JP2016169550A - 金属サンドイッチパネル - Google Patents

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前田洋平
Yohei Maeda
叶内祐樹
Yuki Kanauchi
石川豪
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Abstract

【課題】主に建築物の外装材として用いられる金属サンドイッチパネルにおいて、その寸法精度を向上させることで、歩留まりと施工性を向上させ、施工した際の仕上がりも良好とし、建物の美感を高めること。
【解決手段】表面材1と裏面材2に金属製外皮を、芯材3として無機繊維材料Sを使用する金属サンドイッチパネルPにおいて、芯材3となる無機繊維材料Sの裁断により裁断面に一定方向に繊維の癖SkがついたブロックBを、適宜組み合わせて芯材3とした金属サンドイッチパネルPを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面材と裏面材に金属製外皮を、芯材として無機繊維材料を使用する金属サンドイッチパネルに係るものである。
一般に、金属製外皮よりなる表面材と裏面材間に、芯材として無機繊維材料を使用する金属サンドイッチパネルについては数多くの発明、考案がされて上市されている。(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平5−345400号公報 特開平6−008372号公報 特開平8−080591号公報
しかしながら特許文献1〜3の発明においては、芯材の配置に関して、芯材となる無機繊維材料の裁断により裁断面の繊維が倒されることで生じる繊維の癖については考慮されておらず、表面材と裏面材と芯材とを圧縮搬送する過程で、繊維の癖により表面材と裏面材と芯材との間でズレが生じてしまう可能性があり、寸法精度、歩留まり、施工性、施工した際の仕上がりに問題があった。
本発明はこのような欠点を解決するために、芯材の配置に関して、芯材となる無機繊維材料の裁断により裁断面の繊維が倒されることで生じる繊維の癖を考慮した。具体的には、無機繊維材料の裁断により裁断面の繊維が倒されることで一定方向に繊維の癖が生じたブロックを、水平方向に転回させる又は転回させない、且つ横転させることにより、繊維の層がパネル外皮と直交する向きで、且つ裁断による繊維の癖の方向が複数パターンとなったブロックを作り出し、該ブロックを適宜組み合わせて、芯材としてパネル内に配置した金属サンドイッチパネルを提供するものである。
本発明に係る金属サンドイッチパネルによれば、表面材と裏面材と芯材とを合わせて圧縮搬送する過程で繊維の癖により生じる表面材と裏面材と芯材とのズレを防止することができ、その結果、金属サンドイッチパネルの寸法精度が上がり、歩留まりが向上し、施工性も良くなり、施工した際の仕上がりも良好となり、建物の美感を高めることができる。
本発明に係る金属サンドイッチパネルの代表例を示す断面図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルに使用する無機繊維材料の加工箇所を示す参考斜視図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルに使用する無機繊維材料の加工状態を示す参考斜視図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルに使用する無機繊維材料の加工後の状態を示す参考斜視図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルに使用する芯材の状態を示す参考斜視図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルに使用する芯材の配置組合せ例を示す参考斜視図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルに使用する表面材と裏面材と芯材の動きを示す参考図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルに使用する芯材の配置例を示す参考図である。 本発明に係る金属サンドイッチパネルの使用状態例を示す断面図である。
