JP2016164829A - 開閉装置用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲温度の影響を受けない、小型で信頼性の高い開閉装置用駆動装置を得る。
【解決手段】可動電極2aと連結されたロッド3と、該ロッドに接続された操作ピストン4と、該操作ピストンが摺動する操作シリンダ5、投入用及び遮断用の作動油を蓄圧する投入用蓄圧室6及び遮断用蓄圧室9、前記操作シリンダ内の前記作動油の圧力を制御する主制御弁から成る流体圧機構部13と、前記投入用蓄圧室内を摺動する投入用蓄圧ピストン7と、該投入用蓄圧ピストンに駆動力を与え、前記投入用蓄圧室内の前記作動油を加圧する投入用蓄圧ばね8と、前記遮断用蓄圧室内を摺動する遮断用蓄圧ピストン10と、該遮断用蓄圧ピストンに駆動力を与え、前記遮断用蓄圧室内の前記作動油を加圧する遮断用蓄圧ばね11と、前記投入用蓄圧ばね及び前記遮断用蓄圧ばねを収納するばねケース12とを備え、前記遮断用蓄圧ばねを、前記投入用蓄圧ばねの内部に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は開閉装置用駆動装置に係り、特に、電流遮断部の開閉操作を油圧で行うものに好適な開閉装置用駆動装置に関する。
電流遮断部を有するガス絶縁開閉装置等の開閉装置においては、電流遮断部を構成する可動接触子を駆動するための駆動装置として、Nガスなどの圧縮気体を用いた蓄圧装置を備え、この蓄圧装置による圧油をピストンに作用させて開閉操作を行なう油圧操作装置、或いは蓄勢したコイルばねや皿ばねの反発力を作用させて開閉操作を行なうばね操作装置などがある。
このうち油圧操作装置では、駆動源となる蓄圧装置には、Nガスなどの圧縮気体を用いているために、周囲の温度変化により気体が収縮膨張して作動油圧力も変動してしまう場合があった。一方、ばね操作装置では、複雑な機構を必要とし、部品点数が多く、保守が必要となる場合があった(特許文献1参照)。
これに対して、圧縮気体を利用せず、遮断用蓄圧ばねと投入用蓄圧ばねによって蓄圧する機構を設けて周囲の温度変化により作動油圧力が変動しないようにし、複雑な機構部を少なくした油圧操作装置が知られている(特許文献2参照)。
また、油圧式操作装置ではなくばね式操作装置ではあるが、開放ばねが閉鎖ばねの径方向側に配置することが特許文献3に記載されている。
特開2011−9126号公報 特開2004−220821号公報 特表2013−510396号公報
しかしながら、特許文献1のような複雑な機構を必要とし、部品点数が多くなることを防ぐために、複雑な機構部を少なくした特許文献2に記載の油圧操作装置では、遮断用蓄圧ばねと投入用蓄圧ばねが設置されるが、それぞれ別々の場所に設置することから、装置が大型化してしまう可能性があった。また、特許文献3は、ばね式操作装置について記載されているもので、油圧式操作装置で生じる上記した課題についての認識は、全くないものである。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、周囲温度の影響を受けず、かつ、小型で信頼性の高い開閉装置用駆動装置を提供することにある。
本発明の開閉装置用駆動装置は、上記目的を達成するために、固定電極と可動電極からなる接点の投入及び遮断を作動油により行う開閉装置用駆動装置であって、前記開閉装置用駆動装置は、前記可動電極と連結されたロッドと、該ロッドに接続された操作ピストンと、該操作ピストンが摺動する操作シリンダ、投入用及び遮断用の前記作動油を蓄圧する投入用蓄圧室及び遮断用蓄圧室、前記操作シリンダ内の前記作動油の圧力を制御する主制御弁から成る流体圧機構部と、前記投入用蓄圧室内を摺動する投入用蓄圧ピストンと、該投入用蓄圧ピストンに駆動力を与え、前記投入用蓄圧室内の前記作動油を加圧する投入用蓄圧ばねと、前記遮断用蓄圧室内を摺動する遮断用蓄圧ピストンと、該遮断用蓄圧ピストンに駆動力を与え、前記遮断用蓄圧室内の前記作動油を加圧する遮断用蓄圧ばねと、前記投入用蓄圧ばね及び前記遮断用蓄圧ばねを収納するばねケースとを備え、前記遮断用蓄圧ばねは、前記投入用蓄圧ばねの内部に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、周囲温度の影響を受けず、かつ、小型で信頼性の高い開閉装置用駆動装置を得ることができる。
本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置における閉路状態を示す縦断面図(図2のB−B線に沿う断面図)である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置における閉路状態を示し、図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置における開路操作中の状態を示す縦断面図である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置における開路状態を示す縦断面図である(図5のB−B線に沿う断面図)である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置における開路状態を示し、図4のA−A線に沿う断面図である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置における開路操作中の状態を示す縦断面図である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置における閉路操作が完了した状態を示す縦断面図である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例2であるガス遮断器用駆動装置における閉路状態を示す縦断面図である。 