JP2016159784A - 無線式鉄道制御システム及び地上装置 - Google Patents
無線式鉄道制御システム及び地上装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016159784A JP2016159784A JP2015040654A JP2015040654A JP2016159784A JP 2016159784 A JP2016159784 A JP 2016159784A JP 2015040654 A JP2015040654 A JP 2015040654A JP 2015040654 A JP2015040654 A JP 2015040654A JP 2016159784 A JP2016159784 A JP 2016159784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- wireless
- train
- transmission
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 141
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 98
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 23
- 238000000605 extraction Methods 0.000 abstract description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 8
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 238000013475 authorization Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000004870 electrical engineering Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】軌道11を走行する列車12に搭載されて列車情報を無線で伝送する車上装置30と、軌道11に沿って点在設置されて時分割多元接続通信方式の無線伝送にて車上装置30から列車情報を取得する複数の地上装置40,40,…とを備えた無線式鉄道制御システム30+40において、地上装置40が、GPS受信器(44)と、その受信信号から時刻情報を取得して無線伝送の送信タイミングを校正する時刻情報抽出校正部(45)とを具備したものであって、隣りの地上装置40を含む近くの地上装置40,40,…と時分割して無線伝送を行うようになっている。
【選択図】 図1
Description
特に、列車密度の低い即ち単位時間当たりの列車本数の少ない地方交通線などの鉄道に対して適用するのに好都合な無線式鉄道制御システムに関する。
これらの無線式列車制御システムについては、車上装置と地上装置との無線伝送(無線通信)に時分割多元接続(TDMA,Time Division Multiple Access,時分割多重)通信方式が採用されていることが知られており、さらに、一つの地上装置の通信範囲である通信ゾーン内で地上装置と複数の車上装置とが時分割多元接続通信方式で交信する際に用いられるスロット送信のタイミング管理(以下、スロット送信タイミング管理ともいう)の具体例も知られている(例えば特許文献4〜5、非特許文献1〜2参照)。
なお、非特許文献1のものは、16スロットを使用している。
このような3波繰り返しの場合、同一周波数の地上装置の離隔距離は9kmとなり、D/U比は26dB以上を確保することができる(図4(b)二点鎖線グラフ参照)。
これまでの無線式鉄道制御システムでは全線区を網羅するに際して、同一周波数の相互干渉のために、一連の通信ゾーン相互については、一般解とも言える上述の周波数分割方式すなわち多周波数の繰り返ししか検討されていない。都市部等の高密度運転線区については多周波数の無線帯域の使用が管理官庁から認可を得られたためである。
そのため、従来より少ない無線周波数で全線区を網羅しても同一周波数の相互干渉を避けることができる鉄道向け無線通信方式を、列車密度の低い地方交通線に限定してでも、実現することが必要である。
しかしながら、このような直截的手法は、有線の場合、余分で未使用の鉄道用通信回線が全線区に亘って存在していれば良いが、そのような幸運な場合を除けば、新たに鉄道用通信回線を全線区に敷設しなければならず、費用負担が過大となるので、採用し難い。
そこで、地上装置同士の時刻整合手段の具体化を更に工夫することにより、地上装置や車上装置ごとに電文スロットを割り振る時分割多元接続通信方式を個々の地上装置だけでなく一連の地上装置についても適用するとともに新規通信回線の追加が無くても多数の地上装置で管理する時刻を合わせることができる無線式鉄道制御システム及び地上装置を実現することが技術的な課題となる。
GPS受信器は、衛星航法システム(Global Positioning System)用のGPS(Global Positioning Satellite)衛星から送られてくるGPS電波を受信するものであり、GPS電波には位置情報ばかりか時刻情報も含まれているので、新規通信回線の追加が無くても地上装置は所望の時刻情報を取得することができる。西暦2018年に運用を開始する予定の準天頂システム「みちびき」も利用できる。安定した高精度測位には4機以上が見える必要があるが、時刻情報の取得のみに利用するのであれば1〜2機が見えれば良い。
したがって、この発明によれば、地上装置や車上装置ごとに電文スロットを割り振る時分割多元接続通信方式を個々の地上装置だけでなく一連の地上装置についても適用するとともに新規通信回線の追加が無くても多数の地上装置で管理する時刻を合わせることができる無線式鉄道制御システム及び地上装置を実現することができる。
図1〜図2に示した実施例1は、上述した解決手段(出願当初の請求項1〜2)を総て具現化したものであり、図3に示した実施例2は、その変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、機械や回路などの詳細な図示は割愛し、ブロック図や記号図などを多用して、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
また、車上装置30は、受信間隔が広がっても、具体的には通信ゾーン相互の時分割が3分割になったことに対応して受信間隔が2回受信分より長くなっても、それだけで直ちに受信失敗時・受信欠落時の処理を行うのでなく、更なる時間経過や他の条件も確認してから上記の処理を行うようになっている点でも、既述した車上装置13と異なる。
