JP2016162637A - 車両用灯具 - Google Patents

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剛直 吉村
Takenao YOSHIMURA
剛直 吉村
英任 安間
Hidetada Yasuma
英任 安間
誠 大石
Makoto Oishi
誠 大石
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Abstract

【課題】防曇コーティングによらずにアウタカバーの曇りが抑制された車両用灯具を提供する。【解決手段】ランプボディ2と無色透明なアウタカバー3とで灯室Sが形成され、灯室Sの内部に光源4と有色透明なインナーレンズ5とが設けられている。アウタカバー3は、光源4から出射された光を前方に出射させる光出射部3bと、光出射部3bから出射された光Lの出射方向に対して略平行に延びる水平部3aと、を有し、少なくとも水平部3aに赤外線吸収剤が混入されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用灯具に関する。
車両用灯具のアウタカバーの表面温度が灯室内の露点よりも低い場合、アウタカバーの内面に結露が生じる。夜間に車両用灯具が冷却され、朝方に車両用灯具に太陽光が照射されると、太陽光はアウタカバーを素通りして、灯室内の部材を温める。このようにして灯室内の温度が高くなると、灯室内の部材が吸収した水分が放出され、灯室内の湿度が高くなる。この結果、低温のアウタカバーの内面に結露が生じやすい。
このようにアウタカバーの内面に結露が生じると外観を損なうことがあるので、アウタカバーの内面に、濡れ性の良い膜(防曇コーティング)を設ける技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この防曇コーティングは、水蒸気が結露するときに、その上に水膜を形成させることで曇りを防止している。
特開2000−182410号公報
ところで、近年、デザイン上の要請により、クリアなアウタカバーと、着色されたインナーレンズを備えた車両用標識灯が増えてきている。このような車両用標識灯においては、太陽光はアウタカバーを素通りしやすく、着色されたインナーレンズは太陽光により温められやすい。このため、アウタカバーの表面温度が灯室内の露点より低くなりやすい。さらに、アウタカバーが水平に延びる水平部を有している場合、水平部は放射冷却により温度が下がりやすい。また、着色されたインナーレンズは太陽光で温められることにより、水分を放出しやすくなる。このため、クリアなアウタカバーの水平部の内面には結露が生じやすい。
しかし、特許文献1に記載のような防曇コーティングは経年劣化し、水膜とともにアウタカバーの内面から垂れて、水が再び蒸発した後にこのコーティング剤の垂れた跡が視認できるようになってしまう。特にクリアなアウタカバーにこのような防曇コーティングの垂れが生じてしまうと、垂れた跡が目を引きやすく、外観不良を招きやすい。
そこで本発明は、防曇コーティングによらずにアウタカバーの曇りが抑制された車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用灯具は、
ランプボディと無色透明なアウタカバーとで灯室を形成し、前記灯室の内部に光源と有色透明なインナーレンズとを有する車両用灯具であって、
前記アウタカバーは、
前記光源から出射された光を前方に出射させる光出射部と、
前記光出射部から出射された光の出射方向に対して略平行に延びる水平部と、を有し、
少なくとも前記水平部に赤外線吸収剤が混入されている。
水平部を有する無色透明なアウタカバーは、放射冷却によってアウタカバーの表面温度が下がりやすく、また、太陽光を吸収しにくいので、表面温度が上がりにくい。このため、このような水平部を有するアウタカバーは、本来的には、曇りが生じやすい。また、無色透明なので曇りが目立ちやすい。
しかし、本発明に係る車両用灯具によれば、アウタカバーの少なくとも水平部に赤外線吸収剤が混入されているので、水平部は太陽光の赤外成分を吸収して太陽光により温められやすい。また、アウタカバーの水平部が太陽光を吸収すると、灯室内の温度が上がりにくく灯室内の水蒸気が増えにくい。このため本発明に係る車両用灯具によれば、防曇コーティングによらず曇りの発生を抑制することができる。
