JP2016166810A - 物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定物体が所定量より大きく移動した場合にも、被測定物体の移動情報を検出することのできる物体検出装置を提供する。【解決手段】被測定物体に照射されるドットパターンを形成するドットは、少なくとも複数の第1ドットと、複数の第2ドットとが混在してなり、複数の第2ドットの間隔は、複数の第1ドットの間隔よりも大きく、検出部は、少なくとも第1ドットにおける反射光に基づいて被測定物体の形状を検出し、検出部は、第2ドットにおける反射光に基づいて、被測定物体の移動情報を検出する。【選択図】図5

Description

本発明は、ドットパターンを有する測定光を被測定物体に照射し、この反射光に基づいて被測定物体を検出する物体検出装置に関する。
特許文献1に、コヒーレント光源を使用して被測定物体を検出する物体検出装置に関する発明が記載されている。
特許文献1に記載された物体検出装置は、コヒーレント光源から生成されたランダムスペックルパターンが照明領域に照射され、照明領域からの光応答が画像化ユニットで検出される。被測定物体が照明領域に移動したときに得られるパターン画像と、被測定物体が存在していないときのランダムスペックルパターンの参照画像とでスペックルパターンのずれを検出し、三次元測量法を利用して、被測定物体の三次元マップを構築する、というものである。
特許第5001286号公報
特許文献1に記載された物体検出装置は、スペックルパターンがランダムに形成され、照明領域に被測定物体が存在してスペックルパターンがずれたときは、参照画像で設定されていたランダムパターンの特徴との相対ずれを検出するものとなっている。
しかしながら、この方法では、各フレームごとに全てのスペックルパターンのずれを検出する手法であることから、被測定物体の形状を検知するには好適であるが、処理負荷が大きく、素早い動作に追従できるほど処理を早めることができないものであった。
そこで本発明は、被測定物体が素早く移動した場合にも、被測定物体の移動情報を検出することができると共に、被測定物体の形状を検出できる物体検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の物体検出装置は、光源と、光源から射出された光を所定のドットパターンを有する測定光に変換するパターン形成部と、測定光が被測定物体に照射され、反射された反射光を検出する受光素子と、受光素子が受光した反射光に基づいて、被測定物体の形状及び移動情報を検出する検出部と、を備えた物体検出装置であって、
ドットパターンを形成するドットは、少なくとも複数の第1ドットと、複数の第2ドットとが混在してなり、複数の第2ドットの間隔は、複数の第1ドットの間隔よりも大きく、検出部は、少なくとも第1ドットにおける反射光に基づいて被測定物体の形状を検出し、第2ドットにおける反射光に基づいて、被測定物体の移動情報を検出することを特徴としている。
本発明の物体検出装置は、移動情報を検出するための第2ドットの間隔を、被測定物体の形状を検出するための第1ドットの間隔よりも大きくしたことにより、被測定物体が所
定時間において、例えば第1ドットの間隔よりも大きく移動するような素早い動作をした場合でも被測定物体の移動情報を確実に検出することができる。
本発明の物体検出装置において、第1ドットと第2ドットは異なる特性値を有し、検出部は、特性値についての閾値に基づいて、第1ドットと第2ドットを判別することが好ましい。
これにより、第1ドットと第2ドットを明確に判別することができるため、被測定物体の形状及び移動情報をそれぞれ正確に検出することができる。
本発明の物体検出装置において、上記特性値は、輝度、ドット径、形状、明度、色相、波長、及び位相のうち少なくとも1つであることが好ましい。
これにより、測定条件等に合わせて、第1ドットと第2ドットの識別が容易かつ確実に行うことができる。
本発明の物体検出装置において、パターン形成部は、光源から射出された光を回折して複数のドットを形成する回折格子を有し、回折格子は、第1ドットに対応した第1の格子形状と、第2ドットに対応した第2の格子形状とを備えることが好ましい。
これにより、第1ドットと第2ドットの識別が容易となるため、被測定物体の形状の検出と移動情報の検出を正確かつ迅速に行うことが可能となる。
本発明の物体検出装置において、ドットパターンは所定の間隔を開けて、平面視にて正方格子状に規則的に配列されていることが好ましい。
