JP2016171686A - 制御回路及びスイッチング電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング電源の入力接続状態情報の取得を低損失かつ簡素な構成で可能とし、更に、感電防止及び待機電力削減を可能とする制御回路及びスイッチング電源を提供する。【解決手段】第1信号生成部110は、スイッチング電源1の入力側の電圧を整流し分圧して得られる非脈流電圧成分を含んだ第1信号S110を生成する。第2信号生成部120は、第1信号から非脈流電圧成分を除去し、更にスイッチング電源1の接地GNDの電位に対して最小値を所定の第1電位にクランプし最大値を所定正電位の第2電位にクランプした第2信号S120を生成する。第3信号生成部130は、第2信号をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られる第3信号S130を生成する。第4信号生成部140は、第3信号に基づいてスイッチング電源1と交流電源10とが接続又は非接続いずれかの状態にあるかを表す入力接続状態情報としての第4信号S140を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御回路及びスイッチング電源に関する。
スイッチング電源においては、交流電源間にXキャパシタを接続し、伝導ノイズ対策とすることが一般になされている。上記Xキャパシタは、交流電源が接続される状態のときは、交流電源によって充放電を繰り返す状態となるが、交流電源を接続状態から非接続状態にすると、Xキャパシタに電荷が充電したままの状態となってしまい、感電の危険性がある。
そこで、従来のスイッチング電源においては、交流電源間に放電抵抗を設け、Xキャパシタに帯電した電荷を所定条件で放電する構成とし、国際安全規格等に規定されている感電防止対策を施すことが多い。
一方、近年、低炭素社会に向けた取り組みとして、待機電力削減に対する要求が益々高まってきているが、待機電力削減要求に対して、上記放電抵抗における電力消費は、大きな課題となる。
例えば、近年、待機電力を数十mW以下にしたいという要求があるが、Xキャパシタを0.33μF 、放電抵抗を3MΩとした場合、200V系の交流入力電圧では数十mWの電力損失が発生してしまうため、上記放電抵抗での電力損失削減は重要な課題である。
上記課題を解消するための手段として、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されるような発明が提案されている。
特許文献1に開示された直流電源装置に係る発明においては、商用電源に接続される待機動作時には放電抵抗(特許文献1の図1中のR3及びR4)は導通せず、放電抵抗で消費される電力は軽減される。そのため、放電抵抗による待機時消費電力を削減することが可能となる。
特許文献2に開示された起動回路に係る発明においては、整流電圧が所定電圧以下を検出すると、タイマは整流電圧が所定電圧以下から所定時間を計測する。そして、タイマで計測された所定時間内に整流電圧が規定電圧以下になっていない場合には、交流電源が断となったと判断し、放電回路は整流電圧を放電させる。これにより、交流電源間に接続される放電抵抗をなくすことができ、待機時の消費電力を低減することができる。
特開2006−204028号公報 特開2012−23832号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明にあっては、直流電源装置が商用電源に接続される時に、トランジスタ(特許文献1の図1中のQ3)をオン状態にするためのコンデンサ(特許文献1の図1中のC1及びC2)が高耐圧で大型の部品を用いる必要があるため、小型かつ少数の低耐圧部品で回路を構成することができず、直流電源装置の低コスト化が図れないといった課題生じる。
また、特許文献2に開示された発明にあっては、タイマのリセット回路(特許文献2の図3中の基準電源Vref2、CMP2及びインバータ21等)等の複雑な回路が必要となり、回路構成が複雑であるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、スイッチング電源の入力接続状態情報の取得を低損失かつ簡素な構成で可能とし、更に、感電防止及び待機電力削減を可能とする制御回路及びスイッチング電源を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
入力側において交流電源が接続又は非接続の状態にされるスイッチング電源に用いる制御回路であって、交流電源が接続又は非接続の状態にされる第1入力端子と、第1出力端子と、を有し、スイッチング電源の入力側の電圧を整流し分圧して得られる、脈流電圧成分と非脈流電圧成分とを含んだ第1信号を生成し、第1出力端子から第1信号を出力する第1信号生成部と、第1出力端子が接続される第2入力端子と、第2出力端子と、を有し、第1信号から非脈流電圧成分を除去した脈流電圧成分信号の最小値を所定の第1電位にクランプした第2信号を生成し、第2出力端子から第2信号を出力する第2信号生成部と、第2出力端子が接続される第3入力端子と、第3入力端子よりもインピーダンスが低い第3出力端子と、を有し、第2信号をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られる、スイッチング電源と交流電源とが接続又は非接続いずれかの状態にあるかを表す入力接続状態情報としての第3信号を生成し、第3出力端子から第3信号を出力する第3信号生成部と、を備えたことを特徴とする制御回路。
スイッチング電源の出力側には負荷回路が接続され、負荷回路には、入力接続状態情報が伝達されることを特徴とする制御回路。
第3信号生成部は、インピーダンス変換回路を備え、インピーダンス変換回路が第2信号をインピーダンス変換することを特徴とする制御回路。
インピーダンス変換回路は、第3入力端子に接続される正極入力端子と、負極入力端子と、出力端子と、を有するオペアンプと、アノード端子がオペアンプの出力端子に接続され、カソード端子が第3出力端子に接続されるブロッキングダイオードと、一端側が前記ブロッキングダイオードのカソードに接続され、他端側が接地に接続される平滑キャパシタと、を備えたことを特徴とする制御回路。
ブロッキングダイオードは、フォトダイオードであることを特徴とする制御回路。
インピーダンス変換回路は、第3入力端子に接続されるベース端子と、制御回路の制御動作に必要な制御電力源に接続されるコレクタ端子と、エミッタ端子と、を有するトランジスタと、一端側が前記エミッタ端子に接続され、他端側が接地に接続される平滑キャパシタと、を備えたことを特徴とする制御回路。
第1信号生成部は、スイッチング電源の入力側の電圧を整流し分圧し更に平滑して得られる入力電圧情報表す入力電圧情報信号を生成することを特徴とする制御回路。
スイッチング電源は、スイッチング電源の入力側にコンデンサを設け、このコンデンサはアクロスザラインコンデンサとして機能するXキャパシタを備えたことをとする制御回路。
Xキャパシタは、スイッチング電源と交流電源とが接続状態から非接続状態になった場合に、第3信号に基づいて、スイッチング電源と交流電源とが接続状態にあった期間にXキャパシタに充電された電荷が、スイッチング電源と交流電源とが非接続状態になった後に放電させられることを特徴とする制御回路。
第3出力端子が接続される第4入力端子と、第4出力端子と、を有し、第3信号が所定閾値になった場合に、第3信号が所定閾値になったことを示す第4信号を生成し、第4出力端子から第4信号を出力する第4信号生成部を備えたことを特徴とする制御回路。
第3信号又は第4信号に基づいて、スイッチング電源と交流電源とが接続状態にあった期間にXキャパシタに充電された電荷を、スイッチング電源と交流電源とが非接続状態になった後に放電するスイッチ部を備えたことを特徴とする制御回路。
