JP2016167427A - 電線群保護具およびワイヤハーネス - Google Patents

電線群保護具およびワイヤハーネス Download PDF

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西脇 誠
Makoto Nishiwaki
誠 西脇
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Abstract

【課題】電線群とチューブ状外装材の自由度を確保しながら、電線群のチューブ状外装材とコネクタとの間の露出部を堅固に保護することができ、かつ露出部の扇状に広がりに対応した保護空間の大きさを調整することができる電線群保護具およびワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】第1の保護体21と第2の保護体22と、第1の保護体21と第2の保護体22が重なった係合状態を拘束する拘束具23を備え、第1の保護体21は、複数の電線11を覆うコルゲートチューブ14の端部14aを挟持するとともに、露出部12の正面側と裏面側を覆う第1の正面部と第1の裏面部を有するとともに、露出部の一側面側を覆う第1の側面部を有し、第2の保護体22は、第1の正面部と第1の裏面部の各外面に重なる第2の正面部と第2の裏面部を有するとともに、露出部12の他側面側を覆う第2の側面部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線群のチューブ状外装材とコネクタとの間の扇状に広がる露出部を堅固に保護する電線群保護具およびワイヤハーネスに関する。
従来、この種の電線群保護具として、電線群の扇状に広がる露出部を堅固に保護することができる電線カバーを備えたコネクタが開示されている(特許文献1参照)。
図10は、特許文献1の図3と実質的に同一のカバー付きのコネクタを示す図である。同図において、符号31は電線、符号32はコルゲートチューブ、符号33はコネクタ、符号40は電線カバーである。電線カバー40は、第1〜第4の分割体41〜44で構成され、電線31の回りを覆う。第1,第2の分割体41,42が先にコネクタ33に取り付けられ、第3,第4の分割体43,44が後からコルゲートチューブ32に取り付けられる。第1,第2の分割体41,42は互いに一体に組付けられ、また第3,第4の分割体43,44も互いに一体に組付けられる。第1,第2の分割体41,42と、第3,第4の分割体43,44とは、首振り可能に連結され、コルゲートチューブ32の中心線とコネクタ33の中心線との交差角が左右に30度の範囲内で首振り可能でかつ、最大に首を振った状態で、ロックされるようになっている。
特開2007−250397号公報
しかしながら、特許文献1のコネクタに係る従来の電線カバーは、電線群とチューブ状外装材との間の自由度を確保しながら、電線群の扇状に広がる露出部を堅固に保護することができるものの、以下のような問題点があった。まず、従来の電線カバーは、コネクタが横長であり、コルゲートチューブから外部に延出してコネクタに接続する電線の本数が、例えば10〜20本と相違することにより、電線の露出部の扇状に広がりが大きく異なる場合に、1種類の電線カバーで露出部を保護できる汎用性を備えていない。さらに、従来のコネクタは、4つの分割体で構成されているので、装着に手間がかかり、製作コストが高く付いていた。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電線群とチューブ状外装材との間の自由度を大きく確保しながら、電線群のチューブ状外装材とコネクタとの間の扇状に広がる露出部を堅固に保護することができ、かつ露出部の扇状に広がりに対応した保護空間の大きさを調整することができ、構成部品の点数が少なく、装着が容易で、製作コストを低減することができる電線群保護具およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明に係る電線群保護具は、上記目的達成のため、チューブ状外装材から外部に延出し扇状に広がってコネクタに接続される複数の電線の、前記チューブ状外装材と前記コネクタとの間の露出部を保護する電線群保護具であって、前記チューブ状外装材の端部を挟持しかつ前記露出部の正面側と裏面側を覆う第1の正面部と第1の裏面部を有するとともに、前記露出部の一側面側を覆う第1の側面部を有する第1の保護体と、前記第1の正面部と前記第1の裏面部の各外面に重なる第2の正面部と第2の裏面部を有するとともに、前記露出部の他側面側を覆う第2の側面部を有する第2の保護体と、前記第1の正面部と前記第2の正面部、および前記第1の裏面部と前記第2の裏面部の少なくとも一部が重なった係合状態で、該係合状態を拘束する拘束具を備えた構成である。
