読取濃度を変更した場合は、マニュアル調整となり、設定した読取濃度に応じて表示バー512が移動する。また、ユーザがコピー設定変更をした後はボタン514を押下することで次のスキャン設定画面に遷移する。
図5Aの(c)に示す画面515はスキャン設定の設定画面を示している。
ボタン516は、スキャン画像モードの設定変更用のボタンでありスキャン原稿にあわせて画像モードを変更する際に押下される。ボタン517はスキャン解像度の設定変更用のボタンである。ボタン518は、スキャン原稿サイズの設定変更用のボタンである。ボタン519はスキャン原稿種別のボタンである。
なお、各ボタンには設定変更を行うための矢印ボタンが配置されており、この矢印ボタンを押下することで設定メニューが表示され設定メニューから所望の設定値を選択することができる。
また、パーソナライズを行う前のそれぞれの設定値はデフォルト設定値であり、それぞれの設定値は、スキャン画像モード:カラー・グレースケールモード、スキャン解像度:300×300dpiである。また、スキャン原稿サイズ:A4、スキャン原稿種別:片面である。
ユーザがスキャン設定変更をした後はボタン520を押下することで次のプリント設定画面に遷移する。
図5Aの(d)の画面521はプリント設定の設定画面を示している。
ボタン522は、溜め置いたプリントジョブを一覧表示する際の表示順の設定変更用のボタンである。ボタン523は、溜め置いたプリントジョブをMFPに保管する期間の設定変更用のボタンである。なお、各ボタンには設定変更を行うための矢印ボタンが配置されており、この矢印ボタンを押下することで設定メニューが表示され設定メニューから所望の設定値を選択することができる。
また、パーソナライズを行う前のそれぞれの設定値はデフォルト設定値であり、それぞれの設定値は、ジョブ一覧表示順:日付昇順、ジョブ保存期間:1日である。
ユーザがプリント設定変更をした後はボタン524を押下することでこれまで行ったメインメニュー表示設定変更、コピー設定変更、スキャン設定変更、プリント設定変更が登録される。
図5Bの(a)に示す画面501は、ユーザがパーソナライズ設定を行った後の操作部のパーソナライズ設定画面を示すものである。
ユーザは、ボタン502、ボタン503、ボタン504のアイコンボタンをドラッグ、ドロップ操作する。この際、ボタン502のコピーのアイコンボタン、ボタン503のスキャンアイコンボタン、ボタン504のプリントのアイコンボタンのレイアウトを変更している。
図5Bの(b)の画面506はコピー設定の設定変更後の画面を示している。
ユーザは、ボタン507、ボタン508、ボタン509、ボタン510、ボタン511を操作して、コピー設定の変更を行っている。設定変更後のそれぞれの設定値は、コピー倍率:100%、コピー用紙選択:LTR、出力トレイ:トレイ3である。また、コピー原稿読取面:片面、コピー原稿画像モード:文字モードである。
図5Bの(c)の画面515はスキャン設定の設定変更後の画面を示している。
ユーザは、ボタン516、ボタン517、ボタン518、ボタン519を操作して、スキャン設定の変更を行っている。設定変更後のそれぞれの設定値は、画像モード:白黒2値、解像度:200x200dpi、原稿サイズ:LTR、原稿種別:両面である。
図5Bの(d)の画面521はスキャン設定の設定変更後の画面を示している。
ユーザは、ボタン522、ボタン523を操作して、プリント設定の変更を行っている。設定変更後のそれぞれの設定値は、ジョブ一覧表示順:日付降順、ジョブ保存期間:3日である。これらの設定変更後の設定値は、ユーザがボタン524を押下することにより設定情報としてMFP装置に登録される。
図6は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示したいずれかのMFPが管理サーバ106から設定情報を受信した際の処理例である。なお、各ステップは、いずれかのMFPの中央制御部201が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
まず、ユーザは所定のジョブを実行するため、いずれかのMFPが設置された環境に移動し、移動した先のMFPに対してユーザログイン認証を行う。
具体的にはユーザがIDカードをユーザ認証部205で読み取らせることにより、中央制御部201は、ユーザ認証部205によりIDカードに記憶されたユーザ認証情報を取得する(S601)。
次に、中央制御部201は、ユーザ認証部205により取得したユーザ認証情報と登録されたユーザ認証情報とを付き合わせてログインしたユーザを特定する(S602)。
次に、中央制御部201は、MFP内の記憶装置に蓄積されているユーザの設定情報と、管理サーバ106内にある対象ユーザの設定情報とが異なるかどうか、すなわち当該設定情報が更新されているかを問い合わせて判断する(S603)。ここで、当該ログインしたユーザの設定情報が更新されていると中央制御部201が判断した場合(S603で判断がYESとなった場合)は、LAN制御部209を介して管理サーバ106より更新された設定情報を受信する(S604)。
