JP2016170145A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

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大輔 桐原
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Abstract

【課題】装置の内部に対する作業を施す際に、外気の流入をできる限り抑えることができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。【解決手段】電子部品搬送装置は、開閉可能な第1開閉部4と、第1開閉部4を回動可能に支持する第1回動支持部と、第1開閉部4に開閉可能に設けられた第2開閉部5と、第2開閉部5を回動可能に支持する第2回動支持部52とを備え、第2開閉部5の開閉を感知可能な検出部77が配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関する。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的特性を検査する電子部品検査装置が知られており、この電子部品検査装置には、検査部の保持部までICデバイスを搬送するための電子部品搬送装置が組み込まれている。ICデバイスの検査の際は、ICデバイスが保持部に配置され、保持部に設けられた複数のプローブピンとICデバイスの各端子とを接触させる。
このようなICデバイスの検査には、ICデバイスを所定温度に冷却して行う場合がある。その場合は、ICデバイスを検査する検査領域内をカバーで覆って密閉する必要がある。
特開2000−35458号公報
しかしながら、特許文献1では、密閉された検査領域内のICデバイスに対して、例えばジャム解除を行なう際に、カバーを必要以上に開状態とすることがあり、ICデバイス等に結露が発生してしまう可能性が高くなるという問題があった。
本発明の目的は、装置の内部に対する作業を施す際に、外気の流入をできる限り抑えることができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の電子部品搬送装置は、開閉可能な第1開閉部と、
前記第1開閉部に開閉可能に設けられた第2開閉部と、を備え、
前記第2開閉部の開閉を感知可能なセンサーが配置されていることを特徴とする。
これにより、装置の内部に対する作業を施す際に、その作業者は、センサーによって感知された情報(第2開閉部の開閉)を得ることができる。この場合、作業者は、開状態にある第2開閉部をできる限り早く閉状態としようと努めることができ、よって、装置の内部への外気の流入をできる限り抑えることができる。
[適用例2]
本発明の電子部品搬送装置では、第2開閉部を開閉可能に支持する支持部を備え、
前記支持部は、蝶番で構成されているのが好ましい。
これにより、第2開閉部の円滑な開閉を行なうことができる。
[適用例3]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1開閉部には、侵入を感知する侵入感知センサーが設けられているのが好ましい。
これにより、装置の内部に対する作業を施す作業者が、開状態にある第2開閉部から手等を侵入させた場合、例えば装置の可動を停止することができる。
[適用例4]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1開閉部または前記第2開閉部には、前記第2開閉部を前記第1開閉部に対して施錠する施錠機構が設けられているのが好ましい。
これにより、装置の内部に対する作業を施す作業者が、誤って第2開閉部を開状態とするのを防止することができる。
[適用例5]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
前記第2開閉部は、前記第1開口部に挿入可能な凸部を有する凸構造をなすのが好ましい。
これにより、第1開閉部と、閉状態の第2開閉部との間の気密性を好適に保持することができる。
[適用例6]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第2開閉部は、大きさが異なる2つの板部材を接合したものであり、
前記2つの板部材のうち、小さい方の板部材が前記凸部を構成するのが好ましい。
これにより、第1開閉部と、閉状態の第2開閉部との間の気密性を好適に保持することができる。
[適用例7]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
前記第2開閉部は、閉じたときに前記第1開閉部と重なる部分を有するのが好ましい。
これにより、第1開閉部と、閉状態の第2開閉部との間の気密性を好適に保持することができる。
[適用例8]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第2開閉部には、弾性膜が配置されているのが好ましい。
これにより、例えば装置の作動により当該装置が振動して、第1開閉部と閉状態の第2開閉部とが若干離間した場合でも、第1開閉部と第2開閉部との間の気密性を維持することができ、よって、装置内への外気の流入を抑えることができる。
[適用例9]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第2開閉部には、大きさが異なるものが複数あり、該複数の第2開閉部からいずれか1つを選択可能であるのが好ましい。
これにより、装置の内部に対する作業内容に応じて第2開閉部を選択することができ、よって、作業効率が高まる。
[適用例10]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第2開閉部の周囲に着脱可能な第2開閉部用枠体を有するのが好ましい。
これにより、第2開閉部用枠体を用いない場合と比べて、閉状態の第2開閉部と、第1開閉部との間の気密性の程度を増加させることができる。
[適用例11]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第2開閉部用枠体には、大きさが異なるものが複数あり、該複数の第2開閉部用枠体からいずれか1つを選択可能であるのが好ましい。
これにより、閉状態の第2開閉部と、第1開閉部との間の気密性の程度を調整することができる。
[適用例12]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
前記第1開口部に着脱可能な第1開口部用枠体を有するのが好ましい。
これにより、第1開口部用枠体を用いない場合に比べて、第1開口部の実質的な大きさを小さくすることができ、よって、外気の流入をできる限りさらに抑えることができる。
[適用例13]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1開口部用枠体には、大きさが異なるものが複数あり、該複数の第1開口部用枠体からいずれか1つを選択可能であるのが好ましい。
これにより、外気の流入の程度を調整することができる。
[適用例14]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
前記第1開口部は、円形であるのが好ましい。
これにより、第1開口部は、例えばオペレーターの腕を入れ易い形状となり、よって、装置の内部に対する作業時の作業性が向上する。
[適用例15]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第2開閉部は、複数設けられており、該複数の第2開閉部は、水平方向に配置されているのが好ましい。
これにより、例えば作業者は、1つの第2開閉部を開状態として左手を挿入し、他の1つの第2開閉部を開状態として右手を挿入して、両手を使うことができ、よって、作業性が向上する。
[適用例16]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第2開閉部は、当該電子部品搬送装置の内側に向かって開くか、または、外側に向かって開くものであるのが好ましい。
これにより、例えば、第2開閉部の上に、装置の内部に対する作業に用いられるツールを一時的に載置することができる。
[適用例17]
本発明の電子部品検査装置は、開閉可能な第1開閉部と、
前記第1開閉部に開閉可能に設けられた第2開閉部と、
電子部品を検査する検査部と、を備え、
前記第2開閉部の開閉を感知可能なセンサーが配置されていることを特徴とする。
これにより、装置の内部に対する作業を施す際に、その作業者は、センサーによって感知された情報(第2開閉部の開閉)を得ることができる。この場合、作業者は、開状態にある第2開閉部をできる限り早く閉状態としようと努めることができ、よって、装置の内部への外気の流入をできる限り抑えることができる。
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。 図2は、図1に示す電子部品検査装置が備える閉状態の第1開閉部と閉状態の第2開閉部とを示す図である。 図3は、図1に示す電子部品検査装置が備える閉状態の第1開閉部と閉状態の第2開閉部とを示す縦断面図(図2中のA−A線断面図)である。 図4は、図1に示す電子部品検査装置が備える閉状態の第1開閉部と開状態の第2開閉部とを示す縦断面図である。 図5は、本発明の電子部品検査装置(第2実施形態)が備える第2開閉部と第2開閉部に着脱自在に装着される第2開閉部用枠体とを示す縦断面図である。 図6は、図5に示す第2開閉部用枠体の種類を示す縦断面図である。 図7は、本発明の電子部品検査装置(第3実施形態)が備える第1開閉部と第1開閉部の第1開口部に着脱自在に装着される第1開口部用枠体とを示す縦断面図である。 図8は、図7に示す第1開口部用枠体の種類を示す縦断面図である。 図9は、本発明の電子部品検査装置(第4実施形態)が備える閉状態の第1開閉部と閉状態の第2開閉部とを示す図である。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。図2は、図1に示す電子部品検査装置が備える閉状態の第1開閉部と閉状態の第2開閉部とを示す図である。図3は、図1に示す電子部品検査装置が備える閉状態の第1開閉部と閉状態の第2開閉部とを示す縦断面図(図2中のA−A線断面図)である。図4は、図1に示す電子部品検査装置が備える閉状態の第1開閉部と開状態の第2開閉部とを示す縦断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向」とも言う。また、電子部品の搬送方向の上流側を単に「上流側」とも言い、下流側を単に「下流側」とも言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いていた状態も含む。
図1に示す検査装置(電子部品検査装置)1は、例えば、BGA(Ball grid array)パッケージやLGA(Land grid array)パッケージ等のICデバイス、LCD(Liquid Crystal Display)、CIS(CMOS Image Sensor)等の電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)するための装置である。なお、以下では、説明の便宜上、検査を行う前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。
図1に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域(以下単に「供給領域」と言う)A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域(以下単に「回収領域」と言う)A4と、トレイ除去領域A5とに分けられている。そして、ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。このように検査装置1は、各領域でICデバイス90を搬送する電子部品搬送装置と、検査領域A3内で検査を行なう検査部16と、制御部80を備えたものとなっている。検査装置1では、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5のうち、ICデバイス90が搬送される供給領域A2から回収領域A4までを「搬送領域(搬送エリア)」とも言うことができる。
なお、検査装置1は、トレイ供給領域A1、トレイ除去領域A5が配された方(図1中の下側)が正面側となり、その反対側、すなわち、検査領域A3が配された方(図1中の上側)が背面側として使用される。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ(配置部材)200が供給される給材部である。トレイ供給領域A1では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
供給領域A2は、トレイ供給領域A1からのトレイ200上に配置された複数のICデバイス90がそれぞれ検査領域A3まで供給される領域である。なお、トレイ供給領域A1と供給領域A2とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送するトレイ搬送機構11A、11Bが設けられている。
供給領域A2には、温度調整部(ソークプレート)12と、デバイス搬送ヘッド13と、トレイ搬送機構(第1搬送装置)15とが設けられている。
温度調整部12は、複数のICデバイス90が載置される載置部であり、当該複数のICデバイス90を加熱または冷却することができる。これにより、ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。図1に示す構成では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、トレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入された(搬送されてきた)トレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12に搬送され、載置される。
デバイス搬送ヘッド13は、供給領域A2内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド13は、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。
トレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200を供給領域A2内でX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、トレイ搬送機構11Bによって供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、デバイス供給部(供給シャトル)14と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部(回収シャトル)18とが設けられている。
デバイス供給部14は、温度調整されたICデバイス90が載置される載置部であり、当該ICデバイス90を検査部16近傍まで搬送することができる。このデバイス供給部14は、供給領域A2と検査領域A3との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図1に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、温度調整部12上のICデバイス90は、いずれかのデバイス供給部14に搬送され、載置される。
検査部16は、ICデバイス90の電気的特性を検査・試験するユニットである。検査部16には、ICデバイス90を保持した状態で当該ICデバイス90の端子と電気的に接続される複数のプローブピンが設けられている。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが電気的に接続され(接触し)、プローブピンを介してICデバイス90の検査が行われる。ICデバイス90の検査は、検査部16に接続されるテスターが備える検査制御部に記憶されているプログラムに基づいて行われる。なお、検査部16では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド17は、供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14上のICデバイス90を検査部16上に搬送し、載置することができる。
デバイス回収部18は、検査部16での検査が終了したICデバイス90が載置される載置部であり、当該ICデバイス90を回収領域A4まで搬送することができる。このデバイス回収部18は、検査領域A3と回収領域A4との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図1に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、検査部16上のICデバイス90は、いずれかのデバイス回収部18に搬送され、載置される。この搬送は、デバイス搬送ヘッド17によって行なわれる。
回収領域A4は、検査が終了した複数のICデバイス90が回収される領域である。この回収領域A4には、回収用トレイ19と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構(第2搬送装置)21とが設けられている。また、回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
回収用トレイ19は、ICデバイス90が載置される載置部であり、回収領域A4内に固定され、図1に示す構成では、X方向に沿って3つ配置されている。また、空のトレイ200も、ICデバイス90が載置される載置部であり、X方向に沿って3つ配置されている。そして、回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、これらの回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに回収されて、分類されることとなる。
デバイス搬送ヘッド20は、回収領域A4内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド20は、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。
トレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200を回収領域A4内でX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。このように検査装置1では、回収領域A4にトレイ搬送機構21が設けられ、その他に、供給領域A2にトレイ搬送機構15が設けられている。これにより、例えば空のトレイ200のX方向への搬送を1つの搬送機構で行なうよりも、スループット(単位時間当たりのICデバイス90の搬送個数)の向上を図ることができる。
なお、トレイ搬送機構15、21の構成としては、特に限定されず、例えば、トレイ200を吸着する吸着部材と、当該吸着部材をX方向に移動可能に支持するボールネジ等の支持機構とを有する構成が挙げられる。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される除材部である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、回収領域A4とトレイ除去領域A5とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送するトレイ搬送機構22A、22Bが設けられている。トレイ搬送機構22Aは、検査済みのICデバイス90が載置されたトレイ200を回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送する機構である。トレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をトレイ除去領域A5から回収領域A4に搬送する機構である。
制御部80は、例えば、駆動制御部を有している。駆動制御部は、例えば、トレイ搬送機構11A、11Bと、温度調整部12と、デバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、トレイ搬送機構15と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21と、トレイ搬送機構22A、22Bの各部の駆動を制御する。
なお、前記テスターの検査制御部は、例えば、図示しないメモリー内に記憶されたプログラムに基づいて、検査部16に配置されたICデバイス90の電気的特性の検査等を行なう。
以上のような検査装置1では、温度調整部12や検査部16以外にも、デバイス搬送ヘッド13、デバイス供給部14、デバイス搬送ヘッド17もICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。これにより、ICデバイス90は、搬送されている間、温度が一定に維持される。そして、以下では、ICデバイス90に対して冷却を行ない、例えば−60℃〜−40℃の範囲内の低温環境下で検査を行なう場合について説明する。
図1に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と供給領域A2との間が第1隔壁61によって区切られて(仕切られて)おり、供給領域A2と検査領域A3との間が第2隔壁62によって区切られており、検査領域A3と回収領域A4との間が第3隔壁63によって区切られており、回収領域A4とトレイ除去領域A5との間が第4隔壁64によって区切られている。また、供給領域A2と回収領域A4との間も、第5隔壁65によって区切られている。これらの隔壁は、各領域の気密性を保つ機能を有している。さらに、検査装置1は、最外装がカバーで覆われており、当該カバーには、例えばフロントカバー70、サイドカバー71および72、リアカバー73がある。
そして、供給領域A2は、第1隔壁61と第2隔壁62と第5隔壁65とサイドカバー71とリアカバー73とによって画成された第1室R1となっている。第1室R1には、未検査状態の複数のICデバイス90がトレイ200ごと搬入される。
検査領域A3は、第2隔壁62と第3隔壁63とリアカバー73とによって画成された第2室R2となっている。また、第2室R2には、リアカバー73よりも内側に内側隔壁66が配置されている。
回収領域A4は、第3隔壁63と第4隔壁64と第5隔壁65とサイドカバー72とリアカバー73とによって画成された第3室R3となっている。第3室R3には、検査が終了した複数のICデバイス90が第2室R2から搬入される。
図1に示すように、サイドカバー71には、第1扉(左側第1扉)711と第2扉(左側第2扉)712とが設けられている。第1扉711や第2扉712を開けることにより、例えば第1室R1内でのメンテナンスやICデバイス90におけるジャムの解除等(以下、これらを総称として「作業」という)を行なうことができる。なお、第1扉711と第2扉712とは、互いに反対方向に開閉する、いわゆる「観音開き」となっている。また、第1室R1内での作業時には、当該第1室R1内のデバイス搬送ヘッド13等の可動部は、停止する。
同様に、サイドカバー72には、第1扉(右側第1扉)721と第2扉(右側第2扉)722とが設けられている。第1扉721や第2扉722を開けることにより、例えば第3室R3内での作業を行なうことができる。なお、第1扉721と第2扉722も、互いに反対方向に開閉する、いわゆる「観音開き」となっている。また、第3室R3内での作業時には、当該第3室R3内のデバイス搬送ヘッド20等の可動部は、停止する。
また、リアカバー73にも、第1扉(背面側第1扉)731と第2扉(背面側第2扉)732と第3扉(背面側第3扉)733とが設けられている。第1扉731を開けることにより、例えば第1室R1内での作業を行なうことができる。第3扉733を開けることにより、例えば第3室R3内での作業を行なうことができる。さらに、内側隔壁66には、第4扉75が設けられている。そして、第2扉732および第4扉75を開けることにより、例えば第2室R2内での作業を行なうことができる。なお、第1扉731と第2扉732と第4扉75とは、同じ方向に開閉し、第3扉733は、これらの扉と反対方向に開閉する。また、第2室R2内での作業時には、当該第2室R2内のデバイス搬送ヘッド17等の可動部は、停止する。
そして、各扉を閉じることにより、対応する各室での気密性や断熱性を確保することができる。
ところで、検査装置1では、これら扉のうち、サイドカバー71側の第1扉711および第2扉712と、サイドカバー72側の第1扉721および第2扉722と、リアカバー73側の第1扉731および第3扉733とは、それぞれ、第1開閉部4と第2開閉部5とで構成され(図2参照)、これらを組み立ててなる組立体となっている。以下、サイドカバー71側にある第1扉711を代表的に説明する。
図2に示すように、第1開閉部4は、サイドカバー71に形成された開口部713に対して開閉可能な扉である。これにより、第1開閉部4は、閉状態で開口部713の半分(図中の左側の部分)を覆うことができ、開状態で開口部713を開放させることができる。
この第1開閉部4は、平面視でほぼ四角形状をなす板部材で構成されている。なお、第1開閉部4の大きさとしては、検査装置1の大きさにもよるが、例えば、縦の長さ(Z方向の長さ)、横の長さ(Y方向の長さ)いずれも、400mm以上、600mm以下であるのが好ましく、450mm以上、550mm以下であるのがより好ましい。
そして、四角形状をなす第1開閉部4は、4つの辺(縁部)41a、41b、41c、41dのうちの鉛直方向に延びた辺41aが2つの第1回動支持部42でサイドカバー71と連結されている。これら2つの第1回動支持部42は、Z方向に離間して配置されている。また、各第1回動支持部42は、第1開閉部4を回動可能に支持する蝶番で構成されている。これにより、第1開閉部4を鉛直方向、すなわち、Z方向と平行な軸を回動軸として回動可能に支持することができ、その開閉を円滑に行なうことができる。
また、第1開閉部4が閉じた状態を維持するロック機構としてのシリンダー740が、サイドカバー71の開口部713の上部近傍に配置、固定されている。シリンダー740は、シリンダーロッド740aが出没自在なものである。そして、シリンダーロッド740aが下方に向かって突出したときに、第1開閉部4に設けられたロック部材43に係合することができる。これにより、第1開閉部4の閉状態が維持され、例えばICデバイス90の搬送中にオペレーター(操作者)が誤って第1開閉部4を開けてしまうのを防止することができる。
なお、本実施形態では、シリンダー740は、第1扉711の第1開閉部4の閉状態を維持するのみならず、第2扉712の第1開閉部4の閉状態を維持することもできる。すなわち、シリンダー740は、シリンダーロッド740aが、第1扉711の第1開閉部4のロック部材43と、第2扉712の第1開閉部4のロック部材43とに一括して係合することができ、よって、これらの第1開閉部4の閉状態を一括して維持することができる。
同様に、サイドカバー72側では、シリンダー745が第1扉721と第2扉722との閉状態を一括して維持することができる。また、リアカバー73側では、シリンダー741が第1扉731の閉状態を維持することができ、シリンダー742が第2扉732の閉状態を維持することができ、シリンダー744が第3扉733の閉状態を維持することができ、シリンダー743が第4扉75の閉状態を維持することができる。そして、各シリンダー740〜745の動作は、所定のスイッチを用いて独立して行なわれる。
前述したように、第1開閉部4と第2開閉部5とで構成された扉には、サイドカバー71側の第1扉711および第2扉712と、サイドカバー72側の第1扉721および第2扉722と、リアカバー73側の第1扉731および第3扉733とがある。従って、第1開閉部4の設置数は、これらの扉と同じ数(複数)となる。これにより、前記搬送領域内の作業をしたい部分に対し、できる限り近い第1開閉部4を開ければ、その作業を容易に行なうことができる。
また、図2に示すように、第1開閉部4の開閉を検出する検出部76としてのマグネットセンサー761とマグネット762とが設けられている。マグネットセンサー761は、サイドカバー71の開口部713の上部近傍に配置、固定されており、制御部80と電気的に接続されている。マグネット762は、第1開閉部4に固定されており、当該第1開閉部4が閉状態にあるときに、マグネットセンサー761に近接する、すなわち、臨む位置に配置されている。
図2に示すように、1つの第1開閉部4には、2つの第2開閉部5が第2回動支持部52を介して回動可能に支持されている。各第2開閉部5は、第1開閉部4に形成された開口部44に対して開閉可能な扉である。これにより、第2開閉部5は、閉状態で開口部(第1開口部)44を覆うことができ(図2、図3参照)、開状態で開口部44を開放させることができる(図4参照)。そして、例えば供給領域A2内の温度調整部12(検査装置1の内部)に対する作業を施す際に、第1開閉部4を開状態とするのではなく、第2開閉部5を開状態として、その作業を行なうことができる。第2開閉部5の開状態は、第1開閉部4の開状態よりも小さいため、温度調整部12に対する作業中に、外気が供給領域A2内に流入するのをできる限り抑えることができる。これにより、供給領域A2内の低温環境が保たれ、よって、ICデバイス90等に結露や霜が生じるのを防止することができ、また、第2開閉部5を再度閉状態としてからの検査装置1の作動を迅速に行なうことができる。
また、2つの第2開閉部5は、Y方向に沿って、すなわち、水平方向に並んで配置されている。これにより、例えば、オペレーターは、図2中の左側の第2開閉部5を開状態として左手を挿入し、同図の右側の第2開閉部5を開状態として右手を挿入することができる。この場合、両手を使うことができ、よって、作業性が向上する。
さらに、各第2開閉部5の配置箇所としては、供給領域A2内の温度調整部12近傍であって、当該温度調整部12よりも鉛直上方に配置されているのが好ましい。これにより、第2開閉部5を開状態とすれば、作業するオペレーターの目線よりも低い位置に温度調整部12がある状態とすることができ、よって、温度調整部12に対する作業を即座に行なうことができる。そして、この迅速な作業により、第2開閉部5の開状態となっている時間をできる限り短くすることができ、よって、外気が供給領域A2内に流入するのを抑えることができる。
本実施形態では、開口部44は、円形をなす。これにより、開口部44は、例えばオペレーターの腕を入れ易い形状となり、よって、作業性が向上する。
そして、この開口部44の形状に対応して、第2開閉部5も、平面視で、全体としてほぼ円形をなすものとなっている。なお、当然に、第2開閉部5の平面視での面積は、第1開閉部4の平面視での面積よりも小さい。
図3、図4に示すように、第2開閉部5は、第1板部材53と第2板部材54とを接合したものである。第1板部材53と第2板部材54とは、大きさが異なる、すなわち、直径が異なる円形の板部材であり、第2板部材54が第1板部材53よりも小さい。なお、開口部44の大きさにもよるが、第1板部材53の直径としては、特に限定されず、例えば、150mm以上、200mm以下であるのが好ましく、180mm以上、200mm以下であるのがより好ましく、第2板部材54の直径としては、特に限定されず、例えば、130mm以上、180mm以下であるのが好ましく、160mm以上、180mm以下であるのがより好ましい。このような大きさにより、開状態の第2開閉部5を介して、例えば一般的な成人者の腕や、一般的な大きさのトレイ200の出入りを容易に行なうことができる。また、開状態の第2開閉部5を介して作業者の頭が侵入してしまうのを防止することもできる。なお、第1板部材53と第2板部材54とは、本実施形態では同じ厚さであるが、これに限定されず、異なっていてもよい。
図3に示すように、第2開閉部5は、閉状態で、第2板部材54が開口部44に挿入される。従って、第2開閉部5は、第2板部材54が開口部44に挿入可能な凸部となる「凸構造(ラビリンス構造)」をなすものとなっている。また、第2開閉部5は、閉状態で、第1板部材53の内側縁部が第1開閉部4と重なる重なり部532となる。この重なり部532を有することと、前記凸構造をなすこととが相まって、閉状態の第2開閉部5と、第1開閉部4との間の気密性を好適に保持することができる。これにより、供給領域A2内の環境(温度や湿度)を保つことができる。
また、第1板部材53の外周部には、リング状のシール部材(シール部)56が例えば嵌め込みによって固定されている。シール部材56は、第2開閉部5の閉状態で第1開閉部4に押し付けられて若干弾性変形しつつ、密着することができる弾性膜である。これにより、例えば、検査装置1の作動により、当該検査装置1が振動して、第1開閉部4と、第2開閉部5の第1板部材53とが若干離間した場合でも、第1開閉部4と第2開閉部5との間の気密性を維持することができる。これにより、外気の流入を抑えることができ、供給領域A2内の環境の維持に寄与する。なお、シール部材56の構成材料としては、特に限定されず、例えば、シリコーンゴムやフッ素ゴムのような各種ゴム材料を用いることができる。
本実施形態では、第1板部材53と第2板部材54との接合には、複数本のボルト(六角穴付きボルト)55を用いている。第1板部材53には、ザグリ孔531が形成されており、第2板部材54には、ネジ孔(雌ネジ)541が形成されている。これにより、ザグリ孔531側からボルト55を挿入して、当該ボルト55とネジ孔541とを螺合させることができる。この螺合により、第1板部材53と第2板部材54とが接合される。なお、接合に用いられる複数本のボルト55は、第1板部材53(第2板部材54)の中心回りに等角度間隔に配置されているのが好ましい。
図3に示すように、第2開閉部5の第1板部材53の下部には、第2回動支持部52を介して、第1開閉部4の表側と連結される連結部59が突出して設けられている。連結部59は、第1板部材53と一体的に形成されており、第2板部材54と反対側に「L」字状に屈曲している。
第2回動支持部52は、第2開閉部5を第1開閉部4に対して回動可能に支持する蝶番で構成されている。これにより、第2開閉部5を水平方向、すなわち、Y方向と平行な軸を回動軸として回動可能に支持することができ、その開閉を円滑に行なうことができる。
図3、図4に示すように、本実施形態では、第2開閉部5は、検査装置1の外側に向かって開くものとなっている、すなわち、いわゆる「外開き」するものとなっている。そして、図4に示す最も開いた状態では、当該最も開いた状態が維持されるとともに、第2開閉部5は、第1開閉部4に対して垂直な、すなわち、起立した起立状態となる。このとき、第2回動支持部52である蝶番が最も閉じた状態となる。これにより、第2開閉部5の起立状態が維持される。この場合、起立状態にある第2開閉部5上に、例えば、作業に用いられるツールを一時的に載置することができる。また、作業を施す際の、外気の流入をできる限り抑えることができる。その他、起立状態にある第2開閉部5は、オペレーターが供給領域A2に進入する方向と反対方向に突出することとなるため、例えば、当該オペレーターが、自身の頭を入れようとする行為を防止することができる。なお、起立状態では、第2開閉部5の連結部59は、第2回動支持部52を介して第1開閉部4と重なることとなる(図4参照)。
このような第2開閉部5の開閉可能角度、すなわち、第2開閉部5の第2回動支持部52を中心とした回動可能角度は、0度以上、90度以下となる。第2開閉部5は、90度で「起立状態」となり、0度で「伏倒状態(最も閉じた状態)」となる。
第2開閉部5が閉じた状態を維持するロック機構(施錠機構)としてのシリンダー746が、第1開閉部4の開口部44の上部近傍に配置、固定されている。シリンダー746は、シリンダーロッド746aが出没自在なものである。そして、シリンダーロッド746aが突出したときに、第2開閉部5に設けられたロック部材57の係合孔571に係合することができる(図3参照)。これにより、第2開閉部5の閉状態が維持され、例えばICデバイス90の搬送中にオペレーターが誤って第2開閉部5を開けて、手等を入れてしまうのを防止することができる。なお、シリンダー746の動作は、所定のスイッチを用いて行なわれる。また、シリンダー746は、第1開閉部4に配置されているが、これに限定されず、第2開閉部5に配置されていてもよい。
また、第2回動支持部52を構成する蝶番は、トーションバネが内蔵されたものとなっているのが好ましい。トーションバネは、第2開閉部5を開状態となる方向に付勢する付勢部として機能する。これにより、シリンダー746によるロック状態を解除すれば、第2開閉部5は、トーションバネの付勢力により自ずと開状態となる。よって、例えばオペレーターが第2開閉部5を把持して開く場合よりも、操作性が向上する。
図3に示すように、第2開閉部5の開閉を感知して検出可能な検出部77としてのマグネットセンサー771とマグネット772とが設けられている。マグネットセンサー771は、第1開閉部4の開口部44の上部近傍に配置、固定されており、制御部80と電気的に接続されている。マグネット772は、第2開閉部5に固定されており、当該第2開閉部5が閉状態にあるときに、マグネットセンサー771に近接する、すなわち、臨む位置に配置されている。そして、開状態が検出された場合には、その旨をモニター(図示せず)に表示することができる。
このような検出部77により、例えば作業時以外にも、すなわち、不必要に第2開閉部5が開状態となっている場合、オペレーターは、第2開閉部5を閉状態とすることができ、よって、外気の流入をできる限り抑えることができる。また、不必要に第2開閉部5が開状態となっているのを防止して、例えばオペレーターが誤って手等を供給領域A2に入れてしまうのを防止することができる。このように、検出部77は、安全センサーとしても機能する。
また、第1開閉部4の開口部44には、第2開閉部5が開状態にあるときに例えばオペレーターの手等の侵入を感知する侵入感知センサー78が設けられている。侵入感知センサー78は、発光部781と受光部782とを有する透過型のセンサーである。この侵入感知センサー78は、発光部781からの光が手等で遮られて、受光部782で受光できなかった場合に、手等の侵入を感知することができる。このとき、検査装置1は、手等の侵入を防ぐように警告を発したり、前記可動部の動作を停止するのが好ましい。
その他、侵入感知センサー78の配置としては、例えば、図2中の最も左側の開口部44の左隣に1つの発光部781を配置し、最も右側の開口部44の右隣に1つの受光部782を配置してもよい。この場合、発光部781からの光が、受光部782まで4つの開口部44を一括して横切ることができる。これにより、4つの開口部44のいずれに手等が侵入しても、1つの侵入感知センサー78でそれを感知することができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の電子部品検査装置(第2実施形態)が備える第2開閉部と第2開閉部に着脱自在に装着される第2開閉部用枠体とを示す縦断面図である。図6は、図5に示す第2開閉部用枠体の種類を示す縦断面図である。
以下、これらの図を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第2開閉部用枠体を備えること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、本実施形態では、第2開閉部5は、第1板部材53の外周部(周囲)に、例えば嵌め込みにより着脱可能なリング状の第2開閉部用枠体58を有している。また、第2開閉部用枠体58の外周部には、リング状のシール部材56が例えば嵌め込みによって固定されている。そして、この第2開閉部用枠体58を第1板部材53に装着することにより、第2開閉部用枠体58を用いない場合に比べて、閉状態の第2開閉部5と、第1開閉部4との間の気密性の程度を増加させることができる。
また、図6に示すように、第2開閉部用枠体58には、内径は、共通であるが、外径(大きさ)が異なるものが複数種(図中では、第2開閉部用枠体58A、第2開閉部用枠体58B、第2開閉部用枠体58C)ある。そして、これら第2開閉部用枠体58A〜第2開閉部用枠体58Cのうちからいずれか1つの第2開閉部用枠体58を選択して、第1板部材53に装着することができる。このような選択により、第1開閉部4との間の気密性の程度を調整することができる。
なお、シール部材56は、第2開閉部用枠体58A〜第2開閉部用枠体58Cの大きさに適合したものとなっている。
<第3実施形態>
図7は、本発明の電子部品検査装置(第3実施形態)が備える第1開閉部と第1開閉部の第1開口部に着脱自在に装着される第1開口部用枠体とを示す縦断面図である。図8は、図7に示す第1開口部用枠体の種類を示す縦断面図である。
以下、これらの図を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1開口部用枠体を備えること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、第1開閉部4は、開口部44の内周部に、例えば嵌め込みにより着脱可能なリング状の第1開口部用枠体45を有している。そして、第1開口部用枠体45を装着することにより、第1開口部用枠体45を用いない場合に比べて、開口部44の実質的な大きさを小さくすることができる。これにより、外気の流入をできる限りさらに抑えることができる。
また、図8に示すように、第1開口部用枠体45には、外径は、共通であるが、内径(大きさ)が異なるものが複数種(図中では、第1開口部用枠体45A、第1開口部用枠体45B、第1開口部用枠体45C)ある。そして、これら第1開口部用枠体45A〜第1開口部用枠体45Cのうちからいずれか1つの第1開口部用枠体45を選択して、開口部44に装着することができる。このような選択により、外気の流入の程度を調整することができる。
なお、第2開閉部5は、第1開口部用枠体45A〜第1開口部用枠体45Cの大きさに適合したものとなっている。
<第4実施形態>
図9は、本発明の電子部品検査装置(第4実施形態)が備える閉状態の第1開閉部と閉状態の第2開閉部とを示す図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第2開閉部の大きさが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、1つの第1開閉部4には、大きさが異なる2つの第2開閉部5が配置されている。これら2つの第2開閉部5のうち、小さい方の第2開閉部5が第1回動支持部42側に配置され、大きい方の第2開閉部5が第1回動支持部42と反対側に配置されている。そして、2つの第2開閉部5からいずれか1つを選択することができる。これにより、供給領域A2内での作業の種類に応じた第2開閉部5を開けて用いることができ、よって、外気の流入をできる限り抑えることができる。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、電子部品搬送装置および電子部品検査装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、第1開閉部および第2開閉部は、それぞれ、前記各実施形態ではいわゆる「外開き」のものであるが、これに限定されず、いわゆる「内開き」のものであってもよい。
また、第1開閉部は、前記各実施形態では回動可能に支持されたものであるが、これに限定されず、例えば、水平方向に摺動可能に支持されたものであってもよい。
また、1つの第1開閉部に設置される第2開閉部の設置数は、前記各実施形態では2つであるが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。
また、第1開閉部と第2開閉部との間の気密性を維持するシール部材は、前記各実施形態では第2開閉部に配置されているが、これに限定されず、例えば、第1開閉部に配置されていてもよいし、第1開閉部および第2開閉部の双方に配置されていてもよい。
1……検査装置(電子部品検査装置)
11A、11B……トレイ搬送機構
12……温度調整部(ソークプレート)
13……デバイス搬送ヘッド
14……デバイス供給部(供給シャトル)
15……トレイ搬送機構(第1搬送装置)
16……検査部
17……デバイス搬送ヘッド
18……デバイス回収部(回収シャトル)
19……回収用トレイ
20……デバイス搬送ヘッド
21……トレイ搬送機構(第2搬送装置)
22A、22B……トレイ搬送機構
4……第1開閉部
41a、41b、41c、41d……辺(縁部)
42……第1回動支持部
43……ロック部材
44……開口部(第1開口部)
45、45A、45B、45C……第1開口部用枠体
5……第2開閉部
52……第2回動支持部
53……第1板部材
531……ザグリ孔
532……重なり部
54……第2板部材
541……ネジ孔(雌ネジ)
55……ボルト(六角穴付きボルト)
56……シール部材(シール部)
57……ロック部材
571……係合孔
58、58A、58B、58C……第2開閉部用枠体
59……連結部
61……第1隔壁
62……第2隔壁
63……第3隔壁
64……第4隔壁
65……第5隔壁
66……内側隔壁
70……フロントカバー
71……サイドカバー
711……第1扉
712……第2扉
713……開口部
72……サイドカバー
721……第1扉
722……第2扉
73……リアカバー
731……第1扉
732……第2扉
733……第3扉
740、741、742、743、744、745、746……シリンダー
740a、746a……シリンダーロッド
75……第4扉
76……検出部
761……マグネットセンサー
762……マグネット
77……検出部
771……マグネットセンサー
772……マグネット
78……侵入感知センサー
781……発光部
782……受光部
80……制御部
90……ICデバイス
200……トレイ(配置部材)
A1……トレイ供給領域
A2……デバイス供給領域(供給領域)
A3……検査領域
A4……デバイス回収領域(回収領域)
A5……トレイ除去領域
R1……第1室
R2……第2室
R3……第3室

Claims (17)

  1. 開閉可能な第1開閉部と、
    前記第1開閉部に開閉可能に設けられた第2開閉部と、を備え、
    前記第2開閉部の開閉を感知可能なセンサーが配置されていることを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 第2開閉部を開閉可能に支持する支持部を備え、
    前記支持部は、蝶番で構成されている請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  3. 前記第1開閉部には、侵入を感知する侵入感知センサーが設けられている請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記第1開閉部または前記第2開閉部には、前記第2開閉部を前記第1開閉部に対して施錠する施錠機構が設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
    前記第2開閉部は、前記第1開口部に挿入可能な凸部を有する凸構造をなす請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  6. 前記第2開閉部は、大きさが異なる2つの板部材を接合したものであり、
    前記2つの板部材のうち、小さい方の板部材が前記凸部を構成する請求項5に記載の電子部品搬送装置。
  7. 前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
    前記第2開閉部は、閉じたときに前記第1開閉部と重なる部分を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  8. 前記第2開閉部には、弾性膜が配置されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  9. 前記第2開閉部には、大きさが異なるものが複数あり、該複数の第2開閉部からいずれか1つを選択可能である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  10. 前記第2開閉部の周囲に着脱可能な第2開閉部用枠体を有する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  11. 前記第2開閉部用枠体には、大きさが異なるものが複数あり、該複数の第2開閉部用枠体からいずれか1つを選択可能である請求項10に記載の電子部品搬送装置。
  12. 前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
    前記第1開口部に着脱可能な第1開口部用枠体を有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  13. 前記第1開口部用枠体には、大きさが異なるものが複数あり、該複数の第1開口部用枠体からいずれか1つを選択可能である請求項12に記載の電子部品搬送装置。
  14. 前記第1開閉部は、前記第2開閉部が閉じたときに覆われる第1開口部を有し、
    前記第1開口部は、円形である請求項1ないし13のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  15. 前記第2開閉部は、複数設けられており、該複数の第2開閉部は、水平方向に配置されている請求項1ないし14のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  16. 前記第2開閉部は、当該電子部品搬送装置の内側に向かって開くか、または、外側に向かって開くものである請求項1ないし15のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  17. 開閉可能な第1開閉部と、
    前記第1開閉部に開閉可能に設けられた第2開閉部と、
    電子部品を検査する検査部と、を備え、
    前記第2開閉部の開閉を感知可能なセンサーが配置されていることを特徴とする電子部品検査装置。
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