また(図2参照)、地上情報は、駅の現場機器や踏切その他の地上設備に係る情報であり、具体例としては、運転方向別停止点や、信号防護パターン更新、臨時速度制限、踏切遮断完了、踏切支障、通信終了などが挙げられるが、やはり、その総てが含まれている必要は無く、応用目的に応じてそれらのうち適宜な部分の情報や他の情報が用いられる
こうして、各地上装置40とその通信ゾーン内の車上装置30とが無線伝送にて地上情報と列車情報とを遣り取りし、それらの情報を用いる列車制御部や踏切制御部の処理によって列車12の制御や軌道11の踏切の警報制御などが行われる。
なお、この場合、3台の地上装置40,40,40毎に時分割で伝送(TDMA伝送)するため、車上装置30への情報送信は最大3秒遅れることになり、同様に車上装置30から地上装置40への情報送信も最大3秒遅れることになるが、その程度の遅れなら、地方交通線では、不都合が無い。
図3は、上述した無線式鉄道制御システム30+40の変形例である。
なお、この場合は、2台の地上装置40,40毎に時分割で伝送(TDMA伝送)するため、車上装置30への情報送信は最大2秒遅れることになる。同様に車上装置30から地上装置40への情報送信も最大2秒遅れることになる。
上記実施例では、地上装置40の設置先としてA駅,B駅,C駅,D駅が図示されていたが、地上装置40の設置先は駅に限定される訳でなく、踏切の近くでも良く、そのような設備の無い単なる軌道の脇等でも良い。
上記実施例では、一連の地上装置40,40,…が軌道11に沿って通信範囲の3km毎に設置されていたが、これは、本願発明で着目している同一周波数の相互干渉の発生しやすい最密設置状態を示したものであり、それより離れていても良く、離隔距離や通信範囲が等しく無くても良い。
12…列車、13…車上装置、14…地上装置、
30+40…無線式鉄道制御システム、
30…車上装置、31…無線アンテナ、
40…地上装置、41…無線アンテナ、42…デジタル無線機、
43…電文処理部、44…GPS受信器、45…時刻情報抽出校正部、
46…送信タイミング同期用クロック発生回路、47…送信タイミング設定部、
fb1〜fb3…周波数(地上装置用)、fv1〜fv3…周波数(車上装置用)
Claims (2)
- 軌道を走行する列車に搭載されて列車情報を無線で伝送する車上装置と、前記軌道に沿って点在設置されて時分割多元接続通信方式の無線伝送にて前記車上装置から前記列車情報を取得する複数の地上装置とを備えた無線式鉄道制御システムにおいて、前記地上装置が、GPS受信器とその受信信号から時刻情報を取得する手段とその時刻情報に基づいて前記無線伝送の送信タイミングを校正する手段とを具備したものであって、隣りの地上装置を含む近くの地上装置と時分割して前記無線伝送を行うようになっていることを特徴とする無線式鉄道制御システム。
- 軌道に沿って点在設置されると、前記軌道を走行する列車に搭載されて列車情報を無線で伝送する車上装置から、時分割多元接続通信方式の無線伝送にて前記列車情報を取得する地上装置において、GPS受信器と、その受信信号から時刻情報を取得する手段と、その時刻情報に基づいて前記無線伝送の送信タイミングを校正する手段とを備え、隣りの地上装置を含む近くの地上装置と時分割して前記無線伝送を行えるようになっていることを特徴とする地上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015040654A JP6504560B2 (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 無線式鉄道制御システム及び地上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015040654A JP6504560B2 (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 無線式鉄道制御システム及び地上装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016159784A true JP2016159784A (ja) | 2016-09-05 |
JP6504560B2 JP6504560B2 (ja) | 2019-04-24 |
Family
ID=56844022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015040654A Active JP6504560B2 (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 無線式鉄道制御システム及び地上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6504560B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109849981A (zh) * | 2019-03-15 | 2019-06-07 | 浙江金温铁道开发有限公司 | 铁路道口值班作业提示、联控、应急报告及查询系统 |
JP2019209895A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 日本信号株式会社 | 編成列車の車上装置 |
JP2021518727A (ja) * | 2018-05-15 | 2021-08-02 | サイラス・サイバー・セキュリティ・リミテッド | 鉄道サイバーセキュリティシステム |
US11332175B2 (en) | 2019-05-16 | 2022-05-17 | Cylus Cyber Security Ltd. | Self organizing Cyber Rail-COP |
JPWO2022180800A1 (ja) * | 2021-02-26 | 2022-09-01 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146212A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-21 | East Japan Railway Co | 列車制御システム及び制御方法 |
JP2013023054A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Hitachi Ltd | 列車制御システム |
US20130107813A1 (en) * | 2009-09-25 | 2013-05-02 | Meteorcomm Llc | Systems and methods for interoperability positive train control |
-
2015
- 2015-03-02 JP JP2015040654A patent/JP6504560B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146212A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-21 | East Japan Railway Co | 列車制御システム及び制御方法 |
