JP2016162059A - 計測値管理装置とその作動方法および作動プログラム、並びに計測値管理システム - Google Patents

計測値管理装置とその作動方法および作動プログラム、並びに計測値管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】同一の検査画像内の同一の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測が複数回実施された場合に、簡単に信頼性がある計測値を参照して診療あるいは統計分析を行うことを可能とする計測値管理装置とその作動方法および作動プログラム、並びに計測値管理システムを提供する。【解決手段】判定部74は、計測値DB20の計測値リスト23に登録された計測値の平均値と、登録要求受付部72で受け付けた計測値との差分の絶対値を、信頼性指標として算出する。判定部74は、信頼性指標と、計測値DB20の計測値リスト23に登録された計測値の標準偏差との大小関係を比較し、信頼性指標<標準偏差の場合は信頼性あり、信頼性指標≧標準偏差の場合は信頼性なしと判定する。登録部75は、登録要求受付部72で受け付けた計測値と判定結果とを関連付けて計測値リスト23に登録する。【選択図】図20

Description

本発明は、検査画像内の病変の特徴を表す計測値を管理する計測値管理装置とその作動方法および作動プログラム、並びに計測値管理システムに関する。
医療分野において、CT(Computed tomography)装置やMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等のモダリティで患者を撮影して検査画像を得る画像検査が行われている。画像検査では、検査画像内の病変の特徴を表す計測値が計測される。
例えば特許文献1には、過去の複数の症例画像の中から、診療対象患者の検査画像と類似する類似画像を検索する場合に、症例画像と検査画像の各画像から病変の領域を抽出し、抽出した領域の計測値を算出する技術が記載されている。計測値には、領域の画素値の平均、分散、最大、最小値といった画素値に関するものや、領域の位置、領域の輪郭の円形度といった形状に関するもの、領域の半径、面積、体積といったサイズに関するものが例示されている。
特許文献1には、計測者が領域の座標位置を指定する等、計測者の手を借りて領域を抽出する方法や、専用の計測プログラムを作動させて自動的に領域を抽出する方法が記載されている。
特許第5094775号
画像検査では、同一の検査画像内の同一の病変に対して、計測値の計測が複数回実施される場合がある。この複数回の計測値の計測には、例えば検査画像を読影して医用レポートを作成する読影医と患者を診療する臨床医といったように、複数人の計測者が複数回実施する場合や、同一の計測者が日にちを違えて複数回実施する場合、計測者の手を借りて領域を抽出して計測値を算出し、併せて計測プログラムで自動的に領域を抽出して計測値を算出する場合、複数の異なる計測プログラムを並行して作動させて、各々自動的に領域を抽出して計測値を算出する場合、抽出した1つの領域に対して、複数の異なる計測プログラムで計測値を算出する場合等が含まれる。
同一の検査画像内の同一の病変に対して、計測値の計測が複数回実施された場合には、当該病変に対する計測値も当然複数個存在することになる。この複数個の計測値の中には、診療時や統計分析時に参照するに値しない信頼性がないものも混在している可能性がある。というのは、複数回の計測値の計測のうちには、計測者のミスや個人差によって領域の指定がずれたり、領域の抽出精度や計測値の算出精度が低い計測プログラムが使用されたりすることがあるためである。
このように複数個の計測値の中に信頼性がないものが混在している可能性があり、複数個の計測値のうちのいずれが信頼性のあるものかが分からない状況では、どの計測値を用いればよいかが判然としないため、例えば術後や投薬後の治療効果を計測値の時系列変化により判定する等の計測値を参照して診療を行うことや、投薬後の治療効果を計るために統計的に計測値を分析する等の統計分析を行うことが困難となる。そのため、同一の検査画像内の同一の病変に対して、計測値の計測が複数回実施された場合に、簡単に信頼性がある計測値を参照して診療あるいは統計分析を行うことを可能とする仕組みが切望されていた。
本発明は、同一の検査画像内の同一の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測が複数回実施された場合に、簡単に信頼性がある計測値を参照して診療あるいは統計分析を行うことを可能とする計測値管理装置とその作動方法および作動プログラム、並びに計測値管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の計測値管理装置は、同一の検査画像内の同一の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定部と、計測値と判定部の判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録部とを備える。
判定部は、複数個の計測値のそれぞれの信頼性を定量的に表した信頼性指標を算出し、信頼性指標と閾値との比較結果に基づいて判定を行うことが好ましい。この場合、判定部は、複数個の計測値の平均値に基づいて信頼性指標を算出することが好ましい。また、複数個の計測値の標準偏差に基づいて閾値を設定する設定部を備えることが好ましい。
判定部は、複数個の計測値の個数が予め定められた下限数未満の場合、複数個の計測値を信頼性なしと判定することが好ましい。
登録部は、計測を実施した計測元に関する計測元関連情報を、計測値と判定結果に関連付けて登録し、判定部は、計測値が信頼性なしと判定された割合が予め定められた上限値以上である計測元の計測値を除外して信頼性指標を求める、または、計測値が信頼性なしと判定された割合が予め定められた上限値以上である計測元の計測値の信頼性指標への寄与度を小さくすることが好ましい。
計測元関連情報は、計測を実施した計測者を識別するための計測者識別情報、計測を実施した計測装置を識別するための計測装置識別情報、または計測を実施した計測プログラムを識別するための計測プログラム識別情報のうちの少なくともいずれか1つを含むことが好ましい。
計測値と判定結果を出力する出力部を備えることが好ましい。この場合、計測値と判定結果の一覧が表示された一覧表示画面が生成されることが好ましい。一覧表示画面には、判定部で信頼性ありと判定された計測値を用いた、計測値の時系列変化を示すグラフが表示されることが好ましい。
出力部は、計測値以外の患者の診療データも出力することが好ましい。この場合、計測値と診療データとが表示された統合表示画面が生成されることが好ましい。統合表示画面には、判定部で信頼性ありと判定された計測値を用いた、計測値の時系列変化を示すグラフが表示されることが好ましい。
判定部は、病変の確定診断情報を取得し、確定診断情報の取得前に判定を行った後、確定診断情報の取得後に確定診断情報に基づいた判定をし直すことが好ましい。
確定診断情報の取得前の判定で信頼性なしと判定された計測値が、確定診断情報に基づく判定のし直しで信頼性ありと判定された場合、判定が覆った旨の警告が通知されることが好ましい。
計測値は、領域のサイズに関するサイズ関連計測値を含むことが好ましい。
本発明の計測値管理装置の作動方法は、同一の検査画像内の同一の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定ステップと、計測値と判定ステップの判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録ステップとを備える。
本発明の計測値管理装置の作動プログラムは、同一の検査画像内の同一の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定機能と、計測値と判定機能の判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録機能とを、コンピュータに実行させる。
本発明の計測値管理システムは、検査画像内の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測を実施する計測装置と、計測値を管理する計測値管理装置とを備える計測値管理システムにおいて、同一の検査画像内の同一の病変に対して、計測装置で計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定部と、計測値と判定部の判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録部とを備える。
本発明によれば、同一の検査画像内の同一の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定し、判定結果と計測値とを関連付けてデータ格納部に登録するので、同一の検査画像内の同一の病変に対して、病変の特徴を表す計測値の計測が複数回実施された場合に、簡単に信頼性がある計測値を参照して診療あるいは統計分析を行うことを可能とする計測値管理装置とその作動方法および作動プログラム、並びに計測値管理システムを提供することができる。
医療情報システムを示す図である。 クライアント端末と診断支援サーバの間で送受信される各種情報を示す図である。 画像関連情報の内容を示す図である。 計測元関連情報の内容を示す図である。 計測値情報の内容を示す図である。 画像リストの内容を示す図である。 カルテリストの内容を示す図である。 計測値リストの内容を示す図である。 クライアント端末と診断支援サーバを構成するコンピュータを示すブロック図である。 クライアント端末のCPUの機能を示すブロック図である。 ビューア画面を示す図である。 計測結果が表示されたビューア画面を示す図である。 配信要求画面を示す図である。 診断支援サーバのCPUの機能を示すブロック図である。 病変同定部による病変の同定処理を説明するための図である。 病変同定部による病変の同定処理を説明するための図である。 病変同定部による病変の同定処理を説明するための図である。 病変同定部による病変の同定処理を説明するための図である。 設定部による閾値の設定処理を説明するための図である。 判定部による計測値の信頼性の有無の判定処理を説明するための図である。 判定部による計測値の信頼性の有無の判定処理を説明するための図である。 一覧表示画面を示す図である。 一覧表示画面において病変IDを手動で修正する様子を示す図である。 統合表示画面を示す図である。 統合表示画面において病変の拡大画像を表示させる様子を示す図である。 クライアント端末のCPUと診断支援サーバのCPUの処理手順を示すフローチャートである。 クライアント端末のCPUと診断支援サーバのCPUの処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における判定部による計測値の信頼性の有無の判定処理を説明するための図である。 スタッフID毎の計測値の全計測回数、NG回数、およびNG率を示す表である。 第3実施形態における判定部による計測値の信頼性の有無の判定処理を説明するための図である。 第3実施形態における判定部による計測値の信頼性の有無の判定処理を説明するための図である。 第4実施形態における判定部による計測値の信頼性の有無の判定処理を説明するための図である。 計測値に確定診断情報の取得前と取得後の判定結果が関連付けて登録された計測値リストを示す図である。 確定診断情報の取得前と取得後で判定が信頼性なしから信頼性ありに覆った場合の警告通知の例を示す図である。
