JP2016165852A - 光造形装置、造形物の製造方法、及び、造形物 - Google Patents

光造形装置、造形物の製造方法、及び、造形物 Download PDF

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Abstract

【課題】光硬化性樹脂の容器からの漏れ出しや周囲への飛散を効果的に防止しながら、容器に収容された光硬化性樹脂を補給することができる光造形装置を提供する。
【解決手段】光造形装置10は、筐体15と、槽11及び光照射装置12と、槽に供給されるべき光硬化性樹脂を収容した容器90を保持する保持体30と、を有する。保持体30は、筐体15に対して相対揺動して、容器90内の光硬化性樹脂が重力によって容器の注出口90aから流出しない姿勢にて当該容器を保持する第1位置と、容器内の光硬化性樹脂が重力によって容器の注出口から流出する姿勢にて当該容器を保持する第2位置と、の間を移動可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光硬化性樹脂を材料として造形物を形成する光造形装置に関する。また本発明は、造形物の製造方法及び造形物に関する。
昨今、例えば特許文献1に開示されているように、光造形装置が注目を浴びている。光造形装置は、3Dプリンタと呼ばれる装置の一つであり、三次元形状を有する造形物を、対応する三次元データから作製することができる。特許文献1では、処理槽内に貯留された液状の光硬化性樹脂の表層に所望のパターンで光を照射する。光硬化性樹脂の表層が、照射パターンに対応したパターンで硬化し、光硬化性樹脂の硬化物からなる樹脂層が得られる。樹脂層を順次積層して作製していくことで、三次元形状を有する造形物が得られる。特許文献1では、作製された樹脂層を一層分だけ光硬化性樹脂内に沈めた後、次の樹脂層が、直前に作製された樹脂層に重ねて作製される。
光造形装置において、光硬化性樹脂は、造形物を作製するための材料であり消耗品であり、都度補給される。特許文献1に開示された光造形装置では、処理槽内での光硬化性樹脂のレベルを一定に維持するようにして、光硬化性樹脂が補助槽105から処理槽104内に補給される工夫がなされている。
US8,298,472B2
消耗品である光硬化性樹脂は、通常、容器に収容された状態で流通される。一般に、容器の内容量は5kg〜20kgであり、なかでも10kgが一般的である。特許文献1に開示された光造形装置では、容器に収容された状態の光硬化性樹脂を補助槽に供給することになる。作業者は、把持した容器を傾斜させて、容器の抽出口から補助槽へ光硬化性樹脂を注ぎ出すことになる。この作業中、作業者は、光硬化性樹脂を収容した容器を保持し続けることになる。補助槽の高さや位置、補助槽の上部開口の大きさ等に依存して、作業性が著しく悪化することも想定される。また、光硬化性樹脂が、容器から注ぎ出す際や補助槽へ注ぎ込まれる際に、容器から漏れ出す可能性や周囲に飛散する可能性がある。とりわけ、光硬化性樹脂が、作業者の衣服等に付着することは好ましくない。このような問題は、特許文献1に開示された光造形装置に限られること無く、光造形装置における一般的な問題となっている。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、光硬化性樹脂の容器からの漏れ出しや周囲への飛散を効果的に防止しながら、容器に収容された光硬化性樹脂を補給することができる光造形装置を提供することを目的とする。
本発明による光造形装置は、
筐体と、
前記筐体内に設けられた槽と、
前記槽内の光硬化性樹脂に光を照射する光照射装置と、
前記槽に供給されるべき光硬化性樹脂を収容した容器を保持する保持体と、を備え、
前記保持体は、前記筐体に対して相対揺動して、前記容器内の光硬化性樹脂が重力によって前記容器の前記注出口から流出しない姿勢にて当該容器を保持する第1位置と、前記容器内の光硬化性樹脂が重力によって前記容器の注出口から流出する姿勢にて当該容器を保持する第2位置と、の間を移動可能である。
本発明による光造形装置において、
前記筐体は、開口を有する筐体本体と、前記開口を開閉可能な扉と、を有し、
前記第2位置において、前記保持体は、前記筐体の内部に位置し、
前記第1位置において、前記保持体の少なくとも一部分が、前記扉によって開放された前記開口を介して筐体外に位置するようにしてもよい。
本発明による光造形装置において、前記保持体は、水平方向に沿った揺動軸線を中心として前記第1位置と前記第2位置との間を揺動可能であるようにしてもよい。
本発明による光造形装置において、前記保持体は、前記第1位置において前記容器を下方から支持する底フレームと、前記底フレームに接続され且つ前記第1位置から前記第2位置へ移動する際に前記容器の後方に位置する側フレームと、を有するようにしてもよい。
本発明による光造形装置において、前記側フレームが、前記筐体に揺動可能に接続されていてもよい。
本発明による光造形装置において、
前記第1位置において、前記側フレームは、前記筐体への接続位置から垂下し、前記底フレームは、前記側フレームの前記筐体への接続位置よりも下方に位置し、
前記第2位置において、前記側フレームは、前記筐体への接続位置から延び上がり、前記底フレームは、前記側フレームの前記筐体への接続位置よりも上方に位置するようにしてもよい。
本発明による光造形装置において、前記底フレームに第1の取っ手が設けられ、前記側フレームの前記容器に対面する側とは反対側に第2の取っ手が設けられていてもよい。
本発明による光造形装置において、
前記保持体は、前記底フレーム及び前記側フレームの少なくとも一方に保持された固定用ベルトを、さらに有し、
前記固定用ベルトを用いて、前記容器が前記保持体に保持されるようにしてもよい。
本発明による光造形装置において、
前記底フレームは、前記第1位置において、前記容器に下方から接触して前記容器を支持する第1支持面及び第2支持面を有し、
前記第1支持面及び前記第2支持面は、前記保持体の揺動軸線と平行な方向に配列され、且つ、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜していてもよい。
本発明による光造形装置が、
前記筐体に対して固定され且つ前記保持体が前記第2位置に位置する際に前記容器を下方から支持する受け台を、さらに備え、
前記受け台は、前記容器に下方から接触して前記容器を支持する第1受け面及び第2受け面を有し、
前記第1受け面及び前記第2受け面は、前記保持体の揺動軸線と平行な方向に配列され、且つ、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜していてもよい。
本発明による光造形装置において、
前記保持体の前記筐体に対する接続にラチェット機構が用いられ、