本発明の開閉装置用駆動装置の実施例3であるガス遮断器用駆動装置における閉路状態を示す縦断面図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の開閉装置用駆動装置を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1乃至図7に、本発明の開閉装置用駆動装置の実施例1であるガス遮断器用駆動装置を示す。図1及び図2はガス遮断器用駆動装置の閉路状態であり、通電中を示す。図3は、開路動作途中の状態を、図4及び図5は開路動作完了時の状態を、図6は閉路動作途中の状態を、図7は閉路動作完了時の状態をそれぞれ示す。
一般に、ガス遮断器は、図1に示す如く、遮断部50と、この遮断部50を駆動する駆動装置1に分けられる。遮断部50は、SFガスなどの絶縁特性の優れたガスを充填させた密閉容器51内に、固定電極2bと可動電極2aからなる接点2を有する。一方、駆動装置1には、遮断部50につながるロッド3と、ロッド3に接続された操作ピストン4と、操作ピストン4が摺動する操作シリンダ5、作動流体を蓄圧する投入用蓄圧室6、遮断用蓄圧室9、操作シリンダ5内の圧力を制御する主制御弁15などが配置された流体圧機構部13と、投入用蓄圧室6内を摺動する投入用蓄圧ピストン7と、投入用蓄圧ピストン7に駆動力を与え、投入用蓄圧室6内の流体(作動油)を加圧する投入用蓄圧ばね8と、遮断用蓄圧室9内を摺動する遮断用蓄圧ピストン10と、遮断用蓄圧ピストン10に駆動力を与え、遮断用蓄圧室9内の流体(作動油)を加圧する遮断用蓄圧ばね11と、排出された流体(作動油)を回収し加圧するポンプユニット16、投入用蓄圧ばね8、遮断用蓄圧ばね11を収納するばねケース12などから概略構成されている。
ばねケース12は、一端が底部をもつ筒状に形成されており、ばねケース12の底部とは反対側の開放側には、それを封鎖するように流体圧機構部13が配置されている。この流体圧機構部13は、密閉容器51に固定さればねケース12と共に固定配置されており、流体圧機構部13内には、主制御弁15、操作シリンダ5、投入用蓄圧室6、遮断用蓄圧室9とそれらを接続する配管が配置されている。
また、投入用蓄圧室6及び遮断用蓄圧室9は、少なくとも1つの円筒穴形状で、かつ、ばねケース12の内側に開放部を持つように形成されている。複数で形成される投入用蓄圧室6の場合は、それぞれの投入用蓄圧室6の間は、図示しない管路により接続されている。同様に複数で形成される遮断用蓄圧室9の場合は、それぞれの遮断用蓄圧室9の間は、図示しない管路により接続されている。
操作ピストン4は、操作シリンダ5内を摺動可能で、かつ、操作シリンダ5内は、ロッド3側のシリンダ小受圧面積室20と反対側のシリンダ制御室21とに区分されている。
シリンダ小受圧面積室20には、管路(通路)22を介して遮断用蓄圧室9に蓄圧されている作動油の圧力が作用している。
主制御弁15は、シリンダ制御室21と投入用蓄圧室6との間に設けられ、シリンダ制御室21につながる切換えポート15a、投入用蓄圧室6につながる高圧ポート15b、低圧のタンク17につながる低圧ポート15cを備え、弁体15dの移動によって、切換えポート15aの高圧ポート15bか低圧ポート15cへの接続が選択できるようになっており、この選択により、シリンダ制御室21の圧力を制御するように構成されている。弁体15dの移動は、開路用駆動部25及び閉路用駆動部26により駆動されることにより行われる。
なお、開路用駆動部25及び閉路用駆動部26は、パイロット弁等を設け、弁体15dにかかる液圧を変化させて駆動される構成でも良いし、電磁的な力で駆動するソレノイド等の構成でも良い。
シリンダ制御室21は、図示しない管路を通じて切換えポート15aにつながる管路24に接続されている。
投入用蓄圧ピストン7は、中心に穴が形成されている円板部7aと、この円板部7aに突き出している形状の少なくとも1つの円筒部7bとから成り、その円筒部7bは、投入用蓄圧室6内を摺動可能に配置されている。
投入用蓄圧ピストン7の円板部7aの円筒部7bとは反対側には、投入用蓄圧ばね8の一端が接触配置される。投入用蓄圧ばね8は、圧縮コイルばねで構成され、ばねケース12内に配置され、一端はばねケース12の底部に、他端は投入用蓄圧ピストン7の円板部7aと接触し、投入用蓄圧ピストン7には、投入用蓄圧室6の体積を圧縮して投入用蓄圧室6内の流体を加圧する方向に力がかかるようになっている。
遮断用蓄圧ピストン10は、円板部10aと、この円板部10aから突き出している形状の少なくとも1つの円筒部10bから成り、その円筒部10bは、遮断用蓄圧室9内を摺動可能に配置されている。