また、中央制御部201は、LAN制御部209により受信した設定情報をメモリ部207に転送して、対象ユーザ名と関連づけて設定情報をメモリ部207に蓄積して(S605)、本処理を終了する。これにより、MFPは管理サーバ106から、ログインしたユーザに対応づけられた設定情報の受信処理を終了する。
図7は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、ユーザがMFPに到来してジョブを実行するジョブ処理例である。なお、各ステップは、いずれかのMFPの中央制御部201が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、ログインするユーザのユーザ情報に対応づけられたユーザ環境情報を管理サーバ106から取得して、所定のジョブを実行した後、変更されたユーザ環境情報で管理サーバ106が管理するユーザ環境情報を更新する同期更新処理を説明する。
ユーザは所定のジョブを実行するため、いずれかのMFPが設置された環境に移動し、移動した先のMFPに対してユーザログイン認証を行う。
具体的にはユーザがIDカードをユーザ認証部205で読み取らせることにより、中央制御部201は、ユーザ認証部205によりIDカードに記憶されたユーザ認証情報を取得する(S701)。
次に、中央制御部201は、ユーザ認証部205により取得したユーザ認証情報と記憶されたユーザ認証情報とを付き合わせてログインしたユーザを特定する(S702)。次に、中央制御部201は、MFPの記憶装置内に蓄積されているユーザの設定情報と、管理サーバ106内にある対象ユーザの設定情報が異なるかどうか、すなわち、当該ユーザの設定情報が更新されているかどうかの問い合わせを行って判断する(S703)。ここで、設定情報が更新されていると中央制御部201が判断した場合(S703で判断がYESとなった場合)は、LAN制御部209によりネットワーク107を介して管理サーバ106から設定情報を受信する(S704)。
さらに、中央制御部201は、S704で受信した設定情報をS702で特定したユーザと関連づけてメモリ部207に蓄積する(S705)。
この後、ユーザは、ログインしたMFPにおいて、ジョブの実行を行う。具体的にはユーザは、前述した、コピージョブ、スキャンジョブ、プリントジョブを、操作部204を操作しながら行う。
この際に、中央制御部201は、メモリ部207からS702で特定したユーザと関連づけられた設定情報を読出し、この設定情報を操作部204に反映させてジョブの実行制御を行う(S706)。S706におけるジョブの実行が終了すると、ユーザは操作部204によりログアウトの操作を行う(S707)。
当該ログアウト処理中に、中央制御部201はS702で特定したユーザ名、自機のMFP名、S706で実行したジョブ実行に関する情報、更にその他変更した設定情報等を管理サーバ106に対して送信する(S708)。この際、中央制御部201はLAN制御部209を制御して、LAN107を介して管理サーバ106に対してログアウトするユーザに対応づけた環境設定情報を送信する。
この後、中央制御部201は当該ユーザの操作を検知してログアウトを実行する(S709)。以上で、いずれかのMFPにおいて、ユーザがログインしてジョブを実行してログアウトする一連の動作を終了する。
図8は、本実施形態を示す管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、管理サーバ106がいずれかのMFPからの設定情報を受信しこれを蓄積する処理例である。なお、各ステップは、管理サーバ106の中央制御部301が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
まず、中央制御部301は、LAN制御部307により、LAN106を経由していずれかのMFPから、設定情報を受信したかどうか判断を行う(S801)。ここで、中央制御部301がジョブ実行情報を受信したと判断した場合(S801で判断がYESとなった場合)は、S802に移行する。
一方、中央制御部301がジョブ実行を受信していないと判断した場合(S801で判断がNOとなった場合)は、S801を繰り返す。
S802で、中央制御部301は、LAN制御部307により受信した設定情報とともに送信された対象ユーザ名により、この設定情報の対象ユーザを特定する(S802)。そして、中央制御部301は、LAN制御部307により受信したジョブ実行情報とともに送信されたMFP名により、この設定情報の登録を行ったMFPを特定する。(S803)
次に、中央制御部301は、S802で特定した対象ユーザ名、S803で受信した登録MFP名、日時管理部306から読み出した日時情報を設定情報とともに、設定情報管理部302を介して、設定情報蓄積部303に蓄積する(S804)。
なお、設定情報が設定情報蓄積部303に蓄積されて、設定情報管理部302で管理される際には設定用ファイル形式として管理サーバ106で管理される。
