JP2016159605A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録部との接触を抑制しつつ搬送ベルトの交換作業を容易に行うことが可能な記録装置を提供する。
【解決手段】用紙に記録を行う記録部18と、周回することによって用紙を搬送可能な搬送ベルト51と、当該搬送ベルトを、記録部によって記録が行われる記録位置と、当該記録位置よりも記録部から離れた退避位置TPとの間で移動させる移動部とを有する搬送ユニット50と、搬送ユニットを内部に支持する支持フレーム16と、を備え、支持フレームには、内部に支持された搬送ユニットを、搬送ベルトが退避位置に移動した状態で、支持フレームの内部から外部へ抜き出し可能な第1開口部16Aが設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、被記録媒体を搬送する搬送ベルトを備える記録装置に関する。
従来から、記録装置の一種として、被記録媒体の一例である用紙に記録を行う記録部を備え、ローラーに張架されて周回する無端状の搬送ベルトによって搬送される用紙に対して液体(記録液)としてのインクを記録部から吐出することにより用紙へ画像等の記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターが知られている。
このようなプリンターにおいては、ベルト(搬送ベルト)は、例えば、その周回に際して生じるベルトに加わる応力の変化などによって劣化することがある。このため、プリンターはベルト(搬送ベルト)の交換が可能な構造とされている。すなわち、ベルト(転写ベルト)がローラーに張架されたベルトユニット(転写ベルトユニット)を装置本体に対して着脱自在とする構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−189664号公報
しかしながら、従来技術では、ベルトユニットは、このベルトにカラートナー像(画像)を形成(記録)する感光体(記録部)と対峙する位置(記録位置)にある状態で、装置本体のフレーム外に引き出される構成とされている。したがって、インクジェット式のプリンターにおいてこのような構造を採用した場合、搬送ベルトは記録部と対峙する状態に位置したまま引き出されることになる。このとき、例えば、円滑な引き出しを行うために通常設けられる隙間に起因して、搬送ベルトは引き出し方向と交差する方向へ移動して記録部と接触したり、記録部を擦ったりすることが起こり得る。このため、記録部が行う画像の記録品質が劣化する虞がある。
なお、こうした実情は、被記録媒体に記録を行う記録部と、被記録媒体を搬送する搬送ベルトを有する搬送ユニットと、搬送ユニットを内部に支持する支持フレームと、を備える記録装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録部との接触を抑制しつつ搬送ベルトの交換作業を容易に行うことができる記録装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録部と、周回することによって前記被記録媒体を搬送可能な搬送ベルトと、当該搬送ベルトを、前記記録部によって記録が行われる第1位置と、当該第1位置よりも前記記録部から離れた第2位置との間で移動させる移動部とを有する搬送ユニットと、前記搬送ユニットを内部に支持する支持フレームと、を備え、前記支持フレームには、内部に支持された前記搬送ユニットを、前記搬送ベルトが前記第2位置に移動した状態で、前記支持フレームの内部から外部へ抜き出し可能な開口部が設けられている。
この構成によれば、記録部から離れた位置で搬送ユニットを支持フレーム外へ引き出すことができるので、記録部との接触を抑制しつつ搬送ベルトの交換作業を容易に行うことが可能である。
上記記録装置においては、前記搬送ベルトと前記移動部との間を機械的に接続する接続部を備え、当該接続部は、前記第1位置と前記第2位置との間の前記搬送ベルトの前記移動部による移動が行われる接続状態と、前記移動が行われない非接続状態との間で状態が変化可能であることが好ましい。
この構成によれば、搬送ベルトと移動部とを機械的に接続する接続部が非接続状態となることによって、例えば、搬送ベルトを搬送ユニットから取り外すことができるので、搬送ベルトの交換作業を更に容易に行うことが可能である。
上記記録装置において、前記搬送ユニットには、回転することによって前記搬送ベルトを周回させる駆動ローラーと、前記駆動ローラーのローラー軸が挿入可能な挿入口を有し、当該挿入口から挿入される前記ローラー軸を回転自在に軸支する軸受と、前記軸受が有する前記挿入口を覆う閉状態と当該挿入口を露出させる開状態との間で変位可能な蓋部と、が備えられていることが好ましい。
この構成によれば、軸受に挿入された駆動ローラーを、露出した挿入口を介して軸受から取り外すことによって、搬送ベルトを搬送ユニットから取り外すことができるので、搬送ベルトの交換作業を容易に行うことが可能である。
上記記録装置において、前記搬送ベルトは、前記駆動ローラーのローラー軸を中心に揺動することによって前記第1位置と前記第2位置との間を移動することが好ましい。
この構成によれば、例えば平行移動の場合に比べて簡易な構成によって、搬送ベルトを第1位置と第2位置との間で移動させることができる。
上記記録装置において、前記蓋部には、前記駆動ローラーの回転量を検出する検出センサーが備えられていることが好ましい。
この構成によれば、搬送ベルトが第2位置に移動した状態を駆動ローラーの回転量によって検出することが可能となるので、搬送ユニットを容易に支持フレーム外へ引き出すことができる。
上記記録装置において、前記搬送ユニットには、前記搬送ベルトを周回するように駆動させる搬送駆動源、および前記搬送ベルトが前記第1位置と前記第2位置との間で移動するように前記移動部を駆動させる移動駆動源の少なくとも一方が備えられていることが好ましい。
この構成によれば、搬送ユニットを支持フレーム外へ引き出す際に、駆動源ごと移動させるので、駆動源との間において切り離し可能な駆動伝達構造を備える必要がない。したがって、搬送ユニットの構造が複雑になることを抑制することが可能である。
