JP2016162362A - 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における供給制御システム100のシステム構成を表すシステム構成図である。
供給制御システム100は、熱源機器10、ヒートポンプ20、制御装置30及び熱量計50を備える。第1の実施形態における供給制御システム100では、熱需要家40からの要求に応じて、制御装置30が熱源機器10又はヒートポンプ20のいずれかの機器を制御して熱需要家40に熱供給を行う。
制御装置30は、熱需要家40からの要求に応じて、熱源機器10又はヒートポンプ20のいずれかの機器を制御して熱需要家40に熱供給を行う。熱需要家40からの要求には、熱需要量、供給される熱の温度及び供給を所望する時間帯などの需要家情報が含まれる。
熱量計50は、熱需要家40に供給される熱供給量を測定する。熱量計50は、測定した熱供給量を制御装置30に通知する。
制御装置30は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行によって、制御装置30は、気象データ取得部301、入力部302、情報取得部303、実績データ記憶部304、演算部305、機器制御部306を備える装置として機能する。なお、制御装置30の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、制御プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
入力部302は、需要家情報及びエネルギー単価情報を自装置に入力する。需要家情報は、需要家に関する情報であり、例えば熱需要家40が要求している熱需要量、温度、時間帯などを表す。エネルギー単価情報は、熱エネルギーの生成に利用される再生可能エネルギーの単価、電力の単価に関する情報を表す。
実績データ記憶部304は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。実績データ記憶部304は、情報取得部303が取得した実績データを記憶する。
機器制御部306は、演算部305の予測結果に基づいて熱源機器10又はヒートポンプ20の運転を制御して熱需要家40に熱供給を行う。
図3において、左の縦軸は外気温の予測値を表し、右の縦軸は熱需要の予測値を表し、横軸は時刻を表す。図3では、0時から23時までの間に2つの曲線61及び62が示されている。曲線61は、外気温の予測値の推移を表す。曲線62は、熱需要の予測値の推移を表す。図3に示される例では、予測結果として、外気温が低いほど熱需要が高く、外気温が高いほど熱需要が低くなることが示されている。
図4において、縦軸はエネルギーコストを表し、横軸は機器による熱供給量の出力を表す。図4では、2つの直線63及び64が示されている。直線63は、熱源機器10による熱供給量の出力に対するエネルギーコストを表す。直線64は、ヒートポンプ20による熱供給量の出力に対するエネルギーコストを表す。図4に示される例では、機器による熱供給量の出力が小さいほどヒートポンプ20のエネルギーコストが熱源機器10のエネルギーコストよりも少ない。それに対して、機器による熱供給量の出力が大きくなるにつれてヒートポンプ20のエネルギーコストが熱源機器10のエネルギーコストよりも大きくなっていることが示されている。
入力部302は、エネルギー単価情報を自装置に入力する(ステップS101)。気象データ取得部301は、気象データを取得する(ステップS102)。気象データ取得部301は、取得した気象データを演算部305に出力する。演算部305は、取得された気象データと、実績データ記憶部304に記憶されている実績データとに基づいて熱需要を予測する(ステップS103)。
制御装置30は、実績データと、現時点の気象データ(予報を含む)とに基づいて、熱需要を予測し、予測結果と、エネルギー単価情報とに基づいて、熱需要家40から要求された時間帯においてエネルギーコストが安い機器を熱需要家40に熱供給を行う機器に選択する。そして、制御装置30は、選択した機器を制御して熱需要家40に熱供給を行わせる。そのため、供給制御システム100(熱供給設備)において再生可能エネルギーを利用する熱源機器10の制御を行うことが可能になる。
気象データ取得部301、入力部302、情報取得部303、実績データ記憶部304、演算部305及び機器制御部306の各機能部は、それぞれ別の装置に実装されてもよいし、各機能部の一部が別の装置に実装されてもよい。
制御装置30は、熱源機器10による熱エネルギーの生成に利用される再生可能エネルギーの残量に応じて熱需要家40に熱供給を行う機器を選択するように構成されてもよい。このように構成される場合、情報取得部303は再生可能エネルギーの残量に関する情報(以下、「残量情報」という。)を取得する。この場合の処理について、図5を用いて詳細に説明する。
