JP2016167706A - アンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンテナ装置は、コイル巻回体を備えている。コイル巻回体は、コイルと平面状の磁性体を備えている。コイルは、磁性体の所定方向を軸として磁性体に対して巻回されている。アンテナ装置は、所定方向と直交する直交方向に位置する第1相手側アンテナ装置と通信可能である。アンテナ装置は、所定方向に位置する第2相手側アンテナ装置と通信可能である。
【選択図】図1
Description
コイル巻回体を備えるアンテナ装置であって、
前記コイル巻回体は、磁性体と、コイルとを備えており、
前記コイルは、前記磁性体の所定方向を軸として前記磁性体に対して巻回されており、
前記アンテナ装置は、前記所定方向と直交する直交方向に位置する第1相手側アンテナ装置と通信可能であり、
前記アンテナ装置は、前記所定方向に位置する第2相手側アンテナ装置と通信可能である
アンテナ装置を提供する。
前記アンテナ装置は、絶縁体からなる支持部材と、金属板とを更に備えており、
前記支持部材は、前記コイル巻回体を支持しており、
前記支持部材は、前記金属板に固定されており、
前記所定方向と直交する直交方向において、前記支持部材は前記コイル巻回体と前記金属板との間に介在している
アンテナ装置を提供する。
前記アンテナ装置は、複数の前記コイル巻回体を備えており、
前記支持部材は、前記複数の前記コイル巻回体を支持している
アンテナ装置を提供する。
第1乃至第3のいずれかのアンテナ装置と、前記第1相手側アンテナ装置とを備えた第1アンテナシステムであって、
前記第1相手側アンテナ装置は、前記アンテナ装置に対して、前記直交方向に位置するよう配置されている
第1アンテナシステムを提供する。
第1乃至第3のいずれかのアンテナ装置と、前記第2相手側アンテナ装置とを備えた第2アンテナシステムであって、
前記第2相手側アンテナ装置は、前記アンテナ装置に対して、前記所定方向に位置するよう配置されている
第2アンテナシステムを提供する。
第1の第1アンテナシステムであって、
前記第1アンテナシステムは、前記アンテナ装置を2つ備えており、
前記アンテナ装置は、前記直交方向において互いに対向するように配置されており、
前記アンテナ装置のうちの一つは、前記第1相手側アンテナ装置として機能する
第1アンテナシステムを提供する。
第1の第2アンテナシステムであって、
前記第2相手側アンテナ装置は、平面コイルアンテナであり、
前記第2相手側アンテナ装置は、FPCを備えており、
前記FPCには、コイルパターンが形成されている
第2アンテナシステムを提供する。
図1に示されるように、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置100は、コイル巻回体101と、絶縁体からなる支持部材110と、筐体の表面である金属板111を備えている。コイル巻回体101は、コイル102と平面状の磁性体103を備えている。ここで、磁性体103はフェライト焼結体であり、比透磁率が140相当、寸法はLa=40mm、Wa=10mm、Ta=0.2mmである。コイル101は、UEW線(φ0.14mm)である。磁性体103の比透磁率は、好ましくは40〜160である。コイル巻回体101は、磁性体103の所定方向(Z方向)を軸として、コイル間隔0.5mmで9ターン巻回されている。コイル101の巻回方向は、+Z側から見た場合、反時計回りとなっている。コイル巻回体101は、厚さ1mmの絶縁体からなる支持部材110に対して平行に張り付けられることにより、支持部材110に支持されている。支持部材110は、筐体の表面である金属板111に張り付けられている。即ち、支持部材101は、コイル巻回体101と金属板111の間に挟まれている。ここで磁性体103の軸方向(Z方向)は、金属板111と平行となっている。
図5に示されるように、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置800は、10個のコイル巻回体802と、支持部材810と、筐体の表面である金属板811とを備えている。また、各コイル巻回体802は直列に接続され、1つのコイル巻回集合体801を形成している。各コイル巻回体802は、コイル803と平面状の磁性体804とを備えている。各コイル巻回体802には、UEW線(φ0.14mm)のコイル803が、磁性体804の所定方向(Z方向)を軸として、コイル間隔0.5mmで5ターン巻回されている。コイル803の巻回方向は、+Z側から見た場合、反時計回りとなっている。磁性体804はフェライト焼結体であり、比透磁率が140相当、寸法はLs=3mm、Wa=10mm、Ta=0.2mmである。磁性体804の比透磁率は、好ましくは40〜160である。コイル巻回集合体801のサイズは、La=40mmとなっており、第1の実施の形態のアンテナ装置100のコイル巻回体101と同じサイズである。支持部材810は、厚さ1mmの絶縁体からなる。また各コイル巻回体802は、磁性体804の短辺方向(Ls方向:Y方向)に1mm間隔で整列され、支持部材810に対して平行に張り付けられることにより、支持部材810に支持されている。また、支持部材810は、筐体の表面である金属板811に張り付けられている。即ち、支持部材810は、各コイル巻回体802と金属板811の間に挟まれている。ここで磁性体804の軸方向(Z方向)は、金属板811と平行となっている。なお、本実施の形態では、各コイル巻回体802は直列に接続されているが、並列に接続されていてもよい。
本発明の第1の実施の形態のアンテナ装置100及び第2の実施の形態のアンテナ装置800における通信方向及び通信距離を確認するため、アンテナ装置100,800を用いた第1アンテナシステム200,900及び第2アンテナシステム400,1000における、各アンテナ装置100,800間、又はアンテナ装置100,800と第2相手側アンテナ装置300との間での通信距離の測定を行った。また比較例1及び比較例2として、アンテナ装置100,900の代わりに、一般的な平面アンテナ2000(図9(A)参照)を用いて通信距離の測定を行った。図9(A)に示すように、一般的な平面アンテナ2000は、コイル2001と磁性体2002を備えている。コイル2001は、磁性体2002のYZ平面上に平面コイルとして形成されている。また、磁性体2002は、アンテナ装置100,800で用いた磁性体103,804と同じ材質のものである。この平面アンテナ2000のサイズ(La×Wa×Ta)は、第1の実施の形態のアンテナ装置100のコイル巻回体101及び第2の実施の形態のアンテナ装置800コイル巻回集合体801のサイズと同じである。比較例1及び比較例2の具体的な内容としては、第1アンテナシステム200,900のように、2つの一般的な平面アンテナ2000をX軸方向においてコイル2001が対向するように配置し、通信距離の測定を行った(図9(B)参照)。また、比較例2の具体的な内容としては、第2アンテナシステム400,1000のように、一般的な平面アンテナ2000と第2相手側アンテナ装置300を用い、第2相手側アンテナ装置300を、一般的な平面アンテナ2000に対してZ軸方向に配置し、通信距離の測定を行った(図9(C)参照)。通信距離の測定結果を表1に示す。