図9は、本実施形態を示す管理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、管理サーバ106が管理する特定されたユーザが設定した最新の設定情報をいずれかのMFPに送信する処理例である。なお、各ステップは、管理サーバ107の中央制御部301が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
まず、中央制御部301はLAN制御部307により、LANを経由してMFPから、設定情報の問い合わせを受信したかどうか判断を行う(S901)。ここで、中央制御部301が設定情報の問い合わせを受信したと判断した場合(S901で判断がYESとなった場合)は、S902に移行する。
一方、中央制御部301が設定情報の問い合わせを受信していないと判断した場合(S901で判断がNOとなった場合)は、S901を繰り返す。
そして、中央制御部301は、LAN制御部307により設定情報の問い合わせとともに送信された対象ユーザ名により、このジョブ実行情報の対象ユーザを特定する(S902)。さらに、中央制御部301は、LAN制御部307により受信した設定情報の問い合わせとともに送付されたMFP名により、この設定情報の受信要求の対象MFPを特定する(S903)。
そして、中央制御部301は、S902で特定された対象ユーザに対応する設定情報を設定情報蓄積部303から設定情報管理部302を介して読み出す(S904)。
次に、中央制御部301は、S904で読み出したS902で特定された対象ユーザに対応する設定情報とLAN制御部307により設定情報の問い合わせとともに送付されたMFP内の対象ユーザの設定情報が異なっているかどうかの判断を行う(S905)。ここで、対象ユーザの設定情報が異なっている(更新されている)と中央制御部301が判断した場合は、S903で特定した対象MFPに、LAN制御部307を制御して対象ユーザの設定情報を送信する(S906)。
一方、S905で値が同じである(更新されていない)と中央制御部301が判断した場合は、対象ユーザの設定情報の送信は行わない。
以上で、管理サーバ106がMFPからの設定情報の問い合わせに応じて設定情報を送信する一連の処理を終了する。
図10は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、いずれかのMFPにログインしたユーザの後に、さらに、他のユーザがログインして先行するジョブに、後続のジョブを割り込ませる場合の設定情報を取得する一連の処理例である。なお、各ステップは、いずれかのMFPの中央制御部201が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、ユーザAとユーザBとが認証処理を実行して、ジョブを開始するまでの流れを示す図11を参照しながら詳述する。
まず、MFPに最初にログインするユーザをユーザA(ジョブはスキャン)、途中で割り込みログイン(ジョブは認証プリント)を行うユーザをユーザBとする。
まず、ユーザAが、MFP101において、図7のフローチャートに従い、S701〜S705によりユーザ認証を行い、ユーザが設定した設定情報が更新されていれば受信(図11の(1))、蓄積を行う。
この後、ユーザAは、MFP101において操作部204を操作しながらスキャンジョブを行う。ジョブ実行前に、ユーザAは、操作部204の設定、スキャンジョブの設定、アドレス帳追加等、その他の設定変更を行うケースがある。
次に、先行するユーザAによるスキャンジョブ中において、ユーザBによる割り込みログイン要求の有無を判断する(S1001)。
割り込み要求は、例えば操作部204の画面に割り込みログイン用のスイッチ(ボタン、図示せず)が設けられており、そのスイッチを押下することにより、割り込みログインの要求がされることになる。そして、割り込みを行うユーザBのユーザ設定情報に対応づけたユーザインタフェースが操作部204に表示される。ここで、ユーザBに対応するユーザインタフェースとは、図5Bに示すようなパーソナライズ後のユーザインタフェースであって、操作部204に表示されるユーザインタフェースである。
S1001で、ユーザBの割り込み要求がないと中央制御部201が判断した場合は、ユーザAのジョブが完了するまで継続する(S1008)。
次に、中央制御部201は、ユーザAのジョブ完了後、ユーザAの設定情報を対象のユーザ名、MFP名と一緒に管理サーバ106へ送信する(S1009)。次に、ユーザAは、MFP101をログアウトし(S1010)、処理を終了する。その間、ユーザAのジョブ(スキャンジョブ)がユーザBが要求するジョブ(プリントジョブ)の属性と一致しない場合、バックグラウンドで実行される。
一方、S1001で、ユーザBによる割り込みログインがなされたことを中央制御部201が検知した場合、S1002へ進む。そして、中央制御部201は、ユーザAのジョブを実行中に、ユーザBの割り込みログインにより、ユーザAをMFP101から自動的にログアウトさせる(S1002)。