[第1実施形態]
図1において、計測値管理システムに相当する医療情報システム2は、診療科10、読影科11、検査科12等を有する医療施設内に構築される。医療情報システム2は、計測装置に相当する診療科端末13Aおよび読影科端末13Bと、計測値管理装置に相当する診断支援サーバ14とを備える。これらは医療施設内に敷設されたLAN(Local Area Network)等のネットワーク15を介して相互接続されている。診療科端末13Aは診療科10に、読影科端末13Bは読影科11にそれぞれに設置されている。なお、以下では、診療科端末13Aと読影科端末13Bをまとめてクライアント端末13という。
クライアント端末13および診断支援サーバ14は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ワークステーションといったコンピュータをベースに、オペレーティングシステム等の制御プログラムや、クライアントプログラムまたはサーバプログラム等の各種アプリケーションプログラムをインストールして構成される。
診断支援サーバ14は、検査画像を管理する画像管理機能、電子カルテを管理するカルテ管理機能、検査画像内の病変の特徴を表す計測値を管理する計測値管理機能、患者の診断を支援する診断支援情報を提供する診断支援情報提供機能といった各種機能を有する。クライアント端末13は、診断支援サーバ14の各種機能を利用して患者の診断を行う際に、患者を診療する診療科10の臨床医や検査画像を読影して医用レポートを作成する読影科11の読影医といった医療施設の医療スタッフ(計測者に相当)により操作される。
検査科12には、モダリティ16と検査科端末17とが設置されている。モダリティ16は、検査画像として断層画像を撮影するCT装置やMRI装置、検査画像として単純X線画像を撮影する一般X線撮影装置(CR(Computed Radiography)装置、DR(Digital Radiography)装置、乳房撮影装置(マンモグラフィ)を含む)、検査画像として内視鏡画像を撮影する内視鏡装置、検査画像として超音波画像を撮影する超音波装置、検査画像としてPET(Positron Emission Tomography)画像を撮影するPET装置、検査画像として病理画像を撮影する病理検査装置等である。検査科端末17は、モダリティ16を用いた画像検査を指示するオーダを確認する際や、モダリティ16で撮影された検査画像を検像する際等に、医療スタッフである検査科12の放射線技師により操作される。
クライアント端末13は、検査画像や電子カルテ、診断支援情報を閲覧する際、電子カルテに各種診療データ(図7参照)を入力する際、検査画像内の病変の領域R(図11参照)を抽出して計測値を計測する際等に、診療科10の臨床医や読影科11の読影医により操作される。
診断支援サーバ14には、検査画像データベース(以下、DB(Data Base)と略す)18と、電子カルテDB19と、データ格納部に相当する計測値DB20とが設けられている。検査画像DB18には画像リスト21(図6参照)が、電子カルテDB19にはカルテリスト22(図7参照)が、計測値DB20には計測値リスト23(図8参照)がそれぞれ格納されている。
図2において、クライアント端末13は、計測値の登録要求と診断支援情報の配信要求を診断支援サーバ14に出力する。登録要求には、計測値の計測を実施した検査画像に関する情報である画像関連情報(図3参照)と、計測値の計測を実施した計測元に関する情報である計測元関連情報(図4参照)と、計測値に関する情報である計測値情報(図5参照)とが含まれる。配信要求には、個々の患者を識別するための患者ID(Identification data)が含まれる。
診断支援サーバ14は、クライアント端末13からの各要求を受け付ける。診断支援サーバ14は、登録要求の画像関連情報のうちの画像ID(図3参照)、計測元関連情報、および計測値情報を計測値リスト23に登録し、これらを管理する。また、診断支援サーバ14は、配信要求の患者IDの患者に関する診断支援情報を生成し、生成した診断支援情報を配信要求の出力元のクライアント端末13に提供する。
なお、図示は省略するが、クライアント端末13は、計測値の登録要求の他に、検査画像の登録要求や電子カルテの登録要求を診断支援サーバ14に出力する。また、クライアント端末13は、診断支援情報の配信要求の他に、検査画像の配信要求や電子カルテの配信要求を診断支援サーバ14に出力する。診断支援サーバ14は、登録要求で受け付けた検査画像を画像リスト21に、電子カルテをカルテリスト22にそれぞれ登録し、これらを管理する。また、診断支援サーバ14は、配信要求で指定された検査画像を画像リスト21から、電子カルテをカルテリスト22からそれぞれ検索し、検索した検査画像および電子カルテを配信要求の出力元のクライアント端末13に提供する。
図3において、画像関連情報は、患者ID、氏名、性別、生年月日、身長、体重といった患者情報の項目、画像ID、検査日、検査目的、検査対象部位/向き、モダリティ16に設定された撮影条件、検査の種類(CT、MRI等のモダリティ16の種類)といった検査情報の項目を有している。検査目的の項目には、定期健診、経過観察等が記録される。検査対象部位/向きの項目には、頭部、胸部、腹部、脚、腕、手等の人体の各部位、および仰向け、うつ伏せ、横臥、正面、側面、背面、斜位等の患者の向き(放射線の入射方向)が記録される。検査画像がDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格のデータファイル形式で作成される場合、画像関連情報はデータファイルのタグ情報として検査画像に関連付けられる。
画像IDは、個々の検査画像を識別するための識別情報であり、検査画像の撮影時にモダリティ16により自動的に付される。なお、一般X線撮影では、1回の撮影で1枚の単純X線画像が撮影されることが多い。対してCT撮影やMRI撮影で取得される断層画像のように、1回の撮影で複数枚の検査画像が撮影される場合もある。このように1回の画像検査で複数枚の検査画像が撮影された場合は、複数枚の検査画像が1回の画像検査で得られたことを示すために各検査画像に共通の画像IDが付され、一まとめの検査画像として管理される。単純X線撮影で複数枚撮影された場合も同様である。
図4において、計測元関連情報は、端末ID、スタッフID、およびプログラムIDの各項目を有する。端末ID、スタッフID、およびプログラムIDは、それぞれ個々のクライアント端末13、医療スタッフ、およびクライアント端末13で作動するビューアプログラム35(計測プログラムに相当、図10参照)を識別するための識別情報である。
端末IDは計測装置識別情報に、スタッフIDは計測者識別情報に、プログラムIDは計測プログラム識別情報にそれぞれ相当する。端末IDの項目には、登録要求の出力元のクライアント端末13の端末IDが記録される。スタッフIDの項目には、登録要求の出力元のクライアント端末13にログインして計測値の計測に携わった医療スタッフのスタッフIDが記録される。また、プログラムIDの項目には、登録要求の出力元のクライアント端末13にインストールされ、計測値の計測に携わったビューアプログラム35のプログラムIDが記録される。
端末IDは、例えばクライアント端末13のシリアルナンバーやIP(Internet protocol)アドレスである。プログラムIDは、例えばビューアプログラム35のシリアルナンバー、プログラム名、バージョン情報等である。
図5において、計測値情報は、画素値関連計測値、形状関連計測値、およびサイズ関連計測値の項目に分かれている。画素値関連計測値は、検査画像内の病変の領域Rの画素値に関連する計測値であり、例えば領域Rの画素値の最大値、最小値、平均値、分散等である。形状関連計測値は領域Rの形状に関する計測値であり、例えば領域Rの扁平度、凹凸度、円形度、位置座標等である。サイズ関連計測値は領域Rのサイズに関する計測値であり、例えば領域Rの長径、短径、体積、面積等である。
形状関連計測値の位置座標には、領域Rの検査画像内の位置を示す座標が記録される。座標は、例えば検査画像の左上の画素を原点とし、検査画像を構成する各画素の位置を二次元的に表現した数値である。領域Rが矩形状の場合は、図5に示すように矩形の対角線上の2点の座標が位置座標の項目に登録される。なお、領域Rが円形状の場合は、円の中心の座標と直径または半径が、領域Rが楕円形状の場合は、楕円の中心の座標と長径、短径が記録される。領域Rが不定形の場合(図11参照)は、領域Rの境界の全ての画素の座標が記録される。なお、位置座標の記録方法としては、上記で挙げた方法に限定されない。上記では領域Rが不定形の場合は領域Rの境界の全ての画素の座標を記録するとしているが、領域Rの形状に関わりなく領域Rの境界の全ての画素の座標、および領域Rの長径と短径を記録してもよい。
図6において、画像リスト21には、検査画像と画像関連情報が一まとめの情報として登録される。画像リスト21に登録された検査画像は、画像関連情報を元に検索することが可能である。
図7において、カルテリスト18には、電子カルテが患者IDと関連付けられて患者毎に登録される。カルテリスト18に登録された電子カルテは、患者IDを元に検索することが可能である。
電子カルテは各種診療データで構成される。診療データには、患者の血圧、体温、心拍、脈拍等のバイタルサインの測定データ、生化学検査、血液検査等の検体検査、あるいは脳波検査等の生理検査を含む医療検査の検査データ、薬剤の投与量データ、診察内容、治療内容、処置内容、診断名、各種医療検査のオーダ、患者の診療過程で生じたイベント(初診、転科、入院、手術、再入院、退院等)を記録した診察・治療記録データといったものがある。これらの各種診療データは、測定日、検査日、投薬日といった日付とともに時系列に登録されている。
図7では、バイタルサインの測定データとして「血圧(上)」、「血圧(下)」、「体温」を、医療検査の検査データとして「生化学検査」、「血液検査」を、薬剤の投与量データとして「薬剤A」の投与量をそれぞれ例示している。また、診察・治療記録データとして、問診により得られた「発熱」等の主訴、診断名「マイコプラズマ肺炎」、「生化学、血液、単純X線撮影」といった医療検査のオーダ等が記述されたものが例示されている。
図8において、計測値リスト23には、登録要求で受け付けた画像関連情報のうちの画像ID、計測元関連情報、および計測値情報と、病変ID、計測日、およびサイズ関連計測値のうちの長径および短径の計測値の信頼性の有無の判定結果とが一まとめの情報として関連付けて登録される。計測値リスト23に登録された計測値情報、および判定結果は、画像ID、病変ID、計測日、および計測元関連情報を元に検索することが可能である。
病変IDは、検査画像内の個々の病変を識別するための識別情報である。ここで、例えば経過観察を検査目的として、同一種のモダリティ16で同一の患者の同一検査対象部位を異なる検査日に撮影した場合、これにより得られる複数の検査画像内には、ほぼ同一の位置に同一の病変が映り込んでいる。こうした同一種のモダリティ16で同一の患者の同一検査対象部位を異なる検査日に撮影して得られた複数の検査画像内の同一の病変に対しては、同じ1つの病変IDが付される。
また、図8の画像ID「CT001−1」に対する2つの病変ID「L001」、「L002」のように、1つの検査画像内に複数の病変がある場合は、1つの画像IDに対して複数の病変IDが付される。
さらに、同一の検査画像内の同一の病変に対して、クライアント端末13で領域Rの抽出と計測値の計測の両方が複数回実施された場合、あるいは抽出した1つの領域Rに対して計測値の計測が複数回実施された場合は、病変ID「L001」の3個、病変ID「L002」の2個のように、1つの病変IDに対して複数個の計測値情報が登録される。
病変ID「L001」に関連付けて登録された3個の計測元関連情報のうち、計測日「2015.02.02」の上下2つの計測元関連情報は、端末IDが「PC001」、「PC005」と異なっており、スタッフIDも「D001」、「D005」と異なっている。また、計測日「2015.02.03」の計測元関連情報は、端末ID、スタッフIDは計測日「2015.02.02」の上側の計測元関連情報と同一であるが、プログラムIDが「PR002」で、計測日「2015.02.02」の上側の計測元関連情報のプログラムID「PR001」と異なっている。
このように、複数回の領域Rの抽出と計測値の計測には、例えば読影医と臨床医といったように、複数人の計測者が複数回実施する場合や、同一の計測者が日にちを違えて複数回実施する場合、あるいは計測者の手を借りて領域Rを抽出して計測値を算出し、併せてビューアプログラム35で自動的に領域Rを抽出して計測値を算出する場合、複数の異なるビューアプログラム35を並行して作動させて、各々自動的に領域Rを抽出して計測値を算出する場合、抽出した1つの領域Rに対して、複数の異なるビューアプログラム35で計測値を算出する場合等が含まれる。
判定結果の項目には、長径および短径の計測値が信頼性ありと判定された場合には「OK」が登録される。反対に信頼性なしと判定された場合には「NG」が登録される。
図9において、クライアント端末13および診断支援サーバ14を構成するコンピュータは、基本的な構成は同じであり、それぞれ、ストレージデバイス25、メモリ26、CPU(Central Processing Unit)27、通信部28、ディスプレイ29、および入力デバイス30を備えている。これらはデータバス31を介して相互接続されている。
ストレージデバイス25は、クライアント端末13等を構成するコンピュータに内蔵、またはケーブルやネットワークを通じて接続されたハードディスクドライブ、もしくはハードディスクドライブを複数台連装したディスクアレイである。ストレージデバイス25には、オペレーティングシステム等の制御プログラムや各種アプリケーションプログラム、およびこれらのプログラムに付随する各種操作画面の表示データ等が記憶されている。
メモリ26は、CPU27が処理を実行するためのワークメモリである。CPU27は、ストレージデバイス25に記憶されたプログラムをメモリ26へロードして、プログラムにしたがった処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。
通信部28は、ネットワーク15を介した各種情報の伝送制御を行うネットワークインターフェースである。ディスプレイ29は、マウスやキーボード等の入力デバイス30の操作に応じた各種操作画面を表示する。操作画面にはGUI(Graphical User Interface)による操作機能が備えられる。クライアント端末13等を構成するコンピュータは、操作画面を通じて入力デバイス30からの操作指示の入力を受け付ける。
なお、以下の説明では、クライアント端末13を構成するコンピュータの各部には添え字の「A」を、診断支援サーバ14を構成するコンピュータの各部には添え字の「B」をそれぞれ符号に付して区別する。
図10において、クライアント端末13のストレージデバイス25Aには、ビューアプログラム35が記憶されている。ビューアプログラム35は、検査画像や電子カルテ、診断支援情報の閲覧、各要求の出力、および領域Rの抽出と計測値の計測等を行うためのアプリケーションプログラムである。
ビューアプログラム35が起動されると、クライアント端末13のCPU27Aは、メモリ26と協働して、GUI制御部36、プログラム制御部37、および要求発行部38として機能する。
GUI制御部36は、ビューア画面45(図11参照)、配信要求画面60(図13参照)といった操作画面をディスプレイ29Aに表示し、かつ各操作画面を通じて入力デバイス30Aから入力される操作指示を受け付ける。操作指示には、検査画像の配信指示、領域Rの抽出指示、計測値の計測指示、計測値の登録指示、診断支援情報の配信指示等がある。GUI制御部36は、受け付けた操作指示をプログラム制御部37に出力する。
プログラム制御部37は、ビューアプログラム35の動作を制御する。プログラム制御部37は、ビューア画面45等の操作画面を生成し、これをGUI制御部36に出力する。
要求発行部38は、計測値の登録要求、診断支援情報の配信要求をはじめとした各要求を発行する。要求発行部38は、各要求を通信部28から出力させる。
領域Rの抽出指示および計測値の計測指示を受け付けた場合、プログラム制御部37は、領域Rを抽出して領域Rについて計測値を算出し、計測値情報を生成する。計測値の登録指示を受け付けた場合、プログラム制御部37は、生成した計測値情報を要求発行部38に出力する。
なお、図示は省略するが、ストレージデバイス25Aには、計測値の登録要求の発行に必要な計測元関連情報のうちの端末ID、プログラムIDが記憶されている。計測値の登録指示を受け付けた場合、プログラム制御部37は、端末ID、プログラムIDをストレージデバイス25Aから要求発行部38に読み出させる。計測元関連情報のうちのスタッフIDは、例えばビューアプログラム35の起動画面にて認証キー等とともに医療スタッフに入力させることで取得する。
図11において、ビューア画面45には、入力ボックス46、検索ボタン47、画像表示領域48、画像関連情報表示領域49、およびボタン群50が設けられている。
入力ボックス46および検索ボタン47は、検査画像の配信指示を入力するために設けられている。入力ボックス46に所望の検査画像の画像関連情報、例えば図示する画像IDが入力されて検索ボタン47がカーソル51で選択されると、要求発行部38から検査画像の配信要求が発行される。
画像表示領域48には、検査画像の配信要求に応じて診断支援サーバ14から送信された検査画像が画像IDとともに表示される。画像関連情報表示領域49には、画像表示領域48に表示された検査画像の画像関連情報が表示される。
ボタン群50は、手動領域抽出ボタン52、自動領域抽出ボタン53、クリアボタン54、および計測ボタン55を有する。手動領域抽出ボタン52、自動領域抽出ボタン53、クリアボタン54は、領域Rの抽出指示を入力するために設けられている。計測ボタン55は、計測値の計測指示を入力するために設けられている。
手動領域抽出ボタン52は、領域Rを医療スタッフが手動で指定して抽出するための操作ボタンである。手動領域抽出ボタン52がカーソル51で選択された状態では、検査画像の任意の領域を手動で指定する操作が可能となる。この領域Rの手動による指定操作は、例えば、カーソル51により検査画像内の病変と思しき領域の外周を囲むように複数の制御点を指定することで行われる。この複数の制御点を通る滑らかな曲線を描く一点鎖線で示す枠およびその内側が領域Rとして指定される。この場合の領域Rは不定形となる。枠および制御点はカーソル51により修正することが可能である。なお、矩形状、円形状、または楕円形状の枠を画像表示領域48内に表示させ、カーソル51により枠を拡大または縮小させることで領域Rを指定させてもよい。
自動領域抽出ボタン53は、領域Rをプログラム制御部37で自動的に抽出するための操作ボタンである。ビューアプログラム35には、領域Rの自動抽出機能が備わっている。自動領域抽出ボタン53がカーソル51で選択されると、上記自動抽出機能による領域Rの自動抽出がプログラム制御部37で実行され、領域Rを示す枠が画像表示領域48に表示される。自動領域抽出ボタン53の選択により領域Rの自動抽出を実行した後に、手動領域抽出ボタン52を選択して、自動抽出された領域Rを手動で修正することも可能である。
自動抽出機能としては、例えば、「Li Y, Hara S, Ito W, et al. A Machine learning approach for interactive lesion segmentation, Proc. SPIE 2007; 6512: 651246-8」に記載の、病変と思しき領域内の1点または病変と思しき領域の両端の2点の指定により領域Rを抽出する方法を用いることができる。なお、この方法の他にも、領域拡張法やSnakes法といった周知の領域抽出法を用いてもよい。
クリアボタン54は抽出した領域Rを取り消すための操作ボタンである。クリアボタン54がカーソル51で選択されると、画像表示領域48の枠の表示が消され、抽出前の状態に戻る。
領域Rの抽出後、計測ボタン55がカーソル51で選択されると、プログラム制御部37により領域Rの計測値が算出される。そして、ビューア画面45に図12に示す計測結果表示領域56が出現する。
図12において、計測結果表示領域56には、プログラム制御部37で算出された各種計測値を示す文字情報57と、計測値の登録指示を入力するための登録ボタン58とが表示される。登録ボタン58がカーソル51で選択されると、計測値の登録要求が要求発行部38から発行される。
図13において、配信要求画面60には、診断支援情報の配信指示を入力するための入力ボックス61、および送信ボタン62が設けられる。入力ボックス61に所望の患者IDが入力されて送信ボタン62がカーソル51で選択されると、要求発行部38から診断支援情報の配信要求が発行される。
なお、図10〜図13に示すクライアント端末13や各画面45、60の構成は一例である。ビューアプログラム35の仕様によっては、手動で領域Rを指定する機能がないものや、逆に領域Rの自動抽出機能がないもの、計測値の計測後、登録ボタン58の選択を待たずに自動的に計測値の登録要求を発行するものもある。
また、自動抽出機能による領域Rの抽出アルゴリズムや、計測値の算出アルゴリズムも、ビューアプログラム35の仕様により異なる。このため、同一の検査画像内の同一の病変に対する複数回の計測で得られる計測値が、必ずしも一致するとは限らない。また、手動で指定されて抽出された1つの領域Rに対して、複数の異なるビューアプログラム35で計測値を算出する場合も同様である。たとえ領域Rが全く同じであっても、各ビューアプログラム35の計測値の算出アルゴリズムが異なれば、異なる計測値が算出されることになる。
図14において、診断支援サーバ14のストレージデバイス25Bには、作動プログラム70および診断支援プログラム71が記憶されている。作動プログラム70は、診断支援サーバ14を構成するコンピュータを、計測値管理装置として機能させるためのアプリケーションプログラムである。診断支援プログラム71は、診断支援情報を生成するためのアプリケーションプログラムである。
診断支援サーバ14のCPU27Bは、作動プログラム70を起動すると、メモリ26と協働して、登録要求受付部72、病変同定部73、判定部74、登録部75、設定部76、配信要求受付部77、プログラム制御部78、および出力部79として機能する。
登録要求受付部72は、通信部28で受信したクライアント端末13からの計測値の登録要求を受け付ける。登録要求受付部72は、登録要求で受け付けた画像関連情報と計測値情報を病変同定部73に、計測値情報を判定部74に、画像関連情報のうちの画像ID、計測元関連情報、および計測値情報を登録部75に、画像関連情報のうちの画像IDを設定部76にそれぞれ出力する。なお、以下では、登録要求で受け付けた画像関連情報が関連付けられた検査画像をクエリー画像GQ(図15参照)という。
病変同定部73は、クエリー画像GQと、患者、検査対象部位/向き、および検査の種類が一致する検査画像(以下、対象画像GTという、図15参照)を画像リスト21から検索する。対象画像GTが検索された場合、病変同定部73は、クエリー画像GQ内の病変と対象画像GT内の病変とが同一の病変であるか否かを判定する。
病変同定部73は、クエリー画像GQ内の病変と対象画像GT内の病変とが同一の病変であると判定した場合、クエリー画像GQ内の病変に、対象画像GT内の病変の病変IDを付す。一方、病変同定部73は、対象画像GTが検索されなかった場合、およびクエリー画像GQ内の病変と対象画像GT内の病変とが異なる病変であると判定した場合、クエリー画像GQ内の病変に新たな病変IDを付す。病変同定部73は、病変IDを判定部74、登録部75、および設定部76に出力する。
判定部74は、登録要求受付部72からの計測値情報のうちの長径および短径の計測値の信頼性の有無を判定し、その判定結果を登録部75に出力する。
登録部75は、計測値リスト23のクエリー画像GQの画像IDに病変同定部73からの病変IDが既に登録されている場合、当該病変IDの欄に、登録要求受付部72からの計測元関連情報、および計測値情報と、判定部74からの判定結果とを関連付けて登録する。
一方、登録部75は、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDが計測値リスト23に登録されていない場合、画像IDの欄を新設して、登録要求受付部72からの画像ID、計測元関連情報、および計測値情報と、判定部74からの判定結果とを関連付けて登録する。また、登録部75は、計測値リスト23のクエリー画像GQの画像IDに病変同定部73からの病変IDが登録されていない場合は、病変IDの欄を新設して、登録要求受付部72からの計測元関連情報、および計測値情報と、判定部74からの判定結果とを関連付けて登録する。
設定部76は、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値の個数に応じて、長径および短径の計測値の信頼性の有無を判定するための方法を選択する。
登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が0個または1個、すなわち当該病変IDの病変の領域Rの抽出と計測値の計測が過去に1回も実施されていない、あるいは1回実施されていた場合、設定部76は、後述する確定診断情報(図32参照)との比較による信頼性の有無の判定を選択する
検査画像内の病変は、臨床医や読影医による画像診断が行われた後、病理専門医によって病理診断が行われる。病理診断においても、例えば手術で摘出した病変を実測する等して、病変の長径や短径の計測が実施される。医療施設には、この病理診断の結果をもって最終的な診断(確定診断)としている所が多い。病理診断により得られた計測値は、病理標本画像や病理専門医による所見等とともに病変の確定診断情報としてカルテリスト22に登録される。
登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が0個または1個の場合、判定部74は、カルテリスト22から確定診断情報を取得する。判定部74は、クエリー画像GQの計測値と確定診断情報との比較により信頼性の有無を判定する。
一方、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が2個以上、すなわち当該病変IDの病変の領域Rの抽出と計測値の計測が2回以上実施されていた場合、設定部76は、当該2個以上の長径および短径の計測値の標準偏差を算出し、算出した標準偏差を閾値として設定する。図8の例では、長径および短径の計測値が3個登録されている病変ID「L001」と、長径および短径の計測値が2個登録されている病変ID「L002」が該当する。設定部76は、閾値を判定部74に出力する。
配信要求受付部77は、通信部28で受信したクライアント端末13からの診断支援情報の配信要求を受け付ける。配信要求受付部77は、配信要求で受け付けた患者IDをプログラム制御部78に出力する。
プログラム制御部78は、診断支援プログラム71の動作を制御する。言い換えれば、診断支援プログラム71は、プログラム制御部78の制御下で実行される。プログラム制御部78は診断支援情報を生成し、生成した診断支援情報を出力部79に出力する。
プログラム制御部78は、配信要求受付部77からの患者IDを元に、診断支援情報として出力するデータを各リスト21〜23より検索する。具体的には、プログラム制御部78は、配信要求受付部77からの患者IDが関連付けられた検査画像を画像リスト21から検索する。そして、検索した検査画像の画像IDが関連付けられた計測値情報を、計測元関連情報、判定結果等とともに計測値リスト23から検索する。また、プログラム制御部78は、配信要求受付部77からの患者IDが関連付けられた電子カルテをカルテリスト22から検索する。
出力部79は、プログラム制御部78からの診断支援情報を、通信部28を介して配信要求の出力元のクライアント端末13に出力する。
なお、図示は省略するが、診断支援サーバ14のCPU27Bには、上記各部の他に、検査画像の登録要求および配信要求や電子カルテの登録要求および配信要求を受け付ける受付部、検査画像および電子カルテの登録要求に応じて、検査画像を画像リスト21に、電子カルテをカルテリスト22にそれぞれ登録する登録部、検査画像および電子カルテの配信要求に応じて、画像リスト21から検査画像を、カルテリスト22から電子カルテをそれぞれ検索する検索部等を備えている。出力部79は、検索部が検索した検査画像および電子カルテを、通信部28を介して配信要求の出力元のクライアント端末13に出力する。
図15〜図18は、病変同定部73による病変の同定処理の具体例を示したものである。図15において、登録要求受付部72からの画像関連情報が、例えば患者ID「P100」、画像ID「DR100」、検査日「2015.02.16」、検査対象部位/向き「胸部/背面」、検査の種類「単純X線撮影装置」であった場合、病変同定部73は、画像ID「DR100」の検査画像(クエリー画像GQ)と、患者IDに「P100」、検査対象部位/向きに「胸部/背面」、検査の種類に「単純X線撮影装置」が登録された、例えば画像ID「DR070」、「DR080」、「DR090」の3つの検査画像(対象画像GT)とを画像リスト21から検索する。これらクエリー画像GQと対象画像GTは、同一種のモダリティ16で同一の患者の同一検査対象部位を異なる検査日に撮影して得られた検査画像である。
次いで、病変同定部73は、クエリー画像GQと対象画像GTの位置ずれを解消するために位置合わせを行う。位置合わせの方法としては、例えば画像解析により各画像の解剖学的部位を抽出し、抽出した解剖学的部位を基準として各画像を位置合わせする方法を用いる。
続いて、病変同定部73は、図16に示すように、画像ID「DR070」、「DR080」、「DR090」の各対象画像GTの計測値情報を計測値リスト23から検索する。図16では、画像ID「DR070」、「DR080」、「DR090」に対して、病変同定部73により以前に同一の病変と同定されて同一の病変ID「L100」が付された計測値情報がそれぞれ登録されている場合を例示している。
画像ID「DR070」、「DR080」、「DR090」の各対象画像GTの計測値情報は、それぞれ図15に示す領域R070、R080、R090に対応する。一方、画像ID「DR100」のクエリー画像GQの計測値情報は、図15に示す2つの領域R100−1、R100−2に対応する。領域R100−2の病変は、画像ID「DR090」の検査画像の撮影時までは現れておらず、画像ID「DR100」の検査画像の撮影時に新たに現れた病変である。
病変同定部73は、画像ID「DR100」のクエリー画像GQの計測値情報と、計測値リスト23から検索した画像ID「DR070」、「DR080」、「DR090」の各対象画像GTの計測値情報とに基づき、クエリー画像GQの計測値情報で表される病変の領域R100−1およびR100−2と、各対象画像GTの計測値情報で表される病変の領域R070、R080、R090とが同一の領域(病変)であるか否かを判定する。
同一の領域であるか否かの判定には、例えば図17に示す手法を用いる。まず、病変同定部73は、2つの領域Ra、Rbの各計測値情報のうちの位置座標に基づいて、各領域Ra、Rbの中心または重心位置Pa、Pbをそれぞれ求め、これらの位置Pa、Pb間の距離Dを求める。
病変同定部73は、求めた距離Dと、領域Raの長径Laと領域Rbの長径Lbのうちの大きい方の1/2(max(La、Lb)/2)との大小を比較する。距離Dが、長径Laと長径Lbのうちの大きい方の1/2よりも小さい場合(D<max(La、Lb)/2)、病変同定部73は、各領域Ra、Rbが同一の領域であると判定する。一方、距離Dが、長径Laと長径Lbのうちの大きい方の1/2以上の場合(D≧max(La、Lb)/2)、病変同定部73は、各領域Ra、Rbが異なる領域であると判定する。各領域Ra、Rbのうちの一方がクエリー画像GQの計測値情報で表される病変の領域R100−1またはR100−2であり、他方が各対象画像GTの計測値情報で表される病変の領域R070、R080、R090である。なお、距離Dが予め定められた範囲以内(例えば1cm以内)であった場合に、各領域Ra、Rbが同一の領域であると判定してもよい。
図18において、クエリー画像GQの計測値情報で表される病変の領域R100−1と、各対象画像GTの計測値情報で表される病変の領域R070、R080、R090の全てとが同一の領域であると判定した場合、病変同定部73は、領域R100−1の計測値情報で表される病変に対して、各対象画像GTと同じ病変ID「L100」を付す。
一方、クエリー画像GQの計測値情報で表される病変の領域R100−2と、各対象画像GTの計測値情報で表される病変の領域R070、R080、R090のうちのいずれか1つとが異なる領域であると判定した場合、病変同定部73は、領域R100−2の計測値情報で表される病変に対して、新たな病変ID「L150」を付す。
