JP2016166620A - ボールバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】非乱流状態においても乱流状態とほゞ同じ容量係数を確保する。【解決手段】流量特性窓71の壁面71a’の最下流端を弁本体4内の流路3およびボール弁体5の貫通流路7の最狭径部とし、この最狭径部から流量特性窓71の壁面71a’の最上流端までの流路の壁面71a’を最狭径部に向かって傾斜させたテーパ面とし、この流量特性窓71の最狭径部から貫通流路7内に急激に流路を拡大させるようにする。【選択図】 図1

Description

この発明は、貫通流路を有するボール弁体を備えたボールバルブに関するものである。
従来より、各種の流体の流量制御、例えば空調用の冷温水の流量を制御するために使用される流量制御弁として、貫通流路を有するボール弁体をプラグとして備えたボールバルブが知られている。
図13に特許文献1に開示されたボールバルブの要部を示す。このボールバルブ1(1E)は、流体2の流路3を形成する弁本体4と、この弁本体4の内部に配設されたボール弁体5と、このボール弁体5を弁本体4の外部から回転させる弁軸6等で構成されている。
ボール弁体5は、弁軸6の軸線と直交する方向に貫通流路7を有し、弁本体4の内部中央に前後2つのシートリング8を介して弁軸6を中心として回転可能に配設され、外周面がシートリング8に接触する球面着座部を形成している。流体2は図示左(上流側)から右(下流側)へ流れる。
ボール弁体5の貫通流路7は、弁軸6の軸線と直交する貫通孔からなり、この貫通孔(貫通流路)7の上流側の開口部71が流量特性窓とされ、下流側の開口部72が直径Dの円形とされている。
図14(a)にボール弁体5を貫通流路7の上流側から見た図を示し、図14(b)にボール弁体5を貫通流路7の下流側から見た図を示す。
上流側の開口部(流量特性窓)71は、所定の流量特性を示す形状、この例では断面形状がボール弁体5の回転方向(矢印R方向)におおむね扇形となる形状とされている。また、流量特性窓71の下流側は、円形の開口部72に同径でつながる空洞(円柱状の空洞)とされている。
ボール弁体5には、その上面中央に凹部9が形成されており、この凹部9に弁軸6の下端6aが嵌合固定されている。弁軸6は、弁本体4の中央の筒部10にOリング11を介して回転可能に挿通されており、その上端6bが筒部10の上方に突出している。この弁軸6が手動または駆動モータ等の駆動装置によって駆動されることにより、弁軸6を中心としてボール弁体5が矢印R方向またはその逆方向にほゞ90゜の角度範囲内で回動される。
図13はボールバルブ1Eを全開とした状態を示している。この状態からボール弁体5を90゜回動させると、上流側の開口部71と下流側の開口部72が全閉状態となる。全閉と全開との中間開度においては、弁本体4内を流れる流体に対する上流側の開口部(流量特性窓)71の開き量に応じた量の流体が流れる。
このボールバルブ1Eは、例えば空調用の冷温水が流れる配管の途中に設置され、この配管への設置に際して必要流量に合わせた弁サイズ(容量係数)の選定が行われる。この必要流量に合わせたバルブの容量係数の選定をサイジングと呼んでいる(例えば、非特許文献1参照)。
特開2003−113948号公報 特許第5113722号公報
JIS B 2005−2−1(第2部:流れの容量−第1節:取付け状態における流れのサイジング式)
このボールバルブ1Eでは、流量特性窓71を流体が通過する際、この流量特性窓71の壁面71aに沿った流れがその壁面71aの最下流端から剥離し、流量特性窓71のすぐ下流に最縮流部(図15に示すA部)が形成される。この最縮流部の流れの様相によってバルブの容量係数が決まる。
従来のボールバルブ1Eでは、流量特性窓71の壁面(流路の壁面)71aが流体の流れ方向に沿った平行な平面とされており、最縮流部の流れが流量特性窓71の壁面71aの摩擦の影響を大きく受ける。この場合、流量特性窓71の壁面71aの摩擦(図15に示すB部の摩擦)は、流れが非乱流状態(低差圧、低温などの低レイノルズ数流れ)の場合と乱流状態の場合とでは異なる。
このため、非乱流状態のときのバルブの容量係数は、乱流状態のときのバルブの容量係数と大きく異なる値となり、レイノルズ数係数と呼ばれる固有の係数(FR値)を用いて補正する必要が生じる。一般的に、非乱流状態となるほど、FR値は小さくなる。すなわち、非乱流状態では、バルブの容量係数はFR値を乗じた分だけ小さくなる。
