JP2016170098A - センサ素子及びこのセンサ素子を備えるセンサ - Google Patents

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翔也 木田
Shoya Kida
翔也 木田
中塚 宏
Hiroshi Nakatsuka
宏 中塚
佑樹 前川
Yuki Maekawa
佑樹 前川
英喜 上田
Hideki Ueda
英喜 上田
剛 阪上
Takeshi Sakagami
剛 阪上
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Abstract

【課題】温度特性を改善したセンサを提供する。【解決手段】パッケージ基板と、前記パッケージ基板の上に設けられるセンサ素子と、前記センサ素子と電気的に接続する回路基板と、を備え、前記パッケージ基板は第1の凹部を有し、前記センサ素子は、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けた第1のスリットと、を有し、前記第1のスリットは、上面視で、前記第1の凹部の内側に配置されるセンサ。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器等に用いられる加速度センサや角速度センサ等のセンサに関する。
従来の加速度センサとしては、互いに異なる方向の加速度を検出可能に構成された複数のセンサ部を1つのセンサチップ上に配置したセンサが開示されている。
このようなセンサは、例えば特許文献1に開示されている。
特許第4957414号公報
しかしながら、センサ部の間に薄肉部を設けると、センサチップを外部基板と接着する際に、薄肉部に接着剤が侵入し、センサの温度特性が悪化する場合があった。
そこで、本発明は、温度特性を改善したセンサを得ることを目的とする。
パッケージ基板と、前記パッケージ基板の上に設けられるセンサ素子と、前記センサ素子と電気的に接続する回路基板と、を備え、前記パッケージ基板は第1の凹部を有し、前記センサ素子は、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けた第1のスリットと、を有し、前記第1のスリットは、上面視で、前記第1の凹部の内側に配置されるセンサ。
本発明によれば、温度特性を改善したセンサを提供することができる。
実施の形態1のセンサ素子を備えるパッケージ基板の内部を示す斜視図 同パッケージ基板が有する凹部を示す斜視図 図1のセンサ素子と図1のパッケージ基板との位置関係を示した断面図 同センサ素子の分解斜視図 同センサ素子の断面図であって、(a)センサ素子全体の断面図、(b)(a)の一部を拡大した図 同センサ素子の断面図であって、(a)X検出部の断面図、(b)Z検出部の断面図 同センサ素子において、X方向の加速度が印加されていない状態におけるX検出部の断面図 X方向の加速度を検出する原理を説明するための図 同センサ素子において、X方向に1Gの加速度が印加された状態におけるX検出部の断面図 X方向の加速度を検出する原理を説明するための別の図 同センサ素子の、Z検出部の断面図 Z方向の加速度を検出する原理を説明するための図である。 同センサ素子の、Z方向に1Gの加速度が印加された状態におけるZ検出部の断面図 Z方向の加速度を検出する原理を説明するための別の図 実施の形態1のセンサ素子を備えるパッケージ基板の内部を示す別の斜視図 同パッケージ基板が有する凹部を示す斜視図 同センサ素子と同パッケージ基板との位置関係を示した断面図 実施の形態1のセンサ素子を内蔵したパッケージ基板の内部を示す別の斜視図 同センサ素子とパッケージ基板の凹部を示す斜視図 同センサ素子とパッケージ基板の位置関係を示した断面図 同センサ素子の分解斜視図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下では、同じ要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。また、各図面は好ましい形態の一例を示すものであり、それぞれの形状に限定されない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1のセンサ50のパッケージ基板300の内部を示す斜視図である。
センサ50は、パッケージ基板300とパッケージ基板300から引き出された端子400と、センサ素子100と、センサ素子100からの出力に基づいて各種の演算を行い、物理量を検出する回路基板200と、が搭載されている。
センサ50は、端子400を介して外部基板500と接続される。
なお、図1では、パッケージ基板300の蓋を開けた状態を示している。
センサ50は、静電容量型の加速度を検出するセンサである。センサ50は、MEMS技術で製造される。センサ50は、3軸方向の加速度を検出するため、複数の可動部を有している。複数の可動部は、センサ素子100の内に配置されている。
図2は、センサ素子100に設けられたスリット110a、スリット110bと、パッケージ基板300の底面に設けられた凹部310との位置関係を表した図である。
センサ素子100は、凹部310を跨ぎ、かつ、センサ素子100に設けられたスリット110a、110bが凹部310の内側に位置するように配置される。別の表現では、スリット110a、110bが、上面視で、凹部310の内側に位置するように配置されている。
図3は、図2のA−Aにおける断面を示した図である。
センサ素子100の幅をw6、凹部310の幅をw4、センサ素子100に設けられたスリット110aと110bとの間隔をw5と定義する。このとき、センサ素子100の幅w6と凹部310の幅w4の関係は、w6>w4であり、凹部310の幅w4とスリット110aと110bとの間隔w5の関係は、w4>w5の関係となるように配置される。
このスリット110a、110bの幅は、例えば、50μmである。但し、50μm以下としてもよく、この場合には小型なセンサ素子100を提供できる。
図4は、センサ50が備えるセンサ素子100の分解斜視図である。
第1の基板1は、スリット110a、スリット110bによって基板1a、基板1b、基板1cに分割されており、第2の基板2aと第3の基板2bによって、基板1a、基板1b、基板1cがそれぞれ、挟み込まれている。
第1の基板1は、シリコンSOI基板等により形成され、第2の基板2aと第3の基板2bとは、ガラス等の絶縁体により形成されている。
以下、第1の基板1のうち、第1の方向(本実施の形態では図4中のZ方向とする)の加速度を検出する部分を「Z検出部30」と記載する。第2の方向(本実施の形態では図4中のX方向とする)の加速度を検出する部分を「X検出部10」と記載する。第3の方向(本実施の形態では図2中のY方向とする)の加速度を検出する部分を「Y検出部20」と記載する。ここで、X方向は、平面方向のうちの一方向である。Y方向は、平面方向のうちの一方向であってX方向と直交する方向である。Z方向は、XY平面に垂直な方向である。
X検出部10は、梁部12a、梁部12bを軸にして第1の可動電極11を揺動させることによりX方向の加速度を検出する。すなわち、梁部12a、12bを結ぶ直線を境界線として、第1の可動電極11の表面の一方側と他方側とに対向させて第1の固定電極13a、13bを配置している。これにより、第1の可動電極11と第1の固定電極13a、13bとの間の静電容量の変化に基づいてX方向の加速度を検出することができる。なお、梁部12a、12bで第1の可動電極11を支持する構成として説明したがこれに限らない。例えば、1本の梁で可動電極を支持する構成でもよい。即ち、第1の可動電極11を支持する梁部は、第1の可動電極11がX軸方向の加速度に応じて変位するように支持するものであれば良い。
Y検出部20は、梁部22a、梁部22bを軸にして第2の可動電極21を揺動させることによりY方向の加速度を検出する。すなわち、一対の梁部22a、22bを結ぶ直線を境界線として、第2の可動電極21の表面の一方側と他方側とに対向させて第2の固定電極23a、23bを配置している。これにより、第2の可動電極21と第2の固定電極23a,23bとの間の静電容量の変化に基づいてY軸方向の加速度を検出することができる。なお、梁部22a、22bで第2の可動電極21を支持する構成として説明したがこれに限らない。例えば、1本の梁で可動電極を支持する構成でもよい。即ち、第2の可動電極21を支持する梁部は、第2の可動電極21がY軸方向の加速度に応じて変位するように支持するものであれば良い。
Z検出部30は、梁部32a,32b,32c,32dにより支持された第3の可動電極31を垂直方向に平行移動させることによりZ方向の加速度を検出する。
