JP2016167962A - ブラシ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このブラシ装置には、バネ等の付勢部材から付勢されることにより整流子と当接するブラシ本体が備わっており、かかるブラシ本体が整流子と摺接することによって整流が行われる。
このようなブラシ本体には、導線であるピグテールが配設されている。
このピグテールは、一端部がブラシ本体と接続されるとともに、他端部は給電用ターミナルに接続されている。
この給電用ターミナルはコネクタ部に電気的に接続されており、このような構成を採ることにより、外部電源からブラシ本体へと給電することが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
このブラシホルダには、筺体状のブラシ収容部が形成されており、当該ブラシ収容部に給電ブラシが格納されている。この給電ブラシは、径方向中心側(つまり、整流子配設側)に付勢されており、よって、給電ブラシの径方向中心側端面は整流子に圧接する構成をとる。
そして、この給電ブラシからは長尺状のピグテールが突出しており、このピグテールの他端部はチョークコイルを介して給電用ターミナルへと電気的に接続されている。
つまり、ピグテール自体の強度不足や、給電用ターミナルとの溶接部の強度不足により、断線不要が生じる恐れがあった。このように、ピグテールが断線すると、モータが不作動となる。
よって、過酷な作動環境下にあっても、断線等を起こさず、信頼性がより向上するブラシ装置の開発が望まれていた。
つまり、斜面は、上面のうち摺接面と離隔する側の端辺から、整流子と離隔する方向側であってブラシ配設面へと近接する方向に下る傾斜面として構成されており、付勢部材は、この斜面を整流子方向であってブラシ配設面に近接する方向に向けて付勢するよう構成されるため、この付勢力の鉛直方向分力は、ブラシ配設面に向けてブラシ本体を押圧し、水平方向分力は、整流子方向に向けてブラシ本体を押圧することとなる。
よって、当該付勢によって、ブラシ本体は、その底面が給電ターミナルの露出面に押圧されるとともに、その摺接面は整流子に押圧されることとなる。
このように構成されているため、ピグテールを用いることなく、ブラシ本体に給電を行うことが可能となる。
つまり、付勢力は、傾斜に沿う方向に整流子へと向かう分力(整流子押圧分力)と、この整流子押圧分力に直交する分力(直交分力)とに分解されるが、整流子押圧分力は、ブラシ本体を整流子の外側面(整流子片)に押圧するための分力となり、直交分力は、ブラシ本体を給電ターミナル(ブラシ配設孔の底面壁に配置された部分)に押圧するための分力となる。
換言すると、付勢部材の押圧力の一部を給電ターミナルへの押圧力へ変換することができるようになったものである。
このように構成されているため、ピグテールを用いることなく、ブラシ本体に給電を行うことが可能となる。
このように構成されていると、ブラシ本体に確実に押圧力を付与することが可能となり、特に、本発明のように、傾斜面に配置されるブラシ本体をより効果的に押圧することが可能となる。
よって、付勢力の鉛直方向分力は、ブラシ配設面に向けてブラシ本体を押圧し、水平方向分力は、整流子方向に向けてブラシ本体を押圧することとなり、当該付勢によって、ブラシ本体は、その底面が給電ターミナルの露出面に押圧されるとともに、その摺接面は整流子に押圧されることとなる。
なお、このとき、給電ターミナルの露出面が整流子に近接する位置にて露出していると、使用によりブラシが摩耗しても、ブラシ本体と給電ターミナルとの接触を維持することができる。
また、本発明では、このブラシ配設孔を、付勢部材の付勢力に対して所定の角度を成して傾斜するように穿ち、付勢力を、傾斜に沿う方向に整流子へと向かう分力(整流子押圧分力)と、この整流子押圧分力に直交する分力(直交分力)とに分解するようにした。よって、ブラシ本体は整流子押圧分力により、整流子の外側面(整流子片)に押圧され、直交分力のより、給電ターミナル(ブラシ配設孔の底面壁に配置された部分)に押圧される。
