JP2016163371A - 電力制御システムおよび電力制御方法 - Google Patents

電力制御システムおよび電力制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016163371A
JP2016163371A JP2015037249A JP2015037249A JP2016163371A JP 2016163371 A JP2016163371 A JP 2016163371A JP 2015037249 A JP2015037249 A JP 2015037249A JP 2015037249 A JP2015037249 A JP 2015037249A JP 2016163371 A JP2016163371 A JP 2016163371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
storage device
storage battery
control system
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015037249A
Other languages
English (en)
Inventor
正臣 佐竹
Masaomi Satake
正臣 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2015037249A priority Critical patent/JP2016163371A/ja
Publication of JP2016163371A publication Critical patent/JP2016163371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

【課題】煩雑な処理の必要性および運転モードを切替えるための専用の仕組みを排除しつつ、発電電力を無駄にせずに有効に利用する。
【解決手段】電力制御システム(90)は、発電装置(1)と、蓄電池(41)と蓄電池(41)の充放電を制御する制御部(45)とを備える蓄電装置(4)と、発電装置(1)と蓄電装置(4)との間の電流量を検知する電流検知部(3)と、を備え、蓄電装置(4)、電流検知部(3)および発電装置(1)は、この順番で系統側から接続され、制御部(45)は、電流検知部(3)から取得した電流量から算出される電力量に基づいて、発電装置(1)が発生する電力の蓄電装置(4)への充電を制御可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力制御システムおよび電力制御方法に関する。
従来、自立運転モードと系統連系モードとを切り替えて、燃料電池による発電電力を制御するシステムが知られている(例えば特許文献1)。当該システムの自立運転時において、燃料電池が負荷追従しない場合、当該燃料電池が発電し負荷で消費しきれない電力を蓄電池に充電し、蓄電池がほぼ満充電である場合には余剰電力を負荷調整器が消費する。他方、自立運転時に燃料電池が負荷追従する場合、当該システムは負荷調整器と充電用コンバータの両方のフィードバック制御を行って燃料電池システムの出力が負荷需要入力を超過しないようにしている。
特開2008−022650号公報
しかしながら、特許文献1記載のシステムは自立運転時における蓄電池の充電に特化したものである上に、燃料電池システムが負荷追従しない場合、発電電力を負荷調整器において無駄に消費している。燃料電池システムが負荷追従する場合には、フィードバック制御が必要になるために処理が煩雑となる。また、自立運転モードと系統連系モードとを切り替えるための専用の仕組みも別途必要となる。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、煩雑な処理の必要性およびモードを切替えるための専用の仕組みを排除しつつ、発電電力を無駄にせずに有効に利用することができる電力制御システムおよび電力制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力制御システムは、
発電装置と、
蓄電池と当該蓄電池の充放電を制御する制御部とを備える蓄電装置と、
前記発電装置と前記蓄電装置との間の電流量を検知する電流検知部と、
を備え、
前記蓄電装置、前記電流検知部および前記発電装置は、この順番で系統側から接続され、
前記制御部は、前記電流検知部から取得した電流量から算出される電力量に基づいて前記発電装置が発生する電力の前記蓄電装置への充電を制御可能である。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力制御方法は、
発電装置と、蓄電池と当該蓄電池の充放電を制御する制御部とを備える蓄電装置と、電流検知部と、を備える電力制御システムにおける電力制御方法において、
前記蓄電装置、前記電流検知部および前記発電装置は、この順番で系統側から接続され、
前記電流検知部が、前記発電装置と前記蓄電装置との間の電流量を検知するステップと、