より詳細には、第3の可動電極31の表面及び裏面に対向させて第3の固定電極33a,33bを配置している。これにより、第3の可動電極31と第3の固定電極33a、33bとの間の静電容量の変化に基づいてZ方向の加速度を検出することができる。なお、梁部32a、32b、32c、32dにより第3の可動電極31を支持する構成として説明したがこれに限らない。例えば、1本の梁で第3の可動電極31を支持する構成でもよい。即ち、第3の可動電極31を支持する部分は、第3の可動電極31がZ軸方向の加速度に応じて変位するように支持するものであれば良い。
X検出部10とY検出部20は互いに90°回転させただけの同形状とし、これらを別形状のZ検出部30の両側に並べて配置している。すなわち、図4に示すように、第1の基板1は、3つの支持部10a、20a、30aが直線状に並んで配置されている。あるいは別の表現では、第2の可動電極21は、第3の可動電極31を挟んで第1の可動電極11と対向する位置に設けられている。なお、支持部10a、支持部20a、支持部30aの形状は矩形に限定されない。例えば、円形や種々の多角形とすることができる。
支持部10aは、第1の可動電極11が接続される。
支持部20aは、第2の可動電極21が接続される。
支持部30aは、第3の可動電極31が接続される。
第1の可動電極11、第2の可動電極21,第3の可動電極31と、支持部10a,20a,30aとの間には所定の幅の隙間が設けられている。
なお、第1の可動電極11,第2の可動電極21,第3の可動電極31の形状は矩形に限定されない。例えば、円形や種々の多角形とすることができる。例えば、第1の可動電極11の形状は支持部10aの形状の相似形とすることが好ましい。これにより、第1の可動電極11の面積(あるいは、第1の可動電極11の質量)を大きくすることができるので、加速度に対するセンサ50の感度を向上することができる。
図5(a)は、図4のB−Bにおける断面図、図5(b)は図5(a)の点線で囲った部分の拡大図、である。
幅w1と幅w2とは、略同じ幅である。別の表現では、スリット110aの幅W2と、第1の可動電極11と支持部10aとの間の幅W1とは、センサ素子100の断面において、互いに略等しい。
幅w2と幅w3とは、略同じ幅である。別の表現では、スリット110aの幅W2と、第3の可動電極31と支持部30aとの間の幅W3とは、センサ素子100の断面において、互いに略等しい。
これにより、スリット110aの幅w1と、第1の可動電極11と支持部10aの間の幅w2とを同じ条件で形成することができるため、センサ素子100を製造するプロセスを簡単化することができる。
あるいは、スリット110aの幅w1と、第3の可動電極31と支持部30aの間の幅w3とを同じ条件で形成することができるため、センサ素子100を製造するプロセスを簡単化することができる。
図6(a)は、図5(a)のX検出部10を拡大した図、図5(b)は、図5(a)のZ検出部30を拡大した図である。なお、Y検出部20の断面はX検出部10と同様である。
第1の固定電極13a、13bは、第1の貫通電極14a、第1の貫通電極14bを用いて第2の基板2aの上面に電気的に接続されている。
第1の貫通電極14a、14bの材質は、シリコンやタングステン、銅等の導体である。
第3の固定電極33aは、第3の貫通電極34aを用いて第2の基板2aの上面に引き出されている。
第3の固定電極33bは、柱状の固定電極34cを介して、第2の基板2aに設けられた第3の貫通電極34bに電気的に接続される。これにより、柱状の固定電極34c及び第3の貫通電極34bを用いて第3の固定電極33bを第2の基板2aの上面に電気的に接続することができる。
第3の貫通電極34a,34bの材質は、シリコンやタングステン、銅等の導体である。
次に、図7、図8、および図9、図10を用いて、X方向の加速度検出原理について説明する。
図7は、X方向の加速度が印加されていない状態におけるX検出部10の断面図である。
図8は、図7の状態における第1の可動電極11、第1の固定電極13a、13bと回路基板200との接続を示す図である。
図9は、X方向に1Gの加速度が印加された状態における、X検出部10の断面を示している。
図10は、図9の状態における第1の可動電極11、第1の固定電極13a、13bと回路基板200の接続を示す図である。
誘電率をε、電極の対向面積をS、電極の対向ギャップをdとした場合、静電容量Cは、C=εS/dにより算出することができる。