なお、このとき、ブラシ本体の後端部に係止部を設けて、付勢部材の端部を係止することとしたため、斜面に配置されるブラシ本体に確実かつ安定的に付勢力を付与することができる。
このように構成されているため、本発明によれば、ピグテールを用いることなく、ブラシ本体に給電を行うことが可能となる。
以上のように、本発明では、ブラシ本体と給電ターミナルとの接続方法を改良することにより、過酷な環境においても断線不良を起こすことを有効に防止することができる。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、ブラシ本体と給電ターミナルとを電気的に接続するために使用されていたピグテールを廃止し、ブラシ本体と給電ターミナルとを直接的に接続する構成を採るブラシ装置に関するものである。
図1乃至図3は、本発明の一実施形態を示すものであり、図1はブラシ装置の斜視図、図2はブラシ本体の押圧状態を示す説明図である。
なお、図3は第一の改変例を示す説明図、図4は第二の改変例を示す説明図である。
この直流モータは、本実施形態に係るブラシ装置1により給電されて回転する直流モータの構成が採用されるものである。
直流モータは、出力軸となるシャフトと、コイルが形成された電機子と、整流子2と、
ブラシ装置1と、磁石(図示せず)が内壁に貼付されるとともに電機子を被覆するヨークハウジングと、2個の軸受と、を有して例えば構成されている。
シャフトは、2個の軸受を介して回転自在にヨークハウジングに支持されている。
この整流子2は、シャフトの回転に伴って回転することにより、ブラシ装置1に備えられるブラシ本体11と当接する整流子片21が切り替わるように構成されている。そして、この構成により、コイルを流れる電流の向きが切り替わり、所謂整流が実現される。
ブラシ装置1は、ブラシ本体11と、ブラシホルダ12と、給電ターミナル13と、を主要構成として有して構成されている。
ブラシ本体11は、整流子2を通じてコイルに電流を流すものであり、一端面が整流子片21と当接している。
このブラシ本体11は、例えば、銅を含有した黒鉛から構成された立体形状の部材として構成される。
まず、図2により、ブラシ本体11は直方体形状を基本とし、その外端部上方角部が切り欠かれた形状をとる。
つまり、径方向において、中心側(整流子2に近接する方向側)を内側、その反対側(整流子2から離隔する側)を外側、とすると、外側に配設される端部の上方側の角部が面取り形状に落とされた形状をとり、当該面が斜面11Aを構成している。
この斜面11Aは、ブラシホルダ12の基端部12A側を下方向とすると、上方面(この上方面が特許請求の範囲の「上面」に相当する)内側から下方外側へと下る斜面として構成されている。
また、本実施形態においては、従来使用されていたピグテールは使用されていない。
ブラシホルダ12は、基端部12A、2個のブラシボックス12B、付勢部材12C、を少なくとも有して構成されている。
基端部12Aは、平板状に形成された樹脂部であり、その一方の面(「ブラシ配設面H1」と記す)には、2個のブラシボックス12Bが径方向に沿って突設されている。
また、基端部12Aの中央部には、整流子配設孔12aが形成されており、当該位置に整流子2が配設されており、上記2個のブラシボックス12Bは、この整流子配設孔12aの中心に対して点対称となる位置に各々配設されている。
なお、ブラシボックス側壁12b,12b間の所定の間隔とは、ブラシ本体11の幅よりも僅かに大きい間隔であり、ブラシ本体11が径方向へと摺動することを許可するとともに、周方向へのズレを規制するように構成されている。
本実施形態において、付勢部材12Cは、板バネとして構成されている。
この付勢部材12Cは、「へ」字形状に屈曲形成された部材であり、その屈曲内角θは、ブラシ本体11の斜面角度θ1(上面の周方向外側端部から下方に下る角度)よりも十分小さくなるように構成されている。これにより、ブラシ本体11上面の周方向外側端角部を、付勢部材12Cの内隅に沿わせるよう圧入した際に、付勢部材12Cの他端側(付勢部材支持壁12cに固定される側と反対側端部)がブラシ本体11の斜面11Aを押圧できるよう構成されている。
