JP2016169689A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】非対称スクロール圧縮機において容積または容積比の大きい圧縮室に多くのバイパス機構を設けることで過圧縮を抑制し、非対称スクロール圧縮機に適したバイパスポートを備えるスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロール1と渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロール2とを噛み合わせることにより双方向に閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成する非対称スクロール圧縮機であって、閉じ込み容積が小さい圧縮室よりも閉じ込み容積の大きい圧縮室に多くのバイパス機構が設けられているスクロール圧縮機を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、業務用および家庭用の主として冷凍空調に使用されるスクロール圧縮機に関する。
冷凍空調用の電動圧縮機としては、スクロール圧縮機が高効率、低騒音、低振動という特徴を活かして実用化されてきた。このスクロール圧縮機は固定スクロール及び旋回スクロールが噛み合うことにより旋回スクロールのラップ外側に形成される圧縮室と旋回スクロールのラップ内側に形成される圧縮室を形成している。
ところでスクロール圧縮機では定格運転条件に合わせてその容積比が所定の値に設定されている。そのため例えば冷凍装置の高低差が比較的小さい運転条件では圧縮機構で冷媒を圧縮しすぎる過圧縮が発生するという問題があるが、これを回避するために圧縮機構にバイパスポートを設けることが提案されている。
先行文献1では図4および図5のように、運転条件により圧縮室80内のガス圧力が吐出圧力より高くなると弁板103が開き、圧縮ガスが吐出口55に到達する前に吐出し、圧縮途中の室内の圧力を下げるように弁作動する。そして、複数個の連通孔101、102は弁103によって開閉作動することにより、ガスを吸込んでから吐出するまでの広い領域に渡って、過圧縮状態が生じたときは弁が開き圧縮室内の圧力を下げる働きをする。
特開昭62−197684号公報
しかしながら前記従来の構成では、非対称スクロール圧縮機に対しての好適なバイパスポートの位置及び構造についての考慮はされていなかった。
本発明は、この点を鑑みてなされたものであり、非対称スクロール圧縮機に適正に対応できるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機は、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロールと渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロールとを噛み合わせることにより、閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成する非対称スクロール圧縮機において、閉じ込み容積の小さい圧縮室よりも閉じ込み容積の大きい圧縮室に多くの圧縮室から吐出空間へのバイパス機構が設けられたものである。
これによって、閉じ込み容積の大きい圧縮室の冷媒を確実に吐出することができ、過圧縮を防止することが可能となる。
本発明のスクロール圧縮機は、冷媒の過圧縮を防止することができ、広い運転範囲に渡り高効率を実現できるスクロール圧縮機を提供する。
本発明の実施形態1におけるスクロール圧縮機の全体断面図 同実施形態のスクロール圧縮機の固定スクロールの逆止弁側から見た正面図 同実施形態のスクロール圧縮機の圧縮過程を説明する旋回スクロール側から見た正面図 従来のスクロール圧縮機の旋回スクロール側から見た正面図 従来のスクロール圧縮機の過圧縮防止構造部分を示す断面図
第1の発明のスクロール圧縮機によれば、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロールと渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロールとを噛み合わせることにより、閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成する非対称スクロール圧縮機において、閉じ込み容積の小さい圧縮室よりも閉じ込み容積の大きい圧縮室に多くの圧縮室から吐出空間へのバイパス機構を設けたものである。そしてこの構成によれば閉じ込み容積の大きい圧縮室の冷媒を確実に吐出することができ、過圧縮を防止することが可能である。
第2の発明のスクロール圧縮機によれば、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロールと渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロールとを噛み合わせることにより、閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成する非対称スクロール圧縮機において、容積比が小さい圧縮室よりも容積比の大きい圧縮室に多くの圧縮室から吐出空間へのバイパス機構を設けたものである。そしてこの構成によれば容積比の大きい圧縮室の冷媒を確実に吐出することができ、過圧縮を防止することが可能である。