このようにドットパターンを配置することにより、いずれかのドット像の位置に変化が生じたときに、最も近くに存在していたドット像を移動元であると判定し、これにより少ない演算量で被測定物体を検出することができる。
本発明によると、被測定物体が素早く移動した場合であっても、被測定物体の移動情報を検出することができると共に、被測定物体の形状を確実に検出することができる。
本発明の実施形態に係る物体検出装置を示す斜視図である。 図1に示す物体検出装置を上方から見た平面図である。 画像上での参照ドット像の移動を示す説明図である。 基準面に形成される参照ドットの配列を示す説明図である。 図4の参照ドットを拡大して示した図である。 撮像部材の画面に表示された参照ドット像の配列と移動を示す説明図である。 (A)(B)は、参照ドット像とエピポーラ線の向きとの関係を比較する説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る物体検出装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1と図2に示す物体検出装置1は、基準面2と、この基準面2に対向する光照射部材
10及び撮像部材20を有している。図1と図2に示す基準面2は平面であるが、基準面2は凹凸を有するものであってもよい。
図1と図2には、基準座標としてX−Y−Z座標が示されている。X−Y面は基準面2と平行な面であり、X−Z面は基準面2と垂直な平面である。
光照射部材10は、コヒーレント光源であるレーザー光源11と、レーザー光源11から発せられる発散光束14aを平行光束14bに変換するコリメートレンズ12と、コリメートレンズ12で変換された平行光束14bが通過する透過型のホログラム素子13とを有している。レーザー光源11は、人が目視できない近赤外線の波長領域のレーザー光を発する。あるいは、可視光のレーザー光を発するものであってもよい。ここで、コリメートレンズ12とホログラム素子13は、パターン形成部を構成する。
ホログラム素子13は位相型の回折格子であり、平行光束14bが回折されて、測定光として所定の発散角度を有する照射光束14cが形成され、照射光束14cが基準面2に与えられる。照射光束14cが基準面2に照射されると、基準面2に、複数の基準参照ドット31が投影される。複数の基準参照ドット31は、前記レーザー光がホログラム素子13で回折されて形成されるものであり、図4に示す例では、基準面2に小丸形状の基準参照ドット31が形成されている。基準参照ドット31の形状は小丸に限られるものではなく、任意の形状を選択できる。
図4に示すように、平面である基準面2に形成されている基準参照ドット31が、規則的な投影パターンに従って配列されて、基準パターン30(ドットパターン)が形成される。ここでの「規則的」とは、いずれか1つの基準参照ドット31に着目したときに、その基準参照ドット31とそれぞれの方向で隣接する基準参照ドット31との方向ならびに距離の相対関係が、他の全ての基準参照ドット31において同じである関係を意味している。
図4に示す基準パターン30では、基準参照ドット31が行方向と列方向へ一定のピッチで並ぶ正方格子状に配列している。行方向と列方向は、X−Y方向に対して傾いた状態で基準参照ドット31が照射されている。ここで、基準参照ドット31は、正方格子以外のパターン、例えば六角格子状に配置してもよい。
図5に示すように、基準参照ドット31は、複数の第1ドット131(黒い丸印)と複数の第2ドット231(白抜きの丸印)から構成され、一定のピッチdの間隔で配置されている。ここで、図5以外の図においては、簡略化のため、第1ドット131と第2ドット231を区別せずに表示している。第2ドット231は、2つの第1ドット131を間に入れるように配置され、第2ドット231間のピッチd’は、第1ドット131間のピッチdの3倍となる。第2ドット231の配置間隔は、物体検出装置の仕様等に応じて任意に設定することができ、例えば3つの第1ドット131ごとに配置してもよい。ここで、第1ドット131の配置密度(単位面積あたりの配置数)は、第2ドット231の配置密度の所定数倍、特に25〜49倍であることが好ましい。
第1ドット131及び第2ドット231は、ホログラム素子13の回折面の構成を異ならせることによって、特性値としての、基準面2における輝度が異なっている。ホログラム素子13は、回折面として、第1ドット131に対応した第1の格子形状と、第2ドット231に対応した第2の格子形状とを備えている。ここで、基準面2における第2ドット231の輝度は、第1ドット131の輝度よりも高くなっている。第1ドット131と第2ドット231の輝度の差は、検出環境や被測定物体の形状・色等によって生じる反射光の強度の変化に影響を受けない程度の大きさであることが好ましく、例えば、第2ドッ