ステップS105の処理において、機器制御部306が熱源機器10のエネルギーコストがヒートポンプ20のエネルギーコストよりも高くないと判定した場合(ステップS105−NO)、情報取得部303は再生可能エネルギーの残量情報を取得する。機器制御部306は、取得された残量情報で示される再生可能エネルギーの残量が所定の閾値(第3の閾値)以上であるか否か判定する。所定の閾値は、演算部305によって予め算出される。例えば、演算部305は、実績データに含まれる気象データと再生可能エネルギーの消費量とに基づいて、外気温における再生可能エネルギーの消費量を求める。そして、演算部305は、求めた結果を参照し、気象データ取得部301によって取得された気象データで示される外気温に対応する再生可能エネルギーの消費量を取得する。このように取得された再生可能エネルギーの消費量が所定の閾値となる。
一方、機器制御部306は、再生可能エネルギーの残量が所定の閾値未満であると判定した場合、熱需要家40に熱供給を行う機器にヒートポンプ20を選択する。そして、制御装置30は、ステップS106以降の処理を実行する。
第1の実施形態では、熱源機器10のエネルギーコストがヒートポンプ20のエネルギーコストより安い場合、熱源機器10による熱供給が実行される。しかし、熱源機器10が使用する再生可能エネルギーが足りなくなってしまった場合には熱需要家40に熱供給が出来なくなってしまう可能性がある。それに対して、上述したように再生可能エネルギーの残量も含めて運転計画を実行すると、コストが多少かかってしまう場合もあるが、より確実に熱需要家40に熱供給を行うことが可能になる。さらに、再生可能エネルギーの残量に基づく判断を行うための閾値は一定ではなく、過去の実績データに基づいて求められる。したがって、より熱供給時における状況を鑑みて熱供給を行うことが可能になる。
図6は、第2の実施形態における供給制御システム100aのシステム構成を表すシステム構成図である。
供給制御システム100aは、熱源機器10a、ヒートポンプ20、制御装置30a、熱量計50、計測器60、燃料保管庫70及び燃料供給装置80を備える。第2の実施形態における供給制御システム100aでは、第1の実施形態における処理と同様の処理に加え、熱源機器10aが燃料を生成し、燃料需要家90からの要求に応じて燃料需要家90に燃料供給を行う。燃料とは、含水率が小さい乾燥チップ、炭、バイオガスなどである。なお、以下の説明では、第1の実施形態と同様の処理を行う装置については説明を省略する。
制御装置30aは、熱需要家40からの要求に応じて、熱源機器10a又はヒートポンプ20のいずれかの機器を制御して熱需要家40に熱供給を行う。また、制御装置30aは、燃料需要家90からの要求に応じて、燃料供給装置80を制御して燃料需要家90に燃料供給を行う。また、制御装置30aは、熱源機器10aを制御して熱供給又は燃料製造のいずれかの処理を実行させる。
燃料保管庫70は、熱源機器10aによって生成された燃料を保管する。燃料保管庫70には、不図示のセンサが備えられている。センサは、燃料保管庫70に保管されている燃料の量を制御装置30aに通知する。
燃料供給装置80は、制御装置30aの制御に従って、燃料保管庫70に保管されている燃料を燃料需要家90に供給する。燃料供給装置80は、燃料需要家90に供給した燃料の量を制御装置30aに通知する。
制御装置30aは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、制御プログラムを実行する。制御プログラムの実行によって、制御装置30aは、気象データ取得部301、入力部302a、情報取得部303a、実績データ記憶部304a、演算部305a、機器制御部306aを備える装置として機能する。なお、制御装置30aの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、制御プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
情報取得部303aは、実績データを取得する。例えば、情報取得部303aは、気象データ、再生可能エネルギーの消費量、需要家情報、熱供給量、燃料供給量、燃料製造量及び燃料保管量などの実績データを取得する。
実績データ記憶部304aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。実績データ記憶部304aは、情報取得部303aが取得した実績データを記憶する。
図8に示すように、熱源機器10aには再生可能エネルギーが与えられ、熱源機器10aは与えられた再生可能エネルギーを利用する。熱源機器10aは、再生可能エネルギーを利用して熱エネルギーの生成及び燃料の製造を行う。そのため、第2の実施形態における熱源機器10aは、熱供給運転機能と、燃料製造運転機能とを有している。熱供給運転機能は、熱源機器10aが生成した熱エネルギーを利用して熱需要家40に熱供給を行う機能である。燃料製造運転機能は、熱源機器10aが再生可能エネルギーを利用して燃料を生成する機能である。熱源機器10aの運転機能は、制御装置30aの制御によって決定される。
機器制御部306aは、燃料の製造が必要であると判定した場合、燃料の製造を実行する旨の指示を含む運転指示を生成する。そして、機器制御部306aは、生成した運転指示を熱源機器10aに通知する。熱源機器10aは、通知された運転指示に含まれる指示に従って自装置の運転機能を燃料製造運転機能に設定し、燃料の製造を行う。
また、機器制御部306aは、熱供給を行わせる必要があると判定した場合、熱供給を実行する旨の指示を含む運転指示を生成する。そして、機器制御部306aは、生成した運転指示を熱源機器10aに通知する。熱源機器10aは、通知された運転指示に含まれる指示に従って自装置の運転機能を熱供給運転機能に設定し、熱供給を行う。このように、熱源機器10aは、熱エネルギーの生成と燃料の製造とを行うことができる。
以上で、熱源機器10aの運転機能の制御についての説明を終了する。
機器制御部306aは、実績データ記憶部304aに記憶されている実績データから最新の燃料保管量の情報を取得する(ステップS201)。機器制御部306aは、取得した燃料保管量の情報から燃料保管庫70に保管されている燃料が不足しているか否か判定する(ステップS202)。例えば、燃料保管量が第1の閾値以上である場合、機器制御部306aは燃料が不足していないと判定する。一方、燃料保管量が第1の閾値未満である場合、機器制御部306aは燃料が不足していると判定する。ここで、第1の閾値は、燃料保管庫70に保管されている燃料が不足していることを示す基準となる値である。第1の閾値は、予め設定されていてもよいし、供給制御システム100の運用者によって設定されてもよい。
また、ステップS207の処理において、機器制御部306aは、熱源機器10aのエネルギーコストがヒートポンプ20のエネルギーコストよりも高くないと判定した場合(ステップS207−NO)、熱需要家40に熱供給を行う機器に熱源機器10aを選択する。そして、機器制御部306aは、熱源機器10aの運転を制御して熱需要家40に熱供給を行う(ステップS212)。熱量計50は、熱需要家40に供給されている熱供給量を測定する。そして、熱量計50は、測定した熱供給量を制御装置30aに出力する。その後、制御装置30aは、ステップS210の処理を実行する。
また、第2の実施形態における供給制御システム100aでは、熱源機器10aが熱供給の運転機能の他に燃料の製造機能を有している。したがって、熱源機器10aが自ら燃料を生成することができる。そのため、燃料需要家90の要求に対応することが可能になる。
気象データ取得部301、入力部302a、情報取得部303a、実績データ記憶部304a、演算部305a及び機器制御部306aの各機能部は、それぞれ別の装置に実装されてもよいし、各機能部の一部が別の装置に実装されてもよい。
制御装置30aは、熱源機器10aによる熱エネルギーの生成に利用される再生可能エネルギーの残量に応じて熱需要家40に熱供給を行う機器を選択するように構成されてもよい。このように構成される場合、制御装置30aは残量情報を取得する。この場合の処理について、図9を用いて詳細に説明する。
ステップS207の処理において、機器制御部306aは、熱源機器10aのエネルギーコストがヒートポンプ20のエネルギーコストよりも高くないと判定した場合(ステップS207−NO)、取得された残量情報が示す再生可能エネルギーの残量が所定の閾値以上であるか否か判定する。所定の閾値の求め方は、第1の実施形態における所定の閾値の求め方と同様である。
一方、機器制御部306aは、再生可能エネルギーの残量が所定の閾値未満であると判定した場合、熱需要家40に熱供給を行う機器にヒートポンプ20を選択する。そして、制御装置30aは、ステップS209以降の処理を実行する。
制御装置30aの情報取得部303aは、燃料保管量を取得する。次に、演算部305aは、燃料需要家90に供給する燃料供給予定量の情報を取得する。燃料の予定量の情報は、例えば、実績データにおける気象データ、燃料需要家90への過去の供給量、供給日時などに基づいて算出してもよいし、燃料需要家90との供給契約に基づいて算出してもよい。その後、演算部305aは、実績データに基づいて燃料消費量を予測する。例えば、演算部305aは、燃料供給量と燃料製造量とに基づいて燃料消費量を予測する。そして、演算部305aは、燃料保管量と、燃料供給予定量と、燃料消費量とに基づいて燃料の保管量が台1の閾値未満となる時刻を予測する。機器制御部306aは、予測された時刻に熱源機器10aを制御して燃料の製造を実行させる。
再生可能エネルギーは、上述のエネルギーに限定される必要はない。再生可能エネルギーは、上述のエネルギーの他に太陽光、水力、風力、バイオマスなどのエネルギーであってもよい。
気象データ取得部301は、インターネット上の気象情報ウェブサイトから制御装置30(制御装置30a)が存在する地域の気象データを取得して自装置に入力してもよい。
Claims (7)
- 再生可能エネルギーを利用することで熱エネルギーを生成し、前記熱エネルギーが加えられる熱媒体を供給する熱供給運転機能を有する熱源機器と、前記熱源機器に代わって前記熱媒体を供給するバックアップ装置として用いられるヒートポンプとにおいて、過去の気象データに応じた前記熱源機器及び前記ヒートポンプにおける前記熱媒体の熱供給量を含む実績データを取得する情報取得部と、
需要家が要求している熱需要量及び熱需要を要求している時間帯を含む需要家情報と、時間帯に応じた前記再生可能エネルギーの単価及び電力の単価を含むエネルギー単価情報とを入力する入力部と、
取得された前記実績データと、気象データを取得する気象データ取得装置から取得された気象データとに基づいて熱需要を予測し、予測結果と、前記需要家情報と、前記エネルギー単価情報とに基づいて、前記需要家が要求している時間帯において前記熱源機器で熱エネルギーを生成した場合のエネルギーコスト及び前記ヒートポンプで熱エネルギーを生成した場合のエネルギーコストを算出する演算部と、
算出された前記エネルギーコストに基づいて、前記熱源機器又は前記ヒートポンプのうち前記エネルギーコストが少ない装置を制御して前記需要家へ熱媒体を供給させる機器制御部と、
を備える制御装置。 - 前記熱源機器は、再生可能エネルギーから燃料を製造する燃料製造運転機能をさらに有し、
前記情報取得部は、前記熱源機器によって生成される前記燃料を保管する燃料保管庫に保管されている前記燃料の量の情報をさらに取得し、
前記機器制御部は、取得された前記情報で示される前記燃料の量に基づいて前記熱源機器の運転機能を制御する、請求項1に記載の制御装置。 - 前記機器制御部は、前記燃料を保管する燃料保管庫に保管されている前記燃料の量が燃料の不足を示す第1の閾値未満である場合、又は、前記燃料保管庫に保管されている前記燃料の量が前記燃料保管庫に前記燃料を保管する余裕があることを示す第2の閾値未満である場合に前記熱源機器に前記燃料製造運転機能を実行させ、それ以外の場合に前記熱源機器に前記熱供給運転機能を実行させる、請求項2に記載の制御装置。
- 前記機器制御部は、前記熱源機器に前記燃料製造運転機能を実行させる場合、前記ヒートポンプを制御して前記需要家へ前記熱媒体を供給させる、請求項3に記載の制御装置。
- 前記情報取得部は、前記再生可能エネルギーの残量に関する残量情報をさらに取得し、
前記機器制御部は、前記熱源機器のエネルギーコストが前記ヒートポンプのエネルギーコストよりも少ない場合であっても、取得された前記残量情報で示される前記再生可能エネルギーの残量が第3の閾値未満である場合には前記ヒートポンプを制御して前記需要家へ熱媒体を供給させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。 - 再生可能エネルギーを利用することで熱エネルギーを生成し、前記熱エネルギーが加えられる熱媒体を供給する熱供給運転機能を有する熱源機器と、前記熱源機器に代わって前記熱媒体を供給するバックアップ装置として用いられるヒートポンプとにおいて、過去の気象データに応じた前記熱源機器及び前記ヒートポンプにおける前記熱媒体の熱供給量を含む実績データを取得する情報取得ステップと、
需要家が要求している熱需要量及び熱需要を要求している時間帯を含む需要家情報と、時間帯に応じた前記再生可能エネルギーの単価及び電力の単価を含むエネルギー単価情報とを入力する入力ステップと、
取得された前記実績データと、気象データを取得する気象データ取得装置から取得された気象データとに基づいて熱需要を予測し、予測結果と、前記需要家情報と、前記エネルギー単価情報とに基づいて、前記需要家が要求している時間帯において前記熱源機器で熱エネルギーを生成した場合のエネルギーコスト及び前記ヒートポンプで熱エネルギーを生成した場合のエネルギーコストを算出する演算ステップと、
算出された前記エネルギーコストに基づいて、前記熱源機器又は前記ヒートポンプのうち前記エネルギーコストが少ない装置を制御して前記需要家へ熱媒体を供給させる機器制御ステップと、
を有する制御方法。 - 再生可能エネルギーを利用することで熱エネルギーを生成し、前記熱エネルギーが加えられる熱媒体を供給する熱供給運転機能を有する熱源機器と、前記熱源機器に代わって前記熱媒体を供給するバックアップ装置として用いられるヒートポンプとにおいて、過去の気象データに応じた前記熱源機器及び前記ヒートポンプにおける前記熱媒体の熱供給量を含む実績データを取得する情報取得ステップと、
需要家が要求している熱需要量及び熱需要を要求している時間帯を含む需要家情報と、時間帯に応じた前記再生可能エネルギーの単価及び電力の単価を含むエネルギー単価情報とを入力する入力ステップと、
取得された前記実績データと、気象データを取得する気象データ取得装置から取得された気象データとに基づいて熱需要を予測し、予測結果と、前記需要家情報と、前記エネルギー単価情報とに基づいて、前記需要家が要求している時間帯において前記熱源機器で熱エネルギーを生成した場合のエネルギーコスト及び前記ヒートポンプで熱エネルギーを生成した場合のエネルギーコストを算出する演算ステップと、
算出された前記エネルギーコストに基づいて、前記熱源機器又は前記ヒートポンプのうち前記エネルギーコストが少ない装置を制御して前記需要家へ熱媒体を供給させる機器制御ステップと、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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