JP2016161415A - 熱式流量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】検出精度の低下を抑制できる熱式流量センサを提供する。
【解決手段】配管10における外壁面のうちの所定箇所の温度を検出する第1温度センサ20と、第1温度センサ20と離間した状態で配管10の外壁面上に配置され、配管10の外壁面を加熱または冷却することにより、測定媒体と熱の授受を行う伝熱素子50と、配管10の外壁面における伝熱素子50によって加熱または冷却された部分の温度を検出する第2温度センサ30と、所定の処理を行う制御手段60とを備える。そして、伝熱素子50と配管10の外壁面との間に、伝熱素子50と配管40との間の熱流束を直接検出する熱流束センサ40を配置し、制御手段60にて、第1温度センサ20で検出された温度、第2温度センサ30で検出された温度、熱流束センサで直接検出された熱流束に基づいて、測定媒体の流量を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管内を流れる測定媒体の流量を検出する熱式流量センサに関するものである。
従来より、この種の熱式流量センサとして、例えば、特許文献1に次のものが提案されている。すなわち、この熱式流量センサでは、配管の温度を検出することによって配管内に流れる測定媒体の温度を検出する第1温度センサと、第1温度センサよりも測定媒体の流れ方向の下流側に配置され、測定媒体(配管)との間で熱の授受を行う伝熱素子と、外気の温度を検出する第2温度センサとを備えている。なお、第1温度センサは、配管のうちの伝熱素子と熱の授受を行う部分の温度の影響を受けないように、伝熱素子とは十分に離間して配置されている。
このような熱式流量センサでは、第2温度センサで外気の温度を検出し、外気の温度に基づいて伝熱素子と配管との間の熱流束を演算している。そして、当該熱流束と第1温度センサで検出された測定媒体の温度を用いて測定媒体の流量を演算している。
特開2004−69667号公報
しかしながら、上記特許文献1の熱式流量センサでは、外気の温度を検出し、外気の温度に基づいて伝熱素子と配管との間の熱流束を演算(推測)しているため、検出精度が低下し易いという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、検出精度の低下を抑制できる熱式流量センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、配管(10)における外壁面のうちの所定箇所の温度を検出することによって配管内の通路(11)を流れる測定媒体の温度を検出する第1温度センサ(20)と、第1温度センサと離間した状態で配管の外壁面上に配置され、配管の外壁面を加熱または冷却することにより、測定媒体と熱の授受を行う伝熱素子(50)と、配管の外壁面における伝熱素子によって加熱または冷却された部分の温度を検出する第2温度センサ(30)と、所定の処理を行う制御手段(60)と、を備え、以下の点を特徴としている。
すなわち、伝熱素子と配管の外壁面との間には、伝熱素子と配管との間の熱流束を検出する熱流束センサ(40)が配置されており、制御手段は、第1温度センサで検出された温度、第2温度センサで検出された温度、熱流束センサで検出された熱流束に基づいて、測定媒体の流量を検出することを特徴としている。
これによれば、伝熱素子と配管の外壁面との間に熱流束センサが配置され、伝熱素子と配管との間の熱流束を熱流束センサで直接検出している。このため、熱流束の検出精度が低下することを抑制でき、測定媒体の流量の検出精度が低下することを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における熱式流量センサの配置構成を示す模式図である。 図1に示す熱流束センサを裏面保護部材側から視た平面図である。 図1に示す熱流束センサを表面保護部材側から視た平面図である。 図2および図3中のIV−IV線に沿った断面図である。 図2および図3中のV−V線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態における熱式流量センサの配置構成を示す模式図である。 図6に示す熱流束センサを裏面保護部材側から視た平面図である。 図6に示す熱流束センサを表面保護部材側から視た平面図である。 図7および図8中のIX−IX線に沿った断面図である。 本発明の第3実施形態における熱流束センサを裏面保護部材側から視た平面図である。 図10に示す熱流束センサを表面保護部材側から視た平面図である。 図10および図11中のXII−XII線に沿った断面図である。 本発明の第4実施形態における伝熱素子および熱流束センサの断面図である。 本発明の第5実施形態における熱式流量センサの配置構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態の熱式流量センサは、配管10内を流れる測定媒体の流量を検出するものであり、温度を検出する第1、第2温度センサ20、30と、熱流束を検出する熱流束センサ40と、配管10を加熱する伝熱素子50と、制御部60とを備えている。