遮断用蓄圧ばね11は、圧縮コイルばねで構成され、ばねケース12内に配置され、一端がばねケース12底部に、他端が遮断用蓄圧ピストン10と接触し、ばねの開放する力により、遮断用蓄圧ピストン10は、遮断用蓄圧室9を圧縮して遮断用蓄圧室9内の作動油を加圧する方向に力がかかるようになっている。
また、遮断用蓄圧ばね11は、投入用蓄圧ばね8の内部にほぼ同心円状に設置されていると共に、投入用蓄圧ピストン7の円板部7aに形成されている穴内を、遮断用蓄圧ピストン10が移動可能に配置されている。また、遮断用蓄圧ばね11及び投入用蓄圧ばね8の中心を基準に、内側に遮断用蓄圧室9及び遮断用蓄圧ピストン10の円筒部10b、外側に投入用蓄圧室6及び投入用蓄圧ピストン7の円筒部7bが配置されている。
また、操作シリンダ5は、流体圧機構部13の遮断用蓄圧室9の内側に設けられており、この操作シリンダ5は、操作ピストン4が摺動する大径部5aと、シリンダ小受圧面積室20側の端部に大径部5aよりも小径のシリンダ小受圧面積室側小径部5bが設けられる。一方、シリンダ制御室21側の端部にも、大径部5aよりも小径のシリンダ制御室側小径部5cが設けられている。また、遮断用蓄圧室9は、管路22を介してシリンダ小受圧面積室側小径部5bに接続されている。
また、操作ピストン4は、操作シリンダ5の大径部5aを摺動する摺動部4aと、シリンダ制御室21側に突起部4bが設けられており、突起部4bは、断面積が摺動部4aから離れるほど小さくなるように構成されている。ロッド3には、可動電極2a側から径が一定又は徐々に大きくなる径増加部3b部が形成されている。
また、シリンダ小受圧面積室側小径部5bの端部と、シリンダ小受圧面積室20の大径部5aのシリンダ小受圧面積室側小径部5b側の端部との間には、シリンダ小受圧面積室側小径部5bの端部から大径部5aへの一方向の流れのみを許容する第1の逆止弁14Aが設けられている。また、シリンダ制御室小径部5cの端部と、大径部5aのシリンダ制御室側小径部5c側の端部との間には、シリンダ制御室小径部5cの端部から大径部5aへの一方向の流れのみを許容する第2の逆止弁14Bが設けられている。
なお、ロッド3の流体圧機構部13の摺動部には、SFガスと流体との間をシールするシール部材27が配置されている。
次に、上述した本実施例におけるガス遮断器用駆動装置の動作について説明する。
まず、図1及び図2に示すガス遮断器用駆動装置の閉路状態について説明する。
該図において、投入用蓄圧室6には流体が封入されており、投入用蓄圧室6の流体の高圧により、投入用蓄圧ピストン7を介して投入用蓄圧ばね8が圧縮された状態で保持されている。主制御弁15は、投入用蓄圧室6とシリンダ制御室21が接続されるような状態で保持され、シリンダ制御室21には投入用蓄圧室6の高圧がかかっている。従って、操作ピストン4には、シリンダ制御室21側から閉路状態を保持する方向に力がかかる。
操作ピストン4が閉路状態では、シリンダ小受圧面積室20側の体積は最小の状態で、その分、遮断用蓄圧室9の体積は最大の状態であり、それにより、遮断用蓄圧ピストン10を介して遮断用蓄圧ばね11は最も圧縮された状態となっている。このとき、ロッド3の径増加部3bが、シリンダ小受圧面積室側小径部5bに挿入された状態となっている。
この状態において、開路用駆動部25が開路指令を受けると、開路用駆動部25の駆動力により弁体15dが動作し、シリンダ制御室21を低圧のタンク17側に接続する開路操作状態となる。
これにより、遮断用蓄圧室9につながるシリンダ小受圧面積室20の圧力による力で、操作ピストン4が開路方向に動作し、シリンダ制御室21の作動油がタンク17に排出される。操作ピストン4の動作と共に、遮断用蓄圧室9の作動油が第1の逆止弁14Aと、径増加部3b及びシリンダ小受圧面積室側小径部5bとの間の隙間を介してシリンダ小受圧面積室20に流れ込む。また、遮断用蓄圧ピストン10には、遮断用蓄圧ばね11の力が作用していることから、作動油の移動に伴い、遮断用蓄圧ピストン10もシリンダ小受圧面積室20側に作動油を押し込む方向に動作する。
図3に示すように、操作ピストン4の動作が進み、操作ピストン4の突起部4bの先端がシリンダ制御室小径部5cに挿入され始めると、操作シリンダ5の大径部5aの端部と操作ピストン4の突起部4bの端部との間に緩衝室5dが形成される。
この緩衝室5dでは、突起部4bとシリンダ制御室小径部5cの間の隙間を除いて作動油が閉じ込められ、閉じ込められた作動油が圧縮されるため圧力が上昇し始め、操作ピストン4を制動する力が発生する。
なお、突起部4bの長さは、操作ピストン4を制動開始させたい位置と概ね一致できるように決め、突起部4bの径の変化で、所望の圧力上昇となるよう設定が可能である。そして、図4及び図5に示すようなガス遮断器用駆動装置の開路状態となる。即ち、操作ピストン4が開路状態の位置となり、遮断用蓄圧ばね11は閉路状態の場合に比べて伸び、遮断用蓄圧ピストン10は、遮断用蓄圧室9の体積が小さくなる位置となる。このとき、投入用蓄圧ピストン7及び投入用蓄圧ばね8は動作しない。
次に、図4及び図5に示すガス遮断器用駆動装置の開路状態において、閉路用駆動部26が閉路指令を受けると、閉路用駆動部26の駆動力により弁体15dが動作し、シリンダ制御室21を高圧の投入用蓄圧室6側に接続する閉路操作状態となる。
