JP2016167028A - ラベル収納体およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール状にしても嵩張りにくくかつコストをできうる限り低減できるとともに、複数種のラベルの配合比ともいえる収納状態の正確性を担保可能なラベル収納体およびその製造方法を提供する。
【解決手段】表面に印刷されたラベル12と、ラベルの裏面から覆う剥離紙11と、ラベルの表面から覆うフィルム15と、を有し、剥離紙とフィルムとの周囲が仮着されて周縁仮着部16を形成し、周縁仮着部の内側にラベルが内包されるとともに、ラベルの裏面が仮着層13によって剥離紙に仮着されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明はラベル収納体およびその製造方法に関し、特に剥離紙上に型抜き配置されたラベルをフィルムで覆い、剥離紙とフィルムとをラベルの周囲で仮着することでラベルを剥離紙とフィルムの間に収納する技術に用いて好適な技術に関する。
従来、薬品能書、取扱説明書、商品説明書、懸賞応募券説明書などの各種説明書、保証書などの各種証明書類、小冊子、各種カード類、付録などの扁平状の収納物を商品に添付するために、特許文献1の図10に示すような収納ラベルが知られている。
特許文献1の図10に示す収納ラベル100は、上下2層のフィルム101,102の周縁部を接着することにより、2層のフィルム間に周縁接着部が形成され、且つ周縁接着部で囲われる領域内に収納部103が形成された本体104と、下層のフィルム102の裏面に設けられた粘着部105と、を備え、本体104の一側縁に略V字状の開封用切込部106が形成された構成からなる。
かかる収納ラベル100は、その収納部103に収納物107を収納し、粘着部105
を介して下層のフィルム102を商品にベタ状に貼付して使用される。
また、特許文献2には、その明細書における図1に示すように、裏面に接着剤、粘着剤(n)などを塗付した合成樹脂製基片(1)の上に、合成樹脂製フィルム(2)を覆い重ね、予め折り畳んだ能書片(3)を包み込むようにして、それらの周囲を熱溶着部分(t)とすることにより構成した能書ラベル(A1)が知られている。
この能書ラベル(A1)も、また、粘着剤(n)を介して合成樹脂製基片(1)を商品にベタ状に貼付して使用される。
一方、ラベルの保管については、ラベルが仮貼付された剥離紙をロール状にして保管する手法が一般に知られている。この場合、上述した収納タイプとされるラベルの場合、収納タイプの袋状ラベルを別途作成してこれを剥離紙上に仮着するため、ラベル単体を剥離紙上に仮着する場合と比較して、袋部分の厚みがそのままロール状に増加してしまう。
さらに、複数種類のラベルを所定の割合で混ぜて、これを順番に収納していく場合があるが、上記の従来例では、いちいち作業員が手作業で収納可能に並べていく作業が必要となる。
特開2006−309070号公報 特開平11−272170号公報
しかし、上記のように、ロール状にして保管する場合、剥離紙上に仮着されているラベルを収納するラベルであると、ラベル単体を剥離紙上に仮貼付してロール状にして保管する場合と比べて非常に厚さ方向に嵩張ることになるとともに、ロール径寸法とラベル厚さとの関係で、収納するラベルに不具合が生じる可能性があるという問題があった。
これは、収納ラベルおよび能書入りラベルのような収納タイプでは、ラベル単体よりも、通常厚さが大きくなってしまうことによる。
しかも、このようにして、収納タイプの袋状ラベルを生産すると、袋部分の基材をすべて新たに加えなくてはならず、非常にコスト高とならざるを得ない。
さらに、複数種類のラベルを所定の割合で混ぜて順番に収納していく場合、上記のような手作業であると、コスト的に実現可能でないとともに、複数種類のラベルを所定割合でシャッフルして配列すること、およびその正確性を担保することは非常に難しいという問題があった。特に、懸賞、あるいは、収納される種類の割合が非常に正確性を求められることがあり、手作業で対応することは困難性を有していた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ロール状にしても嵩張りにくくかつコストをできうる限り低減できるとともに、複数種のラベルの配合比ともいえる収納状態の正確性を担保可能なラベル収納体およびその製造方法を提供するという目的を達成しようとするものである。
