JP2016173135A - 焼結含油軸受およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】焼結含油軸受の内周に挿入される軸の相対回転精度を高める。【解決手段】本発明に係る焼結含油軸受1は、内周面に、円筒部2と、円筒部2の軸方向一方側に隣接して設けられ、軸方向一方側へ向けて徐々に拡径し、前記円筒部2よりも密度の高い第1テーパ部3(拡径部)とを有する。また、焼結含油軸受1は、外周面に、外周円筒部5(低密度部)と、第1テーパ部3の軸方向領域に設けられ、外周円筒部5よりも密度の高い外周テーパ部6(高密度部)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、焼結含油軸受およびその製造方法に関する。
焼結含油軸受は、内周に挿入された軸との相対回転に伴い、内部に含浸された潤滑油が軸との摺動部に滲み出して油膜を形成し、この油膜によって軸を支持するものである。このような焼結含油軸受は、例えば、車両のウインドガラスを開閉するためのパワーウインド用動力伝達機構に組み込まれて使用される。
パワーウインド用動力伝達機構は、例えば図12に示すように、モータ61と、モータ61で回転される軸62と、軸62に設けられたウォームギア63と、ウォームギア63と噛み合うホイールギア64とを主に備える。モータ61から軸62に入力された回転動力を、ウォームギア63を介してホイールギア64に減速した状態で伝達し、さらに図示しないウインドガラスの開閉機構へと伝達することで、ウインドガラスの開閉動作が行われる。軸62は、複数の軸受65を介して、ハウジング66に対して回転自在に支持されている。このような軸62を支持する軸受65として、焼結含油軸受が好適に使用される。
ところで、図12に示すような動力伝達機構においては、ウォームギア63とホイールギア64との噛み合いにより軸62の中間部に軸直交方向の荷重Fが加わるため、軸62にたわみが生じる。この場合、軸62が軸受65の中心軸に対して傾斜するため、軸62の外周面が軸受65の内周面(軸受面)の軸方向端部に局所的に摺動し、軸受面の摩耗や異常音の発生などの不具合が生じる恐れがある。
例えば下記の特許文献1には、内周面に、円筒部(軸支部)と、円筒部の軸方向一方側に隣接して設けられ、軸方向一方側に向けて拡径したテーパ部(拡径部)とを有する焼結含油軸受が示されている。この焼結含油軸受によれば、軸にたわみが生じた場合、軸の外周面が焼結含油軸受の内周面のテーパ部で支持されるため、焼結含油軸受の内周面における応力集中が緩和される。
また、上記の特許文献1では、テーパ部の密度を高めて表面開口率を小さくすることで、テーパ部から軸受の内部空孔への潤滑油の侵入を抑制し、これにより軸を支持する機能を高めている。焼結含油軸受の内周面(円筒部およびテーパ部)の密度の調整は、焼結工程後の矯正工程(サイジング工程)において圧縮を加減することにより行っている。
特公平8−19941号公報
しかし、上記のように内周面のテーパ部の密度を高めるだけでは、軸の回転精度が十分に高められない場合がある。
以上のような問題は、焼結含油軸受を固定して軸が回転する場合だけでなく、軸を固定して焼結含油軸受が回転する場合にも同様に生じる。
以上の事情に鑑み、本発明は、焼結含油軸受の内周に挿入される軸の相対回転精度を十分に高めることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、筒状の焼結体からなり、内部空孔に潤滑油が含浸された焼結含油軸受であって、内周面に、円筒部と、該円筒部の軸方向一方側に隣接して設けられ、軸方向一方側へ向けて徐々に拡径し、前記円筒部よりも密度の高い拡径部とを有し、外周面のうち、前記拡径部の軸方向領域に、他の領域よりも密度の高い高密度部を設けた焼結含油軸受を提供する。
このように、本発明に係る焼結含油軸受では、内周面の拡径部を高密度化して表面開口率を小さくするだけでなく、焼結体のうち、拡径部の軸方向領域を外周側から高密度化した。これにより、拡径部の軸方向領域における焼結体の密度がさらに高められ、拡径部の表面開口から焼結体の内部に潤滑油がさらに侵入しにくくなるため、拡径部と軸との間に介在した油膜の圧力がより一層高められる。