以下に 、図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明する。図1は本発明で使用する金属サンドイッチパネルPの実施形態の一例を示す断面図である。この金属サンドイッチパネルPは、金属製外皮からなる表面材1と裏面材2の間に、無機繊維材料を芯材3として配置し、該芯材3の両端部には無機質成形芯材4を配置してなるパネルであって、金属サンドイッチパネルPの一端部と他端部に、金属サンドイッチパネルP同士を連結するための、嵌め合い構造の連結部を備える長尺状のものである。
図1に示す金属サンドイッチパネルPは、外壁材として用いられるときに、一般に、表面材1が屋外側、裏面材2が屋内側となる。
図1に示す金属サンドイッチパネルPを壁体として構築したときに、一般に上部に位置することとなるサンドイッチパネルPの上端部には凸条の雄型連結部aが形成されており、一方、下部に位置することとなるサンドイッチパネルP下端部には、凹条の雌型連結部bが形成されており、a、bは互いに嵌りあう凹凸嵌合構造を形作っている。
前記雄型連結部aは、表面材1と裏面材2によって形作られている。平らな壁面を形作っている表面材1をパネル上端部付近で一度屋内側に屈曲させ、再度パネル上端部側に屈曲させることで、段差部cを設け、該段差部cよりもパネル上端部付近を屋内側に屈曲させ、パネル上端部側に屈曲させることでビス打ち部dを設け、該ビス打ち部dより上端部側を、屋外側に屈曲させ、これをさらに段差部cと同じ面で鉛直面を作るようにパネル上端部側に屈曲させ、さらにこれを傾斜面を作るように屋内下端部側に折り返すことで雄型連結凸部a1を形成し、最後に屋内側に屈曲させることで芯材保持片f1を形成する。
また、平らな裏面を形作っている裏面材2を、前記雄型連結凸部a1と同じような凸部を作るために、上端部付近で屋外側に屈曲し、傾斜面を作るようにこれを途中で上端部側に引き起こし、さらにこれを下端部側に折り返して鉛直面を作ることで雄型連結凸部a2を形成し、最後に屋外側に屈曲させることで芯材保持片f2を形成する。
前記雌型連結部bも、表面材1と裏面材2によって形作られている。平らな壁面を形作っている表面材1をパネル下端部付近で下端部側に少し突出させてから屋内上端部側へ折り返すことで突出片eを形成し、折り返した先を屋内側に屈曲させ、さらに下端部側に屈曲させることで、雌型連結凹部b1を形成し、最後に屋内側に屈曲させることで芯材保持片f3を形成する。
また、平らな裏面を形作っている裏面材2を、下端部側には突出させず、前記雌型連結凹部b1と前記芯材保持片f3と対称の雌型連結凹部b2と芯材保持片f4を形成するようなかたちで屈曲させる。
なお、芯材保持片f1―f2間と、f3―f4間は、離れていて、その隙間から無機質成形芯材4の一部が露出した状態となっている。該芯材保持片f1―f2間と、f3―f4間の両方か片方には防水シートgを貼付しておくことが好ましい。
また、雌型連結凹部b1と雌型連結凹部b2にはガスケットh1、h2を設けるのが好ましい。ガスケットh1、h2は同じものでも、異なる性質のものでも良い。
図2に示すように、本発明に係る金属サンドイッチパネルPに使用する芯材3は、無機繊維材料Sを、金属サンドイッチパネルPの厚さに対応するように裁断して得られる。裁断は無機繊維材料Sの繊維の層Snと裁断面が直交するように裁断する。
図3に示す裁断イメージのように、無機繊維材料Sの裁断面は鋸Nの回転方向がNkのとき、鋸Nの力の進行方向Npの向きに繊維の倒れStが生じ、一定方向に繊維の癖Skがつくことになる。よって、図2で示した裁断前のイメージは、裁断後、図4に示すような形に繊維の倒れStが生じ、一定方向に繊維の癖Skがつくことになる。鋸以外の裁断方法によっても、一般的に裁断する力の進行方向に繊維が倒れ、一定方向に繊維の癖が生じると考えられる。
この裁断面に繊維の倒れStが生じ、一定方向に繊維の癖Skがついた無機繊維材料のブロックBを水平方向に180°転回させる又は転回させない、且つ90°又は−90°横転させることで、図5に示すように、繊維の層Snがパネル外皮と直交する向きで且つ4通りの向きの繊維の癖SkがついたブロックBを作り出すことができる。
この4通りのブロックBを例えば図6の(a)〜(f)のように適宜組み合わせたものを、芯材3として金属サンドイッチパネルP内に配置することで、表面材1と裏面材2と芯材3とを合わせて圧縮搬送する過程で、繊維の癖Skにより生じる表面材1と裏面材2と芯材3とのズレを防止することができる。
