JP2016148574A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

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冬生 ▲高▼田
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Abstract

【課題】電子部品配置部を第1の流路の配置が異なるものに変更する場合、第1の流路と第2の流路とが連通した状態を容易に形成することができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。
【解決手段】電子部品搬送装置は、第1の流路が設けられ、電子部品を配置する電子部品配置部と、第2の流路が設けられ、移動可能な移動部と、前記電子部品配置部と前記移動部との間に配置され、第3の流路が設けられた中間部材と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関するものである。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的特性を検査する電子部品検査装置が知られており、この電子部品検査装置には、検査部の保持部までICデバイスを搬送するための電子部品搬送装置が組み込まれている。ICデバイスの検査の際は、ICデバイスが保持部に配置され、保持部に設けられた複数のプローブピンとICデバイスの各端子とを接触させる。
前記電子部品搬送装置は、事前にICデバイスを加熱または冷却して、ICデバイスを検査に適した温度に調整するソークプレートと、ソークプレートで温度調整されたICデバイスを検査部の近傍まで搬送する供給シャトルと、ICデバイスが配置されたトレイとソークプレートとの間のICデバイスの搬送およびソークプレートと供給シャトルとの間のICデバイスの搬送を行う第1のデバイス搬送ヘッドと、検査後のICデバイスを搬送する回収シャトルと、供給シャトルと検査部との間のICデバイスの搬送および検査部と回収シャトルとの間のICデバイスの搬送を行う第2のデバイス搬送ヘッドと、回収シャトルと回収されるICデバイスが配置されるトレイとの間のICデバイスの搬送を行う第3のデバイス搬送ヘッド等を有している。供給シャトルおよび回収シャトルは、それぞれ、ICデバイスが配置される複数のポケットを有している。
また、特許文献1には、回路基板に複数のチップ状回路部品を装着するために、前記回路基板とは別の場所に前記複数のチップ状回路部品を予め配置するためのチップ状回路部品配置装置が開示されている。
このチップ状回路部品配置装置は、配置板と、チップ状回路部品が収納される複数の部品収納ケースと、吸引装置とを有している。配置板には、複数の貫通孔がマトリックス状に設けられている。また、部品収納ケースは、その貫通孔に着脱可能に嵌合する係合突起が設けられている。そして、このチップ状回路部品配置装置では、部品収納ケースにおいて、吸引装置により、チップ状回路部品を吸引する。また、回路基板におけるチップ状回路部品の配置位置や、チップ状回路部品の種類等に応じて、部品収納ケースの位置を変更する。
特公平5−86079号公報
従来の電子部品搬送装置では、ICデバイスの検査が終了した後、そのICデバイスは、第2のデバイス搬送ヘッドにより、回収シャトルに搬送され、回収シャトルのポケットに配置されるが、ポケットにおけるICデバイスの着座状態が悪い場合は、回収シャトルの移動により、ICデバイスがポケットから飛び出してしまうことがある。これにより良品ICデバイスが破壊される虞があり、また、電子部品搬送装置の駆動を停止することになり、検査の時間的な効率が低下するという問題がある。この問題は、供給シャトルにおいても同様である。
また、特許文献1に記載のチップ状回路部品配置装置を前記電子部品搬送装置に適用した場合、回収シャトルのポケットにおいて、ICデバイスを吸引することで、ポケットにおけるICデバイスの着座状態を良好にすることができる。これにより、回収シャトルの移動中にICデバイスがポケットから飛び出してしまうことを防止することができる。
しかしながら、特許文献1に記載のチップ状回路部品配置装置では、部品収納ケースの配置を変更するのに、手間および時間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、電子部品配置部を第1の流路の配置が異なるものに変更する場合、第1の流路と第2の流路とが連通した状態を容易に形成することができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の電子部品搬送装置は、第1の流路が設けられ、電子部品を配置する電子部品配置部と、
第2の流路が設けられ、移動可能な移動部と、
前記電子部品配置部と前記移動部との間に配置され、第3の流路が設けられた中間部材と、を備えることを特徴とする。
これにより、電子部品配置部を第1の流路の配置が異なるものに変更する場合、移動部を変更することなく、中間部材により、第1の流路と第2の流路とを連通させることができる。
[適用例2]
本発明の電子部品搬送装置は、第2の流路が設けられ、移動可能な移動部を備え、
第1の流路が設けられ、電子部品を配置する電子部品配置部と、前記電子部品配置部と前記移動部との間に配置され、第3の流路が設けられた中間部材とを、載置可能なことを特徴とする。
これにより、電子部品配置部を第1の流路の配置が異なるものに変更する場合、移動部を変更することなく、中間部材により、第1の流路と第2の流路とを連通させることができる。
[適用例3]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第3の流路は、前記第1の流路と前記第2の流路とを連通することが好ましい。
これにより、中間部材により、第1の流路と第2の流路とを連通させることができる。
[適用例4]
本発明の電子部品搬送装置では、前記電子部品配置部の厚さ方向から見て、前記第1の流路の前記中間部材側の開口と前記第2の流路の前記中間部材側の開口とがずれており、前記第1の流路と前記第2の流路とを前記第3の流路で連通していることが好ましい。
これにより、中間部材が無い場合は、第1の流路と第2の流路とが連通しない場合でも、中間部材により、第1の流路と第2の流路とを連通させることができる。