上記記録装置において、前記支持フレームを内側に保持する装置フレームを備え、前記装置フレームには、前記支持フレームに設けられた前記開口部と、前記搬送ユニットの抜き出し方向において平面的に重なる位置に、前記開口部の全体が露出する孔部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、孔部を介して露出する開口部により搬送ユニットを支持フレームから容易に引き出すことができるとともに、引き出される搬送ユニットが装置フレームと接触することが抑制される。
上記記録装置において、前記装置フレームには、前記孔部を第1孔部としたとき、当該第1孔部に対して前記被記録媒体の搬送方向下流側に、前記第1孔部とは前記抜き出し方向において平面的に重ならない第2孔部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第2孔部を介して搬送途中の状態にある被記録媒体を、装置フレーム外へ取り出すことが可能となる。
上記記録装置において、前記支持フレームには、前記開口部を第1開口部としたとき、当該第1開口部に対して前記被記録媒体の搬送方向下流側に第2開口部が設けられ、前記装置フレームの前記第2孔部は、前記支持フレームの前記第2開口部と前記抜き出し方向において平面的に重なる位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、搬送途中の状態にある支持フレーム内の被記録媒体を、平面的に重なる第2開口部と第2孔部を介して、支持フレーム内から装置フレーム外へ容易に取り出すことが可能となる。
記録装置の実施形態の一例としてのプリンターを示す概略構造図。 記録部から搬送ベルトが離れ、キャップが接触した状態を示す概略構造図。 記録部によって記録が行われる位置に搬送ベルトが移動した搬送ユニットを示す斜視図。 記録部から離れた位置に搬送ベルトが移動した搬送ユニットを示す斜視図。 搬送ユニットが支持フレーム内から装置フレーム外へ引き出された状態を示す斜視図。 支持フレームの開口部が露出する孔部を有する装置フレームを示す斜視図。 搬送ユニットが引き出される開口部を有する支持フレームを示す斜視図。 (a)は搬送ユニットが引き出された装置フレームを図5とは異なる方向から見た斜視図、(b)は搬送ユニットを移動させるスライド部材を示す斜視図。 搬送ベルトを周回させるローラー軸の軸受が有する挿入口を覆う蓋部が、挿入口を露出させる開状態とされた搬送ユニットを示す斜視図。 搬送ベルトが取り外された状態の搬送ユニットを示す斜視図。
以下、記録装置の一実施形態として、液体の一例であるインクを吐出する記録部を備え、被記録媒体の一例である用紙にインクを吐出して文字や図形などを含む画像を印刷(記録)するインクジェット式のプリンターについて、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の記録装置の一例としてのプリンター11は、複数の外装ケースなどからなる略直方体を呈する筐体12と、図1に太い一点鎖線で示す搬送経路13に沿って用紙14を搬送する複数のローラー対を備える。さらに、搬送経路13沿いには、用紙14を鉛直方向Zにおける重力方向−Z側(下側)から支持しつつ搬送する搬送ベルト51と、搬送経路13を挟んで搬送ベルト51に対峙するように配置された記録部18とを備える。
本実施形態では、記録部18は、用紙14の搬送方向Yと交差(ここでは直交)する幅方向Xを長手方向とし、この長手方向に亘ってインクを同時に吐出可能な液体吐出ヘッドを有する所謂ラインヘッドとされている。なお、以降の説明を容易にするため、幅方向Xのうち、搬送方向Yの上流側から見て左方向(紙面の表面側に向く方向)を+X方向とし、搬送方向Yの上流側から見て右方向(紙面の裏面側に向く方向)を−X方向とする。
ラインヘッドとされた記録部18は、搬送ベルト51に支持された状態で搬送される用紙14に向かって反重力方向+Z側(上側)からインクを吐出することにより印刷を行う。なお、記録部18によって用紙14への印刷(記録)が行われるときの搬送ベルト51の位置、すなわち搬送ベルト51が記録部18と対峙する第1位置を記録位置KPと呼称する。
搬送経路13は、記録部18よりも搬送方向Yの上流側の第1供給経路21及び第2供給経路22と、記録部18よりも搬送方向Yの下流側の第3供給経路23、分岐経路24、及び排出経路25とにより構成されている。
第1供給経路21は、筐体12の重力方向−Z側となる底部に挿抜可能に備えられた用紙カセット27と、記録部18とを結ぶ経路である。そして、第1供給経路21には、用紙カセット27に積層状態で載置された用紙14のうち、最上位の用紙14を送り出すピックアップローラー28と、ピックアップローラー28により送り出された用紙14を1枚ずつ分離する分離ローラー29とが設けられている。さらに、分離ローラー29よりも搬送方向Yの下流側には、第1供給ローラー対31が設けられている。
第2供給経路22は、筐体12の一側面に備えられたカバー12aを開けることによって露出する挿入部12bと、記録部18とを結ぶ経路である。そして、第2供給経路22には、挿入部12bから挿入された用紙14を挟持して搬送する第2供給ローラー対32が設けられている。さらに、第1供給経路21と第2供給経路22と第3供給経路23とが合流した位置には、第3供給ローラー対33が設けられていると共に、第3供給経路23には、第5供給ローラー対35が設けられている。
第3供給経路23は、記録部18を囲うように設けられた経路であって、一旦記録部18を通過した用紙14を、再び記録部18よりも上流側へ戻すための経路である。すなわち、記録部18よりも下流側には、分岐機構36が設けられていると共に、排出経路25から分岐した分岐経路24には、正転と逆転の双方の回転が可能な分岐ローラー対37が設けられている。
排出経路25は、印刷済みの用紙14が排出される排出口38と、記録部18とを結ぶ経路である。なお、排出口38から排出された用紙14は載置台39に載置される。そして、排出経路25には、少なくとも1つの搬送ローラー対(本実施形態では、第1搬送ローラー対41〜第5搬送ローラー対45)が設けられている。さらに、第3供給経路23にも第6搬送ローラー対46、及び第7搬送ローラー対47が設けられている。これらの第1搬送ローラー対41〜第7搬送ローラー対47はインクが付着した用紙14を挟持して搬送する。
すなわち、第1搬送ローラー対41〜第7搬送ローラー対47は、それぞれ、駆動源の駆動力に基づいて回転する円柱状の駆動ローラー48と、駆動ローラー48の回転に伴って従動回転する歯付きローラー49とにより構成されている。また、歯付きローラー49は、駆動ローラー48と対をなさずに単独でも設けられている。すなわち、歯付きローラー49は、第3供給経路23、分岐経路24、排出経路25において、用紙14の印刷が施された面である印刷面(すなわち、液体の一例であるインクが吐出されて付着する面)が通過する側に設けられている。また、歯付きローラー49は、搬送方向において第1搬送ローラー対41〜第7搬送ローラー対47の各搬送ローラー対の間にも設けられており、各搬送ローラー対と記録部18との間にも設けられている。一方、駆動ローラー48は、用紙14の印刷が施されていない非印刷面(非記録面)、もしくは両面印刷された用紙14では先に印刷された面が通過する側に設けられている。
本実施形態では、記録部18に対峙する記録位置KPにある搬送ベルト51が、記録部18と対峙する反重力方向+Z側の上面となるベルト面51aに、用紙14を静電吸着によって支持した状態で搬送する。すなわち、搬送ベルト51は、2つのローラー間に張架された無端状のベルトであって、2つのローラーのうちの一方は駆動源によって回転駆動される駆動ローラー52であり、他方は、駆動ローラー52の回転に従って回転する従動ローラー53である。そして、搬送ベルト51は、駆動ローラー52の回転に伴って周回し、この周回時において図示しない帯電ローラーによって搬送ベルト51に帯電した静電気が、用紙14を、駆動ローラー52と従動ローラー53との間において上面に形成される平坦なベルト面51aに吸着する。そして、吸着した用紙14を記録部18に対峙させながら搬送方向Yへ搬送する。
さて、本実施形態では、プリンター11において、搬送ベルト51が、記録部18によって印刷が行われる記録位置KPから、この記録位置KPよりも記録部18から離れた第2位置へ移動させる移動部60が備えられている。すなわち、移動部60は、駆動源(移動駆動源)としての第1モーターM1の回転駆動に伴って作動するリンク部材61を有している。このリンク部材61が、第1モーターM1の駆動に伴って動作し、搬送ベルト51を、第1位置である記録位置KPから、図1において二点鎖線の矢印で示すように、駆動ローラー52を中心に従動ローラー53側を重力方向−Zに向かって揺動させて記録部18から離れた第2位置に移動させる。
図2に示すように、本実施形態では、搬送ベルト51が記録位置KPから駆動ローラー52を中心に約90度回転(揺動)した位置が第2位置とされ、この第2位置を退避位置TPと呼称する。そして、本実施形態では、搬送ベルト51のベルト面51aは、記録位置KPでは略水平面となる水平姿勢に移動し、退避位置TPでは鉛直方向Zに沿う略垂直面となる垂直姿勢に移動する。
ところで、搬送ベルト51がこの退避位置TPにある状態は、記録部18による用紙14への記録が行われない状態である。そこで、プリンター11において、図2に示すように、例えば記録部18の記録性能を維持するために、記録が行われない状態の記録部18に対して重力方向−Z側からキャップ71を接触させて記録部18を覆うキャップ移動機構70が備えられている。このキャップ移動機構70は、キャップ71を保持する部材72,73が、搬送方向Yに沿って往復移動する際にリンク機構によってキャップ71を鉛直方向Zに沿って移動(上下移動)させる構造とされている。そして、図1に示すように、記録部18を覆わない状態においては、キャップ71およびキャップ移動機構70を構成する部材(例えばキャップ71および部材72,73)は、図中二点鎖線の矢印で示すように搬送ベルトが記録位置KPと退避位置TPとの間を移動(揺動)するとき、その搬送ベルトとは接触しない位置に移動する。換言すれば、搬送ベルト51は、その記録位置KPと退避位置TPとの間の移動において、キャップ71が記録部18を覆わない状態のキャップ71およびキャップ移動機構70と接触しないように配設されている。
図3および図4に示すように、本実施形態では、搬送ベルト51および移動部60は、第1モーターM1を含む一つのユニットである搬送ユニット50の構成部材とされている。なお、図3は、図1と同様であって、搬送ベルト51が記録位置KPにある搬送ユニット50を示し、図4は、図2と同様であって、搬送ベルト51が退避位置TPにある搬送ユニット50を示している。
図3に示すように、搬送ユニット50は、幅方向Xに長手方向を有し、その長手方向の右方向(−X方向)の端部に側板部56Rが、また左方向(+X方向)の端部に側板部56Lが、それぞれ設けられたユニットフレーム56を有している。このユニットフレーム56に、搬送ベルト51や移動部60、さらには第1モーターM1などが組み付けられている。
搬送ユニット50において、搬送ベルト51は移動部60によって図3に示す記録位置KPに移動する。すなわち、第1モーターM1のモーター軸に固定されたウオーム66に噛み合うウオーム歯車65の回転に伴って、このウオーム歯車65が一端に固定され、軸の両端がユニットフレーム56の側板部56R,56Lにそれぞれ軸支された回転軸64が回転する。この回転軸64には、幅方向Xにおいて離れた2か所に、それぞれ第1リンク板63の一端が固定されて取り付けられ、この第1リンク板63の他端に第2リンク板62の一端が回転自在に取り付けられている。このように取り付けられた第1リンク板63と第2リンク板62とがリンク部材61を構成する。
