JP2016167369A - 電気ヒータ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ部の内部に水が侵入した場合の陽極端子と陰極端子の異常短絡の発生を抑制できる電気ヒータを提供する。
【解決手段】電気ヒータのコネクタ部41において、コネクタハウジング44の内壁面に、陽極端子用排水通路をなす陽極用溝51と、陰極端子用排水通路をなす陰極用溝52とを別々に形成する。陽極用溝51は、陽極端子42からコネクタハウジング44に設けられた排水穴53に向かって延びている。陰極用溝52は、陰極端子43からコネクタハウジング44に設けられた排水穴54に向かって延びている。これによれば、陽極端子42と陰極端子43の間に付着した水による異常短絡の発生および溝に存在する水を介しての異常短絡の発生を防止できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電気ヒータに関するものである。
特許文献1に、車両用空調装置の暖房補助用熱源として用いられる電気ヒータが開示されている。この電気ヒータは、通電によって発熱する発熱素子によって空気を加熱する加熱部と、発熱素子と電源とを電気的に接続するためのコネクタ部とを備え、発熱素子として、正特性サーミスタ(PTC素子)が採用されている。
特許第4403956号公報
ところで、コネクタ部の内部に水が侵入した場合に、侵入した水が陽極端子と陰極端子をつなぐように両端子に付着すると、両端子の異常短絡が発生し、機能不具合が生じる可能性がある。例えば、両端子の間に水が付着すると、電気分解が生じて両端子が腐食する可能性がある。
特に、電気ヒータのうちPTC素子を用いたPTCヒータは、PTC素子に大電流を流すため、このような異常短絡の発生の回避が強く求められる。
そこで、この対策として、コネクタハウジングの内壁面に、各端子からコネクタ部の外部へ向かう溝を設けることで、両端子に付着した水を排出する方法が考えられる。
しかし、各端子から合流部で合流し、合流部からコネクタ部の外部へ向かうように、溝を設けると、陽極端子と陰極端子とが溝によってつながるため、溝に存在する水によって両端子の異常短絡が発生する恐れがある。
本発明は上記点に鑑みて、コネクタ部の内部に水が侵入した場合の陽極端子と陰極端子の異常短絡の発生を抑制できる電気ヒータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
通電によって発熱する発熱素子(23a)を有し、発熱素子によって空気を加熱する加熱部(21)と、
発熱素子と電源とを電気的に接続するためのコネクタ部(41)とを備え、
コネクタ部は、発熱素子と電気的に接続された陽極端子(42)および陰極端子(43)と、陽極端子および陰極端子を収容するコネクタハウジング(44)とを有し、
コネクタハウジングの内壁面に、陽極端子からコネクタ部の外部に向かって延びる陽極用溝(51)と、陰極端子からコネクタ部の外部に向かって延びる陰極用溝(52)とが別々に形成されていることを特徴としている。
ここで、請求項1に記載の「陽極端子からコネクタ部の外部に向かって延びる陽極用溝」には、陽極用溝が陽極端子に接する部分から延びている場合だけではく、陽極用溝が陽極端子からわずかに離れている部分から延びている場合も含まれる。同様に、「陰極端子からコネクタ部の外部に向かって延びる陰極用溝」には、陰極用溝が陰極端子に接する部分から延びている場合だけではく、陰極用溝が陰極端子からわずかに離れている部分から延びている場合も含まれる。
これによれば、陽極端子に付着した水を陽極用溝によってコネクタ部の外部に排水し、陰極端子に付着した水を陰極用溝によってコネクタ部の外部に排水できる。また、陽極用溝と陰極用溝とがつながっていないので、溝に存在する水を介して陽極端子と陰極端子の異常短絡が発生することがない。よって、本発明によれば、コネクタ部の内部に水が侵入した場合の陽極端子と陰極端子の異常短絡の発生を抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における車両用空調装置の概略構成を示す断面図である。 図1中のPTCヒータ20の斜視図である。 図2のPTCヒータ20の加熱部21の正面図である。 図2のPTCヒータ20の要部を示す斜視図である。 図2のPTCヒータ20の通電発熱素子列23の平面図である。 図2、3のPTCヒータ20の回路図である。 図2のPTCヒータ20のコネクタ部41の正面図である。 図7中のVIII−VIII線断面図である。 図7中のIX−IX線断面図である。 図7中のX−X線断面図である。 比較例1におけるコネクタ部J41の正面図である。 第2実施形態におけるPTCヒータ20のコネクタ部41の正面図である。 第3実施形態におけるPTCヒータ20のコネクタ部41の正面図である。 第4実施形態におけるPTCヒータ20のコネクタ部41の正面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明の電気ヒータを図1に示す車両用空調装置に適用したものである。この車両用空調装置は、ハイブリッド車やディーゼル車、またはガソリン車でも高効率などでエンジン水温の上がり難い車両や、寒冷地仕様車などにおいて、暖房開始時に即効性のある補助暖房熱源として、室内空調ユニット1に電気ヒータとしてのPTCヒータ20を組み込んだものである。