[適用例5]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口面積は、前記第3の流路の前記移動部側の開口面積よりも大きいことが好ましい。
これにより、中間部材は、第1の流路の配置の異なる複数の電子部品配置部に対応することができる。これによって、電子部品配置部を第1の流路の配置が異なるものに変更する場合、電子部品配置部のみを変更すればよいので、作業が容易である。
[適用例6]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口面積は、前記第1の流路の前記中間部材側の開口面積よりも大きいことが好ましい。
これにより、中間部材は、第1の流路の配置の異なる複数の電子部品配置部に対応することができる。これによって、電子部品配置部を第1の流路の配置が異なるものに変更する場合、電子部品配置部のみを変更すればよいので、作業が容易である。
[適用例7]
本発明の電子部品搬送装置では、前記電子部品配置部に前記第1の流路が複数設けられており、
前記複数の前記第1の流路と前記第3の流路とが連通していることが好ましい。
これにより、第2の流路は、1つ設ければよく、構造を簡素化することができる。
[適用例8]
本発明の電子部品搬送装置では、前記電子部品配置部の厚さ方向から見て、前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口と、前記第3の流路の前記移動部側の開口とがずれていることが好ましい。
これにより、中間部材が無い場合は、第1の流路と第2の流路とが連通しない場合でも、中間部材により、第1の流路と第2の流路とを連通させることができる。
[適用例9]
本発明の電子部品搬送装置では、前記中間部材の前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口に封止部材が配置されていることが好ましい。
これにより、第3の流路の電子部品配置部側の開口において、中間部材と電子部品配置部との間を気密に封止することができ、第2の流路および第3の流路からの空気の漏れを防止することができる。
[適用例10]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第3の流路から流体を吸引可能な流体吸引部を有することが好ましい。
これにより、流体吸引部により、電子部品配置部に配置される電子部品を吸引することができる。これにより、電子部品を電子部品配置部に配置させ、その電子部品の着座状態を良好にすることができ、また、移動部の移動中に電子部品が電子部品配置部から飛び出してしまうことを防止することができる。
[適用例11]
本発明の電子部品搬送装置では、少なくとも前記流体の圧力と前記流体の流量との一方を検出可能な検出部を有し、
前記流体吸引部により前記流体を吸引し、前記検出部により前記流体の圧力または流量を検出し、前記検出部の検出結果に基づいて、前記電子部品配置部上の前記電子部品の有無を判断することが好ましい。
これにより、種々の状況に応じて、容易かつ的確に、電子部品配置部上の電子部品の有無を判別することができる。例えば、光学センサーでは検出不可能な透明な電子部品でもその有無を判別することができる。
[適用例12]
本発明の電子部品検査装置は、第1の流路が設けられ、電子部品を配置する電子部品配置部と、
第2の流路が設けられ、移動可能な移動部と、
前記電子部品配置部と前記移動部との間に配置され、第3の流路が設けられた中間部材と、
前記電子部品を検査する検査部と、を備えることを特徴とする。
これにより、電子部品配置部を第1の流路の配置が異なるものに変更する場合、移動部を変更することなく、中間部材により、第1の流路と第2の流路とを連通させることができる。
本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。 図1に示す電子部品検査装置のブロック図である。 図1に示す電子部品検査装置のデバイス回収部の断面図である。 本発明の電子部品検査装置の第2実施形態におけるデバイス回収部の断面図である。 本発明の電子部品検査装置の第3実施形態におけるデバイス回収部の断面図である。 本発明の電子部品検査装置の第4実施形態におけるデバイス回収部の断面図である。 図1に示す電子部品検査装置のデバイス回収部の中間部材を示す斜視図である。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置について添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を示す概略平面図である。図2は、図1に示す電子部品検査装置のブロック図である。図3は、図1に示す電子部品検査装置のデバイス回収部の断面図である。図7は、図1に示す電子部品検査装置のデバイス回収部の中間部材を示す斜視図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向」とも言う。また、X軸、Y軸およびZ軸の各軸の矢印の方向をプラス側、矢印と反対の方向をマイナス側と言う。また、電子部品の搬送方向の上流側を単に「上流側」とも言い、下流側を単に「下流側」とも言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いていた状態も含む。
また、以下では、説明の便宜上、図3中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」、右側を「右」、左側を「左」と言う(図4〜図6についても同様)。
図1に示す検査装置(電子部品検査装置)1は、例えば、BGA(Ball grid array)パッケージやLGA(Land grid array)パッケージ等のICデバイス、LCD(Liquid Crystal Display)、CIS(CMOS Image Sensor)等の電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)するための装置である。なお、以下では、説明の便宜上、検査を行う前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。