前記ラチェット機構は、前記第2位置から前記第1位置へ向けた揺動を規制するようにしてもよい。
本発明による光造形装置において、前記揺動軸線を中心とする円周方向に沿った前記容器の厚みが、前記揺動軸線を中心とする半径方向に沿った前記容器の高さよりも小さくなる姿勢で、前記容器は前記保持体に保持されるようにしてもよい。
本発明による光造形装置において、前記揺動軸線を中心とする円周方向に沿った前記容器の厚みが、前記揺動軸線に沿った前記容器の幅よりも小さくなる姿勢で、前記容器は前記保持体に保持されるようにしてもよい。
本発明による光造形装置が、
前記容器の注出口に取り付けられる蓋を、さらに備え、
前記蓋は、前記容器に取り付け可能な蓋本体と、前記蓋本体を貫通して延びる筒状部材と、を有し、
前記蓋本体は、前記容器内の光硬化性樹脂を注出可能な孔を形成され、
前記筒状部材は、一端が前記容器の内部に開口し且つ他端が容器外に配置されていてもよい。
本発明によれば、光硬化性樹脂の容器からの漏れ出しや周囲への飛散を効果的に防止しながら、容器に収容された光硬化性樹脂を補給することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、光造形装置の全体構成を示す縦断面図である。 図2は、図1の光造形装置を用いた造形方法を説明するための図である。 図3は、図1の光造形装置を用いた造形方法を説明するための図である。 図4は、図1の光造形装置の第1位置に配置された保持体および保持体の周囲を、図1と同一の方向から示す図である。 図5は、図4に対応する図であって、図1の光造形装置の第2位置に配置された保持体および保持体の周囲を、図4と同一の方向から示す図である。 図6は、図4の保持体および保持体の周囲を、図4とは直交する方向から示す図である。 図7は、図5の保持体および保持体の周囲を、図6と同一の方向から示す図である。 図8は、保持体の筐体への接続箇所に用いられたラチェット機構を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図8は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、光造形装置10の全体構成を示す模式図である。光造形装置10は、光硬化性樹脂を用いて造形を行う装置である。図1〜図3に示すように、光造形装置10は、光硬化性樹脂を貯留した造形槽11と、造形槽11内の光硬化性樹脂に光を照射する光照射装置12と、造形槽11内を上下可能なテーブル13と、を有している。また、光造形装置10は、造形槽11内に配置されたカウンタバランス14と、制御装置19と、を有している。カウンタバランス14は、微量ではあるが、膨張または収縮することによって造形槽11内の光硬化性樹脂の液面lsのレベルを制御する。制御装置14は、光造形装置10の各構成、例えば、光照射装置12、テーブル13及びカウンタバランス14の動作等を制御する。制御装置14は、コンピュータによって構成され得る。
また、光造形装置10は、造形槽11及びテーブル13等を収容した筐体15を、有している。筐体15は、開口16aを有する筐体本体16と、開口16aを開閉可能な扉17と、筐体本体16内に設置された枠材18と、を有している。筐体本体16は、パネル材を箱状に組み合わせて形成されている。扉17は、筐体本体16に取り付けられ、筐体本体16に対して動作可能、例えば揺動可能となっている。枠材18は、例えば金属等からなり、筒状のパイプ材、断面コ字状のチャンネル材又は断面L字状のアングル材の形態を取っている。枠材18は、筐体本体16内に設置される各構成要素、例えば光照射装置12やテーブル13を支持する。
光硬化性樹脂は、光重合開始剤を含む液状の合成有機材料であり、光エネルギの作用で液体から固体に変化することができる。光照射装置12から照射される光として、エネルギ密度の高い紫外線が好適である。光照射装置12は、造形槽11内の所望の位置に光を照射することができるように構成されている。図示された例において、光照射装置12は、筐体15によって、筐体15の上部に支持されている。図示された光照射装置12は、筐体15の形成された開口を介して、筐体15内に配置された造形槽11内に向けて光を照射することができる。一例として、光照射装置12は、レーザー光源と、レーザー光源からの光の進行方向を変化させるガルバノミラー等の走査デバイスと、を有している。ただし、光照射装置12として、種々の公知の装置を採用することができる。
この光造形装置10では、切削等の機械加工によらず、三次元形状を有する造形物を作製することができる。この意味で、光造形装置10は、3Dプリンタとも呼ばれる。図示された光造形装置10では、まず、造形対象となるモデルについて、或る一方向に沿った各位置での断面形状が特定される。通常、この作業は造形実施前に制御装置19によって行われる。次に、図2及び図3に示すように、光照射装置12は、モデルの前記一方向における或る一つの位置での断面形状に対応したパターンで、造形槽11に貯留された光硬化性樹脂の液面lsに光を照射する。この結果、光が照射された領域において、光硬化性樹脂が硬化し、モデルの一つの断面形状を再現した一つの硬化物層xaが、テーブル13上に得られる。次に、作製された硬化物層xaの厚み分だけ、テーブル13を光硬化性樹脂内で降下させる。この状態で、図3に示すように、直前に作製された硬化物層xaに対応する一断面形状に隣接する位置でのモデルの断面形状に対応したパターンで、造形槽11に貯留された光硬化性樹脂の液面lsに光を照射する。この結果、光照射パターンに対応したパターンを有する硬化物層xbが、直前に作製された硬化物層xaに積層して得られる。直前に作製された硬化物層xa上に次の硬化物層xbを順次積層して形成していくことにより、モデルの全体形状を再現した造形物を作製することができる。なお、このとき造形槽11の液面lsは樹脂の硬化収縮や、テーブル13の沈み込みによって変動するが、これを抑制するためにカウンタバランス14や、特許文献1に開示された機構を用いることができる。
光造形装置10では、光硬化性樹脂は、造形物の原材料となり、消耗品である。光造形装置10での光造形にあたり、補給用の容器に収容されて流通する光硬化性樹脂を入手し、入手した光硬化性樹脂を造形槽11内に補給される必要も生じる。ただし、光硬化性樹脂を流通用の容器から造形槽11内に供給する際には、従来技術の欄で説明したように、不具合が生じ得る。この点、本実施の形態で説明する光造形装置10では、容器90に収容された光硬化性樹脂を造形槽11に補給する際に、光硬化性樹脂の容器90からの漏れ出しや周囲への飛散を効果的に防止するための工夫がなされている。以下、この工夫点を中心として、さらに、光造形装置10について説明する。