上記の焼結含油軸受は、例えば、原料粉末を圧縮成形して圧粉体を得るフォーミング工程と、前記圧粉体を焼結して焼結体を得る焼結工程と、前記焼結体を圧縮成形するサイジング工程と、前記焼結体の内部空孔に潤滑油を含浸させる含油工程とを有する焼結含油軸受の製造方法であって、前記サイジング工程で、前記焼結体の内周面に、円筒部と、該円筒部の軸方向一方側に隣接して設けられ、軸方向一方側へ向けて徐々に拡径し、前記円筒部よりも密度の高い拡径部とを成形すると共に、前記焼結体の外周面のうち、前記拡径部の軸方向領域に、他の領域よりも密度の高い高密度部を成形する焼結含油軸受の製造方法により製造することができる。
以上のように、本発明によれば、焼結含油軸受の軸心に対して軸が傾斜した場合でも、焼結含油軸受の内周面の拡径部と軸との間の油膜が高い圧力で維持されるため、焼結含油軸受の拡径部による軸の支持機能が高められ、軸の相対回転精度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る焼結含油軸受の断面図である。 上段は扁平銅粉の側面図、下段は同平面図である。 上記焼結含油軸受の前駆体である圧粉体の断面図である。 (a)〜(c)は、一次サイジング工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は、二次サイジング工程を示す断面図である。 他の実施形態に係る焼結含油軸受の断面図である。 焼結含油軸受のハウジングへの固定方法の一例を示す断面図である。 他の実施形態に係る圧粉体の断面図である。 (a)及び(b)は、他の実施形態に係る一次サイジング工程を示す断面図である。 (a)及び(b)は、他の実施形態に係る二次サイジング工程を示す断面図である。 図9及び図10のサイジング工程を経て製造された焼結含油軸受の断面図である。 パワーウインド用動力伝達機構の断面図である。
図1に、本発明の一実施形態に係る焼結含油軸受1を示す。この焼結含油軸受1は、例えば図12に示すパワーウインド用動力伝達機構の軸受65として組み込まれる。本実施形態では、軸62のうち、ウォームギア63の軸方向両側近傍を支持する一対の軸受65として、焼結含油軸受1を設ける場合について説明する。尚、以下の焼結含油軸受1の説明において、軸方向でウォームギア63側を「軸方向一方側」と言い、その反対側を「軸方向他方側」と言う。
焼結含油軸受1は、筒状の焼結体からなり、内部空孔には潤滑油が含浸されている。焼結含油軸受1は、例えば、銅系、鉄系、あるいは銅鉄系の焼結体で構成され、本実施形態では銅および鉄を主成分とした銅鉄系の焼結体で構成される。
焼結含油軸受1は、略円筒状を成し、内周面に、円筒部2と、円筒部2の軸方向一方側(図中右側)に隣接して設けられ、軸方向一方側へ向けて徐々に拡径した拡径部とを有する。図示例では、円筒部2の軸方向一方側に、拡径部としての第1テーパ部3が設けられる。円筒部2の軸方向他方側(図中左側)には、軸方向他方側に向けて徐々に拡径した他の拡径部としての第2テーパ部4が設けられる。第1テーパ部3および第2テーパ部4は、軸方向に対して同じ角度で傾斜し、その傾斜角度は例えば1〜3°(好ましくは1〜2°)とされる。尚、図1では、両テーパ部3,4の傾斜角度を誇張して示している。図示例では、両テーパ部3,4の軸方向寸法が等しい。
円筒部2は、軸62を支持する軸受面として機能する。第1テーパ部3は、ウォームギア63がウォームホイール64から受ける力F(図12参照)により軸62が撓んだときに、軸62を支持する軸受面として機能する。第2テーパ部3は、軸62の状態に関わらず軸受面として機能しない(すなわち、第2テーパ部3と軸62とが摺動することはない)。焼結含油軸受1の内周面は、第1テーパ部3、円筒部2、第2テーパ部4の順に密度が高くなっており、すなわち、この順に表面開口率が小さくなっている。
焼結含油軸受1の外周面には、低密度部と、低密度部よりも密度の高い高密度部とが設けられる。本実施形態では、焼結含油軸受1の外周面に、低密度部として外周円筒部5が設けられると共に、外周円筒部5の軸方向一方側に、高密度部として、外周円筒部5よりも小径な小径部が設けられる。図示例では、焼結含油軸受1の外周面の軸方向一方側の端部に、小径部として、軸方向一方側に向けて徐々に縮径した外周テーパ部6が設けられる。
外周テーパ部6は、内周面の第1テーパ部4の軸方向領域に設けられる。図示例では、第1テーパ部4の軸方向領域全域にわたって、外周テーパ部6が設けられる。具体的には、第1テーパ部4と同じ軸方向領域に外周テーパ部6が設けられる。第1テーパ部4及び外周テーパ部6の軸方向一端は何れも面取り部7まで達しており、第1テーパ部4及び外周テーパ部6の軸方向他端は同じ軸方向位置に配されている。外周テーパ部6の軸方向に対する傾斜角度は、内周面のテーパ部3,4の傾斜角度よりも大きく、例えば5〜20°(好ましくは10〜15°)とされる。尚、外周テーパ部6の構成は上記に限らず、例えば、外周テーパ部6の軸方向他端を、第1テーパ部4の軸方向他端よりも軸方向他端側まで延ばしてもよい。
焼結含油軸受1の内周面および外周面の軸方向両端には、面取り部7が設けられる。具体的には、軸方向一方の端面8と、第1テーパ部3および外周テーパ部6との間に、それぞれ面取り部7が設けられる。また、軸方向他方の端面8と、第2テーパ部4および外周面の外周円筒部5との間に、それぞれ面取り部7が設けられる。各面取り部7は、第1テーパ部3、第2テーパ部4、および外周テーパ部6よりも軸方向に対する傾斜角度が大きいテーパ面とされ、図示例では軸方向に対しておよそ45°傾斜したテーパ面とされる。尚、図示例では、第1テーパ部3、第2テーパ部4、および外周テーパ部6の傾斜角度を誇張しているため、各面取り部7の半径方向寸法が、各テーパ部3,4,6の半径方向寸法と同等かそれよりも小さく示されているが、実際には、各面取り部7の半径方向寸法が各テーパ部3,4,6の半径方向寸法よりも大きくなっている。
上記構成の焼結含油軸受1は、混合工程、フォーミング工程、焼結工程、サイジング工程、含油工程を経て製造される。以下、各工程を詳しく説明する。
[混合工程]
混合工程では、主原料粉、低融点金属粉、および固体潤滑剤粉を混合機で混合して、原料粉末を作成する。原料粉末には、必要に応じて各種成形助剤、例えば離型性向上のための潤滑剤(金属セッケン等)が添加される。
主原料粉は、銅および鉄を含む金属粉末であり、本実施形態では、主原料粉として、銅および鉄を含む部分拡散合金粉、および扁平銅粉が使用される。部分拡散合金粉としては、例えば、鉄粉(あるいは鉄合金粉)の表面に銅を拡散付着させたFe−Cu部分拡散合金粉が使用される。扁平銅粉は、水アトマイズ粉等からなる原料銅粉を搗砕(Stamping)することで扁平化させたものである。扁平銅粉としては、各粒子の長さLが20〜80μm、厚さtが0.5〜1.5μm(アスペクト比L/t=13.3〜160)のものが主に用いられる。ここで言う「長さ」および「厚さ」は、図2に示すように扁平銅粉の各粒子15の幾何学的な最大寸法を言う。扁平銅粉の見かけ密度は1.0g/cm以下とする。扁平銅粉には、原料粉末に混合する前に、予め流体潤滑剤を付着させておくことが好ましい。流体潤滑剤としては、脂肪酸、特に直鎖飽和脂肪酸、具体的にはステアリン酸を使用することができる。尚、主原料粉は上記に限らず、例えば銅粉(純銅粉あるいは銅合金粉)および鉄粉(純鉄粉あるいは鉄合金粉)を使用することもできる。
低融点金属粉は、焼結温度よりも融点の低い金属粉であり、例えば錫、亜鉛、リン等の粉末が使用される。これら低融点金属粉は、銅に対して高い濡れ性を持つ。焼結時には、まず低融点金属(例えば錫)が溶融して銅の表面を濡らして銅−錫合金層を形成する。そして、隣接する部分拡散合金粉の銅−錫合金層同士が拡散接合することで、部分拡散合金粉同士の結合強度が強化される。
固体潤滑剤粉は、軸62との摩擦低減のために添加され、例えば黒鉛粉が使用される。黒鉛粉としては、人造黒鉛粉や天然黒鉛粉を使用することができる。
上記原料粉末における各粉末の配合比は、例えば、Fe−Cu部分拡散合金粉を75〜90wt%、扁平銅粉を8〜20wt%、錫粉を0.8〜6.0wt%、黒鉛粉を0.5〜2.0wt%とされる。
[フォーミング工程]
フォーミング工程では、原料粉末をフォーミング金型(図示省略)に充填して圧縮することで、図3に示す圧粉体20が成形される。圧粉体20の内周面21および外周面22は、軸方向全域にわたってストレートな円筒面状に形成される。圧粉体20の内周面21と両端面23,24との間、および外周面22と両端面23,24との間には、それぞれ面取り部25が形成される。
本実施形態では、原料粉末に扁平銅粉が含まれているため、フォーミング金型に原料粉末を充填する際や、原料粉末をフォーミング金型で圧縮する際に、フォーミング金型の成形面に扁平銅粉が付着する。このため、圧粉体20の表面には、扁平銅粉が多く露出している。扁平銅粉は、各粒子の厚さ直交方向が圧粉体20の表面に沿うように配される。このように、圧粉体20の表面に銅を偏在させることで、焼結含油軸受1の軸62と摺動し得る部分(軸受面)において、銅の面積比を最大にすることができるため、軸62との摺動性を高めることができる。
[焼結工程]
焼結工程では、圧粉体20を焼結炉で焼結することにより、焼結体30が得られる。焼結温度は、主原料粉の融点(本実施形態では銅の融点)よりも低く、低融点金属粉の融点(本実施形態では錫の融点)よりも高い温度とされ、例えば820〜900°とされる。
[サイジング工程]
サイジング工程では、焼結体30を圧縮することで所定の形状に成形する。本実施形態では、サイジング工程として、一次サイジング工程と二次サイジング工程が施される。尚、サイジング工程を説明する図では、焼結体及びサイジング金型の左半分のみを示している。また、焼結体に設けられた面取り部の図示を省略している。
一次サイジング工程では、焼結体30の内周面を圧縮して第2テーパ部4を成形すると共に、焼結体30の外周面を圧縮して外周テーパ部6を成形する。この工程で使用される一次サイジング金型40は、図4に示すように、ダイ41、コア42、上パンチ43、および下パンチ44を有する。ダイ41は、内周面に円筒面41a1を有する上ダイ41aと、内周面に下方へ向けて縮径したテーパ面41b1を有する下ダイ41bとを有する。コア42は、下方へ向けて縮径したテーパ部42aと、テーパ部42aの下方に設けられた円筒部42bとを有する。
具体的には、まず、焼結体30の内周にコア42の円筒部42bを挿入する{図4(a)参照}。円筒部42bの外径は、焼結体30の内径よりも僅かに小さくなっており、両者は半径方向の隙間を介して嵌合する。この状態で焼結体30を降下させて、上ダイ41aの内周に挿入する。このとき、焼結体30の外周面と上ダイ41aの円筒面41a1とは、半径方向隙間を介して嵌合している。焼結体30の外周面と上ダイ41aの円筒面41a1との間の半径方向隙間は、焼結体30の内周面とコア42の円筒部42bとの間の半径方向隙間よりも小さい。
その後、さらに焼結体30を降下させて、焼結体30の下端を下ダイ41bの内周に押し込む{図4(b)参照}。これにより、下ダイ41bの形状が焼結体30の外周面に転写されて、焼結体30の外周面の下端に外周テーパ部6が成形される。こうして焼結体30の外周面に外周テーパ部6が成形されたら、焼結体30の降下を停止する。その後、上パンチ43を僅かに降下させて焼結体30を軸方向に圧縮することで、焼結体30の外周面を拡径させ、焼結体30の外周面を上ダイ41aの内周面41a1に密着させる。このとき、焼結体30の内周面が縮径するが、焼結体30の内周面はコア42の円筒部42aに接触させないことが好ましい。
その後、コア42を降下させて、コア42のテーパ部42aを焼結体30の内周に押し込む{図4(c)参照}。これにより、コア42のテーパ部42aの形状が焼結体30の内周面に転写されて、焼結体30の内周面の上端に第2テーパ部4が成形される。こうして一次サイジング金型40で焼結体30を成形している間、焼結体30の内周面とコア42の円筒部42bの外周面との間には、半径方向隙間が維持される。すなわち、一次サイジング工程では、焼結体30の内周面のうち、第2テーパ部4を除く領域は、コア42で成形されない。
このように、一次サイジング工程では、焼結体30がダイ41、コア42、上下パンチ43,44で圧縮されることにより、焼結体30の密度が高められる。特に、焼結体30の外周面のうち、外周テーパ部6は、外周面の他の領域(円筒領域)よりも半径方向の圧縮量が大きくなるため、外周面の他の領域よりも密度が高くなる。また、焼結体30の内周面のうち、第2テーパ部4は、他の領域よりも半径方向の圧縮量が大きくなるため、内周面の他の領域(円筒領域)よりも密度が高くなる。尚、外周テーパ部6の軸方向に対する傾斜角度は、第2テーパ部4の軸方向に対する傾斜角度よりも大きいため、外周テーパ部6は、第2テーパ部4よりも一次サイジングによる圧縮量が大きく、従って第2テーパ部4よりも密度が高い。
以上より、一次サイジングを経た焼結体30の表面の密度は、外周テーパ部6、第2テーパ部4、外周面及び内周面の円筒領域の順に小さくなる。また、焼結体30の表面開口率は、外周テーパ部6、第2テーパ部4、外周面及び内周面の円筒領域の順に大きくなる。
二次サイジング工程では、一次サイジング工程を経た焼結体30の内周面に円筒部2および第1テーパ部3を成形すると共に、焼結体30の外周面に外周円筒部5を成形する。この工程で使用される二次サイジング金型50は、図5に示すように、ダイ51、コア52、上パンチ53、および下パンチ54を有する。ダイ51の内周面は、ストレートな円筒面状とされる。コア52は、下方に向けて縮径したテーパ部52aと、テーパ部の下方に設けられた円筒部52bとを有する。
具体的には、まず、焼結体30を二次サイジング金型50の下パンチ54の上に載置する{図5(a)参照}。このとき、焼結体30は、一次サイジング工程で内周面に成形された第2テーパ部4が下方となるように配される。すなわち、焼結体30は、一次サイジング金型に配した状態とは上下反転させた状態で、二次サイジング金型に配される。そして、焼結体30の内周にコア52の円筒部52bを圧入する。これにより、焼結体30の円筒領域(後に第1テーパ部3となる領域を含む)が圧縮成形されて、密度が高くなる。また、このとき、焼結体30の円筒領域が、コア52の円筒部52bの外周面と圧接しながら摺動するため、この円筒領域の表面が目潰しされた状態となる。こうしてコア52の円筒部52bで成形された焼結体30の内周面の円筒領域の一部が、円筒部2となる。
その後、焼結体30を降下させて、ダイ51の内周に圧入する{図5(b)参照}。これにより、焼結体30の外周面のうち、外周テーパ部6を除く円筒領域が、ダイ51の内周面で圧縮成形されて密度が高くなると共に、ダイ51の内周面と圧接しながら摺動することで表面が目潰しされた状態となる。このとき、焼結体30の外周面とダイ51の内周面との圧入代(一次サイジングを施した焼結体30の外径とダイ51の内径との径差)は、焼結体30の内周面とコア52の円筒部52bとの圧入代(一次サイジングを施した焼結体30の内径とコア52の円筒部52bの外径との径差)よりも大きい。尚、焼結体30をダイ51の内周に圧入した後、上下パンチ53,54で焼結体30をさらに軸方向に圧縮して、焼結体30のさらなる高密度化を図ることもできる。
その後、焼結体30の内周にコア52のテーパ部52aを押し込む{図5(c)参照}。これにより、コア52のテーパ部52aの形状が焼結体30の内周面に転写され、第1テーパ部3が成形される。こうして、第1テーパ部3がコア52のテーパ部52aで圧縮成形されることで、第1テーパ部3の密度がさらに高められる。以上により、焼結体30が所定形状(図1の焼結含油軸受1と同形状)に成形される。
このように、サイジング工程では、焼結体30がサイジング金型で圧縮成形される。具体的に、焼結体30の内周面のうち、第2テーパ部4は、一次サイジング工程のコア42のテーパ部42aによる圧縮成形のみが施される。焼結体30の内周面の円筒部2は、二次サイジング工程のコア52の円筒部52bの圧入による圧縮成形及び目潰しが施される。焼結体30の内周面の第1テーパ部3は、二次サイジング工程のコア52の円筒部52bの圧入による圧縮成形及び目潰しと、コア52のテーパ部52aによる圧縮成形が施される。従って、焼結体30の内周面の表面開口率は、第2テーパ部4、円筒部2、第1テーパ部3の順に小さくなる。また、第1テーパ部3の密度は、円筒部2の密度よりも高くなっている。本実施形態では、第2テーパ部4、円筒部2、第1テーパ部3の順に密度が高くなる。