圧縮搬送する過程で繊維の癖Skにより表面材1と裏面材2と芯材3とにズレが生じる仕組みは、図7に示すように、裁断によっての繊維の倒れStが生じ、一定方向に繊維の癖Skがついた芯材3を圧縮することで、繊維の倒れStがさらに倒され、芯材3は繊維の倒れた矢印xの方向と逆の矢印yの方向に動くことにある。結果、芯材3は繊維の癖Skの方向とは逆方向に動くことになる。また、芯材3が弾性復元力をもっている場合、圧縮と解放が繰り返される環境下では、芯材3の繊維が倒されて移動する過程が繰り返されてしまい、芯材3が繰り返し動いてしまうこととなる。これにより、表面材1と裏面材2と芯材3とが固定されていない又は中途半端に固定されている状態にある場合、この芯材3の動きに引きずられ、表面材1と裏面材2と芯材3とにズレが生じてしまうこととなる。
そこで、例えば図6の(a)〜(f)の芯材3のブロックBの組合せ例のように、図5(a)〜(d)の4通りの繊維の癖がついたブロックBの配置を、ブロックBが動こうとしても表面材1と裏面材2と芯材3とにズレが生じにくいような方向、もしくはブロックB同士が動こうとする動きを打ち消しあう方向に適宜配置することで、表面材1と裏面材2と芯材3とのズレを防止することができる。
なお、金属サンドイッチパネルP内への芯材3の配置は、金属サンドイッチパネルPの強度を保つため、繊維の層Snが金属サンドイッチパネルPの外皮と直交する向きで、且つ図8に示すようにブロックBの端部が金属サンドイッチパネルPの幅方向で縦に揃わないように配置するのが望ましい。
図9に本発明で使用する金属サンドイッチパネルPの実施形態の断面図を示す。雄型連結部aと雌型連結部bが嵌合され、雄型連結凸部a1、a2が雌型連結凹部b1、b2に嵌合している。ビスV及びビス打ち部dは突出片eで隠れる。
上述した金属サンドイッチパネルPの表面材1、裏面材2としては金属薄板が用いられる。例えば、普通鋼板やステンレス鋼板の他、亜鉛・アルミニウム合金メッキ鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板などの他、アルミニウムや銅板などを用いてもよく、これらのいずれか1種を、ロール成形やプレス成形等によって所定の形状に成形して用いる。
また、本発明において用いられる芯材3としては、主に、ロックウールやグラウスール等の無機質繊維材料が用いられる。
また、本発明において用いられる無機質成形芯材4としては、ケイ酸カルシウム板、炭酸カルシウム板、石膏ボード、パーライトセメント板、ロックウール板、スレート板、ALC板、PC板、あるいはこれらの複合物の1種以上の圧縮成形体が用いられる。その他、不燃性無機材料を混合してなる超高密度の合成樹脂、例えば、高密度フェノールフォームに対し、無機繊維、無機粒子、セメント粒子等の断熱材を混合した合成樹脂成形体を用いてもよい。
P 金属サンドイッチパネル
1 表面材
2 裏面材
3 芯材
4 無機質成形芯材
a 雄型連結部
b 雌型連結部
c 段差部
d ビス打ち部
g 防水シート
a1、a2 雄型連結凸部
b1、b2 雌型連結凹部
f1〜f4 芯材保持片
h1、h2 ガスケット
S 無機繊維材料
Sn 繊維の層
N 鋸
Nk 鋸Nの回転方向
Np 鋸Nの力の進行方向
St 繊維の倒れ
Sk 繊維の癖
B ブロック
L 下地材
V ビス



Claims (1)

  1. 表面材と裏面材に金属製外皮を、芯材として無機繊維材料を使用する金属サンドイッチパネルにおいて、芯材となる無機繊維材料の裁断により裁断面に一定方向に繊維の癖がついたブロックを、水平方向に転回させる又は転回させない、且つ横転させることにより、繊維の層がパネル外皮と直交する向きで、且つ繊維の癖の方向が複数のパターンとなったブロックを、適宜組み合わせて芯材としたことを特徴とする金属サンドイッチパネル。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06123141A (ja) * 1992-08-31 1994-05-06 Nippon Steel Corp 耐火パネル
US5313758A (en) * 1988-12-16 1994-05-24 Oy Partek Ab Construction board and its manufacturing method
KR100828116B1 (ko) * 2007-01-22 2008-05-07 주식회사 울트라보드 조립식 패널용 충진재의 제조방법

Patent Citations (3)

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