本発明のラベル収納体は、表面に印刷されたラベルと、
前記ラベルの裏面から覆う剥離紙と、
前記ラベルの表面から覆うフィルムと、を有し、
前記剥離紙と前記フィルムとの間に前記ラベルが内包されて、その周囲が仮着されて周縁仮着部を形成するとともに、
前記ラベルの裏面が仮着層によって前記剥離紙に仮着されてなることにより上記課題を解決した。
本発明において、複数のラベル収納体が連続しており、その境界部分には切断線が形成されていることがより好ましい。
本発明のラベル収納体には、前記周縁仮着部には、紫外線硬化物質からなる周縁仮着層が形成されることが可能である。
また、本発明において、ラベル収納体の周縁には開封部として周縁仮着層が形成されていない領域が存在する手段を採用することもできる。
本発明のラベル収納体の製造方法は、長尺の剥離紙に仮着層によってラベル基材が仮着された原反から繰り出し供給する供給工程と、
前記ラベル基材表面に印刷する印刷工程と、
前記ラベル基材および前記仮着層を所定の輪郭形状に切断してラベルとするラベル形成工程と、
前記ラベル周囲に周縁仮着部を形成する周縁仮着層形成工程と、
長尺のフィルムを供給して、前記ラベルおよび周縁仮着層を覆うとともに、周縁仮着層により前記剥離紙と前記フィルムとを接着する周縁仮着工程と、
前記ラベルごとにその周囲の境界部分に切断線を形成してラベル収納体を形成する切断工程と、
を有することができる。
また、本発明のラベル収納体の製造方法は、前記切断工程後に、連続した複数のラベル収納体を巻回して巻き取る巻き取り工程を有することが好ましい。
本発明のラベル収納体の製造方法においては、前記長尺の剥離紙には、繰り出し方向に交差する方向にも複数のラベル収納体が連続して形成されることができる。
また、本発明において、前記周縁仮着層には、開封部として周縁仮着層が形成されていない領域を形成することもできる。
本発明のラベル収納体は、表面に印刷されたラベルと、
前記ラベルの裏面から覆う剥離紙と、
前記ラベルの表面から覆うフィルムと、を有し、
前記剥離紙と前記フィルムとの間に前記ラベルが内包されて、その周囲が仮着されて周縁仮着部を形成するとともに、
前記ラベルの裏面が仮着層によって前記剥離紙に仮着されてなることにより、ラベルの表裏には、剥離紙とフィルムがあるだけなので、連続した剥離紙を巻回した場合でも、厚さ方向の嵩を減らして、かつ安価にラベル収納体を提供することが可能となる。
本発明において、複数のラベル収納体が連続しており、その境界部分にはミシン目等の切断線が形成されていることにより、複数のラベル収納体が連続しつつ、分離可能に巻回することを可能にできる。
本発明のラベル収納体には、前記周縁仮着部には、紫外線硬化物質からなる周縁仮着層が形成されることにより、ラベル周囲を仮着して包装するともに、フィルムを剥がして収納されているラベルを取り出すことが容易になる。
また、本発明において、ラベル収納体の周縁には開封部として周縁仮着層が形成されていない領域が存在することにより、周縁仮着層が形成されていない領域を開封部として、より容易に開封することが可能となる。
本発明のラベル収納体の製造方法は、長尺の剥離紙に仮着層によってラベル基材が仮着された原反から繰り出し供給する供給工程と、
前記ラベル基材表面に印刷する印刷工程と、
前記ラベル基材および前記仮着層を所定の輪郭形状に切断してラベルとするラベル形成工程と、
前記ラベル基材の切断された不要部を除去するカスアゲ工程と、
前記ラベル周囲に周縁仮着部を形成する周縁仮着層形成工程と、
長尺のフィルムを供給して、前記ラベルおよび周縁仮着層を覆うとともに、周縁仮着層により前記剥離紙と前記フィルムとを接着する周縁仮着工程と、