これにより、シリンダ制御室21には、投入用蓄圧室6から第2の逆止弁14Bと突起部4b及びシリンダ制御室側小径部5cの隙間を介して高圧の流体が流入する。そして、シリンダ小受圧面積室20側から開路方向にかかる力と、シリンダ制御室21側から閉路方向にかかる力が、概ね同じとなるようなシリンダ制御室21圧力となったところで、操作ピストン4は閉路動作を開始する。
このとき、投入用蓄圧室6からの作動油は、投入用蓄圧ピストン7を介して投入用蓄圧ばね8の開放する力により押し込まれることで、シリンダ制御室21に供給される。従って、投入用蓄圧ばね8は伸びた状態となり、投入用蓄圧ピストン7が投入用蓄圧室6に移動する。
図6に示すように、操作ピストン4が閉路方向に動作し、径増加部3bがシリンダ小受圧面積室側小径部5bに挿入されはじめると、大径部5aの端と操作ピストン4の間に緩衝室23が形成される。第1の逆止弁14Aが閉じた状態を保つことから、緩衝室23では、径増大部3bとシリンダ小受圧面積室側小径部5bとの間の隙間を除いて作動油が閉じ込められ、閉じ込められた作動油が圧縮されるため、圧力が上昇し始め、操作ピストン4を制動する力が発生する。径増加部3bの長さは、操作ピストン4を制動開始させたい位置と概ね一致できるように決める。また、突起部4bの径の変化で緩衝室23を所望の圧力上昇となるような設定が可能である。
この操作ピストン4の動作により、シリンダ小受圧面積室20側の流体が遮断用蓄圧室9に流れ込み、遮断用蓄圧ピストン10が移動し、遮断用蓄圧ばね11が徐々に圧縮される。そして、操作ピストン4の移動が完了し、図7に示すような、ガス遮断器用駆動装置の閉路状態に至る。
この状態で再度開路指令が入った場合、遮断用蓄圧ばね11が圧縮されているため、前述の開路動作で示したのと同様に開路動作が可能である。
次に、蓄圧動作について説明する。
閉路動作完了後は投入用蓄圧ばね8が伸びた状態のため、これを圧縮する必要がある。投入用蓄圧室6には、ポンプユニット16の吐出口16bが接続されており、ポンプを駆動することで、投入用蓄圧室6に作動油を送り込み、投入用蓄圧ピストン7を投入用蓄圧ばね8の方向に動作させ、同時に投入用蓄圧ばね8を圧縮する。これにより、図1の示すような、ガス遮断器用駆動装置の閉路状態に至る。
各諸元の関係について説明する。
遮断用蓄圧室9の圧力は、概ね遮断用蓄圧ばね11の力を遮断用蓄圧ピストン10の円筒部10bで流体からの圧力を受ける部分の断面積(受圧面積)で除した値となる。この圧力に、シリンダ小受圧面積室20での操作ピストン4が流体から圧力を受ける部分の断面積(受圧面積)を掛けたものが、操作ピストン4の開路方向への駆動力となる。ここから遮断部50での開路に必要な駆動力から、遮断用蓄圧ばね11の力や遮断用蓄圧ピストン10及び操作ピストン4の受圧面積の関係が決まる。
また、投入用蓄圧室6の圧力は、概ね投入用蓄圧ばね8の駆動力を投入用蓄圧ピストン7の円筒部7bで流体からの圧力を受ける部分の断面積で除した値となる。この圧力に、シリンダ制御室21での操作ピストン4が作動油から圧力を受ける部分の断面積を掛けると操作ピストン4の閉路方向への駆動力となる。一方、閉路動作完了時に、この操作ピストン4の閉路方向への駆動力が、開路方向への駆動力よりも十分大きくする必要がある。
以上の条件を満たすように、投入用蓄圧ばね8の駆動力、遮断用蓄圧ピストン10、投入用蓄圧ピストン7及び操作ピストン4等の受圧面積の関係を導く。上記の条件を満たす中で、投入用蓄圧ばね8の内径よりも遮断用蓄圧ばね11の外径が小さくなるように設定する。
このような本実施例のように、投入用蓄圧ばね8及び投入用蓄圧ピストン7の内部に、遮断用蓄圧ばね11及び遮断用蓄圧ピストン10を配置することで、全体を小型化することが可能であり、周囲温度の影響を受けず、かつ、小型で信頼性の高いガス遮断器用駆動装置を得ることができる。
図8に、本発明の開閉装置用駆動装置の実施例2であるガス遮断器用駆動装置を示す。図8に示す本実施例は、実施例1の構成から主制御弁と遮断部の位置関係などを変更した場合の例である。また、図8のガス遮断器用駆動装置のうち、既に説明した実施例1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
該図に示す本実施例のガス遮断器用駆動装置は、接点2を開閉するロッド3と、このロッド3に接続された操作ピストン4と、この操作ピストン4が摺動する操作シリンダ5と、作動油を蓄圧する投入用蓄圧室6と、作動油を蓄圧する遮断用蓄圧室9と、操作シリンダ5内の圧力を制御する主制御弁45と、投入用蓄圧室6内を摺動する投入用蓄圧ピストン7と、投入用蓄圧ピストン7に駆動力を与える投入用蓄圧ばね8と、遮断用蓄圧室9内を摺動する遮断用蓄圧ピストン10と、遮断用蓄圧ピストン10に駆動力を与える遮断用蓄圧ばね11と、排出された作動油を回収し加圧するポンプユニット16、投入用蓄圧ばね8、遮断用蓄圧ばね11を収納するばねケース12とから概略構成される。
ばねケース12は底部を持つ円筒形状で構成され、ばねケース12の底部側が遮断部50の密閉容器51等に固定されている。また、ばねケース12の底部には穴部が設けられ、この穴部にはシリンダ収納部30が固定され、ばねケース12の底部とは反対側には流体圧機構部13が配置され固定されている。