室内空調ユニット1の外郭を形成する空調ケース2の一端部に、内外気切替ドア3の切り替えにより外気導入口4または内気導入口5に連通する空気導入口6が設けられ、その空気導入口6に対応してブロワモータ7により駆動される遠心多翼ファンなどのブロワファン8が配置されている。空調ケース2の内部には、空気流の下流側に向かって、ブロワファン8の他に、空気を熱交換して冷風にするエバポレータ9、冷風を温風に熱交換する温水式ヒータのヒータコア10が順次配置されている。
また、ヒータコア10の上流側には、エバポレータ9を通過した冷風をヒータコア10に送風するか、後述のエアミックス部Mに送風するかを切り替えるエアミックスドア11が設けられている。本実施形態のPTCヒータ20は、空調ケース2内のヒータコア10の下流側に、ヒータコア10と並設するように配置されており、ヒータコア10の上流側から送風されてきた空気をPTCヒータ20の下流側に送風可能としている。
そして、PTCヒータ20の下流側には、冷風と温風とを混合して適度な温度にするエアミックス部Mが構成されており、その下流側の空調ケース2の他端部にはデフロスタ吹出口12、フェイス吹出口13およびフット吹出口14が形成されている。そして、デフロスタ吹出口12にはデフロスタドア15、フェイス吹出口13にはフェイスドア16、フット吹出口14にはフットドア17がそれぞれ配置されている。
図2に示すように、PTCヒータ20は、空気を加熱する加熱部21を備えている。加熱部21は、熱交換コア部とも呼ばれる部分である。なお、図2中の上下左右の各方向は、車両用空調装置に搭載された状態における方向を示している。このことは、他の図面においても同様である。
図3に示すように、加熱部21は、通電発熱素子列23と、電極板24と、熱交換フィン構成体22とをそれぞれ複数有する。本実施形態では、基本的に、通電発熱素子列23の一面側に電極板24が配置され、通電発熱素子列23の他面側に熱交換フィン構成体22が配置されており、この配置状態で、通電発熱素子列23と、電極板24と、熱交換フィン構成体22とがそれぞれ複数積層されて積層体が形成されている。また、本実施形態では、通電発熱素子列23を4つ、電極板24を5つ、熱交換フィン構成体22を5つ用いており、図3の積層体は、上記した基本的な積層構造に対して上側に電極板24を積層し、下側に熱交換フィン構成体22を積層した構成となっている。
なお、図3の積層体は、図2に示すように、図示しないばね部を有するフレーム25で積層方向の両端から押圧させるとともに、積層方向と直交する方向(図2では略左右方向)からハウジング26を嵌めることで保持されている。フレーム25とハウジング26は樹脂材料で成形されている。
図4、5に示すように、通電発熱素子列23は、複数個のPTC素子23aを、耐熱性を有する樹脂材料で成形する樹脂枠23bの中にインサート成形して一体に構成している。以下では、図3中の4列の通電発熱素子列23のそれぞれを、上から順に、第1通電発熱素子列231、第2通電発熱素子列232、第3通電発熱素子列233、第4通電発熱素子列234と呼ぶ。
図4に示すように、熱交換フィン構成体22は、アルミニウムの薄板を波形状に成形したコルゲートフィン22aと、このフィン22aを一定の形状に保つとともに、PTC素子23aや電極板24との接触面積を確保するためのアルミニウムプレート22bとをろう付け接合して構成したものである。
図4に示すように、電極板24は、金属の平板で構成されており、一方向に長く延びている。電極板24は、通電発熱素子列23の陽極側または陰極側に電気的に接続されている。以下では、図3中の5枚の電極板24のそれぞれを、上から順に、第1電極板241、第2電極板242、第3電極板243、第4電極板244、第5電極板245と呼ぶ。
そして、図6に示すように、第1電極板241は、第1通電発熱素子列231の陽極側に接続されている。第2電極板242は、第1通電発熱素子列231の陰極側と第2通電発熱素子列232の陰極側に接続されている。第3電極板243は、第2通電発熱素子列232の陽極側と第3通電発熱素子列233の陽極側に接続されている。第4電極板244は、第3通電発熱素子列233の陰極側と第4通電発熱素子列234の陰極側に接続されている。第5電極板245は、第4通電発熱素子列234の陽極側に接続されている。