前記制御部が、前記電流検知部から取得した電流量から算出される電力量に基づいて、前記発電装置が発生する電力の前記蓄電装置への充電を制御するステップと、
を含む。
本発明の一実施形態に係る電力制御システムおよび電力制御方法によれば、煩雑な処理の必要性および運転モードを切替えるための専用の仕組みを排除しつつ、発電電力を無駄にせずに有効に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る電力制御システムの機能ブロック図である。 目標値、第1の閾値および第2の閾値の関係を説明する図である。 図1の電力制御システムの動作を示すフローチャートである。 図1の電力制御システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電力制御システムの機能ブロック図である。 電圧目標値、第1の電圧閾値および第2の電圧閾値の関係を説明する図である。 図5の電力制御システムの動作を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力制御システム90の機能ブロック図である。図1において、制御ラインおよび情報伝達ラインは破線で示し、電力ラインは実線で示す。電力制御システム90は、系統80に接続される。電力制御システム90は、発電装置1、電流検知部3および蓄電装置4を少なくとも備え、更に発電装置電流検知部2、逆潮流電流検知部5および負荷6を備えてもよい。
現在の日本国における蓄電システムは、電力料金が比較的高い昼間に放電を行い電力料金が比較的安い夜間に充電を行う。また、国の規定により、蓄電システムからは系統80に逆潮流を行うことができない。このため蓄電システムには逆潮流を防止するための電流センサが設けられ、蓄電システムが放電する場合は常に順潮流となるように制御される(負荷追従制御)。これはガスエンジンおよび燃料電池等の発電機にも同様である。従来の発電機(特に、いわゆるエネファームおよびガスエンジン)は発電と同時にお湯を沸かすため、お湯を沸かすには負荷が必要である。そこで系統80から見て電流センサ、蓄電システム、発電機の電流センサ、発電機、負荷の順で接続されている。発電機で発電し負荷で消費しきれなかった余剰電力を蓄電池に充電したいという要望があるが、当該接続順のとき蓄電システムが発電機の電流センサよりも系統側に設けられ、発電機から蓄電システムが負荷として見えない。このため、当該接続順では、蓄電池への充電は不可能である。
そこで第1実施形態に係る電力制御システム90において、逆潮流電流検知部5、蓄電装置4、電流検知部3、発電装置1および負荷6は、発電装置1から蓄電装置4への充電を可能にするために、この順番で系統80側から接続される。電力制御システム90は例えば需要家施設において備えられる。第1実施形態に係る電力制御システム90の各機能を説明するが、電力制御システム90が有する他の機能を排除することを意図したものではないことに留意されたい。
発電装置1は例えば、発電した電力を系統80に逆潮流させることができない装置であり、ガスの電気化学反応により発電する固体酸化物形(SOFC)燃料電池である。発電装置1は負荷追従可能である。発電装置1は、太陽光発電装置、マイクロ風力発電装置およびマイクロ火力発電装置などの別の発電装置であってもよい。発電装置1は、定格出力での発電を行うことができる。
発電装置電流検知部2は、発電装置1が発電した電流を定期的または不定期的に検知する電流センサである。発電装置電流検知部2は、検知した電流の値を蓄電装置4に出力する。
電流検知部3は、発電装置1と蓄電装置4との間に流れる電流を検知する電流センサである。電流検知部3は、検知した電流の値を蓄電装置4に出力する。
蓄電装置4は、蓄電池41、DC/DCコンバータ42、DC/ACインバータ43、記憶部44および制御部45を備える。
蓄電池41は、制御部45に制御されて充放電を行う。
DC/DCコンバータ42は、蓄電池41の出力電圧を、所要の直流電圧まで昇圧する。
DC/ACインバータ43は、DC/DCコンバータ42が出力した直流電圧を交流電圧に変換する。
記憶部44は、フラッシュメモリ等の任意の記憶資源を用いて構成する。記憶部44は各種情報および蓄電装置4を動作させるためのプログラム等を記憶するとともに、ワークメモリとしても機能する。図2に示すように、記憶部44は、電力制御の目標値、当該目標値以下の第1の閾値および当該目標値以上の第2の閾値を少なくとも記憶する。本実施形態においては、順潮流方向を正、逆潮流方向を負とし、蓄電装置4の放電方向を正、充電方向を負とすると、目標値は30W、第1の閾値は20W、第2の閾値は40Wである。しかしながら、目標値、第1の閾値および第2の閾値はこれらに限定されない。
また、目標値、第1の閾値および第2の閾値は、電流検知部3を流れる電流量から算出される電力量から、蓄電装置4の充放電量を引いた減算値(すなわち、系統80から負荷6に供給される電力量の値。以下、減算値とする)と比較される値である。
制御部45は、蓄電装置4の各機能部をはじめとして蓄電装置4の全体(例えば蓄電池41の充放電)を制御するプロセッサである。例えば制御部45は、電流検知部3から取得した電流量から算出される電力量に基づいて、発電装置1が発生する電力の蓄電装置4への充電を制御可能である。より具体的には、制御部45は、減算値が目標値の30Wとなるように、発電装置1から蓄電装置4への充電を制御する。減算値が目標値となるように制御することは、減算値が常に目標値と一致することのみならず、減算値が目標値付近となることも含む。
一例として制御部45による制御の結果減算値が30Wとなり、発電装置1が1kWの出力を行い、負荷6が530Wを消費しているとき、発電装置1から出力された電力のうち負荷6で消費されなかった500Wは蓄電装置4に充電される。このとき電流検知部3は、順潮流方向に30Wを検知して且つ逆潮流方向に500Wを検知するため、電流検知部3が示す電力量をまとめると逆潮流方向に470Wである。
逆潮流電流検知部5は、蓄電装置4よりも系統80側に備えられる電流センサであって、電力制御システム90から系統80への逆潮流電流を定期的または不定期的に検知可能な電流センサである。逆潮流電流検知部5は、検知した電流の値を発電装置1に出力する。
負荷6は、電力を消費する電力負荷であり、例えば需要家施設によって使用されるエアコン、電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、ルータ等の各種電気製品である。また負荷6は、商工業施設で使用される空調機または照明器具等の機械、照明設備等であってもよい。
以下、本発明の第1実施形態を詳細に説明する。
発電装置電流検知部2は、電流量を検知して、当該電流量の値を制御部45に出力する。当該値を取得した制御部45は、当該値を電力量に変換した発電電力値が0kWのとき(すなわち発電装置1が発電していないとき)、発電装置1の運転停止フラグがOFFであり且つ蓄電池41の容量が残っている限り、蓄電池41を負荷追従で放電させる。
他方、当該値を電力量に変換した値が0kWより大きいとき(すなわち発電装置1が発電しているとき)、減算値と第2の閾値とを比較する。
制御部45は、減算値が第2の閾値を上回ると判定すると、発電装置1の運転停止フラグがOFFであり且つ蓄電池41の容量が残っていることを確認する。制御部45は、発電電力値が0kWより大きく且つ減算値が第1の閾値を下回らない限り、蓄電池41を負荷追従で放電させる。
また制御部45は、減算値が第1の閾値を下回ると判定すると、発電装置1の運転停止フラグがOFFであることを確認する。制御部45は、発電電力値が0kWより大きく且つ減算値が第2の閾値を上回らない限り、蓄電池41を充電させる。
具体的には、例えば蓄電池41が充電している状態で負荷6の消費電力が上昇して減算値が60Wとなったとき、制御部45は蓄電池41を放電させる。このとき、系統80から供給されていた電力の一部が蓄電池41からの放電電力により代替されるため、減算値は減少する。当該減少の結果、減算値が第1の閾値を下回ると、今度は発電装置1の発電電力のうち負荷6に供給しなくてもよい余剰部分が生じる。このとき発電装置1は発電電力の少なくとも一部を蓄電池41に供給する。蓄電池41に充電される電力量が多くなると、系統80から負荷6に供給すべき電力量が多くなるため、減算値は増加する。
異なる機能として、制御部45は、減算値が目標値を上回るまたは下回る期間が基準期間を超えたときに充電または放電を行ってもよい。
別の異なる機能として、発電装置1は、逆潮流電流検知部5から取得した電流値から算出される電力量の制御目標値を記憶してもよい。発電装置1は、当該制御目標値が第1の閾値よりも大きく且つ蓄電装置4の制御部45が行う電力制御の目標値よりも小さくなるように発電電力を制御してもよい。
[動作フロー]
図3および図4は第1実施形態に係る蓄電装置4の制御部45の動作を示すフローチャートである。
制御部45は、発電電力値が0kWより大きいか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1でNoのとき、制御部45は発電装置1の運転停止フラグがONか否かを判定し(ステップS2)、ステップS2でYesのときは発電装置1の運転を停止させる(ステップS3)。他方、ステップS2でNoのとき、制御部45は、蓄電池41の残容量があるか否かを判定し(ステップS4)、ステップS4でNoのとき制御部45はステップS1に戻る。
他方、ステップS4でYesのとき、制御部45は蓄電池41を放電させる(ステップS5)。次いで制御部45はステップS1に戻る。
ステップS1でYesのとき、制御部45は減算値が第2の閾値を上回るか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6でYesのとき、制御部45は運転停止フラグがONであるか否かを判定し(ステップS7)、ステップS7でYesのとき発電装置1の運転を停止させる(ステップS8)。ステップS7でNoのとき、制御部45は蓄電池41の残容量があるか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9でNoのとき、制御部45はステップS1に戻る。
ステップS9でYesのとき制御部45は、蓄電池41を放電させ(ステップS10)、発電電力値が0kWより大きいか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11でNoのとき制御部45はステップS1に戻る。ステップS11でYesのとき制御部45は減算値が第1の閾値を下回るか否かを判定し(ステップS12)、ステップS12でNoのときステップS7に戻り、ステップS7でNoであり且つステップS9でYesであれば放電を続ける。
他方、ステップS12でYesのとき、制御部45はステップS1に戻る。
ステップS6でNoのとき、制御部45は減算値が第1の閾値を下回るか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13でNoのとき制御部45は、以前の充電または放電の状態を維持してステップS1に戻る。ステップS13でYesのとき制御部45は、運転停止フラグがONか否かを判定し(ステップS14)、ステップS14でYesのとき発電装置1の運転を停止させる(ステップS15)。ステップS14でNoのとき制御部45は、蓄電池41を充電させる(ステップS16)。
制御部45は、発電電力値が0kWより大きいか否かを判定し(ステップS17)、ステップS17でNoのときステップS1に戻る。ステップS17でYesのとき制御部45は減算値が第2の閾値を上回るか否かを判定し(ステップS18)、ステップS18でNoのときステップS14に戻り、ステップS14でNoであれば充電を続ける。ステップS18でYesのとき、制御部45はステップS1に戻る。
上記第1実施形態によれば、電力制御システム90は、発電装置1と、蓄電池41と蓄電池41の充放電を制御する制御部45とを備える蓄電装置4と、発電装置1と蓄電装置4との間の電流量を検知する電流検知部3と、を備える。また、制御部45は、電流検知部3から取得した電流量から算出される電力量に基づいて、発電装置1が発生する電力の蓄電装置4への充電を制御可能である。制御部45は電流検知部3における電力量を確認し蓄電池41の充放電を制御すればよいので、発電装置1に対して特別な制御(例えばモードの切替え)を行う必要がない。また、発電装置1による発電電力量の余剰分を蓄電池41に充電させればよいので、負荷調整器は不要である。このため、煩雑な処理の必要性およびモードを切替えるための専用の仕組みを排除しつつ、発電電力を無駄にせずに有効に利用することができる。
また上記第1実施形態によれば、蓄電装置4、電流検知部3および発電装置1は、この順番で系統側から接続される。したがって、発電装置1から蓄電装置4への充電が可能となる。
また上記第1実施形態によれば、制御部45は、算出される電力量の順潮流方向を正、逆潮流方向を負とし、蓄電装置4の放電方向の電力を正、充電方向の電力を負として、当該電力量から蓄電装置4の充放電電力量を引いた減算値が目標値となるように蓄電装置4の充放電を制御する。このため、系統80から負荷6に供給される電力量を目標値に近付けて系統80からの買電量を安定させ、もって電力調達コストが大きく変動することを避けることができる。
また上記第1実施形態によれば、制御部45は、目標値以下の第1の閾値を減算値が下回ると発電装置1が発生する電力を蓄電装置4に充電させ、目標値以上の第2の閾値を減算値が上回ると蓄電装置4を放電させる。このため、負荷6における消費電力量が大きく変動しても、変動分を吸収して減算値を目標値に近付けることが可能となる。
また上記第1実施形態によれば、電力制御システム90は、蓄電装置4よりも系統80側に接続され、系統80への逆潮流を検知するための逆潮流電流検知部5を更に備える。すなわち、逆潮流電流検知部5は蓄電装置4よりも系統80側に接続されるため、仮に発電装置1から蓄電装置4への充電を行っていても、系統80への逆潮流を検出することはなく、電力制御システム90が現在の日本国の規定に反することはない。
また上記実施形態1によれば、発電装置1は定格出力での発電を行う。このため、発電装置1を最大限に利用することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。第1実施形態と共通する部分の説明は省略する。
[システム構成]
図5は、本発明の第2実施形態に係る電力制御システム90の機能ブロック図である。電力制御システム90は第1実施形態と比べ、自立出力可能な補助蓄電装置7および連系リレー8を更に備える。第2実施形態において、電力制御システム90が系統80から解列されたとき、補助蓄電装置7は、系統80に代わり、発電装置1、蓄電装置4および負荷6に電力を供給可能である。補助蓄電装置7は、発電装置1および蓄電装置4の少なくとも一方に電力を供給してもよい。
発電装置1、発電装置電流検知部2、電流検知部3、蓄電装置4および逆潮流電流検知部5は、第1実施形態と同様の処理を行う。
補助蓄電装置7は、補助蓄電池71、DC/DCコンバータ72、DC/ACインバータ73、記憶部74、補助蓄電池制御部75および電圧検知部76を有する。
補助蓄電池71、DC/DCコンバータ72およびDC/ACインバータ73は、蓄電池41、DC/DCコンバータ42およびDC/ACインバータ43のそれぞれと同様の機能を有するため、説明を省略する。
記憶部74は、フラッシュメモリ等の任意の記憶資源を用いて構成する。記憶部74は各種情報および補助蓄電装置7を動作させるためのプログラム等を記憶するとともに、ワークメモリとしても機能する。記憶部74は、図6に示す通り、電圧制御の電圧目標値、当該電圧目標値以上の第1の電圧閾値および当該電圧目標値以下の第2の電圧閾値を記憶する。本実施形態において、図6に示す通り電圧目標値は101V、第1の電圧閾値は106V、第2の電圧閾値は96Vであるが、これらに限定されず、第1の電圧閾値および第2の電圧閾値は電圧目標値と等しくてもよい。
補助蓄電池制御部75は、補助蓄電装置7の各機能部をはじめとして補助蓄電装置7の全体を制御するプロセッサである。後述するように、補助蓄電池制御部75は、系統80が停電したとき、連系リレー8を解列し補助蓄電池71を放電させて、発電装置1、蓄電装置4および負荷6に電力を供給可能である。補助蓄電池制御部75は、後述するように、電圧検知部76から取得した電圧値に基づいて、補助蓄電池71の充放電を制御する。
補助蓄電池制御部75は、連系リレー8が解列しているとき、発電装置1が発電した電力のうち蓄電池41に充電されなかった電力を補助蓄電池71に充電させてもよい。
電圧検知部76は、補助蓄電装置7の内部に備えられ、電圧を検知する電圧センサである。電圧検知部76は、検知した電圧の値を補助蓄電池制御部75に出力する。
連系リレー8は、補助蓄電池制御部75による制御により開閉され(解列されまたは並列され)、この結果、電力制御システム90は系統80から解列または並列される。
以下、本発明の第2実施形態を詳細に説明する。
発電装置1および蓄電装置4は、系統80が停電したことを検知すると、運転を停止する。補助蓄電池制御部75は、系統80が停電したことを検知すると、連系リレー8を解列して電力制御システム90を系統80から解列する。発電装置1および蓄電装置4は、補助蓄電装置7から電力の供給を受けて、第1実施形態と同様に処理を行う。
補助蓄電池制御部75は、電圧検知部76で検知した電圧値をフィードバックして常に定電圧になるように電圧を制御する。補助蓄電池制御部75は、当該電圧値が第1の電圧閾値を上回ると、電圧値が第2の電圧閾値を下回らない限り補助蓄電池71を充電させる。また補助蓄電池制御部75は、電圧値が第2の電圧閾値を下回ると、電圧値が第1の電圧閾値を上回らない限り補助蓄電池71を放電させる。
異なる機能として、補助蓄電池制御部75は、電圧目標値を電圧値が上回るまたは下回る期間が基準期間を超えたときにそれぞれ充電または放電を行ってもよい。
補助蓄電池制御部75は、系統80が復電したことを検知したとき、補助蓄電池71の充放電を停止する。また、蓄電装置4および発電装置1は、系統80の復電を検知すると、電力の出力を停止する。補助蓄電池制御部75は、当該停止から所定時間待機し、連系リレー8を並列させる。当該並列後、発電装置1、蓄電装置4および補助蓄電装置7は、停電前と同様の処理を行う。
[動作フロー]
図7は第2実施形態に係る補助蓄電装置7の補助蓄電池制御部75の動作を示すフローチャートである。
補助蓄電池制御部75は、系統80の停電を検知したか否かを判定し(ステップS21)、検知すると連系リレー8を解列する(ステップS22)。
次いで補助蓄電池制御部75は、電圧検知部76で検知した電圧値が第1の電圧閾値を上回るか否かを判定する(ステップS23)。ステップS23でYesのとき、補助蓄電池制御部75は補助蓄電池71を充電させる(ステップS24)。補助蓄電池制御部75は、系統80が復電したか否かを判定し(ステップS25)、ステップS25でNoのとき電圧値が第2の電圧閾値を下回るか否かを判定する(ステップS26)。ステップS25でYesのときの動作は後述する。ステップS26でNoのとき、補助蓄電池制御部75はステップS24に戻り、充電を続ける。他方、ステップS26でYesのとき、補助蓄電池制御部75はステップS23に戻り、充電を続ける。
他方、ステップS23でNoのとき、補助蓄電池制御部75は、電圧値が第2の電圧閾値を下回るか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27でNoのとき、補助蓄電池制御部75は、以前の充電または放電の状態を維持して、ステップS23に戻る。
他方、ステップS27でYesのとき、補助蓄電池制御部75は、補助蓄電池71を放電させる(ステップS28)。次いで補助蓄電池制御部75は系統80が復電したか否かを判定し(ステップS29)、ステップS29でNoのとき、電圧値が第1の電圧閾値を上回るか否かを判定する(ステップS30)。ステップS29でYesのときの動作は後述する。ステップS30でNoのとき補助蓄電池制御部75はステップS28に戻り放電を続ける。他方、ステップS30でYesのとき、補助蓄電池制御部75はステップS23に戻る。
ステップS25またはステップS29でYesのとき、補助蓄電池制御部75は補助蓄電池71の充電または放電を停止させる(ステップS31)。次いで補助蓄電池制御部75はステップS25またはステップS29から所定時間(例えば数秒)が経過したか否かを判定し(ステップS32)、所定時間が経過していれば(ステップS32のYes)、補助蓄電池制御部75は連系リレー8を並列させる(ステップS33)。