流体圧機構部13内には、主制御弁45及び投入用蓄圧室6と、それらを接続する配管が配置されている。投入用蓄圧室6は少なくとも1つ形成された円筒穴形状で、ばねケース12の内側に開放部を持つように構成されている。なお、投入用蓄圧室6が複数で構成された場合には、それらを図示しない配管で接続している。また、流体圧機構部13の複数の投入用蓄圧室6の内側には、遮断用蓄圧ばね11の一端側が接触配置されている。また、主制御弁45は、開路用主制御弁45bと閉路用主制御弁45aから構成されている。
投入用蓄圧ピストン7は、中心に穴を形成された円板部7aと、その円板部7aに突き出している形状の複数の円筒部7bとで形成され、その円筒部7bは、投入用蓄圧室6内を摺動可能に配置されている。
投入用蓄圧ピストン7の円筒部7bとは反対側の円板部7aには、投入用蓄圧ばね8の一端が接触配置されている。
投入用蓄圧ばね8は、圧縮コイルばねで構成されてばねケース12内に配置され、一端はばねケース12の底部に、他端は投入用蓄圧ピストン7の円板部7aとそれぞれ接触しており、投入用蓄圧ピストン7には、投入用蓄圧室6を圧縮する方向に力がかかるようになっている。
シリンダ収納部30は、円柱状の形状を成して投入用蓄圧ばね8の内部に配置され、かつ、ばねケース12の底部に固定されている。そして、シリンダ収納部30には、円柱状の中心部に、操作ピストン4が摺動可能な操作シリンダ5が設けられている。また、シリンダ収納部30には、ばねケース12の内部側を開放した複数の円筒穴形状の遮断用蓄圧室9が設けられている。
遮断用蓄圧ピストン10は、円板部10aと、その円板部10aに突き出している形状の複数の円筒部10bとで形成され、その円筒部10bは、遮断用蓄圧室9内を摺動可能に配置されている。
遮断用蓄圧ばね11は、圧縮コイルばねで構成されてばねケース12内に配置され、一端は流体圧機構部13に、他端は可動する遮断用蓄圧ピストン10とそれぞれ接触しており、遮断用蓄圧ばね11の開放する力により、遮断用蓄圧ピストン10は、遮断用蓄圧室9を圧縮する方向に力がかかるようになっている。また、遮断用蓄圧ばね11は、投入用蓄圧ばね8の内部にほぼ同心円状に設置されており、投入用蓄圧ピストン7の円板部7aに設けた穴内を、遮断用蓄圧ばね11が伸縮可能に配置されている。
また、閉路用主制御弁45aは、シリンダ制御室21と投入用蓄圧室6を連絡する流路の途中に配置され、この両者間の流路の開閉を行う。一方、開路用主制御弁45bは、シリンダ制御室21とタンク17を連絡する流路の途中に配置され、この両者間の流路の開閉を行う。
ガス遮断器用駆動装置の動作は、実施例1とは主制御弁45の構成と、各部位の配置が異なるが基本的に同じである。
主制御弁45の構成が異なるので、その動作について説明する。
閉路状態では、閉路用主制御弁45aや開路用主制御弁45bは、図示しないばねや作動油圧等の力により閉じている状態を保っている。
開路指令が発せられると、開路用主制御弁45bは作動油圧や電磁的な力により弁を開いて、シリンダ制御室21がタンク17側に接続され、これにより、シリンダ制御室21を低圧にし、シリンダ小受圧面積室20の圧力による力で操作ピストン4は開路動作を行う。閉路用主制御弁45aは、作動油圧により閉じた状態を保持している。
開路動作が終了すると、開路用主制御弁45bは、ばねや作動油圧等の力で弁が閉じられる。開路動作における投入用蓄圧ばね8や遮断用蓄圧ばね11の伸縮動作、投入用蓄圧ピストン7、遮断用蓄圧ピストン10、操作ピストン4等の動作は、実施例1と同じである。
開路状態で閉路指令が発せられると、閉路用主制御弁45aは作動油圧や電磁的な力により弁を開いて、シリンダ制御室21が高圧の投入用蓄圧室6側と接続され、これにより、操作ピストン4は、シリンダ制御室21の圧力による力がシリンダ小受圧面積20の圧力による力に打ち勝って閉路動作を行う。
開路用主制御弁45bは、作動油圧により閉じた状態が保持され、閉路動作が終了すると、閉路用主制御弁45aは、ばねや作動油圧等で弁が閉じられる。
なお、投入用蓄圧ばね8や遮断用蓄圧ばね11の伸縮動作、投入用蓄圧ピストン7、遮断用蓄圧ピストン10、操作ピストン4等の動作は、実施例1と同じである。
本実施例では、主制御弁45に開路用主制御弁45bと閉路用主制御弁45aを用いたが、実施例1に示した主制御弁15の構成を用いてもよい。また、実施例1の主制御弁15に、本実施例の主制御弁45のような構成を用いてもよい。
このような本実施例によれば、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、主制御弁45やポンプユニット16を遮断部50とは反対側に設置することが可能となり、設置の自由度を増すことができる。
図9に、本発明の開閉装置用駆動装置の実施例3であるガス遮断器用駆動装置を示す。図9に示す本実施例は、実施例1とは、主制御弁15、操作シリンダ5、投入用蓄圧室6及び遮断用蓄圧室9等の位置関係等が異なる。また、図9のガス遮断器用駆動装置のうち、既に説明した実施例1に示された同一の符号を付された構成と同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