ここで、通常はログアウトを実行する前に中央制御部201が特定されたユーザ名と、自機のMFP名とともにメモリ部207に蓄積した設定情報をLAN制御部209に転送して管理サーバ106に送信する(図11の(2))。
しかし、この場合、ユーザAのログアウトは、ユーザBの割り込みログインによってなされたものなので(図11の(3))、管理サーバ106に対する図11の(2)で行うべき設定情報の更新・登録は実行しない。
このため、中央制御部201は、ユーザAの変更された設定情報を管理サーバ106に送信することなく、MFP101内部のメモリ部207に蓄積される(S1003)。
次に、ユーザAのログアウト後、ユーザBがMFP101において、図7のフローチャートに従い、S701〜S705によりユーザ認証を行い、設定情報が更新されていれば、S1004へ進む。そして、管理サーバ106から更新されているユーザBの設定情報を受信(図11の(3))、中央制御部201は管理サーバ106に対して蓄積を行う(S1004)。
ユーザBは、MFP101でジョブ(認証プリント)を行い、バックグラウンドではユーザAのジョブ(スキャンジョブ)が継続されて動作している(S1005)。
ユーザBのジョブが終了すると、図4のフローチャートに従い、S405〜S407によりログアウト処理を行い、S403〜S404で設定情報が更新されていれば、変更された設定情報を管理サーバ106に送信する(図11の(4))。
そして、ユーザBがMFP101をログアウトしたら、中央制御部201は、ユーザAを再度MFP101にログインさせる(S1006)。
ここで通常は、図7のフローチャートに従い、S701〜S705によりユーザ認証を行い、設定情報が更新されていれば受信(図11の(5))、蓄積を行う。
しかし、ユーザAの再ログインは、ユーザBの割り込みログイン後のログアウトによってなされたものである。よって、管理サーバ106の設定情報がMFP内のそれと異なる(更新されている)場合であっても、中央制御部201は、図11の(5)で行われる設定情報の送信は実行しない。
ユーザAの再ログイン時は、管理サーバ106内の設定情報ではなく、ユーザBの割り込みログイン時にMFP101内部のメモリ部207に蓄積された設定情報を読み出し、ローカライズな環境で操作部204を操作する。(S1007)
ユーザAのスキャンジョブが完了すると、中央制御部201は、図4のフローチャートに従い、S405〜S407によりログアウト処理を行い、変更された設定情報を管理サーバ106に送信して(図11の(6))、ジョブ処理を終了する。
これにより、ユーザBのログアウトが実行された後、管理サーバ106から同ユーザAの設定情報を取得することなく、スキャンジョブを即座に実行させることができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態においても、第1実施形態の説明で用いた、図1〜図9は同等であるものとしてこれを用いる。また、第1の実施形態の説明で用いた、図10、図11は、第2実施形態においては、図12、図13に置きかえるものとする。
図12は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、いずれかのMFPにログインしたユーザの後に、さらに、他のユーザがログインして先行するジョブに、後続のジョブを割り込ませる場合の設定情報を取得する一連の処理例である。なお、各ステップは、いずれかのMFPの中央制御部201が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、ユーザAとユーザBとが認証処理を実行して、ジョブを開始して終了するまでの流れを示す図13を参照しながら詳述する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、MFP101に最初にログインするユーザをユーザA(ジョブはスキャン)、途中で割り込みログイン(ジョブは認証プリント)を行うユーザをユーザBとする。また、各S1201〜S1205、及びS1208〜S1210は、第1実施形態のフローのS1001〜S1005、S1008〜S1010と同じであるため説明は割愛する。
S1205で、ユーザAとユーザBのジョブが並行して実行されており、ファオで動作しているユーザBの認証プリントよりもユーザAのスキャンジョブが早く完了するケースがある。そこで、中央制御部201は、ユーザAのスキャンジョブが完了しているかどうかを判断する(S1206)。そして、ユーザAのスキャンジョブが完了していると判断した場合、S1209へ進み、ユーザAのスキャンジョブが完了していないと判断した場合は、S1207へ進む。
このように、MFP101からログアウト後にユーザAのスキャンジョブが完了したと中央制御部201が判断した場合は、ユーザBの割り込み処理中、且つ、ユーザAのジョブ完了を条件として、変更された設定情報を管理サーバ106に送信する(図13の(4))。
そして、ユーザBのジョブが終了すると、中央制御部201は、図4のフローチャートに従い、S405〜S407によりログアウト処理を行う。S403〜S404で設定情報が更新されていれば、変更された設定情報を管理サーバ106に送信して(図13の(5))、本処理を終了する。
なお、ユーザAの変更された設定情報の管理サーバ106への送信を、ユーザBの変更された設定情報の管理サーバ106への送信タイミング(図13の(5))と同じタイミングで行っても構わない。次に、中央制御部201は、ユーザBに対するログアウト処理を実行して、ユーザBをMFP101からログアウトさせ(S1207)、本処理を終了する。
これにより、ユーザAとユーザBのジョブが並行して実行され、ユーザBの認証プリントよりもユーザAのスキャンジョブが早く完了する場合にも、更新されたユーザAの設定情報を管理サーバ106に通知することができる。
〔第3実施形態〕
本実施形態においても、第1実施形態の説明で用いた、図1〜図9は同等であるものとしてこれを用いる。また、第1実施形態の説明で用いた、図10、図11は、第3実施形態においては、図14、図15に置きかえるものとする。
図14は、本実施形態を示す情報処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、いずれかのMFPにログインしたユーザの後に、さらに、他のユーザがログインして先行するジョブに、後続のジョブを割り込ませる場合の設定情報を取得する一連の処理例である。なお、各ステップは、いずれかのMFPの中央制御部201が記憶された制御プログラムを実行することで実現される。以下、ユーザAとユーザBとが認証処理を実行して、ジョブを開始して終了するまでの流れを示す図15を参照しながら詳述する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、MFPに最初にログインするユーザをユーザA(ジョブはプリント)、途中で割り込みログイン(ジョブは認証プリント)を行うユーザをユーザBとする。また、各S1401〜S1404、及びS1411〜S1413は、第1実施形態のフローのS1001〜S1004、S1008〜S1010と同じであるため説明は割愛する。
ユーザBは、割り込みログイン後にプリントジョブを開始する。ここで、ユーザAとユーザBのジョブは同じプリントジョブのため、中央制御部201は、ユーザAのジョブを割り込みのジョブが動作している間は停止させる(S1405)。
次工程のS1406〜S1407は、第1の実施形態のフローのS1006〜S1007と同じであるため説明は割愛する。
ユーザAの再ログイン後、操作部204の画面上の割り込み再開スイッチ(ボタン、図示せず)を押下することにより再開される停止中のジョブを実行しない。ここで、中央制御部201は、ユーザAから当該ユーザAのユーザ設定情報に対応づけたユーザインタフェースを用いて受け付けた別のジョブ(スキャンジョブ)を行う(S1408)。つまり、ユーザAが先に実行させたプリントジョブに代えて、属性の異なるジョブ(本実施形態では、スキャンジョブ)を選択可能となり、ユーザのジョブ処理要求に柔軟に対応させることができる。
そして、中央制御部201は、ユーザAから受け付けたスキャンジョブを終了すると、ユーザAをMFP101からログアウトさせる(S1409)。なお、ユーザAのユーザ設定情報に対応づけたユーザインタフェースとは、図5Bに示すようなパーソナライズ後のユーザインタフェースであって、操作部204に表示されるユーザインタフェースである。
ここで、通常はログアウトを実行する前に中央制御部201が特定されたユーザ名と、自機のMFP名とともにメモリ部207に蓄積した設定情報をLAN制御部209に転送して管理サーバ106に送信する(図15の(6))。
しかし、この場合、ユーザAの停止中のプリントジョブが完了していないため、図15の(6)で行われる設定情報の更新・登録は実行されない。これにより、この時点において、ユーザAの変更された設定情報は、管理サーバ106に送信されることなく、MFP101内部のメモリ部207に蓄積される(S1410)。
これにより、ユーザAとユーザBのジョブが並行して実行され、ユーザBの認証プリントが割り込まれた後、中断したプリントジョブを再開させない場合に対応することができる。つまり、ユーザAがプリントジョブに代えてスキャンジョブを実行させる場合、管理サーバ106から同ユーザAの設定情報を取得することなく、スキャンジョブを即座に実行させることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
102 MFP
103 MFP
104 MFP
106 管理サーバ

Claims (11)

  1. 管理装置と通信する情報処理装置であって、
    ユーザがログインすることにより、当該ユーザに対応づけて登録されたユーザ環境情報を前記管理装置から取得するユーザ環境情報で同期させ、当該ユーザがログアウトすることにより、前記情報処理装置で更新されたユーザ環境情報で前記管理装置が管理するユーザ環境情報を更新させる同期更新手段を備え、