搬送ベルト51を周回させる駆動ローラー52および従動ローラー53は、それぞれのローラー軸端が、搬送ベルト51のベルト幅方向の両側端部においてベルト枠体55に回転可能に軸支されている。本実施形態では、ベルト枠体55と、このベルト枠体55に支持された駆動ローラー52および従動ローラー53と、この駆動ローラー52および従動ローラー53に張架された状態となった搬送ベルト51とにより、用紙14を搬送する搬送部58(図10参照)が構成されている。
本実施形態のベルト枠体55において、従動ローラー53のローラー軸端を回転可能に支持する部分は、駆動ローラー52のローラー軸端を回転可能に支持する部分を基体部55aとしたとき、この基体部55aに対して駆動ローラー52の軸心と従動ローラー53の軸心とを結ぶ方向に伸縮する伸縮部55bとされている。この伸縮部55bは、基体部55aから飛び出す方向へ図示しない付勢部材によって付勢され、駆動ローラー52と従動ローラー53とに架け渡された搬送ベルト51に対して所定の張力が加わるように構成されている。この結果、搬送ベルト51は駆動ローラー52と従動ローラー53との間に張架される。
また、ベルト枠体55には、その基体部55aにおいて略矩形の溝とされた凹部57が形成されている。一方、第2リンク板62の他端には、略円柱形状のピン67が取り付けられ、このピン67がベルト枠体55の凹部57に入り込んで係合した状態とされている。したがって、図3において実線矢印CWで示すように、第1モーターM1の駆動によって回転軸64が+X方向側から見て時計方向に回転し、この回転軸64の回転に伴って第1リンク板63および第2リンク板62が移動することによって、第2リンク板62に取り付けられたピン67がベルト枠体55を移動(揺動)させる。このベルト枠体55の移動によって、搬送ベルト51は記録位置KPへ移動する。
また、図3において破線矢印CCWで示すように、第1モーターM1の駆動によって回転軸64が+X方向から見て反時計方向に回転し、その回転軸64の回転に伴って第1リンク板63および第2リンク板62が移動することによって、第2リンク板62に取り付けられたピン67(図10参照)がベルト枠体55を移動させる。このベルト枠体55の移動によって、搬送ベルト51は退避位置TPへ移動(揺動)する。
図4に、搬送ベルト51が退避位置TPへ移動した状態の搬送ユニット50を示す。
図4に示すように、本実施形態では、搬送ベルト51が退避位置TPへ移動した搬送ユニット50は、搬送ベルト51がユニットフレーム56内に収納された状態とされ、その長手方向(幅方向X)から見た投影面積が最も小さくなるように構成されている。
このように、本実施形態では、ピン67がベルト枠体55の凹部57に入り込んで係合した状態は、移動部60による搬送ベルト51の記録位置KPと退避位置TPとの間の移動が行われる接続状態とされている。一方、ピン67がベルト枠体55の凹部57から抜け出て係合しない状態とすることが可能であり、この状態は、移動部60による搬送ベルト51の記録位置KPと退避位置TPとの間の移動が行われない非接続状態となる。したがって、第2リンク板62のピン67とベルト枠体55の凹部57とは、搬送ベルト51と移動部60との間を機械的に接続された接続状態あるいは当該接続状態が解除された非接続状態とすることが可能な接続部17として機能する。
なお、図3および図4に示すように、本実施形態では、図示しない伝達歯車を介して駆動ローラー52を回転駆動させて搬送ベルト51を周回させる搬送駆動源としての第2モーターM2がユニットフレーム56に取り付けられている。また、移動部60を作動させる第1モーターM1は、ユニットフレーム56の左方向(+X方向)側の側板部56Lに取り付けられている。
また、搬送ユニット50には、駆動ローラー52の回転量を検出する回転検出部が備えられている。本実施形態では、回転検出部として、ディスク59とフォトカプラ69(図10参照)とを用いた光学式のロータリーエンコーダーが採用されている。このうちディスク59は、駆動ローラー52に取り付けられている。一方、フォトカプラ69は、ユニットフレーム56の左方向(+X方向)側の側板部56Lに備えられた蓋部68に取り付けられている。したがって、蓋部68に取り付けられたフォトカプラ69が、ディスクの回転(駆動ローラー52の回転)を検出する検出センサーとして機能する。
また、ユニットフレーム56の側板部56R,56Lには、ベルト枠体55の基体部55aに設けられた駆動ローラー52を回転可能に支持するローラー支持部55J(図10参照)を介して駆動ローラー52のローラー軸を回転可能に支持(軸支)する軸受54(図10参照)が設けられている。すなわち、この軸受54は、駆動ローラー52のローラー軸(詳しくはベルト枠体55のローラー支持部55J)が挿入可能な挿入口54a(図10参照)を有している。そして、蓋部68は、ユニットフレーム56の側板部56Lに揺動自在に軸支され、側板部56Lに設けられた軸受54の挿入口54aを覆う閉状態と、当該挿入口54aを露出させる開状態との間で変位可能とされている(図9参照)。
本実施形態では、駆動ローラー52は、搬送ベルト51が記録位置KPと退避位置TPとの間を移動(揺動)する際に、その搬送ベルト51の移動と同期して回転するように構成されている。したがって、検出センサーは、駆動ローラー52の回転量によって搬送ベルト51の位置(揺動姿勢)を検出可能とされている。
さて、図5に示すように、プリンター11は、筐体12の内側に取り付けられる装置フレーム15を備えている。この装置フレーム15は略直方体形状とされ、その幅方向Xにおける+X方向側の左側フレーム15Lに第1孔部15A(図1、図2も参照)が設けられている。そして、搬送ベルト51が退避位置TPに移動した搬送ユニット50は、装置フレーム15の内部から、この第1孔部15Aを介して、幅方向Xにおける+X方向(左方向)を抜き出し方向として外部へ抜き出し可能とされている。
また、装置フレーム15内には、搬送ベルト51のベルト面51aが記録位置KPから退避位置TPに移動する(あるいは退避位置TPから記録位置KPに移動する)ことを許容する許容空間SC(図1参照)が設けられている。この許容空間SCは退避位置TPに移動した搬送ベルト51のベルト面51aから搬送方向Y下流側に存在する。そして、本実施形態では、例えば、この許容空間SCに対して使用者が手を挿入可能な第2孔部15Bが、第1孔部15Aに対して用紙14の搬送方向Y下流側に、第1孔部15Aとは抜き出し方向(+X方向)において平面的に重ならないように左側フレーム15Lに設けられている(図1、図2も参照)。