US20130107813A1 (en) * | 2009-09-25 | 2013-05-02 | Meteorcomm Llc | Systems and methods for interoperability positive train control |
JP2013023054A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Hitachi Ltd | 列車制御システム |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021518727A (ja) * | 2018-05-15 | 2021-08-02 | サイラス・サイバー・セキュリティ・リミテッド | 鉄道サイバーセキュリティシステム |
JP7090754B2 (ja) | 2018-05-15 | 2022-06-24 | サイラス・サイバー・セキュリティ・リミテッド | 鉄道サイバーセキュリティシステム |
US11502999B2 (en) | 2018-05-15 | 2022-11-15 | Cylus Cyber Security Ltd. | Cyber security anonymizer |
JP2019209895A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 日本信号株式会社 | 編成列車の車上装置 |
JP7493655B2 (ja) | 2018-06-06 | 2024-05-31 | 日本信号株式会社 | 編成列車の車上装置及び編成列車 |
CN109849981A (zh) * | 2019-03-15 | 2019-06-07 | 浙江金温铁道开发有限公司 | 铁路道口值班作业提示、联控、应急报告及查询系统 |
US11332175B2 (en) | 2019-05-16 | 2022-05-17 | Cylus Cyber Security Ltd. | Self organizing Cyber Rail-COP |
JPWO2022180800A1 (ja) * | 2021-02-26 | 2022-09-01 | ||
JP7229433B2 (ja) | 2021-02-26 | 2023-02-27 | 三菱電機株式会社 | 状態監視装置、地上無線装置、車上無線装置、障害リスク判定方法、制御回路および記憶媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6504560B2 (ja) | 2019-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016159784A (ja) | 無線式鉄道制御システム及び地上装置 | |
JP5759331B2 (ja) | 列車制御システム | |
CN101478341B (zh) | 实现基站时钟同步的方法及装置 | |
TW201321247A (zh) | 無線通訊網路系統 | |
US9319163B2 (en) | Wireless communication network system synchronization method | |
JP6132734B2 (ja) | 時刻同期システム及び装置 | |
CN110875818A (zh) | 时钟同步方法及装置、系统、存储介质、电子装置 | |
EP3826345A1 (en) | Method and device for configuring a single frequency network | |
TWI268342B (en) | System and method for planning route | |
KR20170093333A (ko) | V2x 통신에서 동기화 방법 및 장치 | |
CN106817737A (zh) | 一种利用移动中继进行切换的方法及装置 | |
JP2002012150A (ja) | 無線通信ネットワークシステム | |
JP2016013722A (ja) | モニタラン機能付きctc中央装置及びctc中央装置の更新方法 | |
RU2476342C1 (ru) | Способ и устройство обмена информацией по радиоканалу между поездным локомотивом и стационарным пунктом | |
WO2013053121A1 (en) | Interference coordination between macrocell and small cell | |
JP5235567B2 (ja) | 無線通信制御システム | |
EP1004215B1 (en) | Channel allocation in radio telephone systems | |
JP2015056765A (ja) | 無線通信装置、接続制御方法及び接続制御プログラム | |
RU2468531C1 (ru) | Способ многоканальной связи при мониторинге и управлении подвижными объектами | |
ITMI990796A1 (it) | Metodo e sistema per sincronizzare le stazioni radio base nelle reti di telecomunicazione digitale | |
JP2008179266A (ja) | 列車運行管理装置 | |
JP2011234327A (ja) | 通信装置及び通信方法 | |
EP1281247B1 (de) | Sende-und empfangseinrichtung und verfahren zur synchronisation einer empfangseinrichtung | |
JP2014072648A (ja) | 飛翔体用tdma通信システム、飛翔体、および飛翔体用tdma方式通信方法 | |
CN115706630B (zh) | 直通链路定位方法、装置及用户设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180731 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180731 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190319 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6504560 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |