JP2016167711A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 受信した電子メールに添付されたカラー画像データをモノクロで印刷する場合であっても、ユーザがカラー画像の確認を行えるように制御する。
【解決手段】 MFP101はメールサーバ103への問い合わせを自動受信間隔毎、またはパネル320を介したユーザ操作(選択肢503)に基づいて受け付ける(S601)。MFP101は指示に基づいて受信したカラー画像をモノクロで印刷する場合は、メールサーバ103に格納された電子メールを削除しないように制御し(S708〜710)、受信したモノクロ画像をモノクロで印刷する場合は、メールサーバ103に格納された電子メールを削除するように制御する(S708及びS711)。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像データを受信して印刷する画像形成装置に関するものである。
カラー画像データを受信した場合であっても、管理者又はユーザの設定によりモノクロ印刷を行うカラーファクシミリ装置が知られている(特許文献1)。例えば特許文献1のファクシミリ装置は、カラー画像を受信した場合に、カラーで印刷するか、モノクロで印刷するかを予め設定された出力モードに応じて切り替えることができる。
また、電子メールを受信して、電子メールに添付された画像データを印刷するインターネットファクス機能(以下I−FAX機能と呼ぶ)を備える画像形成装置が知られている。
特開2005−51441号公報
従来のI−FAX機能では、画像形成装置が電子メールを受信した後、又は電子メールに添付された画像データを印刷した後に、メールサーバ側の電子メールを削除する事が知られている。
ここで、I−FAX機能においても受信したカラー画像をカラーで印刷するか、モノクロで印刷するかを予め設定された出力モードに応じて切り替えることが考えられる。しかしながら、カラー画像をモノクロで印刷した場合に、当該カラー画像が添付された電子メールがメールサーバから削除されてしまうと、元々のカラー画像の確認を行う機会がなくなってしまうという問題が発生する。また、カラー印刷を行うことができないモノクロ機において、受信した電子メールに添付されたカラー画像をモノクロに変換して印刷する場合にも同様の問題が発生する。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、電子メールに添付されたカラー画像をモノクロで印刷する場合でも、カラー画像の確認を行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の画像形成装置はメールサーバから電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した電子メールに添付された画像データを印刷する印刷手段と、前記受信した電子メールに添付されたカラー画像をモノクロに変換して印刷する場合は、前記受信した電子メールを前記メールサーバから削除しないように制御し、電子メールに添付されたモノクロ画像をモノクロで印刷する場合は、前記受信した電子メールを前記メールサーバから削除するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信した電子メールに添付されたカラー画像をモノクロで印刷する場合であっても、ユーザがカラー画像の確認を行えるようになる。
画像形成システムの全体図である。 MFP101の構成を示すブロック図である。 操作部116を示す外観図である。 パネル201に表示される操作画面を示す図である。 パネル201に表示される操作画面を示す図である。 受信プリント機能の制御を説明するフローチャートである。 受信プリント機能の制御を説明するフローチャートである。 代替印刷リストのデータモデルを示す図である。 パネル201に表示される操作画面を示す図である。 受信プリント機能の制御を説明するフローチャートである。 受信プリント機能の制御を説明するフローチャートである。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成システムを示すブロック図である。ネットワーク100上には、MFP(Multifunction Peripheral)、PC102、メールサーバ103が互いに通信可能に接続されている。本実施形態では画像形成装置の一例としてMFP101を、情報処理装置の一例としてPC102を説明する。なおMFP101やPC102は、ネットワーク100を介してインターネット(不図示)と接続され、複数のメールサーバを経由して外部装置との間で電子メールの送受信を行うことができる。
まず、PC102について説明する。PC102には、メールクライアントがインストールされている。メールクライアントは、メールサーバ103を介して外部装置(PC102などの情報処理装置や、他の画像形成装置など)に作成した電子メールを送信したり、外部装置から電子メールを受信して表示したりする。
メールサーバ103は、電子メールの配送及び送受信の役割を担う。メールサーバ103は、ネットワーク100を介して電子メールを受信する。受信した電子メールは、電子メールアドレス毎に設けられたメールボックスに仕分けされ、サーバ内のストレージ(不図示)に保存される。なお、各々の電子メールアドレスは、ユーザ情報(ユーザ名及びパスワード)と紐づいて管理される。
なお、MFP101やPC102のメールクライアントは、POP3などの通信プロトコルを利用して、メールサーバ103のメールボックスに仕分けされた電子メールを受信することができる。
次にMFP101について説明する。MFP101はシート上の画像を読み取る読取機能、シートに画像を印刷する印刷機能を有する。また、MFP101は、メールサーバ103を介して、外部の装置(PC102などの情報処理装置や、他の画像形成装置など)から送信された電子メールを受信することができる。また、MFP101は、受信した電子メールに添付された画像データを印刷することができる。本実施形態では、例えば、ITU−T勧告のインターネットファクシミリデータ伝送方式T.37に基づいて送信された電子メールを印刷することができる。また、T.37に基づいて、画像データを添付した電子メールを送信する(インターネットファックスを送信する)ことができる。
なお本実施形態では、メールサーバ103が送信サーバ(SMTPサーバ)機能、受信サーバ(POPサーバ)機能の両方を備える場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば負荷分散のために送信用のサーバと受信用のサーバを分離して構成してもよい。
図2は、本実施形態に係るMFP101の構成を示すブロック図である。CPU111を含む制御部110は、MFP101全体の動作を制御する。CPU111は、ROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。ROM112は、CPU111で実行可能な制御プログラムを格納する。また、ROM112は、ブートシーケンスやフォント情報などを記憶する。RAM113は、CPU111の主記憶メモリであり、ワークエリア、ROM112及びストレージ114に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データ、印刷データ、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。ストレージ114はフラッシュメモリであっても良いし、HDDであってもよい。
なお、本実施形態のMFP101では、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F115は、操作部116と制御部110を接続する。操作部116は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの指示を入力したりする。本実施形態では、「ユーザ」は、一般ユーザの他に管理者を含んでいても良い。
読取部I/F117は、読取部118と制御部110を接続する。読取部118はシート上の画像を読み取って、その画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部118によって生成された画像データは、外部装置に送信されたり、シート上に印刷されたりする。
印刷部I/F119は、印刷部120と制御部110を接続する。CPU111は、印刷すべき画像データ(印刷対象の画像データ)を印刷部I/F119を介して印刷部120に転送する。印刷部120は、給紙カセット(不図示)から給送されたシート上に画像を印刷する。なお印刷部はインクを利用して画像を印刷するものであっても、トナーを利用して画像を印刷するものであっても良い。また、本実施形態では、印刷部120がカラー印刷を行える場合を例示して説明する。しかしながら、単色(例えば黒色)のみで印刷を行う印刷部に対しても本実施形態の変形例を適用できる(詳細は後述する)。
また、制御部110は、通信部I/F123を介してネットワーク100に接続される。通信部I/F123は、ネットワーク100上の外部装置に画像データや情報を送信したり、ネットワーク100上の情報処理装置から印刷データや情報を受信したりする。ネットワークを介した送受信の方法としては、前述した電子メールを用いての送受信や、その他のプロトコル(例えば、FTPやSMB)を用いた送信を行うことができる。更に、MFP101はモデム(不図示)及びPSTN(不図示)を介して図示しないファクス装置との間におけるファクシミリ送受信を行うこともできる。
図3は、操作部116を示す外観図である。操作部116は、後述する操作画面を表示するタッチパネル320(以降パネル320と呼ぶ)及び各種のハードキーからなる。パネル320及び各種のハードキーはユーザからの指示を受け付ける受付部として機能する。また、パネル320はユーザに情報を表示する表示部として機能する。
操作部116は、パネル320上に表示される画面上の選択肢を選択するためのスクロールキー312と、スクロールキーによって選択された選択肢を決定するためのOKキー311が備えられている。ユーザは、スクロールキー312とOKキー311を用いて画面上の選択肢から1つの項目を指定することができる。また、ユーザは、パネル320に表示される選択肢を指やスタイラス等のオブジェクトで直接タッチし、選択肢を指定することもできる。ストップキー313は、実行中のジョブや機能などを停止するためのキーである。例えばユーザは印刷ジョブの印刷を停止したい場合や、電子メールの受信を中止する場合などにストップキー313を使用する。
状況確認キー302はMFP101の状態を確認する画面(状況確認画面)を表示するためのキーである。本実施形態では、状況確認画面を介してMFP101の状況の確認や電子メールの問い合わせなどを行うことができる。また、メニューキー303は、MFP101の各種設定を変更する設定変更画面を表示する際に使用するキーである。
ここで、本実施形態における状況確認画面の役割について説明する。まず、ユーザは、状況確認キー302を押下して、ジョブの状況やMFP101の状況の確認を行うことができる。図4は、CPU111が操作部116のパネル320に表示する画面の一例を示す図であり、図4(a)は状況確認画面の一例を示している。
CPU111は、状況確認キー302が押下された場合に、状況確認画面400をパネル320に表示する。ユーザは画面400を介して、MFP101のジョブ実行状況や履歴情報を確認することができる。選択肢401は、MFP101の状況を確認する際に使用するための選択肢である。CPU111は、選択肢401が指定された場合は、デバイス状況画面を表示する。画面410は、デバイス状況画面の一例を示している。ユーザは画面410を介して印刷に使用するシートの残量や、印刷に使用する色材の残量などを確認することができる。また、CPU111は、画面410に、エラーや警告などのメッセージ(例えば、用紙を補給して下さいなどのメッセージやエラーコード)を表示することもできる。画面400の説明に戻り、選択肢402は、受信ジョブの状況確認や電子メールの手動受信を行う場合に使用する選択肢である(詳細は後述する)。
<受信プリント機能>
次に、受信した電子メールに添付された画像(以下受信画像と呼ぶ)を印刷する受信プリント機能について説明する。受信プリント機能は、前述したI−FAXの受信及び印刷を行う機能である。なお、受信プリント機能は、T.37方式に準拠しない電子メールに対応することもできる。例えばPDFなどが添付された電子メールを受信して、印刷できるようにしてもよい。