なお、特許文献2では、予め定められた基準差圧における弁開度と流量係数(容量係数)との関係を示す基準テーブルと、基準差圧より低い差圧や高い差圧における弁開度と流量係数(容量係数)との関係を示す特性テーブルとを用いて、流量制御弁の管路内を流れる流体の流量を算出している。
この特許文献2に示された方法では、弁開度と差圧が変わったときの流量係数(容量係数)を特性テーブルから求めることで流量を算出することができるが、従来のボールバルブ1Eにこの方法を適用した場合、流体温度が大きく変わると流体の動粘度が変わり、流量特性窓71のすぐ下流に形成される最縮流部の流れの様相が変わることから、算出した流量と実際の流量との差異が大きくなってしまい、精度良く流量を計測することが困難となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、非乱流状態においても乱流状態とほゞ同じ容量係数を確保することが可能なボールバルブを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、貫通流路を有するボール弁体を備え、このボール弁体を弁軸を中心として回動させることによって、弁本体内の流路を流れる流体に対する流量特性窓の開き量を調節するボールバルブにおいて、弁本体内の流路およびボール弁体の貫通流路の中の最狭径部から所定寸法上流までの流路の壁面が最狭径部に向かって傾斜したテーパ面とされていることを特徴とする。
本発明では、弁本体内の流路およびボール弁体の貫通流路の中の最狭径部から所定寸法上流までの流路の壁面を、最狭径部に向かって傾斜したテーパ面とする。これにより、所定寸法上流から最狭径部に向かって流路の壁面が徐々に狭められて行き、最狭径部のすぐ下流に形成される最縮流部の流れが流路の壁面の摩擦の影響を受け難くなる。この場合、最縮流部の流れは、最狭径部からの流体の剥離の仕方で決まるようになる。このため、非乱流状態と乱流状態とで最縮流部の流れの様相が変わることがなく、バルブの容量係数は非乱流状態であっても乱流状態のときとほゞ同じ値となる。
本発明では、弁本体内の流路およびボール弁体の貫通流路の中の最狭径部から所定寸法上流までの流路の壁面を最狭径部に向かって傾斜したテーパ面とするが、このテーパ面はボール弁体の貫通流路の壁面に形成するようにしてもよく、弁本体内の流路の壁面に形成するようにしてもよい。例えば、ボール弁体の流量特性窓の壁面をテーパ面としてもよく、弁本体内に設けたリテーナの内壁面をテーパ面としてもよい。
本発明によれば、弁本体内の流路およびボール弁体の貫通流路の中の最狭径部から所定寸法上流までの流路の壁面を最狭径部に向かって傾斜したテーパ面とするようにしたので、最狭径部のすぐ下流に形成される最縮流部の流れが流路の壁面の摩擦の影響を受け難くなり、非乱流状態と乱流状態とで最縮流部の流れの様相が変わらないようにして、非乱流状態においても乱流状態とほゞ同じ容量係数を確保することが可能となる。
本発明に係るボールバルブの一実施の形態(実施の形態1)の要部を示す図である。 このボールバルブにおける弁本体を上流側および下流側から見た図である。 このボールバルブにおける流量特性窓の下流に形成される最縮流部を示す図である。 このボールバルブにおける流量特性窓の壁面のテーパ角度とFR値との関係を示す図である。 実施の形態2のボールバルブの要部を示す図である。 実施の形態2のボールバルブの要部を拡大して示す図である。 実施の形態3のボールバルブの要部を示す図である。 実施の形態3のボールバルブの要部を拡大して示す図である。 実施の形態4のボールバルブの要部を示す図である。 実施の形態4のボールバルブにおける弁本体を上流側および下流側から見た図である。 実施の形態2のボールバルブの試験結果を示す図である。 実施の形態2のボールバルブに対応する従来型のボールバルブの試験結果を示す図である。 特許文献1に開示されたボールバルブの要部を示す図である。 特許文献1に開示されたボールバルブにおけるボール弁体を上流側および下流側から見た図である。 特許文献1に開示されたボールバルブにおける流量特性窓の下流に形成される最縮流部を示す図である。 実施の形態2のボールバルブに対応する従来型のボールバルブの要部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1は本発明に係るボールバルブの一実施の形態(実施の形態1)の要部を示す図である。同図において、図13と同一符号は図13を参照して説明した構成要素と同一或いは同等の構成要素を示し、その説明は省略する。
この実施の形態1のボールバルブ1(1A)では、流量特性窓71の壁面(流路の壁面)71a’を上流から下流に向かって狭めたテーパ面としている。すなわち、流量特性窓71の壁面71a’の最下流端を弁本体4内の流路3およびボール弁体5の貫通流路7の最狭径部とし、この最狭径部から流量特性窓71の壁面71a’の最上流端までの流路の壁面71a’を最狭径部に向かって傾斜させたテーパ面とし、この流量特性窓71の最狭径部から貫通流路7内に急激に流路を拡大させるようにしている。
図2(a)にボール弁体5を貫通流路7の上流側から見た図を示し、図2(b)にボール弁体5を貫通流路7の下流側から見た図を示す。
この実施の形態1のボールバルブ1Aでは、流量特性窓71の壁面71a’が最狭径部に向かって傾斜したテーパ面とされているので、最狭径部に向かって壁面71a’が徐々に狭められて行き、最狭径部のすぐ下流に形成される最縮流部(図3に示すA部)の流れが壁面71a’の摩擦(図3に示すB部の摩擦)の影響を受け難くなる。この場合、最縮流部の流れは、最狭径部からの流体の剥離の仕方で決まるようになる。このため、非乱流状態と乱流状態とで最縮流部の流れの様相が変わることがなく、バルブの容量係数は非乱流状態であっても乱流状態のときとほゞ同じ値となる。
これにより、本実施の形態では、非乱流状態のときのFR値が乱流状態のときのFR値とほゞ等しくなり、非乱流状態のときのバルブの容量係数を補正する必要がなくなる。図4に流量特性窓71の壁面71a’のテーパ角度とFR値との関係を示す。この関係から分かるように、テーパ角度を5〜10゜程度とすることにより、1に近いFR値を確保することができる。
また、本実施の形態において、特許文献2に示された方法を適用して流量の計測を行う場合、すなわち弁開度、弁前後差圧を計測し、弁内部に保有する流量係数(容量係数)テーブルから流量の算出を行うようにする場合、流体温度の変化によって流体の動粘度が変わっても、最縮流部の流れの様相は変わらないので、精度良く流量の計測を行うことができるようになる。
〔実施の形態2〕
図5に実施の形態2のボールバルブを示す。実施の形態1のボールバルブ1A(図1)では、ボール弁体5を球状としているが、実施の形態2のボールバルブ1(1B)では、ボール弁体5を半球状としている。以下、実施の形態1におけるボール弁体と区別するために、実施の形態1におけるボール弁体をボール弁体5Aとし、実施の形態2におけるボール弁体をボール弁体5Bとする。
ボール弁体5Bは、卵の殻のような形とされ、弁軸6の軸線と直交する方向に貫通流路7を有している。貫通流路7の上流側の開口部71は、ボール弁体5Aと同様、流量特性窓とされている。また、ボール弁体5Bの外周面は、シートリング8に接触する球面着座部を形成している。流体2は図示左(上流側)から右(下流側)へ流れる。
弁本体4には、ボール弁体5Bの上流側の管路に、リテーナ12とスプリング13と管路部材14とが嵌め込まれており、管路部材14を弁本体4の管路にねじ込むことによって、スプリング13を挾んでリテーナ12がシートリング8をボール弁体5Bの外周面に押し付けている。
この実施の形態2のボールバルブ1Bにおいても、実施の形態1のボールバルブ1Aと同様、流量特性窓71の壁面(流路の壁面)71a’を上流から下流に向かって狭めたテーパ面としている。
すなわち、図6に要部の拡大図を示すように、流量特性窓71の壁面71a’の最下流端を弁本体4内の流路3およびボール弁体5Bの貫通流路7の最狭径部とし、この最狭径部から流量特性窓71の壁面71a’の最上流端までの流路の壁面71a’を最狭径部に向かって傾斜させたテーパ面とし、この流量特性窓71の最狭径部から貫通流路7内に急激に流路を拡大させるようにしている。
〔実施の形態3〕
図7に実施の形態3のボールバルブを示す。実施の形態2のボールバルブ1C(図5)では、流量特性窓71の壁面(流路の壁面)71a’を上流から下流に向かって狭めたテーパ面としているが、実施の形態3のボールバルブ1(1C)では、流量特性窓71の壁面(71a)をテーパ面とはせずに、リテーナ12の内壁面(流路の壁面)12a’をテーパ面とする。
以下、実施の形態2におけるリテーナ12と区別するために、実施の形態2におけるリテーナをリテーナ12Aとし、実施の形態3におけるリテーナをリテーナ12Bとする。また、実施の形態3におけるボール弁体をボール弁体5Cとする。
すなわち、実施の形態3のボールバルブ1Cでは、図8に要部の拡大図を示すように、リテーナ12Bの内壁面12a’の最下流端を弁本体4内の流路3およびボール弁体5Cの貫通流路7の最狭径部とし、この最狭径部からリテーナ12Bの内壁面12a’の上流側の所定位置までの内壁面12a’を最狭径部に向かって傾斜したテーパ面としている。
このボールバルブ1Cでは、リテーナ12Bの最狭径部から、ボール弁体5Cの流量特性窓71を通して、貫通流路7内に急激に流路が拡大される。ボール弁体5Cの流量特性窓71は、リテーナ12Bの最狭径部よりも広い窓とされている。
〔実施の形態4〕
図9に実施の形態4のボールバルブを示す。実施の形態1のボールバルブ1A(図1)では、ボール弁体5Aの流量特性窓71を上流側としたが、実施の形態4のボールバルブ1(1D)では、ボール弁体5Bの流量特性窓71を下流側とする。このボールバルブ1Dにおいても、流量特性窓71の壁面(流路の壁面)71a’を上流から下流に向かって狭めたテーパ面としている。
但し、このボールバルブ1Dでは、流量特性窓71が下流側に位置しているので、流量特性窓71の壁面71a’は、ボール弁体5の外周面側から貫通流路7側に拡径するテーパ面とされる。図10(a)にボール弁体5(5D)を貫通流路7の上流側から見た図を示し、図10(b)にボール弁体5(5D)を貫通流路7の下流側から見た図を示す。
〔試験結果〕
図11および図12に、レイノルズ数に相当する係数を(Δp/(ρ1/ρ0))1/2/νとし、この(Δp/(ρ1/ρ0))1/2/νとFR値(レイノルズ数係数)との関係を求めた試験結果を示す。
図11は図5に示した実施の形態2のボールバルブ1B(流量特性窓の壁面をテーパ面としたタイプ)の試験結果であり、図12は図16に示すような実施の形態2のボールバルブ1Bに対応する従来型のボールバルブ1F(流量特性窓の壁面をテーパ面としていないタイプ)の試験結果である。
図11および図12に示した試験結果において、ψは相対容量係数(任意の弁開度における流量の、弁全開時の流量に対する比)を示し、Δpは上下流の間の差圧、ρ1は流体温度における流体の密度、ρ0は基準温度における流体の密度、νは動粘度を示す。(Δp/(ρ1/ρ0))1/2/νの値が小さいと流れは非乱流状態(低速、高動粘度(=低温))となる。図11と図12とを比較して分かるように、試作モデルでは、従来型モデルに対して、非乱流状態でのFR値が大きく改善されている。
なお、図9に示したボールバルブ1Dにおいて、ボール弁体5Dの流量特性窓の71の壁面71a’をテーパ面とせずに、ボール弁体5Dの下流側にリテーナを設け、このボール弁体の下流側に設けたリテーナの内壁面をテーパ面とするようにしてもよい。この場合、リテーナに最狭径部を設け、この最狭径部からリテーナの内壁面の上流側の所定位置までの内壁面を最狭径部に向かって傾斜したテーパ面とする。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1(1A〜1D)…ボールバルブ、2…流体、3…流路、4…弁本体、5(5A〜5D)…ボール弁体、6…弁軸、7…貫通流路、12(12A,12B)…リテーナ、12a,12a’…内壁面(流路の壁面)、71…開口部(流量特性窓)、71a,71a’…壁面(流路の壁面)。

Claims (3)

  1. 貫通流路を有するボール弁体を備え、このボール弁体を弁軸を中心として回動させることによって、弁本体内の流路を流れる流体に対する流量特性窓の開き量を調節するボールバルブにおいて、
    前記弁本体内の流路および前記ボール弁体の貫通流路の中の最狭径部から所定寸法上流までの流路の壁面が前記最狭径部に向かって傾斜したテーパ面とされている
    ことを特徴とするボールバルブ。
  2. 請求項1に記載されたボールバルブにおいて、
    前記テーパ面が前記ボール弁体の貫通流路の壁面に形成されている
    ことを特徴とするボールバルブ。
  3. 請求項1に記載されたボールバルブにおいて、
    前記テーパ面が前記弁本体内の流路の壁面に形成されている
    ことを特徴とするボールバルブ。
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