JP2016158900A - 移動式テーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱部の伸縮によるワイヤが絡まりにくく、スムーズな送りが確保され、ワイヤが破損しにくいと共に、ワイヤの交換も容易でメンテナンス性が高い移動式テーブルを提供する。【解決手段】テーブル板10と、支柱部20と、脚部30とを備え、脚部30には、複数のロック機構付きキャスタ41とブレーキ機構42とキャスタ43と、ブレーキ解除機構50の操作用ワイヤを有する移動式テーブル1であって、ロック機構付きキャスタ41とブレーキ機構42にブレーキを解除するブレーキ解除機構50の操作レバー53動作を伝達する操作ワイヤ511,512、52は、テーブル基部11の収容体の空間内に弛ませて収容し、前記支柱部20の伸縮の際に操作ワイヤ511,512、52をガイドする複数のガイド構造を設け、それらガイド構造のそれぞれに操作ワイヤ511,512のうちの少なくとも1本をガイドさせる。【選択図】図1

Description

本発明は、移動式テーブルに係り、特に、ベッドサイドテーブルやオーバーベッドテーブル等における移動用のキャスタを備えた移動式テーブルに関する。
従来、ベッドサイドからベッドの幅方向に移動して所定位置に配置して使用するベッドサイドテーブルや、ベッドのフット側からベッドの長手方向に移動して所定位置に配置して使用するオーバーベッドテーブル等の移動式テーブルでは、ユーザがテーブルを使用時にキャスタが動かないようにするためのロック操作機構を備えるものが知られている。
従来技術として、例えば、特許文献1には、支柱部が伸縮してテーブル部が昇降する昇降テーブルにおいて、天板を支持する支柱を立設した左右の脚部に2つずつ設けられた移動用の4つの双輪キャスタと、4つの双輪キャスタをロックするブレーキ機構を設け、1つの操作レバーの操作により、全キャスタのロック及びロック解除操作を同時に行うようにした昇降テーブルのキャスタロック装置が開示されている。
この昇降テーブルのキャスタロック装置では、テーブル部に中空部が形成され、操作ワイヤ、ワイヤ分岐盤、分岐ワイヤ等が中空部に収納される。操作レバーからの一本の操作ワイヤが、ワイヤ分岐盤に繋がり、このワイヤ分岐盤から4本の分岐ワイヤが各双輪キャスタに延びている。2本ずつ2組みの分岐ワイヤが、支柱部を通って(支柱部内のパイプを通って)、各双輪キャスタのキャスタロック機構に繋がる。それぞれの分岐ワイヤは、テーブル部の昇降に伴い弛緩と弛緩の無い状態とを繰り返すが、テーブル部が下降した場合は、弛緩した部分を中空部で収納し、テーブル部が上昇した場合は、ほぼ弛緩しない状態の分岐ワイヤを貯留する構造となっている。
そして、このキャスタロック装置では、テーブル部の内部で中空部に面して左右各1つのワイヤ案内孔が形成され、左右各1つのワイヤ案内孔に左右各2本の分岐ワイヤが通って左右支柱部に配索され、それら分岐ワイヤが各双輪キャスタに繋がっている。
特開2014−195517号公報
しかしながら、前記特許文献1の技術では、左右に支柱部が有るいわゆる門型のテーブルであるので、各支柱部に入る分岐ワイヤが2本であるがそれ以上の本数になると出入りのスムーズさが阻害される。このように門型であっても配索されるワイヤが多い場合や、サイドテーブルのように支柱が一本で、片側にワイヤが集中する場合では、ワイヤが支柱部の伸縮によって絡まりスムーズな送りが確保できない虞が生じる。
また、前記特許文献1では、分岐ワイヤとするため、ワイヤ分岐盤をテーブルの中空内に設置する必要が有るが、ワイヤ分岐盤は設置スペースを要し、ワイヤが弛むスペースが少なくなるためワイヤの自由な動きを阻害し易く、これによっても、ワイヤが支柱部の伸縮によって絡まったりスムーズな送りが確保できなかったりする虞も有る。
また、ワイヤ同士がこすれ合って、スムーズな伸縮の障害になるばかりか、ワイヤが破損し易いという問題も生じる。
また、ワイヤが破損した際には、操作レバーから分岐盤までの操作ワイヤや分岐盤からキャスタまでの分岐ワイヤを交換するためには、ワイヤのたくさん繋がった分岐盤も含めて触る必要が有り、分岐盤の取付け方や取付け場所によっては、ワイヤの交換作業の負荷が増えメンテナンス性を阻害する問題も有る。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、移動式テーブルにおいて支柱部の伸縮によるワイヤが絡まりにくく、スムーズな送りが確保され、ワイヤが破損しにくいと共に、ワイヤの交換も容易でメンテナンス性が高い移動式テーブルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る移動式テーブルは、次の通りである。
本発明は、テーブル板と、上部側で前記テーブル板を支持すると共に所望によって伸縮して脚部に対するテーブル板の位置を調整可能な支柱部と、前記支柱部の下部側を支持する脚部と、前記脚部に設けられて床面に転接する移動用のキャスタと、移動を規制するためのブレーキ機構とを備える移動式テーブルにおいて、