さらに、図6に示すように、搬送ユニット50を削除した状態の装置フレーム15内には、搬送ユニット50を内部に支持する支持フレーム16が、ねじなどの図示しない固定部材によって装置フレーム15に固定されて保持されている。詳しくは、搬送ユニット50は支持フレーム16に取り付けられたスライド部材19(図8(b)参照)に支持されている。そして、本実施形態では、スライド部材19によって支持フレーム16に支持された搬送ユニット50は、ユニットフレーム56の側板部56Lから右方向(−X方向)側の部分が支持フレーム16内に位置する状態で、搬送ベルト51は、記録位置KPと退避位置TPとの間で移動する構成とされている。
図7に示すように、支持フレーム16は幅方向Xの両端において互いに対向するように設けられた左側(+X方向側)の側壁部16Lと右側(−X方向側)の側壁部16Rと、この左右両側の側壁部16R,16L間を繋ぐ幅方向Xに延びる連結部16Cとを有して構成されている。この支持フレーム16には、左側の側壁部16Lにおいて、搬送ユニット50における支持フレーム16内に位置する部分を引き出すことが可能な第1開口部16Aが設けられている。なお、図7では、第1開口部16Aを解りやすくするため、スライド部材19(図6参照)が削除されて図示されている。この第1開口部16Aに対して、図6に示すように、装置フレーム15に設けられた第1孔部15Aが、搬送ユニット50の抜き出し方向(+X方向)において平面的に重なる位置であって、第1開口部16Aの全体が露出するように設けられている。
また、図7に示すように、支持フレーム16には、左側の側壁部16Lにおいて、第1開口部16Aに対して用紙14の搬送方向Y下流側に第2開口部16Bが設けられている。本実施形態では、第2開口部16Bは、左側の側壁部16Lを円弧状に切り欠いた切欠形状で設けられている。すなわち、その切欠形状は、支持フレーム16の両側の側壁部16L,16Rにおいてその反重力方向+Z側に取り付けられた記録部18に対して、記録部18の重力方向−Zに到達するように、搬送方向Yの上流側に向かって円く切り欠いて設けられている。この第2開口部16Bに対して、図6に示すように、装置フレーム15に設けられた第2孔部15Bが搬送ユニット50の抜き出し方向において平面的に重なる位置に設けられている。
このように、装置フレーム15に第2開口部16Bと重なる第2孔部15Bが設けられることによって、例えば搬送することが困難な状態となった所謂ジャム状態の用紙14を取り出す処理(ジャム処理)を容易に行うことが可能とされている。すなわち、プリンター11の使用者は、第2孔部15Bから装置フレーム15内へ手を挿入して、例えば、支持フレーム16内における記録部18の下側においてジャム状態となった用紙14を、第2開口部16Bおよび第2孔部15Bを介して支持フレーム16内から装置フレーム15外へ取り出すことが可能である。
次に、本実施形態の作用、すなわち搬送ベルト51の交換作業について説明する。
図8(a)に示すように、まず作業者は、搬送ベルト51が退避位置TPに移動した状態で、第1モーターM1および第2モーターM2を含む搬送ユニット50の全体を、装置フレーム15の外側へ引き出す。ここでは、作業者は、支持フレーム16の外側、つまり支持フレーム16の第1開口部16Aから幅方向Xの+X方向側に位置するユニットフレーム56の一部(ここでは下部)に折り曲げて形成された把持部56H(図4参照)、あるいは把持部56Hに取り付けられる図示しない把持用の別部材を掴んで、+X方向へ引き出す。なお、本実施形態では、ユニットフレーム56において支持フレーム16の第1開口部16Aから幅方向Xの+X方向側に位置する側板部56Lの部分は、第1モーターM1および第2モーターM2が取り付けられるとともに、装置フレーム15の第1孔部15Aよりも引き出し方向側(+X方向側)に位置している。
図8(b)に示すように、この引き出し動作によって、支持フレーム16に取り付けられたスライド部材19は、図中実線で示すスライド前の状態(図6参照)から、図中二点鎖線で示すように+X方向へ延びる第1スライド部19aと第2スライド部19bを有している。そして、搬送ユニット50は第2スライド部19bに固定され、第2スライド部19bが引き出し方向である+X方向へ延びることによって、搬送ユニット50を+X方向へスライド移動させる。この結果、搬送ユニット50は、スライド部材19によって装置フレーム15外に円滑に引き出される。なお、本実施形態では、装置フレームから引き出された搬送ユニット50は、その全体が、図8において図示しないプリンター11の筐体12外に引き出される。
本実施形態では、搬送ユニット50は、引き出される前の状態において、駆動ローラー52のローラー軸の−X方向の先端に形成されたテーパー形状部52a(図4参照)が、支持フレーム16に設けられた外周に面取りが施された円形穴部16aに挿入されて、支持フレーム16に対して位置決めされている。したがって、図8(a)に示すように、搬送ユニット50が引き出されることによって、駆動ローラー52のローラー軸は円形穴部16aから円滑に引き抜かれる。
次に、図9に示すように、作業者は、搬送ユニット50において蓋部68を閉状態(図中二点鎖線で示す状態)から開状態(図中実線で示す状態)に変位させ、ユニットフレーム56(側板部56L)に設けられた駆動ローラー52のローラー軸の軸受54が有する挿入口54a(図10参照)を露出させる。作業者は、搬送ユニット50がプリンター11の筐体12の外側に引き出されているので、この露出作業を容易に行うことができる。