前記ラベルごとにその周囲の境界部分にミシン目等の切断線を形成してラベル収納体を形成する切断工程と、
を有することにより、個別の収納用袋タイプの収納体を形成する従来に比べて、ラベルの包装に剥離紙を用いることにより、少なくとも裏面の一枚分厚さを削減することができるとともに、これにより、ロール状に券回しても嵩張りにくくして保管に好適なラベル収納体を製造可能とすることができる。
さらに、少なくとも裏面の一枚分厚さを削減することができるので、ラベル収納体の製造コストを削減するとともに、ラベル収納体の製造に際して発生する廃棄物を低減することが可能である。
また、本発明のラベル収納体の製造方法は、前記切断工程後に、連続した複数のラベル収納体を巻回して巻き取る巻き取り工程を有することにより、嵩張ることなく連続した複数のラベル収納体を巻回することができる。
本発明のラベル収納体の製造方法においては、前記長尺の剥離紙には、繰り出し方向に交差する方向にも複数のラベル収納体が連続して形成されることにより、より多数種のラベルに対して、その製造数割合や混合比などを正確に設定することができるとともに、ラベル種の割合を維持しつつ、単位時間当たりの製造数を増加させて、製造コストを低減することが可能となる。
また、本発明において、前記周縁仮着層には、開封部として周縁仮着層が形成されていない領域を形成することにより、周縁仮着層が形成されていない領域を開封部として、より容易に開封することが可能となる。
本発明によれば、収納タイプの袋部分に剥離紙を用いることにより厚さが大きくなることを抑制することができ、これにより、ロール状にしても嵩張りにくく保管に適したラベル収納体を提供することができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るラベル収納体の第1実施形態を示す断面図である。 本発明に係るラベル収納体の第1実施形態を示す平面図である。 本発明に係るラベル収納体の第1実施形態における複数連続状態を示す断面図である。 本発明に係るラベル収納体の第1実施形態における複数連続状態を示す平面図である。 本発明に係るラベル収納体の第1実施形態における製造装置を示す模式正面図である。 本発明に係るラベル収納体の第1実施形態における製造工程を示す断面図である。 本発明に係るラベル収納体の第1実施形態における製造工程を示すフローチャートである。 本発明に係るラベル収納体の第1実施形態における複数連続巻回状態を示す正面図である。 本発明に係るラベル収納体の第2実施形態を示す平面図である。
以下、本発明に係るラベル収納体とその製造方法の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるラベル収納体を示す断面図であり、図2は、本実施形態におけるラベル収納体を示す平面図であり、図3は、本実施形態におけるラベル収納体における複数連続状態を示す断面図であり、図4は、本実施形態におけるラベル収納体における複数連続状態を示す平面図であり、これらの図において、符号10は、ラベル収納体である。
本実施形態に係るラベル収納体10は、図1,図2に示すように、剥離紙11と、ラベル基材12と、仮着層(粘着剤)13と、印刷層14と、フィルム15と、周縁仮着部16と、非仮着部(開封部)17と、非仮着部18と、を有するものとされる。
本実施形態に係るラベル収納体10は、図1,図2に示すように、表裏2枚が重ね合わされた剥離紙11とフィルム15との間に、ラベルであるラベル基材12が収納され、その周囲が周縁仮着部16として仮着されたものである。
本実施形態に係るラベル収納体10は、図3,図4に示すように、もともとが、長尺状の剥離紙11が少なくとも連続してラベル収納体10Aとされており、これらラベル収納体10の境界に設けられたミシン目等の切断線19から切断したものとされている。
剥離紙11は、特に限定されず、例えば、合成樹脂製フィルム、紙、合成紙、不織布、合成樹脂フィルムと紙の積層体等からなる積層フィルムなど、公知のフィルムを使用することができるが、好ましくは、紙、樹脂等所定の材質からなる長尺材とされてなるとともに、その表面には、離型剤としてのシリコンオイル塗布などとされる表面処理が施されたものとされている。