なお、図6に示すように、PTCヒータ20の各電極板24は、ヒューズ31、通電スイッチ32を介して、電源と電気的に接続される。ヒューズ31は、各通電発熱素子列23を過電流から保護するためのものであり、通電スイッチ32は、各通電発熱素子列23に順次通電させるためのものである。
また、図2に示すように、PTCヒータ20は、コネクタ部41を備えている。コネクタ部41は、加熱部21の長手方向(図2の左右方向)一端側と他端側のハウジング261、262のうち一方のハウジング261に一体に形成されている。コネクタ部41は、各通電発熱素子列23と電源とを電気的に接続するための部分であり、図示しないワイヤーハーネスと接続される。
図7、8に示すように、コネクタ部41は、複数の陽極端子42および複数の陰極端子43と、これらの端子42、43を収容するコネクタハウジング44とを有している。コネクタハウジング44は、樹脂材料で成形されている。各端子42、43は、各電極板24の長手方向一側端部によって構成されている。このため、各端子42、43は、各電極板24と同じ平板形状である。なお、各端子42、43を、各電極板24と別体で構成し、各電極板24に接続してもよい。
本実施形態では、3つの陽極端子42と2つの陰極端子43が、上から順に交互に配置されている。以下では、3つの陽極端子42を上から第1陽極端子421、第2陽極端子422、第3陽極端子423と呼び、2つの陰極端子43を上から第1陰極端子431、第2陰極端子432と呼ぶ。
図8に示すように、第1陽極端子421、第2陽極端子422、第3陽極端子423は、それぞれ、第1電極板241、第3電極板243、第5電極板245の端部で構成されている。第1陰極端子431、第2陰極端子432は、それぞれ、第2電極板242、第4電極板244の端部で構成されている。
コネクタハウジング44は、陽極端子42と陰極端子43とが突出する底面部441と、底面部441に連なり、陽極端子42と陰極端子43の周囲を囲む筒状の側壁部442とを有している。
底面部441は、各端子42、43の延伸方向に対して直交する底面441aを有している。したがって、底面441aは、上下方向に沿っている。また、この底面441aから各端子42、43が突出している。換言すると、各端子42、43をなす各電極板24が底面部441を貫通している。
側壁部442は、底面部441から各端子42、43の延伸方向に対して平行な内壁面を有している。
そして、図7、9に示すように、底面部441には、陽極端子用排水通路をなす陽極用溝51と、陰極端子用排水通路をなす陰極用溝52とが形成されている。さらに、側壁部442のうち下方に位置する部分に排水部としての排水穴53、54が形成されている。
図10に示すように、排水穴54は、側壁部442のうち陰極用溝52に近い位置である根元側部分に形成されている。同様に、図示しないが、排水穴53は、側壁部442のうち陽極用溝51に近い位置である根元側部分に形成されている。
陽極用溝51は、図7に示すように、第1、第2、第3陽極端子421、422、423のそれぞれから排水穴53に向かって延びている溝であり、排水穴53は、コネクタ部41の外部と連通する連通穴である。したがって、陽極用溝51は、各陽極端子42からコネクタ部41の外部に向かって延びている。
具体的には、陽極用溝51は、底面部441のうち各陽極端子421、422、423の横方向一側(図7では左側)端部に近隣する近隣部から、横方向一側に向かって延びた後、下方に位置する排水穴53に向かって延びている。各陽極端子421、422、423のそれぞれから延びている陽極用溝51は、合流部51a、51bで合流しており、合流部51a、51bから排水穴53に向かって延びている。このため、本実施形態の陽極用溝51は、各端子42、43よりも横方向一側(図7では左側)に位置している。なお、ここでいう近隣部とは、端子に接する部分や、端子からわずかに離れた部分を意味する。図7の例では、陽極用溝51は、陽極端子42に接する部分から延びているが、陽極端子42に付着した水を陽極端子51に流すことができる程度に、陽極用溝51が陽極端子42から離れていてもよい。なお、陰極用溝52についても同様である。
陰極用溝52は、図7に示すように、第1、第2陰極端子431、432のそれぞれから排水穴54に向かって延びている溝であり、排水穴54は、コネクタ部41の外部と連通する連通穴である。したがって、陰極用溝52は、各陰極端子43からコネクタ部41の外部に向かって延びている。
具体的には、陰極用溝52は、底面部441のうち各陰極端子431、432の横方向他側(図7では右側)端部に近隣する近隣部から、横方向他側に向かって延びた後、下方に位置する排水穴54に向かって延びている。各陰極端子431、432のそれぞれから延びている陰極用溝52は、合流部52aで合流しており、合流部52aから排水穴54に向かって延びている。このため、本実施形態の陰極用溝52は、各端子42、43よりも横方向他側(図7では右側)に位置している。
次に、本実施形態のコネクタ部41と図11に示す比較例1のコネクタ部J41とを比較する。比較例1のコネクタ部J41は、排水通路となる溝50を、陽極端子42と陰極端子43のそれぞれから合流部50aで合流し、合流部50aから排水穴に向かうように設けた点が、本実施形態のコネクタ部41と異なるものである。なお、その他の構成は、本実施形態のコネクタ部41と同じである。
発明が解決しようとする課題の欄での説明のとおり、コネクタ部J41の内部に水が侵入した場合の両端子42、43の異常短絡の発生防止のために、比較例1のように溝50を形成することが考えられる。しかし、比較例1のように溝50を設けると、陽極端子42と陰極端子43とが溝50によってつながるため、溝50に存在する水によって両端子42、43の異常短絡が発生する恐れがある。
これに対して、本実施形態では、コネクタハウジング44の底面441aに、陽極端子42からコネクタ部41の外部に向かって延びる陽極用溝51と、陰極端子43からコネクタ部41の外部に向かって延びる陰極用溝52とが別々に形成されている。
これによれば、陽極端子42に付着した水を陽極用溝51によってコネクタ部41の外部に排水し、陰極端子43に付着した水を陰極用溝52によってコネクタ部41の外部に排水できる。また、陽極用溝51と陰極用溝52とがつながっていないので、溝に存在する水を介して陽極端子42と陰極端子43の異常短絡が発生することがない。よって、本実施形態によれば、コネクタ部41の内部に水が侵入した場合の陽極端子42と陰極端子43の異常短絡の発生を抑制できる。
なお、各端子42、43に付着した水を即座に排出できるように、陽極用溝51と陰極用溝52は、毛細管現象が生じる溝幅を有していることが好ましい。
ところで、陽極端子42と陰極端子43の異常短絡の発生を抑制する手段としては、コネクタ部41の内部への水の侵入を防止するために、コネクタ部41に特殊な防水機構を設けることが考えられる。しかし、特殊な防水機構を設けると、PTCヒータ20全体の製造コストが上昇してしまう。
これに対して、本実施形態は、コネクタ部41に設ける排水路の形を工夫することだけで、陽極端子42と陰極端子43の異常短絡の発生を抑制するものである。したがって、本実施形態によれば、コネクタ部41に特殊な防水機構を設ける場合と比較して、コスト上昇を抑えることができる。
また、陽極用溝51と陰極用溝52とを別々に形成した場合であっても、両者間の距離が短いと、各溝51、52から溢れた水が、陽極用溝51と陰極用溝52にまたがって存在することで、両端子42、43の異常短絡が発生する恐れがある。
これに対して、本実施形態では、陽極用溝51の全部が、陽極端子42と陰極端子43で構成される端子群よりも横方向一側に配置されており、陰極用溝52の全部が、端子群よりも横方向他側に配置されている。これにより、陽極用溝51と陰極用溝52の間の距離を長くでき、各溝51、52から水が溢れても、両端子42、43の異常短絡の発生を回避できる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して、陽極用溝51および陰極用溝52のレイアウトを変更したものであり、本実施形態のPTCヒータ20のその他の構成については、第1実施形態と同じである。
図12に示すように、本実施形態では、陽極用溝51は、陽極端子42の周囲全域に隣接している隣接部分511と、隣接部分511から排水穴53に向かって延びている延伸部分512とを有している。陽極用溝51と同様に、陰極用溝52も、陰極端子43の周囲全域に隣接している隣接部分521と、隣接部分521から排水穴54に向かって延びている延伸部分522とを有している。
このように、本実施形態によれば、各端子42、43の周囲全周に各溝51、52を設けているので、各端子42、43に付着した水の排出性を高めることができる。
また、陽極用溝51の延伸部分512は、各端子42、43で構成された端子群よりも横方向一側(図12では左側)に配置されており、陰極用溝52の延伸部分522は、その端子群よりも横方向他側(図12では右側)に配置されている。