次に、図10に示すように、作業者は、搬送ベルト51を搬送ユニット50から取り外す。ここでは、作業者は、搬送ベルト51を、駆動ローラー52のローラー軸が軸受54において露出した挿入口54aから抜け出る方向、すなわちベルト面51aに沿う方向であって図中白抜き矢印で示す反重力方向+Zへ移動させる。このとき、本実施形態では、搬送ベルト51と移動部60との接続部17として機能する第2リンク板62のピン67とベルト枠体55の凹部57との間において、係合した接続状態から、係合が外れた非接続状態とされる。なお、図10では、図の簡略化のため、装置フレーム15および支持フレーム16を省略し、搬送ユニット50のみを図示している。
本実施形態では、第1リンク板63あるいは第2リンク板62の弾性変形の範囲内で、第2リンク板62を、ピン67がベルト枠体55の凹部57から抜け出るように撓めることが可能とされている。したがって、作業者は、搬送ベルト51を搬送ユニット50から取り外す前に、搬送ベルト51の幅方向Xの両側に位置する第2リンク板62を撓め、ピン67と凹部57との係合を外して非接続状態にする。
または、図10においてベルト枠体55の−X方向側の部分に二点鎖線で示したように、凹部57が設けられた部材部分をベルト枠体55とは別体の別部材55cとし、この別部材55cをベルト枠体55(基体部55a)に対してねじなどの固定部材によって取り外し可能に固定する構成としてもよい。このような構成の場合、作業者は、搬送ベルト51を搬送ユニット50から取り外す前に、ねじを外して別部材55cをベルト枠体55から取り外す。こうすることによって、ベルト枠体55は凹部57を介したピン67による移動が行われない状態、つまり非接続状態とされる。なお、このような構成の場合は、この別部材55cが接続部として機能する。
あるいは、図10においてベルト枠体55の+X方向側の部分に網掛け領域で示すように、ベルト枠体55に、凹部57と繋がるピン67が移動可能な溝であって、ベルト面51aに沿って従動ローラー53側へ向かって延設されたスリット55sを形成してもよい。このスリット55sの延設方向は、ピン67が搬送ベルト51を移動(揺動)させる際にベルト枠体55を付勢する方向とは交差する方向となるので、移動部60が搬送ベルト51を移動させる際に、ピン67が凹部57からスリット55sを介して抜け出ることが抑制される。一方、搬送ベルト51を搬送ユニット50から取り外す際の搬送ベルト51の移動方向はスリット55sの延設方向に沿う方向となるので、搬送ベルト51を移動させる際にピン67は凹部57からスリット55sを介して容易に抜け出ることになる。すなわち、接続部17は搬送ベルト51が搬送ユニット50から取り外される際に、非接続状態となる。
本実施形態では、搬送ベルト51は、ベルト枠体55に支持された駆動ローラー52と従動ローラー53に張架された状態のまま搬送ユニット50から取り外される。すなわち、搬送ベルト51は搬送部58ごと取り外される。したがって、作業者は、例えば、従動ローラー53を駆動ローラー52に近づく方向へ付勢してベルト枠体55の伸縮部55bを縮めるように基体部55aに押し込むことによって、ローラー間に張架された搬送ベルト51を弛んだ状態とする。そして、弛んだ搬送ベルト51を従動ローラー53および駆動ローラー52から引き抜いて新しい搬送ベルト51に交換することが容易に行える。あるいは、作業者は、取り外した搬送部58を、新しい搬送ベルト51が駆動ローラー52と従動ローラー53とに張架された新しい搬送部58に交換することが容易に行える。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)記録部18から離れた退避位置TPで搬送ユニット50を支持フレーム16(装置フレーム15)外へ引き出すことができるので、記録部18との接触を抑制しつつ搬送ベルト51の交換作業を容易に行うことが可能である。
(2)搬送ベルト51と移動部60とが接続部17において非接続状態となることによって、例えば、搬送ベルト51を搬送ユニット50から取り外すことができるので、搬送ベルト51の交換作業を更に容易に行うことが可能である。
(3)軸受54に挿入された駆動ローラー52を、蓋部68を開状態にすることによって露出した挿入口54aを介して軸受54から取り外すことにより、搬送ベルト51を搬送ユニット50から取り外すことができるので、搬送ベルト51の交換作業を容易に行うことが可能である。
(4)例えば平行移動の場合に比べて、駆動ローラー52のローラー軸を中心に揺動するという簡易な構成によって、搬送ベルト51を記録位置KP(第1位置)と退避位置TP(第2位置)との間で移動させることができる。
(5)搬送ベルト51が退避位置TPに移動した状態を駆動ローラー52の回転量によって検出することが可能となるので、搬送ユニット50を容易に支持フレーム16外へ引き出すことができる。
(6)搬送ユニット50を支持フレーム16外へ引き出す際に、第2モーターM2(搬送駆動源)および第1モーターM1(移動駆動源)ごと移動させるので、駆動源との間において切り離し可能な駆動伝達構造を備える必要がない。したがって、搬送ユニット50の構造が複雑になることを抑制することが可能である。
(7)第1孔部15Aを介して露出する第1開口部16Aにより搬送ユニット50を支持フレーム16から容易に引き出すことができるとともに、引き出される搬送ユニット50が装置フレーム15と接触することが抑制される。また、第1孔部15Aは周囲に部材が存在する孔形状であるので装置フレーム15の強度の低下も抑制できる。
(8)第2孔部15Bを介して搬送途中の状態にある用紙14を、装置フレーム15外へ取り出すことが可能となる。また、第2孔部15Bが第1孔部15Aと重ならないように設けられるので装置フレーム15の強度の低下も抑制できる。
(9)搬送途中の状態にある支持フレーム16内の用紙14を、平面的に重なる第2開口部16Bと第2孔部15Bを介して、支持フレーム16内から装置フレーム15外へ容易に取り出すことが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、支持フレーム16には、必ずしも第1開口部16Aに対して用紙14の搬送方向Y下流側に第2開口部16Bが設けられなくてもよい。例えば、記録部18の位置が、支持フレーム16において第1開口部16Aから搬送方向Yの下流側に離れた位置である場合、第2開口部16Bは不要である。もとより、この場合、例えばジャム処理をおこなうために装置フレーム15において第2孔部15Bが形成されることが好ましい。