図1に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域(以下単に「供給領域」と言う)A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域(以下単に「回収領域」と言う)A4と、トレイ除去領域A5とに分けられている。これらの各領域は、互いに、図示しない壁部やシャッター等により仕切られている。そして、供給領域A2は、壁部やシャッター等で画成された第1室R1となっており、また、検査領域A3は、壁部やシャッター等で画成された第2室R2となっており、また、回収領域A4は、壁部やシャッター等で画成された第3室R3となっている。また、第1室R1(供給領域A2)、第2室R2(検査領域A3)および第3室R3(回収領域A4)は、それぞれ、気密性や断熱性を確保することができるように構成されている。これにより、第1室R1、第2室R2および第3室R3は、それぞれ、湿度や温度を可能な限り維持することができる。なお、第1室R1および第2室R2内は、それぞれ、所定の湿度および所定の温度に制御される。
ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。このように検査装置1は、各領域でICデバイス90を搬送し、制御部80を有する電子部品搬送装置と、検査領域A3内で検査を行なう検査部16と、図示しない検査制御部とを備えたものとなっている。なお、検査装置1では、検査部16および検査制御部を除く構成によって電子部品搬送装置が構成されている。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が供給される領域である。トレイ供給領域A1では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
供給領域A2は、トレイ供給領域A1からのトレイ200上の複数のICデバイス90をそれぞれ検査領域A3まで供給する領域である。なお、トレイ供給領域A1と供給領域A2とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送する第1のトレイ搬送機構11A、第2のトレイ搬送機構11Bが設けられている。
供給領域A2には、ICデバイス90を配置する配置部である温度調整部(ソークプレート)12と、第1のデバイス搬送ヘッド13と、第3のトレイ搬送機構15とが設けられている。
温度調整部12は、複数のICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整(制御)する装置である。すなわち、温度調整部12は、ICデバイス90を配置し、そのICデバイス90の加熱および冷却の両方を行うことが可能な温度制御部材(部材)である。図1に示す構成では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、第1のトレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入された(搬送されてきた)トレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12に搬送され、載置される。
第1のデバイス搬送ヘッド13は、供給領域A2内で移動可能に支持されている。これにより、第1のデバイス搬送ヘッド13は、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。なお、第1のデバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持する複数の把持部(図示せず)を有しており、各把持部は、吸着ノズルを備え、ICデバイス90を吸着することで把持する。
第3のトレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200をX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、第2のトレイ搬送機構11Bによって供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、ICデバイス90を搬送する搬送部であるデバイス供給部(供給シャトル)14と、検査部16と、第2のデバイス搬送ヘッド(当接部)17と、デバイス回収部(回収シャトル)18とが設けられている。
デバイス供給部14は、ICデバイス90を配置する配置板(電子部品配置部)141と、X方向に直動(移動)可能なデバイス供給部本体(移動部)142と、配置板141とデバイス供給部本体142との間に配置された中間部材143とを有している。中間部材143は、デバイス供給部本体142に着脱可能に設置され、配置板141は、中間部材143に着脱可能に設置される。このデバイス供給部14は、温度調整(温度制御)されたICデバイス90を検査部16近傍まで搬送する装置であり、供給領域A2と検査領域A3との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図1に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、温度調整部12上のICデバイス90は、いずれかのデバイス供給部14に搬送され、載置される。なお、デバイス供給部14では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
検査部16は、ICデバイス90の電気的特性を検査・試験するユニット、すなわち、ICデバイス90を検査する場合にそのICデバイス90を保持する保持部である。検査部16には、ICデバイス90を保持した状態で当該ICデバイス90の端子と電気的に接続される複数のプローブピンが設けられている。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが電気的に接続され(接触し)、プローブピンを介してICデバイス90の検査が行われる。ICデバイス90の検査は、検査部16に接続される図示しないテスターが備える検査制御部の記憶部に記憶されているプログラムに基づいて行われる。なお、検査部16では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