この屈曲している部分が、特許請求の範囲の「付勢部材屈曲部」に相当する。
なお、本実施形態には、付勢部材支持壁12cには、径方向外側から内側に亘って穿たれた付勢部材固定孔121が形成されており、この付勢部材固定孔121に付勢部材12Cの一端部が挿入固定されるよう構成されている。
そして、給電ターミナル13の基端部12Aに固定される位置は、ブラシボックス12Bが配置される位置、つまり、ブラシ本体11が配置される位置となるように構成されている。
このように構成されているため、ブラシ本体11を配設した際に、給電ターミナル13のターミナル露出面13Aとブラシ本体11とを直接接触させることが可能となる。
また、このように、給電ターミナル13の一部は、ブラシ配設面H1から露出しているが、この露出位置は、ブラシ本体11の配設位置のうち、整流子2と近接する側であると更に望ましい。このように構成されていることにより、使用によりブラシ本体11が摩耗した場合であっても、確実にブラシ本体11と給電ターミナル13との接触を維持することができる。
ブラシ本体11は、ブラシボックス12B内部に挿入される。このとき、斜面11Aが周方向外側に配置されるよう挿入される。
そして、上記の通り、一端側が付勢部材支持壁12cに固定された付勢部材12Cは、その屈曲部内隅をブラシ本体11上面の周方向外側端角部に沿わせるよう、付勢部材12Cの付勢力に抗って配置される。そして、このとき、この付勢部材12Cの復元力により、付勢部材12Cの他端部は、ブラシ本体11の斜面11Aを押圧するよう配置される。
なお、このとき、付勢部材12Cの他端をブラシ本体11と離れる方向へ向けて若干屈曲させるよう構成すると、当該屈曲部によって、斜面11Aの押圧を効率的に行うことが可能となる。
図2に示すように、本実施形態に係るブラシ本体11は、斜面11Aより、付勢力Fを受けることとなる。
この付勢力Fは、ブラシ本体11の上方(基端部12Aから離れる方向)から、径方向内側(整流子2側)下方(基端部12A配置側)へ向けて斜め方向に作用する力であるため、この付勢力Fを鉛直方向(軸方向)の鉛直力F1と水平方向(径方向)の水平力F2とに分解する。
そうすると、この水平力F2は、ブラシ本体11を整流子2方向へと押圧するための力となり、よって、ブラシ本体11の整流子2側端面を整流子片21に圧接させることができる。
よって、この付勢部材12Cの付勢力Fの分力である鉛直力F1により、ブラシ本体11は、給電ターミナル13と電気的に接続されることとなる。
このように構成されているため、本実施形態によれば、ブラシ本体11と給電ターミナル13とを電気的に接続するためのピグテールを用いる必要がなくなる。
次いで、図3により、上記実施形態の改変例について説明する。
本例においては、付勢部材12Cとして、コイルスプリングを使用し、付勢部材支持壁12cの構成を変更した以外は、同様の構成であるため、当該同様の構成においては説明を省略する。
本例に係る第2付勢部材112Cは、コイルスプリングである。
また、第2付勢部材支持壁112cは、基端部12Aの一方の面であるブラシ配設面H1から所定の間隔をもって起立する2個のブラシボックス側壁12b,12bが立設する点は、上記と同様であるが、これらの上端を架橋するように配設される第2付勢部材支持壁12cの構成が若干異なっている。
この第2付勢部材支持壁112cは、2個のブラシボックス側壁12b,12bの上端を架橋するとともに、その径方向外側端部がブラシ本体11の斜面11Aに沿うように屈曲しており、ブラシ本体11をブラシボックス12に配設した際には、この斜面11Aを上方から被覆するように配設される。
この構成により、コイルスプリングである第2付勢部材112Cからブラシ本体11は、付勢力Fを受け、上記同様に分力である水平力F2により、ブラシ本体11を整流子2方向へと押圧するための力を享受し、分力である鉛直力F1により、ブラシ本体11を給電ターミナル13と押圧するための力を享受することとなる。