・上記実施形態において、装置フレーム15には、必ずしも第1孔部15Aに対して用紙14の搬送方向Y下流側に、第1孔部15Aとは抜き出し方向において平面的に重ならない第2孔部15Bが設けられなくてもよい。例えば、装置フレーム15の強度が保てる範囲で、第1孔部15Aと抜き出し方向において平面的に重なるように第2孔部15Bが設けられてもよい。あるいは、例えばジャム処理を行う必要が無い場合、第2孔部15Bは設けなくてもよい。
・上記実施形態において、プリンター11は、支持フレーム16を内側に保持する装置フレーム15を備えなくてもよい。この場合、支持フレーム16がプリンター11の装置フレームを兼ねる構成とすればよい。もとより、この場合は、第1孔部15Aは第1開口部16Aと同一となる。
・上記実施形態において、支持フレーム16外へ引き出される搬送ユニット50には、必ずしも駆動源としての第1モーターM1および駆動源としての第2モーターM2の双方が備えられなくてもよい。例えば、第1モーターM1および第2モーターM2の一方が備えられる構成でもよいし、第1モーターM1および第2モーターM2の双方とも備えられない構成でもよい。このような構成とされた場合、搬送ユニット50に備えられない駆動源は、例えば支持フレーム16に備えられ、搬送ユニット50との間で駆動源の動力を断続可能な動力伝達機構を備えることが好ましい。
・上記実施形態において、蓋部68には、必ずしも駆動ローラー52の回転量を検出するフォトカプラ69(検出センサー)が備えられなくてもよい。例えば、フォトカプラ69はロータリーエンコーダーとともに、第2モーターM2が取り付けられたユニットフレーム56に備えられる構成であってもよい。
・上記実施形態において、搬送ベルト51は、必ずしも駆動ローラー52のローラー軸を中心にベルト面51aが水平姿勢から垂直姿勢になるように90度回転(揺動)することによって記録位置KPと退避位置TPとの間を移動する構成でなくてもよい。例えば、搬送ベルト51は、従動ローラー53のローラー軸を中心に90度よりも大きい角度もしくは90度よりも小さい角度分回転(揺動)することによって記録位置KPと退避位置TPとの間を移動する構成であってもよい。または、搬送ベルト51は、駆動ローラー52ではなく、従動ローラー53のローラー軸を中心に揺動することによって記録位置KPと退避位置TPとの間を移動する構成であってもよい。あるいは、搬送ベルト51は、姿勢が変化する揺動による移動ではなく、姿勢が変化しない平行移動によって記録位置KPと、記録位置KPよりも記録部18から離れた退避位置TPとの間を移動する構成であってもよい。
なお、搬送ベルト51が平行移動する構成の場合、例えば印刷品質の劣化を抑制するため、搬送ベルト51に吸着されて搬送される用紙14の印刷面と記録部18との間の距離を搬送ベルト51の平行移動によって調節する所謂ギャップ調節が行われる場合がある。このような場合は、このギャップ調節が行われた状態における搬送ベルト51の位置が記録位置KPとなる。そして、搬送ベルト51の退避位置TPは、このギャップ調節において記録部18から最も離れた搬送ベルト51の位置に対して、さらに記録部18から離れた(離間した)位置となる。
・上記実施形態において、搬送ユニット50は、搬送ベルト51に対する幅方向Xの左方向(+X方向)の側板部56Lに、軸受54が有する挿入口54aを覆う蓋部68を備える構成でなくてもよい。すなわち、搬送ベルト51に対する幅方向Xの右方向(−X方向)の側板部56Rにも、軸受54が有する挿入口54aを覆う蓋部68を備える構成であってもよい。
あるいは、搬送ユニット50は、軸受54が有する挿入口54aを覆う蓋部68を備えなくてもよい。例えば、駆動ローラー52の幅方向Xの左方向(+X方向)端部のローラー軸が左方向(+X方向)の側板部56Lにおいて丸孔の軸受に挿入される構成としてもよい。このような構成の場合は、駆動ローラー52は、支持フレーム16内に押し込まれた状態で、その押し込み方向側は支持フレーム16の円形穴部16aによって先端のテーパー形状部52aが位置決めされ、その引き出し方向側は丸孔の軸受によって位置決めされる。そして、支持フレーム16から引き出した搬送ユニット50において、駆動ローラー52を左方向(+X方向)の側板部56Lの丸孔の軸受から抜き出すことによって、搬送部58を搬送ユニット50から取り外すことができる。
・上記実施形態において、搬送ユニット50は、必ずしも接続部17が、搬送ベルト51と移動部60との間に設けられなくてもよい。すなわち、搬送ベルト51は常に移動部60によって移動される接続状態とされていてもよい。この場合は、図示による説明を省略するが、装置フレーム15外へ引き出された搬送ユニット50において、第1モーターM1を駆動して搬送ベルト51を記録位置KPへ移動させる。そして、搬送ベルト51が記録位置KPへ移動した搬送部58において、従動ローラー53を駆動ローラー52に近づく方向へ付勢してベルト枠体55の伸縮部55bを縮めるように基体部55aに押し込む。こうすることによって、搬送ベルト51はローラー間に張架された状態から弛んだ状態となり、従動ローラー53および駆動ローラー52から引き抜いて交換することが可能となる。
・上記実施形態において、記録部18は、用紙14の幅方向Xの略全域に渡ってインクを同時に吐出可能な液体吐出ヘッドを備える所謂ラインヘッドの構成に限らない。例えば、記録部18は、用紙14の搬送方向と交差する幅方向Xに往復移動するキャリッジにインクを吐出する液体吐出ヘッドを備える所謂シリアルヘッドの構成であってもよい。なお、シリアルヘッドの構成の場合は、記録部18の長手方向は、キャリッジの移動方向であり、搬送される用紙14は搬送方向へ間欠搬送される構成とされる。
・上記実施形態において、記録部18から吐出する記録液であるインクの供給元は、例えばプリンター11の装置フレーム15の内部に設けられるインク収容体であってもよい。あるいは、装置フレーム15の外部に設けられる所謂外付けタイプのインク収容体であってもよい。特に外付けタイプのインク収容体の場合はインクの容量を大きくできるので、記録部18からより多くのインクの吐出を行うことが可能である。
なお、装置フレーム15の外部に設けられたインク収容体から記録部18にインクを供給する場合には、インクを供給するためのインク供給チューブを装置フレーム15に取り付けられる筐体12の外側から内側へ引き回す必要がある。よって、この場合には、筐体12にインク供給チューブを挿通可能な孔や切り欠きなどを設けることが好ましい。あるいは筐体12に隙間を設け、この隙間を通してインク供給チューブを筐体12の外側から内側へ引き回しても良い。このようにすれば、インク供給チューブのインク流路を用いた記録部18に対するインクの供給を容易に行うことができる。
・上記実施形態において、記録装置としてのプリンター11は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体、流体として流して吐出できる固体を含む)を吐出したり噴射したりして記録を行う流体吐出装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出して印刷を行う液状体吐出装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体(粉粒体)を例とする固体を吐出する粉粒体吐出装置(例えばトナージェット式印刷装置)であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体吐出装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、液状体、流状体、粉粒体(粒体、粉体を含む)などが含まれる。
11…プリンター(記録装置の一例)、14…用紙(被記録媒体の一例)、15…装置フレーム、15A…第1孔部、15B…第2孔部、16…支持フレーム、16A…第1開口部、16B…第2開口部、17…接続部、18…記録部、48…駆動ローラー、50…搬送ユニット、51…搬送ベルト、52…駆動ローラー、53…従動ローラー、54…軸受、54a…挿入口、58…搬送部、60…移動部、68…蓋部、69…フォトカプラ(検出センサーの一例)、KP…記録位置(第1位置)、TP…退避位置(第2位置)、M1…第1モーター(移動駆動源)、M2…第2モーター(搬送駆動源)。

Claims (9)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録部と、
    周回することによって前記被記録媒体を搬送可能な搬送ベルトと、当該搬送ベルトを、前記記録部によって記録が行われる第1位置と、当該第1位置よりも前記記録部から離れた第2位置との間で移動させる移動部とを有する搬送ユニットと、
    前記搬送ユニットを内部に支持する支持フレームと、
    を備え、
    前記支持フレームには、内部に支持された前記搬送ユニットを、前記搬送ベルトが前記第2位置に移動した状態で、前記支持フレームの内部から外部へ抜き出し可能な開口部が設けられていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記搬送ベルトと前記移動部との間を機械的に接続する接続部を備え、当該接続部は、前記第1位置と前記第2位置との間の前記搬送ベルトの前記移動部による移動が行われる接続状態と、前記移動が行われない非接続状態との間で状態が変化可能であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記搬送ユニットには、
    回転することによって前記搬送ベルトを周回させる駆動ローラーと、
    前記駆動ローラーのローラー軸が挿入可能な挿入口を有し、当該挿入口から挿入される前記ローラー軸を回転自在に軸支する軸受と、
    前記軸受が有する前記挿入口を覆う閉状態と当該挿入口を露出させる開状態との間で変位可能な蓋部と、
    が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記搬送ベルトは、前記駆動ローラーのローラー軸を中心に揺動することによって前記第1位置と前記第2位置との間を移動することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記蓋部には、前記駆動ローラーの回転量を検出する検出センサーが備えられていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記搬送ユニットには、前記搬送ベルトを周回するように駆動させる搬送駆動源、および前記搬送ベルトが前記第1位置と前記第2位置との間で移動するように前記移動部を駆動させる移動駆動源の少なくとも一方が備えられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の記録装置。
  7. 前記支持フレームを内側に保持する装置フレームを備え、
    前記装置フレームには、前記支持フレームに設けられた前記開口部と、前記搬送ユニットの抜き出し方向において平面的に重なる位置に、前記開口部の全体が露出する孔部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の記録装置。
  8. 前記装置フレームには、前記孔部を第1孔部としたとき、当該第1孔部に対して前記被記録媒体の搬送方向下流側に、前記第1孔部とは前記抜き出し方向において平面的に重ならない第2孔部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記支持フレームには、前記開口部を第1開口部としたとき、当該第1開口部に対して前記被記録媒体の搬送方向下流側に第2開口部が設けられ、
    前記装置フレームの前記第2孔部は、前記支持フレームの前記第2開口部と前記抜き出し方向において平面的に重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
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