図19〜図21は、設定部76による閾値の設定処理、および判定部74による計測値の信頼性の有無の判定処理の具体例を示したものである。まず、図19において、例えばクエリー画像GQの画像IDが「DR200」、病変同定部73からの病変IDが「L200」で、画像ID「DR200」、病変ID「L200」の病変に対して、領域Rの抽出と計測値の計測が5回実施され、計測値リスト23の画像ID「DR200」、病変ID「L200」の計測値情報に5個の長径の計測値「32mm、34mm、38mm、30mm、27mm」が登録されていた場合、設定部76により設定される閾値は、これら5個の長径の計測値の標準偏差を用いて設定される。
すなわち、5個の長径の計測値の平均値=(32+34+38+30+27)/5=32.2、分散={(32−32.2)^2+(34−32.2)^2+(38−32.2)^2+(30−32.2)^2+(27−32.2)^2}/5=13.76で、標準偏差=(13.76)^1/2≒3.71であるため、この場合の閾値は3.71が設定される。
図20および図21において、判定部74は、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像ID「DR200」と、病変同定部73からの病変ID「L200」が関連付けられた長径の計測値「32mm、34mm、38mm、30mm、27mm」を、計測値リスト23から読み出す。判定部74は、計測値リスト23から読み出した長径の計測値の平均値を算出する。判定部は、算出した平均値と、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの長径の計測値との差分の絶対値(|平均値−計測値|)を、計測値の信頼性を定量的に表した信頼性指標として算出する。
判定部74は、算出した信頼性指標と、設定部76からの閾値との大小を比較する。そして、信頼性指標<閾値の場合は信頼性ありと判定(判定結果「OK」)し、信頼性指標≧閾値の場合は信頼性なしと判定(判定結果「NG」)する。
図20はクエリー画像の長径の計測値として「35mm」が受け付けられた場合、図21は「28mm」が受け付けられた場合をそれぞれ示す。図20では、|平均値−計測値|=|32.2−35|=2.8<3.71であるため、判定結果は「OK」となる。一方、図21では、|平均値−計測値|=|32.2−28|=4.2≧3.71であるため、判定結果は「NG」となる。
なお、図19〜図21では、長径の計測値のみを例示して説明したが、短径の計測値についても同様に、設定部76で閾値が設定されて判定部74で信頼性の有無の判定が行われる。
また、図19〜図21では、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が2個以上で、標準偏差が閾値として設定される場合を例示したが、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が0個または1個の場合は、判定部74は、クエリー画像GQの計測値と確定診断情報の計測値の差分を信頼性指標として算出し、この差分が予め定められた閾値以下であれば信頼性あり、差分が閾値よりも大きければ信頼性なしと判定する。
クライアント端末13のプログラム制御部37は、診断支援サーバ14からの診断支援情報、具体的には、配信要求の患者IDを元に検索された計測値情報、計測元関連情報、判定結果、診療データ等に基づいて、一覧表示画面90(図22参照)および統合表示画面110(図24参照)を生成し、これをGUI制御部36に出力する。GUI制御部36は、これら各画面90、110を、個別、または並列、あるいは切り替え可能にディスプレイ29Aに表示する。
図22において、一覧表示画面90は、一覧表示領域91を有する。一覧表示領域91の縦軸には画像ID、検査日、検査対象部位、および検査の種類の表示欄92が、横軸には病変の表示欄93がそれぞれ配されている。一覧表示領域91の横には、一覧表示領域91の非表示部分を縦スクロール操作により表示させるためのスクロールバー94が設けられている。
表示欄93には、表示欄92に表示された検査画像内の病変が1つである場合は1つの項目が、表示欄92に表示された検査画像内の病変が複数である場合は複数の項目が表示される。図22では、表示欄92に表示された検査画像内の病変が3つあり、表示欄93に「病変1」、「病変2」、「病変3」の3つの項目が表示された場合を例示している。
各表示欄92、93の交点にはブロック95が配されている。ブロック95には、「30.1×12.5」等、計測値情報のうちの長径および短径の計測値、「富士富士夫」等、計測元関連情報のスタッフIDから判明する医療スタッフの氏名、および「プログラムA」等、計測元関連情報のプログラムIDから判明するビューアプログラム35のプログラム名を示す文字情報96と、検査画像のサムネイル97とが表示される。
同一の検査画像内の同一の病変に対して、領域Rの抽出と計測値の計測が複数回実施された場合、表示欄92の1つの画像ID、検査日、検査対象部位、および検査の種類、並びに表示欄93の1つの病変の項目に対して、複数回の領域Rの抽出および計測値の計測に対応する複数のブロック95が配される。図22では、画像ID「CT100」、検査日「2015.02.02」、検査対象部位および検査の種類「胸部CT」の検査画像の「病変1」および「病変2」に対して、領域Rの抽出と計測値の計測が3回実施され、3つのブロック95が配された場合を例示している。
ブロック95は、判定部74による判定結果が信頼性ありの場合と信頼性なしの場合とで識別可能に表示される。図22では、判定結果が信頼性ありのブロック95Aを例えば黄色等の有彩色で表示し、判定結果が信頼性なしのブロック95Bを、ハッチングで示すように例えば灰色等の無彩色で表示している。
なお、判定結果が信頼性ありの場合と信頼性なしの場合とでブロック95を識別可能に表示する方法としては、上記のように表示色を変える他に、ブロック95Aの文字情報96を太字とし、ブロック95Bの文字情報96を細字としたり、ブロック95Bを点滅表示させたり、ブロック95Bを半透明で表示させる等、種々の方法を採用してもよい。また、判定結果自体や、判定の根拠となった信頼性指標と閾値との大小関係を表す式の文字情報をブロック95に表示してもよい。さらに、判定結果が信頼性なしの場合はそもそもブロック95を表示しなくてもよい。
一覧表示領域91の上部には、配信要求の患者IDおよびその患者の氏名を示す文字情報と、検査の種類(モダリティ16の種類)を選択するためのプルダウンメニュー98と、検査対象部位を選択するためのプルダウンメニュー99と、医療スタッフを選択するためのプルダウンメニュー100とが表示される。プルダウンメニュー98〜100は、一覧表示領域91に表示されるブロック95を、検査の種類、検査対象部位、および医療スタッフでそれぞれ絞り込むために設けられている。図22では、プルダウンメニュー98で「CT」、プルダウンメニュー99で「胸部」、プルダウンメニュー100で「全て」が選択され、一覧表示領域91に「胸部CT」に関わるブロック95が選択的に表示された場合を例示している。なお、プルダウンメニュー98〜100の他に、直近3か月や1年前等の期間を入力するための入力ボックスを設けてもよい。
一覧表示領域91の下部には、グラフ表示領域101が設けられている。グラフ表示領域101には、表示欄93の各病変の項目のうち、項目の横のチェックボックス102が選択された病変(図22では「病変1」)の長径の計測値の時系列変化を示す折れ線グラフ103が表示される。折れ線グラフ103は、長径を縦軸、検査日を横軸にとり、長径の計測値を検査日毎にプロットして線で結んだものである。
折れ線グラフ103には、判定部74で信頼性なしと判定された計測値を排除した、信頼性ありと判定された計測値のみが用いられる。例えば検査日「2015.02.02」の「病変1」の長径の計測値は、医療スタッフ「富士富士夫」の「30.1」、医療スタッフ「山田一雄」の「30.3」、医療スタッフ「古屋明」の「33.4」の3個であるが、医療スタッフ「古屋明」の「33.4」の判定結果が信頼性なしであるため、この信頼性なしと判定された「33.4」を除いた2つの計測値「30.1」、「30.3」の平均値「30.2」を折れ線グラフ103の検査日「2015.02.02」の計測値とする。
なお、折れ線グラフ103に用いる計測値としては、判定部74で信頼性ありと判定された計測値のうち、同一の医療スタッフの計測値を優先的に用いてもよい。例えば図22では、「病変1」に対する医療スタッフ「富士富士夫」の検査日「2015.02.02」の計測値「30.1」と検査日「2015.02.04」の計測値「29.8」を優先的に用いる。
図23において、ブロック95は、カーソル51でドラッグアンドドロップ操作することで位置を変更することが可能である。図23では、画像ID「CT100」、検査日「2015.02.02」の「病変2」の項目の位置にあるブロック95を、ドラッグアンドドロップ操作により「病変3」の項目の位置に変更させている様子を示している。
このブロック95のドラッグアンドドロップ操作によって、病変同定部73により付された病変IDを修正することが可能である。より具体的には、ブロック95のドラッグアンドドロップ操作に応じて、要求発行部38は、ドラッグアンドドロップ操作前後の病変IDを含む病変IDの修正要求を発行する。診断支援サーバ14は修正要求を受け付けて、修正要求に応じて計測値リスト23の病変IDを修正する。
図24において、統合表示画面110は、診療データ・計測値表示領域111を有する。診療データ・計測値表示領域111の縦軸には、投薬、バイタルサイン、検体検査、画像検査、画像解析結果といった診療データの大分類の名称、および薬剤A、体温、クレアチニンといった各診療データの個々の名称の表示欄112が配されている。画像解析結果には、長径の計測値やGGO(Ground Glass Opacity;すりガラス状陰影)含有率等、癌の治療効果判定のガイドラインであるRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)ガイドラインに沿った項目が設けられている。
診療データ・計測値表示領域111の横軸には、診療データ・計測値表示領域111に表示される診療データと計測値の取得期間の表示欄113が配されている。
表示欄113は、第1表示欄113Aと第2表示欄113Bとに分かれている。第1表示欄113Aで表される期間(第1期間という)は第2表示欄113Bで表される期間(第2期間という)よりも相対的に時間尺度が長い。
第1表示欄113Aには期間標識114が設けられている。期間標識114は、第2期間が第1期間のいずれに対応するかを示す。期間標識114の幅は、第1期間の時間尺度における第2期間の幅に対応している。図24では、第2期間は2014年12月から2015年3月中旬までの約3か月半であるので、期間標識114の幅は、第1期間の時間尺度における約3か月半の幅に対応する。
期間標識114をカーソル51で横方向に移動させたり、期間標識114の幅を変更することで、第2期間の表示範囲を変更することが可能である。なお、最初に統合表示画面110に表示する第2期間は、最新の診療データから所定期間前としてもよいし、配信要求画面60で患者IDを入力する際に医療スタッフが指定してもよい。