本実施形態に係るラベル収納体10の剥離紙11の表面には、図1,図2に示すように、仮着層(粘着剤)13を介してラベル基材12が仮着されている。ラベル収納体連続体10Aでは、図3,図4に示すように、複数のラベル基材12がそれぞれ平面視して間隔を開けるように離間して仮着されている。
仮着層(粘着剤)13は、図1〜図4に示すように、エマルジョンタイプ、溶剤タイプなどの粘着材からなり、ラベル基材12を剥離紙11に仮着するとともに、ラベル収納体10の開封時には、容易に剥離可能とされている。
ラベル基材12は、上質紙、コート紙、フォイル紙、含浸紙、ポリエステル、塩化ビニール、ポリプロピレン、合成紙、アルミ材等のシート材からなり、表面に印刷可能であればよく、薬品能書、取扱説明書、商品説明書、懸賞応募券説明書などの各種説明書、保証書などの各種証明書類、小冊子、各種カード類、付録などの扁平状のラベルなどとして使用可能とされている。ラベル基材12は、図1〜図4に示すように、その平面輪郭は所定の形状とされ、例えば矩形とすることができる。
印刷層14は、ラベル基材12表面に印刷されたインク等とされ、所定の面積、デザイン、文字数、形状、凹凸、厚さ、表面状態、色彩、色数等となるように設定される。印刷層14は、また、フィルム15との密着性が所定の状態となるようにその組成が顔料、樹脂、溶剤、乾性油、補助剤などからなるものとされることや、顔料、樹脂、アクリル酸オリゴマー、アクリル酸モノマーとされることができる。
フィルム15は、図1〜図4に示すように、ラベル基材12を覆うものとされ、その材質は特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂フィルム、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂フィルム、など、公知のフィルムを用いることができる。またフィルム15は、透明フィルム、あるいは、半透明フィルムとされて、ラベル基材12における印刷層14のデザインを透視可能とすることができるが、これに限らず、所定の色、透過率を有するものとされる。
周縁仮着部16は、図1,図2に示すように、平面視した際に所定幅となるようにラベル基材12の周囲を囲んで、剥離紙11とフィルム15とを仮着するように設けられている。
周縁仮着部16は、ニス、アクリレートオリゴマー、アクリレートモノマー等の紫外線硬化物質からなる周縁仮着層16とされることができ、通常の熱溶着等による封印接着よりも密着度合いの弱い仮着とされており、容易に開封してラベルを取り出しやすくなっている。また、周縁仮着部16は、図3,図4に示すように、複数のラベル収納体10がミシン目19によって連続した状態では、隣接する周縁仮着部16と連続するように設けられていてもよい。
周縁仮着部16の外周の一部には、図1,図2に示すように、非仮着部17が設けられて開封部とされている。非仮着部17は、例えば、矩形とされる周縁仮着部16の角部に設けられることができ、周縁仮着部16の隣接する二辺のうち所定長さで形成される三角形状の領域として形成されることができる。この非仮着部17では、剥離紙11とフィルム15とが仮着されていないので、ラベル収納体10を開封する際に、この開封部から容易に開封することが可能となる。
非仮着部(開封部)17は、図3,図4に示すように、複数のラベル収納体10がミシン目19によって連続した状態では、周縁仮着部16の対応する位置に設けられることもできるが、例えば、隣接する周縁仮着部16どうしで、非仮着部(開封部)17が連続するように設けることもできる。
ラベル基材12と周縁仮着部16との間には、図1,図2に示すように、平面視して周縁仮着層16が設けられておらず仮着されていない非仮着部18が設けられる。この非仮着部18は、必要に応じて設けることができるが、非仮着部18を設けずに、ラベル基材12と周縁仮着部16とを平面視して隣接するように構成することもできる。また、非仮着部18を周縁仮着部16の幅方向に延長して、所定の位置まで延在する部分を形成することや、非仮着部18と非仮着部(開封部)17とを連続すること、複数の非仮着部18を周縁仮着部16の周方向に離間して設けることなども可能である。
