JP2016158396A - 太陽光発電の開始判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的簡単な構成で太陽電池が出力可能な電力を高い精度で判定することができる太陽光発電の開始判定装置を提供する。【解決手段】 太陽電池2の発電量PMが、電圧変換回路11と、バッテリ15及び車両電気負荷20との間に設けられた計測回路13において計測され、計測された発電量PMが判定閾値PMTH以上であるときは、太陽電池2の発電電力の負荷への供給を許可する判定が行われる。電圧変換回路11と電気的負荷との間に設けられた計測回路13において発電量PMを計測することにより、より精度の高い発電量を得ることができる。計測回路13において計測される発電量PMが判定閾値PMTHより小さいときは、太陽電池2の発電電力の電気的負荷への供給を禁止する電力供給不可判定が行われ、その時点から再判定禁止期間TINTが経過した時点で、電力供給可否判定が再度行われる。【選択図】 図2

Description

本発明は、太陽電池による発電電力を電気的負荷へ供給可能か否かを判定する太陽光発電の開始判定装置に関する。
特許文献1には、太陽電池の発電電力を電力変換装置を介して負荷に供給する太陽光発電システムが示されている。このシステムでは、太陽電池と電力変換装置との間に、電流検出抵抗と、この電流検出抵抗を介して太陽電池の出力端子を短絡する短絡器とが設けられ、短絡器を作動させたときに電流検出抵抗によって検出される短絡電流が所定閾値を超えたときに、太陽電池の出力電力の負荷への供給が開始される。
特許文献2には、太陽電池と、太陽電池の出力電力を交流電力に変換するパワーコンディショナとを備える太陽光発電装置が示されている。この装置によれば、太陽電池の近傍に設けられる日射計及び太陽電池の温度を検出する温度センサによって日射量及び温度が検出され、検出される日射量及び温度に基づいて期待発電量が算出、表示される。
特開平2−156313号公報 特開2006−101591号公報
特許文献1に示されたシステムでは、短絡電流の検出は太陽電池と電力変換装置との間で行われ、その検出短絡電流に基づいて電力供給の可否が判定される。したがって、出力電圧が考慮されておらず、また最大電力点へ調整される前に判定されるため、判定精度の点で改善の余地があった。また、特許文献2に示される期待発電量に基づいて、太陽電池の発電電力を電気的負荷に供給可能か否かを判定することが可能であるが、日射計が必要である。このような高価かつ重量のある追加要素をできるだけ使用しない方が、コストやパッケージングの点で望ましく、また太陽電池を車両に搭載するような場合には、重量の増加が問題となることがある。
本発明は、上述した点を考慮してなされたものであり、比較的簡単な構成で太陽電池が出力可能な電力を高い精度で判定することができる太陽光発電の開始判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、太陽電池(2)が発電した発電量(PM)を計測可能な発電量計測部(13)と、前記太陽電池の出力電圧を変換して電気的負荷(15,20)へ供給する電圧変換部(11)と、前記太陽電池が発電した電力の前記電気的負荷への供給可否の判定である電力供給可否判定を行う判定部(10,12)とを有する太陽光発電の開始判定装置において、前記発電量計測部(13)は、前記電圧変換部(11)と前記電気的負荷(15,20)との間に設けられ、前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量(PM)が判定閾値(PMTH)以上であるときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を許可する判定を行うことを特徴とする。
この構成によれば、電圧変換部と電気的負荷との間に設けられた発電量計測部において計測される発電量が判定閾値以上であるときは、太陽電池の発電電力の電気的負荷への供給を許可する判定(発電開始の判定)が行われる。電圧変換部と電気的負荷との間に設けられた発電量計測部において発電量を計測することにより、電圧変換部の出力電圧を最大電力が得られる電圧に調整しつつ計測することが可能となり、より精度の高い発電量を得ることができる。その結果、比較的簡単な構成で太陽電池が出力可能な電力を高い精度で判定し、太陽電池の発電電力の電気的負荷への供給可否判定をより適切に行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量(PM)が前記判定閾値(PMTH)より小さいときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を禁止する判定を行い、該禁止判定を行った時点から再判定禁止期間(TINT)が経過した時点で、前記電力供給可否判定を再度行うことを特徴とする。
この構成によれば、発電量計測部において計測される発電量が判定閾値より小さいときは、太陽電池の発電電力の電気的負荷への供給を禁止する判定が行われ、該禁止判定を行った時点から再判定禁止期間が経過した時点で、電力供給可否判定が再度行われる。再判定禁止期間が経過した後に再判定を行うことによって、太陽電池への日射量の増加などによる発電量の変化に対応することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量(PM)に基づいて、前記再判定禁止期間(TINT)の修正を行うことを特徴とする。
この構成によれば、発電量計測部において計測される発電量に基づいて、再判定禁止期間の修正が行われるので、再判定禁止期間の設定が適切なものとなり、発電量が判定閾値以上となると期待される時期に次の電力供給可否判定を実行することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記太陽電池の発電量と相関関係のある発電量相関パラメータ(TA)を取得するパラメータ取得部をさらに有し、前記判定部は、前記パラメータ取得部により取得された発電量相関パラメータに基づいて、前記再判定禁止期間(TINT)の修正を行うことを特徴とする。
この構成によれば、発電量相関パラメータ(例えば外気温、日射量など)に基づいて再判定禁止期間の修正が行われる。発電量相関パラメータの値が、発電量が増加する可能性が高くなる方向へ変化したときに再判定禁止期間を短縮する方向へ修正することにより、より適切な時期に次の電力供給可否判定を実行することができる。その結果、電力供給許可判定の時期を早めること、あるいは電力供給可否判定の実行回数を抑制することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記パラメータ取得部は、外気温(TA)を検出可能な外気温検出部(32)を含み、前記発電量相関パラメータは前記外気温検出部により検出される外気温(TA)を含むこと特徴とする。
この構成によれば、検出される外気温に基づいて再判定禁止期間が修正される。太陽電池の発電量は外気温が高いほど増加する傾向があるので、例えば基準温度より高いときは、再判定禁止期間を短くする方向へ修正し、基準温度より低いときは再判定禁止期間を長くする方向へ修正することによって、より適切な時期に次の電力供給可否判定を実行することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1項に記載の太陽光発電の開始判定装置を有することを特徴とする車両(1)を提供する。この車両では、例えば外部の太陽電池の発電電力によって車両のバッテリを充電する場合に、適切な充電可否の判定を行うことができる。
請求項7に記載の発明は、車両(1)に搭載された太陽電池(2)が発電した発電量(PM)を計測可能な発電量計測部(13)と、前記太陽電池の出力電圧を変換して電気的負荷(15,20)へ供給する電圧変換部(11)と、前記太陽電池が発電した電力の前記電気的負荷への供給可否の判定である電力供給可否判定を行う判定部(10,12)とを有する太陽光発電の開始判定装置において、前記発電量計測部(13)は、前記電圧変換部(11)と前記電気的負荷(15,20)との間に設けられ、前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量(PM)が判定閾値(PMTH)以上であるときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を許可する判定を行うことを特徴とする。
この構成によれば、電圧変換部と電気的負荷との間に設けられた発電量計測部において計測される発電量が判定閾値以上であるときは、車両に搭載された太陽電池の発電電力の電気的負荷への供給を許可する判定が行われる。電圧変換部と電気的負荷との間に設けられた発電量計測部において発電量を計測することにより、電圧変換部の出力電圧を最大電力が得られる電圧に調整しつつ計測することが可能となり、より精度の高い発電量を得ることができる。その結果、比較的簡単な構成で太陽電池が出力可能な電力を高い精度で判定し、太陽電池の発電電力の電気的負荷への供給可否判定をより適切に行うことが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量(PM)が前記判定閾値(PMTH)より小さいときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を禁止する判定を行い、該禁止判定を行った時点から再判定禁止期間(TINT)が経過した時点で、前記電力供給可否判定を再度行うことを特徴とする。