X方向に加速度が印加されていない場合(図7の場合)、図8に示すように、第1の可動電極11と第1の固定電極13a、13bとの間の静電容量C1、C2は等しくなる。回路基板200は、静電容量C1と静電容量C2の差分値(C1−C2=0)から、X出力として0Gに相当する値を出力する。
X方向に加速度が印加された場合(図9の場合)、加速度により可動電極が回転する。この時、図10に示すように、第1の可動電極11と第1の固定電極13aとの間の静電容量C1は寄生容量+ΔCとなり、第1の可動電極11と第1の固定電極13bとの間の静電容量C2は寄生容量−ΔCとなる。
回路基板200は、静電容量C1と静電容量C2の差分値(C1−C2=2ΔC)から、X軸方向の加速度を表す出力として1Gに相当する値を出力する。
このように、X検出部10は、第1の可動電極11の回転方向の変位を静電容量の変化として検出することで、X方向の加速度を検出する。なお、Y検出部20は、X検出部10を90度回転した構造であり、Y方向の加速度を検出する原理も同様である。
次に、図11、図12、および図13、図14を用いて、Z方向の加速度検出原理について説明する。
図11は、Z方向の加速度が印加されていない状態におけるZ検出部30の断面を示している。
図12は、図11の状態におけるZ検出部30の第3の可動電極31と第3の固定電極33a、第3の固定電極33bとの間の静電容量C5、C6と回路基板200の接続を示す図である。
図13は、Z方向に1Gの加速度が印加された状態におけるZ検出部30の断面を示している。
図14は、図13の状態におけるZ検出部30の第3の可動電極31と第3の固定電極33a、第3の固定電極33bとの間の静電容量C5、C6と回路基板200の接続を示す図である。
誘電率をε、電極の対向面積をS、電極の対向ギャップをdとした場合、静電容量Cは、C=εS/dにより算出することができる。
Z方向に加速度が印加されていない場合(図11の場合)、図12に示すように、第3の可動電極31と第3の固定電極33a、第3の固定電極33bとの間の静電容量C5、C6は等しくなる。
回路基板200は、静電容量C5と静電容量C6の差分値(C5−C6=0)から、Z軸方向の加速度を表す出力として1Gに相当する値を出力する。
ところで、図3に示したように、X検出部10、Y検出部20、Z検出部30は互いにスリット110a、110bで分離されている。スリット110a、110bを形成することにより、基板1aと、基板1bと、基板1cと、に分割している。
これにより、第1の可動電極11と第1の固定電極13aで形成される容量と第1の可動電極11と第1の固定電極13bで形成される容量の差分は、COM端子から検出する。
第2の可動電極21と第2の固定電極23aで形成される容量と第2の可動電極21と第2の固定電極23bで形成される容量の差分、はCOM端子から検出する。第3の可動電極31と第3の固定電極33aで形成される容量と第3の可動電極31と第3の固定電極33bで形成される容量の差分は、COM端子から検出する。
本実施の形態では、X検出部10と、Y検出部20と、Z検出部30とが、スリット110a、110bにより分割されている。すなわち、第1の可動電極11と第1の固定電極13a、13bで形成される容量(X軸方向の検出を行う容量)と、第2の可動電極21と第2の固定電極23a、23bで形成される容量(Y軸方向の検出を行う容量)と、第3の可動電極31と第3の固定電極33a、33bで形成される容量(Z軸方向の検出を行う容量)とが、電気的に分離されている。このため、X検出部10、Y検出部20、Z検出部30の検出を同時に行うことが出来る。
すなわち、検出間隔を短くすることができる。
また、第1の可動電極11、第2の可動電極21、第3の可動電極31が正常に変位しているかを確認するための自己診断機能に関して説明する。
まず、第1の固定電極13a、第2の固定電極23a、第3の固定電極33aのそれぞれに自己診断電圧を印加して第1の可動電極11、第2の可動電極21、第3の可動電極31を変位させる。
次に、第1の固定電極13b、第2の固定電極23b、第3の固定電極33bのそれぞれに自己診断電圧を印加して第1の可動電極11、第2の可動電極21、第3の可動電極31を変位させる。このようにして、第1の可動電極11、第2の可動電極21、第3の可動電極31の動作を確認する。
X検出部10、Y検出部20、Z検出部30が分離されていない場合、同時検出を行う構成にするためには、固定電極と回路基板を接続した構成にする必要があり、回路基板は自己診断電圧以上の耐圧が必要となる。そのため回路が複雑になり、回路基板が小型化できない。