次いで、図4により、上記実施形態の改変例について説明する。
本例においては、ブラシ本体11の形状を変更した以外は、上記実施形態と同様であるため、当該同様の構成においては説明を省略する。
図4(a)は、上記実施形態において説明したブラシ本体11である。
上記のように、ブラシ本体11は、直方体形状を基本とし、その外端部上方角部が切り欠かれた形状をとり、外側に配設される端部の上方側の角部が面取りされて斜面11Aが形成された構成である。
つまり、ブラシ本体11の外側端部側は、斜面11Aと、この斜面11Aの下端辺から基端部12Aに配設方向に向かって延びる面である後端平面11Bと、を有して構成されることとなる(図1、図2等参照)。
しかし、本例に係る第2ブラシ本体211では、後端平面11Bは存在せず、外側端部側は、第2斜面211Aのみで構成されている。
つまり、第2斜面211Aは、第2ブラシ本体211の上面の外側端辺から、下方外側へと下る斜面として構成されている。
このように構成されている場合であっても、上記同様に分力である水平力F2により、第2ブラシ本体211を整流子2方向へと押圧するとともに、分力である鉛直力F1により、第2ブラシ本体211を給電ターミナル13と押圧することができる。
次いで、図5及び図6により、他の実施形態について説明する。
本例においては、上記実施形態とはブラシボックス12B、ブラシ本体11の構成が異なっている。また、押圧源としては、板バネ状の付勢部材12Cとは異なり、コイルスプリングである第3付勢部材312Cが使用されている。
第3付勢部材312Cは、図5に示すように、コイルスプリングである。
ブラシホルダ12の基端部12Aからは、円柱形状のスプリング支持部12Dが突設されている。このスプリング支持部12Dは、第3付勢部材312Cのコイル部分が挿入可能となるサイズに構成されており、第3付勢部材312Cは、コイル部分をこのスプリング支持部12Dに挿入されることにより、ブラシホルダ12に対し装着される。
そして、この第3付勢部材312Cの下方(基端部12Aに近接する側)端部は、第3ブラシ本体311の外側端面を整流子2方向へと押圧するように構成されている。
詳しく説明すると、略四角柱形状の両底面を貫通するよう四角柱形状に抜かれた貫通孔が形成された構造をなしており、この貫通孔の端部のうちの一方は、整流子2側に開口し、他方は外側端に開口するように構成されている。そして、この貫通孔に第3ブラシ本体311が摺動可能に挿入されるよう構成されている。
この貫通孔を第3ブラシ配設孔312aと記す。
この第3ブラシ配設孔312aは、四角柱形状の両底面の中心部分を貫通するのではなく、一方(整流子2側)は中心部分よりも上方に開口するとともに、他方は中心部分よりも下方に開口するように構成されている。
つまり、第3ブラシ配設孔312aは、基端部12Aに対して傾斜するように穿たれた貫通孔である。
第3ブラシ配設孔312aは、第3底面壁312b、第3天面壁312c、2個の第3側面壁312d,312dと、で構成されている。
これら第3底面壁312b,第3天面壁312c、2個の第3側面壁312d,312dは、矩形の壁である。
第3底面壁312bは、第3ブラシ配設孔312aにおいて、基端部12A側(下方)の面を規定する壁であり、同様に第3天面壁312cは、基端部12Aと離隔する側(上方)の面を規定する壁である。そして、これら第3底面壁312bと第3天面壁312cとは、一定の空隙を介して対面している。
このように、本例における第3ブラシ配設孔312aは、一方(整流子2)側から下方へと下る(基端部12Aに近づく)ように傾斜して穿たれた貫通孔である。
2個の第3側面壁312d,312dは、第3底面壁312bと第3天面壁312cの側辺を連結して、第3ブラシ配設孔312aの側方面を規定する壁である。
なお、その一方の底面(端面)は、整流子片21の外側面に当接するように切断されており、他方の底面(端面)もまた当該一方の底面(端面)と平行となるように切断されている。