また、焼結体30の外周テーパ部6は、一次サイジング工程の下ダイ41bのテーパ面41b1による圧縮成形のみが施される。焼結体30の外周円筒部5は、二次サイジング工程のダイ51への圧入による圧縮成形及び目潰しが施される。このとき、焼結体30の円筒面状外周面に外周テーパ部6を成形する際の圧縮量は、焼結体30をダイ52に圧入する際の圧縮量よりも大きいため、外周テーパ部6の密度は外周円筒部5の密度よりも高い。また、外周テーパ部6及び外周円筒部5の表面開口率は、焼結体30の外周面の各領域の圧縮成形量や圧入代等で変わるが、本実施形態では、外周テーパ部6の表面開口率が外周円筒部5の表面開口率よりも小さくなっている。
尚、焼結体30の内周面および外周面の軸方向両端に設けられた面取り部7は、何れもサイジングによる圧縮は施されておらず、フォーミングにより成形された面となっている。従って、面取り部7は、焼結体30の表面のうち、最も密度が低く、且つ、最も表面開口率が大きくなっている。
また、二次サイジング工程において、焼結体30の外周テーパ部6とダイ51の内周面との間に半径方向隙間があるため、焼結体30の内周面に第1テーパ部3を圧縮成形することにより、一次サイジング工程で成形した外周テーパ部6が拡径する恐れがある。しかし、第1テーパ部3は外周テーパ部6よりも軸方向に対する傾斜角度が小さく、二次サイジングによる圧縮量は小さいため、第1テーパ部3の成形による外周テーパ部6への影響は小さい。また、外周テーパ部6の傾斜角度は、それほど高い精度を要求されないため、若干の変動は問題とならない。
[含油工程]
含油工程では、サイジングを施した焼結体30に、真空含浸等の手法で潤滑油を含浸させる。焼結体に含浸させる潤滑油としては、例えばエステル系潤滑油が使用され、特に、動粘度が30mm/sec以上、200mm/sec以下のものが好ましい。以上により、焼結含油軸受1が完成する。
上記の焼結含油軸受1は、図8に示すパワーウインド用動力伝達機構に組み込まれる。具体的には、焼結含油軸受1の内周に軸62を挿入すると共に、焼結含油軸受1をハウジング66の所定箇所に圧入固定する。本実施形態の焼結含油軸受1は、ウォームギア63の軸方向両側近傍に設けられ、第1テーパ部3がウォームギア63側となるようにハウジング66に固定される。尚、それ以外の軸受(図12の右端の軸受65)として本実施形態の焼結含油軸受1を用いる場合は、第1テーパ部3がモータ61側となるように配される。尚、軸受65の一部を、上記の焼結含油軸受1以外の軸受としてもよい。例えば、図1の右端の軸受として、内周面の全域をストレートな円筒面とした焼結含油軸受を使用してもよい。
上記のパワーウインド用動力伝達機構において、モータ61を駆動して軸62が回転すると、焼結含油軸受1の内部から滲み出した潤滑油、あるいは、外部から供給された潤滑油が、焼結含油軸受1の内周面と軸62の外周面との間に介在する。軸62のたわみが小さい状態では、焼結含油軸受1の内周面の円筒部2と軸62の外周面との間の油膜が形成され、この油膜を介して軸62が円筒部2により回転自在に支持される。軸62のたわみが大きくなると、上記の円筒部2による支持に加えて、焼結含油軸受1の内周面の第1テーパ部3と軸62の外周面との間の油膜を介して、軸62が第1テーパ部3により回転自在に支持される。
上記の焼結含油軸受1は、内周面のうち、第1テーパ部3の密度が最も高く、表面開口率が最も小さいため、第1テーパ部3から焼結含油軸受1の内部空孔に潤滑油が侵入しにくい。従って、第1テーパ部3と軸62との間に介在した潤滑油の圧力が維持され、軸62の回転精度が高められる。
さらに、上記の焼結含油軸受1は、一次サイジング工程により外周面の一部(第1テーパ部3の外径側)に外周テーパ部6が圧縮成形されているため、外周面のうち、外周テーパ部6の密度が他の領域よりも高くなっている。このように、焼結含油軸受1のうち、第1テーパ部3の軸方向領域を外周側から高密度化することで、第1テーパ部3から焼結含油軸受1の内部空孔に潤滑油がさらに侵入しにくくなるため、軸62の回転精度がより一層高められる。
本発明は上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と同様の機能を有する部位には同一の符号を付して重複説明を省略する。
図6に示す焼結含油軸受1は、内周面に第2テーパ部4を設けていない点で上記の実施形態と異なる。すなわち、この焼結含油軸受1では、内周面の円筒部2の軸方向他端(第1テーパ部3と反対側の端部)が、面取り部7まで達している。この場合、一次サイジングで焼結体30の外周面に外周テーパ部6を成形した後、二次サイジングで焼結体の内周面に円筒部2および第1テーパ部3が成形される。
また、上記の実施形態では、外周テーパ部6を一次サイジングで成形する場合を示したが、これに限らず、例えば外周テーパ部6を二次サイジングで成形してもよい。具体的には、例えば、一次サイジングで焼結体30の内周面に第2テーパ部4を成形した後、二次サイジングで焼結体30の内周面に円筒部2および第1テーパ部3を成形すると共に、焼結体30の外周面に外周テーパ部6を成形してもよい(図示省略)。
また、焼結含油軸受1をハウジング66に組み付ける際、図7に示すように、焼結含油軸受1を外周テーパ部6側からハウジング66の内周に挿入(例えば圧入)すれば、外周テーパ部6とハウジング66の開口部を当接させることで焼結含油軸受1がハウジング66に対してガイドされるため、焼結含油軸受1のハウジング66への組付作業をスムーズに行うことができる。
また、上記の実施形態では、圧粉体20の外周面をストレートな円筒面とした場合を示したが、これに限られない。例えば、図8に示すように、圧粉体20の外周面22に、小径部22aおよび大径部22bを設けてもよい。この圧粉体20を焼結してなる焼結体30に、図9に示す一次サイジング金型40により一次サイジングを施す。この一次サイジング金型40は、ダイ41が一体に形成され、成形面の軸方向全域がストレートな円筒面状に形成されている点で、図4に示す実施形態と異なる。
具体的には、大径部32bが下側となるように焼結体30を一次サイジング金型40に配置する{図9(a)参照}。その後、焼結体30をダイ41の内周に圧入することにより、焼結体30の外周面32が、ダイ41の内周面でストレートな円筒面状に成形される{図9(b)参照}。焼結体30をダイ41に圧入した後、焼結体30の内周にコア42のテーパ部42aを押し込むことにより、焼結体30の内周面の上端に第2テーパ部4が成形される。このとき、焼結体30の外周面32のうち、小径部32aを圧縮してなる領域が低密度部5’となり、大径部32bを圧縮してなる領域が高密度部6’(黒塗りで示す領域)となる。
その後、図10に示す二次サイジング金型50により、焼結体30に二次サイジングを施す。具体的には、まず、高密度部6’が上側となるように焼結体30を二次サイジング金型50に配置し、焼結体30の内周にコア52の円筒部52bを圧入する{図10(a)参照}。その後、焼結体30をダイ51の内周に圧入すると共に、焼結体30の内周にコア52のテーパ部52aを押し込む、{図10(b)参照}。以上により、焼結体30の内周面に円筒部2および第1テーパ部3が成形される。
以上の工程を経て作成された焼結体30に、潤滑油を含浸させることで、図11に示す焼結含油軸受1が得られる。この焼結含油軸受1の内周面には、上記の実施形態と同様に、円筒部2、第1テーパ部3、および第2テーパ部4が設けられる。一方、焼結含油軸受1の外周面は、ストレートな円筒面で構成される。焼結含油軸受1の外周面のうち、第1テーパ部3の軸方向領域には高密度部6’が設けられる。図示例では、焼結含油軸受1の外周面の軸方向一端に高密度部6’が設けられ、高密度部6’の軸方向他方側に隣接して低密度部5’が設けられる。低密度部5’および高密度部6’は、同一径の連続した円筒面である。
また、上記の実施形態では、一次サイジング工程において、コア42の円筒部42bと焼結体30の内周面との間に隙間が形成される場合を示したが、これに限られない。例えば、一次サイジング工程において、コア42の円筒部42bを焼結体30の内径と同一径とし、円筒部42bと焼結体30の内周面との間の隙間を実質0(例えば軽圧入状態)としてもよい。この場合、円筒部42bで焼結体30の内周面を内径側から支持した状態で、焼結体30の外周面が下ダイ41のテーパ面41b1で圧縮されるため、焼結体30に外周テーパ部6を確実に成形することができる。
また、上記の実施形態では、一次サイジング工程において、焼結体30の外周面と上ダイ41aの円筒面41a1とを半径方向隙間を介して嵌合させているが、これに限らず、上ダイ41aの内径と焼結体30の外径と同一径とし、上ダイ41aの円筒面41a1と焼結体30の外周面との間の隙間を実質0(例えば軽圧入状態)としてもよい。
また、上記の実施形態では、焼結含油軸受1をパワーウインド用動力伝達機構に適用する場合を示したが、これに限らず、他の用途に用いてもよい。例えば、携帯電話等のバイブレータとして機能する振動モータに、本発明の焼結含油軸受を適用することもできる。
また、上記の実施形態では、焼結含油軸受1での内周に挿入された軸62を回転させる場合を示したが、これに限らず、軸を固定して焼結含油軸受を回転させる場合や、軸および焼結含油軸受の双方を回転させる場合に、本発明を適用してもよい。
本発明は、以上の実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適用可能であることは言うまでもない。
1 焼結含油軸受
2 円筒部
3 第1テーパ部(拡径部)
4 第2テーパ部
5 外周円筒部(低密度部)
6 外周テーパ部(高密度部)
7 面取り部
20 圧粉体
30 焼結体
40 一次サイジング金型
50 二次サイジング金型

Claims (8)

  1. 筒状の焼結体からなり、内部空孔に潤滑油が含浸された焼結含油軸受であって、
    内周面に、円筒部と、該円筒部の軸方向一方側に隣接して設けられ、軸方向一方側へ向けて徐々に拡径し、前記円筒部よりも密度の高い拡径部とを有し、
    外周面のうち、前記拡径部の軸方向領域に、他の領域よりも密度の高い高密度部を設けた焼結含油軸受。
  2. 前記高密度部が、軸方向一方側へ向けて徐々に縮径したテーパ面である請求項1記載の焼結含油軸受。
  3. 前記外周面がストレートな円筒面からなる請求項1記載の焼結含油軸受。
  4. 前記拡径部が、サイジングにより圧縮された成形面からなる請求項1〜3の何れかに記載の焼結含油軸受。
  5. 原料粉末を圧縮成形して圧粉体を得るフォーミング工程と、前記圧粉体を焼結して焼結体を得る焼結工程と、前記焼結体を圧縮成形するサイジング工程と、前記焼結体の内部空孔に潤滑油を含浸させる含油工程とを有する焼結含油軸受の製造方法であって、
    前記サイジング工程で、前記焼結体の内周面に、円筒部と、該円筒部の軸方向一方側に隣接して設けられ、軸方向一方側へ向けて徐々に拡径し、前記円筒部よりも密度の高い拡径部とを成形すると共に、前記焼結体の外周面のうち、前記拡径部の軸方向領域に、他の領域よりも密度の高い高密度部を成形する焼結含油軸受の製造方法。
  6. 前記フォーミング工程で、前記圧粉体の外周面をストレートな円筒面とし、
    前記サイジング工程で、前記焼結体の外周面を圧縮することにより、他の領域よりも小径な前記高密度部を成形する請求項5記載の焼結含油軸受の製造方法。
  7. 前記サイジング工程が、前記焼結体の外周面に前記高密度部を成形する一次サイジング工程と、前記焼結体の内周面に前記円筒部および前記拡径部を成形する二次サイジング工程とを有する請求項6記載の焼結含油軸受の製造方法。
  8. 前記フォーミング工程で前記圧粉体の外周面に大径部および小径部を設け、
    前記焼結工程で前記圧粉体を焼結することにより、外周面に大径部および小径部を有する前記焼結体を得て、
    前記サイジング工程で、前記焼結体の外周面をストレートな円筒面状に成形する請求項5記載の焼結含油軸受の製造方法。
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