図1に示すように、光造形装置10は、筐体15に対して相対揺動可能な保持体30を有している。保持体30は、造形槽11に供給されるべき光硬化性樹脂を収容した容器90を保持することができる。この容器90は、光硬化性樹脂の製造元が用意した包装または流通用の容器とすることができる。すなわち、保持体30は、光硬化性樹脂の製造元が用意した包装または流通用の容器に適合して作製されるようにしてもよい。保持体30は、筐体15に対して相対揺動して、図4及び図6に示された第1位置と、図5及び図7に示された第2位置と、の間を移動することができる。図4及び図6に示すように、保持体30は、第1位置(非セット位置、取り付け位置)に配置された状態において、容器90内の光硬化性樹脂が重力によって容器90の注出口90aから流出しない姿勢にて当該容器90を保持する。一方、図5及び図7に示すように、保持体30は、第2位置(セット位置、供給位置)に配置された状態において、容器90内の光硬化性樹脂が重力によって容器90の注出口90aから流出する姿勢にて当該容器90を保持する。すなわち、図示された光造形装置10では、作業者が直接容器を抱えて、この容器から造形槽11に光硬化性樹脂を供給することを意図していない。図示された光造形装置10では、光硬化性樹脂を収容した容器90を保持体30に設置し、保持体30の向きを変化させることにより、保持体30に保持された容器90から光硬化性樹脂を造形槽11に供給するようになっている。
ここで、容器90は、例えば十分な耐薬品性と遮光性を有した樹脂からなる容器である。図示された例において、容器90は、いわゆるポリタンク等と呼ばれる汎用性に優れた容器である。この容器90は、略直方体状の輪郭を有しており、上面ts、底面bs、第1〜4側面1s,2s,3s,4sを含んでいる。このうち、互いに向かい合う第2側面2s及び第4側面4sは、略長方形形状に形成されている。図7に示すように、容器90は、注出口90aに加え、第2注出口90b及び把持穴90cを有している。把持穴90cは、通常の使用状態において上方に位置することを意図された上面tsに形成されている。注出口90aは、上面tsと側面の一つである第1側面1sとの境界となる位置を切り欠くことによって画成された傾斜面isに、設けられている。注出口90aは、通常の使用状態において斜め上方に向けて開口する。一方、第2注出口90bは、上面tsに設けられ、容器90の通常の使用状態において上方に向けて開口する。また、上面tsのうちの把持穴90cに隣接する位置に、把持手91が設けられている。図示された例において、第2注出口90bには、いわゆる蓋として機能する閉鎖部材95が、螺合している。また、図示していないが、注出口90aにも、蓋として機能する閉鎖部材が螺合し得る。閉鎖部材を用いることによって、注出口90a及び第2注出口90bを封鎖して、容器90を密閉することができる。
なお、図示された状態において、容器90の注出口90aには、光造形装置10の構成要素をなす蓋60が取り付けられている。図7に示すように、蓋60は、容器90に取り付け可能な蓋本体61と、蓋本体61を貫通して延びる筒状部材66と、を有している。なお、図7では、保持体30の一部分が省略または二点鎖線で示され、且つ、容器90が断面にて示されている。さらに、図7では、蓋60を明瞭に示すため、枠材18のうちの蓋60と重なる部分を省略している。
図7に示すように、蓋本体61は、第1蓋本体62、第2蓋本体63及びパッキン64を有している。パッキン64は、第1蓋本体62及び第2蓋本体63の間に配置されている。第1蓋本体62、パッキン64及び第2蓋本体63は、螺子等の締結手段により互いに固定されている。パッキン64は、第1蓋本体62及び第2蓋本体63の間から、光硬化性樹脂が漏れ出すことを防止する。
容器90の注出口90aには、図示しない閉鎖部材が螺合する雄ねじが形成されている。第1蓋本体62には、容器90の注出口90aを受ける中央孔62aが、貫通孔として、形成されている。この中央孔62aの内面には、注出口90aの雄ねじと螺合する雌ねじが形成されている。第1蓋本体62が注出口90aと螺合することにより、蓋60が、容器90に取り外し可能に固定される。パッキン64には、第1蓋本体62の中央孔62aに対面する位置に穴が形成されている。すなわち、第1蓋本体62及びパッキン64は、円環状に形成されている。
第2蓋本体63には、第1蓋本体62の中央孔62aに連通する位置に、誘導孔63aが形成されている。この誘導孔63aは、第2蓋本体63の第1蓋本体62とは反対側を向く面に開口している。図7に示された蓋60では、ソケット65が、誘導孔63aに固定されている。ソケット65は、プラグ71とともに着脱可能なカプラを構成する。プラグ71は、筒状の導入部材73の一端に接続されている。この導入部材73は、ゴムチューブや金属管からなり、その他端は、図4及び図5に示すように造形槽11内に向いている。ソケット65は、プラグ71と接続した場合、ソケット65及びプラグ71の間で密閉された流路を形成する。この状態で、プラグ71と接続した導入部材73は、誘導孔63a及び中央孔62aを介して、容器90の内部と連通する。すなわち、ソケット65及びプラグ71を接続することで、導入部材73を介して容器90内の光硬化性樹脂を造形槽11に導入することができる。ただし、導入部材73には、導入部材73によって形成される流路を開閉する電磁弁72が設けられている。この電磁弁72によって、導入部材73を介した造形槽11への光硬化性樹脂の供給は制御される。一方、ソケット65は、プラグ71と接続していない場合、誘導孔63aを外部から遮断する。すなわち、ソケット65は、蓋本体61の誘導孔63aを密閉する。したがって、ソケット65は、誘導孔63aを介した容器90内部からの光硬化性樹脂の漏洩を防止する。
図7に示すように、第2蓋本体63には、誘導孔63aを介して第1蓋本体62の中央孔62aに連通する位置に、保持孔63bが形成されている。筒状部材66は、この保持孔63bを通過し且つ保持孔63bを密閉している。筒状部材66の一端は、容器90の内部に開口している。とりわけ図7に示された例において、筒状部材66の一端は、容器90の内壁のうちの、注出口90aに対向する位置の近傍まで、すなわち、図7に示すように、第4側面4sと底面bsとの接続位置近傍まで延びている。筒状部材66の他端は、容器90外に位置している。したがって、筒状部材66を通じて、容器90の内部と外部とが連通している。ただし、筒状部材66の他端には、バルブ67が設けられている。バルブ67は、手動で操作する開閉弁であり、筒状部材66を通じた容器90の内外の連通を遮断することができる。
次に、容器90を保持可能な保持体30について説明する。保持体30は、主たる構成要素として、側フレーム35及び底フレーム40を有している。側フレーム35及び底フレーム40は、保持する容器90の互いに異なる面に対面している。ただし、側フレーム35が対面する容器90の面と、底フレーム40が対面する容器90の面とは、隣接している。具体的には、図4に示すように、側フレーム35は、第4側面4sに対面し、図5に示すように、底フレーム40は、底面bs及び第3側面3sに対面している。側フレーム35は、容器90の第4側面4sに対面するようになるフレーム本体部36と、フレーム本体部36と固定された軸部37と、を有している。図示された例において、フレーム本体部36は、プレート状に形成されている。フレーム本体部36は、対向する一対の縁部のうちの一方の縁部領域において底フレーム40と接続し、他方の縁部領域において軸部37を取り付けられている。軸部37は、当該一対の縁部を結ぶ方向と直交する方向に沿った両側へ向けて、フレーム本体部36から突出している。
図4〜図7に示すように、保持体30は、側フレーム35の軸部37を介して、筐体15の枠材18に揺動可能に接続されている。側フレーム35の軸部37は、枠材18に固定された一対の支持腕21に、当該軸部37の軸線方向を中心として回転可能に支持されている。すなわち、保持体30の筐体15に対する揺動軸線saは、軸部37の軸線と一致している。図示された例において、一対の支持腕21は、水平方向に離間して配置されている。そして、保持体30は、水平方向に沿った揺動軸線saを中心として、図4及び図6に示されただ胃1位置と図5及び図7に示された第2位置との間を揺動可能となっている。
一方、底フレーム40は、図4及び図6に示された第1位置において、容器90の底面bs及び第3側面3sに当接して当該容器90を下方から支持する。図示された例において、底フレーム40は、側フレーム35のフレーム本体部36に固定された第1支持ブロック部41及び第2支持ブロック部42と、第1支持ブロック部41及び第2支持ブロック部42を連結する連結部43と、を有している。連結部43は、第1支持ブロック部41及び第2支持ブロック部42を間に挟んで、フレーム本体部36に対向して配置される。第1支持ブロック部41は、容器90の底面bsに当接するようになる第1支持面41aを有し、第2支持ブロック部42は、容器90の第3側面3sに当接するようになる第2支持面42aを有している。第1支持ブロック部41及び第2支持ブロック部42は、保持体30の揺動軸線saと平行な方向に配列されている。その結果として、第1支持面41a及び第2支持面42aも、保持体30の揺動軸線saと平行な方向に配列されている。第1支持面41a及び第2支持面42aは、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜している。そして、第1支持ブロック部41及び第2支持ブロック部42の間かつ連結部43および側フレーム35の間となる位置には、穴が形成されている。
図4及び図6に示すように、保持体30が第1位置に位置する際、側フレーム35は、筐体15への接続位置から垂下し、底フレーム40は、側フレーム35の筐体15への接続位置よりも下方に位置する。一方、図5及び図7に示すように、保持体30が第2位置に位置する際、側フレーム35は、筐体15への接続位置から延び上がり、底フレーム40は、側フレーム35の筐体15への接続位置よりも上方に位置する。とりわけ図示された例において、保持体30は、図4及び図6に示された第1位置と図5及び図7に示された第2位置との間で、揺動軸線saを中心として180°揺動する。そして、保持体30が第1位置から第2位置へ揺動する際、側フレーム35は、容器90の後方に位置し、移動方向後方から容器90を支える。
図1に実線で示し且つ図5に示すように、保持体30が第2位置に位置する際、保持体30の全体が、筐体15の筐体本体16の内部に位置する。したがって、保持体30が第2位置に位置する場合、筐体本体16の開口16aを扉17で閉鎖することができる。一方、図1に二点鎖線で示し且つ図4に示すように、保持体30が第1位置に位置する際、保持体30の少なくとも一部分が、開口16aを介して、筐体本体16の外部に位置するようになる。したがって、保持体30を第1位置に配置するには、扉17を開いて筐体本体16の開口16aを開放しておくことになる。図示された例において、保持体30が第1位置に位置する場合、底フレーム40が開口16aを横切り、底フレーム40の一部分が筐体本体16の外部に位置する。その一方で、側フレーム35は、保持体30が第1位置に位置する場合でも、筐体本体16の内部に位置する。
図6及び図7によく示されているように、容器90は、略直方体状の輪郭を有しており、容器90の注出口90aは、上面tsと第1側面1sとの境界となる位置を切り欠くことによって画成された傾斜面isに、設けられている。この注出口90aの配置によれば、容器90内のすべての光硬化性樹脂の注出を容易に行うことが可能となる。一方、この容器90を保持する保持体30は、第1位置に配置された際、注出口90aが上方を向く姿勢で容器90を保持する。このとき、容器90の傾斜面isは、概ね水平方向に沿うようになる。一方、容器90の各側面1s〜4s、上面ts及び底面bsは、すべて、水平方向に対して傾斜し、また、鉛直方向にも傾斜する。図6に示すように、保持体30が第1位置に配置される場合、容器90の第3側面3s及び底面bsの接続位置となる部分は、第1支持ブロック部41及び第2支持ブロック部42の間かつ連結部43および側フレーム35の間となる位置に形成された穴を通過し、底フレーム40を貫通している。このとき、底フレーム40の第1支持面41aは、容器90の底面bsに当接し、容器90を上方かつ第2支持面42aの側へ向けて支持する。一方、底フレーム40の第2支持面42aは、容器90の第3側面3sに当接し、容器90を上方かつ第1支持面41aの側へ向けて支持する。
なお、容器90が保持体30に保持された状態で、揺動軸線saを中心とする円周方向に沿った容器の厚みt(図4参照)、言い換えると第1位置と第2位置との間での保持体30の揺動にともなった容器90の移動方向に沿った厚みtが、揺動軸線saを中心とする半径方向に沿った容器90の高さh(図4参照)よりも小さくなる。また、容器90が保持体30に保持された状態で、揺動軸線saを中心とする円周方向に沿った容器の厚みt(図4参照)が、揺動軸線saに沿った容器90の幅wよりも小さくなる。
ところで、保持体30は、底フレーム40及び側フレーム35の少なくとも一方に保持された固定用ベルト31,32を更に有している。図示された例において、固定用ベルト31,32を用いて、容器90が底フレーム40に固定されるようになる。図6に示すように、具体的な構成として、保持体30は、第1支持ブロック部41に保持された第1固定用ベルト31と、第2支持ブロック部42に保持された第2固定用ベルト32と、を有している。各固定用ベルト31,32は、環状の状態を維持するための手段、例えばバックルを有しており、この手段を解除することにより、帯状の状態をとることも可能である。