この構成により、本発明に係る電線群保護具は、第1の保護体をチューブ状外装材の端部に挟持するよう取り付けることにより、第1の保護体で電線群の扇状に広がる露出部の正面側と裏面側と一側面の三方を覆うことができ、次いで、第2の保護体を第1の保護体に対して他側から挟持するよう取り付けることにより、第2の保護体で電線群の扇状に広がる露出部の他側面を覆うことができる。
そして、第1の保護体と第2の保護体とは、チューブ状外装材の端部に支持されて、コネクタの接続面に近接するが干渉しない状態に、電線群の扇状に広がる露出部の周囲を堅固に覆って保護することができる。第1の保護体と第2の保護体とは、電線群の本数が異なり露出部の扇状の広がりが大きく異なっても、その大きさに応じて、第1の保護体と第2の保護体の接近・離隔方向の重ね合わせ寸法を調節されてから、拘束具で拘束されることにより、露出部の扇状の広がりに対応した保護空間の大きさを調整することができる。また、本発明に係る電線群保護具は、構成部品の点数が2つと少ないので、装着が容易であり、製作コストを低減することができる。
本発明に係る電線群保護具によれば、前記拘束具は、前記第1の保護体と前記第2の保護体との接近・離隔する方向に複数段階に拘束するように設けられていることが好ましい。
この構成により、本発明に係る電線群保護具は、露出部の扇状の広がりに対応した保護空間の大きさを調整することができる。
本発明に係る電線群保護具によれば、前記拘束具は、1つまたは複数の凸部と、1つまたは複数の凹部との係合構造であって、前記凸部と前記凹部とが、前記第1の正面部と前記第2の正面部との密着面並びに前記第1の裏面部と前記第2の裏面部との密着面にそれぞれ介在するように配設されていることが好ましい。
この構成により、本発明に係る電線群保護具は、第1の保護体と第2の保護体の接近・離隔方向の重ね合わせ位置を複数の異なった定位置に選択できて、位置決めロックできる。
本発明に係る電線群保護具によれば、前記第1の正面部の内面および第1の裏面部の内面に、前記第1の保護体と前記第2の保護体との接近・離隔する方向に延びていて、前記チューブ状外装材の端部の小径部外面に嵌合する凸条部を備えていることが好ましい。
この構成により、本発明に係る電線群保護具は、チューブ状外装材に対し第1の保護体を取付けると、第1の保護体がチューブ状外装材の長手方向に位置ずれすることがない。
本発明に係るワイヤハーネスは、上記目的達成のため、チューブ状外装材と、配線方向に対して略直交する一方向に所要長尺でかつ長尺方向に前記チューブ状外装材の径よりも大きな範囲で並ぶ複数の接続端子挿入孔を有するコネクタと、前記チューブ状外装材から外部に延出し扇状に広がって前記コネクタに接続される複数の電線と、前記複数の電線の、前記チューブ状外装材と前記コネクタとの間の露出部を保護する本発明に係る電線群保護具と、を備えた構成である。
この構成により、本発明に係るワイヤハーネスは、電線群のチューブ状外装材とコネクタとの間の扇状に広がる露出部を、2つの分割体からなる電線群保護具により堅固に保護することができ、かつ露出部の扇状に広がりに対応した保護空間の大きさを調整することができる。
本発明によれば、電線群とチューブ状外装材との間の自由度を大きく確保しながら、電線群のチューブ状外装材とコネクタとの間の扇状に広がる露出部を堅固に保護することができ、かつ露出部の扇状に広がりに対応した保護空間の大きさを調整することができ、構成部品の点数が少なく、装着が容易で、製作コストを低減することができる電線群保護具およびワイヤハーネスを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネスを示し、かつ電線の露出部に電線群保護具で覆うところを示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネスを示し、電線群保護具を取付けた状態を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る電線群保護具の第1,第2の保護体を対向させて示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電線群保護具の第1,第2の保護体を浅く組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電線群保護具の第1,第2の保護体を深く組み付けた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電線群保護具の第1,第2の保護体をコルゲートチューブに深く組み付けた状態を示す斜視図である。 図6におけるA−A断面図である。 本発明の一実施の形態に係る電線群保護具の第1の保護体をコルゲートチューブに組み付けた状態を示す斜視図である。 図8におけるB−B断面図である。 従来の電線カバーを備えたコネクタの断面図を示す。