第3の発明は、特に第1、第2の発明のスクロール圧縮機において圧縮室の圧力がシステムの定格条件となるクランク角の範囲において圧縮室に開口するように設けられた1つのバイパス機構があり、圧縮室の圧力がシステムの定格条件の1/2の能力となる条件に対応する圧力となるクランク角の範囲において、圧縮室に開口するように1つ以上のバイパス機構を設けたものである。そしてこの構成によれば特にシステムの定格条件の1/2の能力となる条件において過圧縮を防止することが可能である。
第4の発明は、特に第3の発明のスクロール圧縮機において、固定スクロールのラップ内側に形成される第1圧縮室に対して、前記システムの定格条件に対応するバイパス機構と吐出口が同時に開口するクランク角を有したものである。そしてこの構成によれば第1圧縮室から吐出される冷媒の流路面積を大きく確保することができ、確実に過圧縮を防止することが可能である。
第5の発明は、特に第3の発明のスクロール圧縮機において、固定スクロールのラップ外側に形成される第2圧縮室に対して、前記システムの定格条件に対応するバイパス機構と吐出口が同時に開口するクランク角を有したものである。そしてこの構成によれば第2圧縮室から吐出される冷媒の流路面積を大きく確保することができ、確実に過圧縮を防止することが可能である。
第6の発明は、特に第4、第5の発明のスクロール圧縮機において、第1圧縮室に対して設けられたバイパス機構と第2圧縮室に対して設けられたバイパス機構と吐出口が同時に圧縮室に開口するクランク角を有したものである。そしてこの構成によれば第1圧縮室または第2圧縮室から吐出される冷媒の流路面積を大きく確保することができ、より確実に過圧縮を防止することが可能である。
第7の発明は、特に第1〜6のいずれか1つの発明のスクロール圧縮機において、バイパス機構は複数のポートを設けたものである。そしてこの構成によれば吐出される冷媒の
流路面積を確保しつつ、バイパス経路の、圧縮室への開口時間または開口クランク角を多く確保することができ、幅広い運転条件において過圧縮を防止することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態は冷凍空調用の縦置き設置型で密閉型のスクロール圧縮機とした場合の一例である。したがって取り扱う流体は冷媒であり、以下これを採用して説明する。しかし、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、冷凍空調以外の用途に用いられる場合も含み、設置の向きや密閉か否かも自由に選択できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスクロール圧縮機の全体断面図を示すものである。図1に示す本実施形態のスクロール圧縮機は、渦巻状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロール1と渦巻状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロール2とで構成するスクロール式の圧縮機構が旋回スクロール2を旋回駆動する電動機3とともに密閉容器4内に設けられたスクロール圧縮機をなしている。電動機3は固定子が密閉容器4内に焼きばめなどして固定され、回転子5に直結したクランク軸6に有する偏心した軸や孔である偏心部7によってこれと嵌り合う旋回スクロール2の偏心軸受8を介して旋回スクロール2を固定スクロール1に対して円軌道運動させ、圧縮室9が外周にあるときに固定スクロール1の外周部にある吸入口10を通じて冷媒を吸入しながら閉じ込んだ冷媒を圧縮し固定スクロール1のほぼ中央位置にある吐出口11より吐出する。
クランク軸6はその主軸12とこれと反対側の副軸13が密閉容器4内に焼き締などして密着状態に取り付けられ、溶接により固定された主軸受部材14および副軸受部材16に設けた主軸受15および副軸受17によって軸受され、主軸受部材14に固定スクロール1をボルト18によって固定し、主軸受部材14と旋回スクロール2との間に旋回スクロール2が旋回駆動されるときの自転を防止して円軌道運動するように規制する自転防止機構としての一例のオルダムリング19を働かせるとともに、固定スクロール1と主軸受部材14との間に旋回スクロール2を挟みこみ、旋回スクロール2の背面に形成した背圧室20に導いた背圧によって旋回スクロール2を固定スクロール1の側に押圧して、圧縮した冷媒の圧力によって旋回スクロール2が固定スクロール1から離されないようにして、前記冷媒の吸入、圧縮、吐出の動作が確実に行われるようにする。
圧縮機構にて圧縮されて吐出口11から吐出された直後のガスと吐出管21から吐出される直前のガスはマフラー22によって仕切られ、吐出口11から吐出された直後のガスは吐出空間であるマフラー22の内部空間を経由して、圧縮機外周部付近に設けられた下向きガス流路23を通り回転子5の上部へと導かれる。ここで主軸受15などを潤滑後排出されたオイルと合流し、回転子5内部に設けられた回転子通路24を介して回転子5下部へと到達後、ガスとオイルの混合流が遠心力によって固定子5下部コイルエンドに衝突し、気液分離される。気液分離後のガスは固定子25外周に設けられた固定子通路26を介して電動機3上部へと導かれ、圧縮機構に設けられた図示されていない上向きガス流路を通って圧縮機構上側空間へ到達後、吐出管21から密閉容器4外部へと吐出される。