    前記同期更新手段は、ログインした第1のユーザが第1のユーザ環境情報に従い実行させた第1のジョブを終了する前にログアウトして、第2のユーザがログインする際、前記情報処理装置で更新された第1のユーザ環境情報を前記管理装置に送信しないことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記同期更新手段は、ログインした第2のユーザが第2のユーザ環境情報に従い実行させた第2のジョブを終了した後、さらに、第1のユーザがログインする際に前記管理装置で更新された第1のユーザ環境情報を前記管理装置から取得しないことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 管理装置と通信する情報処理装置であって、
    ユーザがログインすることにより、当該ユーザに対応づけて登録されたユーザ環境情報を前記管理装置から取得するユーザ環境情報で同期させ、当該ユーザがログアウトすることにより、前記情報処理装置で更新されたユーザ環境情報で前記管理装置が管理するユーザ環境情報を更新させる同期更新手段と、
    同期されたユーザ環境情報に応じてユーザが選択すべきユーザ設定情報を反映したユーザインタフェースを表示する表示手段と、を備え、
    前記同期更新手段は、ログインした第1のユーザが第1のユーザ環境情報に従い表示された第1のユーザインタフェースを用いて実行させた第1のジョブを終了する前にログアウトして、第2のユーザがログインする際、前記第1のユーザインタフェースを用いて前記情報処理装置で更新された第1のユーザ環境情報を前記管理装置に送信しないことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記第2のユーザが第2のユーザインタフェースを用いて選択した第2のジョブを前記第1のジョブに割り込ませて実行させる割り込み制御手段を備えることを特徴とする請求項1または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示手段は、前記第2のユーザにより割り込まれた所定のジョブが終了することに応じて、前記記憶手段に記憶させた前記第1のユーザのユーザ環境情報を反映したユーザインタフェースを表示することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  6. 前記第1のユーザが選択する所定のジョブと前記第2のユーザが選択する所定のジョブの属性が一致しない場合、前記割り込み制御手段は、前記第1のユーザが選択する第1のジョブをバックグラウンドで実行させることを特徴とする請求項1または3記載の情報処理装置。
  7. 第1のユーザは、第2のジョブが終了した後、表示される第1のユーザインタフェースを用いて先に中断した第1のジョブに代えて、属性の異なる第1のジョブを選択可能とすることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1のジョブと前記第2のジョブは、スキャンジョブ、プリントジョブ、センドジョブ、コピージョブを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置と通信する管理装置であって、
    前記情報処理装置から取得するユーザ環境情報をユーザ情報に対応づけて管理する管理手段と、
    ログインしたユーザで特定されるユーザ環境情報を情報処理装置に転送する転送手段と、
    前記情報処理装置にログインする第1のユーザが要求する第1のジョブを実行中に、ログインする第2のユーザが要求する第2のジョブが割り込まれた際に、いずれか先に終了する第1のジョブまたは第2のジョブに対応する第1のユーザ環境情報または第2のユーザ環境情報を取得する取得手段と、を備え、
    前記管理手段は、前記情報処理装置から取得する第1のユーザ環境情報または第2のユーザ環境情報に従い管理する第1のユーザ環境情報または第2のユーザ環境情報を更新することを特徴とする管理装置。
  10. 管理装置と通信する情報処理装置の制御方法であって、
    ユーザがログインすることにより、当該ユーザに対応づけて登録されたユーザ環境情報を前記管理装置から取得するユーザ環境情報で同期させ、当該ユーザがログアウトすることにより、前記情報処理装置で更新されたユーザ環境情報で前記管理装置が管理するユーザ環境情報を更新させる同期更新工程を備え、
    前記同期更新工程は、ログインした第1のユーザが第1のユーザ環境情報に従い実行させた第1のジョブを終了する前にログアウトして、第2のユーザがログインする際、前記情報処理装置で更新された第1のユーザ環境情報を前記管理装置に送信しないことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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