このため、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、陽極用溝51と陰極用溝52の間の距離を長くでき、各溝51、52から水が溢れても、両端子42、43の異常短絡の発生を回避できる。
(第3実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して、コネクタ部41の陽極端子42および陰極端子43のレイアウトを変更したものである。
図13に示すように、本実施形態では、各端子42、43が上下方向に沿った2列に並んでいる。より具体的には、図13中の左側に、複数の陽極端子42が一列に並んでおり、図13中の右側に、複数の陰極端子43が一列に並んでいる。
そして、本実施形態においても、陽極用溝51と陰極用溝52とが別々に形成されている。また、陽極用溝51の全部が、陽極端子42と陰極端子43で構成される端子群よりも横方向一側に配置されており、陰極用溝52の全部が、端子群よりも横方向他側に配置されている。このため、本実施形態によれば、第1実施形態と同じ効果を奏する。
(第4実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して、コネクタ部41の陽極端子42および陰極端子43のレイアウトを変更したものである。
図14に示すように、本実施形態では、各端子42、43が上下方向に沿った2列に並んでいる。より具体的には、陽極端子42と陰極端子43とが、上下方向に交互にならんでいるとともに、横方向に交互に並んでおり、陽極端子42と陰極端子43とが混在している。
本実施形態においても、陽極用溝51と陰極用溝52とが別々に形成されている。このため、陽極用溝51と陰極用溝52とがつながっていないので、溝に存在する水を介して陽極端子42と陰極端子43の異常短絡が発生することがない。よって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、コネクタ部41の内部に水が侵入した場合の陽極端子42と陰極端子43の異常短絡の発生を抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(1)上記各実施形態では、陽極用溝51と陰極用溝52を、コネクタハウジング44の底面部441のみに形成したが、底面部441に加えて、コネクタハウジング44の側壁部442に形成してもよい。すなわち、陽極用溝51と陰極用溝52は、コネクタハウジング44の内壁面に形成されていればよい。
(2)上記各実施形態では、本発明の電気ヒータを、PTCヒータ20に適用したが、通電によって発熱する発熱素子を有する他の電気ヒータに適用してもよい。
(3)上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
20 PTCヒータ(電気ヒータ)
21 加熱部
23a PTC素子
41 コネクタ部
42 陽極端子
43 陰極端子
44 コネクタハウジング
441 コネクタハウジングの底面部
442 コネクタハウジングの側壁
51 陽極用溝
52 陰極用溝

Claims (3)

  1. 通電によって発熱する発熱素子(23a)を有し、前記発熱素子によって空気を加熱する加熱部(21)と、
    前記発熱素子と電源とを電気的に接続するためのコネクタ部(41)とを備え、
    前記コネクタ部は、前記発熱素子と電気的に接続された陽極端子(42)および陰極端子(43)と、前記陽極端子および前記陰極端子を収容するコネクタハウジング(44)とを有し、
    前記コネクタハウジングの内壁面に、前記陽極端子から前記コネクタ部の外部に向かって延びる陽極用溝(51)と、前記陰極端子から前記コネクタ部の外部に向かって延びる陰極用溝(52)とが別々に形成されていることを特徴とする電気ヒータ。
  2. 前記コネクタハウジングは、前記陽極端子および前記陰極端子が突出する底面部(441)と、前記底面部に連なり、前記陽極端子と前記陰極端子の周囲を囲む筒状の側壁部(442)とを有し、
    前記底面部に、前記陽極用溝および前記陰極用溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気ヒータ。
  3. 前記陽極用溝のうち前記コネクタ部の外部に向かって延びている部分(51、512)が、前記陽極端子と前記陰極端子で構成される端子群よりも横方向一側に配置されており、
    前記陰極用溝のうち前記コネクタ部の外部に向かって延びている部分(52、522)が、前記端子群よりも横方向他側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気ヒータ。

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