ミシン目(切断線)19は、図3,図4に示すように、複数のラベル収納体10が連続した状態とされた場合に、これらラベル収納体10の境界位置に設けられるものとされ、剥離紙11とフィルム15との両方にミシン目として切断線19を設けることや、剥離紙11にミシン目として切断線19を設けフィルム15を切断状態とすることや、剥離紙11を切断状態としてフィルム15にミシン目として切断線19を設けることや、が可能である。
本実施形態に係るラベル収納体10は、長尺状の剥離紙11の上に、ラベル基材12が規則的に配列されて仮着されており、剥離紙11をフィルム15で覆い、各ラベル基材12を平面視した周囲で剥離紙11とフィルム15とが仮着されるように構成されている。
ここで、ラベル基材12表面には印刷層14が印刷され、各ラベル基材12は、例えば、後述する搬送方向Kおよびこの搬送方向Kと交差する紙幅方向に、それぞれ規則的に配列され、配列された各ラベル基材12の間には、それぞれのラベル基材12の周囲を囲むように周縁仮着部16が設けられており、この周縁仮着部16によりフィルム15と剥離紙11とが仮着されるとともに、各ラベル基材12が接着層13により剥離紙11に仮着されている。
仮着されたフィルム15と剥離紙11とは、図3,図4に示すように、複数のラベル収納体10がミシン目(切断線)19によって連続した状態とされ、この場合、長尺状の剥離紙11の表面にラベル基材12が規則的に配列されて仮着され、例えば、後述する搬送方向Kとなる切断線19を全切断とし、紙幅方向となる切断線19をミシン目とすることができる。
フィルム15と剥離紙11とは、周縁仮着部16によって配列されたラベル基材12ごとにその周縁を全周に亘って所定幅仮着される。周縁仮着部16で覆われる領域内部が収納部として形成され、ラベル基材(ラベル)12が収納される。
周縁仮着部16の角部とされる一部には、内包したラベル12を取り出すために一部分を仮着しない非仮着部(開封部)17が設けられ、これにより、フィルム15のめくり部分を確保することができる。
以下、本実施形態におけるラベル収納体の製造方法を図面に基づいて説明する。
図5は、本実施形態におけるラベル収納体の製造装置を示す模式正面図であり、図6は、本実施形態におけるラベル収納体の製造工程を示す断面図であり、図7は、本実施形態におけるラベル収納体の製造工程を示すフローチャートであり、図8は、本実施形態におけるラベル収納体の複数連続巻回状態を示す正面図である。
本実施形態におけるラベル収納体10を製造する製造装置20は、図5に示すように、供給部21と、印刷部22と、抜き部23と、カスアゲ部24と、周縁仮着層形成部25と、フィルム供給部26と、四方シール部27と、スリッタ部28と、巻き取り部29と、を有する。
本実施形態における製造装置20における供給部21は、図5に示すように、長尺状の剥離紙11に仮着層(粘着剤)13によって長尺状のラベル基材12が仮着されて巻回された原反から繰り出し供給するものとされる。図において、以後、長尺状の剥離紙11の搬送方向(繰り出し方向)を矢印Kとして表示する。
印刷部22は、図5に示すように、繰り出し供給された長尺状のラベル基材12表面に印刷を施して、所定の面積、デザイン、文字数、形状、凹凸、色彩、色数等となるように設定された印刷層14を形成する。
抜き部23は、図5に示すように、搬送方向Kの印刷部22より下流で、仮着層(粘着剤)13および印刷層14の形成された長尺状のラベル基材12を所定の形状に切断するとともに長尺状の剥離紙11は切断しないように設定されている。これにより、ラベル12を形成する。
カスアゲ部24は、図5に示すように、搬送方向Kの抜き部23より下流で、抜き部23において切断されたラベル12の周囲部分でラベル基材12の不要部12dを長尺状の剥離紙11から剥離・除去して巻き取るものとされる。