この構成によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量(PM)に基づいて、前記再判定禁止期間(TINT)の修正を行うことを特徴とする。
この構成によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、太陽電池の発電電力で車両を駆動する場合においては、再判定を早期に行うことができるときは走行可能な距離を延ばすことが可能となる。
請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記太陽電池の発電量と相関関係のある発電量相関パラメータを取得するパラメータ取得部をさらに有し、前記判定部は、前記パラメータ取得部により取得された発電量相関パラメータに基づいて、前記再判定禁止期間(TINT)の修正を行うことを特徴とする。
この構成によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、太陽電池の発電電力で車両を駆動する場合においては、再判定を早期に行うことができるときは走行可能な距離を延ばすことが可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記パラメータ取得部は、外気温(TA)を検出可能な外気温検出部(32)を含み、前記発電量相関パラメータは前記外気温検出部により検出される外気温(TA)を含むこと特徴とする。
この構成によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、太陽電池の発電電力で車両を駆動する場合においては、再判定を早期に行うことができるときは走行可能な距離を延ばすことが可能となる。
請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記パラメータ取得部は、当該車両の運転状態を示す運転状態パラメータ(VP,車両位置、前照灯点灯状態、ワイパ作動状態)を取得する運転状態パラメータ取得部を含み、前記発電量相関パラメータは前記運転状態パラメータ取得部により取得される運転状態パラメータを含むこと特徴とする。
この構成によれば、取得された運転状態パラメータに基づいて、再判定禁止期間の修正が行われる。車両に搭載された太陽電池の発電量は、車両の運転状態、例えば車速や走行位置などに依存して変化するため、取得された運転状態パラメータに基づいて再判定禁止期間の修正を行うことにより、発電量の変化に適切に対応することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の太陽光発電の開始判定装置において、前記運転状態パラメータは、前記車両の車速、前記車両の位置、前記車両の前照灯の点灯状態、及び前記車両のワイパの作動状態を示すパラメータの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
この構成によれば、車速、車両の位置、前照灯の点灯状態、及びワイパの作動状態を示すパラメータの少なくとも一つが取得され、その取得された状態に基づく再判定禁止期間の修正が行われる。例えば車速が高い場合には、日射量の多い位置へ早期に移動する可能性が高くなるので、再判定禁止期間を短くする方向へ修正する。また車両がトンネル内を走行しているときは、再判定禁止期間を長くする方向へ修正し、前照灯の点灯しているときやワイパが作動しているときは再判定禁止期間を相当程度長くする方向へ修正するか、あるいはトンネル走行、前照灯の点灯状態、あるいはワイパ作動状態が終了するまで、再判定禁止期間を例えば24時間に修正して実質的に再判定を禁止する。このような修正によって、車両に搭載された太陽電池の発電電力の供給可否判定をより適切な時期に行うことが可能となる。
請求項14に記載の発明は、請求項7から13の何れか1項に記載の太陽光発電の開始判定装置を有することを特徴とする車両(1)を提供する。この車両では、例えば車載太陽電池の発電電力によって車載バッテリを充電する場合に、適切な充電可否の判定を行うことができる。