第1支持ブロック部41には、第1固定用ベルト31が通過する第1保持穴41bが形成されている。第1固定用ベルト31は、第1保持穴41bを通過するとともに、容器90の周囲に固定される。この第1固定用ベルト31によって、保持体30の第1支持面41aから離間する容器90の動作が規制される。同様に、第2支持ブロック部42には、第2固定用ベルト32が通過する第2保持穴42bが形成されている。第2固定用ベルト32は、第2保持穴42bを通過するとともに、容器90の周囲に固定される。この第2固定用ベルト32によって、保持体30の第2支持面42aから離間する容器90の動作が規制される。
さらに、保持体30は、底フレーム40に設けられた第1の取っ手46と、側フレーム35に設けられた第2の取っ手47と、を有している。図4〜図6に示すように、第1の取っ手46は、底フレーム40の保持した容器90とは反対側を向く面に、設けられている。一方、図4及び図5に示すように、第2の取っ手47は、側フレーム35の保持した容器90とは反対側を向く面に、設けられている。
また、図4〜図7に示すように、光造形装置10は、筐体15の枠材18に固定された受け台50を更に有している。図5及び図7に示すように、保持体30が第2位置に位置した状態で、底フレーム40は、保持対象の容器90の上方に位置するようになる。受け台50は、保持体30が第2位置に位置する際、保持体30に保持された容器90を下方から支持することができるよう構成されている。具体的な構成として、受け台50は、枠材18に固定された主プレート51と、主プレート51に固定された第1受けブロック52及び第2受けブロック53と、を有している。
図7に示すように、第1受けブロック52は、容器90の第1側面1sに当接するようになる第1受け面52aを有し、第2受けブロック53は、容器90の上面tsに当接するようになる第2受け面53aを有している。第1受けブロック52及び第2受けブロック53は、保持体30の揺動軸線saと平行な方向に配列されている。その結果として、第1受け面52a及び第2受け面53aも、保持体30の揺動軸線saと平行な方向に配列されている。また、第1受け面52a及び第2受け面53aは、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜している。そして、第1受けブロック52及び第2受けブロック53は、保持体30の揺動軸線saと平行な方向に隙間をあけて配置されている。
また、図示された例では、図6〜図8に示すように、保持体30の筐体16に対する接続にラチェット機構が用いられている。ラチェット機構は、第2位置から第1位置へ向けた保持体30の揺動を規制する。一方、ラチェット機構は、第1位置から第2位値へ向けた揺動を阻害しない。図1に示すように、保持体30は、第1位置から第2位置へ移動する際、上方に持ち上げられる。ラチェット機構は、第1位置から第2位置へ向けた保持体30の持ち上げ操作中に、容器90を保持した保持体30が、第2位置の側から第1位置へ向け意図せず落下することを防止する。
図8に示すように、ラチェット装置25は、保持体30に取り付けられたラチェット歯車28と、ラチェット歯車28を覆うケーシング26と、ケーシング26に揺動可能に支持された操作レバー27と、を有している。ラチェット歯車28は、側フレーム35の軸部37に固定されている。ラチェット歯車28は、円周方向に配列された多数の歯を有する。各歯29は、ラチェット歯車28の円周方向に直交する規制面29aと、ラチェット歯車28の円周方向および半径方向の両方に対して傾斜した案内面29bと、を有する。操作レバー27は、ラチェット歯車28の歯29と係合する歯止め爪27aを有している。操作レバー27は、歯止め爪27aが歯29と係合する規制位置(図8の実線の位置)と、歯止め爪27aが歯29から離間する解除位置(図8の二点鎖線の位置)と、の間をケーシング26に対して揺動可能となっている。また、操作レバー27は、歯止め爪27aがラチェット歯車28に当接する方向に付勢されている。図6〜図8に示すように、操作レバー27の一部分が、ケーシング26に設けられた開口を介して、ケーシング26の外部へ延び出ている。
図8に示された例において、保持体30の軸部37が、図面において反時計回り方向となる第1の方向dxへ回転しようとすると、ラチェット歯車28の傾斜した歯29の案内面29bが、歯止め爪27aを上方に押し上げる。すなわち、各歯29が、都度、操作レバー27を上方に押し上げるよう揺動させ、ラチェット歯車28とともに保持体30は第1の方向dxに回転することができる。一方、保持体30の軸部37が、図面において時計回り方向となる第2の方向dyへ回転しようとすると、ラチェット歯車28の歯29の規制面29aが、歯止め爪27aと円周方向に当接し、歯止め爪27aによって規制面29aのさらなる移動が規制される。すなわち、保持体30は、第2の方向dyへの回転を規制される。
次に以上のような構成からなる光造形装置10において、光硬化性樹脂を造形槽11に補給する方法について説明する。
まず、筐体15の扉17を開き、保持体30を第1位置に配置する。なお、保持体30を、第2位置から第1位置へ移動させる場合、図8に示されたラチェット装置25の操作レバー27を操作し、ラチェット装置25による規制を解除する。また予め、補充用の光硬化性樹脂を用意しておく。光硬化性樹脂は、通常、樹脂製の容器90に収容されて流通される。そして、流通に用いられていた容器90から他の容器等に移し替えることなく、そのまま光硬化性樹脂が充填された流通用の容器90を、第1位置に位置する保持体30上に配置する。その後、第1及び第2固定用ベルト31,32を用いて、容器90を保持体30上に固定する。次に、容器90の注出口90aに取り付けられている流通時に使用されていた閉鎖部材(図示せず)を外して、蓋60を注出口90aに取り付ける。このとき蓋60のバルブ67は、閉鎖した状態とする。
次に、容器90が固定された保持体30を、第1位置から第2位置へと揺動させる。なお、第1位置から第2位置へ保持体30を揺動させる際、より厳密には、第1位置から容器90及び保持体30の重心が揺動軸線sa上を越えるまで、重力に抗して、保持体30を押し上げることになる。ただし、途中で作業を中止した場合であっても、ラチェット装置25により、保持体30の位置を維持することができる。すなわち、揺動操作の途中で、容器90を保持した保持体30が、第1位置に向けて意図せず落下することを防止することができる。このため、保持体30に設けられた二つの取っ手46,47を適宜持ち替えながら、保持体30の揺動操作を行うことができる。
その後、保持体30を第2位置まで揺動させると、受け台50によって保持体30を下方から安定して支持することができる。このとき、蓋60の近傍には、導入部材73の一端に固定されたプラグ71が、配置されている。このプラグ71を蓋60のソケット65に差し込む。また、蓋60のバルブ67を開放する。なお、バルブ67を開放したとしても、図7に示すように液面lsが筒状部材66の一端よりも下方に位置していれば、筒状部材66を介して光硬化性樹脂が漏れ出すことはない。