周縁仮着層形成部25は、図5に示すように、搬送方向Kの抜き部23およびカスアゲ部24より下流で、不要部12dを剥離・除去した長尺状の剥離紙11表面のうち、平面視してラベル基材12周囲となる部分に、紫外線硬化物質からなる周縁仮着層16を塗布・印刷等の所定の方法により形成するものとされる。
フィルム供給部26は、図5に示すように、搬送方向Kの周縁仮着層形成部25より下流で、ラベル12および周縁仮着層16の形成された長尺状の剥離紙11表面に、搬送方向Kに連続して長尺状のフィルム15を供給し、ローラ26aにより貼り合わせるものとされる。
四方シール部27は、図5に示すように、搬送方向Kのフィルム供給部26より下流で、紫外線硬化物質からなる周縁仮着層16を硬化させて周縁仮着部16とし、フィルム15と剥離紙11とを周縁仮着層16において仮着し、フィルム15および剥離紙11内に収納部を形成するものとされる。
スリッタ部28は、図5に示すように、搬送方向Kの四方シール部27より下流で、ラベル12の収納されたフィルム15と剥離紙11とに切断線19を形成して、個々のラベル12輪郭を形成するものとされる。
巻き取り部29は、図5に示すように、搬送方向Kのスリッタ部28より下流で、スリッタ部28によって個々のラベル12輪郭が形成されたラベル収納体10が連続した長尺状の剥離紙11を巻回して、連包とされたラベル収納体10をロール状に巻き取り収納するものとされる。
本実施形態におけるラベル収納体10の製造方法は、図7に示すように、長尺の剥離紙に仮着層によってラベル基材が仮着された原反から繰り出し供給する供給工程S01と、ラベル基材表面に印刷する印刷工程S02と、ラベル基材および仮着層を所定の輪郭形状に切断してラベルとするラベル形成工程S03と、ラベル基材の切断された不要部を除去するカスアゲ工程S04と、ラベル周囲に周縁仮着部を形成する周縁仮着層を形成する周縁仮着層形成工程S05と、長尺のフィルムを供給して、ラベルおよび周縁仮着層を覆うフィルム供給工程S06と、周縁仮着層により剥離紙と前記フィルムとを接着する周縁仮着工程S07と、ラベルごとにその周囲の境界部分にミシン目等の切断線を形成してラベル収納体を形成する切断工程S08と、切断工程後に、連続した複数のラベル収納体を巻回して巻き取る巻き取り工程S09と、を有する。
本実施形態におけるラベル収納体10の製造方法は、まず、図7に示す供給工程S01として、図5に示す供給部21から、図6(a)に示すように、長尺状の剥離紙11に仮着層(粘着剤)13によって長尺状のラベル基材12が仮着された状態で巻回された原反から繰り出し供給する。この原反は、長尺状のラベル基材12の裏面全体に仮着層(粘着剤)13が形成されて、長尺状の剥離紙11に仮着されたものとされる。
次いで、図7に示す印刷工程S02として、図5に示す印刷部22において、図6(b)に示すように、供給部21から繰り出し供給された長尺状のラベル基材12表面に所定の間隔で、搬送方向Kに複数行、搬送方向Kと直交する幅方向に複数列となるように印刷を施して印刷層14を形成する。
例えば、印刷工程S02としては、図4に示すように、繰り出し方向(搬送方向)Kに交差する幅方向にも複数のラベルが形成されるように、搬送方向Kに5段、幅方向に4列印刷した例を示すことができる。印刷する内容は特に限定されるものではなく、図4に示すように、丸形、三角形、菱形、正方形、多角形等の図形や、ハートマーク、風景描写、動物描写の他、キャラクター表示等を挙げることができる。
また、剥離紙11の表面において、予めラベルの印刷層14と関連する情報、例えば、キャラクター紹介文、風景説明文、動物説明文等の印刷をおこなっておき、その後、ラベル基材12と剥離紙11とを仮着することにより、ラベル収納体10を開封してラベル12を剥離紙11から剥がした際に、剥離紙11の印刷内容を参照しながら、ラベル12の印刷層14の内容を楽しむことができる。