上記第2実施形態の通り、電力制御システム90は、補助蓄電池71ならびに当該補助蓄電池71の充放電を制御する補助蓄電池制御部75を備え、蓄電装置4よりも系統80側に接続される補助蓄電装置7と、補助蓄電装置7よりも系統80側に接続された連系リレー8と、を更に備える。このため、系統80が停電したときに電力制御システム90を系統80から解列させつつ、発電装置1が発電した電力を蓄電装置4に充電することが可能となる。
上記第2実施形態の通り、補助蓄電池制御部75は、系統80が停電したとき、連系リレー8を解列して補助蓄電池71を放電させる。このため、系統80が停電しても、電力制御システム90の全体を稼働させることが可能となる。
上記第2実施形態の通り、電力制御システム90は電圧検知部76を更に備え、補助蓄電池制御部75は、電圧検知部76から取得した電圧値に基づいて補助蓄電池71の充放電を制御する。このため、電圧値を一定の値に近づけ、安定的に電力を供給することが可能となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能である。また、本発明を方法の発明として実施するときにも、複数の部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、本発明に係る蓄電装置4の制御部45および補助蓄電装置7の補助蓄電池制御部75をコンピュータで構成したとき、各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、そのコンピュータの内部または外部の記憶部に格納しておき、そのコンピュータの中央演算処理装置(CPU)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。また、このようなプログラムは、例えばDVDまたはCD−ROMなどの可搬型記録媒体の販売、譲渡、貸与等により流通させることができるほか、そのようなプログラムを、例えばネットワーク上にあるサーバの記憶部に記憶しておき、ネットワークを介してサーバから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、流通させることができる。また、そのようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶部に記憶することができる。また、このプログラムの別の実施態様として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、更に、このコンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
1 発電装置
2 発電装置電流検知部
3 電流検知部
4 蓄電装置
41 蓄電池
42 DC/DCコンバータ
43 DC/ACインバータ
44 記憶部
45 制御部
5 逆潮流電流検知部
6 負荷
7 補助蓄電装置
71 補助蓄電池
72 DC/DCコンバータ
73 DC/ACインバータ
74 記憶部
75 補助蓄電池制御部
76 電圧検知部
8 連系リレー
80 系統
90 電力制御システム

Claims (9)

  1. 発電装置と、
    蓄電池と当該蓄電池の充放電を制御する制御部とを備える蓄電装置と、
    前記発電装置と前記蓄電装置との間の電流量を検知する電流検知部と、
    を備え、
    前記蓄電装置、前記電流検知部および前記発電装置は、この順番で系統側から接続され、
    前記制御部は、前記電流検知部から取得した電流量から算出される電力量に基づいて、前記発電装置が発生する電力の前記蓄電装置への充電を制御可能である、電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御部は、前記算出される電力量の順潮流方向を正、逆潮流方向を負とし、前記蓄電装置の放電方向の電力を正、充電方向の電力を負として、当該電力量から前記蓄電装置の充放電電力量を引いた減算値が目標値となるように前記蓄電装置の充放電を制御する、電力制御システム。
  3. 請求項2に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御部は、前記目標値以下の第1の閾値を前記減算値が下回ると前記発電装置が発生する電力を前記蓄電装置に充電させ、前記目標値以上の第2の閾値を前記減算値が上回ると前記蓄電装置を放電させる、電力制御システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記蓄電装置よりも前記系統側に接続され、前記系統への逆潮流を検知可能な逆潮流電流検知部を更に備える、電力制御システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    補助蓄電池ならびに当該補助蓄電池の充放電を制御する補助蓄電池制御部を備え、前記蓄電装置よりも前記系統側に接続される補助蓄電装置と、