以上のように容器90及び保持体30を操作した後、筐体15の扉17を閉鎖し、光造形装置10での光造形が実施される。図示しない液面計が、造形槽11内に貯留した光硬化性樹脂の液面レベルを計測する。電磁弁72は、液面計での計測結果に基づき、導入部材73を開閉する。導入部材73が開放されると、容器90内の光硬化性樹脂が、重力により、導入部材73内を流れ造形槽11に補給される。
一方、容器90を取り替える場合、概ね、以上に説明した手順と逆の手順を行う。まず、筐体15の扉17を開放する。次に、蓋60のソケット65からプラグ71を外し、バルブ67を閉鎖する。次に、ラチェット装置25の操作レバー27を操作し、容器90を保持した保持体30を第2位置から第1位置へ戻す。その後、固定用ベルト31,32を外し、保持体30から容器90を取り上げる。
以上のような本実施の形態によれば、造形槽11に供給されるべき光硬化性樹脂を収容した容器90を保持する保持体30が設けられている。この保持体30は、筐体15に対して相対揺動して、容器90内の光硬化性樹脂が重力によって容器90の注出口90aから流出しない姿勢にて当該容器90を保持する第1位置と、容器90内の光硬化性樹脂が重力によって容器90の注出口90aから流出する姿勢にて当該容器90を保持する第2位置と、の間を移動可能となっている。すなわち、光硬化性樹脂を補給する際に、作業者が、光硬化性樹脂を収容した容器90を傾けながら保持し、この容器90から光硬化性樹脂を注ぎ出す必要がない。作業者は、光硬化性樹脂を収容した容器90を保持体30に取り付け、この保持体30を操作することにより容器90から光硬化性樹脂を補給することが可能となる。より具体的には、まず、光硬化性樹脂が容器90から漏れ出すことを効果的に防止しながら、第1位置に位置する保持体30に容器90を設置することができる。次に、第1位置から第2位置に保持体30を揺動させることで、容器90の向きを所定の向きに変更することができ、光硬化性樹脂を容器90から必要量取り出すことが可能となる。すなわち、光硬化性樹脂を収容した容器90を保持体30に固定し且つ保持体30の位置を操作すれば、その後に、容器90を保持すること、さらには、保持した容器90を傾けることを行う必要はない。したがって、本実施の形態によれば、光硬化性樹脂が飛散することや、作業者の衣服等に光硬化性樹脂が付着にすることを効果的に防止しつつ、作業者の肉体的負荷を軽減することができる。とりわけ、流通用の容器から他の容器等に移し替えることなく、流通用の容器90を保持体30に設置することができれば、作業者の肉体的負担を大幅に軽減することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、図5に示すように、保持体30が第2位置に位置する場合、保持体30の全体が筐体15の内部に位置し、扉17によって筐体本体16の開口16aを閉鎖することができる。すなわち、筐体15によって、光硬化性樹脂の飛散を防止しながら、光造形を実施することができる。その一方で、図4に示すように、保持体30が第1位置に位置する場合、保持体30の少なくとも一部分が、扉17によって開放された開口16aを介して筐体15外に位置する。したがって、第1位置にある保持体30への容器90の取り付けをより容易且つより安定して行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、図6及び図7に示すように、保持体30は、水平方向に沿った揺動軸線saを中心として第2位置と第1位置との間を揺動可能となっている。したがって、保持体30の操作がわかりやすく、第1位置から第2位置へ向けて保持体30を容器90とともに容易且つ安定揺動させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、図1に示すように、保持体30は、第1位置において容器90を下方から支持する底フレーム40と、底フレーム40に接続され且つ第1位置から第2位置へ移動する際に容器90の後方に位置する側フレーム35と、を有している。このような本実施の形態によれば、第1位置において、容器90を底フレーム40によって安定して支持することができ、また、第1位置から第2位置へ容器90とともに保持体30を移動させる際に、容器90を側フレーム35によって安定して支持することができる。とりわけ、第1位置において側フレーム35が保持体30の揺動軸線saから垂下し且つ第1位置において底フレーム40が保持体30の揺動軸線saよりも下方に位置する本実施の形態においては、第1位置から第2位置へ容器90とともに保持体30を移動させる際に、容器90の重さ及び容器90内の光硬化性樹脂の重さを側フレーム35で支えることが可能となり、保持体30の動作をより安定させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、図7に示すように、保持体30の側フレーム35が、筐体15の枠材18に揺動可能に接続されている。したがって、容器90を保持した保持体30が、筐体15の枠材18によって安定して支持される。このため、保持体30の筐体15に対する揺動動作を安定させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、図4に示すように、保持体30が第1位置に位置する場合、側フレーム35は筐体15への接続位置から垂下し、底フレーム40は側フレーム35の筐体15への接続位置よりも下方に位置する。したがって、比較的に低い第1位置に位置する保持体30に容器90を容易に取り付けることができる。一方、図5に示すように、保持体30が第2位置に位置する場合、側フレーム35は筐体15への接続位置から延び上がり、底フレーム40は側フレーム35の筐体15への接続位置よりも上方に位置する。したがって、筐体15内において第2位置に位置する保持体30及び容器90を上方に配置することができ、筐体15内スペースを有効に利用することができる。また、第2位置に配置された保持体30が高い位置に配置されることから、保持体30に保持された容器90から造形槽11までの光硬化性樹脂の流路を比較的自由に設計することができる。