請求項15に記載の発明は、太陽電池(2)が発電した発電量(PM)を計測可能な発電量計測部(13)と、前記太陽電池の出力電圧を変換して電気的負荷へ供給する電圧変換部(11)と、前記太陽電池が発電した電力の前記電気的負荷(15,20)への供給可否の判定である電力供給可否判定を行う判定部(10,12)とを有する太陽光発電の開始判定装置の使用方法において、前記発電量計測部(13)は、前記電圧変換部(11)と前記電気的負荷(15,20)との間に設けられ、前記発電量計測部において、前記発電量(PM)を計測するステップと、前記判定部によって、前記計測される発電量(PM)が判定閾値(PMTH)以上であるときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を許可する判定を行うステップとを有することを特徴とする。
この構成によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。
本発明の一実施形態にかかる本発明の一実施形態にかかる太陽光発電装置を搭載した車両の要部の構成を示すブロック図である。 車両に搭載された電力供給系の構成を示す回路図である。 電力供給可否判定処理の概要(電力供給可能の場合)を説明するためのタイムチャートである。 電力供給可否判定処理の概要(電力供給不可の場合)を説明するためのタイムチャートである。 電力供給可否判定処理のフローチャート(第1の実施形態)である。 電力供給可否判定処理のフローチャート(第2の実施形態)である。 図6の処理で参照されるテーブルを示す図である。 再判定禁止期間(TINT)を修正することによる効果を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態を示す図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の一実施形態にかかる太陽光発電装置(太陽光発電の開始判定装置を含む)を備える車両の要部の構成を示すブロック図である。車両1は、小型電気自動車であり、太陽電池2と、車両コントローラ10と、太陽電池2の出力電圧VSOを昇圧または降圧する電圧変換回路11と、MPPT(Maximum Power Point Trace)コントローラ12と、計測回路13と、リレー14と、バッテリ15と、インバータ16、車両駆動用のモータ17、及びヘッドライト21やワイパ22などの補機18で構成される車両電気負荷20と、GPS(Global Positioning System)を含むナビゲーション装置30と、車両1の車速VPを検出する車速センサ31と、外気温TAを検出する外気温センサ32とを備えている。なお、判り易さを考慮して、ナビゲーション装置30、車速センサ31、及び外気温センサ32は、補機18とは別に示されているが、これらの構成要素30〜32も補機18に含まれる。
MPPTコントローラ12は、計測回路13において電圧変換回路11の出力電力及び出力電圧VCOを計測しつつ、出力電圧VCOを調整することによって、最大電力点追従制御を実行する。本実施形態では、出力電圧VCOの標準値は48V程度である。MPPTコントローラ12は、車両コントローラ10に接続されており、車両コントローラ10からの指令にしたがって、太陽電池2の発電量PMの計測を行うとともに、計測結果を車両コントローラ10に伝達する。
リレー14は、車両コントローラ10によってオンオフの制御が行われる。すなわち、後述する電力供給可否判定処理によって、太陽電池2の発電電力をバッテリ15及び車両電気負荷20に供給可能と判定されたときにリレー14がオンされ、供給不可と判定されたときはオフ状態が維持される。
バッテリ15は、標準的な出力電圧が48Vの高圧バッテリであり、補機18に含まれる電気負荷のうち、電源電圧が低いものについては、直流電圧変換回路(DC−DCコンバータ)によって降圧した電圧が供給される。図示は省略しているが、車両1は、バッテリ15の外部充電装置による充電を行うための入力端子及び必要な回路も備えている。
車両コントローラ10は、車両1の通常動作制御(運転者の操作に対応したモータ17による車両駆動制御、ヘッドライトの点灯/消灯、ワイパの作動/停止など)を実行するとともに、計測回路13において計測される発電量PMに応じた電力供給可否判定処理を実行する。
図2は、車両1に搭載された電力供給系の構成を示す回路図である。太陽電池2の出力線は低圧側端子T1及び高圧側端子T2に接続されており、高圧側端子T2を介して発電電力が電圧変換回路11に入力される。電圧変換回路11は、スイッチ素子としての電界効果トランジスタ(以下単に「トランジスタ」という)Q1〜Q4と、コイルL1と、コンデンサC1,C2と、抵抗R1とを備えており、抵抗R1の一端が高圧側端子T2に接続され、抵抗R1の他端がコンデンサC1の一端及びトランジスタQ1のドレインに接続されている。コンデンサC1の他端は低圧側端子T1に接続されている。