第2のデバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内で移動可能に支持されている。これにより、第2のデバイス搬送ヘッド17は、供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14上のICデバイス90を検査部16上に搬送し、載置することができる。また、ICデバイス90を検査する場合は、第2のデバイス搬送ヘッド17は、ICデバイス90を検査部16に向けて押圧し、これにより、ICデバイス90を検査部16に当接させる。これによって、前述したように、ICデバイス90の端子と検査部16のプローブピンとが電気的に接続される。なお、第2のデバイス搬送ヘッド17は、ICデバイス90を把持する複数の把持部(図示せず)を有しており、各把持部は、吸着ノズルを備え、ICデバイス90を吸着することで把持する。また、第2のデバイス搬送ヘッド17では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス回収部18は、ICデバイス90を配置する配置板(電子部品配置部)181と、X方向に直動(移動)可能なデバイス回収部本体(移動部)182と、配置板181とデバイス回収部本体182との間に配置された中間部材183とを有している。中間部材183は、デバイス回収部本体182に着脱可能に設置され、配置板181は、中間部材183に着脱可能に設置される。このデバイス回収部18は、検査部16での検査が終了したICデバイス90を回収領域A4まで搬送する装置であり、検査領域A3と回収領域A4との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図1に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、検査部16上のICデバイス90は、いずれかのデバイス回収部18に搬送され、載置される。この搬送は、第2のデバイス搬送ヘッド17によって行なわれる。
回収領域A4は、検査が終了したICデバイス90が回収される領域である。この回収領域A4には、回収用トレイ19と、第3のデバイス搬送ヘッド20と、第6のトレイ搬送機構21とが設けられている。また、回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
回収用トレイ19は、回収領域A4内に固定され、図1に示す構成では、X方向に沿って3つ配置されている。また、空のトレイ200も、X方向に沿って3つ配置されている。そして、回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、これらの回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに回収されて、分類されることとなる。なお、回収トレイ19の目的および背景理由は、下記の通りである。
[目的]
回収トレイ19は、分類される数量の少ないICデバイス90を置くトレイである。例えば、不良品が2%程度とすると不良品置き場に設定する。ICデバイス90の検査内容により、分類数は異なるが、例えばCPUでは、動作速度により、良品でも2〜数分類し、全く動作しない不良品、検査時の接触不良(再検査)分類などがあり、発生割合によって固定トレイに分類するように装置を設定して顧客は使用している。
[背景理由]
スペース上の理由から固定トレイを設置して分類数を増やす必要があった。また、固定トレイは、オートアンローダトレイと異なり、構造がシンプルで安価であるので、固定トレイを2〜3つ並べている。
第3のデバイス搬送ヘッド20は、回収領域A4内で移動可能に支持されている。これにより、第3のデバイス搬送ヘッド20は、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。なお、第3のデバイス搬送ヘッド20は、ICデバイス90を把持する複数の把持部(図示せず)を有しており、各把持部は、吸着ノズルを備え、ICデバイス90を吸着することで把持する。
第6のトレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200をX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される領域である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、回収領域A4とトレイ除去領域A5とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送する第4のトレイ搬送機構22A、第5のトレイ搬送機構22Bが設けられている。第4のトレイ搬送機構22Aは、検査済みのICデバイス90が載置されたトレイ200を回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送する機構である。第5のトレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をトレイ除去領域A5から回収領域A4に搬送する機構である。
前記テスターの検査制御部は、例えば、図示しない記憶部に記憶されたプログラムに基づいて、検査部16に配置されたICデバイス90の電気的特性の検査等を行なう。
また、図2に示すように、検査装置1は、空気(流体)を吸引するポンプ(流体吸引部)131と、空気(流体)の流量を検出する流量センサー(検出部)451、452、453および454と、検査装置1の各操作を行う操作部6とを有している。また、制御部80は、各情報を記憶する記憶部801と、各判断(判別)を行う判別部803とを有し、例えば、第1のトレイ搬送機構11A、第2のトレイ搬送機構11Bと、温度調整部12と、第1のデバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、第3のトレイ搬送機構15と、検査部16と、第2のデバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、第3のデバイス搬送ヘッド20と、第6のトレイ搬送機構21と、第4のトレイ搬送機構22A、第5のトレイ搬送機構22Bと、ポンプ131と、表示部62等の各部の駆動を制御する。また、流量センサー451〜454の検出結果は、制御部80に入力される。
また、操作部6は、各入力を行う入力部61と、画像を表示する表示部62とを有している。入力部61としては、特に限定されず、例えば、キーボード、マウス等が挙げられる。また、表示部62としては、特に限定されず、例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネル等が挙げられる。作業者(操作者)の操作部6の操作は、例えば、入力部61を操作し、表示部62に表示された各操作ボタン(アイコン)の位置にカーソルを移動させ、選択(クリック)することによりなされる場合があるが、以下では、この操作を「操作ボタンを押す」とも言う。
なお、表示部62に表示される各操作ボタンのうちの一部または全部が、押しボタン等の機械式の操作ボタンとして設けられていてもよい。
また、操作部6としては、前記の構成のものに限らず、例えば、タッチパネル等の入力および画像の表示が可能なデバイス等が挙げられる。
なお、前記操作部6の表示部62により、報知部が構成される。
この検査装置1では、デバイス供給部14およびデバイス回収部18は、ぞれぞれ、前述したように、中間部材143、183を有している。これにより、以下の述べるように、配置板181をポケット811や第1の流路812の配置が異なるものに変更(交換)する場合に、デバイス回収部本体182を変更する必要がないように構成されている。デバイス供給部14についても同様である。以下、詳細に説明するが、デバイス供給部14とデバイス回収部18とのその構成は同様であるので、以下では代表的に、デバイス回収部18について説明する。
図3に示すように、デバイス回収部18のデバイス回収部本体182は、ベース11上に移動可能に設置されている。
また、配置板181の上面、すなわち、配置板181の中間部材183と反対側の面には、ICデバイス90を収容(配置)する複数の凹部であるポケット(電子部品配置部)811が設けられている。各ICデバイス90は、各ポケット811に収容され、これにより、配置板181に配置される。
各ポケット811の形状、大きさ(寸法)および配置(位置)は、検査するICデバイス90の形状、大きさ(寸法)や、検査部16におけるICデバイス90配置位置等に基づいて設定されている。
なお、本実施形態では、図3中上側(図1中のZ方向)から見て、ICデバイス90の外形は、四角形をなしており、そのため、ポケット811の外形は、ICデバイス90の外形に対応した形状、すなわち、四角形をなしている。
また、ポケット811の数は、特に限定されないが、本実施形態では、1例として、4つの場合を図示して説明する。また、各ポケット811は、同様であるので、以下では代表的に、その1つについて説明する。
また、配置板181には、第1の流路812が設けられている。この第1の流路812は、ポケット811に連通し、配置板181の中間部材183と反対側の面および中間部材183と対向する面に開放している。なお、第1の流路812の数は、ポケット811の数と等しく、本実施形態では、4つである。また、各第1の流路812は、同様であるので、以下では代表的に、その1つについて説明する。
また、デバイス回収部本体182には、第2の流路821が設けられている。この第2の流路821は、デバイス回収部本体182の中間部材183と対向する面および側面に開放している。なお、第2の流路821の数は、ポケット811および第1の流路812の数と等しく、本実施形態では、4つである。また、各第2の流路821は、同様であるので、以下では代表的に、その1つについて説明する。
また、デバイス回収部本体182の第2の流路821の中間部材183側の開口822には、封止部材191が配置されている。これにより、第2の流路821の開口822において、デバイス回収部本体182と中間部材183との間を気密に封止することができ、第2の流路821および第3の流路831からの空気の漏れを防止することができる。
また、中間部材183には、第3の流路831が設けられている。この第3の流路831は、中間部材183の配置板181と対向する面およびデバイス回収部本体182と対向する面に開放している。なお、第3の流路831の数は、ポケット811、第1の流路812および第2の流路821の数と等しく、本実施形態では、4つである。また、各第3の流路831は、同様であるので、以下では代表的に、その1つについて説明する。
第3の流路831は、配置板181側の開口832が第1の流路812に連通し、デバイス回収部本体182側の開口833が第2の流路821に連通し、これにより、第1の流路812と第2の流路821とを連通させる。すなわち、中間部材183が設けられていることにより、配置板181をポケット811や第1の流路812の配置が異なるものに変更(交換)する場合、デバイス回収部本体182を変更することなく、第1の流路812と第2の流路821とを連通させることができる。
また、中間部材183の第3の流路831の配置板181側の開口832には、封止部材192が配置されている。これにより、第3の流路831の開口832において、中間部材183と配置板181との間を気密に封止することができ、第3の流路831および第1の流路812からの空気の漏れを防止することができる。
また、配置板181の厚さ方向から見て(平面視で)、第1の流路812の中間部材183側の開口813と第2の流路821の中間部材183側の開口822とは、ずれている。このような場合でも、中間部材183を有しているので、第1の流路812と第2の流路821とは、第3の流路831により連通している。なお、配置板181の厚さ方向から見て、第1の流路812の開口813と第2の流路821の開口822とが重なっている場合でも、第1の流路812と第2の流路821とは、第3の流路831により連通する。
また、第3の流路831の配置板181側の開口面積S1は、第3の流路831のデバイス回収部本体182側の開口面積S2よりも大きく、また、第1の流路812の中間部材183側の開口面積S3よりも大きい。
これにより、中間部材183は、ポケット811や第1の流路812の配置の異なる複数の配置板181に対応することができる。これによって、配置板181をポケット811や第1の流路812の配置が異なるものに変更する場合、配置板181のみを変更すればよいので、作業が容易であり、また、中間部材183の数を削減することができる。
