JP2016161335A - ロバーバル型ロードセル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】過負荷による破損を防ぐ過負荷防止用のストッパ部材を備えたロードセルであって、ストッパ部材の取り付け作業を精度よく、かつ、容易に行うことができるロバーバル型ロードセル及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明に係るロバーバル型ロードセルは、ロードセル本体と、断面円形状に形成されたストッパ部材とを備える。ロードセル本体には、断面円形状の第1貫通孔および第2貫通孔が形成され、ストッパ部材の第1端部は、第1貫通孔に固定され、ストッパ部材の第2端部は、第2貫通孔に挿通されるとともに、通孔の内壁面と所定の隙間が生じるように配置される。ストッパ部材の第1端部は、第1貫通孔の内径よりも大径の固定部と、固定部と第2端部側で軸方向に隣接し、第1貫通孔の内径よりもわずかに小径で、且つ固定部と同軸に形成された案内部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、いわゆるロバーバル型のロードセルであって、特に過負荷による破損を防ぐ過負荷防止機構を備えたロードセル及びその製造方法に関する。
いわゆるロバーバル型のロードセルは、被計量物の位置に影響を受けないロバーバル機構を採用したものであって、秤量用として広く利用されている。このようなロードセルとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。この文献に記載のロードセルは、矩形の枠状のロードセル本体と、このロードセル本体に取付けられる断面円形の棒状のストッパ部材とを、備えている。ロードセル本体は、上部に位置する上ビーム部、下部に位置する下ビーム部、装置本体などの静止体に固定される固定部、及び、鉛直方向に外力を受ける可動部、を備え、これらが一体的に結合し、矩形の枠状に形成されている。また、上ビーム部及び下ビーム部の外壁面の両端には、合計4つのひずみゲージが貼着されている。
また、ロードセル本体の固定部には、上部ビーム部及び下部ビーム部と平行に延びる第1貫通孔が形成されている。一方、可動部には第1貫通孔と同軸の第2貫通孔が形成されている。そして、第1貫通孔には、ストッパ部材の一端部が固定され、第2貫通孔には、ストッパ部材の他端部が挿通される。また、ストッパ部材の他端部の外周面と、第2貫通孔の内周面とは所定の大きさの隙間が形成されている。
このように形成されたロードセルは、次のように使用される。まず、ロードセル本体の可動部に負荷をかけると、ロードセルの全体が歪む。この歪みに伴って、4箇所に貼着されたひずみゲージのうち、上ビーム部と固定部との連結部付近、及び下ビーム部と可動部との連結部付近に貼着されたひずみゲージが伸びる。一方、上ビーム部と可動部との連結部付近、及び下ビーム部と固定部との連結部付近に貼着されたひずみゲージは縮む。当然ながら、ロードセルに加わる負荷が大きくなれば、ひずみゲージの歪みの程度も大きくなる。また、ひずみゲージは、その伸びや縮みの程度によって電気抵抗が変化するという特性を有している。そのため、ホイートストンブリッジ回路を用いてひずみゲージの電気抵抗を電圧に変換し、この電圧値を取得すれば、ロードセルにかかる負荷の大きさを検出することができる。
しかしながら、ロバーバル型のロードセルは、上記のような構成を備えていることから、過度の負荷がかかるとロードセルが大きく歪み、これによってひずみゲージが破損してしまうおそれがある。これを防止するため、可動部に過度に負荷がかかった場合には、可動部の第2貫通孔の内壁面がストッパ部材に接触し、これ以上、可動部が変位しなくなるように構成している。これにより、ロードセルに過度な負荷がかかるのを防止している。
特開2010−249731号公報
ところで、上記のようなロードセルにおいては、ストッパ部材に、第1貫通孔よりも外径の大きい大径部を設け、この大径部が第1貫通孔に固定されるようになっている。その際、大径部を第1貫通孔に固定するには、主として2つの方法がある。1つは、焼き嵌めによる方法であり、ロードセル本体を加熱し、第1貫通孔を拡径した後、常温または低温のストッパ部材の大径部を第1貫通孔に挿入する。その後、ロードセル本体の温度が低下すれば、第1貫通孔の内径が元に戻るため、大径部が第1貫通孔に固定される。もう一つの方法は、ストッパ部材に打撃を加え、第1貫通孔にストッパ部材の大径部を圧入する方法である。
しかしながら、焼き嵌めは、ロードセル本体を加熱する必要があるため、作業に時間を要するという問題がある。また、圧入については、ストッパ部材が第1貫通孔に対して斜めに挿入されるなど、ロードセル本体に対するストッパ部材の向きを調整するのが難しいという問題があった。特に、このようなロードセルでは、ストッパ部材の先端部の外周面が第2貫通孔の内壁面と所定の間隔をあけて配置されなければならないため、ストッパ部材の向きを正確に調整しないと、その先端部が第2貫通孔の内壁面に接触し、ロードセルとして動作しないおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、過負荷による破損を防ぐ過負荷防止用のストッパ部材を備えたロードセルであって、ストッパ部材の取り付け作業を精度よく、かつ、容易に行うことができるロバーバル型ロードセル及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る第1のロバーバル型ロードセルは、第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、第1ビーム部及び第2ビーム部の第1端部同士を連結する第1連結部、及び第1ビーム部及び第2ビーム部の第2端部同士を連結し第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体と、第1端部及び第2端部を有し、第1方向に延びる断面円形状に形成されたストッパ部材と、を備え、第1連結部には、第1方向に延びる断面円形状の第1貫通孔が形成され、当該第1貫通孔にストッパ部材の第1端部が固定され、第2連結部には、第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成され、当該第2貫通孔にストッパ部材の第2端部が挿通され、ストッパ部材の第2端部において、第2連結部の第2貫通孔に挿通される部分は、第2貫通孔の内壁面と所定の隙間が生じるように配置され、ストッパ部材の第1端部は、第1貫通孔の内径よりも大径の固定部と、固定部と第2端部側で軸方向に隣接し、第1貫通孔の内径よりもわずかに小径で、且つ固定部と同軸に形成された案内部と、を備え、ストッパ部材は、第2端部側から、ロードセル本体の第1貫通孔に挿入され、案内部が第1貫通孔を通過した後、固定部が第1貫通孔に圧入されることでロードセル本体に固定され、案内部が第1貫通孔に挿通されたとき、ストッパ部材の軸心が第1貫通孔の軸心と一致するように構成されている。
この構成によれば、ストッパ部材に、第1貫通孔の内径よりも大きい径を有する固定部と、第1貫通孔の内径よりもわずかに小さい径を有する案内部と、を有しているため、次のような利点がある。ストッパ部材の第2端部を第1貫通孔に挿通し、ストッパ部材を第2貫通孔側へ前進させると、案内部が第1貫通孔に挿通される。上記のように、案内部は、第1貫通孔の内径よりもわずかに小さい径を有するため、案内部が第1貫通孔に挿通されると、ストッパ部材の軸心は第1貫通孔の軸心と一致する。この状態でストッパ部材を第2連結部に向けて押圧すると、固定部が第1貫通孔に圧入される。したがって、固定部の圧入を行うのに先立って、案内部により、ストッパ部材の軸心が第1貫通孔と一致するため、ストッパ部材が斜めに挿入されるなどの、取付不良が生じることなく、固定部を圧入することができる。その結果、ストッパ部材の取付不良が改善され、歩留まりが向上する。また、再度の取付作業や、再度の作成作業をなくすることができ、生産性を向上することもできる。したがって、ストッパ部材の取り付け作業を精度よく、かつ、容易に行うことができる。なお、案内部を第1貫通孔に挿入したとき、「ストッパ部材の軸心は第1貫通孔の軸心と一致する」とは、完全な一致までを要求するものではなく、固定部の圧入時に、ストッパ部材が斜めに挿入されることを防止できる限りにおいて一致していればよい。この点は、以下同じである。
上記第1のロードセルにおいては、第1貫通孔の内径と、案内部の外径との差が、0.03〜0.13mmとすることができる。
上記いずれかの第1のロードセルにおいては、案内部の軸方向の長さは、第1貫通孔の第1方向の長さの50%以上とすることができる。
上記いずれかの第1のロードセルにおいては、案内部の外周面に、第1方向に延びる突部を形成するとともに、第1貫通孔の内壁面に、第1方向に延び突部に係合する溝を形成することができる。
上記いずれかの第1のロードセルにおいては、第1貫通孔の内壁面に、第1方向に延びる突部を形成するとともに、固定部及び案内部の外周面に、第1方向に延び、突部に係合する溝を形成することができる。
本発明に係る第2のロバーバル型ロードセルは、第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、第1ビーム部及び第2ビーム部の第1端部同士を連結する第1連結部、及び第1ビーム部及び第2ビーム部の第2端部同士を連結し第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体と、第1端部及び第2端部を有し、第1方向に延びる断面円形状に形成されたストッパ部材と、を備え、第1連結部には、第1方向に延びる第1貫通孔が形成され、当該第1貫通孔は、第1ビーム部の外壁面に開放する断面円形状の案内孔と、当該案内孔と第2端部側で軸方向に隣接し、案内孔の内径よりも小径で、且つ案内孔と同軸に形成された断面円形状の固定孔と、を備え、第2連結部には、第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成され、当該第2貫通孔にストッパ部材の第2端部が挿通され、ストッパ部材は、第1端部に設けられ、第1貫通孔の案内孔の内径よりもわずかに小径で、且つ固定孔の内径よりも大径の固定部と、当該固定部から第2端部側に延び固定孔の内径よりも小径の本体部と、を備え、ストッパ部材の第2端部において、第2貫通孔に挿通される部分は、当該第2貫通孔の内壁面と所定の隙間が生じるように配置され、ストッパ部材は、第2端部側から、ロードセル本体の第1貫通孔に挿入され、固定部が案内孔を通過した後、固定部が固定孔に圧入されることでロードセル本体に固定され、固定部が案内孔に挿通されたとき、ストッパ部材の軸心が第1貫通孔の軸心と一致するように構成されている。
この構成によれば、第1連結部の第1貫通孔に、ストッパ部材の固定部の外径よりもわずかに大きい内径を有する案内孔と、固定部の外径よりも小さい内径を有する固定孔と、を有しているため、次のような利点がある。ストッパ部材の左側の端部を第1貫通孔に挿通し、ストッパ部材を第2貫通孔側へ前進させると、固定部が案内孔に挿通される。上記のように、案内孔は、固定部の外径よりもわずかに大きい内径を有するため、固定部が案内孔に挿通されると、ストッパ部材の軸心は第1貫通孔の軸心と一致する。この状態でストッパ部材を第2連結部に向けて押圧すると、固定部が固定孔に圧入される。したがって、固定部の圧入を行うのに先立って、案内孔により、ストッパ部材の軸心が第1貫通孔と一致するため、ストッパ部材が斜めに挿入されるなどの、取付不良を行うことなく、固定部を圧入することができる。その結果、ストッパ部材の取付不良が改善され、歩留まりが向上する。また、再度の取付作業や、再度の作成作業をなくすることができ、生産性を向上することもできる。すなわち、ストッパ部材の取り付け作業を精度よく、かつ、容易に行うことができる。
上記第2のロードセルにおいては、固定部の外径と、案内孔の内径との差を、0.03〜0.13mmとすることができる。
上記いずれかの第2のロードセルにおいて、第2貫通孔には、第2連結部の内壁面に開放し、当該内壁面に近づくにしたがって径が大きくなるテーパ面を形成することができる。
本発明に係る第1のロバーバル型ロードセルの製造方法は、第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、第1ビーム部及び第2ビーム部の第1端部同士を連結する第1連結部、及び第1ビーム部及び第2ビーム部の第2端部同士を連結し第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体であって、第1連結部には、第1方向に延びる断面円形状の第1貫通孔が形成され、第2連結部には、第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成されたロードセル本体を準備するステップと、第1端部及び第2端部を有し、断面円形状に形成されたストッパ部材であって、第1端部が、第1貫通孔の内径よりも大径の固定部と、固定部と第2端部側で軸方向に隣接し、第1貫通孔の内径よりもわずかに小径で、且つ固定部と同軸の案内部と、を備えたストッパ部材を準備するステップと、ストッパ部材の第2端部を、ロードセル本体の第1貫通孔に挿入した後、当該ストッパ部材を第2連結部側に前進させつつ、案内部を第1貫通孔に挿通させることで、ストッパ部材の軸心を第1貫通孔の軸心と一致させるステップと、案内部が第1貫通孔に挿通されている状態で、当該固定部を第1貫通孔に圧入するステップと、を備えている。
上記第1のロードセルの製造方法においては、第1貫通孔の内径と、案内部の外径との差を、0.03〜0.13mmとすることができる。
上記いずれかの第1のロードセルの製造方法においては、案内部の軸方向の長さを、第1貫通孔の第1方向の長さの50%以上とすることができる。
本発明に係る第2のロバーバル型ロードセルの製造方法は、第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、第1ビーム部及び第2ビーム部の第1端部同士を連結する第1連結部、及び第1ビーム部及び第2ビーム部の第2端部同士を連結し第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体であって、第1連結部には、第1方向に延びる断面円形状の第1貫通孔が形成され、当該第1貫通孔は、第1ビーム部の外壁面に開放する断面円形状の案内孔と、当該案内孔と第2端部側で軸方向に隣接し、案内孔の内径よりも小径で、且つ案内孔と同軸に形成された断面円形状の固定孔と、を備え、第2連結部には、第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成されたロードセル本体を準備するステップと、第1端部及び第2端部を有し、断面円形状に形成されたストッパ部材であって、第1端部に設けられ、第1貫通孔の案内孔の内径よりもわずかに小径で、且つ固定孔の内径よりも大径の固定部と、当該固定部から第2端部側に延び固定孔及び第2貫通孔の内径よりも小径の本体部と、を備えたストッパ部材を準備するステップと、ストッパ部材の第2端部を、ロードセル本体の第1貫通孔に挿入した後、当該ストッパ部材を第2連結部側に前進させつつ、固定部を案内孔に挿通させることで、ストッパ部材の軸心を第1貫通孔の軸心と一致させるステップと、固定部が案内孔に挿通されている状態で、当該固定部を固定孔に圧入するステップと、を備えている。
上記第2のロードセルの製造方法においては、固定部の外径と、案内孔の内径との差を、0.03〜0.13mmとすることができる。
上記いずれかの第2のロードセルの製造方法においては、第2貫通孔に、第2連結部の内壁面に開放し、当該内壁面に近づくにしたがって径が大きくなるテーパ面を形成することができる。
本発明によれば、ストッパ部材の取り付け作業を精度よく、かつ、容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るロードセルの斜視図である。 図1の正面図である。 図1のロードセルの製造方法を示す正面図である。 図1のロードセルの他の例に係るロードセル本体の左側面図(a)及び正面図(b)である。 図1のロードセルの他の例に係るストッパ部材の正面図である。 図1のロードセルの他の例に係るロードセル本体の左側面図(a)及び正面図(b)である。 図1のロードセルの他の例に係るストッパ部材の正面図である。 本発明の第2実施形態に係るロードセルの分解正面図である。 図8のロードセルの製造方法を示す正面図である。
(A.第1実施形態)
以下、本発明に係るロードセルの第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るロードセルの斜視図、図2は図1の正面図である。以下では、説明の便宜のため、図2の上下方向を「上下」、図2の左右方向を「左右」または「水平」、図2の紙面方向を「前後」と称し、これを基準に説明を行う。但し、本発明に係るロードセルの向き、方向はこれに限定されない。
<1.ロードセル>
図1に示すように、本実施形態に係るロードセルは、ロバーバル型のロードセルであって、矩形の枠状に形成されたロードセル本体1と、このロードセル本体に取り付けられる棒状のストッパ部材2と、を備えている。以下、これらの部材について詳細に説明する。
<1−1 ロードセル本体>
図1及び図2に示すように、ロードセル本体1は、上ビーム部11、下ビーム部12、第1連結部13、及び第2連結部14を一体的に結合することで矩形状に形成されている。
上ビーム部11は、ロードセル本体1の上部に位置し、水平方向(第1方向)に延びる部分である。そして、上ビーム部11の左側の端部(第1端部)には、下方に延びる第1連結部13が連結され、上ビーム部11の右側の端部(第2端部)には、下方に延びる第2連結部14が連結されている。上ビーム部11と第1連結部13との連結部分の内壁面、及び上ビーム部11と第2連結部14との連結部分の内壁面には、前後方向に延びる溝状の切欠部15がそれぞれ形成されている。これら切欠部15は円弧状に形成されており、これによって、上記連結部分が薄肉に形成されている。そして、上ビーム部11の外壁面のうち上記の切欠部15に対応する2つの位置には、ひずみゲージ3が貼着されている。なお、切欠部15の形状は、連結部分を薄肉に形成できれば、特には限定されない。
下ビーム部12は、ロードセル本体1の下部に位置し、上ビーム部11と平行に延びる部分である。そして、下ビーム部12の左側の端部(第1端部)には、第1連結部13の下端部が連結され、下ビーム部12の右側の端部(第2端部)には、第2連結部14の下端部が連結されている。下ビーム部12と第1連結部13との連結部分の内壁面、及び下ビーム部12と第2連結部14との連結部分の内壁面には、上述したのと同形状の、前後方向に延びる切欠部15がそれぞれ形成されている。これら切欠部15によって、上記連結部分が薄肉に形成されている。そして、下ビーム部12の外壁面のうち上記切欠部15に対応する2つの位置には、ひずみゲージ3が貼着されている。
第1連結部13は、ロードセル本体1の左側部に位置し、鉛直方向に延びる部分である。つまり、第1連結部13は、上ビーム部11と下ビーム部12の左側の端部同士を連結している。また、図1に示すように、第1連結部13は、その外壁面側において、例えば装置の本体など地面に対して変位しない静止体に接して固定される。そのため、ロードセルに上下方向の負荷が加わったとしても、第1連結部13が変位することはない。また、第1連結部13の上下方向の中央部分には、水平方向に延びる第1貫通孔131が形成されている。この第1貫通孔131は、断面が円形であって、その軸心が上ビーム部11及び下ビーム部12に対して平行に延びている。
第2連結部14は、ロードセル本体1の左側部に位置し、鉛直方向に延びる部分である。つまり、第2連結部14は、第1連結部13と平行に延び、上ビーム部11と下ビーム部12の右側の端部同士を連結している。第2連結部14は、その上面(上ビーム部11との連結部分)、下面(下ビーム部12との連結部分)、又は外壁面に、秤量の対象となる被計量物を載せるための計量台や計量容器などが取り付けられ、これによって鉛直方向に負荷を受けて鉛直方向に変位する。また、第2連結部14の上下方向の中央部分には、水平方向に延びる第2貫通孔141が形成されている。この第2貫通孔141は、断面が円形であって、その軸心が第1貫通孔131の軸心と一致しており、また、内径も第1貫通孔131の内径と同じである。つまり、第1貫通孔131と第2貫通孔141とは同軸同径に形成されている。
上記のように構成されたロードセル本体1は、第2連結部14に負荷を受けると、第2連結部14は第1連結部13との平行状態を維持したまま、鉛直方向に移動する。すなわち、ロードセル本体1は、概ね平行四辺形のような形態に変位する。これは、上ビーム部11、下ビーム部12、第1連結部13、及び第2連結部14の連結部分が、上述した切欠部15によりそれぞれ薄肉に形成されていることによる。また、ロードセル本体1を構成する材料は、例えば、アルミニウムなどを用いることができる。
<1−2 ストッパ部材>
次に、ストッパ部材2について、図3も参照しつつ説明する。図3は本実施形態に係るロードセルの製造工程を示す正面図である。
このストッパ部材2は、過負荷による破損を防ぐための部材である。図3(a)に示すように、ストッパ部材2は、断面が円形である円柱状の形状を有しており、円柱状の固定部21、案内部22、及び本体部23が、左側からこの順で一体的に連結されることで形成されている。固定部21は、第1貫通孔131に圧入される部位であり、第1貫通孔131よりも大径に形成されている。また、固定部21の軸方向の長さL1は、特には限定されないが、第1貫通孔131に安定的に固定するため、例えば、第1貫通孔131の水平方向の長さL4の50%以上であることが好ましく、第1貫通孔131の長さL4よりも長くてもよい。さらに、固定部21の右端部、つまり案内部22との連結部分には、右側に行くにしたがって外径が小さくなるテーパ面24が形成されている。
案内部22は、後述するようにストッパ部材2を第1貫通孔131に挿通する際に、ガイドを行うための部位である。案内部22の外径は、第1貫通孔131よりもわずかに径が小さくなっており、第1貫通孔131の内径よりも、例えば、0.03〜0.13mm小さくすることが好ましく、0.05〜0.10mm小さくすることがさらに好ましく、0.07〜0.98mm小さくすることが特に好ましい。これは、径の差が0.03mmより小さいと、案内部22を第1貫通孔131に挿通し難くなり、機械などで打撃を加えなければならないため、生産性が悪くなるからである。一方、0.13mmより大きいと、両者の隙間が大きくなりすぎる。そのため、両者の径の差を上記のようにすると、機械などで打撃を加えることなく、比較的小さい力で、案内部22を第1貫通孔131に挿通することができる。そして、挿通したときには、ストッパ部材2の軸心を、第1貫通孔131の軸心とほぼ一致させることができる。また、案内部22の軸方向の長さL2は、特には限定されないが、ストッパ部材2を安定的にガイドするため、例えば、第1貫通孔131の水平方向の長さL4の50%以上であることが好ましく、70%以上であることがさらに好ましく、90%以上であることが特に好ましい。さらに、案内部22の右端部、つまり本体部23との連結部分には、右側に行くにしたがって外径が小さくなるテーパ面25が形成されている。
本体部23は、案内部22よりも小径に形成されており、右側の端部が第2貫通孔141に挿通されている。そして、第2貫通孔141に挿通されている部分の先端には、外径が小さくなるようにテーパ面26が形成されている(図2参照)。
ロードセル本体1に対するストッパ部材2の左右方向の位置は特には限定されないが、固定部21の左側の端面が第1連結部13の外壁面と一致していてもよいし、固定部21が第1貫通孔131の内部に入り込んでいてもよい。あるいは、固定部21が第1連結部13の外壁面よりも突出していてもよい。また、ストッパ部材2の左側の端部は第2連結部14の外壁面から外方に突出しないように形成されているが、突出してよい。但し、ストッパ部材2の左側の端部が第2連結部14の外周面から外方に突出していると、第2連結部14の外壁面に計量台などを取り付ける際には障害になってしまうおそれがある。
また、ストッパ部材2は、例えば、アルミニウムなどを用いることができる。なお、ストッパ部材2は、ロードセル本体1と同じ材料で形成してもよいし、異なる材料で形成してもよい。
<2.ロードセルの製造方法>
次に、本実施形態に係るロードセルの製造工程について、図3を参照しつつ説明する。
まず、図3(a)に示すように、ストッパ部材2を加工する。具体的には、ストッパ部材2を中心軸で回転させ、バイト等で側面を削る旋盤加工を行う。こうして、固定部21、案内部22、及び本体部23を形成し、各テーパ面24,25,26も形成する。続いて、ロードセル本体6を加工する。具体的には、ドリル等で直方体の材料をくり抜いて、上ビーム部11、下ビーム部12、第1連結部13、第2連結部14、及び切欠部15を成形する。ただし、上ビーム部11、下ビーム部12、第1連結部13、及び第2連結部14を別々に製造し、ネジなどを用いてこれらを組み立ててロードセル本体1を形成してもよい。その後、第1連結部13の外壁面側または第2連結部14の外壁面側からドリルを通し、第1貫通孔131と第2貫通孔141を同時に加工する。なお、これにより、同径同軸である第1貫通孔131及び第2貫通孔141が同時に形成される。
続いて、図3(b)に示すように、ストッパ部材2を第1連結部13の外壁面側からロードセル本体1に挿入していく。具体的には、ストッパ部材2の本体部23の先端を第1貫通孔131へ挿入し、さらに第2貫通孔141に向かって前進させていく。このとき、本体部23の外径は第2貫通孔141の内径よりも小さく、さらに本体部23の先端には、テーパ面26が形成されているため、ストッパ部材2が斜めに挿入されたとしても、第2貫通孔141の開口周縁との干渉を避けることができ、第2貫通孔141に挿入することができる。
こうして、ストッパ部材2の挿入を続け、案内部22が第1貫通孔131に挿通されると、案内部22の外径は、第1貫通孔131よりもわずかに小さいだけであるので、案内部22の外周面は第1貫通孔131の内周面に概ね係合する。これによって、ストッパ部材2の軸心が、第1貫通孔131の軸心とほぼ一致する。また、案内部22が第1貫通孔131に進入するまでに、ストッパ部材2が斜めに挿入されていたとしても、案内部22が第1貫通孔131に挿入されることで、挿入方向が矯正される。
この状態から、ストッパ部材2をさらに挿入すると、固定部21の外径は第1貫通孔131よりも大きいので、固定部21の左側のテーパ面24が第1貫通孔131の開口周縁に接する。そこで、固定部21を第1貫通孔131に挿入するため、機械で打撃を加えるなどして、固定部21を第1貫通孔131に圧入する。これにより、図2に示すように、ストッパ部材2が、その軸心が第1貫通孔131及び第2貫通孔141と一致した状態で、ロードセル本体1に固定される。なお、ストッパ部材2が第1貫通孔131から外壁面側に突出している場合は、その部分を切断してもよい。ストッパ部材2は、上記のように、機能部分231が第2貫通孔141に挿入されていれば、ストッパとしての機能を果すからである。そして、最後にひずみゲージ3を所定の位置に貼着すれば、本実施形態に係るロードセルが完成する。
<3.ロードセルの使用>
上記のように構成されたロードセルは、次のように使用される。まず、ロードセル本体1の第2連結部14に負荷をかけると、ロードセル本体1の全体が歪む。この歪みに伴って、4箇所に貼着されたひずみゲージのうち左上と右下に貼着されたひずみゲージ3が伸び、右上と左下に貼着されたひずみゲージ3が縮む。これにより、図示を省略するホイートストンブリッジ回路を用いてひずみゲージ3の電気抵抗を電圧に変換し、この電圧値を取得すれば、ロードセルにかかる負荷の大きさを検出することができる。
また、ストッパ部材2の本体部23の機能部分231は第2貫通孔141とわずかな隙間が生じるようにその内側に挿通されている。そのため、この隙間の幅だけ第2連結部14が変位すると、第2貫通孔141の内周面がストッパ部材2の外周面(機能部分231)に平行に接触し、第2連結部14の移動が制限される。これにより、過度な負荷がかかることによるロードセル(ひずみゲージ3)の破損を防ぐことができる。
また、ロードセルにかかる力には水平方向の成分が含まれている場合があり、このときロードセルは捻れた状態で上下方向へ変位する。これに対して、本実施形態によれば、ストッパ部材2及び第2貫通孔141はいずれも断面が円形であるため、ロードセル本体1が捻れたとしても、ストッパ部材2と第2貫通孔141との鉛直方向の隙間(距離)が変化することはない。そのため、ロードセル本体1が捻れているか否かにかかわらず、常に同じ変位位置でストッパ部材2が作用する。つまり、本実施形態によれば、ロードセルに捻れが生じた場合であっても、ストッパ部材2を適切に機能させることができる。
<4.特徴>
上記のように、上記ロードセルを作製するにあたって、第1貫通孔131及び第2貫通孔141を互いの断面が同心円となるように形成する加工や、ストッパ部材2を所定の外径寸法に仕上げる作業を、比較的容易に行うことができる。そして、このように加工されている限り、ストッパ部材2を第1貫通孔131にはめ込むだけで、ストッパ部材2の先端部分を第2貫通孔141と隙間を生じるようにその内側に配置することができる。なお、このようなストッパ部材2の配置は、断面が円形の孔と円柱の組合せによってはじめて実現できる。それは、断面が円形の孔と円柱の組合せは、断面が矩形の孔と角柱など他の形状の組合せに比べて、両者の中心軸が高い精度で一致するからである。そのため、第1貫通孔131と同心円の断面形状を有する第2貫通孔141についても、ストッパ部材2と中心軸が高い精度で一致するのである。
また、次のような利点もある。本実施形態に係るストッパ部材2は、第1貫通孔131の内径よりも大きい外径を有する固定部21と、第1貫通孔131の内径よりもわずかに小さい外径を有する案内部22と、を有している。そのため、案内部22が第1貫通孔131に挿通されると、ストッパ部材2の軸心は第1貫通孔131の軸心と一致する。この状態でストッパ部材2を第2連結部14に向けて押圧すると、固定部21が第1貫通孔131に圧入される。したがって、固定部21の圧入を行うのに先立って、案内部22により、ストッパ部材2の軸心が第1貫通孔131と一致するため、ストッパ部材2が斜めに挿入されるなどの、取付不良が生じることなく、固定部21を圧入することができる。その結果、ストッパ部材2の取付不良が改善され、歩留まりが向上する。また、再度の取付作業や、再度の作製作業をなくすることができ、生産性を向上することもできる。すなわち、ストッパ部材2の取り付け作業を精度よく、かつ、容易に行うことができる。
<5.変形例>
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
<5−1>
上記実施形態では、第1貫通孔131と第2貫通孔141とを同じ径にしているが、これらは必ずしも同じ内径でなくてもよい。すなわち、上述したように、ストッパ部材2の固定部21及び案内部22と第1貫通孔131との関係、及び本体部23と第2貫通孔141との関係が充足されている限り、両貫通孔131,141の径が相違していてもよい。
<5−2>
上記実施形態では、第1連結部13を静止体に固定し、第2連結部14に負荷をかけているが、これを反対にしてもよい。つまり、第2連結部14を静止体に固定し、第1連結部13に負荷をかけることもできる。このようにしても、ロードセル本体1は、平行四辺形状に変位し、負荷を測定することができる。
<5−3>
ストッパ部材2を第1貫通孔131に挿通する際に、さらに安定的に挿通させるため、次のように構成することもできる。この点について、図4及び図5を参照しつつ説明する。図4はロードセル本体の一例に係る左側面図(a)及び正面図(b)であり、図5は図4のロードセル本体に対応するストッパ部材の正面図である。
この例では、ストッパ部材2の固定部21の外周面に軸方向に延びるキー27を形成するとともに、第1貫通孔131にこのキー(突部)27に対応するキー溝132を形成する。そして、ストッパ部材2を第1貫通孔131に挿入する際には、キー27をキー溝132に係合させた状態で、ストッパ部材2を前進させる。これにより、ストッパ部材2の挿入時のずれを防止し、さらに安定的に第1貫通孔131に挿入することができる。なお、キー27及びキー溝132の形成位置は、特には限定されない。すなわち、キー27はストッパ部材2の外周面のいずれの位置であってもよく、キー溝132はキー27に対応する位置に形成されていればよい。また、キー27は、固定部だけでなく、案内部22にも設けることができる。
<5−4>
ストッパ部材を第1貫通孔に挿通する際に、さらに安定的に挿通させるため、次のように構成することもできる。この点について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6はロードセル本体の一例に係る左側面図(a)及び正面図(b)であり、図7は図4のロードセル本体に対応するストッパ部材の正面図である。
この例では、ストッパ部材2の固定部21及び案内部22の外周面に軸方向に延びる溝28を形成するとともに、第1貫通孔131にこの溝28に係合する突部138を形成する。突部138は、種々の方法で形成できるが、例えば、ロードセル本体1の前面または後面からネジ139をねじ込み、ネジ139の先端部を第1貫通孔131内に突出させることで形成することができる。そして、ストッパ部材2を第1貫通孔131に挿入する際には、溝28を突部138に係合させた状態で、ストッパ部材2を前進させる。これにより、ストッパ部材2の挿入時のずれを防止し、さらに安定的に第1貫通孔131に挿入することができる。なお、溝28及び突部138の形成位置は、特には限定されない。
<5−5>
上記実施形態のストッパ部材2には、固定部の先端、案内部の先端、及び本体部23の先端にテーパ面24,25,26を形成しているが、これらテーパ面24,25,26は必ずしも必要でなく、これらが設けられていなくてもストッパ部材2を固定することはできる。但し、これらのテーパ面24,25,26のうち、少なくとも1つが形成されていると、ストッパ部材2の第1貫通孔131及び第2貫通孔141への挿入が容易になる。
<5−6>
ストッパ部材2の本体部23の外径は、一定でなくてもよく、変化させてもよい。但し、第2貫通孔141に挿通されている機能部分231の外径は一定でなければならない。
(B.第2実施形態)
次に、本発明に係るロードセルの第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。図8は本実施形態に係るロードセルの分解した正面図である。以下では、説明の便宜のため、図8の上下方向を「上下」、図8の左右方向を「左右」または「水平」、図8の紙面方向を「前後」と称し、これを基準に説明を行う。但し、本発明に係るロードセルの向き、方向はこれに限定されない。
第2実施形態に係るロードセルが第1実施形態と相違するのは、ロードセル本体1の第1貫通孔131及び第2貫通孔141の構成と、ストッパ部材2の構成であるため、同一構成については同一の符号を付して、説明を省略する。以下では、はじめにストッパ部材2について説明し、その後、ロードセル本体1について説明する。
<1.ストッパ部材>
図8に示すように、本実施形態に係るストッパ部材2は、断面が円形である円柱状の形状を有しており、円柱状の固定部21及び本体部23が、左側からこの順で一体的に連結されることで形成されている。固定部21は、第1貫通孔131に圧入される円柱状の部位である。また、本体部23は、固定部21よりも小径の円柱状に形成されており、右側の端部が第2貫通孔141に挿通される。
<2.ロードセル本体>
次に、ロードセル本体1について説明する。ロードセル本体1の第1連結部13には、上下方向の中央部分に、水平方向に延びる断面円形状の第1貫通孔131が形成されている。この第1貫通孔131は、第1連結部13の外壁面に開放する案内孔133と、この案内孔133の第2連結部14側に隣接する固定孔134とで構成されている。案内孔133の内径は、固定孔134の内径よりも大きくなっており、また、案内孔133と固定孔134は同軸に形成されている。案内孔133の内径は、ストッパ部材2の固定部21の外径よりもわずかに大きくなっており、固定部21の外径よりも、例えば、0.03〜0.13mm大きくすることが好ましく、0.05〜0.10mm大きくすることがさらに好ましく、0.07〜0.98mm大きくすることが特に好ましい。これは、径の差が0.03mmより小さいと、固定部21を案内孔133に挿通し難くなり、機械などで打撃を加えなければならないため、生産性が悪くなるからである。一方、0.13mmより大きいと、両者の隙間が大きくなりすぎる。そのため、両者の径の差を上記のようにすると、機械などで打撃を加えることなく、比較的小さい力で、固定部21を案内孔133に挿通することができ、挿通したときには、ストッパ部材2の軸心を、第1貫通孔131の軸心とほぼ一致させることができる。
また、案内孔133において第1連結部13の外壁面に開放する側の端縁には、外壁面に行くにしたがって径が大きくなるテーパ面135が形成されている。一方、案内孔133において、固定孔134と隣接する箇所には、第2連結部14側に行くにしたがって内径が小さくなるテーパ面136が形成されている。
固定孔134の内径は、ストッパ部材2の固定部21の外径よりも小さくなっており、この固定孔134に、固定部21が圧入されるようになっている。また、固定孔134の軸方向の長さL8は、特には限定されないが、ストッパ部材2の固定部21を安定的に固定するため、例えば、第1貫通孔131の水平方向の長さL4の50%以上であることが好ましい。
第2連結部14に形成される第2貫通孔141は、第1貫通孔131と同軸の断面円形状に形成されている。また、この第2貫通孔141には、第2連結部14の内壁面に開放するテーパ面143が形成されている。このテーパ面143は、第2連結部14の内壁面側にいくにしたがって内径が大きくなるように形成されている。
第2貫通孔141において、テーパ面以外の機能部分144の内径は、ストッパ部材2の本体部23よりも大きくなっており、ストッパ部材2の本体部23が第2貫通孔141に挿通されたとき、本体部23の外周面と機能部分144の内壁面との間に所定の大きさの隙間が形成されるようになっている。
<3.ロードセルの製造方法>
次に、本実施形態に係るロードセルの製造工程について、図9も参照しつつ説明する。図9は、本実施形態に係るロードセルの製造工程を示す正面図である。
ここでは、ロードセル本体1の第1貫通孔131及び第2貫通孔141の形成方法について説明する。まず、第1連結部13の外壁面側または第2連結部14の外壁面側からドリルを通し、第1貫通孔131と第2貫通孔141を同時に加工する。このとき形成される孔径は上述した固定孔134、第2貫通孔141の機能部分144に対応する。その後、ドリルにより第1貫通孔131を広げ、案内孔133及びテーパ面135、136を形成する。また、第2貫通孔141にテーパ面143を形成する。
続いて、ストッパ部材2を第1連結部13の外壁面側からロードセル本体1に挿入していく。具体的には、ストッパ部材2の本体部23の先端を第1貫通孔131へ挿入し、さらに第2貫通孔141に向かって挿入していく。このとき、本体部23の外径は第2貫通孔141の内径よりも小さく、さらに第2貫通孔141にはテーパ面143が形成されているため、ストッパ部材2は、例えば、斜めに進入したとしても、第2貫通孔141に挿入することができる。
こうして、ストッパ部材2の挿入を続け、固定部21が第1貫通孔141に挿通されると、固定部21の外径は、第1貫通孔131の案内孔133よりもわずかに小さいだけであるので、固定部21の外周面は案内孔133の内周面に概ね係合し、これによって、ストッパ部材2の軸心が、第1貫通孔131の軸心とほぼ一致する。また、固定部21が案内孔133に進入するまでに、ストッパ部材2が斜めに挿入されていたとしても、固定部21が案内孔133に挿入されることで、挿入方向が矯正される。
この状態から、ストッパ部材2をさらに挿入すると、固定部21の外径は第1貫通孔131の固定孔134よりも小さいので、図9(a)に示すように、固定部21の端面は、案内孔133に形成されたテーパ面に接する。そこで、固定部21を固定孔134に挿入するためには、機械で打撃を加えるなどして、固定部21を固定孔134に圧入する。これにより、図9(b)に示すように、ストッパ部材2は、その軸心が第1貫通孔131及び第2貫通孔141と一致した状態で、ロードセル本体1に固定される。なお、ストッパ部材2が第1貫通孔131から外壁面側に突出している場合は、その部分を切断してもよい。そして、最後にひずみゲージ3を所定の位置に貼着すれば、本実施形態に係るロードセルが完成する。
<4.ロードセルの使用>
第2実施形態に係るロードセルは、第1実施形態のロードセルと同様の方法で使用される。
<5.特徴>
本実施形態に係るロードセルでは、第1連結部13の第1貫通孔131に、ストッパ部材2の固定部21の外径よりもわずかに大きい内径を有する案内孔133と、固定部21の外径よりも小さい内径を有する固定孔134と、を有しているため、次のような利点がある。すなわち、ストッパ部材2の左側の端部を第1貫通孔131に挿通し、ストッパ部材2を第2貫通孔141側へ前進させると、固定部21が案内孔133に挿通される。上記のように、案内孔133は、固定部21の外径よりもわずかに大きい内径を有するため、固定部21が案内孔133に挿通されると、ストッパ部材2の軸心は第1貫通孔131の軸心と一致する。この状態でストッパ部材2を第2連結部14に向けて押圧すると、固定部21が固定孔134に圧入される。したがって、固定部21の圧入を行うのに先立って、案内孔133により、ストッパ部材2の軸心が第1貫通孔131と一致するため、ストッパ部材2が斜めに挿入されるなどの、取付不良を行うことなく、固定部21を圧入することができる。その結果、ストッパ部材2の取付不良が改善され、歩留まりが向上する。また、再度の取付作業や、再度の作成作業をなくすることができ、生産性を向上することもできる。すなわち、ストッパ部材2の取り付け作業を精度よく、かつ、容易に行うことができる。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
<7−1>
上記実施形態では、第1貫通孔131の固定孔134と第2貫通孔141の機能部分144とを同じ径にしているが、これらは必ずしも同じ内径でなくてもよい。すなわち、上述したように、ストッパ部材2の固定部21及び案内部22と第1貫通孔131との関係、及び本体部23と第2貫通孔141との関係が充足されている限り、これらの径が相違していてもよい。
<7−2>
上記実施形態に係るロードセルは、第1連結部13を静止体に固定し、第2連結部14に負荷をかけてもよいし、これを反対にしてもよい。つまり、第2連結部14を静止体に固定し、第1連結部13に負荷をかけることもできる。
<7−3>
ストッパ部材2を第1貫通孔131に挿通する際に、さらに安定的に挿通させるため、第1実施形態と同様に、ストッパ部材2の固定部21の外周面に軸方向に延びるキーを形成するとともに、第1貫通孔131にこのキーに対応するキー溝を形成することができる。あるいは、ストッパ部材2の固定部21の外周面に軸方向に延びる溝を形成するとともに、第1貫通孔131の案内孔133にこの溝に係合する突部を形成することもできる。
<7−4>
上記実施形態のロードセル本体1には、案内孔133の両端、第2貫通孔141の内壁面側にテーパ面135,136,143を形成しているが、これらテーパ面135,136,143は必ずしも必要でなく、これらが設けられていなくてもストッパ部材2を固定することはできる。但し、これらのテーパ面135,136,143のうち、少なくとも1つでも形成されていると、ストッパ部材2の第1貫通孔131及び第2貫通孔141への挿入が容易になる。また、第2貫通孔141にテーパ面143を形成しない場合には、これに代わり、第1実施形態のストッパ部材2のように、本体部23の先端部にテーパ面を形成してもよく、これにより、第2貫通孔141にテーパ面143を形成するのと同様の効果を得ることかできる。
<7−5>
ストッパ部材2の本体部23の外径は、一定でなくてもよく、変化させてもよい。但し、第2貫通孔141に挿通され、機能部分144と対応する部分の外径は一定でなければならない。
1 ロードセル本体
11 上ビーム部(第1ビーム部)
12 下ビーム部(第2ビーム部)
13 第1連結部
131 第1貫通孔
132 キー溝(溝)
133 案内孔
134 固定孔
138 突部
14 第2連結部
141 第2貫通孔
143 テーパ面
2 ストッパ部材
21 固定部
22 案内部
23 本体部
27 キー(突部)
28 溝

Claims (14)

  1. 第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し前記第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第1端部同士を連結する第1連結部、及び前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第2端部同士を連結し前記第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体と、
    第1端部及び第2端部を有し、前記第1方向に延びる断面円形状に形成されたストッパ部材と、
    を備え、
    前記第1連結部には、前記第1方向に延びる断面円形状の第1貫通孔が形成され、当該第1貫通孔に前記ストッパ部材の前記第1端部が固定され、
    前記第2連結部には、前記第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成され、当該第2貫通孔に前記ストッパ部材の前記第2端部が挿通され、
    前記ストッパ部材の前記第1端部は、前記第1貫通孔の内径よりも大径の固定部と、前記固定部と前記第2端部側で軸方向に隣接し、前記第1貫通孔の内径よりもわずかに小径で、且つ前記固定部と同軸に形成された案内部と、を備え、
    前記ストッパ部材の前記第2端部において、前記第2連結部の第2貫通孔に挿通される部分は、前記第2貫通孔の内壁面と所定の隙間が生じるように配置され、
    前記ストッパ部材は、前記第2端部側から、前記ロードセル本体の前記第1貫通孔に挿入され、前記案内部が前記第1貫通孔を通過した後、前記固定部が前記第1貫通孔に圧入されることで前記ロードセル本体に固定され、前記案内部が前記第1貫通孔に挿通されたとき、前記ストッパ部材の軸心が前記第1貫通孔の軸心と一致するように構成されている、ロバーバル型ロードセル。
  2. 前記第1貫通孔の内径と、前記案内部の外径との差が、0.03〜0.13mmである、請求項1に記載のロバーバル型ロードセル。
  3. 前記案内部の軸方向の長さは、前記第1貫通孔の前記第1方向の長さの50%以上である、請求項1または2に記載のロバーバル型ロードセル。
  4. 前記案内部の外周面に、前記第1方向に延びる突部が形成されており、
    前記第1貫通孔の内壁面に、前記第1方向に延び前記突部に係合する溝が形成されている、請求項1から3のいずれかに記載のロバーバル型ロードセル。
  5. 前記第1貫通孔の内壁面に、前記第1方向に延びる突部が形成されており、
    前記固定部及び前記案内部の外周面に、前記第1方向に延び、前記突部に係合する溝が形成されている、請求項1から3のいずれかに記載のロバーバル型ロードセル。
  6. 第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し前記第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第1端部同士を連結する第1連結部、及び前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第2端部同士を連結し前記第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体と、
    第1端部及び第2端部を有し、前記第1方向に延びる断面円形状に形成されたストッパ部材と、
    を備え、
    前記第1連結部には、前記第1方向に延びる第1貫通孔が形成され、当該第1貫通孔は、前記第1ビーム部の外壁面に開放する断面円形状の案内孔と、当該案内孔と前記第2端部側で軸方向に隣接し、前記案内孔の内径よりも小径で、且つ前記案内孔と同軸に形成された断面円形状の固定孔と、を備え、
    前記第2連結部には、前記第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成され、当該第2貫通孔に前記ストッパ部材の前記第2端部が挿通され、
    前記ストッパ部材は、前記第1端部に設けられ、前記第1貫通孔の案内孔の内径よりもわずかに小径で、且つ前記固定孔の内径よりも大径の固定部と、当該固定部から前記第2端部側に延び前記固定孔の内径よりも小径の本体部と、を備え、
    前記ストッパ部材の前記第2端部において、前記第2貫通孔に挿通される部分は、当該第2貫通孔の内壁面と所定の隙間が生じるように配置され、
    前記ストッパ部材は、前記第2端部側から、前記ロードセル本体の前記第1貫通孔に挿入され、前記固定部が前記案内孔を通過した後、当該固定部が前記固定孔に圧入されることで前記ロードセル本体に固定され、前記固定部が前記案内孔に挿通されたとき、前記ストッパ部材の軸心が前記第1貫通孔の軸心と一致するように構成されている、ロバーバル型ロードセル。
  7. 前記固定部の外径と、前記案内孔の内径との差が、0.03〜0.13mmである、請求項6に記載のロバーバル型ロードセル。
  8. 前記第2貫通孔には、前記第2連結部の内壁面に開放し、当該内壁面に近づくにしたがって径が大きくなるテーパ面が形成されている、請求項6または7に記載のロバーバル型ロードセル。
  9. 第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し前記第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第1端部同士を連結する第1連結部、及び前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第2端部同士を連結し前記第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体であって、前記第1連結部には、前記第1方向に延びる断面円形状の第1貫通孔が形成され、前記第2連結部には、前記第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成された、ロードセル本体を準備するステップと、
    第1端部及び第2端部を有し、断面円形状に形成されたストッパ部材であって、前記第1端部が、前記第1貫通孔の内径よりも大径の固定部と、前記固定部と前記第2端部側で軸方向に隣接し、前記第1貫通孔の内径よりもわずかに小径で、且つ前記固定部と同軸の案内部と、を備えた、ストッパ部材を準備するステップと、
    前記ストッパ部材の前記第2端部を、前記ロードセル本体の前記第1貫通孔に挿入した後、当該ストッパ部材を前記第2連結部側に前進させつつ、前記案内部を前記第1貫通孔に挿通させることで、前記ストッパ部材の軸心を前記第1貫通孔の軸心と一致させるステップと、
    前記案内部が前記第1貫通孔に挿通されている状態で、当該固定部を前記第1貫通孔に圧入するステップと、
    を備えている、ロバーバル型ロードセルの製造方法。
  10. 前記第1貫通孔の内径と、前記案内部の外径との差が、0.03〜0.13mmである、請求項9に記載のロバーバル型ロードセルの製造方法。
  11. 前記案内部の軸方向の長さは、前記第1貫通孔の前記第1方向の長さの50%以上である、請求項9または10に記載のロバーバル型ロードセルの製造方法。
  12. 第1端部及び第2端部を有し第1方向に延びる第1ビーム部、第1端部及び第2端部を有し前記第1ビーム部と平行に延びる第2ビーム部、前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第1端部同士を連結する第1連結部、及び前記第1ビーム部及び前記第2ビーム部の前記第2端部同士を連結し前記第1連結部と平行に延びる第2連結部を有し、矩形状に形成されたロードセル本体であって、前記第1連結部には、前記第1方向に延びる断面円形状の第1貫通孔が形成され、当該第1貫通孔は、前記第1ビーム部の外壁面に開放する断面円形状の案内孔と、当該案内孔と前記第2端部側で軸方向に隣接し、前記案内孔の内径よりも小径で、且つ前記案内孔と同軸に形成された断面円形状の固定孔と、を備え、前記第2連結部には、前記第1貫通孔と同軸の断面円形状の第2貫通孔が形成された、ロードセル本体を準備するステップと、
    第1端部及び第2端部を有し、断面円形状に形成されたストッパ部材であって、前記第1端部に設けられ、前記第1貫通孔の案内孔の内径よりもわずかに小径で、且つ前記固定孔の内径よりも大径の固定部と、当該固定部から前記第2端部側に延び前記固定孔及び第2貫通孔の内径よりも小径の本体部と、を備えた、ストッパ部材を準備するステップと、
    前記ストッパ部材の前記第2端部を、前記ロードセル本体の前記第1貫通孔に挿入した後、当該ストッパ部材を前記第2連結部側に前進させつつ、前記固定部を前記案内孔に挿通させることで、前記ストッパ部材の軸心を前記第1貫通孔の軸心と一致させるステップと、
    前記固定部が前記案内孔に挿通されている状態で、当該固定部を前記固定孔に圧入するステップと、
    を備えている、ロバーバル型ロードセルの製造方法。
  13. 前記固定部の外径と、前記案内孔の内径との差が、0.03〜0.13mmである、請求項12に記載のロバーバル型ロードセルの製造方法。
  14. 前記第2貫通孔には、前記第2連結部の内壁面に開放し、当該内壁面に近づくにしたがって径が大きくなるテーパ面が形成されている、請求項12または13に記載のロバーバル型ロードセルの製造方法。
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