    前記補助蓄電装置よりも前記系統側に接続された連系リレーと、
    を更に備える、電力制御システム。
  6. 請求項5に記載の電力制御システムにおいて、
    前記補助蓄電池制御部は、前記系統が停電したとき前記連系リレーを解列して前記補助蓄電池を放電させる、電力制御システム。
  7. 請求項5または6に記載の電力制御システムにおいて、
    前記補助蓄電装置は電圧検知部を更に備え、
    前記補助蓄電池制御部は、前記電圧検知部から取得した電圧値に基づいて前記補助蓄電池の充放電を制御する、電力制御システム。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記発電装置は定格出力での発電を行う、電力制御システム。
  9. 発電装置と、蓄電池と当該蓄電池の充放電を制御する制御部とを備える蓄電装置と、電流検知部と、を備える電力制御システムにおける電力制御方法において、
    前記蓄電装置、前記電流検知部および前記発電装置は、この順番で系統側から接続され、
    前記電流検知部が、前記発電装置と前記蓄電装置との間の電流量を検知するステップと、
    前記制御部が、前記電流検知部から取得した電流量から算出される電力量に基づいて、前記発電装置が発生する電力の前記蓄電装置への充電を制御するステップと、
    を含む、電力制御方法。
JP2015037249A 2015-02-26 2015-02-26 電力制御システムおよび電力制御方法 Pending JP2016163371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037249A JP2016163371A (ja) 2015-02-26 2015-02-26 電力制御システムおよび電力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037249A JP2016163371A (ja) 2015-02-26 2015-02-26 電力制御システムおよび電力制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016163371A true JP2016163371A (ja) 2016-09-05

Family

ID=56845697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015037249A Pending JP2016163371A (ja) 2015-02-26 2015-02-26 電力制御システムおよび電力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016163371A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5311153B2 (ja) 電力制御装置および電力制御方法
EP2738902B1 (en) Power supply system, distribution device, and power control device
JP6289661B2 (ja) 電力供給機器、電力供給システム及び電力供給機器の制御方法
JP2010130836A (ja) 電力供給システム及び電力切替装置
US10749346B2 (en) Power management system
JP2018011476A (ja) 給電装置及び給電システム
JP2017118598A (ja) 電力供給システム
JP6391473B2 (ja) 蓄電池システム
EP1513240A2 (en) Apparatus for supplying standby power
JP6584774B2 (ja) 電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法
JP6385207B2 (ja) 蓄電池システム
JP6209337B2 (ja) 給電システム、給電プログラムおよび給電方法
JP2016163371A (ja) 電力制御システムおよび電力制御方法
JP6704479B2 (ja) 電力供給システム、電力供給機器及び電力供給システムの制御方法
JP6208613B2 (ja) 発電システム
JP2015142426A (ja) 発電システム
JP6351200B2 (ja) 電力供給システム
JP5939938B2 (ja) 電力供給システム
JP2015076966A (ja) 燃料電池を用いた電源システムの制御装置、並びに燃料電池を用いた電源システム及びその制御方法
JP2003169421A (ja) 電力貯蔵システム及びその制御方法
JP2019030160A (ja) 分散型電源システム
JP2019030161A (ja) 分散型電源システム
JP2017153363A (ja) 電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法
JP7113693B2 (ja) 電力供給システム
JP6610419B2 (ja) 蓄電システム、制御プログラム及び記録媒体