該図に示す本実施例のガス遮断器用駆動装置は、接点2を開閉するロッド3と、このロッド3に接続された操作ピストン4と、この操作ピストン4が摺動する操作シリンダ5と、高圧の作動油を蓄圧する投入用蓄圧室6と、高圧の作動油を蓄圧する遮断用蓄圧室9と、操作シリンダ5内の圧力を制御する主制御弁15と、投入用蓄圧室6内を摺動する投入用蓄圧ピストン7と、投入用蓄圧ピストン7に駆動力を与える投入用蓄圧ばね8と、遮断用蓄圧室9内を摺動する遮断用蓄圧ピストン10と、遮断用蓄圧ピストン10に駆動力を与える遮断用蓄圧ばね11と、排出された流体を回収し加圧するポンプユニット16、投入用蓄圧ばね8、遮断用蓄圧ばね11を収納するばねケース12とから概略構成されている。
ばねケース12は、底部をもつ円筒形状で構成され、底部とは反対側には、ばねケース12を閉鎖するように流体圧機構部13を備えている。この流体圧機構部13は、蓄圧室部13aとシリンダ部13b及び主制御弁部13cから構成されている。
蓄圧室部13aは、ばねケース12側に開放される円筒穴部で形成される少なくとも1つの投入用蓄圧室6と、ばねケース12側に開放される円筒穴部で形成される少なくとも1つの遮断用蓄圧室9とを備えている。
また、シリンダ部13bは蓄圧室部13aに固定され、内部に操作ピストン4を摺動する操作シリンダ5を備えている。操作シリンダ5、操作ピストン4などの構成は、実施例1と同じである。操作シリンダ5は、投入用蓄圧ばね8や遮断用蓄圧ばね11の動作方向とは直角方向となるように設置され、操作ピストン4は、操作シリンダ5の内部を投入用蓄圧ばね8や遮断用蓄圧ばね11の動作方向とは直角方向に摺動する。
一方、主制御弁部13cは、主制御弁15を備えている。この主制御弁15は、実施例1と同様の構成であり、電磁的な力或いはパイロット弁等の動作による作動油圧を変化させることで動作し、シリンダ制御室21を投入用蓄圧室6側か、或いはタンク17側に選択的に接続可能である。
図9では、シリンダ部13bを蓄圧室部13aの右側に配置しているが、その配置場所は、例えば、蓄圧室部13aやばねケース12の手前や奥行き側等への設置も可能であり、また、主制御弁部13cやポンプユニット16なども同様に手前側、奥行き側や、上側、下側等に設置が可能であり、この図に限定したものではない。
本実施例におけるガス遮断器用駆動装置の動作は、実施例1と同じであり、説明は省略する。
このような本実施例によれば、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、更に、遮断部50に対する駆動機構の設置場所を選択することが可能となり、様々な開閉装置の設置要求に対応することが可能となる。
また、上述した各実施例のガス遮断器用駆動装置は、真空遮断器や断路器などの他の開閉装置用駆動装置としても利用でき、ガス遮断器用の駆動装置には限定されない。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
1…駆動装置、2…接点、2a…可動電極、2b…固定電極、3…ロッド、3b…ロッドの径増加部、4…操作ピストン、4a…操作ピストンの摺動部、4b…操作ピストンの突起部、5…操作シリンダ、5a…操作シリンダの大径部、5b…シリンダ小受圧面積室側小径部、5c…シリンダ制御室側小径部、5d、23…緩衝室、6…投入用蓄圧室、7…投入用蓄圧ピストン、7a…投入用蓄圧ピストンの円板部、7b…投入用蓄圧ピストンの円筒部、8…投入用蓄圧ばね、9…遮断用蓄圧室、10…遮断用蓄圧ピストン、10a…遮断用蓄圧ピストンの円板部、10b…遮断用蓄圧ピストンの円筒部、11…遮断用蓄圧ばね、12…ばねケース、13…流体圧機構部、13a…蓄圧室部、13b…シリンダ部、13c…主制御弁部、14A…第1の逆止弁、14B…第2の逆止弁、15、45…主制御弁、15a…切換えポート、15b…高圧ポート、15c…低圧ポート、15d…弁体、16…ポンプユニット、16b…ポンプユニットの吐出口、17…タンク、20…シリンダ小受圧面積室、21…シリンダ制御室、22、24…管路、25…開路用駆動部、26…閉路用駆動部、27…シール部材、30…シリンダ収納部、45a…閉路用主制御弁、45b…開路用主制御弁、50…遮断部、51…密閉容器。

Claims (15)

  1. 固定電極と可動電極からなる接点の投入及び遮断を作動油により行う開閉装置用駆動装置であって、
    前記開閉装置用駆動装置は、前記可動電極と連結されたロッドと、該ロッドに接続された操作ピストンと、該操作ピストンが摺動する操作シリンダ、投入用及び遮断用の前記作動油を蓄圧する投入用蓄圧室及び遮断用蓄圧室、前記操作シリンダ内の前記作動油の圧力を制御する主制御弁から成る流体圧機構部と、前記投入用蓄圧室内を摺動する投入用蓄圧ピストンと、該投入用蓄圧ピストンに駆動力を与え、前記投入用蓄圧室内の前記作動油を加圧する投入用蓄圧ばねと、前記遮断用蓄圧室内を摺動する遮断用蓄圧ピストンと、該遮断用蓄圧ピストンに駆動力を与え、前記遮断用蓄圧室内の前記作動油を加圧する遮断用蓄圧ばねと、前記投入用蓄圧ばね及び前記遮断用蓄圧ばねを収納するばねケースとを備え、