また、本発明に係る車両用灯具においては、赤外線吸収剤がアウタカバーの少なくとも水平部に混入されている。このため、防曇コーティングのように、経年劣化して垂れてしまうおそれがない。
上記本発明に係る車両用灯具において、
前記水平部は、前記光出射部より前方に突出する整流部を含んでいてもよい。
上記本発明に係る車両用灯具において、
前記灯室内の部材の少なくとも一部を覆うエクステンションを有し、
前記エクステンションは、黒色の樹脂からなり、その前記アウタカバーと対向する側の表面に金属の蒸着膜を有していてもよい。
黒色の樹脂からなるエクステンションは太陽光を吸収しやすいので高温になりやすく、高温になるとエクステンションから水蒸気が生じやすい。しかし、エクステンションの表面に金属の蒸着膜が設けられているため、エクステンションから生じる水蒸気が灯室内に拡散することを抑制できる。このため、アウタカバーに曇りが生じにくい。
また、エクステンションに設けられた金属の蒸着膜は太陽光をアウタカバーに向けて反射させる。このため、太陽から直接入射する光と蒸着膜からの反射光が、アウタカバーに入射することになる。このアウタカバーの部位に赤外線吸収剤が含まれていると、より効率的にアウタカバーが温められやすくなり、さらにアウタカバーと灯室内の温度差を生じにくくすることができ、曇りの発生を抑制しやすい。
上記本発明に係る車両用灯具において、
前記エクステンションは、少なくともその一部が、灯具の前方から見て、前記アウタカバーの前記水平部と重なっていてもよい。
アウタカバーの温度低下が生じやすい朝方や夕方は、水平方向に太陽光が灯室内に入射する。そこで、灯具の前方から見て、水平部と少なくとも一部が重なる位置にエクステンションを設けることにより、水平部の周囲を、太陽から直接入射する光とエクステンションによる反射光とによって温めることができる。これにより、特に温度の下がりやすい水平部の周囲の温度が、灯室内の温度より低くなりにくく、曇りの発生を抑制しやすい。
上記本発明に係る車両用灯具において、
前記アウタカバーは、アクリル樹脂と、前記赤外線吸収剤としての酸化タングステン系赤外線吸収剤を含み、
前記酸化タングステン系赤外線吸収剤は、前記アクリル樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上、0.5重量部以下混入されていてもよい。
酸化タングステン系赤外線吸収剤は耐候性が高いため、経年劣化が生じにくい。
酸化タングステン系赤外線吸収剤が0.05重量部より少ないと、太陽光によるアウタカバーの表面温度の上昇が、太陽光による灯室内の温度上昇に釣り合わず、曇りが生じるおそれがある。
酸化タングステン系赤外線吸収剤が0.5重量部より多く含まれていると、可視光の透過率が低下してしまい、インナーレンズから出射される光の光利用効率が低下してしまう。
上記本発明に係る車両用灯具において、
前記アウタカバーは、アクリル樹脂と、前記赤外線吸収剤としてのフタロシアニン系赤外線吸収剤を含み、
前記フタロシアニン系赤外線吸収剤は、前記アクリル樹脂100重量部に対して、0.005重量部以上、0.02重量部以下、混入されていてもよい。
フタロシアニン系赤外線吸収剤は耐候性が高いため、経年劣化が生じにくい。
フタロシアニン系赤外線吸収剤が0.005重量部より少ないと、太陽光によるアウタカバーの表面温度の上昇が、太陽光による灯室内の温度上昇に釣り合わず、曇りが生じるおそれがある。
フタロシアニン赤外線吸収剤が0.02重量部より多く含まれていると、可視光の透過率が低下してしまい、インナーレンズから出射される光の光利用効率が低下してしまう。
本発明によれば、防曇コーティングによらずにアウタカバーの曇りが抑制された車両用灯具が提供される。
本発明の実施形態に係る車両用灯具の側断面図である。 実施例1〜4および比較例1,2の光の透過スペクトルである。 実施例1〜4および比較例1,2のテストピースに疑似太陽光を照射したときの温度変化を示す。
以下、本発明に係る車両用灯具の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具1の側断面図である。図1に示すように、車両用灯具1は、ランプボディ2と、アウタカバー3と、光源4と、インナーレンズ5を有する。
ランプボディ2は灯具前方に開口を有する。ランプボディ2と無色透明なアウタカバー3とで灯室Sが形成される。灯室Sの内部に光源4と有色透明なインナーレンズ5とが配置されている。
灯室S内には、光源4と、リフレクタ6と、インナーレンズ5と、エクステンション7が設けられている。本実施形態では、放電バルブが光源4として搭載されている。光源4としては、他にフィラメントバルブ、LED(Light Emitting Diode)、LD(LASER Diode)、有機ELなどを採用できる。
リフレクタ6の内面には、金属の蒸着により反射膜6aが設けられている。リフレクタ6の反射膜6aは、光源4から出射された光を灯具の前方へ向けて反射させる。
インナーレンズ5は、リフレクタ6の前方に設けられている。インナーレンズ5は、アンバー色に着色されている。インナーレンズ5は、機能色を呈する有色の顔料または染料を含んだ透明なアクリル樹脂により構成されている。機能色とは、例えば、車両用灯具1を車両の方向指示器として機能させるためのアンバー色や、車両用灯具1をストップランプとして機能させるための赤色を含む色である。
灯室S内には、灯室S内の少なくとも一部を遮蔽するエクステンション7が設けられている。本実施形態では、灯具の正面から見て、インナーレンズ5の下部の一部を遮蔽するエクステンション7が設けられている。本実施形態では、エクステンション7は、不透明の黒色の樹脂で構成されている。エクステンション7のアウタカバー3と対向する側の表面(前面)に金属の蒸着膜7aが設けられている。
本実施形態に係る車両用灯具1において、アウタカバー3は無色透明(以降、クリアとも呼ぶ)である。クリアなアウタカバー3は、例えば、無色透明のアクリル樹脂により構成することができる。無色透明とは、波長域400nm以上800nm以下の可視光に対する透過率が45%以上のことを言う。無色透明とは、黒みがかった透明、青みがかった透明などの多少の色味を含んだ透明を含む概念である。
図1に示したように、アウタカバー3は、光出射部3bと、上水平部3aと、整流部8とを有している。
光出射部3bは、光源4の前方に設けられて光源4から出射された光を前方に出射させる。光出射部3bは、鉛直方向に近い角度で延びている。
上水平部3aは、光出射部3bの上部から後方に延びるように設けられている。水平部3aは、光出射部3bから出射された光Lの出射方向に対して略平行に延びている。
整流部8は、光出射部3bの下部から前方に突き出した部位である。整流部8は、車両の空力特性を高める。整流部8の上部8aも、光出射部3bから出射された光Lの出射方向に対して略平行に延びている。この整流部8の上部8aは、灯具の前方から見て、少なくとも一部がエクステンション7と重なる位置に設けられている。なお、この整流部8は、車両の空力抵抗を高めるためではなく、車両用灯具1の視認性を高めるためや、意匠性を高めるために設けてもよい。
以降の説明において、上水平部3aおよび整流部8の上部8aは、光出射部3bから出射された光Lの出射方向に対して略平行に延び、光出射部3bに比べて水平方向に近い角度で延びている。このため、上水平部3aおよび整流部8の上部8aを水平部と呼ぶことがある。なお、水平部とは、厳密に水平方向に延びる部分に限らない。ここでいう光Lの出射方向に対して略平行な方向とは、光Lの出射方向に対してなす鋭角がプラスおよびマイナス20度で交わる方向を含む。また、水平部は、平面や曲面を含んでいてもよい。例えば、アウタカバー3の水平部は、車両用灯具を車両に取り付けた場合に、車両のボンネットやトランクリッドと連続するように造形された部位の上面を含む。あるいは、水平部に段差が設けられていてもよい。
本実施形態に係る車両用灯具1によれば、この透明なアクリル樹脂製のアウタカバー3の少なくとも水平部に、赤外線吸収剤が混入されている。赤外線吸収剤として、例えば、酸化タングステン系赤外線吸収剤やフタロシアニン系赤外線吸収剤を挙げることができる。例えば、酸化タングステン系赤外線吸収剤は、アクリル樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上、0.5重量部以下含むことができる。あるいは、フタロシアニン系赤外線吸収剤は、アクリル樹脂100重量部に対して、0.005重量部以上、0.02重量部以下含むことができる。
アウタカバー3の少なくとも水平部に赤外線吸収剤を混入させることにより、例えば、水平部の波長域400nm〜800nmの可視光の透過率を45%以上に設定し、かつ、水平部の波長域800nm〜2000nmの赤外光の透過率を70%以下に設定することができる。
ところで、本実施形態に係る車両用灯具1のように、クリアなアウタカバー3は、太陽光を吸収しにくいので、その表面温度が上がりにくい。アウタカバー3を透過した太陽光は灯室S内の部材を温め、灯室S内の温度を上昇させる。灯室Sに面する部材や灯室S内の部材には水分が含まれており、温められた部材から水蒸気が生じる。灯室S内の温度が上昇する一方で、アウタカバー3の表面温度が上がりにくいので、アウタカバー3と灯室S内で温度差が生じる。つまり、灯室S内の空気は高温で多湿になる。灯室S内の空気の温度より低い表面温度のアウタカバー3が灯室S内の空気にさらされているので、灯室S内の水蒸気がアウタカバー3で凝固し、アウタカバー3に曇りが生じてしまう。また、アウタカバー3がクリアなので曇りが目立ちやすい。
特に本実施形態に係る車両用灯具1のように、整流部8の上部8aや上水平部3aなどのようにアウタカバー3が水平部を有する場合、夜間などに放射冷却によって該水平部の温度が他の部位より下がりやすい。このため、さらにアウタカバー3の水平部と灯室S内の温度差が生じやすく、水平部の近傍に曇りが発生しやすい。
しかし、本実施形態に係る車両用灯具1によれば、アウタカバー3の少なくとも水平部に赤外線吸収剤が混入されているので、アウタカバー3の水平部は太陽光の赤外光を吸収し太陽光により温められやすい。このため、アウタカバー3の表面温度と灯室S内の温度とに差が生じにくい。また、アウタカバー3が太陽光を吸収すると、灯室S内の温度が上がりにくく灯室S内の水蒸気が増えにくい。このため本実施形態に係る車両用灯具1によれば、防曇コーティングによらず曇りの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る車両用灯具1においては、赤外線吸収剤がアウタカバー3の少なくとも水平部に混入されている。このため、防曇コーティングのように、経年劣化して垂れてしまうおそれがない。さらに、防曇コーティングを塗布する工程のように、製造工程において工数が増加することがない。
また、本実施形態に係る車両用灯具1において、エクステンション7は、黒色の樹脂からなり、そのアウタカバー3と対向する側の表面に金属の蒸着膜7aを有している。
黒色のエクステンション7は太陽光を吸収しやすいので高温になりやすい。高温になると、樹脂製のエクステンション7から水蒸気が生じやすい。しかし、エクステンション7の表面に金属の蒸着膜7aが設けられているため、エクステンション7から生じる水蒸気が灯室S内に拡散することを抑制できる。このため、アウタカバー3に曇りが生じにくい。
また、エクステンション7に設けられた金属の蒸着膜7aは太陽光をアウタカバー3に向けて反射させる。このため、太陽から直接入射する光と蒸着膜7aからの反射光が、アウタカバー3に入射する。この場合においても、アウタカバー3に赤外線吸収剤が含まれていると、より効率的にアウタカバー3が温められやすくなり、さらにアウタカバー3と灯室S内の温度差を生じにくくすることができ、曇りの発生を抑制しやすい。
さらに、本実施形態に係る車両用灯具1において、灯具の前方から見て、アウタカバー3の水平部の少なくとも一部は、エクステンション7と重なる位置に設けられている。
アウタカバー3と灯室S内の温度差が生じやすい朝方や夕方は、略水平方向に太陽光Lが灯室S内に入射する。そこで、灯具の前方から見て、エクステンション7が、その少なくとも一部が水平部と重なる位置に設けられている。本実施形態においては、灯具の前方から見て、エクステンション7の蒸着膜7aが整流部8の上面8aと重なる。これにより、蒸着膜7aによる太陽光の反射光をアウタカバー3の水平部に入射させることができる。アウタカバー3の水平部の周囲は、太陽から直接入射する光とエクステンション7の蒸着膜7aによる反射光とによって温められる。このため、特に放射冷却により温度の下がりやすい水平部の周囲の温度が、灯室S内の空気の露点より低くなりにくく、曇りの発生を抑制しやすい。
本実施形態の車両用灯具1において、酸化タングステン系赤外線吸収剤は、アクリル樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上、0.5重量部以下混入されていることが好ましい。
酸化タングステン系赤外線吸収剤は耐候性が高いため、経年劣化が生じにくい。酸化タングステン系赤外線吸収剤が、アクリル樹脂100重量部に対して、0.05重量部より少ないと、太陽光によるアウタカバー3の表面温度の上昇が、太陽光による灯室S内の温度上昇に釣り合わず、曇りが生じるおそれがある。
酸化タングステン系赤外線吸収剤が、アクリル樹脂100重量部に対して、0.5重量部より多く含まれていると、可視光の透過率が低下してしまい、インナーレンズ5から出射される光の光利用効率が低下してしまう。
本実施形態の車両用灯具1において、アウタカバー3の少なくとも水平部は、アクリル樹脂と、赤外線吸収剤としてのフタロシアニン系赤外線吸収剤を含み、フタロシアニン系赤外線吸収剤は、アクリル樹脂100重量部に対して、0.005重量部以上、0.02重量部以下、混入されていることが好ましい。
フタロシアニン系赤外線吸収剤は耐候性が高いため、経年劣化が生じにくい。フタロシアニン系赤外線吸収剤が、アクリル樹脂100重量部に対して、0.005重量部より少ないと、太陽光によるアウタカバー3の表面温度の上昇が、太陽光による灯室S内の温度上昇に釣り合わず、曇りが生じるおそれがある。
フタロシアニン赤外線吸収剤が、アクリル樹脂100重量部に対して、0.02重量部より多く含まれていると、可視光の透過率が低下してしまい、インナーレンズ5から出射される光の光利用効率が低下してしまう。
<実施例>
次に、本発明の実施例1〜4に係るテストピースと、比較例1,2に係るテストピースを作成し、疑似太陽光を照射したときのテストピースの温度を測定した。
(実施例1)
アクリル樹脂(三菱レイヨン株式会社製 アクリペット VH−001)100重量部に、フタロシアニン系赤外線吸収剤(山田化学株式会社製 FD−59)を0.007重量部添加し、二軸押し出し機にて混錬した。得られたペレットを成形機で射出成形し、厚さが3mmのアウタカバーを模した実施例1としてのテストピースを作製した。
(実施例2)
赤外線吸収剤として、フタロシアニン系赤外線吸収材である山田化学株式会社製 FD−60に変更し、該フタロシアニン系赤外線吸収剤をアクリル樹脂100重量部に対して0.01重量部に変えた他は、実施例1と同様にして、実施例2のテストピースを作製した。
(実施例3)
赤外線吸収剤として、酸化タングステン系赤外線吸収剤である住友金属鉱山株式会社製のYMDS−874に変更し、該酸化タングステン系赤外線吸収剤をアクリル樹脂100重量部に対して0.1重量部に変えた他は実施例1と同様にして、実施例3のテストピースを作製した。
(実施例4)
赤外線吸収剤として、酸化タングステン系赤外線吸収剤である住友金属鉱山株式会社製のYMDS−874に変更し、該酸化タングステン系赤外線吸収剤をアクリル樹脂100重量部に対して0.3重量部に変えた他は実施例1と同様にして、実施例4のテストピースを作製した。
(比較例1)
アクリル樹脂(三菱レイヨン製 アクリペット VH−001)を実施例1と同様の射出成形を行い、赤外線吸収剤を含まない無色透明の比較例1のテストピースを作製した。
(比較例2)
アクリル樹脂(三菱レイヨン製 アクリペット VH−002)に赤色顔料を混入させ、実施例1と同様の射出成形を行い、赤外線吸収剤を含まない赤色透明の比較例2のテストピースを作製した。
(透過スペクトル)
上述のように作製した実施例1〜4および比較例1,2に係るテストピースの光の透過率を、分光光度計(Hitachi社製 U−4100)で測定した。360nm〜2000nmの波長の光について、透過率を測定した。測定した透過スペクトルを図2に示す。
図2に示すように、比較例1のテストピースの透過スペクトルと比較例2のテストピースの透過スペクトルは、波長360nm以上760nm以下の領域を除いて、同じである。比較例1のテストピースは、特に、波長360nm以上800nm以下の可視光の透過率が高い。可視光を良く透過するので光利用効率が高く、車両用灯具のアウタカバーに適している。
比較例2のテストピースは、比較例1のテストピースに赤色顔料を含ませたものである。波長360nm以上760nm以下の領域において、比較例2のテストピースの透過率は、比較例1のテストピースの透過率よりも小さい。比較例2のテストピースは短波長の青色成分の光を吸収し、赤色を呈している。このように、比較例2のテストピースは、可視光の一部を吸収するので、比較例1のテストピースよりも可視光の透過率が低い。
実施例1のテストピースの透過スペクトルは、波長1050nm以上の領域において、比較例1,2のテストピースの透過スペクトルと同じである。360nm以上800nm以下の可視光の波長域において、実施例1のテストピースの透過率は、比較例1のテストピースの透過率よりも小さい。
また、800nm以上1050nm以下の波長域において、実施例1のテストピースの透過率は、比較例1,2のテストピースの透過率よりも小さい。特に、波長850nm付近の光に対して、実施例1のテストピースの透過率は比較例1,2のテストピースの透過率よりかなり小さい。
つまり、実施例1のテストピースは、比較例1のテストピースに比べて、可視光および800nm以上1050nm以下の赤外光を吸収しやすい。
実施例2のテストピースの透過スペクトルは、波長1100nm以上の領域において、比較例1,2および実施例1のテストピースの透過スペクトルと同じである。360nm以上800nm以下の可視光の波長域において、実施例2のテストピースの透過率は、比較例1のテストピースの透過率よりも小さい。
また、800nm以上1100nm以下の赤外光の波長域において、実施例2のテストピースの透過率は、比較例1,2のテストピースの透過率よりも小さい。特に、波長950nm付近の光に対して、実施例2のテストピースの透過率は比較例1,2のテストピースの透過率より小さい。
つまり、実施例2のテストピースは、比較例1のテストピースに比べて、可視光および800nm以上1100nm以下の赤外光を吸収しやすい。
実施例3のテストピースの透過率は、360nm〜2000nmの波長域全般に亘って、比較例1のテストピースの透過率よりも小さい。実施例3のテストピースの透過率は、600nm〜2000nmの波長域全般に亘って、比較例2のテストピースの透過率よりも小さい。特に、実施例3のテストピースの波長800nm以上2000nm以下の広い波長域の赤外光の透過率が、比較例1,2のテストピースの透過率よりも小さい。つまり、実施例3のテストピースは、比較例1,2のテストピースに比べて、赤外光を吸収しやすい。
実施例4のテストピースの透過率は、360nm〜2000nmの波長域全般に亘って、比較例1のテストピースの透過率よりも小さい。実施例4のテストピースの透過率は、580nm〜2000nmの波長域全般に亘って、比較例2のテストピースの透過率よりも小さい。特に、実施例4のテストピースは、波長1100nm以上の光に対する透過率が0である。つまり、実施例4のテストピースは、比較例1,2のテストピースに比べて、赤外光を吸収しやすい。
このように、実施例1〜4のテストピースは、比較例1,2のテストピースよりも、800nm以上2000nm以下の赤外光を吸収しやすい。
なお、実施例1,2のテストピースは、フタロシアニン系赤外線吸収剤を含んでいる。実施例3,4のテストピースは、酸化タングステン系赤外線吸収剤を含んでいる。図2に示したように実施例3,4のテストピースの透過スペクトルは、波長800nm以上の幅広い波長域の赤外光を透過させない特性を有する。逆に、実施例1,2のテストピースは、特に800nm〜1000nmの波長域に集中的に光を透過させない特性を有する。
このように、実施例1,2のテストピースと、実施例3,4のテストピースは、互いに異なる特性の透過スペクトルを有する。このため、実施例1,2のフタロシアニン系赤外線吸収剤と、実施例3,4の酸化タングステン系赤外線吸収剤をともに用いることにより、波長800nm〜2000nmに亘って赤外線を効率よく吸収できるアウタカバーを形成してもよい。
<温度上昇>
次に、上述の実施例1〜4および比較例1,2のテストピースに疑似太陽光を照射したときの温度上昇効果を確認した。疑似太陽光としての照度1000W/mの光を、各々のテストピースの表面に対して90°の照射角度で照射した。測定開始直後、5分後、30分後、60分後、120分後のテストピースの表面温度をサーモビューアで測定した。その結果を表1および図3に示す。また、波長400nm以上800nm以下の可視光の平均の透過率と、800nm以上2000nm以下の赤外光の平均の透過率とを測定し、表1に示した。
Figure 2016162637
表1において、比較例1のテストピースは、無色透明であり、可視光の透過率および赤外光の透過率のいずれもが高い。このため、比較例1のテストピースは疑似太陽光を吸収しにくく、比較例1のテストピースは温まりにくい。表1および図3に示したように、比較例1のテストピースにおいては、2時間疑似太陽光を照射しても38℃程度にしか温度が上がらない。
この比較例1のクリアなテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、灯室内の光源から出射された光を効率よく灯具前方へ出射させることができるが、アウタカバーと灯室内の温度差が生じやすく曇りが生じやすい。
比較例2のテストピースは赤色に着色されている。このため、表1に記載のように、赤外光の透過率は比較例1のテストピースと同様に高いが、可視光の透過率は低い。このため、比較例2のテストピースは疑似太陽光を吸収し温まりやすい。表1および図3に示したように、比較例2のテストピースにおいては、30分で53℃程度まで温度が上昇する。
比較例2の着色されたテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、アウタカバーの水平部の表面温度が上がりやすいので、アウタカバーと灯室内の温度差が生じにくく、曇りが生じにくい。しかしアウタカバーの水平部自体が赤色を呈しているため、デザイン上の制約が生じている。
表1において、実施例1のテストピースの赤外光の透過率は、比較例1,2の透過率よりも低い。このため、実施例1のテストピースは、比較例1,2のテストピースよりも、赤外光を吸収しやすく温まりやすい。
表1および図3に示したように、実施例1のテストピースにおいては、30分で54℃程度まで温度が上昇する。実施例1のテストピースは、比較例1のテストピースより温まりやすいことが確認できた。実施例1のテストピースは、比較例2のテストピースと同程度に温まりやすいことが確認できた。
また、実施例1のテストピースの可視光の透過率は、比較例2のテストピースの可視光の透過率より大きい。このため、実施例1のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、比較例2のテストピースを用いた場合と比べて、光の利用効率が高い。
このように、実施例1のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、光の利用効率を維持しつつ曇りの発生を抑えられる。
表1において、実施例2のテストピースの赤外光の透過率は、比較例1,2の透過率よりも低い。このため、実施例2のテストピースは、比較例1,2のテストピースに比べて、赤外光を吸収しやすく温まりやすい。
表1および図3に示したように、実施例2のテストピースにおいては、30分で59℃程度まで温度が上昇する。実施例2のテストピースは、比較例1,2のテストピースより温まりやすいことが確認できた。
また、実施例2のテストピースの可視光の透過率は、比較例2のテストピースの可視光の透過率より大きい。このため、実施例2のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、比較例2のテストピースを用いた場合と比べて、光の利用効率が高い。
このように、実施例2のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、光の利用効率を維持しつつ曇りの発生を抑えられる。
表1において、実施例3のテストピースの赤外光の透過率は、比較例1,2の透過率よりも低い。このため、実施例3のテストピースは、比較例1,2のテストピースに比べて、赤外光を吸収しやすく温まりやすい。
表1および図3に示したように、実施例3のテストピースにおいては、30分で54℃程度まで温度が上昇する。実施例3のテストピースは、比較例1のテストピースより温まりやすいことが確認できた。実施例3のテストピースは、比較例2のテストピースと同程度に温まりやすいことが確認できた。
また、実施例3のテストピースの可視光の透過率は、比較例2のテストピースの可視光の透過率より大きい。このため、実施例3のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、比較例2のテストピースを用いた場合と比べて、光の利用効率が高い。
このように、実施例3のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、光の利用効率を維持しつつ曇りの発生を抑えられる。
表1において、実施例4のテストピースの赤外光の透過率は、比較例1,2の透過率よりも低い。このため、実施例4のテストピースは、比較例1,2のテストピースに比べて、赤外光を吸収しやすく温まりやすい。
表1および図3に示したように、実施例4のテストピースにおいては、30分で66℃程度まで温度が上昇する。実施例4のテストピースは、比較例1,2のテストピースより温まりやすいことが確認できた。
また、実施例4のテストピースの可視光の透過率は、比較例2のテストピースの可視光の透過率と同程度である。このため、実施例4のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、比較例2のテストピースを用いた場合と比べて、光の利用効率が維持できている。
このように、実施例4のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、光の利用効率を維持しつつ曇りの発生を抑えられる。
このように、実施例1〜4のテストピースは、無色透明の比較例1のテストピースよりも温度が上がりやすく、赤色に着色された比較例2のテストピースと同等またはそれ以上に温度が上がりやすいことが確認できた。また、実施例1〜4のテストピースは、比較例2のテストピースと同程度以上の可視光の透過率であることが確認できた。このため、実施例1〜4のテストピースをアウタカバーの水平部に用いた車両用灯具は、光の利用効率を維持しつつ曇りの発生を抑えられる。
また、以上の結果より、アウタカバーの水平部の波長域400nm〜800nmの可視光の透過率は45%以上であり、アウタカバーの水平部の波長域800nm〜2000nmの赤外光の透過率は70%以下であることが好ましい。可視光の透過率が45%未満では、灯室内の光源が発する光が外部に良好に出射されず、光源の光の利用効率が低下してしまう。また、赤外光の透過率が70%より大きいと、太陽光によってアウタカバーの水平部が十分に温められず、曇りが発生しやすい。
1:車両用灯具
2:ランプボディ
3:アウタカバー
3a:上水平部(水平部)
3b:光出射部
4:光源
5:インナーレンズ
6:リフレクタ
7:エクステンション
8:整流部
8a:上部(水平部)

Claims (6)

  1. ランプボディと透明なアウタカバーとで灯室を形成し、前記灯室の内部に光源と有色透明なインナーレンズとを有する車両用灯具であって、
    前記アウタカバーは、
    前記光源から出射された光を前方に出射させる光出射部と、
    前記光出射部から出射された光の出射方向に対して略平行に延びる水平部と、を有し、
    少なくとも前記水平部に赤外線吸収剤が混入されている、車両用灯具。
  2. 前記水平部は、前記光出射部より前方に突出する整流部を含む、請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記灯室内の部材の少なくとも一部を覆うエクステンションを有し、
    前記エクステンションは、黒色の樹脂からなり、前記アウタカバーと対向する側の表面に金属の蒸着膜を有している、請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記エクステンションの少なくとも一部が、灯具の前方から見て、前記水平部と重なっている、請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記アウタカバーは、アクリル樹脂と、前記赤外線吸収剤としての酸化タングステン系赤外線吸収剤を含み、
    前記酸化タングステン系赤外線吸収剤は、前記アクリル樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上、0.5重量部以下混入されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  6. 前記アウタカバーは、アクリル樹脂と、前記赤外線吸収剤としてのフタロシアニン系赤外線吸収剤を含み、
    前記フタロシアニン系赤外線吸収剤は、前記アクリル樹脂100重量部に対して、0.005重量部以上、0.02重量部以下、混入されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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