スイッチング電源は、スイッチングの制御に必要な制御電源電圧を生成し蓄電する制御電源部を備えたものであり、制御電源電圧の値に基づいて、スイッチング電源のスイッチングを開始又は停止させるスイッチング制御部を備え、スイッチ部は、交流電源と制御電源部とを接続状態又は非接続状態にする起動スイッチと、制御電源電圧の値に基づいて起動スイッチを制御し制御電源部に電力を供給又は非供給の状態にする起動制御部と、を有する制御回路であって、第3信号及び入力電圧情報信号、又は、第4信号及び入力電圧情報信号、に基づいて、スイッチング制御部の動作を制御する第5信号を生成する第5信号生成部と、を備えたことを特徴とする制御回路。
第5信号に基づいて、制御電源電圧を強制的に低下させる電圧強制低下部を備えたことを特徴とする制御回路。
上記いずれかの制御回路を備えたことを特徴とするスイッチング電源。
入力側において交流電源が接続又は非接続の状態にされるスイッチング電源に用いる制御回路であって、第1信号生成部は、スイッチング電源の入力側の電圧を整流し分圧して得られる、脈流電圧成分と非脈流電圧成分とを含んだ第1信号を生成し、第1出力端子から第1信号を出力し、第2信号生成部は、第1信号から非脈流電圧成分を除去した脈流電圧成分信号の最小値を所定の第1電位にクランプした第2信号を生成し、第2出力端子から第2信号を出力し、第3信号生成部は、第2信号をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られる、スイッチング電源と交流電源とが接続又は非接続いずれかの状態にあるかを表す入力接続状態情報としての第3信号を生成し、第3出力端子から第3信号を出力する。これにより、スイッチング電源の入力接続状態情報を、低損失かつ簡素な構成で取得することができる。そのため、入力側にXキャパシタ設けられているスイッチング電源においては、スイッチング電源が交流電源に接続された状態から非接続の状態になった場合に、スイッチング電源の入力接続状態情報に基づいて、Xキャパシタに充電された電荷を速やかに放電させ感電防止を図ることができる。
制御回路は、スイッチング電源の出力側に接続される負荷回路に、入力接続状態情報を伝達する。例えば、負荷回路がマイコンである場合には、スイッチング電源の入力接続状態情報がマイコンに伝達される。この場合、交流電源とスイッチング電源とが切断される際におけるスイッチング電源等の動作情報をマイコンがメモリ等に記憶させるようにすると、スイッチング電源のシステム全体の利便性を高めることができる。
第3信号生成部は、インピーダンス変換回路を備え、インピーダンス変換回路が第2信号をインピーダンス変換する。これにより、スイッチング電源の入力電圧を、高いインピーダンスで検出監視することが可能となり、低損失かつ簡素な構成で、スイッチング電源の入力接続状態情報を取得することができる。
インピーダンス変換回路は、オペアンプと、ブロッキングダイオードと、平滑キャパシタと、を備え、オペアンプは、第3入力端子に接続される正極入力端子と、負極入力端子と、出力端子と、を有し、ブロッキングダイオードは、アノード端子がオペアンプの出力端子に接続され、カソード端子が第3出力端子に接続され、平滑キャパシタは、一端側がブロッキングダイオードのカソードに接続され、他端側が接地に接続される。これにより、インピーダンス変換回路等を含む制御回路の構成を簡素にすることができる。
ブロッキングダイオードはフォトダイオードであり、フォトダイオードに電流が流れると、フォトダイオードが発光信号し、交流電源とスイッチング電源との接続状態の情報が光信号により通知される。これにより、交流電源とスイッチング電源との接続状態の情報を、電気的に絶縁された位置に伝達することが可能となる。
インピーダンス変換回路は、第3入力端子に接続されるベース端子と、制御回路の制御動作に必要な制御電力源としての制御電源に接続されるコレクタ端子と、エミッタ端子と、を有するトランジスタと、一端側がエミッタ端子に接続され、他端側が接地に接続される平滑キャパシタと、を備えた構成とする。これにより、インピーダンス変換回路等を含む制御回路の構成を更に簡素にすることができる。
第1信号生成部は、スイッチング電源の入力側の電圧を整流し分圧し更に平滑して得られる入力電圧情報表す入力電圧情報信号を生成する。これにより、スイッチング電源の入力電圧情報の取得を、低損失かつ簡素な構成で行うことができ、入力電圧を監視し、入力電圧が定常状態にない場合等にスイッチング電源動作を停止等させることができる。
スイッチング電源は、スイッチング電源の入力側にコンデンサを設け、このコンデンサはアクロスザラインコンデンサとして機能するXキャパシタを備える構成とする。これにより、Xキャパシタを備えたスイッチング電源においても、スイッチング電源の入力接続状態情報及び/又は入力電圧情報の取得を、低損失かつ簡素な構成で行うことができる。
Xキャパシタは、スイッチング電源と交流電源とが接続状態から非接続状態になった場合に、第3信号に基づいて、スイッチング電源と交流電源とが接続状態にあった期間にXキャパシタに充電された電荷が、スイッチング電源と交流電源とが非接続状態になった後に放電させられる。これにより、スイッチング電源が交流電源に接続された状態から非接続の状態になった場合には、第3信号に基づいて、Xキャパシタに充電された電荷を速やかに放電させ、感電防止を図ることができ、低損失かつ簡素な構成の安全なスイッチング電源を提供することができる。
第4信号生成部は、第3信号が所定閾値になった場合に、第3信号が所定閾値になったことを示す第4信号を生成し、第4出力端子から第4信号を出力する。これにより、確実かつ速やかにXキャパシタに充電された電荷を放電させ、感電防止を図ることができ、低損失かつ簡素な構成の安全なスイッチング電源を提供することができる。
スイッチ部は、第3信号又は第4信号に基づいて、スイッチング電源と交流電源とが接続状態にあった期間にXキャパシタに充電された電荷を、スイッチング電源と交流電源とが非接続状態になった後に速やかに放電する。これにより、確実かつ速やかにXキャパシタに充電された電荷を放電させ、感電防止を図ることができ、低損失かつ簡素な構成の安全なスイッチング電源を提供することができる。
スイッチング電源は、スイッチングの制御に必要な制御電源電圧を生成し蓄電する制御電源部を備えたものであり、制御電源電圧の値に基づいて、スイッチング電源のスイッチングを開始又は停止させるスイッチング制御部を備え、スイッチ部は、交流電源と制御電源部とを接続状態又は非接続状態にする起動スイッチと、制御電源電圧の値に基づいて起動スイッチを制御し制御電源部に電力を供給又は非供給の状態にする起動制御部と、を有する制御回路であって、第5信号生成部は、第3信号及び入力電圧情報信号、又は、第4信号及び入力電圧情報信号、に基づいて、スイッチング制御部の動作を制御する第5信号を生成し、スイッチング制御部に出力する。
このように動作する制御回路によれば、スイッチング電源の入力側に交流電源が接続された状態において、入力電圧変動を監視し、入力電圧が定常状態にない場合等にスイッチング電源動作を停止させることができる。また、スイッチング電源が交流電源に接続された状態から非接続の状態になった場合には、第5信号によりスイッチング電源のスイッチングを速やかに停止させることができ、起動スイッチにより交流電源と制御電源部とを接続状態にさせて、Xキャパシタに充電された電荷を速やかに放電させることができる。
なお、入力電圧変動を監視する入力電圧情報信号は、Xキャパシタの端子電圧を分圧して平滑しただけの信号である。そのため、Xキャパシタが十分に放電されない状態では入力電圧情報信号だけでは交流電源が非接続かどうかの検出が困難であるが、制御回路101では、入力接続状態情報も取得しているため、交流電源が非接続かどうかの検出も確実になされる。
また、本発明によれば、入力電圧変動を監視するための抵抗部品とスイッチング電源の入力接続状態情報を取得するための抵抗部品を共用できる。これにより、少数部品構成で確実かつ速やかにXキャパシタに充電された電荷を放電させて、感電防止を図ることができる。
電圧強制低下部は、第5信号に基づいて、制御電源電圧を強制的に低下させる。これにより、入力接続状態及び入力電圧変動を監視し、スイッチング電源の入力側において、交流電源が接続から非接続の状態にされる場合には、スイッチング制御部は、強制的に低下させられた制御電源電圧の値に基づいて、スイッチング電源のスイッチングを停止させる。
そして、スイッチ部の起動制御部は、強制的に低下させられた制御電源電圧の値に基づいて起動スイッチを制御し制御電源部に電力を供給する状態にする。そのため、スイッチング電源が交流電源に接続されていた状態時にXキャパシタに充電された電荷を急速に放電することができ、確実に感電防止を可能とする制御回路及びスイッチング電源を提供することができる。
また、スイッチング電源と交流電源とが接続された状態で入力電圧が定常状態よりも低下した場合においては、スイッチング制御部は、強制的に低下させられた制御電源電圧の値に基づいて、スイッチング電源のスイッチングを停止させる。
そして、これと同時に、スイッチ部の起動制御部は、強制的に低下させられた制御電源電圧の値に基づいて起動スイッチを制御し制御電源部に電力を供給する状態にする。そのため、スイッチング電源と交流電源とが接続された状態で入力電圧が定常状態よりも低下した場合には、素早くスイッチング電源を再起動させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る制御回路100を用いたスイッチング電源1の構成を示す回路図である。 図1のスイッチング電源1の各部の動作波形図である。 図1中の第3信号生成部130を第3信号生成部230に変形した例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御回路101を用いたスイッチング電源2の構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せをする様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について、説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る制御回路100を用いたスイッチング電源1の構成を示す回路図である。図2は、図1のスイッチング電源1の各部の動作波形図である。図3は、図1中の第3信号生成部130を第3信号生成部230に変形した例を示す回路図である。
スイッチング電源1は、Xキャパシタ30、整流ダイオード40、平滑コンデンサ50、コンバータ60及び制御回路100を備えている。スイッチング電源1の入力側は、スイッチ20を介して交流電源10に接続され、スイッチ20をオン又はオフさせることにより、スイッチング電源1は入力側において交流電源10が接続又は非接続の状態にされる。
Xキャパシタ30は、アクロスザラインコンデンサとして機能し、スイッチング電源1の入力側に設けられ、交流電源10のライン間に接続される。
Xキャパシタ30は、スイッチング電源1と交流電源10とが接続状態から非接続状態になった場合に、後述する第3信号S130に基づいて、スイッチング電源1と交流電源10とが接続状態にあった期間にXキャパシタ30に充電された電荷が、スイッチング電源1と交流電源10とが非接続状態になった後に放電させられる。
制御回路100は、スイッチング電源1の制御を行うものである。制御回路100は、第1信号生成部110と、第2信号生成部120と、第3信号生成部130と、第4信号生成部140と、スイッチ部160と、を備えている。また、制御回路100は、端子102、端子104、端子106及び端子108を有している。
第1信号生成部110は、第1入力端子111a、111bと、第1出力端子113a、113bと、を有し、更に、端子115と、端子117と、を有する。
第1入力端子111aは、端子102及びスイッチ20を介して交流電源10の一端に接続され、第1入力端子111bは、端子104を介して交流電源10の他端に接続される。
第1信号生成部110は、スイッチング電源1の入力側の電圧をダイオード112及びダイオード114により整流し抵抗116及び抵抗118aにより分圧して得られる、脈流電圧成分と非脈流電圧成分とを含んだ第1信号S110を生成し、第1出力端子113a、113bから第1信号S110を出力する。
第1出力端子113a、113bは、それぞれ、第2信号生成部120の第2入力端子121a、121bに接続される。端子115は、制御回路100の端子106を介してスイッチング電源1の接地GNDに接続される。端子117は、スイッチ部160の端子168に接続される。
第1信号生成部110は、上記ダイオード112、ダイオード114、抵抗116及び抵抗118aを有する。ダイオード112のアノードは、第1入力端子111aを介して、制御回路100の端子102に接続される。ダイオード112のカソードは、ダイオード114のカソード、抵抗116の一端及び端子117に接続される。
ダイオード114のアノードは、第1入力端子111bを介して、制御回路の端子104に接続される。ダイオード114のカソードは、ダイオード112のカソード、抵抗116の一端及び端子117に接続される。
抵抗116の一端は、ダイオード112のカソード、ダイオード114のカソード及び端子117に接続される。抵抗116の他端は、抵抗118aの一端及び第1出力端子113aに接続される。
抵抗118aは、一端が抵抗116の他端及び第1出力端子113aに接続され、他端が第1出力端子113b及び端子115に接続される。
第2信号生成部120は、第1出力端子113a、113bがそれぞれ接続される第2入力端子121a、121bと、第2出力端子123a、123bと、を有する。
第2信号生成部120は、第1信号S110から非脈流電圧成分を除去した脈流電圧成分信号の最小値を所定の第1電位E1にクランプした第2信号S120を生成し、第2出力端子123a、123bから第2信号S120を出力する。
第2信号生成部120は、コンデンサ122、ダイオード124及び抵抗126を有する。
コンデンサ122の一端は、第2入力端子121aに接続される。コンデンサ122の他端はダイオード124のカソード、抵抗126の一端及び第2出力端子123aに接続される。
ダイオード124のカソードは、コンデンサ122の他端、抵抗126の一端及び第2出力端子123aに接続される。ダイオード124のアノードは、第2入力端子121b、第2出力端子123b及び抵抗126の他端に接続される。
抵抗126の一端は、コンデンサ122の他端、ダイオード124のカソード及び第2出力端子123aに接続される。抵抗126の他端は、第2入力端子121b、第2出力端子123b及びダイオード124のアノードに接続される。
第3信号生成部130は、第2出力端子123a、123bがそれぞれ接続される第3入力端子131a、131bと、第3入力端子131a、131bよりもインピーダンスが低い第3出力端子133a、133bと、を有する。
第3信号生成部130は、第2信号S120をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られる第3信号S130を生成し、第3出力端子133a、133bから第3信号S130を出力する。
第3信号生成部130は、第2信号S120をインピーダンス変換するインピーダンス変換回路を備えている。このインピーダンス変換回路は、例えば、オペアンプ132と、ブロッキングダイオード134と、平滑キャパシタ136と、で構成する。
第3信号生成部130は、インピーダンス変換回路と、インピーダンス変換された信号を平滑する回路と、を有する構成となるため、スイッチング電源1の入力電圧を、高いインピーダンスで検出することが可能となり、簡素な構成でスイッチング電源1の入力電圧検出に係る電力損失の低減を図ることができる。
第3信号S130は、スイッチング電源1と交流電源10とが接続又は非接続いずれかの状態にあるかを表す入力接続状態情報を含む信号である。
オペアンプ132は、第3入力端子131aに接続される正極入力端子と、負極入力端子と、出力端子と、を有し、負極入力端子及び出力端子は短絡した構成とする。オペアンプ132の負極入力端子及び出力端子は、ブロッキングダイオード134のアノードに接続される。
ブロッキングダイオード134のアノード端子は、オペアンプ132の負極入力端子及び出力端子に接続される。ブロッキングダイオード134のカソード端子は、第3出力端子133a及び平滑キャパシタ136の一端に接続される。
平滑キャパシタ136は、一端側がブロッキングダイオード134のカソード及び第3出力端子133aに接続され、他端側が第3出力端子133b及び第3入力端子131bを介して接地GNDに接続される。
このような回路にすることにより、インピーダンス変換回路を含む制御回路100を簡素な構成とすることができ、制御回路100のコスト削減を図ることができる。
ブロッキングダイオード134は、例えばフォトダイオードとすると好適である。この場合、ブロッキングダイオード134に電流が流れると、フォトダイオードが発光するため、交流電源10とスイッチング電源1との接続状態の情報が入力接続状態情報として光信号により制御回路100の外部に通知できる。
また、上記フォトダイオードの発光信号を例えばフォトトランジスタで受光信号するよう構成すれば、交流電源10とスイッチング電源1との接続状態の情報を、容易に電気的に絶縁された位置に伝達することが可能となる。
第4信号生成部140は、第4入力端子141a、第4入力端子141b、第4出力端子147a、第4出力端子147b及び端子148を有する。また、第4信号生成部140は、抵抗141、抵抗142、抵抗143及びトランジスタ146を有する。
第4入力端子141a、第4入力端子141bは、それぞれ第3信号生成部130の第3出力端子133a、第3出力端子133bに接続される。第4出力端子147a、第4出力端子147bは、それぞれスイッチ部160が有する端子161a、端子161bに接続される。端子148は、第3信号生成部130の端子135及び制御回路100の端子108に接続される。
制御回路100の端子108は、コンバータ60のVcc端子65に接続され、コンバータ60から制御回路100の制御動作に必要な制御電力が供給される。
抵抗141の一端は、第4入力端子141aに接続される。抵抗141の他端は、抵抗142の一端及びトランジスタ146のベース端子に接続される。
抵抗142の一端は、抵抗141の他端及びトランジスタ146のベース端子に接続される。抵抗142の他端は、トランジスタ146のエミッタ端子、第4入力端子141b及び端子166bに接続される。
トランジスタ146のベース端子は、抵抗141の他端及び抵抗142の一端に接続される。トランジスタ146のコレクタ端子は、抵抗143の一端及び第4出力端子147aに接続される。トランジスタ146のエミッタ端子は、抵抗142の他端、第4入力端子141b及び第4出力端子147bに接続される。
抵抗143の一端は、トランジスタ146のコレクタ端子及び第4出力端子147aに接続される。抵抗143の他端は、端子148に接続される。
第4信号生成部140は、第3信号S130が所定閾値VTH(S130)になった場合に、第3信号S130が所定閾値VTH(S130)になったことを示す第4信号S140を生成し、第4出力端子147a、第4出力端子147bから第4信号S140を出力する。
スイッチ部160は、第4信号S140に基づいて、スイッチング電源1と交流電源10とが接続状態にあった期間にXキャパシタ30に充電された電荷を、スイッチング電源1と交流電源10とが非接続状態になった後に速やかに放電する。
なお、第1の実施の形態においては、スイッチ部160は、第4信号S140に基づいてXキャパシタ30に充電された電荷を放電させるが、第4信号S140に基づかなくても、第3信号S130に基づいて、スイッチング電源1と交流電源10とが接続状態にあった期間にXキャパシタ30に充電された電荷を、スイッチング電源1と交流電源10とが非接続状態になった後に速やかに放電するような構成にして適宜変更してもよい。
このような構成とすることにより、確実かつ速やかにXキャパシタに充電された電荷を放電させ、感電防止を図ることができ、低損失かつ簡素な構成の安全な制御回路100及びスイッチング電源1を提供することができる。
スイッチ部160は、端子161a、端子161b及び端子168を有する。また、スイッチ部160は、抵抗162、抵抗164及びトランジスタ166を有する。
抵抗162の一端は、端子161aに接続される。抵抗162の他端は、トランジスタ166のベース端子に接続される。
トランジスタ166のコレクタ端子は、抵抗164の一端に接続される。トランジスタ166のエミッタ端子は、端子161bに接続される。トランジスタ166のベース端子は、抵抗162の他端に接続される。
抵抗164の一端は、トランジスタ166のコレクタ端子に接続される。抵抗164の他端は、端子168に接続される。
端子161a、端子161bは、第4信号生成部140の第4出力端子147a、第4出力端子147bにそれぞれ接続される。端子168は、第1信号生成部110の端子117に接続される。
以上のような構成の制御回路100は、スイッチング電源1と交流電源10とが接続又は非接続いずれかの状態にあるかを表す入力接続状態情報としての第3信号S130を、低損失かつ簡素な構成で取得する。
これにより、スイッチング電源1が交流電源10に接続された状態から非接続の状態になった場合には、スイッチング電源1の入力接続状態情報に基づいて、Xキャパシタ30に充電された電荷を速やかに放電させ感電防止を図ることができる。
スイッチング電源1の出力側は、スイッチング電源1の入力側とは絶縁された負荷回路70に接続される。この負荷回路70は、入力接続状態情報信号が伝達されるようにすると好適である。
この場合、例えば、図1中の抵抗162とトランジスタ166のベース端子との間に、図示しないフォトダイオードを挿入し、トランジスタ166のベース電流をそのフォトダイオードに流し、負荷回路70に設けられた図示しないフォトトランジスタで受光するよう構成すれば、入力接続状態情報を光信号として負荷回路70に伝達することができる。
このような構成にすることにより、負荷回路70がマイコンである場合には、スイッチング電源1の入力接続状態情報をマイコンに伝達することができる点、スイッチング電源1のシステム全体の利便性の面で好適である。
また、図1に示す第3信号生成部130を、図3に示す第3信号生成部230に置き換えても良い。図3に示す第3信号生成部230は、図1の第3信号生成部130の変形例である。
第3信号生成部230は、第3入力端子231a、231b、第3出力端子233a、233b及び端子235を有する。
第3入力端子231a、231bは、それぞれ第2出力端子123a、123bに接続される。第3出力端子233a、233bは、それぞれ第4信号生成部140の第4入力端子141a、141bに接続される。端子235は、第4信号生成部140の端子148及び制御回路100の端子108に接続される。
第3信号生成部230は、トランジスタ234、平滑キャパシタ236及び抵抗232を有する。
トランジスタ234のベース端子は、第3入力端子231aに接続される。トランジスタ234のコレクタ端子は、抵抗232、端子235、制御回路100の端子108及びコンバータ60のVcc端子65を介して、制御回路100の制御動作に必要な制御電力源としての図示しない制御電源に接続される。トランジスタ234のエミッタ端子は、平滑キャパシタ236の一端及び第3出力端子233aに接続される。
抵抗232の一端は、端子235に接続される。抵抗232の他端は、トランジスタ234のコレクタ端子に接続される。
平滑キャパシタ236の一端は、トランジスタ234のエミッタ端子及び端子233aに接続され、平滑キャパシタ236の他端は、第3入力端子231b、第3出力端子233bを介して、接地GNDに接続される。
上記第3信号生成部230は、インピーダンス変換回路を含む制御回路100の構成をより簡素化できる。
続いて、図2を参照しながら、本実施の形態に係る制御回路100及びスイッチング電源1の動作及び効果について説明する。
図2は、図1中のA点−B点間、C点−GND間、D点−GND間、E点−GND間、F点−GND間及びG点−GND間の電圧波形を示したものである。
なお、図1中のA点、B点、C点、D点、E点、F点及びG点は、それぞれ図1中の端子111a、端子111b、端子117、端子113a、端子123a、端子133a、端子147aの位置に対応している。
図2中のA点−B点間電圧は、スイッチング電源1の入力側の電圧であり、Xキャパシタ30の両端電圧が表れる。
図2中のC点−GND間電圧は、スイッチング電源1の入力側の電圧を整流した電圧が表れる。
図2中のD点−GND間電圧は、第1信号生成部110により、スイッチング電源1の入力側の電圧を整流し分圧して得られる、脈流電圧成分と非脈流電圧成分を含んだ第1信号S110が表れる。
図2中のE点−GND間電圧は、第2信号生成部120により、第1信号S110から非脈流電圧成分を除去した脈流電圧成分信号の最小値を所定の第1電位E1にクランプした第2信号S120が表れる。
図2中のF点−GND間電圧は、第3信号生成部130により、第2信号S120をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られる第3信号S130が表れる。
図2中のG点−GND間電圧は、第3信号S130が所定閾値になったことを示す第4信号S140が表れる。
なお、本実施の形態において、入力接続状態情報信号S140(図2中のG点−GND間電圧)が、Lowのときはスイッチング電源1と交流電源10とが接続の状態、Highのときはスイッチング電源1と交流電源10とが非接続の状態を表す。
図2中の時刻t1は、スイッチ20が短絡状態から開放状態に切り替えられたタイミングであり、スイッチング電源1と交流電源10とが、接続状態から非接続状態に切替るタイミングである。
A点−B点間電圧は、図2中の時刻t1においては、交流電源10からXキャパシタ30の両端にスイッチ20が開放された時の電荷が充電された状態であり、時刻t1〜t2までこの状態が保持される。
図2中のC点−GND間電圧は、図2中の時刻t1より前は、スイッチング電源1の入力側の電圧を整流した電圧が表れる。そして、図2中の時刻t1において、図2中のC点−GND間電圧は、交流電源10の交流に同期した脈流は表れなくなって非脈流電圧成分のみの波形となる。
時刻t1〜t2の期間中のC点−GND間電圧は、抵抗116(例えば、10MΩ)及び抵抗118a(例えば、2.2MΩ)を介して僅少の放電がなされ僅かに低下するが、抵抗116及び抵抗118aの値は、MΩオーダであるため、ほぼ所定の電圧VC(例えば、141V)で保持される。
図2中のD点−GND間電圧(第1信号S110)は、第1信号生成部110により、スイッチング電源1の入力側の電圧を整流し分圧して得られる、脈流電圧成分と非脈流電圧成分を含む波形が表れる。
図2中の時刻t1において、図2中のD点−GND間電圧(第1信号S110)は、交流電源10の交流に同期した脈流は表れなくなって非脈流電圧成分のみの波形となり、時刻t1〜t2の期間中、所定の電圧VD(例えば、24V)で保持される。
なお、抵抗116、抵抗118a及び第2信号生成部120等の値をMΩオーダとするため、ほぼ所定の電圧VDで保持される。D点−GND間電圧は、時刻t1〜t2の期間中、抵抗116(例えば、10MΩ)、抵抗118a(例えば、2.2MΩ)及び第2信号生成部120等を介して僅少の放電はなされるが、抵抗116及び抵抗118a等の値がMΩオーダであるため、ほぼ所定の電圧VDで保持される。
図2中のE点−GND間電圧(第2信号S120)は、図2中の時刻t1において、交流電源10の交流に同期した脈流電圧成分は表れなくなって非脈流電圧成分のみの電圧波形となり、時刻t1〜t2の期間に低下し、時刻t2で0[V]となる。
E点−GND間電圧(第2信号S120)は、第1信号S110から非脈流電圧成分を除去されているため、D点−GND間電圧(第1信号S110)よりも短時間で電圧が低下する。
図2中のF点−GND間電圧(第3信号S130)は、第2信号S120をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られた値となる。時刻t1〜t2の期間中、E点−GND間電圧(第2信号S120)は、急速に低下するため、これに伴って、F点−GND間電圧も時刻t1以後急速に低下する。
そして、図2中の時刻t2のタイミングでF点−GND間電圧は所定閾値Vth(S130)にまで低下する。なお、この電圧低下は、F点−GND間電圧(第3信号S130)は、抵抗141(例えば、220kΩ)及び抵抗142(例えば、100kΩ)等の放電によるものである。
図2中のG点−GND間電圧(入力接続状態情報信号S140)は、第3信号S130に基づいて、スイッチング電源1と交流電源10とが、接続又は非接続いずれかの状態にあるか示す信号(例えば、Highで接続、Lowで非接続)として表れる。
F点−GND間電圧(第3信号S130)が時刻t2のタイミングで所定閾値Vth(S130)にまで低下すると、第4信号生成部140内のトランジスタ146がオフし、G点−GND間電圧(入力接続状態情報信号S140)がLowからHighに切り替わる。
入力接続状態情報信号S140がLowからHighに切り替わるタイミング(図2中の時刻t2)に、第4信号生成部140は、Xキャパシタ30に充電された電荷を放電させるように動作する。
Xキャパシタ30に充電された電荷を速やかに放電させる動作は、トランジスタ166がオンすることでなされ、Xキャパシタ30に充電された電荷は、ダイオードD112、抵抗164、トランジスタ166、接地GND、整流ダイオード40の経路で放電される。
これにより、図2中のA点−B点間電圧(Xキャパシタ30の両端電圧)は、図2中の時刻t2〜t3の期間で低下し、図2中の時刻t3において、Xキャパシタ30の放電は完了する。
以上説明したように、制御回路101においては、第1信号生成部110は、スイッチング電源1の入力側の電圧を整流し分圧して得られる、脈流電圧成分と非脈流電圧成分とを含んだ第1信号S110を生成し、第1出力端子113a、113bから第1信号S110を出力する。また、第2信号生成部120は、第1信号S110から非脈流電圧成分を除去した脈流電圧成分信号の最小値を所定の第1電位E1にクランプした第2信号S120を生成し、第2出力端子123a、123bから第2信号を出力する。更に、第3信号生成部130は、第2信号S120をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られる、スイッチング電源1と交流電源10とが接続又は非接続いずれかの状態にあるかを表す入力接続状態情報としての第3信号S130を生成し、第3出力端子から第3信号S130を出力する。
これにより、スイッチング電源1の入力接続状態情報を、低損失かつ簡素な構成で取得することができる。そのため、スイッチング電源1の入力側にXキャパシタ30設けられている場合に、スイッチング電源1が交流電源10に接続された状態から非接続の状態になった場合には、スイッチング電源1の入力接続状態情報に基づいて、Xキャパシタ30に充電された電荷を速やかに放電させ感電防止を図ることができる。
制御回路101は、スイッチング電源1の出力側に接続される負荷回路70に、入力接続状態情報を伝達する。例えば、負荷回路70がマイコンである場合には、スイッチング電源1の入力接続状態情報がマイコンに伝達される。例えば、マイコンが、交流電源10とスイッチング電源1とが切断される際におけるスイッチング電源1等の動作情報をメモリ等に記憶させるようにすると、スイッチング電源1のシステム全体の利便性を高めることができる。
第3信号生成部130は、インピーダンス変換回路を備え、インピーダンス変換回路が第2信号S120をインピーダンス変換する。これにより、スイッチング電源1の入力電圧を、高いインピーダンスで検出監視することが可能となり、低損失かつ簡素な構成で、スイッチング電源1の入力接続状態情報を取得することができる。
インピーダンス変換回路は、オペアンプ132と、ブロッキングダイオード134と、平滑キャパシタ136と、を備え、オペアンプ132は、第3入力端子に接続される正極入力端子と、負極入力端子と、出力端子と、を有し、ブロッキングダイオード134は、オペアンプ132の出力端子にアノード端子が接続されカソード端子が第3出力端子に接続され、平滑キャパシタ136は、一端側がブロッキングダイオード134のカソードに接続され他端側が接地に接続される。これにより、インピーダンス変換回路等を含む制御回路100の構成を簡素にすることができる。
ブロッキングダイオード134はフォトダイオードであり、フォトダイオードに電流が流れると、フォトダイオードが発光信号し、交流電源1とスイッチング電源10との接続状態の情報が光信号により通知される。これにより、交流電源10とスイッチング電源1との接続状態の情報を、電気的に絶縁された位置に伝達することが可能となる。
インピーダンス変換回路は、第3入力端子に接続されるベース端子と、制御回路の制御動作に必要な制御電力源としての図示しない制御電源に接続されるコレクタ端子と、エミッタ端子と、を有するトランジスタ234と、一端側がエミッタ端子に接続され他端側が接地に接続される平滑キャパシタ136と、を備えた構成とする。これにより、インピーダンス変換回路等を含む制御回路100の構成を更に簡素にすることができる。
第1信号生成部110は、スイッチング電源1の入力側の電圧を整流し分圧し更に平滑して得られる入力電圧情報表す入力電圧情報信号を生成して出力する。これにより、スイッチング電源1の入力電圧情報の取得を、低損失かつ簡素な構成で行うことができ、入力電圧を監視し、入力電圧が定常状態にない場合等にスイッチング電源1の動作を停止等させることができる。
スイッチング電源1は、スイッチング電源1の入力側に設けられるアクロスザラインコンデンサとして機能するXキャパシタ30を備える構成とする。これにより、Xキャパシタ30を備えたスイッチング電源1の入力接続状態情報及び/又は入力電圧情報の取得を、低損失かつ簡素な構成で行うことができる。
Xキャパシタ30は、スイッチング電源1と交流電源10とが接続状態から非接続状態になった場合に、第3信号S130に基づいて、スイッチング電源1と交流電源10とが接続状態にあった期間にXキャパシタ30に充電された電荷が、スイッチング電源1と交流電源10とが非接続状態になった後に放電させられる。これにより、スイッチング電源1が交流電源10に接続された状態から非接続の状態になった場合には、第3信号S130に基づいて、Xキャパシタ30に充電された電荷を速やかに放電させ、感電防止を図ることができ、低損失かつ簡素な構成の安全なスイッチング電源1を提供することができる。
第4信号生成部140は、第3信号S130が所定閾値になった場合に、第3信号S130が所定閾値VTH(S130)になったことを示す第4信号S140を生成し、第4出力端子から第4信号S140を出力する。これにより、確実かつ速やかにXキャパシタ30に充電された電荷を放電させ、感電防止を図ることができ、低損失かつ簡素な構成の安全なスイッチング電源1を提供することができる。
スイッチ部160は、第3信号130又は第4信号S140に基づいて、スイッチング電源1と交流電源10とが接続状態にあった期間にXキャパシタ30に充電された電荷を、交流電源10とスイッチング電源1とが非接続状態になった後に速やかに放電する。これにより、確実かつ速やかにXキャパシタ30に充電された電荷を放電させ、感電防止を図ることができ、低損失かつ簡素な構成の安全なスイッチング電源1を提供することができる。
(第2の実施の形態)
続いて、本発明の第2の実施の形態について、説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る制御回路101を用いたスイッチング回路2の構成を示す回路図である。
第2の実施の形態の説明においては、図1に示した第1の実施の形態と共通する部分の説明は省略し、図1に示した第1の実施の形態と異なる構成部分を中心に説明する。
図4においては、図1中の第1信号生成部110の構成が異なる。また、図4においては、第5信号生成部150、スイッチ部170、スイッチング制御部180は、図1に存在しない構成要素である。なお、図4において、図1中のスイッチ部160は存在しない。
図4に示すスイッチング電源2は、Xキャパシタ30、整流ダイオード40、平滑コンデンサ50、コンバータ60及び制御回路101を備えている。図4においては、コンバータ60の一例として、フライバックコンバータの構成としてあるが、コンバータ60は、フォワードコンバータや電流共振コンバータ等他の構成としても良い。
図4に示すコンバータ60は、半導体スイッチ67と、半導体スイッチ67のスイッチングの制御に必要な制御電源電圧Vccを生成する制御電源部68と、を有する。制御電源部68は、トランス巻線68a、ダイオード68b及びコンデンサ68cで構成されている。
コンデンサ68cは、交流電源10から供給される電力が第1信号生成部110及び後述のスイッチ部170を介して蓄えられると共に、トランス巻線68aに発生した起電力をダイオード68bにより整流して電力を蓄えられるように構成してある。上記制御電源電圧Vccは、コンデンサ68cに蓄えられる電力により供給される。
コンバータ60は、端子61、端子62、端子63、端子64、端子65及び端子66を有している。端子61は、整流ダイオード40の端子43及び平滑コンデンサ50の正極端子に接続される。
端子62は、スイッチング電源2の接地GND及び平滑コンデンサ50の負極端子に接続される。端子63及び端子64は、図示しない負荷回路に接続される。端子65は、制御回路101の端子108に接続される。端子66は、制御回路101の端子109に接続される。
制御回路101は、第1信号生成部110と、第2信号生成部120と、第3信号生成部130と、第4信号生成部140と、第5信号生成部150と、スイッチ部170と、スイッチング制御部180と、電圧強制低下部190と、を備えている。
制御回路101が備える第2信号生成部120、第3信号生成部130及び第4信号生成部140は、第1の実施の形態と同様の構成及び作用であるため、ここでは説明は省略する。
第1信号生成部110は、抵抗118a、抵抗118b、コンデンサ118c及び端子119等を有する。抵抗118aは、一端が抵抗116及び第1出力端子113aに、他端が抵抗118b及び端子119に接続される。
抵抗118bは、一端が抵抗118a及びコンデンサ118cに、他端が端子115、第1出力端子113bに接続される。コンデンサ118cは、抵抗118bと並列に接続される。端子119は、第5信号生成部150が有する端子157cに接続される。
第1信号生成部110は、第1の実施の形態と同様に、第1信号S110を生成し、第1出力端子113a、113bから第2信号生成部120の第2入力端子121aに第1信号S110を出力する。
第2の実施の形態においては、第1信号生成部110は、第1信号S110を生成するのみならず、入力電圧情報信号S111を生成も生成する。
本実施の形態においては、第1信号生成部110は、スイッチング電源2の入力側の電圧をダイオード112及びダイオード114により整流し、抵抗116、抵抗118a及び抵抗118bにより分圧し更にコンデンサ118cにより平滑して得られる入力電圧情報表す入力電圧情報信号S111を生成し、端子119から第5信号生成部150の端子157cに出力する。
第5信号生成部150は、抵抗151、トランジスタ152、比較器153、基準電源154を有する。また、第5信号生成部150は、端子157a、端子157b、端子157c、端子159a及び端子159bを有する。
抵抗151は、一端が端子157aに接続され、他端がトランジスタ152のベース端子に接続される。
トランジスタ152は、コレクタ端子が、比較器153の非反転入力端子及び端子157c端子に接続され、エミッタ端子が端子157b及び端子159bに接続され、ベース端子が抵抗151の他端に接続される。
比較器153は、非反転入力端子がトランジスタ152のコレクタ端子及び端子157c端子に接続され、反転入力端子が基準電源154の正極に接続され、出力端子が端子159aに接続される。
第5信号生成部150は、第4信号S140及び入力電圧情報信号S111に基づいて、スイッチング電源2のスイッチングを開始又は停止させる第5信号S150を生成する。
第5信号生成部150は、生成した第5信号S150を、端子159aを介してスイッチング制御部180が有する端子181及び電圧強制低下部190が有する端子191に、出力する。
スイッチ部170は、起動スイッチ174(例えば、MOSFET)と、起動制御部176と、定電流源172と、を有する。また、スイッチ部170は、端子171及び端子173を有する。
端子171は、第1信号生成部110の端子117に接続される。端子173は、制御回路101の端子108及び電圧強制低下部190の有する端子193等に接続される。
起動スイッチ174は、定電流源172を介して端子171に接続される。定電流源172は、起動スイッチ174がオンする際に流れる電流を一定電流に制限する。
起動制御部176は、起動スイッチ174の制御端子(例えば、ゲート端子)に接続され、端子171を介して端子117に接続される。
起動制御部176は、例えば、制御電源電圧Vccが発振停止電圧Vcc(start)以下の場合には交流電源10と制御電源部68とを起動スイッチ174により接続状態にさせる。
また、起動制御部176は、例えば、制御電源電圧Vccが発振開始電圧Vcc(start)よりも高い場合には交流電源10と制御電源部68とを起動スイッチ174により非接続状態にさせる。
スイッチング制御部180は、端子181、端子182及び端子183を有する。端子181は、第5信号生成部150の端子159a及び電圧強制低下部190の端子191に接続される。端子182は、制御回路101の端子109及びコンバータ60の端子66を介してコンバータ60のスイッチング素子67の制御端子に接続される。
端子183は、制御回路101の端子108、第3信号生成部130の端子135、第4信号生成部140の端子141c、スイッチ部170の端子173及び電圧強制低下部190の端子193に接続される。
スイッチング制御部180は、例えば、制御電源電圧Vccが所定の発振開始電圧Vcc(start)以上になると、スイッチング電源2のスイッチングを開始させ、制御電源電圧Vccが発振開始電圧Vcc(start)よりも低く設定された所定の発振停止電圧Vcc(stop)以下になると、スイッチング電源2のスイッチングを停止させる。
電圧強制低下部190は、端子191、端子192、端子193、スイッチ195及び反転回路196を有している。
端子191は、第5信号生成部150の端子159a及びスイッチング制御部180の端子181に接続される。端子192は、第5信号生成部150の端子159bに接続される。
端子193は、制御回路101の端子108、第3信号生成部130の端子135、第4信号生成部140の端子141c、スイッチ部170の端子173及びスイッチング制御部180の端子183に接続される。
スイッチ195は、例えば、MOSFETを用い、スイッチ195のドレイン端子を端子193に接続し、ゲート端子を反転回路196の出力端子に接続し、ソース端子を端子192に接続して構成する。
反転回路196は、入力端子を端子191に接続し、出力端子をスイッチ195のゲート端子に接続して構成する。
電圧強制低下部190は、第5信号S150に基づいて、制御電源電圧Vccを強制的に低下させる。
以上説明したように、スイッチング電源2は、スイッチングの制御に必要な制御電源電圧Vccを生成し蓄電する制御電源部68を備え、制御回路10は、制御電源電圧Vccの値に基づいて、スイッチング電源2のスイッチングを開始又は停止させるスイッチング制御部180を備える。
また、スイッチ部170は、交流電源10と制御電源部68とを接続状態又は非接続状態にする起動スイッチ174と、制御電源電圧Vccの値に基づいて起動スイッチ174を制御し制御電源部68に電力を供給又は非供給の状態にする起動制御部176と、を有する。
そして、第5信号生成部150は、第4信号S140及び入力電圧情報信号S111、に基づいて、スイッチング制御部180の動作を制御する第5信号S150を生成し、スイッチング制御部180に出力する。
このように動作する制御回路101によれば、スイッチング電源2の入力側に交流電源が接続された状態において、入力電圧変動を監視し、入力電圧が定常状態にない場合等にスイッチング電源2の動作を停止させることができる。
また、スイッチング電源2が交流電源10に接続された状態から非接続の状態になった場合には、第5信号S150によりスイッチング電源2のスイッチングを速やかに停止させることができ、起動スイッチ174により交流電源10と制御電源部68とを接続状態にさせて、Xキャパシタ30に充電された電荷を速やかに放電させることができる。
なお、入力電圧変動を監視する入力電圧情報信号は、Xキャパシタの端子電圧を分圧して平滑しただけの信号である。そのため、Xキャパシタが十分に放電されない状態では入力電圧情報信号だけでは交流電源が非接続かどうかの検出が困難であるが、制御回路101では、入力接続状態情報も取得しているため、交流電源が非接続かどうかの検出も確実になされる。
また、本実施の形態に係る制御回路101によれば、入力電圧変動を監視するための抵抗部品とスイッチング電源2の入力接続状態情報を取得するための抵抗部品を共用(抵抗116、抵抗118a及び抵抗118bを共用)できる。これにより、少数部品構成で確実かつ速やかにXキャパシタ30に充電された電荷を放電させて、感電防止を図ることができる。
電圧強制低下部190は、第5信号S150に基づいて、制御電源電圧Vccを強制的に低下させる。これにより、入力接続状態及び入力電圧変動を監視し、スイッチング電源2の入力側において、交流電源10が接続から非接続の状態にされる場合には、スイッチング制御部180は、強制的に低下させられた制御電源電圧Vccの値に基づいて、スイッチング電源2のスイッチングを停止させる。
そして、スイッチ部170の起動制御部176は、強制的に低下させられた制御電源電圧Vccの値に基づいて起動スイッチ174を制御し制御電源部68に電力を供給する状態にする。
そのため、スイッチング電源2が交流電源10に接続されていた状態時にXキャパシタ30に充電された電荷を急速に放電することができ、確実に感電防止を可能とする制御回路101及びスイッチング電源2を提供することができる。
また、スイッチング電源2と交流電源10とが接続された状態で入力電圧が定常状態よりも低下した場合においては、スイッチング制御部180は、強制的に低下させられた制御電源電圧Vccの値に基づいて、スイッチング電源2のスイッチングを停止させる。
そして、これと同時に、スイッチ部170の起動制御部176は、強制的に低下させられた制御電源電圧Vccの値に基づいて起動スイッチ174を制御し制御電源部68に電力を供給する状態にする。そのため、スイッチング電源2と交流電源10とが接続された状態で入力電圧が定常状態よりも低下した場合には、素早くスイッチング電源2を再起動させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能であり、上記の実施の形態には限定せずに、発明の範囲内であれば、適宜変更可能である。
1:スイッチング電源
2:スイッチング電源
10:交流電源
20:スイッチ
30:Xキャパシタ
40:整流ダイオード
50:平滑コンデンサ
60:コンバータ
70:負荷回路
100:制御回路
101:制御回路
110:第1信号生成部
111:第1信号生成部
120:第2信号生成部
130:第3信号生成部
140:第4信号生成部
150:第5信号生成部
160:スイッチ部
170:スイッチ部
180:スイッチング制御部
190:電圧強制低下部
S110:第1信号
S111:入力電圧情報信号
S120:第2信号
S130:第3信号
S140:第4信号
S150:第5信号

Claims (14)

  1. 入力側において交流電源が接続又は非接続の状態にされるスイッチング電源に用いる制御回路であって、
    前記交流電源が接続又は非接続の状態にされる第1入力端子と、第1出力端子と、を有し、前記スイッチング電源の入力側の電圧を整流し分圧して得られる、脈流電圧成分と非脈流電圧成分とを含んだ第1信号を生成し、前記第1出力端子から前記第1信号を出力する第1信号生成部と、
    前記第1出力端子が接続される第2入力端子と、第2出力端子と、を有し、前記第1信号から前記非脈流電圧成分を除去した前記脈流電圧成分信号の最小値を所定の第1電位にクランプした第2信号を生成し、前記第2出力端子から前記第2信号を出力する第2信号生成部と、
    前記第2出力端子が接続される第3入力端子と、前記第3入力端子よりもインピーダンスが低い第3出力端子と、を有し、前記第2信号をインピーダンス変換して更に整流し平滑して得られる、前記スイッチング電源と前記交流電源とが接続又は非接続いずれかの状態にあるかを表す入力接続状態情報としての第3信号を生成し、第3出力端子から第3信号を出力する第3信号生成部と、
    を備えたことを特徴とする制御回路。
  2. 前記スイッチング電源の出力側には負荷回路が接続され、
    前記負荷回路には、前記入力接続状態情報が伝達されることを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記第3信号生成部は、インピーダンス変換回路を備え、
    前記インピーダンス変換回路が前記第2信号をインピーダンス変換することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御回路。
  4. 前記インピーダンス変換回路は、
    前記第3入力端子に接続される正極入力端子と、負極入力端子と、出力端子と、を有するオペアンプと、
    アノード端子が前記オペアンプの出力端子に接続され、カソード端子が前記第3出力端子に接続されるブロッキングダイオードと、
    一端側が前記ブロッキングダイオードのカソードに接続され、他端側が前記接地に接続される平滑キャパシタと、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  5. 前記ブロッキングダイオードは、フォトダイオードであることを特徴とする請求項4に記載の制御回路。
  6. 前記インピーダンス変換回路は、
    前記第3入力端子に接続されるベース端子と、前記制御回路の制御動作に必要な制御電力源に接続されるコレクタ端子と、エミッタ端子と、を有するトランジスタと、
    一端側が前記エミッタ端子に接続され、他端側が前記接地に接続される平滑キャパシタと、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  7. 前記第1信号生成部は、前記スイッチング電源の前記入力側の電圧を整流し分圧し更に平滑して得られる入力電圧情報表す入力電圧情報信号を生成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御回路。
  8. 前記スイッチング電源は、前記スイッチング電源の入力側にコンデンサを設け、このコンデンサはアクロスザラインコンデンサとして機能するXキャパシタを備えたことをとする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御回路。
  9. 前記Xキャパシタは、前記スイッチング電源と前記交流電源とが接続状態から非接続状態になった場合に、前記第3信号に基づいて、前記スイッチング電源と前記交流電源とが接続状態にあった期間に前記Xキャパシタに充電された電荷が、前記スイッチング電源と前記交流電源とが非接続状態になった後に放電させられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御回路。
  10. 前記第3出力端子が接続される第4入力端子と、第4出力端子と、を有し、前記第3信号が所定閾値になった場合に、前記第3信号が所定閾値になったことを示す第4信号を生成し、前記第4出力端子から前記第4信号を出力する第4信号生成部を備えたことを特徴とする請求項9に記載の制御回路。
  11. 前記第3信号又は前記第4信号に基づいて、前記スイッチング電源と前記交流電源とが接続状態にあった期間に前記Xキャパシタに充電された電荷を、前記スイッチング電源と前記交流電源とが非接続状態になった後に放電するスイッチ部を備えたことを特徴とする請求項10に記載の制御回路。
  12. 前記スイッチング電源は、スイッチングの制御に必要な制御電源電圧を生成し蓄電する制御電源部を備えたものであり、
    前記制御電源電圧の値に基づいて、前記スイッチング電源のスイッチングを開始又は停止させるスイッチング制御部を備え、
    前記スイッチ部は、前記交流電源と前記制御電源部とを接続状態又は非接続状態にする起動スイッチと、前記制御電源電圧の値に基づいて前記起動スイッチを制御し前記制御電源部に電力を供給又は非供給の状態にする起動制御部と、を有する制御回路であって、
    前記第3信号及び前記入力電圧情報信号、又は、前記第4信号及び前記入力電圧情報信号、に基づいて、前記スイッチング制御部の動作を制御する第5信号を生成第5信号生成部と、
    を備えたことを特徴とする請求項11に記載の制御回路。
  13. 前記第5信号に基づいて、前記制御電源電圧を強制的に低下させる電圧強制低下部を備えたことを特徴とする請求項12に記載の制御回路。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の制御回路を備えたことを特徴とするスイッチング電源。
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