本例においては、傾斜して穿たれた第3ブラシ配設孔312aに第3ブラシ本体311が内挿された際に、一方の底面(端面)が整流子片21に当接するように構成される。
そして、第3ブラシ本体311の一方(整流子2側)の端面は、基端部12Aに対して垂直に立設する整流子片21aに当接することとなるため、第3ブラシ配設孔312aに挿入された状態において、同様に基端部12Aに対して垂直となるように切断されることとなる。なお、複数の整流子片21aは円周上に整列しているため、この第3ブラシ本体311の一方(整流子2側)の端面はこれに沿うよう緩やかに湾曲している。
この係止溝Kは、第3ブラシ本体311が第3ブラシ配設孔312aに配設された際、他方(整流子2側と反対側)の端面に形成される溝であり、周方向に沿って形成される。
この係止溝Kは、第3付勢部材312Cの端部を係止する溝であり、これにより、第3ブラシ本体311の摺動や振動による微動等が発生しても、第3ブラシ本体311への付勢力を確実に確保することができる。
この給電ターミナル313の屈曲部を境界として、一方を「ブラシ接触部313a」と記し、他方を「垂下部313b」と記す。
このブラシ接触部313aは、第3ブラシ配設孔312aを構成する第3底面壁312bに載置される。
そして、この状態にて、第3付勢部材312Cの端部を係止溝Kに係止させると、第3付勢部材312Cの付勢力が、第3ブラシ本体311に作用するようになる。
このとき、第3付勢部材312Cから第3ブラシ本体311が受ける付勢力について説明する。
図5に示すように、本実施形態に係る第3ブラシ本体311は、付勢力Fを受けることとなる。
この付勢力Fは、第3ブラシ本体311の他方(整流子2と離隔する側:外側)の端面(正確には係止溝Kの位置)から、径方向内側(整流子2側)に向けて作用する力である。
このとき、第3ブラシ本体311が付勢力Fの付加方向に対して傾斜して配置される構成となるため、この付勢力Fを、この傾斜方向に向く整流子押圧分力F3と、この整流子押圧分力F3と直交するターミナル押圧分力F4とに分解すると、この整流子押圧分力F3は、第3ブラシ本体311を整流子片21へ押圧するための力となり、ターミナル押圧分力F4は、第3ブラシ本体311を第3給電ターミナル313へと押圧するための力となる。
このため、この第3付勢部材312Cの付勢力Fの分力であるターミナル押圧分力F4により、第3ブラシ本体311は、第3給電ターミナル313と電気的に接続されることとなる。
以上のように構成されているため、本例によれば、上記実施形態と同様に、第3ブラシ本体311と第3給電ターミナル313とを電気的に接続するためのピグテールを用いる必要がなくなる。
11・・ブラシ本体、11A・・斜面、11B・・後端平面、
12・・ブラシホルダ、
12A・・基端部、12a・・整流子配設孔、
H1・・ブラシ配設面、H2・・ブラシホルダ裏面、
12B・・ブラシボックス、
12b・・ブラシボックス側壁、12c・・付勢部材支持壁、121・・付勢部材固定孔、
12C・・付勢部材、12D・・スプリング支持部、
13・・給電ターミナル、13A・・ターミナル露出面(露出部)、
2・・整流子、21・・整流子片、
112C・・第2付勢部材、112c・・第2付勢部材支持壁、
211・・第2ブラシ本体、211A・・第2斜面、
311・・第3ブラシ本体、K・・係止溝、
312B・・第3ブラシボックス、
312a・・第3ブラシ配設孔、
312b・・第3底面壁、312c・・第3天面壁、312d・・第3側面壁、
312C・・第3付勢部材、
313・・第3給電ターミナル、313a・・ブラシ接触部、313b・・垂下部
Claims (6)
- 整流子に圧接して整流を行うためのブラシ本体と、該ブラシ本体を支持するブラシホルダと、前記ブラシ本体に給電するための給電ターミナルと、を有するブラシ装置であって、
前記ブラシホルダは、前記ブラシ本体を載置支持するブラシ配設面を有する基端部と、前記ブラシ本体を内部に格納するブラシボックスと、前記ブラシ本体を付勢する付勢部材と、を有して構成されており、