本実施形態の受信プリント機能では、受信した電子メールのヘッダ情報から送信元のメールアドレスや送信日を確認するための情報を生成し、受信画像と共に印刷を行う。受信プリント機能では、POPサーバへの問い合わせを行って、電子メールの受信及び印刷を実行する。ユーザは操作部116を介して電子メールの手動受信を指示することができる。また、CPU111は、MFP101に設定された問い合わせ間隔毎に自動で問い合わせを行うこともできる。受信プリント機能では、添付された画像データがカラーの場合は、カラー印刷を行い、添付された画像データがモノクロ(2値又はグレースケール)の場合は、モノクロ印刷を行う。
ところで、受信画像がカラー画像であっても、プリントコストの抑制を目的としてモノクロで印刷したい場合がある。このため、本実施形態では、受信プリント機能においてカラー画像をカラーで印刷するか、モノクロで印刷するかを設定できるようにする。
従来、受信プリント機能を備える画像形成装置は、電子メールの受信後、又は電子メールに添付された画像データの印刷後にメールサーバ103側の電子メールを削除していた。
従って、カラー画像をモノクロで印刷する場合、元々の電子メールは削除されることとなる。この場合、カラー画像が添付された電子メールが削除されるため、カラー画像を受信したにもかかわらず、元々の画像データの色合いを確認できない。この問題は、MFP101の印刷部120が単色で印刷を行う印刷部の場合に、受信したカラー画像をモノクロに変換して印刷する場合にも発生する。
この問題を鑑みて、本実施形態では、電子メールに添付されたカラー画像データをモノクロで印刷する場合は、当該カラー画像が添付された電子メールをメールサーバ103から削除しないように制御することについて説明する。
まず、受信プリント機能の設定について説明する。ユーザは、メニューキー303を押下して、MFP101の備える機能を立ち上げたり、MFP101に関する設定を変更したりすることができる。CPU111は、メニューキー303が押下された場合に、メニュー画面を表示する。ユーザは、MFP101に関する設定の一項目として、電子メールサーバに関する設定を行うことができる。CPU111は、メニュー画面を介して電子メールサーバに関する設定が指定された場合に、電子メールサーバに関する設定画面420をパネル320に表示する。
図4(b)は、電子メールサーバに関する設定画面を示している。ユーザは画面420を介して、SMTPサーバに関する設定やPOPサーバに関する設定を行うことができる。具体的には、SMTPサーバ及びPOPサーバのサーバアドレスの設定や、サーバでの認証に必要なユーザID及びパスワードの項目を行うことができる。
また、POPサーバに関する設定の一項目として、POPサーバへの問い合わせについて設定することができる。選択肢421は、POPサーバへの問い合わせに関する設定(以下POP受信設定)を行う場合に使用する選択肢である。CPU111は、操作部116を介して選択肢421が指定された場合は、POP受信設定画面422を表示する。ユーザは画面422を介してPOP受信設定として「ON」及び「OFF」のいずれかを設定することができる。POP受信設定が「OFF」に設定された場合は、POPサーバへの問い合わせを行わない設定となる。なお、POP受信設定が「OFF」に設定された場合は、手動によるPOPサーバへの問い合わせについても受け付けないように制御する。一方、POP受信設定が「ON」に設定された場合は、POPサーバへの問い合わせを行う設定となる。POP受信が「ON」に設定された場合は、更に電子メールを自動受信する間隔(以下、POP発行間隔)を設定することができる。
CPU111は、画面422を介して選択肢423が指定された場合は、POP発行間隔を設定する画面424を表示する。ユーザは画面424を介して電子メールを自動受信する間隔を「0」〜「99」の範囲で設定することができる。「0」が設定された場合は、自動受信を行わない設定となる。また「1」以上の値が設定された場合は、設定された間隔(分単位)でPOPサーバへ問い合わせを行う設定となる。例えば、「10」が設定された場合は、10分毎にPOPサーバへ問い合わせを行う設定となる。CPU111は、不図示のタイマと協働して、設定したPOP発行間隔毎にPOPサーバへの問い合わせを行う。図4(b)を介してなされた設定情報は、ストレージ114に格納される。なお、格納された設定情報は、後述する制御において適宜参照される。
また、ユーザは、MFP101に関する設定の一項目として、電子メールの送受信に関する設定を行うことができる。CPU111は、メニュー画面を介して電子メールの送受信に関する設定が指定された場合に、電子メール設定画面430をパネル320に表示する。
図4(c)は、電子メールサーバに関する設定画面を示している。選択肢431は、受信プリント機能の設定を行う場合に使用する選択肢である。CPU111は、選択肢431が指定された場合に、受信プリント設定画面を表示する。画面432は受信プリント設定画面の一例を示している。
ユーザは画面432を介して、受信プリント機能で使用するシートのサイズや、カラー画像を受信した場合の制御方法などを設定することができる。選択肢434は、カラー画像を受信した場合にカラーで印刷を行うか否かを設定するための選択肢である。ユーザにより「しない」が指定された場合は、カラー画像を受信した場合に、カラー画像をモノクロに変換して印刷する「モノクロ印刷モード」となる。一方、「する」が指定された場合は、カラー画像を受信した場合にカラーで印刷する「カラー印刷モード」となる。これらのカラー画像を受信した場合のカラーモードの設定はストレージ114に格納され、後述するフローチャートで参照される。
また、選択肢433は、カラー画像を受信してモノクロで印刷する場合に、受信したカラー画像が添付された電子メールの削除を行うか否かを設定するための選択肢である。以降、カラー画像を受信してモノクロで印刷することを「代替印刷」と呼ぶ。CPU111は、選択肢433が指定された場合に、モノクロ代替印刷後の電子メールを削除するか否かの設定画面436を表示する。ユーザにより「削除しない」が指定された場合は、モノクロで代替印刷したカラー画像が添付された電子メールを削除しない設定となり、「削除する」が指定された場合は、モノクロで代替印刷したカラー画像が添付された電子メールを削除する設定となる。設定画面436を介してなされた代替印刷後の電子メールに関する設定は、ストレージ114に格納され、後述するフローチャートで参照される。
なお、電子メールサーバに関する設定や、受信プリント機能に関する設定は、管理者権限でログオンした場合にのみ設定変更できるようにしてもよい。
次に、手動によるPOPサーバへの問い合わせを行う方法について説明する。まず、ユーザは、状況確認キー302を押下して、ジョブ状況の確認を行うことができる。図5は、CPU111が操作部116のパネル320に表示する画面の一例を示す図である。図5(a)は本実施形態における手動によるPOPサーバへの問い合わせに関する画面の一例を示している。
CPU111は、状況確認画面400を介して選択肢402が指定された場合は、受信ジョブに関する画面(受信ジョブ画面502)を表示する。選択肢503は手動によるPOPサーバへの問い合わせを行う場合に使用するキーである。CPU111は、画面502を介して選択肢503が指定された場合は、POPサーバへの問い合わせを行うとともに、電子メールの受信中であることをユーザに提示するためのポップアップ画面504を表示する。POPサーバへの問い合わせが行われると、後述するフローチャートに示す受信プリント機能による電子メールの受信及び印刷が行われる。電子メールの受信が完了すると、CPU111はパネル320に表示したポップアップ画面504を閉じて、画面502に遷移する。なお、CPU111は、画面504の表示中、即ち電子メールの受信中にストップキー313が押下された場合は、電子メールの受信及び印刷をキャンセルするように制御する。
次に本実施形態の受信プリント機能に関する制御について説明する。本実施形態では、図4(b)、(c)を用いて説明した設定に基づいて、電子メールの受信処理及び印刷処理を行う。図6及び図7は、受信プリント機能による電子メールの受信及び印刷を示すフローチャートである。図6及び図7に示すフローチャートの各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。
CPU111は、MFP101の起動時に図6のフローチャートに対応する制御を実行する。
ステップS601では、CPU111は、POPサーバへの問い合わせを行うか否かを判断する。CPU111は、タイマ割り込みによりPOPサーバへの問い合わせを行うと判断すると、ステップS602に進む。また、CPU111はパネル320を介して、手動によるPOPサーバへ問い合わせを行う操作がなされたと判断すると、ステップS602に進む。一方、タイマ割り込みによる問い合わせがなされない場合及び問い合わせを行う操作がなされていない場合は、ステップS601に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
ステップS602では、CPU111は、ストレージ114に格納されたユーザID及びパスワードをPOPサーバに送信してログイン(認証)を要求する。
ログインに成功すると、ステップS604に進む。なお、CPU111は、ログインに失敗した場合には、パネル320に接続エラー画面を表示してステップS601に戻る(不図示)。
ステップS604では、CPU111は、メールボックスに電子メールが格納されているか判断する。具体的には、CPU111は、POPサーバへSTATコマンドを送信し、POPサーバからの応答を待つ。なお、STATコマンドは、ログインユーザのメールボックスに格納されたメール数とデータサイズを確認するためのコマンドである。CPU111は、POPサーバから受信した応答に基づいて、メールボックスに格納されたメール数が0であれば、電子メールがないと判断して、ステップS601に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。一方、応答に基づいて、メールボックスに格納されたメール数が1つ以上であれば、電子メールが有ると判断して、ステップS605に進む。
ステップS605では、CPU111は、代替印刷リストに基づいて、メールボックスに格納された電子メールの中から受信すべき電子メールを決定する。図8は代替印刷リストのデータモデルを示す図である。図8に示す代替印刷リストには、モノクロで代替印刷されたカラー画像が添付された電子メールを識別するためのID(Unique Identifier、以下ユニークIDと呼ぶ)が保存される。CPU111は、電子メールに添付されたカラー画像をモノクロで印刷した場合に当該電子メールのユニークIDをリストに追加する。代替印刷リストは、例えばリングバッファ等で構成され、バッファの最後(indexがN)を超えるとバッファの最初(indexが1)からユニークIDを上書きする。従って、代替印刷リストはFIFO方式で管理される。
図6の説明に戻り、CPU111は、POPサーバへUIDLコマンドを送信し、メールボックスに格納された電子メール毎のユニークIDを取得する。ここで、ユニークIDとは、POPサーバ上の電子メールを特定するためのIDである。ユニークIDはプロセスIDや時刻情報などを組み合わせて同一サーバ上で重複が発生しないように生成される。CPU111は、取得したユニークIDをキーとして、代替印刷リストを検索する。検索の結果、取得したユニークIDが代替印刷リストに格納されたユニークIDと一致しない場合に、当該メッセージ番号に対応する電子メールを受信すべき電子メールとして決定する。メールボックスに格納された電子メールが複数ある場合は、各々に対応するユニークIDに対して代替印刷リストとのマッチングを行い、受信すべき電子メールを決定する。即ち、ステップS605の処理はモノクロで代替印刷した電子メールを再度受信しないための処理である。なお、本実施形態では、CPU111は、メールサーバ103からUIDを取得するようにしているが、これに限定されず、例えばMessage−IDを取得して代替印刷リストを管理するようにしても良い。
ステップS606では、CPU111は、ステップS605で受信すべきと決定された電子メールがあるか否かを判断する。受信すべき電子メールが1つ以上有る場合は、ステップS608に進み、受信すべき電子メールが無い場合(0の場合)は、ステップS601に戻る。
ステップS608では、CPU111は、POPサーバに受信したい電子メールに対応するメッセージ番号を指定したRETRコマンド送信し、電子メールを受信する。また、CPU111は、受信した電子メールの添付ファイルをデコードして、印刷に使用する画像データを生成する。また、CPU111は、画像データを生成する際に当該画像データがカラーであるかモノクロであるかを判断し、当該画像データのカラー情報としてRAM113に一時的に記憶する。なお、画像データがカラーであるかモノクロであるかは、画像データのヘッダ情報などに基づいて判定される。
ステップS609では、CPU111は画像データの印刷処理を行うよう制御する。詳細は図7のフローチャートで説明する。
次に、ステップS610において、CPU111は、受信すべき電子メールを全て受信したか判断する。受信すべき電子メールがまだ残っている場合は、ステップS608に戻り、残りの電子メールの受信及び印刷処理を行う。一方、CPU111は、POPサーバから受信すべき電子メールを全て受信し終えた場合は、ステップS601に戻り、問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
画像データの印刷処理について図7のフローチャートを用いて説明する。ステップS701では、CPU111は、画像データがカラーか否かを判断する。CPU111は、ステップS608で取得したカラー情報に基づいて当該画像データがカラーであると判断するとステップS702に進み、モノクロであると判断するとステップS705に進む。
ステップS702では、CPU111は、印刷部120がカラーに対応しているか否かを判断する。印刷部120がカラーに対応していない場合は、ステップS705に進み、印刷部120がカラーに対応している場合はステップS703に進む。なお、印刷部120がカラーに対応しているか否かは、工場出荷時に設定値が書き込まれていてもよいし、電源投入時等にCPU111と印刷部120が通信して、能力確認を行い判断するようにしてもよい。
ステップS703では、CPU111は、ストレージ114に格納されたカラーモードの設定を参照し、カラーモードがモノクロ印刷モードであるか判断する。モノクロ印刷モードであれば、ステップS705に進み、モノクロ印刷モードでなければ(カラー印刷モードであれば)ステップS704に進む。ステップS704では、CPU111は印刷部120を制御し、カラー画像を印刷する。一方、ステップS705では、CPU111は、印刷部120を制御し、モノクロ画像を印刷する。なお、ステップS608で生成した画像データがカラー画像の場合は、画像データをモノクロに変換した後に印刷を行う。CPU111は、ステップS704又はステップS705の印刷が完了すると、ステップS707に進む。
ステップS707では、CPU111はストレージ114に格納された代替印刷後の電子メールに関する設定を参照し、代替印刷後の電子メールを削除する設定か判断する。代替印刷後の電子メールを削除する設定であれば、ステップS711に進み、削除しない設定であればステップS708に進む。ステップS711では、CPU111は、POPサーバに対してDELEコマンドを送信し、印刷が完了した電子メールをメールボックスから削除する。CPU111は、DELEコマンドを送信すると、ステップS610に進む。
一方、ステップS709では、CPU111は、受信した電子メールのユニークIDを代替印刷リストに追加し、ステップS710に進む。ステップS710では、CPU111は表示部に所定の通知(例えば、確認メッセージの通知)を行う。図9は、CPU111が操作部116のパネル320に表示する画面の一例を示す図である。本実施形態では、CPU111は、図9(a)に示すようにポップアップ画面901を表示することで確認メッセージを表示することができる。CPU111は、「閉じる」が指定された場合に画面901の表示を閉じる。また、所定時間が経過した場合にも、画面901の表示を閉じるようにしてもよい。
従って、ユーザは、確認メッセージの通知を介して受信プリント機能において、カラー画像がモノクロに変換されて印刷されたことを確認することができる。また、MFP101に割り当てられたメールアカウントとパスワードを管理している(知っている)ユーザは、更に他のメールクライアントなどを利用して、カラー画像が添付された電子メールを確認することができる。
なお、確認メッセージの表示方法はこれに限定されるものではない。例えば図9(b)及び図9(c)に示すような表示方法であってもよい。図9(b)及び図9(c)は、本実施形態における確認メッセージの表示方法の一例である。CPU111は図9(b)に示すようにパネル320に表示されるメインメニュー画面に確認メッセージ902を表示するようにしてもよい。
更に、CPU111は、図9(c)に示すようにMFP101の状態を確認するデバイス状況画面410に確認メッセージ903を表示するようにしてもよい。選択肢904は確認メッセージの詳細を確認するために使用する選択肢であり、画面410にメッセージを表示している場合(確認メッセージ、警告メッセージ、又はエラーメッセージなど)に表示する選択肢である。CPU111は、選択肢904が指定されると、画面901に例示するポップアップ画面などを表示する。なお、確認メッセージは、受信ジョブの履歴に関する画面(不図示)などに表示するようにしてもよい。また、確認メッセージの表示を消すタイミングは適宜変更できる。所定時間の経過で表示を行わないように制御してもよい。また、CPU111は、ステップS605のタイミングで代替印刷リストにマッチする電子メールが削除されているか否かを判断し、判断に基づいて表示を切り替えてもよい。例えば、CPU111は、代替印刷リストにマッチする電子メールがメールボックスに格納されていないと判断すると表示を行わないように切り替える。また、確認メッセージを含む画面が所定回数(例えば3回など)表示されたと判断すると表示を行わないように切り替えることもできる。
図7の説明に戻り、CPU111は、ステップS710で確認メッセージを表示するように制御すると、ステップS610に戻る。なお、本実施形態では、印刷部120がカラー印刷に対応している場合と、印刷部120がカラー印刷に対応していない場合とで、同一のフローチャートで説明したが、これに限定されるものではない。カラー印刷に対応している印刷部を備えるMFPの受信プリント機能に適用する場合は、ステップS702の判定を行わず、ステップS703に進むようにしてもよい。更に、カラー印刷に対応していない印刷部を備えるMFPの受信プリント機能に適用する場合は、ステップS701乃至ステップS704の処理を行わず、カラー画像であっても、モノクロ画像であってもモノクロで印刷するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ユーザがPC102などの情報処理装置にインストールされたメールクライアントから電子メールの確認を行うケースを例示したがこれに限定されるものではない。例えばパネル320がカラー表示に対応している場合は、パネル320に当該カラー画像をプレビュー表示できるようにしてもよい。この場合、CPU111は、前述した確認メッセージに加えて画像表示を行うための選択肢を画面901や画面410などに表示する。画像データを表示するための選択肢が指定されると、POPサーバから印刷代替リストにマッチする電子メールを受信する。また、CPU111は電子メールに添付された画像データをパネル320に表示する。
以上説明したように、本実施形態では、カラー画像を受信してモノクロで印刷した場合は、当該カラー画像が添付された電子メールをメールボックスから削除しないように制御する。また、確認メッセージをパネル320に表示することで、ユーザに対してモノクロで印刷したカラー画像が添付された電子メールの確認を促すことができる。更に本実施形態では、画像形成装置がカラー画像を受信した場合にカラーで印刷を行うか否かを予め設定することができる。従って、ユーザや管理者の運用方針に基づいて、印刷モードを切り替えることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、第1の実施形態に加えて、ユーザがパネル320を介して手動で問い合わせを行う場合に、モノクロで代替印刷したカラー画像をカラーで再印刷できるように制御することについて説明する。なお、第2の実施形態において、前提となる装置のハードウェア構成は第1の実施形態と同様である。ただし、第2の実施形態では、カラーで再印刷を行うように制御するため、印刷部120がカラー印刷に対応している場合に適用できる実施形態である。第1の実施形態と同様の構成については、詳細な説明は省略する。
本実施形態における、受信プリント機能に関する設定について説明する。図4(d)は、第2の実施形態における受信プリント機能に関する設定画面を示している。ユーザは操作部116を操作して受信プリント機能に関する設定画面432を表示する。なお、画面432までの画面遷移については第1の実施形態と同様の制御であるため省略する。
ユーザは画面432を介して、受信プリントに関する設定を行うことができる。本実施形態のMFP101は、第1の実施形態に加えて、手動で受信を問い合わせる場合にカラー受信プリントを許可するか否かを設定することができる。選択肢445は、手動によるPOPサーバへの問い合わせを行う場合に、カラー印刷を行えるようにするか否かを設定するための選択肢である。CPU111は、選択肢445が指定された場合に、設定画面446を表示する。ユーザにより「許可する」が指定された場合は、手動で受信を問い合わせる場合にカラー印刷を行える設定となる。一方、ユーザにより「許可しない」が指定された場合は、カラー画像をモノクロで代替印刷する設定となる。設定画面446を介してなされた手動カラー受信プリントの設定は、ストレージ114に格納され、後述するフローチャートで参照される。
次に、本実施形態における手動によるPOPサーバへの問い合わせを行う方法について説明する。まず、ユーザは、状況確認キー302を押下して、ジョブ状況の確認を行うことができる。図5(b)は本実施形態における手動によるPOPサーバへの問い合わせに関する画面の一例を示している。
CPU111は、状況確認画面400を介して選択肢402が指定された場合は、受信ジョブに関する画面(受信ジョブ画面502)を表示する。選択肢503は手動によるPOPサーバへの問い合わせを行う場合に使用するキーである。CPU111は、画面502を介して選択肢503が指定された場合は、POPサーバへの問い合わせを行うとともに、電子メールの受信中であることをユーザに提示するためのポップアップ画面504を表示する。POPサーバへの問い合わせが行われると、後述するフローチャートに示す受信プリント機能による電子メールの受信及び印刷が行われる。
本実施形態では、受信した電子メールにカラー画像が添付されている場合は、カラー画像の印刷方法をユーザに問い合わせることができる。画面506は、カラー画像の印刷方法をユーザに問い合わせる画面の一例を示している。ユーザは画面506を介してカラーで印刷する、モノクロで印刷する、又は、印刷を中止する指示を行うことができる。また、情報507は、カラー画像の送信元情報(件名、メールアドレス、送信日付など)をユーザに提示する情報である。CPU111は、情報507として表示する文字列が1行に収まらない場合は、文字を横にスクロールして表示してもよい。CPU111は、画面506を介して印刷の指示を受け付けると、印刷処理を開始するとともに、画面504に戻り次の電子メールを受信する。
電子メールの受信が完了すると、CPU111はパネル320に表示したポップアップ画面504を閉じて、画面502に遷移する。なお、CPU111は、画面504の表示中、即ち電子メールの受信中にストップキー313が押下された場合は、電子メールの受信及び印刷をキャンセルするように制御する。
次に本実施形態の受信プリント機能に関する制御について説明する。本実施形態では、図4(b)、及び図4(d)を用いて説明した設定に基づいて、電子メールの受信処理及び印刷処理をおこなう。図10及び図11は、受信プリント機能による電子メールの受信及び印刷を示すフローチャートである。図10及び図11に示すフローチャートの各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。なお、図10は図6のフローチャートに代えて実行される動作であり、図11は図7のフローチャートに代えて実行される動作である。
CPU111は、MFP101の起動時に図10のフローチャートに対応する制御を実行する。ステップS601では、CPU111は、POPサーバへの問い合わせを行うか否かを判断する。CPU111は、タイマ割り込みによりPOPサーバへの問い合わせを行うと判断すると、ステップS602に進む。また、CPU111はパネル320を介して、手動によるPOPサーバへ問い合わせを行う操作がなされたと判断すると、ステップS602に進む。一方、タイマ割り込みによる問い合わせがなされない場合及び問い合わせを行う操作がなされていない場合は、ステップS601に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
ステップS602では、CPU111は、POPサーバ(メールサーバ103)へログインする。ステップS604では、CPU111は、メールボックスに電子メールが格納されていれば、ステップS1001に進み、格納されていなければ、ステップS601に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
ステップS1001では、CPU111は、手動によるPOPサーバへの問い合わせであるか判断する。ステップS601におけるPOPサーバへの問い合わせのトリガが手動による問い合わせに基づくものであればステップS1002に進む。一方、手動による問い合わせに基づくものでなければ(タイマ割り込みによる自動的な問い合わせに基づくものであれば)ステップS605に進む。ステップS605では、CPU111は印刷代替リストに基づいて受信すべき電子メールを決定する。一方、ステップS1002では、CPU111は、メールボックスに格納された全ての電子メールを受信すべき電子メールとして決定する。
ステップS606では、CPU111は、ステップS605又はステップS1002で受信すべきと決定された電子メールがあるか否かを判断する。受信すべき電子メールが1つ以上有る場合は、ステップS608に進み、受信すべき電子メールが無い場合(0の場合)は、ステップS601に戻る。
ステップS608では、CPU111は、電子メールを受信し、添付ファイルから印刷に使用する画像データを生成する。また、CPU111は、画像データを生成する際に当該画像データがカラーであるかモノクロであるかを判断し、当該画像データのカラー情報としてRAM113に一時的に記憶する。
ステップS609では、CPU111は画像データの印刷処理を行う。詳細は図11のフローチャートで説明する。
ステップS1101では、CPU111は、画像データがカラーか否かを判断する。CPU111は、ステップS608で取得したカラー情報に基づいて当該画像データがカラーであると判断するとステップS1102に進み、モノクロであると判断するとステップS705に進む。ステップS1102では、CPU111は、ストレージ114に格納されたカラーモードの設定を参照し、カラーモードがモノクロ印刷モードであるか判断する。モノクロ印刷モードであれば、ステップS1103に進み、モノクロ印刷モードでなければ(カラー印刷モードであれば)ステップS704に進む。
ステップS1103では、CPU111は、手動によるPOPサーバへの問い合わせであるか判断する。ステップS601におけるPOPサーバへの問い合わせのトリガが手動による問い合わせに基づくものであればステップS1104に進む。一方、手動による問い合わせに基づくものでなければ(タイマ割り込みによる自動的な問い合わせに基づくものであれば)ステップS705に進む。
ステップS1104では、CPU111は、ストレージ114に格納された手動カラー受信プリントの設定を参照し、手動によるカラー受信プリントが許可されているか否かを判断する。手動によるカラー受信プリントを許可する設定であれば、ステップS1105に進み、手動によるカラー受信プリントを許可しない設定であれば、ステップS705に進む。
ステップS1105では、CPU111はカラー画像の印刷方法をユーザに問い合わせるための画面を表示する。図5(b)に示す画面506は、CPU111がパネル320に表示する画面の一例である。ユーザは画面506を介して「カラーで印刷」、「モノクロで印刷」、又は「印刷中止」を行うことができる。
ステップS1106では、CPU111は「カラーで印刷」が指定されたか否かを判断する。「カラーで印刷」が指定された場合は、ステップS704に進み、「カラーで印刷」が指定されない場合は、ステップS1107に進む。ステップS1107では、CPU111は、「印刷中止」が指定されたか否かを判断する。「印刷中止」が指定された場合は、ステップS711へ進み、「印刷中止」が指定されない場合は、ステップS1108に進む。ステップS1108では、CPU111は「モノクロで印刷」が指定されたか否かを判断する。「モノクロで印刷」が指定された場合は、ステップS705に進み、「モノクロで印刷」が指定されない場合は、ステップS1106に戻り、ユーザによる選択肢の指定を待つ。
ステップS704では、CPU111は印刷部120を制御し、カラー画像を印刷する。一方、ステップS705では、CPU111は、印刷部120を制御し、モノクロ画像を印刷する。なお、ステップS608で生成した画像データがカラー画像の場合は、画像データをモノクロに変換した後に印刷を行う。CPU111は、ステップS704又はステップS705の印刷が完了すると、ステップS707以降に進む。ステップS707以降の処理は、第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。ステップS707乃至ステップS711に示す印刷後の後処理が完了すると、図10のステップS610に進む。
図10の説明に戻り、ステップS610では、CPU111は、受信すべき電子メールがまだ残っている場合は、ステップS608に戻り、残りの電子メールの受信及び印刷処理を行う。一方、CPU111は、POPサーバから受信すべき電子メールを全て受信し終えると、ステップS601に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
なお、CPU111は、ステップS1105で表示する画面506において、更に画像データをプレビュー表示するようにしてもよい。この場合、CPU111は、画像データを表示するための選択肢を画面506に表示する。CPU111は、画像データを表示するための選択肢が指定された場合は、画像データをパネル320に表示する。
以上説明したように、本実施形態では、第1の実施形態の動作に加えて、ユーザがパネル320を介して手動でPOPサーバへの問い合わせを行う場合は、モノクロで代替印刷したカラー画像が添付された画像データを再受信する。受信した電子メールに添付された画像データをユーザ指示に基づく印刷モードで印刷するため、モノクロで代替印刷したカラー画像を再度カラーで印刷することができる。即ち、カラーで印刷されたシートでカラー画像を確認することができる。
また、ユーザ指示を行う場合に、電子メールの送信元情報(件名、アドレス、日付など)や当該画像データのプレビューを表示することができる。従って、ユーザは、受信した電子メールの送信元情報又は画像のプレビューなどを確認したうえで、印刷モードを決定することができる。
更に本実施形態では、手動による問い合わせを行う場合に、カラー受信プリントを許可するか否かをユーザ又は管理者が予め設定することができる。従って、ユーザの運用方針に基づいて、手動による問い合わせを行う場合にカラー印刷ができるモードと、モノクロで代替印刷するモードとを適切に切り替えることができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
102 PC
103 メールサーバ
111 CPU
116 操作部
120 印刷部

Claims (13)

  1. メールサーバから電子メールを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した電子メールに添付された画像データを印刷する印刷手段と、
    前記受信した電子メールに添付されたカラー画像をモノクロに変換して印刷する場合は、前記受信した電子メールを前記メールサーバから削除しないように制御し、電子メールに添付されたモノクロ画像をモノクロで印刷する場合は、前記受信した電子メールを前記メールサーバから削除するように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 電子メールに添付されたカラー画像をモノクロで印刷する場合に、前記電子メールを前記メールサーバから削除するか否かを設定する第1の設定手段を更に備える事を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、電子メールに添付されたカラー画像をモノクロで印刷する場合は、表示部に所定の通知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 電子メールのカラー印刷を行うか否かを設定する第2の設定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記受信した電子メールに添付されたカラー画像を、前記第2の設定手段による設定に基づいてカラーまたはモノクロで印刷することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 電子メールに添付されたカラー画像をモノクロで印刷する場合に当該電子メールのユニークIDを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記受信手段は、前記メールサーバに格納された電子メールを識別するためのユニークIDが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記格納された電子メールを受信せず、前記格納された電子メールのユニークIDが前記記憶手段に記憶されていない場合は、前記格納された電子メールを受信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶手段に記憶されたユニークIDと一致する電子メールを受信するか否かを設定する第2の設定手段を更に備え、
    前記第2の設定手段による設定に基づいて、前記記憶手段に記憶されたユニークIDと一致する電子メールを受信した場合は、当該電子メールに添付された画像のプレビュー表示を行う画像表示手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記メールサーバに電子メールを問い合わせる指示をユーザから受け付ける第1の受付手段を更に備え、
    前記受信手段は、前記第1の受付手段による指示の受け付けに応じて電子メールを受信することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の受付手段が前記指示を受け付けた場合であって、電子メールに添付された画像がカラー画像の場合に、処理の指定をユーザから受け付ける第2の受付手段と、
    前記第2の受付手段がモノクロで印刷する指示を受け付けた場合は、前記カラー画像をモノクロに変換して印刷させ、前記第2の受付手段がカラーで印刷する指示を受け付けた場合は、前記カラー画像をカラーで印刷させる印刷制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記印刷制御手段は、ユーザにより印刷を中止する指示を受け付けた場合は、前記カラー画像の印刷を中止することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2の受付手段は、前記処理の指定をユーザから受け付ける際に、前記電子メールの送信元に関する情報を表示することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2の受付手段は、前記処理の指定をユーザから受け付ける際に、前記カラー画像を表示部にプレビュー表示することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. シートに画像を印刷する画像形成装置の制御方法であって、
    メールサーバから電子メールを受信する受信工程と、
    前記受信工程により受信した電子メールに添付された画像データを印刷する印刷工程と、
    前記受信した電子メールに添付されたカラー画像をモノクロに変換して印刷する場合は、前記受信した電子メールを前記メールサーバから削除しないように制御し、電子メールに添付されたモノクロ画像をモノクロで印刷する場合は、前記受信した電子メールを前記メールサーバから削除するように制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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