次いで、図7に示すラベル形成工程S03として、図5に示す抜き部23において、印刷部22により形成された印刷層14の輪郭に対応する外郭線(抜き輪郭)12cによって、仮着層(粘着剤)13および長尺状のラベル基材12を所定の輪郭形状に打ち抜いて切断し、長尺状の剥離紙11に仮着されたラベル12を形成する。このとき、抜き部23において長尺状の剥離紙11は切断せず、連続した状態を維持する。
次いで、図7に示すカスアゲ工程S04として、図5に示すカスアゲ部24において、図6(c)に示すように、抜き部23において切断されたラベル12の周囲部分でラベル基材12の不要部12dを長尺状の剥離紙11から剥離・除去して巻き取るものとされる。なお、抜き部23におけるラベル基材12の切断(ラベル形成工程S03)直後に、カスアゲ工程S04をおこない、ほぼ同時に切断とカスアゲとをおこなうことができる。また、カス上げを切断後所定時間経過してからおこなってもよい。
次いで、図7に示す周縁仮着層形成工程S05として、図5に示す周縁仮着層形成部25において、図6(e)に示すように、搬送方向Kの抜き部23およびカスアゲ部24より下流で、不要部12dを剥離・除去した長尺状の剥離紙11表面のうち、平面視してラベル基材12周囲となる部分に、紫外線硬化物質からなる周縁仮着層16を塗布・印刷等の所定の方法により形成する。このとき、周縁仮着層16においては、平面視して矩形となる周縁仮着層16の角部とされる一部に非仮着部(開封部)17となる領域、ラベル12周囲の非仮着部18となる領域に周縁仮着層16を形成しないことができる。
周縁仮着層16としては、例えば、ニス等の通常は糊殺し剤として使用される液体を印刷等により切断線19より3mm程度内側に塗布する。
次いで、図7に示すフィルム供給工程S06として、図5に示すフィルム供給部26において、図6(f)に示すように、ラベル12および周縁仮着層16の形成された長尺状の剥離紙11表面に、搬送方向Kに連続して長尺状のフィルム15を供給し、ローラ26aにより貼り合わせるものとされる。
次いで、図7に示す周縁仮着工程S07として、図5に示す四方シール部27において、図6(f)に示すように、紫外線硬化物質からなる周縁仮着層16をUV照射等により硬化させて周縁仮着部16とし、フィルム15と剥離紙11とを周縁仮着層16の領域において仮着し、フィルム15と剥離紙11との内側に収納部を形成するものとされる。
次いで、図7に示す切断工程S08として、図5に示すスリッタ部28において、ラベル12の収納されたフィルム15と剥離紙11とに切断線19を形成して、個々のラベル収納体10の輪郭を形成する。
次いで、図7に示す巻き取り工程S09として、図5に示す巻き取り部29において、図8に示すように、スリッタ部28によって個々のラベル収納体10の輪郭が形成された複数のラベル収納体10が連続した長尺状の剥離紙11を券回して、連包とされたラベル収納体10をロール状に巻き取り収納する。この場合厚さ方向の嵩が増さないためロール収納に適している。
さらに、本実施形態のラベル収納体10は、所定の枚数になるように個別に切断されて単包とし、例えば、菓子類の箱の内部におまけとして収納されることができる。
あるいは、例えば、図4に示す搬送方向Kの列ごとに5個ずつ連続した連包にしてこの状態で製品とすることもできる。
本実施形態のラベル収納体10の製造方法により、個別の収納用袋タイプの収納体を形成する従来に比べて、ラベルの包装に剥離紙11を用いることにより、少なくとも裏面の一枚分厚さを削減することができるとともに、これにより、図8に示すようにロール状に巻回しても嵩張りにくくして保管に好適なラベル収納体を製造可能とすることができる。
さらに、少なくとも裏面の一枚分厚さを削減することができるので、ラベル収納体10の製造コストを削減するとともに、ラベル収納体10の製造に際して発生する廃棄物を低減することが可能である。
本実施形態のラベル収納体10の製造方法により、複数種類の図柄とされたラベルを所定の枚数になるように個別に切断して単包とした際に、複数種類のラベルの図柄の混合割合、あるいは、分布を印刷工程S02において正確に設定することができる。また、必要な割合の正確性を維持した状態でラベルを手作業でラベル収納体に収納するといった工程を省略することができる。