表1には、アンテナ装置100,800を用いた第1アンテナシステム200,400の測定結果をX軸方向の通信距離として、またアンテナ装置100,800を用いた第2アンテナシステム900,1000での測定結果をZ軸方向の通信距離として、夫々表示している。これにより、一般的な平面アンテナ2000においては、X軸方向において通信可能となっているものの、Z軸方向においては第2相手側アンテナ装置300と通信できないことが分かる。一方、第1の実施の形態のアンテナ装置100及び第2の実施の形態によるアンテナ装置800については、X軸方向でのアンテナ装置100,800間での通信が確保されており、また、Z軸方向に配置された第2相手側アンテナ装置300との通信も可能となっていることが分かる。
101 コイル巻回体
102 コイル
103 磁性体
104 磁束
105 開口面
106 開口面
110 支持部材
111 金属板
200 第1アンテナシステム
300 第2相手側アンテナ装置
301 コイルパターン
302 開口面
400 第2アンテナシステム
800 アンテナ装置
801 コイル巻回集合体
802 コイル巻回体
803 コイル
804 磁性体
805 開口面
806 開口面
807 磁束
810 支持部材
811 金属板
900 第1アンテナシステム
1000 第2アンテナシステム
2000 平面アンテナ
2001 コイル
2002 磁性体
Claims (7)
- コイル巻回体を備えるアンテナ装置であって、
前記コイル巻回体は、磁性体と、コイルとを備えており、
前記コイルは、前記磁性体の所定方向を軸として前記磁性体に対して巻回されており、
前記アンテナ装置は、前記所定方向と直交する直交方向に位置する第1相手側アンテナ装置と通信可能であり、
前記アンテナ装置は、前記所定方向に位置する第2相手側アンテナ装置と通信可能である
アンテナ装置。 - 請求項1記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ装置は、絶縁体からなる支持部材と、金属板とを更に備えており、
前記支持部材は、前記コイル巻回体を支持しており、
前記支持部材は、前記金属板に固定されており、
前記所定方向と直交する直交方向において、前記支持部材は前記コイル巻回体と前記金属板との間に介在している
アンテナ装置。 - 請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ装置は、複数の前記コイル巻回体を備えており、
前記支持部材は、前記複数の前記コイル巻回体を支持している
アンテナ装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置と、前記第1相手側アンテナ装置とを備えた第1アンテナシステムであって、
前記第1相手側アンテナ装置は、前記アンテナ装置に対して、前記直交方向に位置するよう配置されている
第1アンテナシステム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置と、前記第2相手側アンテナ装置とを備えた第2アンテナシステムであって、
前記第2相手側アンテナ装置は、前記アンテナ装置に対して、前記所定方向に位置するよう配置されている
第2アンテナシステム。 - 請求項4記載の第1アンテナシステムであって、
前記第1アンテナシステムは、前記アンテナ装置を2つ備えており、
前記アンテナ装置は、前記直交方向において互いに対向するように配置されており、
前記アンテナ装置のうちの一つは、前記第1相手側アンテナ装置として機能する
第1アンテナシステム。 - 請求項5記載の第2アンテナシステムであって、
前記第2相手側アンテナ装置は、平面コイルアンテナであり、
前記第2相手側アンテナ装置は、FPCを備えており、
前記FPCには、コイルパターンが形成されている
第2アンテナシステム。
Priority Applications (1)
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JP2015046361A JP2016167706A (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015046361A JP2016167706A (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | アンテナ |
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JP2016167706A true JP2016167706A (ja) | 2016-09-15 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2015046361A Pending JP2016167706A (ja) | 2015-03-09 | 2015-03-09 | アンテナ |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010122753A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Smart:Kk | 金属対応センサ及び管理システム |
-
2015
- 2015-03-09 JP JP2015046361A patent/JP2016167706A/ja active Pending
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