図2は固定スクロール1を逆止弁27側から見た図で、吐出口11と、吐出空間から第1の圧縮室に開口するバイパス機構29とその逆止弁28と、吐出空間から第2の圧縮室に開口するバイパス機構30と、第1の圧縮室に開口する、追加に設けたバイパス機構31の一体化された逆止弁27が示されている。また、各座面には逆止弁27、28よりも一回り小さい大きさのザグリが固定スクロール1に施されている。
図3は旋回スクロール側から見た圧縮室9の圧縮過程を示す図で、固定スクロールラップ1aと旋回スクロールラップ2aを組み合せている。旋回スクロールラップ2aの外側で形成される第1圧縮室9aと内側で形成される第2圧縮室9bは閉じ込み容積が異なる非対称スクロールで、閉じ込み容積は第1圧縮室9aが第2圧縮室9より大きい。また、閉じ込みの容積比も第1圧縮室9aの方が大きい。
第1圧縮室9aが所定の圧縮比に到達した際に開口する各バイパス機構29、31は、それぞれ29a、29b、29cと、31a、31b、31cの三つの孔から構成され、固定スクロールラップ1aに沿って壁面から概ね一定の距離だけ離れた位置に鏡板1bを貫通して設けられている。また、第2圧縮室9bが所定の圧縮比に到達した際に開口するバイパス機構30はそれぞれ30a、30b、30cの三つの孔から構成され、固定スクロールラップ1aに沿って壁面から概ね一定の距離だけ離れた位置に鏡板1bを貫通して設けられている。
以上のように構成されたスクロール圧縮機について、以下、その動作、作用を説明する。
図3(a)、(b)に示すクランク角にてそれぞれ第1圧縮室9a、第2圧縮室9bに吸入された冷媒を閉じ込み、旋回スクロールラップ2aが旋回して図3(c)のクランク角となった際に追加に設けたバイパス機構31が第1圧縮室9aに開口し始める。このとき第1圧縮室9aの圧力が吐出圧であった場合、バイパス機構31より冷媒が吐出される。このバイパス機構31が設けられている位置は、たとえば第1圧縮室9a内の圧力がシステムの定格条件の1/2の能力となる条件に対応する圧力となる位置である。
図3(d)のクランク角となった際には第2圧縮室9bに設けたバイパス機構30が第2圧縮室9bに、図3(e)のクランク角となった際には第1圧縮室に設けたバイパス機構29が第1圧縮室9aに、それぞれ開口し始める。このときの各圧縮室9a、9b内の圧力は概ね吐出圧となっており各バイパス機構29、30より冷媒が吐出される。またこの際バイパス機構31が第1圧縮室に開口している場合はバイパス機構31からも冷媒が吐出される。
さらに圧縮が進み図3(f)のクランク角となった際には第1圧縮室に設けたバイパス機構29、31と第2バイパス機構に設けたバイパス機構30が各圧縮室9a、9bに開口しており、同時に固定スクロールラップ1aと旋回スクロールラップ2aとは中心部巻き始め部でお互いが離間し始めている。すなわち第1圧縮室9aと第2圧縮室9bと各バイパス機構29、30、31全てが連通して同一圧力になり始める瞬間である。このクランク角以降では吐出口11と各バイパス機構29、30、31の3つの経路を通じて冷媒が吐出される。
以上のように、本実施の形態においては、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロール1と渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロール2とを噛み合わせることにより、閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成する非対称スクロール圧縮機において、閉じ込み容積の小さい圧縮室よりも閉じ込み容積の大きい圧縮室に多くの圧縮室から吐出空間へのバイパス機構を設けたことによって、閉じ込み容積の大きい圧縮室の冷媒を確実に吐出することができ、過圧縮を防止することが可能となる。そして、広い運転範囲に渡り高効率を実現できるスクロール圧縮機を提供することができる。
同様に閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成する非対称スクロール圧縮機において、容積比が小さい圧縮室よりも容積比の大きい圧縮室に多くの圧縮室から吐出空間へのバイパス機構を設けたことによって、容積比の大きい圧縮室の冷媒を確実に吐出することができ、
過圧縮を防止することが可能である。
また、圧縮室の圧力がシステムの定格条件となるクランク角の範囲において圧縮室に開口するように設けられた1つのバイパス機構31があり、圧縮室の圧力がシステムの定格条件の1/2の能力となる条件に対応する圧力となるクランク角の範囲において、圧縮室に開口するように1つ以上のバイパス機構31を設けたことによって、特にシステムの定格条件の1/2の能力となる条件において過圧縮を防止することが可能である。
また、固定スクロール1のラップ内側に形成される第1圧縮室9aに対して、前記システムの定格条件に対応するバイパス機構29と吐出口11が同時に開口するクランク角を有したことによって、第1圧縮室9aから吐出される冷媒の流路面積を大きく確保することができ、確実に過圧縮を防止することが可能である。
また、固定スクロール1のラップ外側に形成される第2圧縮室9bに対して、前記システムの定格条件に対応するバイパス機構30と吐出口11が同時に開口するクランク角を有したことによって、第2圧縮室9bから吐出される冷媒の流路面積を大きく確保することができ、確実に過圧縮を防止することが可能である。
また、第1圧縮室9aに対して設けられたバイパス機構29・31と第2圧縮室9bに対して設けられたバイパス機構30と吐出口11が同時に圧縮室に開口するクランク角を有したことによって、第1圧縮室9aまたは第2圧縮室9bから吐出される冷媒の流路面積を大きく確保することができ、より確実に過圧縮を防止することが可能である。
また、1つのバイパス機構は複数のポートを設けたことによって、吐出される冷媒の流路面積を確保しつつ、バイパス経路の、圧縮室への開口時間または開口クランク角を多く確保することができ、幅広い運転条件において過圧縮を防止することが可能である。
なお、図2において逆止弁27、28は必ずしも別体となっている必要はなく、1つにまとめてもよい。また第2圧縮室よりも第1圧縮室に多く設けられるバイパス機構の数は1つである必要はなく、スクロール圧縮機の容積比や冷媒の体積循環量に応じて2つ以上設けてもよい。
また、各バイパス機構29、30、31を構成する吐出ポートは必ずしも3つである必要はなく、ガスの体積循環量に応じて増やしても良いし減らしても良い。またすべてのポートの孔の直径が同じである必要もなく逆止弁の形状や配置に合わせて孔の直径を変えてもよい。
本発明は、給湯機、温水暖房装置、空気調和装置などの電気製品に利用できる冷凍サイクル装置の圧縮機の過圧縮防止に有用である。
1 固定スクロール
1a 固定スクロールラップ
2 旋回スクロール
2a 旋回スクロールラップ
9a 第1圧縮室
9b 第2圧縮室
11 吐出口
27、28 逆止弁
29 第1圧縮室に開口するバイパス機構
30 第2圧縮室に開口するバイパス機構
31 第1圧縮室に開口する、追加に設けたバイパス機構

Claims (7)

  1. 渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロールと渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロールとを噛み合わせることにより、閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成し、前記固定スクロールもしくは前記旋回スクロールの中心部に吐出口を形成する非対称スクロール圧縮機において、閉じ込み容積の小さい圧縮室よりも閉じ込み容積の大きい圧縮室に多くの圧縮室から吐出空間へのバイパス機構が設けられているスクロール圧縮機。
  2. 渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロールと渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロールとを噛み合わせることにより、閉じ込み容積が異なる圧縮室を形成し、前記固定スクロールもしくは前記旋回スクロールの中心部に吐出口を形成する非対称スクロール圧縮機において、容積比の小さい圧縮室よりも容積比の大きい圧縮室に多くの圧縮室から吐出空間へのバイパス機構が設けられているスクロール圧縮機。
  3. 前記圧縮室の圧力がシステムの定格条件となるクランク角の範囲において前記圧縮室に開口するように設けられた1つのバイパス機構があり、前記圧縮室の圧力がシステムの定格条件の1/2の能力となる条件に対応する圧力となるクランク角の範囲において圧縮室に開口するように1つ以上のバイパス機構が設けられている請求項1または2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記固定スクロールのラップ内側に形成される圧縮室を第1圧縮室とし、前記第1圧縮室に対して、前記システムの定格条件に対応するバイパス機構と前記吐出口が同時に開口するクランク角を有する請求項3に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記固定スクロールのラップ外側に形成される圧縮室を第2圧縮室とし、前記第2圧縮室に対して、前記システムの定格条件に対応するバイパス機構と前記吐出口が同時に開口するクランク角を有する請求項3に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記第1圧縮室に対して設けられた前記バイパス機構と前記第2圧縮室に対して設けられた前記バイパス機構と前記吐出口が同時に圧縮室に開口するクランク角を有する請求項4または5に記載のスクロール圧縮機。
  7. 前記バイパス機構は複数のポートを設けたものである請求項1から6のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
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