前記ブレーキ機構は、複数のキャスタによる前記移動を規制する複数のものを有し、
前記ブレーキ機構のブレーキ解除を使用者が行うためのブレーキ操作機構を備え、
前記ブレーキ操作機構は、
前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行うための操作レバーと、
前記操作レバーの動作を複数のブレーキ機構にそれぞれに伝達する複数の伝達ワイヤ部材とを備え、
前記テーブル板の下部に、前記複数の伝達ワイヤ部材を空間部内に弛ませて収容する収容体を設け、
前記支柱部内には、前記支柱部の伸縮の際に前記複数の伝達ワイヤ部材をガイドする複数のガイド構造を設け、
複数のガイド構造のそれぞれに、少なくとも1本の前記伝達ワイヤ部材をガイドさせるようにしたことを特徴とする移動式テーブルである。
本発明においては、前記ブレーキ機構は、複数のキャスタの各々をロックして前記移動を規制する複数のキャスタブレーキ機構と、前記脚部と床面との間に摩擦力を生じさせて前記移動を規制する摩擦ブレーキ機構とを有し、
前記操作レバーの動作をキャスタブレーキ機構に伝達する第1の伝達ワイヤ部材と、前記操作レバーの動作を摩擦ブレーキ機構に伝達する第2の伝達ワイヤ部材とを備え、
前記複数のガイド構造の少なくとも1つに、前記第1の伝達ワイヤ部材及び前記第2の伝達ワイヤ部材のうちの複数本の伝達ワイヤ部材をガイドさせるようにしたことが好適である。
本発明においては、前記ガイド構造における収容体の空間部内に臨む部分は、湾曲状に形成したものであり、前記空間部内からガイド構造に導かれる前記伝達ワイヤ部材の曲がりを前記湾曲状の形成部分によって調整してガイド可能な構造にしたことが好適である。
本発明においては、前記湾曲状の形成部分は、前記伝達ワイヤ部材に許容される曲がり半径よりも大きな半径に形成したことが好適である。
本発明においては、前記支柱部内を通す前記伝達ワイヤ部材は、アウタワイヤ内にインナワイヤが進退動する構造のものであって、これら伝達ワイヤ部材のアウタワイヤを前記支柱部の下部側に固定したことが好適である。
本発明の移動式テーブルによれば、操作レバーの動作を複数のブレーキ機構にそれぞれに伝達する複数の伝達ワイヤ部材を備え、前記テーブル板の下部に、前記複数の伝達ワイヤ部材を空間部内に弛ませて収容する収容体を設け、前記支柱部内には、前記支柱部の伸縮の際に前記複数の伝達ワイヤ部材をガイドする複数のガイド構造を設け、複数のガイド構造のそれぞれに、少なくとも1本の前記伝達ワイヤ部材をガイドさせるようにしたので、複数のガイド構造で伝達ケーブルを振り分けてガイドできるので、一本のガイド構造にまとめてガイドすることに比べてガイド構造に伝達ワイヤ部材が通り易く、スムーズな伝達ワイヤ部材の出入りができ、絡まることがないので伝達ワイヤ部材によるブレーキ操作を確実に伝達でき、また、支柱部のスムーズな伸縮も確保できる。それと共に、伝達ワイヤ部材がそれぞれ独立しており、分岐ワイヤを使用しないためワイヤの交換も破損したワイヤのみとすればよく、交換が容易でありメンテナンス性が高い。
なお、前記ブレーキ機構は、複数のキャスタの各々をロックして前記移動を規制する複数のキャスタブレーキ機構と、前記脚部と床面との間に摩擦力を生じさせて前記移動を規制する摩擦ブレーキ機構とを有し、前記操作レバーの動作をキャスタブレーキ機構に伝達する第1の伝達ワイヤ部材と、前記操作レバーの動作を摩擦ブレーキ機構に伝達する第2の伝達ワイヤ部材とを備え、前記複数のガイド構造の少なくとも1つに、前記第1の伝達ワイヤ部材及び前記第2の伝達ワイヤ部材のうちの複数本の伝達ワイヤ部材をガイドさせるようにできる。複数種類のブレーキ機構を用いることができ、特に摩擦ブレーキ機構は高さを低く設計できるので、設計の自由度が高い。
また、前記ガイド構造における収容体の空間部内に臨む部分を湾曲状に形成し、前記空間部内からガイド構造に導かれる前記伝達ワイヤ部材の曲がりを前記湾曲状の形成部分によって調整してガイド可能な構造にすれば、湾曲状の形成部分で伝達ワイヤ部材の曲がりがきつくなりすぎないので、スムーズに伝達部材の出入りが確保でき、伝達ワイヤ部材の耐久性も向上する。結局メンテナンスの頻度も減りメンテナンス性が一層向上する。
この場合、前記湾曲状の形成部分は、前記伝達ワイヤ部材に許容される曲がり半径よりも大きな半径に形成すれば伝達ワイヤ部材の曲がりを許容される曲がりより大きくできるので伝達ケーブルの耐久性がさらに一層向上しメンテナンス性が向上する。