診療データ・計測値表示領域111は、診療データの大分類毎に複数のサブ領域115A、115B、115C、115D、115Eに分割されている。サブ領域115Aには投薬、サブ領域115Bにはバイタルサイン、サブ領域115Cには検体検査、サブ領域115Dには画像検査、サブ領域115Eには画像解析結果がそれぞれ割り当てられている。サブ領域115Dを除く各サブ領域115A〜115C、115Eの表示欄112には、非表示の項目を縦スクロール操作により表示させるためのスクロールバー116が設けられている。
サブ領域115Aには、第2期間における各薬剤A、Bの投薬の開始日と終了日、並びに投与量を示すバー117が表示される。サブ領域115B、115Cには、第2期間におけるバイタルサインの測定データや検体検査の検査データをプロットして線で結んだ折れ線グラフ118が表示される。バイタルサイン、検体検査の表示欄112には、折れ線グラフ118の凡例が表示される。サブ領域115Dには、第2期間で得られた検査画像のサムネイル97が表示される。なお、サブ領域115Cに、検査データの正常な範囲を表示してもよい。
サブ領域115Eには、第2期間における長径の計測値をプロットして線で結んだ折れ線グラフ119や、GGO含有率をプロットして線で結んだ折れ線グラフ120が表示される。図24に示すように「病変1」、「病変2」等の複数の病変がある場合は、各病変の長径の計測値の折れ線グラフ119A、119Bと、各病変の長径の計測値の総和の折れ線グラフ119Cとが表示される。画像解析結果の表示欄112には、折れ線グラフ119、120の凡例が表示される。
各サブ領域115A〜115Eに表示されるバー117、折れ線グラフ118〜120を形成する測定データ、検査データ、計測値のプロット、およびサムネイル97は、投薬日、測定日、検査日、計測日に応じた診療データ・計測値表示領域111の位置にそれぞれ配置される。
サブ領域115Eの各病変の長径の計測値の折れ線グラフ119A、119B、および各病変の長径の計測値の総和の折れ線グラフ119Cには、一覧表示画面90の折れ線グラフ103と同じく、判定部74で信頼性なしと判定された計測値を排除した、信頼性ありと判定された計測値のみが用いられる。
統合表示画面110には、診療データ・計測値表示領域111の他に、患者情報表示領域121や診断名表示領域122が設けられている。患者情報表示領域121には、配信要求の患者IDおよびその患者の氏名、生年月日、年齢を示す文字情報が表示される。診断名表示領域122には、「肺癌」といった診断名を示す文字情報が表示される。
図25に示すように、統合表示画面110では、長径の計測値の折れ線グラフ119A、119Bのいずれかのプロットにカーソル51を合わせることで、当該プロットの計測値が計測された検査画像のサムネイル97の横に、病変の拡大画像125を表示させることが可能である。
以下、上記構成による作用について、図26および図27のフローチャートを参照して説明する。まず図26において、診療科10の臨床医や読影科11の読影医等の医療スタッフは、ステップS100に示すように、クライアント端末13を操作して、図11に示すビューア画面45にて検査画像内の病変の領域Rを抽出し、計測値の計測を実施する。これによりプログラム制御部37で領域Rについての計測値が算出され、計測値情報が生成される。
次いで、医療スタッフは、図12に示すビューア画面45で計測値の登録指示を入力する。この登録指示に応じて、ステップS110に示すように、要求発行部38から計測値の登録要求が発行される。登録要求は、通信部28を介して診断支援サーバ14に送信される。
診断支援サーバ14では、通信部28で登録要求が受信され、受信された登録要求は登録要求受付部72で受け付けられる(ステップS200)。登録要求で受け付けられた画像関連情報と計測値情報が病変同定部73に、計測値情報が判定部74に、画像関連情報のうちの画像ID、計測元関連情報、および計測値情報が登録部75に、画像関連情報のうちの画像IDが設定部76にそれぞれ出力される。
病変同定部73では、登録要求で受け付けられた画像関連情報が関連付けられた検査画像であるクエリー画像GQと、患者、検査対象部位/向き、および検査の種類が一致する検査画像である対象画像GTが画像リスト21から検索される。そして、ステップS210に示すように、クエリー画像GQ内の病変と対象画像GT内の病変とが同一の病変であるか否かが判定され、判定結果に応じた病変IDが病変同定部73により付されて判定部74、登録部75、および設定部76に出力される。
ステップS220において、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が2個以上の場合、長径および短径の計測値の信頼性の有無を判定するための閾値が設定部76により設定される。閾値としては、例えば、計測値リスト23に登録された、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値の標準偏差が設定される。閾値は判定部74に出力される。
続いて判定部74において、登録要求受付部72からの計測値情報のうちの長径および短径の計測値の信頼性の有無が判定される(ステップS230)。判定部74による判定結果は、登録部75に出力される。
判定部74にて計測値の信頼性の有無を判定する際には、信頼性指標が算出される。信頼性指標は、例えば、計測値リスト23に登録された、クエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた計測値の平均値と、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの計測値との差分の絶対値(|平均値−計測値|)である。この信頼性指標と閾値との大小関係の比較により、計測値の信頼性の有無が判定される。
このように、計測値リスト23に登録された計測値の平均値を求め、平均値に基づいて信頼性指標を算出し、算出した信頼性指標と、計測値リスト23に登録された計測値の標準偏差等の閾値との大小比較により判定を行うので、クエリー画像GQの計測値が、計測値リスト23に登録された計測値と近い値で、計測値リスト23に登録された計測値のばらつきの範囲内であった場合は、信頼性ありと判定することができる。逆にクエリー画像GQの計測値が、計測値リスト23に登録された計測値と乖離した値で、計測値リスト23に登録された計測値のばらつきの範囲外であった場合は、信頼性なしと判定することができる。
ステップS240に示すように、登録部75により、登録要求受付部72からの画像ID、計測元関連情報、および計測値情報と、判定部74からの判定結果とが関連付けられて計測値リスト23に登録される。
計測値情報と判定結果とを関連付けて登録するので、同一の検査画像内の同一の病変に対して、領域Rの抽出と計測値の計測が複数回実施された場合に、複数個の計測値のうちのいずれが信頼性のあるものかを容易に見分けることができる。したがって、簡単に信頼性がある計測値を参照して診療あるいは統計分析を行うことが可能となる。
医療スタッフは、クライアント端末13を操作して、図13に示す配信要求画面60にて診断支援情報の配信指示を入力する。この配信指示に応じて、図27のステップS150に示すように、要求発行部38から診断支援情報の配信要求が発行される。配信要求は、通信部28を介して診断支援サーバ14に送信される。
診断支援サーバ14では、通信部28で配信要求が受信され、受信された配信要求は配信要求受付部77で受け付けられる(ステップS250)。配信要求で受け付けられた患者IDはプログラム制御部78に出力される。
プログラム制御部78では、配信要求で受け付けられた患者IDの患者に関する診断支援情報が生成される(ステップS260)。診断支援情報は、計測元関連情報、計測値情報、判定結果、電子カルテの診療データ等である。診断支援情報は出力部79に出力される。
ステップS270において、診断支援情報は、出力部79により通信部28を介して配信要求の出力元のクライアント端末13に出力される。
ステップS160に示すように、クライアント端末13では、通信部28で診断支援情報が受信され、受信された診断支援情報はプログラム制御部37に出力される。そして、プログラム制御部37により、図22の一覧表示画面90および図24の統合表示画面110が生成され、GUI制御部36によりディスプレイ29Aに表示される。医療スタッフは、表示された各画面90、110を参照して診療を行う。
一覧表示画面90には、長径および短径の計測値、医療スタッフ、およびビューアプログラム35のプログラム名を示す文字情報96が表示され、表示形態により判定結果が識別可能なブロック95が配される。このため、一覧表示画面90を閲覧すれば、いずれの医療スタッフまたはビューアプログラム35の計測値が判定部74で信頼性あり、または信頼性なしと判定されたのかが一目瞭然である。
また、一覧表示画面90には、判定部74で信頼性ありと判定された計測値を用いた、計測値の時系列変化を示す折れ線グラフ103が表示される。この折れ線グラフ103により、信頼性がある計測値を参照して診療を行うことが可能となる。
さらに、ブロック95のドラッグアンドドロップ操作によって病変IDの修正を可能とするので、万が一病変同定部73で病変の同定をミスした場合でも、簡単にミスをリカバリーすることができる。
統合表示画面110には、計測値だけでなく、バイタルサインや検体検査等の他の診療データの情報も表示される。このため、計測値だけでは分からない患者の容態を総合的に判断することができる。また、統合表示画面110にも、一覧表示画面90と同様に、判定部74で信頼性ありと判定された計測値を用いた、計測値の時系列変化を示す折れ線グラフ119が表示されるので、信頼性がある計測値を参照して診療を行うことが可能となる。
上記第1実施形態では、診断支援サーバ14からの診断支援情報に基づいて、クライアント端末13側で一覧表示画面90および統合表示画面110を生成する態様を例示したが、診断支援サーバ14側で一覧表示画面90および統合表示画面110を生成してもよい。また、クライアント端末13では統合表示画面110のみを閲覧可能とし、一覧表示画面90は、医療施設の管理者のみが診断支援サーバ14を通じて閲覧可能とする等、一覧表示画面90の閲覧に制限を設けてもよい。
上記第1実施形態では、計測値の登録要求をネットワーク15を介して送受信しているが、計測値の登録要求に含まれる各種情報を、医療施設の管理者が診断支援サーバ14に手入力してもよい。このため、クライアント端末13と診断支援サーバ14は、必ずしもネットワークを介して接続されていなくてもよい。
上記第1実施形態では、計測元関連情報として、端末ID、スタッフID、およびプログラムIDを例示したが、計測元関連情報は、これら端末ID、スタッフID、またはプログラムIDのうちの少なくともいずれか1つを含んでいればよい。なお、計測元関連情報に、医療スタッフの所属科や専門分野、勤続年数等を加えてもよい。
上記第1実施形態では、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が2個以上であった場合、計測値の標準偏差(σ)を閾値として設定しているが、標準偏差×2(2σ)、標準偏差×3(3σ)を閾値として設定してもよい。あるいは、標準偏差に正の整数以外の係数(0.5や1.5等)を乗算したものを閾値としてもよい。
上記第1実施形態では、信頼性の有無を判定する計測値として、長径および短径の計測値を例示しているが、長径および短径の計測値以外の体積や面積といったサイズ関連計測値、あるいは画素値関連計測値、形状関連計測値についても信頼性の有無を判定してもよい。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が0個または1個の場合、確定診断情報の計測値との比較により判定を行っているが、この方法であると、画像診断と病理診断は時間的なラグがあるため、信頼性の判定が遅くなってしまう。
そこで本実施形態では、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値の個数が、予め定められた下限数未満の場合は、クエリー画像GQの計測値に関わらず、判定部74で信頼性なしと判定する。
例えば図28に示すように、クエリー画像GQの画像IDが「DR250」、病変同定部73からの病変IDが「L250」で、計測値リスト23の画像ID「DR250」、病変ID「L250」の計測値情報に1個の長径の計測値「31mm」が登録されていて、下限数が「2」と定められていた場合について説明する。この場合、判定部74は、画像ID「DR250」、病変ID「L250」に関連付けられた長径の計測値の個数が1個で、下限数の2未満であるため、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの長径の計測値を信頼性なしと判定する。
この場合、計測値リスト23に下限数以上の長径および短径の計測値が登録された時点で、設定部76により長径および短径の計測値の標準偏差を算出し、これを閾値として判定部74で判定をし直す。こうすれば病理診断を待たずに判定を行うことができる。
ただし、そうすると、確定診断情報が取得されず、かつ計測値リスト23に下限数以上の長径および短径の計測値が登録されない間は、全ての計測値が信頼性なしと判定されてしまい、判定部74で信頼性ありと判定された計測値を用いる折れ線グラフ103、119が不完全なものとなるおそれがある。こうした事態を避けるため、最初に計測値リスト23に登録される計測値については無条件で信頼性ありと仮判定しておき、計測値リスト23に下限数以上の計測値が登録された時点で、標準偏差を閾値として判定部74で判定をし直してもよい。折れ線グラフ103、119に仮判定の計測値を用いる場合は、折れ線グラフ103、119に仮判定である旨を報せるマークを表示する。
[第3実施形態]
計測値リスト23には、計測元関連情報と判定結果とが関連付けて登録されているので、計測値リスト23によれば、医療スタッフ毎やビューアプログラム35毎等、計測元毎の全計測回数、および判定部74で計測値が信頼性なしと判定された回数(以下、NG回数という)を集計し、NG回数を全計測回数で除算した、判定部74で計測値が信頼性なしと判定された割合(以下、NG率という)を算出することができる。
比較的NG率が高い計測元の計測値は、比較的NG率が低い計測元の計測値よりも、同一の画像IDおよび病変IDに登録された複数個の計測値との乖離度が高いと考えられる。このため、上記第1実施形態のように、クエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた複数個の計測値の平均値と、登録要求受付部72からのクエリー画像GQの計測値との差分の絶対値(|平均値−計測値|)を、信頼性指標として算出する等、計測値リスト23に登録された計測値の平均値に基づいて信頼性指標を算出する場合、比較的NG率が高い計測元の計測値を含めて平均値を求めると、平均値が比較的NG率が高い計測元の計測値の影響を受けてしまい、結果として判定結果が妥当性を欠くものとなるおそれがある。
そこで本実施形態では、NG率が予め定められた上限値以上である計測元の計測値を除外して信頼性指標を求める、または、NG率が予め定められた上限値以上である計測元の計測値の信頼性指標への寄与度を小さくする。
図29は、計測値リスト23から、スタッフID(医療スタッフ)毎の全計測回数と長径および短径の計測値のNG回数とを集計し、長径および短径のNG率を算出して表にまとめたものである。この表から、スタッフID「D004」の医療スタッフは、長径および短径のNG率が「1%」、「0%」と最も低く、計測の成績が最も良いことが分かる。反対にスタッフID「D003」の医療スタッフは、長径および短径のNG率が「22.5%」、「25%」と最も高く、計測の成績が最も悪いことが分かる。
例えば図30および図31に示すように、クエリー画像GQの画像IDが「DR300」、病変同定部73からの病変IDが「L300」で、計測値リスト23の画像ID「DR300」、病変ID「L300」の計測値情報に4個の長径の計測値「34mm、36mm、39mm、33mm」が登録されていた場合について説明する。各計測値の計測を実施した医療スタッフは、各計測値の下の括弧内に表記するように「34mm」が「D001」、「36mm」が「D002」、「39mm」が「D003」、「33mm」が「D004」である。
ここで、上限値が「20%」と定められていた場合、判定部74は、図30に一点鎖線で囲んで示すように、信頼性指標を算出する際の上記4個の長径の計測値の平均値を、図29で長径の計測値のNG率が「22.5%」と上限値「20%」以上であるスタッフID「D003」の計測値「39mm」を除外して求める。
あるいは、図31に一点鎖線で囲んで示すように、判定部74は、スタッフID「D003」の計測値「39mm」に0.2を乗算したうえで各計測値を加算し、加算値を3.2で除算して平均値を求める。こうすれば、NG率が上限値以上である計測元の計測値による信頼性指標への影響を、図30の場合は完全に排除、図31の場合は薄めることができ、判定結果の妥当性を確保することができる。
なお、NG率が上限値以上である計測元に注意を促したり、改善を求めたりするために、図29に示す表をクライアント端末13のディスプレイ29Aに表示させてもよい。また、スタッフID毎に限らず、端末ID毎、プログラムID毎にNG回数を集計してNG率を求め、端末ID毎またはプログラムID毎のNG率が上限値以上であるクライアント端末13またはビューアプログラム35の計測値を除外して信頼性指標を求めたり、信頼性指標への寄与度を小さくしてもよい。医療スタッフの場合は上限値を20%、ビューアプログラム35の場合は上限値を10%とする等、NG率の集計単位に応じて上限値を変更してもよい。
また、信頼性指標だけでなく、閾値として標準偏差を算出する場合に、NG率が予め定められた上限値以上である計測元の計測値を除外したり、NG率が予め定められた上限値以上である計測元の計測値の寄与度を小さくしてもよい。
[第4実施形態]
画像診断と病理診断は時間的なラグがあるため、上記第1実施形態の登録要求受付部72からのクエリー画像GQの画像IDと、病変同定部73からの病変IDが関連付けられた長径および短径の計測値が2個以上であった場合の判定部74による判定は確定診断の前に行われる。この場合、確定診断情報の計測値と、確定診断の前に判定部74が信頼性ありと判定した計測値が一致またはほとんど差がなければ、判定結果が正しいといえ、問題はない。しかしながら、反対に確定診断情報の計測値と、確定診断の前に判定部74が信頼性なしと判定した計測値が一致またはほとんど差がない場合は、判定結果が正しいとはいえず、判定結果を訂正する必要がある。
そこで本実施形態では、確定診断前の判定結果について、確定診断の後に確定診断情報の計測値に基づいた判定をし直し、確定診断情報に応じて判定結果を訂正する。
図32において、確定診断情報には、画像ID、病変ID、および計測値(図32では長径および短径の計測値)が記録されている。判定部74は、確定診断情報をカルテリスト22から取得する。
判定部74は、確定診断情報に基づいて、計測値リスト23に登録された計測値の判定をし直す。例えば、判定部74は、確定診断情報の計測値と、計測値リスト23に登録された計測値の差分を算出し、差分が予め定められた閾値以下であれば信頼性あり、差分が閾値よりも大きければ信頼性なしと判定する。
図32では、画像ID「DR400」、病変ID「L400」の長径および短径の計測値の判定をし直す様子を示している。確定診断情報の長径および短径の計測値はそれぞれ「39mm」、「25mm」である。また、確定診断情報の取得前は、長径の計測値「35mm」、「34mm」、および短径の計測値「20mm」、「21mm」の判定結果が「OK」、長径の計測値「40mm」、および短径の計測値「26mm」の判定結果が「NG」となっている。
ここで、確定診断情報の計測値と、計測値リスト23に登録された計測値の差分と比較する閾値を、例えば「1mm」に設定する。この場合、長径の計測値「35mm」、「34mm」、および短径の計測値「20mm」、「21mm」は、確定診断情報の長径および短径の計測値「39mm」、「25mm」との差分が閾値の「1mm」よりも大きいため、確定診断情報の取得後の判定結果はいずれも「NG」となる。
一方、長径の計測値「40mm」、および短径の計測値「26mm」は、確定診断情報の長径および短径の計測値「39mm」、「25mm」との差分が閾値の「1mm」以下であるため、確定診断情報の取得後の判定結果はいずれも「OK」となる。
登録部75は、確定診断情報の取得後に判定部74が判定し直した結果を、計測値リスト23に登録する。図33に示すように、計測値リスト23には、確定診断情報の取得前の判定結果の項目に加えて、確定診断情報の取得後の判定結果の項目が設けられ、確定診断情報の取得後の判定結果が計測値に関連付けて登録される。
このように、確定診断情報の取得前の判定結果を、確定診断情報に基づいて判定をし直すことにより訂正するので、確定診断の結果を判定結果に反映させることができる。確定診断前に信頼性なしと判定された計測値が、確定診断後に実は正解であったと分かった場合に、判定を信頼性ありに覆すことができる。
[第5実施形態]
確定診断前に信頼性なしと判定された計測値は、上記第3実施形態の比較的NG率が高い計測元の計測値と同様に、同一の画像IDおよび病変IDに登録された複数個の計測値との乖離度が高いと考えられる。このため、確定診断前に信頼性なしと判定された計測値は、同一の画像IDおよび病変IDに登録された複数個の計測値の中では異端であり、確定診断前に信頼性なしと判定された計測値の計測を実施した計測元はマイノリティである。このため、確定診断前に信頼性なしと判定された計測値が、確定診断後に実は正解であったと分かった場合は、マジョリティである確定診断前に信頼性ありと判定された計測値の計測を実施した計測元の領域Rの抽出の仕方や計測値の計測の仕方が間違っていることになり、早急に改善を求める必要がある。
そこで本実施形態では、上記第4実施形態において、確定診断情報の取得前の判定で信頼性なしと判定された計測値が、確定診断情報に基づく判定のし直しで信頼性ありと判定された場合、判定が覆った旨の警告を通知する。
警告の通知方法としては、例えば図34に示すように、確定診断情報の取得前の判定で信頼性なしと判定され、確定診断情報に基づく判定のし直しで信頼性ありと判定された計測値を表示するブロック95に吹き出し135を表示する。吹き出し135には、「注意!確定診断により判定結果NG→OKに変更されました。」といった、判定が覆った旨の警告メッセージが表示される。こうした警告を表示することで、マジョリティの医療スタッフに領域Rの抽出の仕方や計測値の計測の仕方の改善を求めることができ、計測値の信頼性向上に寄与することができる。
警告の通知方法としては、マジョリティの医療スタッフに対して、判定が覆った旨の警告メッセージ等を記述した電子メールを一斉送信してもよいし、医療施設の管理者のみが閲覧可能な画面に、判定が覆った旨の警告メッセージを表示してもよい。
なお、第3実施形態のNG率を、確定診断情報の取得後の判定結果に基づいて算出してもよい。
クライアント端末13および診断支援サーバ14を構成するコンピュータのハードウェア構成は種々の変形が可能である。例えば、診断支援サーバ14を、処理能力や信頼性の向上を目的として、ハードウェアとして分離された複数台のサーバコンピュータで構成することも可能である。具体的には、登録要求受付部72、病変同定部73、判定部74、登録部75、および設定部76の機能と、配信要求受付部77、プログラム制御部78、および出力部79の機能とを、2台のサーバコンピュータに分散して担わせる。あるいは、クライアント端末13に病変同定部73、判定部74の機能を担わせ、診断支援サーバ14には登録部75の機能を担わせてもよい。
このように、コンピュータのハードウェア構成は、処理能力、安全性、信頼性等の要求される性能に応じて適宜変更することができる。さらに、ハードウェアに限らず、ビューアプログラム35、作動プログラム70、診断支援プログラム71等のアプリケーションプログラムについても、安全性や信頼性の確保を目的として、二重化したり、あるいは、複数のストレージデバイスに分散して格納することももちろん可能である。
上記各実施形態では、1つの医療施設に構築された医療情報システム2を例示し、診断支援サーバ14を1つの医療施設内で利用する形態で説明したが、診断支援サーバ14を複数の医療施設が利用可能な形態としてもよい。
上記各実施形態では、診断支援サーバ14は、1つの医療施設内に設置されるクライアント端末13がLANを介して通信可能に接続され、クライアント端末13からの各種要求に応じた各種機能を提供する形態である。これを複数の医療施設で利用可能とするためには、診断支援サーバ14を、例えば、インターネットや公衆通信網等のWAN(Wide Area Network)を介して、複数の医療施設に設置される各クライアント端末13と通信可能に接続する。そして、複数の医療施設の各クライアント端末13からの要求をWANを介して診断支援サーバ14で受け付けて、各クライアント端末13に対して各種機能を提供する。なお、WANを利用する場合には、情報セキュリティを考慮して、VPN(Virtual Private Network)を構築したり、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)等のセキュリティレベルの高い通信プロトコルを使用することが好ましい。
この場合の診断支援サーバ14の設置場所および運営主体は、例えば医療施設とは別の会社が運営するデータセンタでもよいし、複数の医療施設のうちの1つでもよい。
また、診断支援サーバ14を複数の医療施設が利用可能な形態とし、かつ診断支援サーバ14側で一覧表示画面90および統合表示画面110を生成する形態をとる場合には、診断支援サーバ14は、一覧表示画面90および統合表示画面110を、例えば、XML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語によって作成されるウェブ配信用のXMLデータの形式でクライアント端末13に出力する。クライアント端末13は、XMLデータに基づき一覧表示画面90および統合表示画面110をウェブブラウザ上に再現して表示する。なお、XMLに代えて、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)等の他のデータ記述言語を利用してもよい。
本発明は、上記各実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。例えば、検査画像DB18、電子カルテDB19、および計測値DB23は、上記各実施形態のように別々のDBで構成してもよいし、1つのDBに統合してもよい。また、計測値としては、図5で例示するものの他に、直径や半径、中心や重心の位置座標を含めてもよい。
上述の種々の実施形態や種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、本発明は、プログラムに加えて、プログラムを記憶する記憶媒体にも及ぶ。
2 医療情報システム(計測値管理システム)
13 クライアント端末(計測装置)
14 診断支援サーバ(計測値管理装置)
20 計測値DB(データ格納部)
23 計測値リスト
27 CPU
35 ビューアプログラム(計測プログラム)
70 作動プログラム
74 判定部
75 登録部
76 設定部
79 出力部
90 一覧表示画面
103 折れ線グラフ
110 統合表示画面
119 折れ線グラフ
135 吹き出し
R 病変の領域

Claims (19)

  1. 同一の検査画像内の同一の病変に対して、前記病変の特徴を表す計測値の計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定部と、
    前記計測値と前記判定部の判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録部とを備えることを特徴とする計測値管理装置。
  2. 前記判定部は、前記複数個の計測値のそれぞれの信頼性を定量的に表した信頼性指標を算出し、前記信頼性指標と閾値との比較結果に基づいて判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の計測値管理装置。
  3. 前記判定部は、前記複数個の計測値の平均値に基づいて前記信頼性指標を算出することを特徴とする請求項2に記載の計測値管理装置。
  4. 前記複数個の計測値の標準偏差に基づいて前記閾値を設定する設定部を備えることを特徴とする請求項3に記載の計測値管理装置。
  5. 前記判定部は、前記複数個の計測値の個数が予め定められた下限数未満の場合、前記複数個の計測値を信頼性なしと判定することを特徴とする請求項3または4に記載の計測値管理装置。
  6. 前記登録部は、前記計測を実施した計測元に関する計測元関連情報を、前記計測値と前記判定結果に関連付けて登録し、
    前記判定部は、前記計測値が信頼性なしと判定された割合が予め定められた上限値以上である前記計測元の前記計測値を除外して前記信頼性指標を求める、または、前記計測値が信頼性なしと判定された割合が予め定められた上限値以上である前記計測元の前記計測値の前記信頼性指標への寄与度を小さくすることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の計測値管理装置。
  7. 前記計測元関連情報は、前記計測を実施した計測者を識別するための計測者識別情報、前記計測を実施した計測装置を識別するための計測装置識別情報、または前記計測を実施した計測プログラムを識別するための計測プログラム識別情報のうちの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項6に記載の計測値管理装置。
  8. 前記計測値と前記判定結果を出力する出力部を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の計測値管理装置。
  9. 前記計測値と前記判定結果の一覧が表示された一覧表示画面が生成されることを特徴とする請求項8に記載の計測値管理装置。
  10. 前記一覧表示画面には、前記判定部で信頼性ありと判定された前記計測値を用いた、前記計測値の時系列変化を示すグラフが表示されることを特徴とする請求項9に記載の計測値管理装置。
  11. 前記出力部は、前記計測値以外の患者の診療データも出力することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の計測値管理装置。
  12. 前記計測値と前記診療データとが表示された統合表示画面が生成されることを特徴とする請求項11に記載の計測値管理装置。
  13. 前記統合表示画面には、前記判定部で信頼性ありと判定された前記計測値を用いた、前記計測値の時系列変化を示すグラフが表示されることを特徴とする請求項12に記載の計測値管理装置。
  14. 前記判定部は、前記病変の確定診断情報を取得し、前記確定診断情報の取得前に前記判定を行った後、前記確定診断情報の取得後に前記確定診断情報に基づいた判定をし直すことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の計測値管理装置。
  15. 前記確定診断情報の取得前の前記判定で信頼性なしと判定された前記計測値が、前記確定診断情報に基づく前記判定のし直しで信頼性ありと判定された場合、判定が覆った旨の警告が通知されることを特徴とする請求項14に記載の計測値管理装置。
  16. 前記計測値は、前記領域のサイズに関するサイズ関連計測値を含むことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の計測値管理装置。
  17. 同一の検査画像内の同一の病変に対して、前記病変の特徴を表す計測値の計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定ステップと、
    前記計測値と前記判定ステップの判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録ステップとを備えることを特徴とする計測値管理装置の作動方法。
  18. 同一の検査画像内の同一の病変に対して、前記病変の特徴を表す計測値の計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定機能と、
    前記計測値と前記判定機能の判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録機能とを、コンピュータに実行させることを特徴とする計測値管理装置の作動プログラム。
  19. 検査画像内の病変に対して、前記病変の特徴を表す計測値の計測を実施する計測装置と、前記計測値を管理する計測値管理装置とを備える計測値管理システムにおいて、
    同一の前記検査画像内の同一の前記病変に対して、前記計測装置で前記計測を複数回実施して得られた複数個の計測値について、信頼性の有無を判定する判定部と、
    前記計測値と前記判定部の判定結果とを関連付けてデータ格納部に登録する登録部とを備えることを特徴とする計測値管理システム。
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