ト231の輝度を第1ドット131の輝度の1.5〜10倍程度とするとよい。
上述の説明では、第2ドット231の輝度を第1ドット131の輝度よりも高くしていたが、逆に第1ドット131の輝度を第2ドット231よりも高くしてもよい。
また、第1ドット及び第2ドットが有する特性値として、輝度の違いに代えて、又は、輝度の違いに加えて、第1ドット131と第2ドット231とで、ドット径、形状、明度、色相、波長、及び位相のうち少なくとも1つ異ならせてよい。例えば、ドット径・出射強度等が異なるドットをそれぞれ形成可能な2つの光源を用意し、時間をずらしてコリメートレンズ12の光軸に沿ってそれぞれ入射させる。これによって、第1ドット131と第2ドット231のドット径・明度・波長・位相等に違いを生じさせることができる。また、ホログラム素子13の出射面近傍に基準パターンに対応したフィルタを設け、このフィルタを通してホログラム素子13からの出射光を基準面2に照射することによっても、ドット径・形状・明度・色相・波長等に違いを生成することができる。
図2には、光照射部材10から基準面2に向けて照射される照射光束14cの照射基準線Oaが示されている。照射基準線Oaは、レーザー光源11とコリメートレンズ12ならびにホログラム素子13の光軸に一致している。照射基準線OaはX−Z平面と平行な面内に位置しており、図2の平面図に示すように、照射基準線Oaは基準面2からの垂直線Hに対して90度未満の角度θを有して配置されている。
ホログラム素子13から基準面2に延びる照射光束14cの内部には、それぞれの基準参照ドット31に個別に対応する照射線15が含まれている。ホログラム素子13の回折現象で生成された複数の基準参照ドット31は、それぞれの照射線15と基準面2との交点に生成される。照射光束14cは発散光であるため、厳密には個々の照射線15が拡散角を有しているが、光照射部材10と基準面2との距離を十分に長く確保することで、図2に示すように、照射線15を互いにほぼ平行な配置関係として表すことができる。
図1では、光照射部材10と基準面2との間に被測定物体5が入り込んだ状態が示されている。図1では被測定物体5が人の手である。被測定物体5が入り込むと、その表面に参照ドットが投影される。本明細書では、被測定物体5の表面に投影された参照ドットを移動参照ドット32と呼んでいる。図2に示すように、移動参照ドット32は、個々の照射線15と被測定物体5の表面との交点に生成される。
図1と図2に示すように、撮像部材20はビデオカメラ21を有している。ビデオカメラ21は、CCD(電荷結合素子)、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)等の受光素子を備え、被測定物体からの反射光を検出する。図2には、ビデオカメラ21の撮像基準線Obが示されている。撮像基準線Obはビデオカメラ21の撮像視野の中心線であり、カメラレンズの光軸に一致している。撮像基準線Obは、X−Z面と平行な面内に位置し、この面内において、撮像基準線Obは垂直線Hと平行に配置されている。その結果、照射基準線Oaと撮像基準線Obとが、X−Z面と平行な面内で、角度θを有して対向している。図2に示す実施の形態では角度θは鋭角である。なお、前記角度θを有していれば、照射基準線Oaが垂直線Hと平行であってもよいし、照射基準線Oaと撮像基準線Obの双方が垂直線Hと非平行であってもよい。また角度θは鋭角に限られるものではない。
図3には、ビデオカメラ21で撮像された画像21aが示されている。画像21aには基準参照ドット像31aと移動参照ドット像32aが映し出されている。ここでの基準参照ドット像31aと移動参照ドット像32aは、基準参照ドット31の反射光を取得した像と、移動参照ドット32の反射光を取得した像を意味している。
照射基準線Oaと撮像基準線Obとが所定の角度θ(θは鋭角に限られない)で対向している結果、画像21aにおいては、移動参照ドット像32aが基準参照ドット像31aから延びるエピポーラ線E上に位置する。エピポーラ線Eは、画像21aにおいて、基準参照ドット像31aとその基準参照ドット像31aが移動した移動参照ドット像32aとを結ぶ仮想の直線である。
図2に示すように、撮像部材20では、ビデオカメラ21で取得された画像が、フレーム(コマ)毎にフレームメモリ22に蓄積される。フレームメモリ22には複数のフレーム分の画像が蓄積され、新たなフレームの画像が入力されると、最も古いフレームの画像が廃棄される。