以下、本発明に係る電線群保護具およびワイヤハーネスの一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1,図2に示すように、ワイヤハーネス1は、電線群10と、チューブ状外装材としてのコルゲートチューブ14と、コネクタ15と、電線群10の露出部12を保護する電線群保護具20と、を備えている。
電線群10は、コルゲートチューブ14から外方に延出した位置で、コネクタ15の複数の端子挿入孔16に対し1本ずつ分かれて接続される複数の電線11となっていて、各電線11の端末に接続端子13が付設されている。
複数の電線11は、全本数がいわゆる被覆電線であるが、これら電線は外皮で被覆されていなくてもよいし、アース線として使用される裸電線を含んで外皮で被覆されていてもよいし、さらに、複数の被覆電線と1本のアース線を導電性の網筒線であるシースで被覆され、さらにPVC製などの外皮で被覆された構成であってもよい。
電線群10は、外皮やシースを有する構成である場合には、コルゲートチューブ14から露出する位置に合わせて、外皮等を切除される。電線群10を構成する電線11の本数に、特に限定はない。
複数の電線11は、コルゲートチューブ14から外部に延出し、コルゲートチューブ14とコネクタ15との間の露出部12が扇状に広がり、各端末に備える接続端子13をコネクタ15の端子挿入孔16内に収容されることによりコネクタ15に接続される。露出部12の扇状の広がりの大きさは、電線群10を構成する電線11の本数によって決まる。
コルゲートチューブ14は、大径部と小径部とが軸線方向に交互に並び、一側の軸線方向に沿った断面形状が台形の波状である可撓性を有する、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどの合成樹脂製のチューブであり、電線群10の太さまたは電線11の本数に適切に対応する径サイズのものが選択される。
コネクタ15は、合成樹脂からなる成形体であり、配線方向に対して略直交する一方向に長尺でかつ該長尺方向に並ぶ複数の端子挿入孔16を有し、端子挿入孔16の全部または一部に複数の電線11の各端末に付設された接続端子13が収容される。コネクタ15は、一段に例えば20個の端子挿入孔16を有し、かつ、一段ないし複数段有している。
図3〜図9に示すように、電線群保護具20は、合成樹脂成形体である第1の保護体21および第2の保護体22を備え、最初に、第1の保護体21がコルゲートチューブ14の端部14aを挟持するように組付けられ(図8参照)、次いで、第2の保護体22が組付けられ(図6参照)、扁平な角筒状の保護空間Sを形成し(図7参照)、保護空間S内に電線群10の扇状に広がる露出部12を収容し保護する(図2,図6,図9参照)。
第1の保護体21は、露出部12に対し露出部12の扇状の広がり方向の一側から図1,図3に示す矢印A方向に移動して、コルゲートチューブ14の端部14aを挟持するとともに、露出部12の正面側と裏面側を覆う第1の正面部21aと第1の裏面部21bを有するとともに、露出部12の一側面側を覆う第1の側面部21cを有し、扇状に広がる露出部12の三方を覆う。
第1の保護体21は、第1の正面部21aの内面および第1の裏面部21bの内面に、第1の保護体21の第2の保護体22との接近・離隔する方向に延びていて、コルゲートチューブ14の端部の小径部外面14bに係合する2つの凸条部24を備えている。
凸条部24がコネクタ15から離れる側に寄って設けられることにより、第1の保護体21がコルゲートチューブ14の端部に取り付けられると、第1の保護体21の凸条部24よりもコネクタ15に寄った部分がコルゲートチューブ14の端部より張り出して電線群10の露出部12を覆うことができる。また、凸条部24がコネクタ15から離れる側に寄って設けられることにより、第1の保護体21のコルゲートチューブ14の端部に被さる寸法を小さく抑えられて、ひいては、第1の保護体21の電線方向の寸法を小さくすることができる。
第2の保護体22は、露出部12に対し扇状の広がり方向の他側から図1,図3に示す矢印B方向に移動して、第1の正面部21aおよび第1の裏面部21bの各外面に重なる第2の正面部22aおよび第2の裏面部22bを有するとともに、露出部12の他側面側を覆う第2の側面部22cを有し、扇状に広がる露出部12の残りの一方を覆う。
図4は、第1の保護体21と第2の保護体22とが最大に離間して一体に組み合わさった状態である。この状態では、第1の正面部21aおよび第1の裏面部21bに設けられた各3つの凸部23aのうちの1つが、第2の正面部22aおよび第2の裏面部22bに設けられた各3つの凹部23bのうちの1つに嵌合する。この状態では、第1の保護体21と第2の保護体22とで形成される扁平な角筒状の最大の保護空間Sの開口は、コネクタ15の接続側端面の大きさに対応する電線群10を構成する電線11が最大本数、例えば20本に対応する大きさとなっている。
すなわち、電線群保護具20は、コルゲートチューブ14とコネクタ15との間の最大の扇状に広がる露出部12を収容し保護するときには、第1の保護体21と第2の保護体22とが最大に離間して一体に組み合わさった状態とする。なお、図6に示すように、扁平な角筒状の保護空間Sのコルゲートチューブ14側の開口は、コネクタ15側の開口よりも小さく絞られている。
図5〜図7は、第1の保護体21と第2の保護体22の重ね合わせ寸法が最大となるように一体に組み合わさった状態である。この状態では、第1の正面部21aおよび第1の裏面部21b設けられた各3つの凸部23aが、第2の正面部22aおよび第2の裏面部22bに設けられた各3つの凹部23bに嵌合する。この状態では、保護空間Sは、コネクタ15の接続側端面の大きさに対応する電線群10を構成する例えば10本の電線11を非接触で収容できる大きさとなる。
すなわち、電線群保護具20は、コルゲートチューブ14とコネクタ15との間の最小の扇状に広がる露出部12を収容し保護するときには、第1の保護体21と第2の保護体22との重ね合わせ寸法が最大となるように組み合わさった状態とする。
図3〜図6に示すように、電線群保護具20は、拘束具23を備えている。拘束具23は、第1の正面部21aと第2の正面部22aとの合わせ面並びに第1の裏面部21bと第2の裏面部22bとの合わせ面にそれぞれ介在するように配設され第1の保護体21と第2の保護体22とが接近・離隔する方向に組み合わさった複数段階の各係合状態の拘束を実現する。
詳述すると、この実施の形態では、第1の正面部21aおよび第1の裏面部21bには、第1の正面部21aおよび第1の裏面部21bに向かって突出する3つの凸部23aをそれぞれ有し、第2の正面部22aおよび第2の裏面部22bには、3つの凸部23aに対応する3つの凹部23bを有している。さらに、第2の正面部22aおよび第2の裏面部22bには、第2の正面部22aおよび第2の裏面部22bが撓んで間隔が開きやすくなるようにそれぞれに3つの薄肉部23cが形成されており、これにより、凸部23aと凹部23bとの係合が容易になっている。
電線群保護具20は、第1の保護体21と第2の保護体22とで形成する扁平な角筒状の堅固な保護空間Sを、電線群10の電線11の本数が少なく、複数の電線11が、コルゲートチューブ14とコネクタ15との間の小さい扇状に広がる露出部12を収容し保護することができる。
図8に示すように、本実施の形態に係る電線群保護具20によれば、最初に、第1の保護体21をコルゲートチューブ14の端部に挟持するよう取り付けることにより、第1の保護体21で電線群10の扇状に広がる露出部12の正面側と裏面側と一側面の三方を覆うことができ、次いで、第2の保護体22を第1の保護体21に対して他側から挟持するよう取り付けることにより、第2の保護体22で電線群10の扇状に広がる露出部12の他側面を覆うことができる。
図2に示す電線群保護具20とコネクタ15との隙間Cは、2〜3mmに設定するのが好ましい。第1の保護体21と第2の保護体22とは、コルゲートチューブ14の端部に支持されて、コネクタ15の接続面に近接するが干渉しない状態に、電線群10の扇状に広がる露出部12の周囲を堅固に覆って保護することができる。
第1の保護体21と第2の保護体22とは、電線群10の本数が異なり露出部12の扇状の広がりが大きく異なっても、その大きさに応じて、第1の保護体21と第2の保護体22の接近・離隔方向の重ね合わせ寸法を調節されてから、拘束具23で拘束されることにより、露出部12の扇状の広がりに対応した保護空間Sの大きさを調整することができる。また、本実施の形態に係る電線群保護具20は、構成部品の点数が2つと少ないので、装着が容易であり、製作コストを低減することができる。
本実施の形態に係る電線群保護具20によれば、拘束具23は、第1の保護体21と第2の保護体22との接近・離隔する方向に複数段階に拘束するように設けられているので、露出部12の扇状の広がりに対応した保護空間Sの大きさを調整することができる。
本実施の形態に係る電線群保護具20によれば、第1の保護体21と第2の保護体22との密着面に介在するように凸部と凹部とで構成される拘束具23備えたので、第1の保護体21と第2の保護体22の接近・離隔方向の重ね合わせ位置を複数の異なった定位置に選択できて、位置決めロックできる。
本実施の形態に係る電線群保護具20によれば、第1の正面部の内面および第1の裏面部の内面に、凸条部24を備えているので、コルゲートチューブ14に対し第1の保護体21を取付けると、第1の保護体21がコルゲートチューブ14の長手方向に位置ずれすることがない。凸条部24は、1つ備えていればよい。