また、前記支柱部内を通す前記伝達ワイヤ部材は、アウタワイヤ内にインナワイヤが進退動する構造のものであって、これら伝達ワイヤ部材の少なくともいずれかのアウタワイヤを前記支柱部の下部側に固定したことにより、支柱部の伸縮によって、伝達ワイヤ部材が脚部内に自由に出入りできなくして脚部内で伝達ワイヤ部材が絡むことを防止して、伝達ワイヤ部材のスムーズな作動、支柱部のスムーズな伸縮、及び、伝達ワイヤ部材の耐久性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る移動式テーブルの全体の構成を示す斜視した説明図である。 前記移動式テーブルの全体の構成を示す正面視による説明図である。 前記移動式テーブルの全体の構成を示す側面視による説明図で、(a)は支柱部を縮めた状態、(b)は支柱を延ばした状態を示す。 前記移動式テーブルのブレーキ機構の操作レバー付近を示す説明図である。 前記移動テーブルにおけるテーブル部内の操作ワイヤの配索構成を示す説明図である。 前記ブレーキ機構における操作ワイヤの配索の概略を示す説明図である。 前記操作ワイヤ配索状態の説明図であって、収容部から支柱部に操作ワイヤを通す部分を上側から見た拡大説明図である。 前記操作ワイヤの配索状態の説明図であって、前記移動式テーブルの支柱部上部と下部それぞれを一部切り欠いて示す、部分拡大説明図である。 前記操作ワイヤの配索状態の説明図であって、(a)が図7のC−C線に沿う断面図、(b)が図8のE−E線に沿う断面図である。 前記脚部を下方から見た説明図である。 図10のD−D線に沿うブレーキ機構回りを断面視したもので、(a)がブレーキ機構のブレーキの開放状態、(b)が前記ブレーキの固定状態を示す説明図である。 前記操作ワイヤの配索状態の説明図であって、(a)が支柱部下方の脚部回りの一部切り欠いた説明図、(b)が図10のB部を拡大した、ロック機構付きキャスタ回りの操作ワイヤの配索を示す下方から見た説明図である。
以下、本発明の移動式テーブルを実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態に係る移動式テーブルの全体構成を示す説明図、図4は前記移動式テーブルのブレーキ操作部の説明図、図5は前記移動テーブルの操作ワイヤ配索状態の説明図である。
本実施形態に係る移動式テーブル1は、図1〜図2に示すように、テーブル板10と、テーブル板10をその長さ方向一端部側から支持する、伸縮可能な支柱部20と、テーブル板10の長さ方向に平行方向に延びた構造で、前記支柱部20を下方の基部から支持する脚部30とを備え、脚部30には、ロック機構付きキャスタ41とブレーキ機構42と移動用のキャスタ43とを有する移動式テーブルである。
当該移動式テーブル1は、ワイヤ操作によりロック機構付きキャスタ41とブレーキ機構42によるブレーキ解除を行うブレーキ解除機構50を備えている。
言い替えれば、前記移動式テーブル1は、本発明のブレーキ機構として、複数のロック機構付キャスタ41の各々をロックして前記移動を規制する複数のキャスタブレーキ機構と、前記脚部と床面との間に摩擦力を生じさせて前記移動を規制する摩擦ブレーキ機構(ブレーキ機構42)とを有し、それらのブレーキ機構のブレーキ解除を使用者が行うためのブレーキ操作機構50を備えているものである。
そして、前記ブレーキ操作機構はブレーキ解除機構50として、前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行うための操作レバー53と、前記操作レバー53の動作を複数のキャスタブレーキ機構にそれぞれに伝達する操作ワイヤ511、512(複数の第1の伝達ワイヤ部材に相当)と、前記操作レバー53の動作をブレーキ機構42(摩擦ブレーキ機構に相当)に伝達する操作ワイヤ52(第2の伝達ワイヤ部材に相当)とを備え、前記テーブル板10の下部に、前記操作ワイヤ511、512、52を空間部内に弛ませて収容するテーブル基部11(収容体に相当)を設け、前記支柱部20内には、前記支柱部20の伸縮の際に前記操作ワイヤ511、512、52をガイドする複数のガイド構造21(21A,21B)を設け、複数のガイド構造21の少なくとも1つ(実施形態では21A)に、前記操作ワイヤ511、512、52のうちの操作ワイヤ511、512(複数本の例)をガイドさせるようにしたものである。
まず、本実施形態の移動式テーブル1の構成について図面を参照して説明する。移動式テーブル1は、ベッド装置(図示省略)の正面側から、足元側空間内に脚部30を差し込むことによってテーブル板10が当該ベッド装置の上方側に臨み、ベッド装置の使用者が食事等の物をテーブル板10上に載せて利用可能にするベッドサイドテーブルと称されるものである。
テーブル板10は、図1,図2に示すように、ベッド装置(図示省略)の幅方向に亘りベッド装置の上方に配置することが可能なように細長い矩形状に形成されている。テーブル板10は平坦な板材であって平面視概略長方形形状又は矩形であって、長さ方向両端部がやや円弧を描くように丸みを帯びている。
テーブル板10の下側には、図2に示すように、テーブル板10を下面側から支持するテーブル基部11が、当該テーブル板10の長手方向の一端部(支柱20側端部)からそのほぼ中央部分に亘り形成されている。
テーブル基部11の長手方向一端部には支柱部20が配置され、支柱部20によりテーブル基部11及びテーブル板10を片側のみで支持している。支柱部20の上方にはテーブル板10が、また、下方の床面に近い基部には脚部30が具備されている。