フレームメモリ22に蓄積された画像21aは、フレーム毎に画像分析部23に送られ、前後のフレームの画像を比較してどのドット像が移動したかが分析され、分析結果が判別部24に送られる。ここで、画像分析部23と判別部24は、受光素子が受光した反射光に基づいて、被測定物体の形状及び移動情報を検出する検出部を構成する。
判別部24は、画像分析部23から出力された画像について、予め定めた閾値に基づいて、第1ドット131と第2ドット231を判別する。より具体的には、閾値よりも高い輝度を有するドットを第2ドット231と判別し、閾値以下の輝度を有するドットを第1ドット131と判別することで、測定対象として第1ドット131と第2ドット231とを分離する。
判別部24は、第1ドット131と第2ドット231の判別後に、第1ドット131における反射光に基づいて被測定物体5の形状を検出し、第2ドット231における反射光に基づいて被測定物体5の移動情報を検出する。ここで、移動情報は、複数の第2ドット231のそれぞれについての、基準面2に対応する平面内での移動速度や移動量、移動方向を含む。
物体検出装置1においては、移動情報を検出するための第2ドット231の間隔を、被測定物体5の形状を検出するための第1ドット131の間隔よりも大きくしたことにより、被測定物体5が所定量、例えば第1ドット131の間隔よりも大きな量より大きく移動した場合でも被測定物体5の移動情報を確実に検出することができる。また、移動情報を検出するためには第1ドット131を無視して第2ドット231のみを検出すればよく、且つ第2ドット231は第1ドット131よりも密度が小さく配置されているため、処理スピードを向上することができる。そのため、被測定物体5が速い速度で移動したとしても検出することが可能となる。
次に、前記物体検出装置1の測定動作について説明する。
物体検出装置1では、基準面2に基準参照ドット31が投影されている状態で、ビデオカメラ21で画像が取得される。その画像は、1フレーム毎にフレームメモリ22に蓄積され、画像分析部23では、次のように、前後のフレームの画像を比較してどの参照ドットが移動したかが分析される。
図6は、フレーム毎に取得される画像21aを説明するものであるが、この図には、互いに直交する横軸uと縦軸vが付加されている。横軸uは、図4に示す基準面2におけるX軸に対応し、縦軸vは基準面2におけるY軸に対応している。画像21aにおいて参照ドットが移動するエピポーラ線Eは、照射基準線Oaと撮像基準線Obとの対向状態により決まるもので、必ずしも横軸uや縦軸vと平行になるものではないが、図2と図6に示す実施の形態では、説明の都合上、参照ドットが移動するエピポーラ線Eが、横軸u(X軸)と平行となるように設定されている。
図6には、図4に示す基準参照ドット31の反射像である基準参照ドット像31aが白抜きの小丸で示されている。基準パターン30の照射領域に被測定物体5が存在していないときに取得される第1フレームの画像21aでは、複数の基準参照ドット像31aが、正方格子状に規則的に配列した基準パターン像30aを構成している。
第1フレームに続く第2フレームの画像21aが取得されたときに、被測定物体5が存在してその表面に移動参照ドット32が照射されていると、画像21aに移動参照ドット像32aが現れる。この移動参照ドット像32aは元の基準参照ドット像31a上を通るエピポーラ線E上に位置する。図6では、第2フレームの画像21aに現れた移動参照ドット像32aがハッチングを付した小丸で示されている。
また、既に基準パターン30の照射領域に存在している人の手などの被測定物体5が、前記照射領域内で動いたときは、移動参照ドット像32aが、その移動参照ドット像32aの元の位置を通過するエピポーラ線E上を移動する。
図6に示すように、この物体検出装置1では、第1フレームの画像21aで規則的に配置された基準参照ドット像31aが動いておらず、次の第2フレームの画像21aに移動参照ドット像32aが現れたとき、すなわち、第1フレームと第2フレームの間で、照射領域内に被測定物体5が入ったとき、第1フレームの基準参照ドット像31aと第2のフレームの測定対象となる移動参照ドット像32aとの間のエピポーラ線E上での移動距離L1が、第1フレームで既に取得されていた複数の基準参照ドット像31aのうちの移動元でない基準参照ドット像31aと測定対象である移動参照ドット像32aとの最短距離L2よりも短くなるように(L1<L2となるように)撮像条件が決められている。ここで検出の対象となるのは第1ドット131に対応する参照ドット像であるが、第2ドット231に対応する参照ドット像もこれに含めた方が、被測定物体5の形状検知を全体に亘って抜けが発生せずに行えるため、好適である。その際、第1ドット131と第2ドット231を判別するための閾値を用いずに処理をすれば良いため、容易に検出が可能である。