さらに、本実施の形態によれば、底フレーム40に第1の取っ手46が設けられ、側フレーム35の容器90に対面する側とは反対側に第2の取っ手47が設けられている。この実施の形態によれば、図1に示すように、少なくとも一以上の取っ手46,47が作業者に向けて露出するよう、取っ手46,47を配置することが可能となる。したがって、保持体30の位置に応じて第1の取っ手46及び第2の取っ手47の持ちやすい方を持ちながら、保持体30を第1位置と第2位置との間で揺動させることができる。したがって、保持体30の揺動動作を安定して容易に行うことができる。とりわけ本実施の形態では、第1位置から第2位置へ保持体30を揺動させる際、初めのうちは、底フレーム40の下方に第1の取っ手46が露出し、その一方で、第2の取っ手47は側フレーム35の背後に隠れている。途中から、第2の取っ手47が露出し、その一方で、第1の取っ手46が保持体30の上方に隠れてしまう。すなわち、第1の取っ手46及び第2の取っ手47を順に利用することにより、下方に位置する第1位置から上方に位置する第2位置まで180°に亘って、光硬化性樹脂を収容した容器90とともに保持体30を安定して容易に揺動させることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、図6に示すように、保持体30は、底フレーム40及び側フレーム35の少なくとも一方に保持された固定用ベルト31,32を、さらに有し、固定用ベルト31,32を用いて、容器90が保持体30に保持される。固定用ベルト31,32を用いることにより、容器90を保持する保持体30の構成を簡略化し、且つ、保持体30を小型軽量化させることができる。また、保持体30に取り付け可能な容器90に汎用性を持たせることが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、図6に示すように、底フレーム40は、第1位置において、容器90に下方から接触して容器90を支持する第1支持面41a及び第2支持面41bを有している。第1支持面41a及び第2支持面41bは、保持体30の揺動軸線saと平行な方向に配列され、且つ、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜している。容器90は、底フレーム40によって下方から支持されるとともに、第1支持面41a及び第2支持面41bの間で、保持体30の揺動軸線saに沿った方向において位置決めされ、且つ、保持体30の揺動軸線saに沿った方向への移動を拘束される。したがって、保持体30への容器90の取り付け状態が安定し、容器90を保持した保持体30を安定して容易に操作することが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、図6及び図7に示すように、光造形装置10は、保持体30に加え、筐体15に対して固定され且つ保持体30が第2位置に位置する際に容器90を下方から支持する受け台50を、さらに有している。受け台50は、容器90に下方から接触して容器90を支持する第1受け面52a及び第2受け面53aを有している。第1受け面52a及び第2受け面53aは、保持体30の揺動軸線saと平行な方向に配列され、且つ、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜している。したがって、保持体30が第2位置に配置された場合、容器90は、受け台50によって下方から支持されるとともに、第1受け面52a及び第2受け面53aの間で、保持体30の揺動軸線saに沿った方向において位置決めされ、且つ、保持体30の揺動軸線saに沿った方向への移動を拘束される。したがって、光造形装置10の使用中に、容器90を安定して支持することができ、当該容器90から必要量の光硬化性樹脂を注ぎ出すことができる。
さらに、本実施の形態によれば、図8に示すように、保持体30の筐体15に対する接続にラチェット機構が用いられている。このラチェット機構は、第2位置から第1位置へ向けた揺動を規制する。したがって、光硬化性樹脂を収容した容器90を保持した保持体30を、第1位置から第2位置へ、連続して揺動させる必要はなく、間欠的に揺動させればよい。この際、ラチェット機構によって、保持体30が第1位置へ戻ってしまうことを効果的に防止することができる。したがって、容器90を保持した保持体30を、第1位置から第2位置まで安定して容易に揺動させることができる。とりわけ第1位置が第2位置よりも下方に位置する本実施の形態によれば、重力等によって、保持体30が第1位置へ意図せず落下してしまうことを効果的に回避することができる。
さらに、本実施の形態によれば、図4に示すように、保持体30の揺動軸線saを中心とする円周方向に沿った容器の厚みtが、保持体30の揺動軸線saを中心とする半径方向に沿った容器90の高さhよりも小さくなる姿勢で、容器90は保持体30に保持される。したがって、保持体30の揺動軸線saに直交する方向に位置する作業者から見て、保持体30に保持された容器90の奥行き方向への寸法を小型化することができる。この結果、第1位置に位置する保持体30への容器90の取り付けを容易に行うことができる。また、保持体30の揺動動作を安定して容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、保持体30の揺動軸線saを中心とする円周方向に沿った容器90の厚みt(図4)が、保持体30の揺動軸線saに沿った容器90の幅wよりも小さくなる姿勢で、容器90は保持体30に保持される。したがって、保持体30の揺動軸線saに直交する方向に位置する作業者から見て、保持体30に保持された容器90の奥行き方向への寸法を小型化することができる。この結果、第1位置に位置する保持体30への容器90の取り付けを容易に行うことができる。また、保持体30の揺動動作を安定して容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、図7に示すように、容器90の注出口90aに取り付けられる蓋60が、さらに設けられている。蓋60は、容器90に取り付け可能な蓋本体61と、蓋本体61を貫通して延びる筒状部材66と、を有している。蓋本体61は、容器90内の光硬化性樹脂を注出可能な注出用の孔62a,63aを形成されている。筒状部材66は、一端が容器90の内部に開口し且つ他端が容器90外に開口している。この蓋60を用いることにより、筒状部材66によって容器90の内部に空気を供給することができ、これにより、注出用の孔62a,63aを介して容器90内の光硬化性樹脂を円滑に取り出すことができる。また、注出用の孔62a,63a及び筒状部材66を開閉可能に構成することで、第1位置と第2位置との間で保持体30を揺動させる際、保持体30に保持された容器90から光硬化性樹脂が飛散することを防止することができる。
さらに、本実施の形態による光造形装置10を用いて造形物を製造する方法によれば、上述した光造形装置10の利点を享受しながら、造形物を製造することができる。また、本実施の形態による光造形装置10を用いて製造された造形物は、上述した光造形装置10の利点を享受しながら製造され得る。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。一例として、側フレーム35のフレーム本体部36が、プレート状である例を示したが、この例に限られない。フレーム本体部36は、例えば、棒状であってもよい。また、上述した実施の形態において、側フレーム35の一方の縁部近傍に揺動軸線saが画成されている例を示したが、この例に限られず、例えば、側フレーム35の中間部に揺動軸線saを画成するようにしてもよい。