トランジスタQ1のソースはトランジスタQ2のドレインに接続され、トランジスタQ2のソースは低圧側端子T1に接続されている。電圧変換回路11の出力端子T3は、トランジスタQ3のドレイン及びコンデンサC2の一端に接続され、トランジスタQ3のソースはトランジスタQ4のドレインに接続されている。トランジスタQ4のソース及びコンデンサC2の他端は低圧側端子T1に接続されている。トランジスタQ1とQ2の接続点P1とトランジスタQ3とQ4の接続点P2の間に、コイルL1が接続されている。
図示は省略しているが、トランジスタQ1〜Q4のゲートは、MPPTコントローラ12に接続されており、MPPTコントローラ12がトランジスタQ1〜Q4のオンオフ制御を行う。トランジスタQ1をオンし、トランジスタQ2をオフした状態で、トランジスタQ3及びQ4をオンオフスイッチングを行うことによって、昇圧動作が行われる一方、トランジスタQ3をオンし、トランジスタQ4をオフした状態で、トランジスタQ1及びQ2をオンオフスイッチングを行うことによって、降圧動作が行われる。電圧変換回路11の出力電圧VCOの調整は、オンオフスイッチングを行うトランジスタのオンオフデューティ比を変更することによって行われる。
計測回路13は、抵抗R2,R3と、トランジスタQ5とを備えており、抵抗R2の一端は電圧変換回路11の出力端子T3に接続され、他端はトランジスタQ5のドレイン及びリレー14の一端に接続されている。トランジスタQ5のソースは抵抗R3を介して低圧側端子T1に接続されている。トランジスタQ5のゲートは、MPPTコントローラ12に接続されており(図示省略)、MPPTコントローラ12によってオンオフ制御が行われる。
トランジスタQ5はリレー14がオフされている状態で発電量PMを計測するときに、オンされる。その状態で、MPPTコントローラ12によって電圧変換回路11の出力電圧VCO及び抵抗R2を流れる出力電流ICOが計測される。出力電流ICOは、抵抗R2の両端電圧を計測することによって得られる。発電量PMは、下記式(1)で算出される。
PM=VCO×ICO (1)
リレー14の他端は、バッテリ15、インバータ16、及び補機18に接続されている。リレー14のオンオフ制御は、車両コントローラ10によって行われる。すなわち、電力供給可否判定処理において、供給可能と判定されたときにリレー14がオンされる一方、供給不可と判定されたときはオフ状態が維持される。
図3及び図4は、電力供給可否判定処理の概要を説明するためのタイムチャートである。図3は電力供給が可能と判定される例を示し、図4は電力供給が不可と判定される例を示す。なお、図3及び図4は、説明のために示すものであり、トランジスタQ3,Q4のスイッチング周期は、分かり易くするため実際より長く示されている。
電力供給可否判定処理の開始時刻t0において、トランジスタQ5をオンするとともに、トランジスタQ1をオンし、トランジスタQ2をオフした状態で、トランジスタQ3及びQ4をオンオフする昇圧動作により最大電力点追従制御(MPPT制御)を開始する。同時に計測される出力電圧VCO及び出力電流ICOを式(1)に適用して発電量PMを算出する。
図3に示す例では、発電量PMが増加し続けて時刻t1において判定閾値PMTH(例えば15W)に到達する。したがって電力供給可能と判定し、リレー14をオンするとともに、トランジスタQ5をオフする。その後は、MPPTコントローラ12によって通常のMPPT制御が継続され、出力電圧VCOが発電量PMが最大となる電圧値に制御される。
図4に示す例では、発電量PMが最初は増加するが判定閾値PMTHに到達しないまま飽和する。この場合には、判定処理の開始時点から制限時間TPMが経過すると、電力供給不可と判定し、時刻t2においてトランジスタQ5をオフし、トランジスタQ3,Q4のオンオフスイッチングを終了して、電力供給可否判定を終了する。その後すぐに電力供給可否判定を再度行っても、再度不可判定が行われる可能性が高いため、一定の再判定禁止期間TINTが経過した時刻t3において再判定が開始される。再判定は、電力供給可能と判定されるまで繰り返し実行される。
以上のように本実施形態では、最大電力点の探索を行いつつ発電量PMが判定閾値PMTHに到達するか否かの電力供給可否の判定が行われる。
図5は、上述した電力供給可否判定処理のフローチャートであり、この処理は車両コントローラ10によって実行される。なお、初期状態においてリレー14はオフされている。