前記ブラシ本体は、前記ブラシ配設面に載置される底面と、該底面から起立する2個の側面と、2個の該側面の上方に亘る上面と、前記底面・前記側面・前記上面の前記整流子側端部を規定し前記整流子に摺接する摺接面と、該摺接面と径方向に離隔する側の端部に配設される斜面と、を有して構成されており、
前記斜面は、前記上面のうち前記摺接面と離隔する側の端辺から、前記整流子と離隔する方向側であって前記ブラシ配設面へと近接する方向に下る傾斜面であり、
前記給電ターミナルは、前記ブラシ配設面のうち前記ブラシ本体が配設される位置においてその一部が露出した露出部を有した状態で前記基端部に埋設されて、前記露出部と前記ブラシ本体の前記底面とが接触するよう構成されており、
前記付勢部材は、前記斜面を、前記整流子方向であって前記ブラシ配設面に近接する方向に向けて付勢することを特徴とするブラシ装置。 - 前記ブラシボックスは、前記ブラシ配設面から、前記ブラシ本体を挿入可能な幅を有して2個起立するブラシボックス側壁と、該ブラシボックス側壁において前記ブラシ配設面と離隔する方向端部を架橋するように配設される付勢部材支持壁と、を少なくとも備える筒状部材であり、
前記付勢部材は、前記上面と前記斜面との境界部の屈曲角度よりも小さい屈曲角度を成す付勢部材屈曲部を有する板バネであり、
前記付勢部材は、一端側が前記付勢部材支持壁に固定されるとともに、前記付勢部材屈曲部の内隅に前記境界部を圧入するよう配置されて、他端側が前記斜面を押圧するよう構成されることを特徴とする請求項1に記載のブラシ装置。 - 前記ブラシボックスは、前記ブラシ配設面から、前記ブラシ本体を挿入可能な幅を有して2個起立するブラシボックス側壁と、該ブラシボックス側壁において前記ブラシ配設面と離隔する方向端部を架橋するとともに前記斜面を覆うように配設される付勢部材支持壁と、を少なくとも備える筒状部材であり、
前記付勢部材は、コイルスプリングであり、
前記付勢部材の一端側は、前記付勢部材支持壁の前記斜面と対面する面に固定されるとともに、他端側が前記斜面を押圧するよう前記斜面に配置されることを特徴とする請求項1に記載のブラシ装置。 - 前記露出部は、前記ブラシ配設面において、少なくとも前記整流子に近接する側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載のブラシ装置。
- 整流子に圧接して整流を行うためのブラシ本体と、該ブラシ本体を支持するブラシホルダと、前記ブラシ本体に給電するための給電ターミナルと、を有するブラシ装置であって、
前記ブラシホルダは、前記ブラシ本体を載置支持するブラシ配設面を有する基端部と、前記ブラシ本体を内部に格納するブラシボックスと、前記ブラシ本体を付勢する付勢部材と、を有して構成されており、
前記付勢部材は、前記ブラシ本体を、前記整流子と離隔する側の端面である押圧端面から前記整流子方向へと付勢するものであり、
前記ブラシボックスには、前記整流子の配設位置に向けて径方向に貫通するように穿たれたブラシ配設孔が形成されており、
前記ブラシ配設孔は、前記付勢部材の付勢力に対して所定の角度を成して傾斜して穿たれるものであり、
前記ブラシ配設孔において、前記基端部側を規定する底面壁は、前記整流子から離隔するに従い前記基端部に近接するように徐変する傾斜面であって、前記底面壁には、前記給電ターミナルの少なくとも一部が配置されており、前記ブラシ配設孔に挿入された前記ブラシ本体の少なくとも一部が接触可能となっていることを特徴とするブラシ装置。 - 前記付勢部材は、前記基端部にコイル部分が取付けられるとともに、一方の自由端側が前記ブラシ本体の前記押圧端面を押圧するものであり、
前記押圧端面には、前記付勢部材の前記自由端側を係止するための係止部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のブラシ装置。
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