本実施の形態に係るワイヤハーネス1によれば、複数の電線11の、コルゲートチューブ14とコネクタ15との間の露出部12を保護する本実施の形態に係る電線群保護具20を備えたので、電線群保護具20の効果を全て有し、電線群10のコルゲートチューブ14とコネクタ15との間の扇状に広がる露出部12を、2つの分割体からなる電線群保護具20により堅固に保護することができ、かつ露出部12の扇状に広がりに対応した保護空間Sの大きさを調整することができる。
本発明は、上記の実施の形態に替えて、以下の構成にしてもよい。
上記の実施の形態では、拘束具23について、3つの凸部23aと、3つの凹部23bとの係合構造を示したが、第1の保護体21寄りの1つの凸部23aと、3つの凹部23bとの係合構造としてもよく、また、凸部23aを第2の保護体22より第1の保護体21に向かい突出するように設けるとともに、凹部23bを第1の保護体21に設けるようにしてもよい。
上記の実施の形態では、チューブ状外装材としてコルゲートチューブを示したが、これに限定されるものではなく、例えば、エラストマーからなるチューブとしてもよい。
本発明によれば、電線群とチューブ状外装材との間の自由度を大きく確保しながら、電線群のチューブ状外装材とコネクタとの間の扇状に広がる露出部を堅固に保護することができ、かつ露出部の扇状に広がりに対応した保護空間の大きさを調整することができ、構成部品の点数が少なく、装着が容易で、製作コストを低減することができるという効果を有し、チューブ状外装材とコネクタとの間の電線群の露出部分を保護する電線群保護具およびワイヤハーネスの全般に有用である。
1 ワイヤハーネス
10 電線群
11 電線
12 露出部
13 接続端子
14 コルゲートチューブ(チューブ状外装材)
14a 端部
14b 小径部外面
15 コネクタ
16 端子挿入孔
20 電線群保護具
21 第1の保護体
21a 第1の正面部
21b 第1の裏面部
21c 第1の側面部
22 第2の保護体
22a 第2の正面部
22b 第2の裏面部
22c 第2の側面部
23 拘束具
23a 凸部
23b 凹部
24 凸条部

Claims (5)

  1. チューブ状外装材から外部に延出し扇状に広がってコネクタに接続される複数の電線の、前記チューブ状外装材と前記コネクタとの間の露出部を保護する電線群保護具であって、
    前記チューブ状外装材の端部を挟持しかつ前記露出部の正面側と裏面側を覆う第1の正面部と第1の裏面部を有するとともに、前記露出部の一側面側を覆う第1の側面部を有する第1の保護体と、
    前記第1の正面部と前記第1の裏面部の各外面に重なる第2の正面部と第2の裏面部を有するとともに、前記露出部の他側面側を覆う第2の側面部を有する第2の保護体と、
    前記第1の正面部と前記第2の正面部、および前記第1の裏面部と前記第2の裏面部の少なくとも一部が重なった係合状態で、該係合状態を拘束する拘束具を備えたことを特徴とする電線群保護具。
  2. 前記拘束具は、前記第1の保護体と前記第2の保護体との接近・離隔する方向に複数段階に拘束するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電線群保護具。
  3. 前記拘束具は、1つまたは複数の凸部と、1つまたは複数の凹部との係合構造であって、前記凸部と前記凹部とが、前記第1の正面部と前記第2の正面部との密着面並びに前記第1の裏面部と前記第2の裏面部との密着面にそれぞれ介在するように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の電線群保護具。
  4. 前記第1の正面部の内面および第1の裏面部の内面に、前記第1の保護体と前記第2の保護体との接近・離隔する方向に延びていて、前記チューブ状外装材の端部の小径部外面に嵌合する凸条部を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電線群保護具。
  5. チューブ状外装材と、
    配線方向に対して略直交する一方向に所要長尺でかつ長尺方向に前記チューブ状外装材の径よりも大きな範囲で並ぶ複数の接続端子挿入孔を有するコネクタと、
    前記チューブ状外装材から外部に延出し扇状に広がって前記コネクタに接続される複数の電線と、
    前記複数の電線の、前記チューブ状外装材と前記コネクタとの間の露出部を保護する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電線群保護具と、
    を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
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