ステップS11では、上述した電圧変換回路11の昇圧動作によるMPPT制御、及び計測回路13における発電量PMの計測を行うようにMPPTコントローラ12に指令し、発電量PMを取得する。ステップS12では、発電量PMが判定閾値PMTH以上であるか否かを判別する。最初はその答は否定(NO)となり、ステップS13に進んで処理の開始時点から制限時間TPMが経過したか否かを判別する。最初はこの答も否定(NO)となるのでステップS11に戻る。
ステップS13の答が肯定(YES)となる前にステップS12の答が肯定(YES)となったときは電力供給可能と判定し、ステップS17に進んでリレー14をオンし、通常のMPPT制御を継続するようにMPPTコントローラ12に指令する。
一方、ステップS12の答が肯定(YES)となる前にステップS13の答が肯定(YES)となったときは電力供給不可と判定し、ステップS14に進んでMPPT制御を終了するようにMPPTコントローラ12に指令するとともに再判定時間タイマTの値を「0」に設定する。ステップS15では再判定時間タイマTの値が再判定禁止期間TINTを超えたか否かを判別する。最初はその答が否定(NO)となり、再判定時間タイマTの値を演算周期に相当する時間ΔT(例えば10msec)だけ増加させて(ステップS16)、ステップS15に戻る。ステップS15及びS16のループ演算、及びステップS11〜S13のループ演算は、演算周期ΔTで繰り返し実行される。
したがって、電力供給不可と判定されたときは、再判定禁止期間TINT経過後に再判定が実行され、その後は電力供給可能と判定されるまでステップS11〜S16の処理が繰り返される。
本実施形態では、制限時間TPMは、発電量計測による抵抗R3の温度が上限温度に達しないような一定時間(例えば10秒)に設定され、再判定禁止期間TINTは、発電量が変化する可能性のある時間、例えば10分程度に設定される。
以上のように本実施形態では、電圧変換回路11と、電気的負荷(バッテリ15及び車両電気負荷20)との間に設けられた計測回路13において計測される発電量PMが判定閾値PMTH以上であるときは、太陽電池2の発電電力の電気的負荷への供給を許可する判定が行われる。電圧変換回路11と電気的負荷との間に設けられた計測回路13において発電量PMを計測することにより、電圧変換回路11の出力電圧VCOを最大電力が得られる電圧に調整しつつ計測することが可能となり、より精度の高い発電量を得ることができる。その結果、比較的簡単な構成で太陽電池2が出力可能な電力を高い精度で判定し、太陽電池2の発電電力の電気的負荷への供給可否判定をより適切に行うことが可能となる。
また計測回路13において計測される発電量PMが判定閾値PMTHより小さいときは、太陽電池2の発電電力の電気的負荷への供給を禁止する電力供給不可判定が行われ、該電力供給不可判定を行った時点から再判定禁止期間TINTが経過した時点で、電力供給可否判定が再度行われる。再判定禁止期間TINTが経過した後に再判定を行うことによって、太陽電池2への日射量の増加などによる発電量PMの変化に対応することができる。
本実施形態では、計測回路13が発電量計測部に相当し、電圧変換回路11が電圧変換部に相当し、MPPTコントローラ12及び車両コントローラ10が判定部を構成する。
[第2の実施形態]
本実施形態は、第1の実施形態における再判定禁止期間TINTを一定時間に設定するのではなく、計測した発電量PMや外気温TAなどに応じて修正するようにしたものである。電力供給不可判定が行われた時点の発電量PMやその後の環境条件に依存して発電量の増加または減少の態様が変化することを考慮し、再判定禁止期間TINTをより適切に設定するためである。以下に説明する点以外は第1の実施形態と同一である。
図6は、本実施形態における電力供給可否判定処理のフローチャートである。この処理は、図5に示す処理にステップS21及びS22を追加したものである。
ステップS21では、下記式(2)により、再判定禁止期間TINTを修正する(修正A)。なお、再判定禁止期間TINTの初期値は、標準的な値、例えば10分程度に設定される。
TINT=TINT+DTPM (2)
ここで、右辺のTINTは前回値であり、DTPMは今回計測された発電量PMに応じて設定される発電量修正項である。発電量修正項DTPMは、例えば図7(a)に実線で示すように発電量PMが増加するほど減少するように設定される。すなわち、発電量修正項DTPMは、発電量PMが基準値PMREFのとき「0」をとり、PM>PMREFの範囲では負の値をとり、PM<PMREFの範囲では正の値をとるように設定される。なお、同図に破線で示すようにステップ状に変化するように設定してもよい。基準値PMREFは、標準的な再判定禁止期間TINTREF(例えば10分)に対応する発電量である。