また、照射領域内に既に存在する被測定物体5が照射領域内で移動するときは、測定対象となるのは第2ドットに対応する参照ドット像のみであり、フレーム間で移動した測定対象となる移動参照ドット像32aのエピポーラ線E上での移動距離L1が、先のフレームの複数の移動参照ドット像32aのうちの移動元でない他の移動参照ドット像32aと測定対象となる移動参照ドット像32aとの最短距離L2よりも短くなるように(L1<L2となるように)撮像条件が決められている。
前記条件(L1<L2)は、撮像部材20の焦点距離(f)、光照射部材10と撮像部材10との基線長(B)、フレームレート(ν)、基準参照ドット31の最短ピッチ(d)、ならびに基準面2から垂直な方向での被測定物体5の寸法または移動量に依存する。ここで、被測定物体5は通常は人の手であり、その大きさと移動速度、ならびに基準面2に対するZ方向の操作位置を予め予測できる。そのため、撮像部材20の焦点距離(f)、光照射部材10と撮像部材20との基線長(B)、フレームレート(ν)、基準参照ドット31の最短ピッチ(d)を調整することで、前記条件(L1<L2)を満たすことが可能である。
前記条件(L1<L2)が満たされていると、基準面2の手前に被測定物体5が存在して移動参照ドット像32aが現れたときに、その直前のフレームで得られた画像21aの複数の基準参照ドット像31aのうち、移動参照ドット像32aから最も近い位置にある基準参照ドット像31aを、その移動参照ドット像32aの移動元であると特定すること
ができる。
同様に、既に基準面2の手前に位置する被測定物体5が移動し、移動参照ドット像32aが移動したときにも、その直前のフレームで得られた画像21aの複数の移動参照ドット像32aのうち、対象となる移動参照ドット像32aから最も近い位置にある移動参照ドット像32aを、その移動参照ドット像32aの移動元であると特定することができる。さらに、第2ドットの間隔d’を第1ドットの間隔dよりも広くしていることから、被測定物体5が素早く移動しても、移動参照ドットの特定を確実に行うことができる。
判別部24においては、画像分析部23から出力された画像について、面単位(フレーム単位)で判別処理を行う。判別部24は、輝度について予め定めた2つの閾値SA、SBに基づいて、画像分析部23から出力された画像中のドット像を2つのグループGA、GBに分類する。ここで、閾値SAは、閾値SBよりも大きな値であって、グループGAは輝度がSA以上であるドット像の第2ドット231に対応し、グループGBは輝度がSB以上SA未満であるドット像の第1ドット131に対応する。
判別部24は、輝度がSA以上となる明るいドット像のグループGAと、輝度がSB以上SA未満となる暗いドット像のグループGBとについて並行して判別処理を行う。この判別処理においては、被測定物体の動きが、グループGBのドット像によって被測定物体の形状及び移動情報を検出可能な速度範囲である場合には、グループGBのドット像を用いて被測定物体の形状及び移動情報を検出する。これに対して、被測定物体の動きが速く、グループGBのドット像の検出に欠落が生じる場合には、グループGAを用いて被測定物体の移動情報を検出する。
画像21a上で規則的に配列する基準参照ドット像31aと移動参照ドット像32aには、それぞれが区別できるように予め識別記号が付されている。この識別符号は座標点を表す番号などである。移動参照ドット像32aは、移動すると座標点が変るため、識別符号が変化し、対応する移動参照ドット像32aの識別符号がフレーム間で相違してしまう。ただし、判別部24では、移動後の移動参照ドット像32aから最も近い距離に存在していた基準参照ドット像31aまたは移動参照ドット像32aの識別記号が、移動した参照ドット像32aのものであると特定することが可能になる。
多数の基準参照ドット像31aまたは移動参照ドット像32aのうちの移動した参照ドットを特定することで、被測定物体5の形状や、被測定物体5がどの方向へ移動しているかなどを、判別部24で判別できるようになる。
上述の参照ドットの特定方法によれば、ランダムに配列した参照ドットを使用した従来例に比べて演算処理を軽減できる。さらに、画像上でエピポーラ線Eを特定できなくても、移動元の基準参照ドット像31aを特定できるため、被測定物体5の位置や移動を測定する演算処理を容易に行うことができる。
図6に示す実施の形態では、照射線15に相当しているエピポーラ線Eがu軸方向に延びているが、基準パターン像30aの行方向と列方向は、u軸とv軸と平行になっていない。すなわちエピポーラ線Eは、行方向ならびに列方向に角度を有して延びている。基準パターン像30aとエピポーラ線Eとの関係がこのように設定されていると、前記条件(L1<L2)を、さらに設定しやすくなる。
図7(A)は、エピポーラ線Eと、基準パターン像30aの行方向とが一致している例を示し、図7(B)は、エピポーラ線Eが、行方向と列方向に対して45度の角度に延びている例を示している。図7(A)では、基準参照ドット像31aとその次のフレームで
得られた移動参照ドット像32aとの距離が(d/2)を超えないように前後のフレームの取得時間を設定しないと、移動参照ドット像32aがどの基準参照ドット像31aから移動したのかが解らなくなる。(d)は基準参照ドット像31aの配列ピッチである。
これに対し、図7(B)では、移動参照ドット像32aと基準参照ドット像31aとの距離が(d/2)を超えたとしても、最短距離に有った基準参照ドット像31aを移動元であると特定することができる。
よって、エピポーラ線Eの方向を、行方向と列方向に対して45度±β(βは45度未満)の角度に設定しておくことで、フレームレートが低くても、移動参照ドット像32aの最短距離に有った基準参照ドット像31aを移動元である、と特定できるようになる。
図6に示す例のように、移動参照ドット像32aが現れたときに、または移動参照ドット像32aが移動したときに、その移動参照ドット像32aが、移動元の基準参照ドット像31aを中心とした一辺の長さが(d)である四角形領域35の内部に位置するようにフレームレートやその他の撮像条件を設定すれば、移動参照ドット像32aから最短に位置していた基準参照ドット像31aを移動元であると特定することが可能である。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係る物体検出装置は、被測定物体の形状だけでなく移動情報の検出に有用である。
1 物体検出装置
2 基準面
5 被測定物体
10 光照射部材
11 レーザー光源
12 コリメートレンズ
13 ホログラム素子
15 照射線
20 撮像部材
21 ビデオカメラ
30 基準パターン
30a 基準パターン像
31 基準参照ドット
31a 基準参照ドット像
32 移動参照ドット
32a 基準ドット像
131 第1ドット
231 第2ドット
E エピポーラ線
Oa 照射基準線
Ob 撮像基準線

Claims (5)

  1. 光源と、前記光源から射出された光を所定のドットパターンを有する測定光に変換するパターン形成部と、前記測定光が被測定物体に照射され、反射された反射光を検出する受光素子と、前記受光素子が受光した前記反射光に基づいて、被測定物体の形状及び移動情報を検出する検出部と、を備えた物体検出装置であって、
    前記ドットパターンを形成するドットは、少なくとも複数の第1ドットと、複数の第2ドットとが混在してなり、前記複数の第2ドットの間隔は、前記複数の第1ドットの間隔よりも大きく、
    前記検出部は、少なくとも前記第1ドットにおける前記反射光に基づいて被測定物体の形状を検出し、前記第2ドットにおける前記反射光に基づいて、被測定物体の移動情報を検出することを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記第1ドットと前記第2ドットは異なる特性値を有し、
    前記検出部は、前記特性値についての閾値に基づいて、前記第1ドットと前記第2ドットを判別することを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記特性値は、輝度、ドット径、形状、明度、色相、波長、及び位相のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項2に記載の物体検出装置。
  4. 前記パターン形成部は、前記光源から射出された光を回折して複数のドットを形成する回折格子を有し、前記回折格子は、前記第1ドットに対応した第1の格子形状と、前記第2ドットに対応した第2の格子形状とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の物体検出装置。
  5. 前記ドットパターンは所定の間隔を開けて、平面視にて正方格子状に規則的に配列されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の物体検出装置。
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