以下、本発明に係るラベル収納体の第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図9は、本実施形態におけるラベル収納体10Bを示す平面図であり、本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、貫通孔11Aに関する点であり、これ以外の上述した第1実施形態と対応する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態におけるラベル収納体10Bは、図9に示すように、周縁仮着部16の外側領域を搬送方向Kに延長して、この延長領域16Bに貫通孔11Aを設けることができる。これにより、この貫通孔11AをPETボトル等とされる容器の首部分あるいは蓋部分に掛けることで、例えば、飲料製品のおまけ等として、ラベル12の収納されたラベル収納体10Bを使用することができる。
上述した各実施形態におけるラベル収納体10では、収納されるラベル12が一枚ものとされたが、複数枚のラベルあるいは複数ページのあるブックレットタイプのラベルとすることができる。
10,10A,10B…ラベル収納体
11…剥離紙
11A…貫通孔
12…ラベル基材(ラベル)
13…仮着層(粘着剤)
14…印刷層
15…フィルム
16…周縁仮着部
16…周縁仮着層
16B…延長領域
17…非仮着部(開封部)
18…非仮着部
19…ミシン目(切断線)
20…製造装置
21…供給部
22…印刷部
23…抜き部
24…カスアゲ部
25…周縁仮着層形成部
26…フィルム供給部
27…四方シール部
28…スリッタ部
29…巻き取り部
K…搬送方向(繰り出し方向)

Claims (8)

  1. 表面に印刷されたラベルと、
    前記ラベルの裏面から覆う剥離紙と、
    前記ラベルの表面から覆うフィルムと、を有し、
    前記剥離紙と前記フィルムとの間に前記ラベルが内包されて、その周囲が仮着されて周縁仮着部を形成するとともに、
    前記ラベルの裏面が仮着層によって前記剥離紙に仮着されてなることを特徴とするラベル収納体。
  2. 複数のラベル収納体が連続しており、その境界部分には切断線が形成されていることを特徴とする請求項1記載のラベル収納体。
  3. 前記周縁仮着部には、紫外線硬化物質からなる周縁仮着層が形成されることを特徴とする請求項1または2記載のラベル収納体。
  4. ラベル収納体の周縁には開封部として周縁仮着層が形成されていない領域が存在することを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のラベル収納体。
  5. 長尺の剥離紙に仮着層によってラベル基材が仮着された原反から繰り出し供給する供給工程と、
    前記ラベル基材表面に印刷する印刷工程と、
    前記ラベル基材および前記仮着層を所定の輪郭形状に切断してラベルとするラベル形成工程と、
    前記ラベル周囲に周縁仮着部を形成する周縁仮着層形成工程と、
    長尺のフィルムを供給して、前記ラベルおよび周縁仮着層を覆うとともに、周縁仮着層により前記剥離紙と前記フィルムとを接着する周縁仮着工程と、
    前記ラベルごとにその周囲の境界部分に切断線を形成してラベル収納体を形成する切断工程と、
    を有することを特徴とするラベル収納体の製造方法。
  6. 前記切断工程後に、連続した複数のラベル収納体を巻回して巻き取る巻き取り工程を有することを特徴とする請求項5記載のラベル収納体の製造方法。
  7. 前記長尺の剥離紙には、繰り出し方向に交差する方向にも複数のラベル収納体が連続して形成されることを特徴とする請求項5または6記載のラベル収納体の製造方法。
  8. 前記周縁仮着層には、開封部として周縁仮着層が形成されていない領域を形成することを特徴とする請求項5から7のいずれか記載のラベル収納体の製造方法。
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