    前記遮断用蓄圧ばねは、前記投入用蓄圧ばねの内部に配置されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  2. 請求項1に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記投入用蓄圧力ばね及び前記遮断用蓄圧ばねは、コイルばねで構成されていると共に、同心円状に配置されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記操作ピストンは、前記操作シリンダ内の接点側の小受圧面積室及び該小受圧面積室とは反対側のシリンダ制御室に区分され、前記遮断用蓄圧室は、前記小受圧面積室に前記作動油が通る通路を介して接続されると共に、前記遮断用蓄圧室内には前記遮断用蓄圧ピストンが摺動可能に配置され、前記遮断用蓄圧ばねの蓄圧力を前記遮断用蓄圧ピストンを介して前記遮断用蓄圧室の前記作動油に与えるように構成され、かつ、前記投入用蓄圧室内には前記投入用蓄圧ピストンが摺動可能に配置され、前記投入用蓄圧ばねの蓄圧力を前記投入用蓄圧室ピストンを介して前記投入用蓄圧室の前記作動油に与えるように構成されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  4. 請求項3に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記主制御弁は、前記シリンダ制御室と前記投入用蓄圧室との間に設けられ、前記シリンダ制御室につながる切換えポート、前記投入用蓄圧室につながる高圧ポート及び低圧のタンクにつながる低圧ポートを備え、弁体の移動によって前記切換えポートの前記高圧ポート或いは前記低圧ポートへの接続を選択することによって、前記シリンダ制御室の圧力を制御するように構成されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  5. 請求項4に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記ばねケースは、一端が底部をもつ筒状に形成されていると共に、前記ばねケースの底部とは反対側の開放側には、その開放部を封鎖するように前記流体圧機構部が設置されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  6. 請求項5に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記投入用蓄圧室及び遮断用蓄圧室は、円筒穴形状で、かつ、前記ばねケースの内側に開放部を持つように形成されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  7. 請求項6に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記投入用蓄圧ピストンは、中心に穴が形成されている円板部と、該円板部に突き出している形状の少なくとも1つの円筒部とを備え、前記円筒部は、前記投入用蓄圧室内を摺動可能に配置され、かつ、前記投入用蓄圧ピストンの前記円筒部とは反対側の前記円板部には前記投入用蓄圧ばねの一端が接触配置されていると共に、前記投入用蓄圧ばねの他端が前記ばねケースの底部に接触配置され、
    一方、前記遮断用蓄圧ピストンは、円板部と、該円板部に突き出している形状の少なくとも1つの円筒部とを備え、前記円筒部は、前記遮断用蓄圧室を摺動可能に配置され、かつ、前記遮断用蓄圧ばねは、一端が前記ばねケースの底部に接触配置されていると共に、他端が前記遮断用蓄圧ピストンに接触配置されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  8. 請求項7に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記投入用蓄圧ピストンの円板部に形成されている前記穴内を、前記遮断用蓄圧ピストンが移動可能に配置されていると共に、前記投入用蓄圧ばね及び前記遮断用蓄圧ばねの中心を基準に、内側に前記遮断用蓄圧室及び前記遮断用蓄圧ピストンの円筒部、外側に前記投入用蓄圧室及び前記投入用蓄圧ピストンの円筒部が配置され、
    一方、前記操作シリンダは、前記流体圧機構部の前記遮断用蓄圧室の内側に設けられ、かつ、該操作シリンダは、前記操作ピストンが摺動する大径部と、前記小受圧面積室側の端部に、前記大径部よりも小径の小受圧面積室側小径部とが設けられていると共に、前記シリンダ制御室側の端部にも前記大径部よりも小径のシリンダ制御室側小径部が設けられ、前記遮断用蓄圧室は、管路を介して前記小受圧面積室側小径部に接続されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  9. 請求項8に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記操作ピストンは、前記操作シリンダの大径部を摺動する摺動部と、前記シリンダ制御室側に設けられた突起部とを有し、前記突起部は、断面積が前記摺動部から離れるほど小さくなるように構成され、かつ、前記ロッドには、前記可動接触子側から径が一定又は徐々に大きくなる径増加部部が形成されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  10. 請求項9に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記小受圧面積室側小径部の端部と前記シリンダ小受圧面積室の大径部の前記小受圧面積室側小径部側の端部との間には、前記小受圧面積室側小径部の端部から前記大径部への一方向への流れのみを許容する第1の逆止弁が設けられると共に、前記シリンダ制御室小径部の端部と前記大径部の前記シリンダ制御室側小径部側の端部との間には、前記シリンダ制御室小径部の端部から前記大径部への一方向への流れのみを許容する第2の逆止弁が設けられていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  11. 請求項3に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記ばねケースは底部を持つ円筒形状に形成されていると共に、該ばねケースの底部に穴部が設けられ、この穴部にはシリンダ収納部が固定され、前記ばねケースの底部とは反対側には前記流体圧機構部が固定されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  12. 請求項11に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記流体圧機構部内には、開路用主制御弁と閉路用主制御弁から成る主制御弁及び前記投入用蓄圧室と、それらを接続する配管が配置され、前記閉路用主制御弁は、前記シリンダ制御室と前記投入用蓄圧室を連絡する流路の途中に配置され、この両者間の流路の開閉を行い、かつ、前記開路用主制御弁は、前記シリンダ制御室とタンクを連絡する流路の途中に配置され、この両者間の流路の開閉を行うことを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  13. 請求項11に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記投入用蓄圧室は少なくとも1つの円筒穴形状で、かつ、前記ばねケースの内側に開放部を持つように形成されていると共に、前記流体圧機構部の前記投入用蓄圧室の内側には、前記遮断用蓄圧ばねの一端側が接触配置され、前記投入用蓄圧ピストンは、中心に穴が形成されている円板部と、該円板部に突き出している形状の複数の円筒部とを備え、前記円筒部は、前記投入用蓄圧室内を摺動可能に配置され、かつ、前記投入用蓄圧ピストンの前記円筒部とは反対側の前記円板部には前記投入用蓄圧ばねの一端が接触配置されていると共に、前記投入用蓄圧ばねの他端が前記ばねケースの底部に接触配置され、
    一方、前記遮断用蓄圧ピストンは、円板部と、該円板部に突き出している形状の複数の円筒部とを備え、前記円筒部は、前記遮断用蓄圧室を摺動可能に配置され、かつ、前記遮断用蓄圧ばねは、一端が前記流体圧駆動部に接触配置されていると共に、他端が前記遮断用蓄圧ピストンに接触配置され、前記遮断用蓄圧ばねは、前記投入用蓄圧ピストンの円板部に形成されている前記穴内を伸縮可能に配置されていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  14. 請求項13に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記シリンダ収納部は、円柱状の形状を成して前記投入用蓄圧ばねの内部に配置され、かつ、前記ばねケースの底部に固定されていると共に、前記シリンダ収納部には、円柱状の中心部に、前記操作ピストンが摺動可能な前記操作シリンダが設けられ、前記ばねケースの内部側を開放した複数の円筒穴形状の前記遮断用蓄圧室が設けられていることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
  15. 請求項3に記載の開閉装置用駆動装置において、
    前記ばねケースは底部をもつ円筒形状に形成されていると共に、前記ばねケースの底部とは反対側には前記ばねケースを閉鎖するように配置された流体圧駆動部を備え、前記流体圧機構部は、蓄圧室部とシリンダ部及び主制御弁部から構成され、
    前記蓄圧室部は、前記ばねケース側に開放される円筒穴部で形成される少なくとも1つの前記投入用蓄圧室と、前記ばねケース側に開放される円筒穴部で形成される少なくとも1つの前記遮断用蓄圧室とを備え、前記シリンダ部は、前記蓄圧室部に固定され、内部に前記操作ピストンを摺動する操作シリンダを備え、該操作シリンダは、前記投入用蓄圧ばね及び/又は前記遮断用蓄圧ばねの動作方向とは直角方向となるように設置され、前記操作ピストンは、前記操作シリンダの内部を前記投入用蓄圧ばね及び/又は前記遮断用蓄圧ばねの動作方向とは直角方向に摺動し、一方、前記主制御弁部は、前記主制御弁の動作による前記作動油を変化させることで動作し、前記シリンダ制御室を前記投入用蓄圧室側か或いはタンク側に選択的に接続可能であることを特徴とする開閉装置用駆動装置。
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