10 光造形装置
11 造形槽
12 光照射装置
13 テーブル
14 カウンタバランス
15 筐体
16 筐体本体
161 開口
17 扉
18 枠材
19 制御装置
21 支持腕
25 ラチェット装置
26 ケーシング
27 操作レバー
271 歯止め爪
28 ラチェット歯車
29 歯
291 規制面
292 案内面
30 保持体
31 第1固定用ベルト
32 第2固定用ベルト
35 側フレーム
36 フレーム本体部
37 軸部37
40 底フレーム
41 第1支持ブロック部
411 第1支持面
412 第1保持穴
42 第2支持ブロック部
421 第2支持面
422 第2保持穴
43 連結部
46 第1の取っ手
47 第2の取っ手
50 受け台
51 主プレート
52 第1受けブロック
521 第1受け面
53 第2受けブロック
531 第2受け面
60 蓋
61 蓋本体
62 第1蓋本体
621 中央孔
63 第2蓋本体
631 誘導孔
632 保持孔
64 パッキン
65 ソケット
66 筒状部材
67 バルブ
71 プラグ
72 電磁弁
73 導入部材
90 容器
901 注出口
902 第2注出口
903 把持穴
91 把持手

Claims (16)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた槽と、
    前記槽内の光硬化性樹脂に光を照射する光照射装置と、
    前記槽に供給されるべき光硬化性樹脂を収容した容器を保持する保持体と、を備え、
    前記保持体は、前記筐体に対して相対揺動して、前記容器内の光硬化性樹脂が重力によって前記容器の前記注出口から流出しない姿勢にて当該容器を保持する第1位置と、前記容器内の光硬化性樹脂が重力によって前記容器の注出口から流出する姿勢にて当該容器を保持する第2位置と、の間を移動可能である、光造形装置。
  2. 前記筐体は、開口を有する筐体本体と、前記開口を開閉可能な扉と、を有し、
    前記第2位置において、前記保持体は、前記筐体の内部に位置し、
    前記第1位置において、前記保持体の少なくとも一部分が、前記扉によって開放された前記開口を介して筐体外に位置する、請求項1に記載の光造形装置。
  3. 前記保持体は、水平方向に沿った揺動軸線を中心として前記第1位置と前記第2位置との間を揺動可能である、請求項1または2に記載の光造形装置。
  4. 前記保持体は、前記第1位置において前記容器を下方から支持する底フレームと、前記底フレームに接続され且つ前記第1位置から前記第2位置へ移動する際に前記容器の後方に位置する側フレームと、を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光造形装置。
  5. 前記側フレームが、前記筐体に揺動可能に接続されている、請求項4に記載の光造形装置。
  6. 前記第1位置において、前記側フレームは、前記筐体への接続位置から垂下し、前記底フレームは、前記側フレームの前記筐体への接続位置よりも下方に位置し、
    前記第2位置において、前記側フレームは、前記筐体への接続位置から延び上がり、前記底フレームは、前記側フレームの前記筐体への接続位置よりも上方に位置する、請求項5に記載の光造形装置。
  7. 前記底フレームに第1の取っ手が設けられ、前記側フレームの前記容器に対面する側とは反対側に第2の取っ手が設けられている、請求項4〜6のいずれか一項に記載の光造形装置。
  8. 前記保持体は、前記底フレーム及び前記側フレームの少なくとも一方に保持された固定用ベルトを、さらに有し、
    前記固定用ベルトを用いて、前記容器が前記保持体に保持される、請求項4〜7のいずれか一項に記載の光造形装置。
  9. 前記底フレームは、前記第1位置において、前記容器に下方から接触して前記容器を支持する第1支持面及び第2支持面を有し、
    前記第1支持面及び前記第2支持面は、前記保持体の揺動軸線と平行な方向に配列され、且つ、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜している、請求項4〜8のいずれか一項に記載の光造形装置。
  10. 前記筐体に対して固定され、且つ、前記保持体が前記第2位置に位置する際に前記容器を下方から支持する受け台を、さらに備え、
    前記受け台は、前記容器に下方から接触して前記容器を支持する第1受け面及び第2受け面を有し、
    前記第1受け面及び前記第2受け面は、前記保持体の揺動軸線と平行な方向に配列され、且つ、鉛直方向に対して互いに逆側に傾斜している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光造形装置。
  11. 前記保持体の前記筐体に対する接続にラチェット機構が用いられ、
    前記ラチェット機構は、前記第2位置から前記第1位置へ向けた揺動を規制する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光造形装置。
  12. 前記揺動軸線を中心とする円周方向に沿った前記容器の厚みが、前記揺動軸線を中心とする半径方向に沿った前記容器の高さよりも小さくなる姿勢で、前記容器は前記保持体に保持される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の光造形装置。
  13. 前記揺動軸線を中心とする円周方向に沿った前記容器の厚みが、前記揺動軸線に沿った前記容器の幅よりも小さくなる姿勢で、前記容器は前記保持体に保持される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の光造形装置。
  14. 前記容器の注出口に取り付けられる蓋を、さらに備え、
    前記蓋は、前記容器に取り付け可能な蓋本体と、前記蓋本体を貫通して延びる筒状部材と、を有し、
    前記蓋本体は、前記容器内の光硬化性樹脂を注出可能な孔を形成され、
    前記筒状部材は、一端が前記容器の内部に開口し且つ他端が容器外に配置されている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の光造形装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載された光造形装置を用いて造形物を製造する、造形物の製造方法。
  16. 請求項1〜14のいずれか一項に記載された光造形装置を用いて製造された造形物。
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