一方、本実施の形態に示すように、X検出部10、Y検出部20、Z検出部30が分離されている場合、第1の可動電極11、第2の可動電極21、第3の可動電極31と回路基板200を接続した構成にすることができるため、自己診断電圧が回路基板200に印加されないので回路が簡略化でき、回路基板200が小型化可能となる。
以上により、スリット110a、110bによりX検出部10、Y検出部20、Z検出部30の検出を同時に行うことができるとともに、回路が簡略化でき、回路基板200が小型化することができる。
凹部310は上面視において、スリットと重なる位置に少なくとも設けている。これにより、第1の基板1とパッケージ基板300とを樹脂で接合する際に、スリット110a、110bに樹脂が侵入することを抑制することができるため、センサ50の温度特性を向上することができる。
ところで、凹部310の短手方向の幅w4は、スリット110aとスリット110bとの間の幅w5より大きくすることが好ましい。別の表現では、上面視において、凹部310が、スリット110aとスリット110bとの間の幅w5からはみ出すまで設けることが好ましい。これにより、センサとパッケージを接着するときに、スリット110a、スリット110bと凹部310の位置合わせが簡単になるため、より効果的に樹脂の侵入を抑制するという効果を得ることができる。
図15は、センサ50のパッケージ基板300の内部を示す別の斜視図である。
図15に示すセンサ50は、パッケージ基板300とパッケージ基板300から引き出された端子400と、センサ素子100と、センサ素子100からの出力に基づいて各種の演算を行い、物理量を検出する回路基板200と、が搭載されている。センサ50は外部基板500と端子400を介して接続される。図15では、パッケージ基板300の蓋を開けた状態を示している。
図16は、センサ50が備えるセンサ素子100と、センサ素子100に設けられたスリット110a、スリット110bと、パッケージ基板300の底面に設けられた凹部320、330との位置関係を表した図である。
図17は、図16のC−Cにおける断面図である。
センサ素子100は、凹部320、凹部330を跨ぎ、かつ、センサ素子100に設けられたスリット110a、110bが凹部320、凹部330の内側に位置するように配置される。別の表現では、スリット110aが、上面視で、凹部320の内側に位置するように配置される。スリット110bが、上面視で、凹部330の内側に位置するように配置される。
凹部320の幅をw7、凹部330の幅をw9、センサ素子100に設けられたスリット110aの幅をw8、スリット110bの幅をw10とすると、w7>w8、w9>w10の関係となるように配置されている。
図18は、センサ50のパッケージ基板300の内部を示す別の斜視図である。
図18に示すセンサ50は、パッケージ基板300とパッケージ基板300から引き出された端子400と、センサ素子150と、センサ素子150からの出力に基づいて各種の演算を行い、物理量を検出する回路基板200と、が搭載されている。センサ50は外部基板500と端子400を介して接続される。図18では、パッケージ基板300の蓋を開けた状態を示している。
センサ素子150は、XYの2軸方向の加速度を検出するための、複数の可動部をセンサ素子150の内部に有している。
図19は、センサ素子150に設けられたスリット1110と、パッケージ基板300の底面に設けられた凹部340との位置関係を表した図である。
図20は、図19のD−Dにおける断面図である。
センサ素子150は、凹部340を跨ぎ、かつ、センサ素子150に設けられたスリット1110が凹部340の内側に位置するように配置される。別の表現では、スリット1110が、上面視で、凹部340の内側に位置するように配置される。
センサ素子150の幅をw26、凹部340の幅をw24、およびセンサ素子150に設けられたスリット1110の幅をw25とすると、センサ素子150の幅w26と凹部340の幅w24の関係は、w26>w24であり、凹部340の幅w24とセンサ素子150に設けられたスリット1110の幅w25との関係は、w24>w25の関係となるように配置される。
図21は、センサ素子150の分解斜視図である。
センサ素子150は、X検出部10とY検出部20とを備えている。
すなわち、第1の基板1は、基板1aと基板1bとが直線状に並んで配置されている。あるいは、別の表現では、第1の可動電極11と第2の可動電極21とが直線状に並んで配置されている。
X検出部10とY検出部20の構造は図4で説明した構造と同じである。
また、以上の説明では、基板1a、基板1b、基板1cが、上下から第2の基板2aと第3の基板2bとの間に挟まれると説明したが、これに限らない。例えば、基板1aが1対の基板の間に挟みこまれ、基板1bが1対の基板の間に挟みこまれ、基板1cが1対の基板の間に挟みこまれる構造でもよい。すなわち、基板1a、基板1b、基板1cが互いに分割されているのと同様に、基板1a、基板1b、基板1cに上下から接続する基板も互いに分割されていてもよい。
ところで、各スリットの幅は、例えば、50μmである。一方で、各凹部の深さD1は、300μm以上とすることが好ましい。別の表現では、各凹部の深さD1を、各スリットの幅の6倍以上とすることが好ましい。これにより、センサとパッケージを接着するときに樹脂が各凹部に流れ込むことで、樹脂が各スリットの中へ入り込むことを抑制することができる。
本発明のセンサは、温度特性が改善しているので、各種の電子機器に搭載するセンサとして有用である。
1 第1の基板
1a、1b、1c 基板
2a 第2の基板
2b 第3の基板
10 X検出部
10a 支持部
11 第1の可動電極
12a、12b 梁部
13a、13b 第1の固定電極
14a、14b 第1の貫通電極
20 Y検出部
20a 支持部
21 第2の可動電極
22a、22b 梁部
23a、23b 第2の固定電極
24a、24b 第2の貫通電極
30 Z検出部
30a 支持部
31 第3の可動電極
32a、32b、32c、32d 梁部
33a、33b 第3の固定電極
34a、34b 第3の貫通電極
34c 柱状の固定電極
50 センサ
100、150 センサ素子
110a、110b、1110 スリット
200 回路基板
300 パッケージ基板
310、320、330、340 凹部
400 端子
500 外部基板

Claims (10)

  1. パッケージ基板と、
    前記パッケージ基板の上に設けられるセンサ素子と、
    前記センサ素子と電気的に接続する回路基板と、を備え、
    前記パッケージ基板は第1の凹部を有し、
    前記センサ素子は、
    第1の基板と、
    第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けた第1のスリットと、を有し、
    前記第1のスリットは、上面視で、前記第1の凹部の内側に配置されるセンサ。
  2. 前記第1の基板は、第1の錘部と、前記第1の錘部を接続する第1の梁部と、前記第1の梁部に接続する第1の支持部と、を有し、
    前記第1のスリットの幅と、前記第1の錘部と前記第1の支持部との間の幅とは、前記センサ素子の断面において、互いに略等しい請求項1のセンサ。
  3. 前記第2の基板は、第2の錘部と、前記第2の錘部を接続する第2の梁部と、前記第2の梁部に接続する第2の支持部と、を有し、
    前記第1のスリットの幅と、前記第2の錘部と前記第2の支持部との間の幅とが略等しい請求項2のセンサ。
  4. 前記凹部の深さは第1のスリットの幅の6倍以上である請求項1のセンサ。
  5. 前記凹部の深さは300μm以上である請求項1のセンサ。
  6. 前記第1のスリットの幅は50μm以下である請求項1のセンサ。
  7. 前記回路基板は、前記センサ素子からの出力に基づいて物理量を検出する請求項1のセンサ。
  8. 前記物理量は加速度である請求項7のセンサ。
  9. 前記センサ素子は、
    第3の基板と、
    前記第2の基板と前記第3の基板との間に設けた第2のスリットと、を更に有し、
    前記第2のスリットは、上面視で、前記第1の凹部の内側に配置される請求項1のセンサ。
  10. 前記パッケージ基板は第2の凹部を更に有し、
    前記センサ素子は、
    第3の基板と、
    前記第2の基板と前記第3の基板との間に設けた第2のスリットと、を更に有し、
    前記第1のスリットは、上面視で、前記第1の凹部の内側に配置され、
    前記第2のスリットは、上面視で、前記第2の凹部の内側に配置される請求項1のセンサ。
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