テーブル基部11は、上側の開いた内部空間の有る箱状を呈し、その上縁部にテーブル板10の幅方向に展開したフランジ部分を有した剛性の有る例えば金属製である。テーブル基部11はそのフランジ部分をテーブル板10の下面にネジ止めて固定している。
テーブル基部11の上側にテーブル板10が固定されて、内部空間の上側が塞がれることによって、テーブル板10とテーブル基部11との間に空間部が形成される。
テーブル基部11の支柱部20側の端部には、ブレーキ解除機構50が設けられている。そして、テーブル基部11の空間部には、ブレーキ解除機構50の一部を構成する曲げ伸ばし可能な操作ワイヤ511、512、52が敷設されている。
操作ワイヤ511、512は、ロック機構付きキャスタ41の各ロック機構に連結されている。操作ワイヤ52は、ブレーキ機構42に連結されている。各操作ワイヤ511、512、52は、配索時に固定されるアウタワイヤ(アウタ)内にインナワイヤが進退動可能に配設されたものであるの。
支柱部20は、図3に示すように、全体に伸縮可能に構成されている。
支柱部20は、それぞれ筒状柱体の第1支柱部材201と第2支柱部材202とを備え、下方の第1支柱部材201に上方の第2支柱部202が覆った状態になっている。第1支柱部材201に沿って第2支柱部材202がテーブル板10とともに図中上下方向に移動することで伸縮するように構成されている。図3において、(a)に支柱部20が縮んだ状態、(b)に支柱部が延びた状態をそれぞれ示している。
第1支柱部材201は脚部301側に設けられ、第2支柱部材202はテーブル基部11側に設けられて、図示しないガススプリング等の駆動機構により、ユーザがテーブル板10を押上げたり、押し下げたりする操作によるテーブル板10の高さ調整を可能にしている。テーブル基部11には、前記駆動機構により上下操作するための操作レバー60が設けられている。
支柱部20の内部には、支柱部20が伸縮する動作に対応して支柱部20内部に配設される操作ワイヤ511、512、52をガイドする2つの伸縮ガイド構造21(21A、21B)が備えられている。1つの伸縮ガイド構造21Aには操作ワイヤ511、512がガイドされ、他の伸縮ガイド構造21Bには操作ワイヤ52がガイドされる。
各伸縮ガイド構造21(21A、21B)は、それぞれ第1ガイド部材211と第2ガイド部材212とを備え、支柱部20が伸縮する範囲で第1ガイド部材211に沿って第2ガイド部材212を図中上下方向に移動することで伸縮するように構成されている。
第1ガイド部材211は下側(テーブル基部11側)の第1支柱部材201側に設けられ、第2ガイド部材212は上側(脚部30側)の第2支柱部材202側に設けられており、支柱部20が伸縮することで支柱部20内部に配設される操作ワイヤ511、512、52の長さが変化しても折れ曲がらないようにガイドするように構成されている。
図4は、テーブル基部11をその端部側から見たものである。
図4に示すように、テーブル基部11には、それを上下させるための操作レバー60が設けられ、それと共に、ブレーキ解除機構50の操作ワイヤ511、512、52を操作する操作レバー53、当該操作レバーをブレーキ解除状態にするためのロックレバー56を備えて構成されている。操作レバー53はテーブル10の幅方向に一対設けられ、後方に延びた端部が操作部53aに、操作軸54付近がロック部53bになっている。ブレーキ解除機構50の全体の詳細は後述する。
図5は、テーブル基部11内部構造を示し、操作ワイヤ511,512、52が内部空間内で撓んだ状況が示される。図6は操作ワイヤの概略的な配索の説明図である。図7は基部11の伸縮ガイド構造の上方側付近の詳細図である。図8と図9は、支柱部20上部・下部における内部状態の説明図である。
テーブル基部11では、図5、図7、図9(a)に示すように、伸縮ガイド構造21(21A、21B)の、それぞれの第2ガイド部材212の導入口が当該テーブル基部11における空間部内に臨んでいる。また、図8のE−E断面図である図9(b)に示すように、脚部30近くに、支柱部20内に伸縮ガイド構造21(21A、21B)における、それぞれの第1ガイド部材211の導出口が臨んでいる。
図10は脚部30を下方から見た図である。
脚部30は、図1、図10に示すように、支柱部20側でロック機構付きキャスタ41を備える第1脚部フレーム301と、反支柱部20側でブレーキ機構42と移動用のキャスタ43を備える第2脚部フレーム302と、第1脚部フレーム301と第2脚部フレーム302とを連結する連結フレーム303とを備えて、H型形状に構成されている。
第1脚部フレーム301は、図1に示すように、テーブル板10の幅方向に沿って長く形成され、その両端部にロック機構付きキャスタ41が取付けられている。
図11はキャスタ43内側のブレーキ機構42を説明する図である。図12は、図10のB部を拡大しており、ロック機構付キャスタ41回りのワイヤ配索状況を示している。
図6に概略を示したが、図10、図12(b)に具体的に示すように、一端側のロック機構付きキャスタ41のロック機構には、ロック機構操作ワイヤ511が連結され、他端側のロック機構付きキャスタ41のロック機構には、ロック機構操作ワイヤ512が連結されている。ロック機構操作ワイヤ511,512は、操作部53側に連結されている。
ロック機構付きキャスタ41のロック機構は、通常はキャスタが回転しないようにロック状態となるように構成されている。
第2脚部フレーム302は、図1、図10に示すように、テーブル板10の幅方向に沿って長く形成され、その両端部に取付けブラケット431を介して移動用のキャスタ43が取付けられている。
図10に示すように、各々のキャスタ43に隣接してブレーキ機構42が2箇所に設けられている。そして、ブレーキ機構42は、第2脚部フレーム302においてキャスタ43より内側に配置されている。
ブレーキ機構42には、図10に示すように、それぞれブレーキ機構操作ワイヤ521、522が連結されている。ブレーキ機構操作ワイヤ521、522は、連結部523を介して操作ワイヤ52に連結されている。操作ワイヤ52のインナワイヤが引かれると、ブレーキ操作ワイヤ521、522が引かれて各ブレーキ機構42が作動する。なお、ブレーキ機構には、図6に示すように、単体のブレーキシューを駆動させる場合には、操作ワイヤ52を接続するだけでよいので、連結部523やブレーキ機構操作ワイヤ521、522が不要になるメリットがある。
ブレーキ機構42は、図11に片側を示すように、ストッパ部421とストッパ部421を保持するホルダ422を備え、取付け軸423を支点として回動可能に取付けられている。
ブレーキ機構42は、通常状態では、図11(b)に示すように、図示しないばね部材などによりストッパ部421が床面側に突出するように付勢されてブレーキ状態となるように構成されている。そして、ブレーキ解除操作時には、図11(a)に示すように、操作ワイヤ52の操作によりストッパ部421が第2脚部フレーム302内に引き込まれるように構成されている。
次に、本実施形態のブレーキ解除機構50の特徴的な構成についてより詳しく説明する。
ブレーキ解除機構50は、図1,図2,図5に示すように、操作ワイヤ511、512、52、操作レバー53、ロックレバー56を備えて構成されている。
操作ワイヤ511、512、52は、アウタワイヤと動作するインナワイヤとを備えて、テーブル基部11側の操作レバー53と脚部30側のロック機構付きキャスタ41のロック機構及びブレーキ機構42に連結されてブレーキ解除の操作を行う。
操作ワイヤ511、512、52は、図1に示すように、一端部が操作レバー53に取付けられ、テーブル基部11側から支柱部20の内部を通って脚部30側へ敷設されて、図2に示すように、他端部が脚部30における第1脚部フレーム301のロック機構付きキャスタ41のロック機構と、第2脚部フレーム302のブレーキ機構42に取付けられている。
そして、操作ワイヤ511、512、52は、支柱部20が伸縮する範囲でロック機構付きキャスタ41のロック機構のロック解除操作とブレーキ機構42のブレーキ解除操作が可能なように、図5に示すように、テーブル板10とテーブル基部11との間で長さ余裕を持たせるように湾曲させて敷設されている。
具体的には、操作ワイヤ511、512、52は、図5、図7に示すように、インナワイヤの一端部を操作レバー53側に取付け、アウタワイヤの一端部をテーブル基部11に設けられた操作ワイヤ取付け部111に取付けている。
当該操作ワイヤ511、512、52は、操作ワイヤ取付け部111からテーブル基部11の他端部側に延び、中央付近で一端部側に円弧状に湾曲させて折り返して余裕を持たせて、テーブル基部11の一端部側に延びる。
そして、当該操作ワイヤ511、512、52は、このテーブル基部11の一端部側では、図3に示すように、伸縮ガイド構造21(21A、21B)の上端側ガイド部(第2ガイド部材212)に入り、当該伸縮ガイド構造21(21A、21B)を介して支柱部20の内部を通って脚部30まで引き回される。
操作ワイヤ511、512の他端部がロック機構付きキャスタ41のロック機構に取付けられる。また、操作ワイヤ52の他端部がブレーキ機構42に取付けられる。
本発明において、ガイド構造における収容体の空間部内に臨む部分は、湾曲状に形成したものであり、前記空間部内からガイド構造に導かれる前記第1の伝達ワイヤ部材(操作ワイヤ511,512が相当)及び前記第2の伝達ワイヤ部材(操作ワイヤ52が相当)の曲がりを前記湾曲状の形成部分によって調整してガイド可能な構造にしたものである。
具体的には、図7、図8に示すように、伸縮ガイド構造21(21A、21B)の各上端側ガイド部(第2ガイド部材212上端)は、コルゲートパイプ等からなる湾曲した筒状体で構成され、支柱部20が伸縮することにより操作ワイヤ511、512、52が変移する際に曲げRが極端に小さくならないように摺動させつつガイドするものである。各上端側ガイド部(第2ガイド部材212上端)は、テーブル基部11に樹脂製の結束バンド11a等で固定される。
前記湾曲状の形成部分は、前記操作ワイヤ511、512、52に許容される曲がり半径よりも大きな半径に形成して、操作ワイヤ511、512、52が曲がりすぎて破損することを確実に防止している。
また、前記支柱部20内を通す前記操作ワイヤ511、512、52は、アウタワイヤ内にインナワイヤが進退動する構造のものであって、図8、図12に示すように、これら操作ワイヤ511、512、52のアウタワイヤを前記支柱部20の下部側で脚部30に固定したものである。操作ワイヤ511、512、52のアウタワイヤの固定構造71は脚部30の上下側から固定するものである。固定構造71は、操作ワイヤ511、512、52にアウタワイヤに筒状体をかしめたり、結束バンドを結んだりする種々のものにできる。なお、座金73を下側の固定構造71と脚部30との間に介装して、ある程度遊びを持たせて振動が生じても操作ワイヤの傷つきを防止している。
また、図8に示すように、伸縮ガイド構造21(21A、21B)の各下端側ガイド部(第1ガイド部材211下端)は、脚部30側に固定される。具体的には第1ガイド部材211下端は、脚部30側に樹脂製の結束バンド等の固定構造72で固定される。
また、前記アウタワイヤの固定構造71の下方では、結束バンド等の固定構造71aが引き留められて各ワイヤが抜け止めがされている。
操作レバー53は、図5、図7に示すように、操作軸54とワイヤレバー55とに一体的に備えられ、テーブル板10の下部でテーブル基部11のテーブル板10の端部付近に配置されている。
操作軸54は、テーブル基部11の幅方向に亘り設けられ、テーブル基部11に回動可能に取付けられている。操作軸54の両端部には、テーブル基部11の側部から突出して設けられ、その突出した端部に平板状の操作レバー53が後方に延びて一体的に設けられている。
操作軸54の長手方向の中央部付近には、ワイヤレバー55が一体的に設けられて、操作軸54の回動とともにワイヤレバー55が一体的に回動するようにされている。
ワイヤレバー55は、操作ワイヤ511、512、52の一端部が接続され、操作レバー53の操作に連動して、操作ワイヤ511、512、52の他端部が接続される脚部30の第1脚部フレーム301に設けられるロック機構付きキャスタ41のロック機構と第2脚部フレーム302に設けられるブレーキ機構42とを同時に動作させる。
操作レバー53は、図5に示すように、一端部を操作部53aとして幅方向に広くなりながら外側に突設された略L字状に形成され、他端部が操作軸54に一体的に設けられて、操作軸54を回動させる。本実施形態では、操作レバー53は、操作軸54の両端部に対称に設けられている。
そして、操作レバー53は、通常の非操作状態では、図4に示すように、操作レバー53自体の重さで操作部53aが下方に位置するようになっている。
図5に示すように、操作レバーを解除状態に保持するロックレバー56が操作レバー53に隣接してテーブル基部11一端部に設けられている。このロックレバー56は、ブレーキ解除機構50によるロック機構付きキャスタ41のロック機構のロック解除状態とブレーキ機構42のブレーキ解除状態を保持するブレーキ解除保持部材として機能する。
なお、ロックレバー56は、図5に示すように、一端部を操作部56aとしてテーブル基部11の外側に突出させ、他端部をロック部56bとして操作レバー53に近接して配置し、取付け部57を支点として回動可能に設けられている。
ロック部56bは、操作レバー53を上方に操作したブレーキ解除状態を保持するようにロックレバー56を操作した時に、ロック部56bが操作レバー53の下側に回り込んで一部が重なる、具体的には、ロックレバー56のロック部56bが操作レバー53のロック部53bが重なるようにして、すなわち復帰方向側に位置するように構成されている。
そして、ロックレバー56は、通常は、図5に示すように、ロック部56bと操作レバー53とが干渉しない位置にくるようにコイルばね(ばね部材)58により付勢されている。
次に、移動式テーブル1を移動する際に、ブレーキ解除機構50によりロック機構付きキャスタ41のロック機構とブレーキ機構42のブレーキ解除を行い、移動式テーブル1を移動可能にする操作について図面を参照して説明する。
移動式テーブル1を移動する場合は、まず、ブレーキ解除機構50の操作レバー53を(ブレーキ時に図4等に示すように下向きに位置している)握って上方に所定量回動操作する。
操作レバー53の動作に連動してワイヤレバー55が、手前に回動することで、操作ワイヤ511、512、52のインナワイヤが所定量引っ張られる。
脚部30の第1脚部フレーム301においては、図10に示すように、操作ワイヤ511、512が引っ張られると、ロック機構付きキャスタ41のロック機構に連結されるロック機構操作ワイヤ511,512が矢印A1方向に引っ張られてロック機構が解除状態となる。
脚部30の第2脚部フレーム302においては、操作ワイヤ52が引っ張られると、ブレーキ機構42に連結されるブレーキ機構操作ワイヤ521,522が図10に示す矢印B1方向に引っ張られて、図11(a)に示すように、ブレーキ機構42のストッパ部421が床面より離れてブレーキ解除状態となる。
この時、操作レバー53を操作したままの状態で、図5に示すように、ロックレバー56を、操作レバー53をロックさせる方向に回動させて、ロックレバー56のロック部56bと操作レバー53の一部とが当接する位置(ロックレバー56のロック部56bが操作レバー53のロック部53bに重なる位置)で、握った操作レバー53を離すことで、操作レバー53の一部がロック部56bに当接して動作状態が保持される。
このようにして、ロック機構付きキャスタ41のロック機構のロック状態とブレーキ機構42のブレーキ状態が解除された状態が保持されるので、ユーザは操作レバー53を握った状態を維持すること無くテーブル移動を連続的に行うことができる。これにより、移動式テーブル1を移動する際に操作レバー53を操作する負担を軽減できる。
次に、移動式テーブル1の移動を終了してロック機構付きキャスタ41のロック機構とブレーキ機構42をロック状態(ブレーキ状態)とする操作について図面を参照して説明する。
移動式テーブル1の移動を終了して、ロック機構付きキャスタ41のロック機構とブレーキ機構42をロック状態(ブレーキ状態)に戻す場合は、所定位置で保持されている操作レバー53をさらに握り込む。
操作レバー53をさらに握り込むことで、操作レバー53とロックレバー56のロック部56bとが離間するため、操作レバー53とロックレバー56との係止状態が解除されて、ロックレバー56はコイルばね(図示省略)のばね力で図4に示す通常の位置に戻る。
そして、操作レバー53の握り状態を開放して元の状態に戻すと、図10に示すように、ロック機構付きキャスタ41のロック機構はロック機構操作ワイヤ511,512が矢印A2の方向に戻ることでロック状態となる。
また、ブレーキ機構42は、ブレーキ機構操作ワイヤ521,522が矢印B2の方向に戻ることで、図11(b)に示すように、ストッパ部421が床面より向かい突出することでブレーキ状態となる。
このようにして、ユーザは、操作レバー53をブレーキ解除状態からさらに握り込むだけで、ロックレバー56による操作レバー53の保持状態を解除して、簡単にロック機構付きキャスタ41のロック機構をロック状態に戻し、ブレーキ機構42をブレーキ状態に戻すことができる。
以上のように構成したので、本実施形態の移動式テーブルによれば、操作レバーの動作を複数のロック機構付キャスタ41のロック機構にそれぞれに伝達する複数の操作ワイヤ511,512と、前記操作レバー53の動作を前記摩擦ブレーキ機構のブレーキ機構42に伝達する操作ワイヤ52とを備え、前記テーブル板10の下部に、前記操作ワイヤ511,512と前記操作ワイヤ52を空間部内に弛ませて収容する収容体をテーブル基部11に設け、前記支柱部20内には、前記支柱部20の伸縮の際に前記操作ワイヤ511,512と操作ワイヤ52をガイドする複数のガイド構造21(21A、21B)を設け、複数のガイド構造の少なくとも1つ21Aに、前記操作ワイヤ511、512、52のうちの複数本の操作ワイヤ511,512をガイドさせるようにしたので、複数のガイド構造21(21A、21B)で操作ワイヤ511、512、52を振り分けてガイドできるので、一本のガイド構造にまとめてガイドすることに比べてガイド構造に操作ワイヤが通り易く、スムーズな操作ワイヤの出入りができ、絡まることがないので操作ワイヤによるブレーキ操作を確実に伝達でき、また、支柱部20のスムーズな伸縮も確保できる。それと共に、操作ワイヤ511、512、52がそれぞれ独立しており、分岐ワイヤを使用しないためワイヤの交換も破損したワイヤのみとすればよく、交換が容易でありメンテナンス性が高い。
なお、前記ガイド構造21(21A、21B)におけるテーブル基部11(収容体)の空間部内に臨む部分を湾曲状に形成し、前記空間部内からガイド構造21(21A、21B)に導かれる操作ワイヤ511、512、52の曲がりを前記湾曲状の形成部分によって調整してガイド可能な構造であるので、湾曲状の形成部分で伝達ワイヤ部材の曲がりがきつくなりすぎないので、スムーズに操作ワイヤ511、512、52の出入りが確保でき、操作ワイヤ511、512、52の耐久性も向上する。結局メンテナンスの頻度も減りメンテナンス性が一層向上する。
この場合、前記湾曲状の形成部分は、前記操作ワイヤ511、512、52に許容される曲がり半径よりも大きな半径に形成すれば操作ワイヤ511、512、52の曲がりを許容される曲がりより大きくできるので伝達ケーブルの耐久性がさらに一層向上しメンテナンス性が向上する。
また、前記支柱部20内を通す前記操作ワイヤ511、512、52とは、アウタワイヤ内にインナワイヤが進退動する構造のものであって、これら操作ワイヤ511、512、52のアウタワイヤを前記支柱部の下部側に固定したことにより、支柱部20の伸縮によって、操作ワイヤ511、512、52が脚部30内に自由に出入りできなくして脚部30内で操作ワイヤが絡むことを防止して、操作ワイヤ511、512、52のスムーズな作動、支柱部20のスムーズな伸縮、及び、操作ワイヤ511、512、52の耐久性の向上を図ることができる。
なお、操作レバー53の構成として、テーブル板10の下方に設けて、操作軸54を支点とし操作部53aを上下方向に揺動可能に設け、ロックレバー56の構成として、一端側を操作部56aとし他端部をロック部56bとして、ロック部56bを操作レバー53の動作範囲内に出没可能に設けることで、通常状態ではロック機構付きキャスタ41のロック機構及びブレーキ機構42を常にブレーキがかかった状態にして、使用中の移動式テーブル1が移動しないようすることで安全性を向上させることができ、ブレーキ解除を行う際に、操作レバー53とロックレバー56を操作する簡単な操作で容易にブレーキ解除状態を保持することができるので、確実にブレーキ解除操作とブレーキ解除保持操作を行うことができ、ブレーキ解除操作の操作性の向上を図った移動式テーブル1を実現できる。
なお、本実施形態では、ロックレバー56により操作レバー53を保持することで操作ワイヤ511、512、52の動作状態を保持するようにしているが、本発明は、ブレーキ機構を操作する操作ワイヤ511、512、52の動作状態を保持するものであれば、これに限定されるものではなく、例えば、操作レバー53の動作状態を保持するストッパピンを突出するように設けたり、操作軸54の回転動作を規制する回転規制部材を設けるようにしたものであってもよい。
また、本発明は、上述した実施形態や実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。ブレーキ機構42のブレーキシューは図6の様に単体でも、図10等に示すように一対でも良いが、必要な摩擦力に応じて種々に選択できる。
本発明の移動用テーブルは、医療用、介護用のベッド等に利用することができる。
1 移動式テーブル
10 テーブル板
11 テーブル基部
20 支柱部
21(21A、21B) ガイド構造
30 脚部
41 ロック機構付きキャスタ
42 ブレーキ機構
43 キャスタ
50 ブレーキ解除機構
53 操作レバー
56 ロックレバー
511,512 ロック機構操作ワイヤ
513,523 連結部
52 ブレーキ機構操作ワイヤ

Claims (5)

  1. テーブル板と、上部側で前記テーブル板を支持すると共に所望によって伸縮して脚部に対するテーブル板の位置を調整可能な支柱部と、前記支柱部の下部側を支持する脚部と、前記脚部に設けられて床面に転接する移動用のキャスタと、移動を規制するためのブレーキ機構とを備える移動式テーブルにおいて、
    前記ブレーキ機構は、複数のキャスタによる前記移動を規制する複数のものを有し、
    前記ブレーキ機構のブレーキ解除を使用者が行うためのブレーキ操作機構を備え、
    前記ブレーキ操作機構は、
    前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行うための操作レバーと、
    前記操作レバーの動作を複数のブレーキ機構にそれぞれに伝達する複数の伝達ワイヤ部材とを備え、
    前記テーブル板の下部に、前記複数の伝達ワイヤ部材を空間部内に弛ませて収容する収容体を設け、
    前記支柱部内には、前記支柱部の伸縮の際に前記複数の伝達ワイヤ部材をガイドする複数のガイド構造を設け、
    複数のガイド構造のそれぞれに、少なくとも1本の前記伝達ワイヤ部材をガイドさせるようにしたことを特徴とする移動式テーブル。
  2. 前記ブレーキ機構は、複数のキャスタの各々をロックして前記移動を規制する複数のキャスタブレーキ機構と、前記脚部と床面との間に摩擦力を生じさせて前記移動を規制する摩擦ブレーキ機構とを有し、
    前記操作レバーの動作をキャスタブレーキ機構に伝達する第1の伝達ワイヤ部材と、前記操作レバーの動作を摩擦ブレーキ機構に伝達する第2の伝達ワイヤ部材とを備え、
    前記複数のガイド構造の少なくとも1つに、前記第1の伝達ワイヤ部材及び前記第2の伝達ワイヤ部材のうちの複数本の伝達ワイヤ部材をガイドさせるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動式テーブル。
  3. 前記ガイド構造における収容体の空間部内に臨む部分は、湾曲状に形成したものであり、前記空間部内からガイド構造に導かれる前記伝達ワイヤ部材の曲がりを前記湾曲状の形成部分によって調整してガイド可能な構造にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式テーブル。
  4. 前記湾曲状の形成部分は、前記伝達ワイヤ部材に許容される曲がり半径よりも大きな半径に形成したことを特徴とする請求項3に記載の移動式テーブル。
  5. 前記支柱部内を通す前記伝達ワイヤ部材は、アウタワイヤ内にインナワイヤが進退動する構造のものであって、これら伝達ワイヤ部材のアウタワイヤを前記支柱部の下部側に固定したことを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の移動式テーブル。
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