配管10は、内部に測定媒体が流れる通路(中空部)11を有するものであり、SUS等の金属部材で構成されている。本実施形態では、配管10内を流れる測定媒体の流れ方向を紙面左側から右側として説明する。
第1、第2温度センサ20、30は、サーミスタ等で構成されており、互いに離間した状態で配管10の外壁面に配置されている。本実施形態では、第1温度センサ20は第2温度センサ30よりも測定媒体の流れ方向上流側(図1中紙面左側)に配置されている。また、第1、第2温度センサ20、30は、制御部60と接続されており、配置されている部分の配管10の外壁面における温度に応じた検出信号を制御部60に出力する。
なお、具体的には後述するが、第1温度センサ20は、配管10の外壁面における伝熱素子50で加熱されない部分の温度を検出し、第2温度センサ30は配管10の外壁面における伝熱素子50で加熱される部分の温度を検出する。つまり、第1温度センサ20は、第2温度センサ30よりも測定媒体の流れ方向上流側であり、かつ第2温度センサ30(伝熱素子50)から十分に離間して配置されている。
熱流束センサ40は、第2温度センサ30上に配置されていると共に制御部60と接続されている。そして、具体的には後述するが、熱流束センサ40上には伝熱素子50が配置されており、伝熱素子50と配管10との間の熱流束に応じた検出信号を制御部60に出力する。ここで、本実施形態の熱流束センサ40の構成について具体的に説明する。
熱流束センサ40は、本実施形態では、図2〜図5に示されるように、絶縁基材100、裏面保護部材110、表面保護部材120が一体化され、この一体化されたものの内部で第1、第2層間接続部材130、140が交互に直列に接続されて構成されている。なお、図2では理解をし易くするために裏面保護部材110を省略して示し、図3では理解をし易くするために表面保護部材120を省略して示し、図2、図3は断面図ではないが第1、第2層間接続部材130、140にハッチングを施してある。
絶縁基材100は、本実施形態では、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)で代表される平面矩形状の熱可塑性樹脂フィルムにて構成されている。そして、厚さ方向に貫通する複数の第1、第2ビアホール101、102が互い違いになるように千鳥パターンに形成されている。
なお、本実施形態の第1、第2ビアホール101、102は、表面100aから裏面100bに向かって径が一定とされた円筒状とされているが(図4、図5参照)、表面100aから裏面100bに向かって径が小さくなるテーパ状とされていてもよい。また、裏面100bから表面100aに向かって径が小さくなるテーパ状とされていてもよいし、角筒状とされていてもよい。
そして、第1ビアホール101には第1層間接続部材130が配置され、第2ビアホール102には第2層間接続部材140が配置されている。つまり、絶縁基材100には、第1、第2層間接続部材130、140が互い違いになるように配置されている。
第1、第2層間接続部材130、140は、ゼーベック効果を発揮するように、互いに異なる金属で構成されている。例えば、第1層間接続部材130は、P型を構成するBi−Sb−Te合金の粉末が、焼結前における複数の金属原子の結晶構造を維持するように固相焼結された金属化合物(焼結合金)で構成される。また、第2層間接続部材140は、N型を構成するBi−Te合金の粉末が、焼結前における複数の金属原子の所定の結晶構造を維持するように固相焼結された金属化合物(焼結合金)で構成される。このように、第1、第2層間接続部材130、140として所定の結晶構造が維持されるように固相焼結された金属化合物を用いることにより、起電圧を大きくできる。
絶縁基材100の裏面100bには、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)で代表される平面矩形状の熱可塑性樹脂フィルムにて構成される裏面保護部材110が配置されている。この裏面保護部材110は、絶縁基材100と平面形状が同じ大きさとされており、絶縁基材100と対向する一面110a側に銅箔等がパターニングされた複数の裏面パターン111が互いに離間するように形成されている。そして、各裏面パターン111はそれぞれ第1、第2層間接続部材130、140と適宜電気的に接続されている。
具体的には、図2および図4に示されるように、隣接する1つの第1層間接続部材130と1つの第2層間接続部材140とを組150としたとき、各組150の第1、第2層間接続部材130、140は同じ裏面パターン111と接続されている。つまり、各組150の第1、第2層間接続部材130、140は裏面パターン111を介して電気的に接続されている。なお、本実施形態では、絶縁基材100の長手方向(図2〜図4中紙面左右方向)に沿って隣接する1つの第1層間接続部材130と1つの第2層間接続部材140とが組150とされている。
絶縁基材100の表面100aには、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)、液晶ポリマー(LCP)で代表される平面矩形状の熱可塑性樹脂フィルムにて構成される表面保護部材120が配置されている。この表面保護部材120は、裏面保護部材110と同様に、絶縁基材100と平面形状が同じ大きさとされており、絶縁基材100と対向する一面120a側に銅箔等がパターニングされた複数の表面パターン121および2つの接続パターン122が互いに離間するように形成されている。そして、各表面パターン121および2つの接続パターン122はそれぞれ第1、第2層間接続部材130、140と適宜電気的に接続されている。
具体的には、図3および図4に示されるように、絶縁基材100の長手方向に隣接する組150において、一方の組150の第1層間接続部材130と他方の組150の第2層間接続部材140とが同じ表面パターン121と接続されている。つまり、組150を跨いで第1、第2層間接続部材130、140が同じ表面パターン121を介して電気的に接続されている。
また、図3および図5に示されるように、絶縁基材100における外縁では、基本的には、長手方向と直交する方向(図2中紙面上下方向)に沿って隣接する第1、第2層間接続部材130、140が同じ表面パターン121と接続されている。詳述すると、絶縁基材100の長手方向に表面パターン121および裏面パターン111を介して直列に接続されたものが折り返されるように、隣接する第1、第2層間接続部材130、140が同じ表面パターン121と接続されている。
さらに、図3および図4に示されるように、上記のように直列に接続されたものの端部となる第1、第2層間接続部材130、140(図3中紙面右下の第1層間接続部材130および紙面右上の第2層間接続部材140)は、接続パターン122と接続されている。具体的には後述するが、熱流束センサ40上には伝熱素子50が配置され、図3中では伝熱素子50と対向する部分(直下に位置する部分)を領域Aとして示している。そして、2つの接続パターン122は、それぞれ第1、第2層間接続部材130、140と接続される側と反対側の端部が領域Aの外側まで引き出されている。なお、図2においても、伝熱素子50と対向する部分(直下に位置する部分)を領域Aとして示している。
そして、図4に示されるように、表面保護部材120には、領域Aの外側まで引き出された接続パターン122の端部を露出させるコンタクトホール160が形成されている。そして、当該コンタクトホール160を介して制御部60との電気的な接続が図れるようになっている。
以上が本実施形態における熱流束センサ40の構成である。上記熱流束センサ40は、熱流束センサ40を厚さ方向に通過する熱流束が変化すると、交互に直列接続された第1、第2層間接続部材130、140にて発生する起電圧が変化するため、当該起電圧を検出信号として制御部60に出力する。なお、熱流束センサ40の厚さ方向とは、絶縁基材100、表面保護部材120、裏面保護部材110の積層方向のことである。
このような熱流束センサ40は、特に図示しないが、いわゆるPALAP(登録商標)製法によって製造される。すなわち、まず、絶縁基材100に第1、第2ビアホール101、102を形成し、当該第1、第2ビアホール101、102に第1、第2層間接続部材130、140を構成する導電性ペーストを充填する。次に、裏面パターン111が形成された裏面保護部材110、および表面パターン121、接続パターン122が形成された表面保護部材120を用意する。そして、第1、第2ビアホール101、102に充填された導電性ペーストが表面パターン121および裏面パターン111と適宜接触するように、裏面保護部材110、絶縁基材100、表面保護部材120を順に積層して積層体を構成する。その後、積層体を加熱しながら積層方向に加圧し、裏面保護部材110、絶縁基材100、表面保護部材120を一体化すると共に、導電性ペーストから第1、第2層間接続部材130、140を構成することによって製造される。
そして、上記熱流束センサ40は、図1に示されるように、第2温度センサ30を覆うように配置された熱伝導性部材70を介して第2温度センサ30(配管10の外壁面)上に配置されている。具体的には、熱伝導性部材70は、グリースやゲルシート等の熱伝導性材料であって可撓性を有するもので構成され、配管10の外壁面に沿って配置されると共に配管10と反対側が配管10に沿った形状(面)とされている。そして、熱流束センサ40は、裏面保護部材110側が熱伝導性部材70側となり、かつ配管10の外壁面との間に隙間(空間)が構成されないように、熱伝導性部材70を介して配置されている。つまり、熱流束センサ40と配管10の外壁面(第2温度センサ30)との間を完全に封止するように、熱伝導性部材70が配置されている。
なお、熱流束センサ40は、上記のように絶縁基材100、表面保護部材120、裏面保護部材110が熱可塑性樹脂で構成されているために可撓性を有している。このため、熱伝導性部材70(下地)に沿った形状に配置される。
伝熱素子50は、本実施形態では、通電されることで発熱する電気ヒータ等で構成され、熱流束センサ40上に配置されている。言い換えると、伝熱素子50は、伝熱素子50と配管10の外壁面との間に熱流束センサ40が配置されるように、配管10の外壁面上に配置されている。そして、伝熱素子50は、熱流束センサ40、熱伝導性部材70、第2温度センサ30を介して配管10の外壁面における当該伝熱素子50と対向する部分および当該部分の近傍を加熱することにより、測定媒体と熱の授受を行う。このため、第2温度センサ30では、配管10の外壁面における伝熱素子50で加熱された部分の温度が検出され、熱流束センサ40では、伝熱素子50と配管10の外壁面との間の熱流束が直接検出される。なお、第1温度センサ20は、上記のように配管10の外壁面における伝熱素子50で加熱される部分とは十分に離間した位置に配置されており、伝熱素子50で加熱されない部分の温度を検出する。
また、伝熱素子50は、本実施形態では、図1〜図3に示されるように、平面形状が熱流束センサ40より小さくされた矩形状とされている。そして、当該伝熱素子50と熱流束センサ40との積層方向から視たとき、伝熱素子50は、熱流束センサ40内に位置するように配置されている(図2、図3中の領域A)。言い換えると、積層方向から視たとき、伝熱素子50の外形を形造る端部が熱流束センサ40から突出しないように配置されている。
そして、第1、第2温度センサ20、30、熱流束センサ40、伝熱素子50、熱伝導性部材70を覆うように、グラスウールや発泡ウレタン等で構成される断熱部材80が配置されている。本実施形態では、断熱部材80として、第1、第2温度センサ20、30、熱流束センサ40、伝熱素子50、熱伝導性部材70、および配管10を覆う環状のものを図示しているが、第1、第2温度センサ20、30、熱流束センサ40、伝熱素子50、熱伝導性部材70およびこれらが配置される配管10の所定箇所のみを覆うものを用いてもよい。
制御部60は、CPU、記憶手段を構成する各種メモリ、周辺機器等を用いて構成され、所定の処理を行って配管10の通路11内を流れる測定媒体の流量を検出する。具体的には、第1、第2温度センサ20、30および熱流束センサ40で検出された検出信号が入力されると、これらの検出信号を用いて配管10の通路11内を流れる測定媒体の流量を検出する。なお、本実施形態では、制御部60が本発明の制御手段に相当している。
以上が本実施形態における熱式流量センサの構成である。次に、上記熱式流量センサの作動について説明する。
上記のような熱式流量センサでは、伝熱素子50が発熱すると、配管10のうちの伝熱素子50と対向する部分(直下に位置する部分)および当該部分の近傍が加熱される。そして、伝熱素子50に発生した熱は熱流束センサ40を介して配管10に伝達される(熱流束センサ40を熱流束が通過する)ため、熱流束センサ40から当該熱流束センサ40を通過する熱流束に応じた検出信号が制御部60に出力される。つまり、熱流束センサ40と配管10の外壁面との間の熱流束が熱流束センサ40によって直接検出される。また、配管10における外壁面のうちの伝熱素子50で加熱されていない部分の温度に応じた検出信号が第1温度センサ20から制御部60に出力され、配管10における外壁面のうちの伝熱素子50で加熱されている部分の温度に応じた検出信号が第2温度センサ30から制御部60に出力される。
ここで、熱流束センサ40にて検出された熱流束をQ、配管10から測定媒体への熱伝達率をh、測定媒体の温度をT1、伝熱素子50で加熱された部分の壁面温度をT2とすると、Q=h(T2−T0)と示される。なお、配管10における外壁面のうちの伝熱素子50で加熱されていない部分の温度は、測定媒体の温度と等しいとみなすことができる。つまり、第1温度センサ20にて測定媒体の温度T1が検出される。
したがって、制御部60は、まず、検出された熱流束Q、測定媒体の温度T1、加熱された部分の壁面温度T2を用いて熱伝達率hを演算する。また、熱伝達率hと測定媒体の流速とは相関関係があるため、演算した熱伝達率hと測定媒体の流速との相関関係から当該流速を演算する。そして、規定値である配管10の断面積と、測定媒体の流速とに基づいて演算(乗算)することによって測定媒体の流量を演算する。以上のようにして、測定媒体の流量が演算される。
ここで、本実施形態では、伝熱素子50は、平面形状が熱流束センサ40より小さくされた矩形状とされており、当該伝熱素子50と熱流束センサ40との積層方向から視たとき、熱流束センサ40内に位置するように配置されている。このため、熱流束センサ40の検出精度が低下することをさらに抑制できる。
すなわち、伝熱素子50が熱流束センサ40より平面形状が大きく、伝熱素子50の外形を形造る端部が熱流束センサ40から突出している場合、当該突出している部分の直下は隙間(空間)となる。このため、当該突出している部分に発生した熱が当該隙間に伝達されることにより、隙間に伝達された熱によって熱流束センサ40の温度分布が変化するため、熱流束が領域毎に変化することによって熱流束センサ40の検出精度が低下する可能性がある。
これに対し、本実施形態では、伝熱素子50は、平面形状が熱流束センサ40より小さくされた矩形状とされており、当該伝熱素子50と熱流束センサ40との積層方向から視たとき、熱流束センサ40内に位置するように配置されている。このため、伝熱素子50にて発生した熱は、熱流束センサ40を均等に通過するため、検出精度が低下することを抑制できる。
同様に、熱流束センサ40と配管10との間には、隙間(空間)が構成されないように熱伝導性部材70が配置されている。このため、伝熱素子50にて発生した熱は、熱流束センサ40、熱伝導性部材70を介して均等に配管10に伝達され、熱流束センサ40の検出精度が低下することを抑制できる。また、伝熱素子50にて発生した熱は、熱流束センサ40、熱伝導性部材70を介して均等に配管10に伝達されるため、配管10の外壁面における加熱された部分の温度と熱流束センサ40を通過する熱流束との間で誤差が生じることも抑制できる。
以上説明したように、本実施形態では、伝熱素子50と配管10の外壁面との間に熱流束センサ40を配置し、伝熱素子50と配管10との間の熱流束を熱流束センサ40で直接検出している。このため、熱流束の検出精度が低下することを抑制でき、測定媒体の流量の検出精度が低下することを抑制できる。
また、本実施形態では、伝熱素子50は、平面形状が熱流束センサ40より小さくされた矩形状とされており、当該伝熱素子50と熱流束センサ40との積層方向から視たとき、熱流束センサ40内に位置するように配置されている。このため、伝熱素子50にて発生した熱は、熱流束センサ40を均等に通過するため、伝熱素子50の外形を形造る端部が熱流束センサ40から突出している場合と比較して、熱流束センサ40の検出精度が低下することを抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して第2温度センサ30の配置箇所を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図6に示されるように、熱流束センサ40は、配管10の外壁面に直接配置されている。つまり、本実施形態では、熱流束センサ40と配管10との間に熱伝導性部材70が配置されていない構成とされている。そして、第2温度センサ30は、熱流束センサ40の近傍に配置されている。具体的には、第2温度センサ30は、配管10の外壁面における伝熱素子50と対向する部分に配置されていないが、配管10の外壁面における伝熱素子50で加熱される部分の温度が検出できる箇所に配置されている。
このように、第2温度センサ30は、配管10の外壁面における伝熱素子50で加熱される部分の温度が検出できる箇所であれば、配管10の外壁面における伝熱素子50と対向する部分に配置されていなくてもよい。また、このように第2温度センサ30を配置する場合には、熱流束センサ40を直接配管10に配置することができるため、熱伝導性部材70を配置しなくてもよく、部品点数の削減を図ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して第2温度センサ30と熱流束センサ40とを一体化したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図7〜図9に示されるように、第2温度センサ30は、熱流束センサ40と一体化されている。具体的には、第2温度センサ30は、絶縁基材100と裏面保護部材110との間であり、領域A内に位置するように配置されている。なお、図7では理解をし易くするために裏面保護部材110を省略して示し、図8では理解をし易くするために表面保護部材120を省略して示し、図7、図8は断面図ではないが第1、第2層間接続部材130、140および後述する第3層間接続部材170にハッチングを施してある。
そして、絶縁基材100には、第1、第2ビアホール101、102と同様の第3ビアホール103が形成されており、第3ビアホール103には、第1、第2層間接続部材130、140と同様に焼結金属である第3層間接続部材170が配置されている。なお、第3ビアホール103は、第2温度センサ30を露出させるように形成され、第3層間接続部材170は、第2温度センサ30と電気的に接続されるように配置されている。
また、表面保護部材120には、接続パターン122と同様の2つの接続パターン123が形成されており、当該接続パターン123は、それぞれ第3層間接続部材170と接続される側と反対側の端部が領域Aの外側まで引き出されている。そして、表面保護部材120には、図9に示されるように、コンタクトホール160と同様に、引き出された接続パターン123の端部を露出させるコンタクトホール161が形成されている。これにより、当該コンタクトホール161を介して制御部60との電気的な接続が図れるようになっている。なお、第3層間接続部材170は、第1、第2層間接続部材130、140と同様の構成とされていてもよいが、第3層間接続部材170は第2温度センサ30と接続パターン123とを電気的に接続できるものであれば適宜変更可能である。
そして、特に図示しないが、このような第2温度センサ30と熱流束センサ40とが一体化されたものは、熱流束センサ40の裏面保護部材110側が配管10における外壁面と対向するように、配管10の外壁面に直接配置されている。
これによれば、第2温度センサ30と熱流束センサ40とが一体化されているため、配管10の外壁面に第2温度センサ30および熱流束センサ40を取り付ける際、第2温度センサ30と熱流束センサ40との位置ずれが発生することを抑制しつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態に対して第1温度センサ20も熱流束センサ40と一体化したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図10〜図12に示されるように、第1温度センサ20は、第2温度センサ30と共に、熱流束センサ40と一体化されている。具体的には、第1温度センサ20は、絶縁基材100と裏面保護部材110との間であり、領域Aの外側に位置するように配置されている。
なお、第1温度センサ20は、伝熱素子50の影響を受けないように、領域Aの外側であり、かつ領域Aから十分離間した位置に配置されている。また、図10では理解をし易くするために裏面保護部材110を省略して示し、図11では理解をし易くするために表面保護部材120を省略して示し、図10、図11は断面図ではないが第1〜第3層間接続部材130、140、170および後述する第4層間接続部材180にハッチングを施してある。
そして、絶縁基材100には、第1〜第3ビアホール101〜103と同様の第4ビアホール104が形成されており、第4ビアホール104には、第1〜第3層間接続部材130、140、170と同様に焼結金属である第4層間接続部材180が配置されている。なお、第4ビアホール104は、第1温度センサ20を露出させるように形成され、第4層間接続部材180は、第1温度センサ20と電気的に接続されるように配置されている。
また、表面保護部材120には、接続パターン122、123と同様の2つの接続パターン124が形成されており、当該接続パターン124は、それぞれ第4層間接続部材180と接続される側と反対側の端部が領域A外まで引き出されている。そして、表面保護部材120には、コンタクトホール160と同様に、引き出された接続パターン124の端部を露出させるコンタクトホール162が形成されている。そして、当該コンタクトホール162を介して制御部60との電気的な接続が図れるようになっている。なお、第4層間接続部材180は、第1、第2層間接続部材130、140と同様の構成とされていてもよいが、第4層間接続部材180は第1温度センサ20と接続パターン124とを電気的に接続できるものであれば適宜変更可能である。
そして、特に図示しないが、このような第1、第2温度センサ20、30と熱流束センサ40とが一体化されたものは、熱流束センサ40の裏面保護部材110側が配管10における外壁面と対向するように、配管10の外壁面に直接配置されている。なお、本実施形態においても、第1温度センサ20が第2温度センサ30よりも測定媒体の流れ方向上流側となるように配置されている。
これによれば、第1、第2温度センサ20、30と熱流束センサ40とが一体化されているため、配管10の外壁面に第1、第2温度センサ20、30および熱流束センサ40を取り付ける際、第1、第2温度センサ20、30および熱流束センサ40の位置ずれが発生することを抑制しつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して熱流束センサ40と伝熱素子50とを一体化したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図13に示されるように、熱流束センサ40と伝熱素子50が一体化されている。まず、伝熱素子50の構成について説明する。伝熱素子50は、絶縁基材200、裏面保護部材210、裏面パターン211、表面保護部材220、表面パターン221、接続パターン222、第1、第2層間接続部材230、240を有しており、基本的な構成は図2〜5で説明した熱流束センサ40と同様の構成とされている。また、表面保護部材220には、接続パターン222の端部を露出させるコンタクトホール260が形成されている。
このような伝熱素子50は、接続パターン222を介して制御部60から通電されることにより、裏面保護部材210側および表面保護部材220側の一方の面側から放熱(加熱)され、他方の面側にて吸熱(冷却)される。つまり、本実施形態の伝熱素子50は、ペルチェ効果を利用したものである。なお、このような伝熱素子50は、通電方向を調整することによって加熱と冷却とを設定できるため、用途に応じて通電方向を調整することによって加熱と冷却とを変更できる。すなわち、本実施形態の伝熱素子50では、共通の素子で配管10の外壁面を加熱したり冷却したりできる。以上が本実施形態における伝熱素子50の構成である。
そして、熱流束センサ40と伝熱素子50とは、熱流束センサ40における表面保護部材120と伝熱素子50における裏面保護部材210とが対向するように一体化されている。言い換えると、裏面保護部材110、絶縁基材100、表面保護部材120、裏面保護部材210、絶縁基材200、表面保護部材220からなる共通の1つの基板に、熱流束センサ40と伝熱素子50とが形成されている。
なお、図13における熱流束センサ40は図4とは異なる部分の断面に相当する図であり、熱流束センサ40は、図13とは別断面において、伝熱素子50を貫通するように形成されたコンタクトホールによって接続パターン122が露出され、当該コンタクトホールを介して制御部60との電気的な接続が図れるようになっている。
また、本実施形態では、熱流束センサ40の平面形状と伝熱素子50の平面形状とが等しくされているが、このような熱流束センサ40および伝熱素子50としても、熱流束センサ40と伝熱素子50との積層方向から視たとき、伝熱素子50は熱流束センサ40内に位置しているといえる。
このような熱流束センサ40および伝熱素子50は、熱流束センサ40を構成する裏面保護部材110、絶縁基材100、表面保護部材120、伝熱素子50を構成する裏面保護部材210、絶縁基材200、表面保護部材220を順に積層して積層体を構成し、当該積層体を加熱しながら加圧することによって一体化して製造される。
これによれば、熱流束センサ40と伝熱素子50が一体化されているため、配管10に熱流束センサ40および伝熱素子50を取り付ける際、熱流束センサ40と伝熱素子50との位置ずれが発生することを抑制しつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記では、熱流束センサ40の表面保護部材120と伝熱素子50の裏面保護部材210とが異なる部材で構成されたものについて説明したが、熱流束センサ40の表面保護部材120と伝熱素子50の裏面保護部材210とを共通化してもよい。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して第1温度センサ20の配置箇所を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図14に示されるように、第1温度センサ20は、第2温度センサ30(伝熱素子50)と配管10の周方向に離間して配置されている。なお、図14は、配管10を外壁面側から視た平面模式図であり、断熱部材80を省略して示してある。また、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、第1温度センサ20は、配管10の外壁面における伝熱素子50で加熱されない部分の温度を検出できるように、第2温度センサ30(伝熱素子50)から十分に離間して配置されている。
これによれば、第1温度センサ20を伝熱素子50から配管10の周方向に離間するように配置しているため、第1、第2温度センサ20、30、熱流束センサ40、伝熱素子50および配管10を周方向に覆うように環状の断熱部材80を配置する場合、断熱部材80における測定媒体の流れ方向の長さを短くできる。このため、断熱部材80全体としての使用量の削減を図ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態において、熱流束センサ40の構成は上記に記載したものに限定されるものではなく、例えば、サーモパイルを用いた熱流束センサとしてもよい。
また、上記第1〜第4、第6実施形態において、伝熱素子50は配管10の外壁面を冷却するものであってもよい。
さらに、上記第3実施形態では、第2温度センサ30は、絶縁基材100と裏面保護部材110との間に配置されているものについて説明したが、第2温度センサ30は熱流束センサ40と一体化されていればよい。例えば、第2温度センサ30は、裏面保護部材110のうちの絶縁基材100側と反対側に配置されることによって熱流束センサ40と一体化されていてもよい。同様に、上記第4実施形態では、第1温度センサ20は、絶縁基材100と裏面保護部材110との間に配置されているものについて説明したが、第1温度センサ20は熱流束センサ40と一体化されていればよい。例えば、第1温度センサ20は、裏面保護部材110のうちの絶縁基材100側と反対側に配置されることによって熱流束センサ40と一体化されていてもよい。
また、第4実施形態において、第1温度センサ20と熱流束センサ40のみを一体化し、第2温度センサ30は熱流束センサ40と一体化されていなくてもよい。
さらに、上記各実施形態を適宜組み合わせることもできる。例えば、上記第2実施形態を上記第3、第4実施形態に組み合わせ、第2温度センサ30を領域Aの外側に配置するようにしてもよい。同様に、上記第2実施形態を上記第5、第6実施形態に組み合わせ、第2温度センサ30を配管10の外壁面における伝熱素子50と対向する部分の近傍に配置するようにしてもよい。また、上記第3、第4実施形態を上記第5、第6実施形態に組み合わせ、熱流束センサ40と第1、第2温度センサ20、30とを適宜一体化するようにしてもよい。そして、上記第5実施形態を上記第6実施形態に組み合わせ、熱流束センサ40と伝熱素子50とを一体化するようにしてもよい。さらに、上記各実施形態を組み合わせたもの同士を適宜組み合わせるようにしてもよい。
10 配管
11 通路
20 第1温度センサ
30 第2温度センサ
40 熱流束センサ
50 伝熱素子
60 制御手段(制御部)

Claims (7)

  1. 配管(10)における外壁面のうちの所定箇所の温度を検出することによって前記配管内の通路(11)を流れる測定媒体の温度を検出する第1温度センサ(20)と、
    前記第1温度センサと離間した状態で前記配管の外壁面上に配置され、前記配管の外壁面を加熱または冷却することにより、前記測定媒体と熱の授受を行う伝熱素子(50)と、
    前記配管の外壁面における前記伝熱素子によって加熱または冷却された部分の温度を検出する第2温度センサ(30)と、
    所定の処理を行う制御手段(60)と、を備え、
    前記伝熱素子と前記配管の外壁面との間には、前記伝熱素子と前記配管との間の熱流束を検出する熱流束センサ(40)が配置されており、
    前記制御手段は、前記第1温度センサで検出された温度、前記第2温度センサで検出された温度、前記熱流束センサで検出された熱流束に基づいて、前記測定媒体の流量を検出することを特徴とする熱式流量センサ。
  2. 前記伝熱素子は、前記熱流束センサと前記伝熱素子との積層方向から視たとき、前記熱流束センサ内に位置していることを特徴とする請求項1に記載の熱式流量センサ。
  3. 前記熱流束センサは、熱可塑性樹脂にて構成される絶縁基材(100)に厚さ方向に貫通する複数の第1、第2ビアホール(101、102)が形成されていると共に、前記第1、第2ビアホールに互いに異なる金属で形成された第1、第2層間接続部材(130、140)が埋め込まれ、かつ、前記絶縁基材の表面(100a)に表面パターン(121)が形成されていると共に、前記表面と反対側の裏面(100b)に裏面パターン(111)が形成され、前記第1、第2層間接続部材が前記表面パターンおよび前記裏面パターンを介して交互に直列接続された構成とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱式流量センサ。
  4. 前記第2温度センサは、前記熱流束センサと一体化されていることを特徴とする請求項請求項3に記載の熱式流量センサ。
  5. 前記第1温度センサは、前記熱流束センサと一体化されていることを特徴とする請求項3または4に記載の熱式流量センサ。
  6. 前記伝熱素子は、熱可塑性樹脂にて構成される絶縁基材(200)に厚さ方向に貫通する複数の第1、第2ビアホール(201、202)が形成されていると共に、前記第1、第2ビアホールに互いに異なる金属で形成された第1、第2層間接続部材(230、240)が埋め込まれ、かつ、前記絶縁基材の表面(200a)に表面パターン(221)が形成されていると共に、前記表面と反対側の裏面(200b)に裏面パターン(211)が形成され、当該第1、第2層間接続部材が前記表面パターンおよび前記裏面パターンを介して交互に直列接続された構成とされており、前記熱流束センサと一体化されていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の熱式流量センサ。
  7. 前記第1温度センサは、前記伝熱素子と前記配管の周方向に離間して配置されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の熱式流量センサ。

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