また、開口面積S1と開口面積S2との比S1/S2は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、3以上であることが好ましく、5以上であることがより好ましく、5以上、20以下であることがさらに好ましい。
なお、後述するように、面積比S1/S2は、第1の流路812の開口813と、第2の流路821の開口822(図7に示す第3の流路831の開口834)とのずれ量(シフト量)に依存するが、真空体積を最小化する方が応答性(真空センサが真空を認識するまでの、真空到達時間)が良い。このため、封止部材192は、第3の流路831の開口834(図7参照)を塞がない範囲で小さい方が良い。
そこで、真空体積を最小化するために、封止部材192として、例えば、長円状のガスケットまたはOリングを第3の流路831の長円状の溝8311に嵌めて、長円状に封止する。
また、前記封止部材192を長円状の溝8311に嵌めて、シフトしている開口813と開口834とを気密的に連通させる(接続する)。
以上のように、シフトしている開口813と開口834とを気密的に連通させるための最小限の長円状の溝8311を形成し、その溝8311に、封止部材192を挿入するので、面積比S1/S2は、開口813と開口834とのずれ量に準ずる。
なお、S1/S2と、S1/S3とは、同一であってもよく、また、異なっていてもよい。
また、デバイス回収部本体182の各第2の流路821の一端には、それぞれ、連結ポート151、152、153および154が取り付けられている。また、各連結ポート151〜154には、それぞれ、空気(流体)が流れる管体171、172、173および174が接続されている。そして、各管体171〜174は、1つに合流した後、空気を吸引するポンプ131に接続されている。このポンプ131により、各第1の流路812、各第2の流路821および各第3の流路831から空気を吸引可能である。なお、各第1の流路812と、各第2の流路821と、各第3の流路831と、各管体171〜174の内腔およびその合流後の管体の内腔とは、空気が流れる流路を構成している。
また、各管体171〜174の途中には、それぞれ、検出部として、管体171〜174の内腔(流路)を流れる空気(流体)の流量を検出する流量センサー451〜454が設けられている。
この検査装置1では、前記各流量センサー451〜454の検出結果に基づいて、配置板181の各ポケット811におけるICデバイス90の有無と、ICデバイス90の着座状態とを判別(検出)することができるように構成されている。以下、詳細に説明する。
まず、検査装置1は、ポンプ131により、各管体171〜174を介して、各第1の流路812、各第2の流路821および各第3の流路831から空気を吸引する。
この空気の吸引は、配置板181の各ポケット811にICデバイス90が配置されるときに行う。これにより、各ポケット811に配置されるICデバイス90を吸引することができる。これによって、各ポケット811にICデバイス90を配置させ、そのICデバイス90の着座状態を良好にすることが可能である。また、デバイス回収部18の移動中に前記空気の吸引を行うことにより、各ポケット811からICデバイス90が飛び出してしまうことを防止することができる。
また、各ポケット811にICデバイス90を配置する動作がなされた後、デバイス回収部18が移動する前に、ポンプ131により、各管体171〜174を介して、各第1の流路812、各第2の流路821および各第3の流路831から空気を吸引しつつ、各流量センサー451〜454により各管体171〜174を流れる空気の流量を検出する。
そして、制御部80の判別部803は、各流量センサー451〜454の検出結果に基づいて、各ポケット811におけるICデバイス90の有無と、ICデバイス90の着座状態とを判別する。以下、この原理および詳細な構成について説明するが、以下では代表的に、流量センサー451の検出結果に基づいて、ポケット811におけるICデバイス90の有無と、ICデバイス90の着座状態とを判別する場合について説明する。
まず、ポケット811にICデバイス90が配置されている場合と、配置されていない場合とでは、流量センサー451により検出される空気の流量が異なる。すなわち、ポケット811にICデバイス90が配置されている場合は、ICデバイス90により第1の流路812のポケット811側の開口814の一部または全体が閉鎖されるので、ポケット811にICデバイス90が配置されていない場合の流量センサー451により検出される空気の流量は、配置されている場合の前記空気の流量よりも多い。
また、ポケット811にICデバイス90が配置されている場合でも、ポケット811におけるICデバイス90の着座状態が良好な場合と、不良な場合、例えばICデバイス90の一部が浮いている場合とでは、流量センサー451により検出される空気の流量が異なる。すなわち、ポケット811におけるICデバイス90の着座状態が不良な場合の流量センサー451により検出される空気の流量は、良好な場合の前記空気の流量よりも多い。なお、ICデバイス90の着座状態が良好な場合は、前記空気の流量は、ほぼ、「0」に収束する。
そこで、この検査装置1では、前記各判別のための閾値を予め設定しておき、その閾値と、流量センサー451により検出される空気の流量とを比較して、前記各判別を行う。
具体的には、ポケット811にICデバイス90が配置されており、その着座状態が良好な場合と、着座状態が不良な場合と、ポケット811にICデバイス90が配置されていない場合との3つの状態を判別するために、第1の閾値と、その第1の閾値よりも小さい第2の閾値とを設定しておく。
そして、第1の閾値と、流量センサー451により検出される空気の流量とを比較し、前記空気の流量が第1の閾値よりも大きい場合は、ポケット811にICデバイス90が配置されていないと判別し、また、前記空気の流量が第1の閾値以下の場合は、ポケット811にICデバイス90が配置されていると判別する。
また、前記空気の流量が第1の閾値以下の場合は、さらに、第2の閾値と、前記空気の流量とを比較し、前記空気の流量が第2の閾値よりも大きい場合は、ポケット811におけるICデバイス90の着座状態が不良であると判別し、また、前記空気の流量が第2の閾値以下の場合は、ポケット811におけるICデバイス90の着座状態が良好であると判別する。
なお、第1の閾値および第2の閾値は、予め、実験的に求め、制御部80の記憶部801に記憶しておく。
また、各ポケット811における前記各判別結果は、表示部62に表示される。これにより、作業者は、各ポケット811において、それぞれ、ICデバイス90の状態が、ポケット811にICデバイス90が配置されていない場合と、ポケット811にICデバイス90が配置されているが、ICデバイス90の着座状態が不良である場合と、ICデバイス90の着座状態が良好である場合とのうちのいずれであるかを把握することができる。
また、各ポケット811のうちの少なくとも1つにおいて、ポケット811にICデバイス90が配置されていない場合と、ポケット811にICデバイス90が配置されているが、ICデバイス90の着座状態が不良である場合とのいずれか一方である場合は、検査装置1は、その作動を停止する。そして、作業者は、例えば、該当するポケット811において、手作業で、ICデバイス90を良好な着座状態になるように配置し、その後、入力部61を操作して、検査装置1を作動させる。
なお、以上では、検査部として流量センサー451〜454を用いる場合について説明したが、検査部としては、流量センサー451〜454に限定されず、例えば、管体171〜174の内腔を流れる空気の圧力を検出する圧力センサー等が挙げられる。
なお、デバイス供給部14については、前記デバイス回収部18と同様であるので、その説明は、省略する。
以上説明したように、この検査装置1によれば、配置板181をポケット811や第1の流路812の配置が異なるものに変更(交換)する場合、デバイス回収部本体182を変更することなく、中間部材183により、第1の流路812と第2の流路821とを連通させることができる。また、中間部材183の第3の流路831の開口面積S1が大きく設定されているので、共通の中間部材183で、第1の流路812の配置が異なる複数種の配置板181に対応することができる。
また、ポンプ131により、空気を吸引することで、配置板181のポケット811に配置されるICデバイス90を吸引することができる。これにより、ICデバイス90を配置板181のポケット811に配置させ、そのICデバイス90の着座状態を良好にすることができ、また、デバイス回収部18の移動中にICデバイス90が配置板181のポケット811から飛び出してしまうことを防止することができる。
また、種々の状況に応じて、容易かつ的確に、配置板181のポケット811におけるICデバイス90の有無を判別することができ、また、ICデバイス90の着座状態を判別することができる。例えば、光学センサーでは検出不可能な透明なICデバイス等でもその有無および着座状態を判別することができる。
なお、デバイス供給部14については、前記デバイス回収部18と同様であるので、その説明を省略したが、デバイス供給部14についても、前記デバイス回収部18と同様の効果を得ることができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の電子部品検査装置の第2実施形態におけるデバイス回収部の断面図である。
以下、第2実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は、その説明を省略する。
図4に示すように、第2実施形態の検査装置1のデバイス回収部18では、配置板181の厚さ方向から見て、中間部材183の第3の流路831の配置板181側の開口832と、デバイス回収部本体182側の開口833とがずれている。
図示の構成では、第3の流路831は、所定角度傾斜している。これにより、配置板181の厚さ方向から見て、第1の流路812の開口813と、第2の流路821の開口822とがずれている場合に、第3の流路831により、第1の流路812と第2の流路821とを連通させることができる。
なお、デバイス供給部14については、前記デバイス回収部18と同様であるので、その説明は、省略する。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図5は、本発明の電子部品検査装置の第3実施形態におけるデバイス回収部の断面図である。
以下、第3実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は、その説明を省略する。
図5に示すように、第3実施形態の検査装置1のデバイス回収部18では、中間部材183は、第1部材1831と第2部材1832とを積層してなる部材で構成されている。なお、中間部材183は、3つ以上の部材を積層してなる部材で構成されていてもよい。
また、配置板181の厚さ方向から見て、中間部材183の第3の流路831の配置板181側の開口832と、デバイス回収部本体182側の開口833とがずれている。
また、図示の構成では、第3の流路831は、クランク形状をなしている。具体的には、第3の流路831は、図5中の上下方向に延在する第1の部分835と、図5中の左右方向に延在し、第1の部分835に連通する第2の部分836と、図5中の上下方向に延在し、第2の部分836に連通する第3の部分837とを有している。なお、第3の流路831は、第1部材1831に設けられた孔1833と、第2の部材1832に設けられた孔1834および溝1835とで構成されている。
これにより、配置板181の厚さ方向から見て、第1の流路812の開口813と、第2の流路821の開口822とがずれている場合に、第3の流路831により、第1の流路812と第2の流路821とを連通させることができる。
なお、デバイス供給部14については、前記デバイス回収部18と同様であるので、その説明は、省略する。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
図6は、本発明の電子部品検査装置の第4実施形態におけるデバイス回収部の断面図である。
以下、第4実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は、その説明を省略する。
図6に示すように、第4実施形態の検査装置1のデバイス回収部18では、配置板181に、複数(図示の構成では、4つ)のポケット811および複数(図示の構成では、4つ)の第1の流路812が設けられているが、デバイス回収部本体182には、1つの第2の流路821が設けられ、また、中間部材183には、1つの第3の流路831が設けられている。
また、第3の流路831の配置板181側の開口832は、中間部材183において、4つの第1の流路812が並んでいる方向(図6中の左右方向)に延在し、その4つの第1の流路812が並んでいる方向に長くなるように形成されている。そして、各第1の流路812と第3の流路831とが連通している。
これにより、配置板181の各ポケット811のそれぞれにおけるICデバイス90の有無の判別はできないが、各ポケット811のうちのいずれかにおいてICデバイス90が配置されていないことと、各ポケット811のすべてにICデバイス90が配置されていることとを判別することはできる。
各ポケット811のうちのいずれかにおいてICデバイス90が配置されていないことが検出された場合は、作業者は、例えば、目視でICデバイス90が配置されていないポケット811を見つけ出し、手作業で、ICデバイス90を良好な着座状態になるように配置し、その後、入力部61を操作して、検査装置1を作動させる。
なお、デバイス供給部14については、前記デバイス回収部18と同様であるので、その説明は、省略する。
以上のような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1……検査装置(電子部品検査装置)
11……ベース
11A……第1のトレイ搬送機構
11B……第2のトレイ搬送機構
12……温度調整部(ソークプレート)
13……第1のデバイス搬送ヘッド
14……デバイス供給部(供給シャトル)
141……配置板
142……デバイス供給部本体
143……中間部材
15……第3のトレイ搬送機構
16……検査部
17……第2のデバイス搬送ヘッド
18……デバイス回収部(回収シャトル)
181……配置板
182……デバイス回収部本体
183……中間部材
1831……第1部材
1832……第2部材
1833、1834……孔
1835……溝
811……ポケット
812……第1の流路
813、814……開口
821……第2の流路
822……開口
831……第3の流路
8311……溝
832、833……開口
834……開口
835……第1の部分
836……第2の部分
837……第3の部分
19……回収用トレイ
20……第3のデバイス搬送ヘッド
21……第6のトレイ搬送機構
22A……第4のトレイ搬送機構
22B……第5のトレイ搬送機構
451〜454……流量センサー
6……操作部
61……入力部
62……表示部
80……制御部
801……記憶部
803……判別部
90……ICデバイス
131……ポンプ
151〜154……連結ポート
171〜174……管体
191、192……封止部材
200……トレイ
A1……トレイ供給領域
A2……デバイス供給領域(供給領域)
A3……検査領域
A4……デバイス回収領域(回収領域)
A5……トレイ除去領域
R1……第1室
R2……第2室
R3……第3室

Claims (12)

  1. 第1の流路が設けられ、電子部品を配置する電子部品配置部と、
    第2の流路が設けられ、移動可能な移動部と、
    前記電子部品配置部と前記移動部との間に配置され、第3の流路が設けられた中間部材と、を備えることを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 第2の流路が設けられ、移動可能な移動部を備え、
    第1の流路が設けられ、電子部品を配置する電子部品配置部と、前記電子部品配置部と前記移動部との間に配置され、第3の流路が設けられた中間部材とを、載置可能なことを特徴とする電子部品搬送装置。
  3. 前記第3の流路は、前記第1の流路と前記第2の流路とを連通する請求項1または3に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記電子部品配置部の厚さ方向から見て、前記第1の流路の前記中間部材側の開口と前記第2の流路の前記中間部材側の開口とがずれており、前記第1の流路と前記第2の流路とを前記第3の流路で連通している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口面積は、前記第3の流路の前記移動部側の開口面積よりも大きい請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  6. 前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口面積は、前記第1の流路の前記中間部材側の開口面積よりも大きい請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  7. 前記電子部品配置部に前記第1の流路が複数設けられており、
    前記複数の前記第1の流路と前記第3の流路とが連通している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  8. 前記電子部品配置部の厚さ方向から見て、前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口と、前記第3の流路の前記移動部側の開口とがずれている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  9. 前記中間部材の前記第3の流路の前記電子部品配置部側の開口に封止部材が配置されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  10. 前記第3の流路から流体を吸引可能な流体吸引部を有する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  11. 少なくとも前記流体の圧力と前記流体の流量との一方を検出可能な検出部を有し、
    前記流体吸引部により前記流体を吸引し、前記検出部により前記流体の圧力または流量を検出し、前記検出部の検出結果に基づいて、前記電子部品配置部上の前記電子部品の有無を判断する請求項10に記載の電子部品搬送装置。
  12. 第1の流路が設けられ、電子部品を配置する電子部品配置部と、
    第2の流路が設けられ、移動可能な移動部と、
    前記電子部品配置部と前記移動部との間に配置され、第3の流路が設けられた中間部材と、
    前記電子部品を検査する検査部と、を備えることを特徴とする電子部品検査装置。
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