ステップS22では、下記式(3)により、再判定実行までの待機期間中における環境条件の変化に対応した修正(修正B)を行う。
TINT=TINT+DTTA+DTVP+DTTNL+DTLT+DTWP (3)
ここで、右辺のTINTは前回値、DTTAは外気温TAに応じて設定される外気温修正項、DTVPは車速VPに応じて設定される車速修正項、DTTNLは車両1がトンネル内を走行中であるか否かに応じて設定されるトンネル修正項、DTLTはヘッドライト21が点灯中であるか否かに応じて設定されるヘッドライト修正項、DTWPはワイパ22が作動中であるか否かに応じて設定されるワイパ修正項である。
外気温修正項DTTAは、例えば図7(b)に実線で示すように外気温TAが増加するほど減少するように設定される。すなわち、外気温修正項DTTAは、外気温TAが基準温度TAREF(例えば20℃)のとき「0」をとり、TA>TAREFの範囲では負の値をとり、TA<TAREFの範囲では正の値をとるように設定される。なお、同図に破線で示すようにステップ状に変化するように設定してもよい。外気温TAが高いほど、発電量が増加する可能性が高くなると考えられるからである。
車速修正項DTVPは、例えば図7(c)に実線で示すように車速VPが増加するほど減少するように設定される。すなわち、車速修正項DTVPは、車速VPが基準速度VPREF(例えば40km/h)のとき「0」をとり、VP>VPREFの範囲では負の値をとり、VP<VPREFの範囲では正の値をとるように設定される。なお、同図に破線で示すようにステップ状に変化するように設定してもよい。車速VPが高いほど車両位置の一定時間当たりの変化量が大きくなり、発電量が増加する可能性が高くなると考えられるからである。
トンネル修正項DTTNLは、ナビゲーション装置30によって得られる車両位置情報に基づいて設定され、具体的には車両1がトンネル内を走行しているときは、正の所定修正値DTTNLPをとり、トンネル内を走行していないときは、負の所定修正値DTTNLMまたは「0」をとるように設定される。トンネル修正項DTTNLは、車両1がトンネル内を走行しているときは、太陽光発電を行うことができないことを考慮して設けられている。
ヘッドライト修正項DTLTは、ヘッドライト21が点灯しているか否か応じて設定され、具体的にはヘッドライト21が点灯しているときは、正の所定修正値DTLTPをとり、ヘッドライト21が点灯していないときは、負の所定修正値DTLTMまたは「0」をとるように設定される。ヘッドライト修正項DTLTは、ヘッドライト点灯中は周囲が暗く日射量が少ないため、太陽光発電が期待できないことを考慮して設けられている。
ワイパ修正項DTWPは、ワイパ22が作動しているか否か応じて設定され、具体的にはワイパ22が作動しているときは、正の所定修正値DTWPPをとり、ワイパ22が作動していないときは、負の所定修正値DTWPMまたは「0」をとるように設定される。ワイパ修正項DTWPは、ワイパ作動中は雨が降っているため、太陽光発電が期待できないことを考慮して設けられている。
図8は、再判定禁止期間TINTを修正することによる効果を説明するための図であり、発電量PMの推移を示す。一番左側に実線で示す発電量は実際に計測された発電量であり、その右側に破線で示す発電量は予想される発電量の推移を示す。図8(a)に示すように、今回の発電量PMが判定閾値PMTHには達しないものの比較的大きな値であって、かつ環境条件が太陽光発電に比較的適したものである場合には、修正によって再判定禁止期間TINTは比較的短い時間TINT1となり、早期に再判定が行われ、電力供給開始を早めることができる。
また図8(b)に示すように、今回の発電量PMが比較的小さい場合、または太陽光発電に適さない環境条件が継続する場合には、修正によって再判定禁止期間TINTは比較的長い時間TINT2となり、無駄な発電量計測を回避することができる。
以上のように本実施形態では、再判定禁止期間TINTを、計測された発電量PM、あるいは環境条件の変化を示す種々のパラメータに応じて修正するようにしたので、再判定禁止期間TINTの設定が適切なものとなり、発電量PMが判定閾値PMTHに達すると期待される時期に次の電力供給可否判定を実行することが可能となる。
本実施形態では、外気温TA、車速VP、車両1がトンネル内を走行しているか否か(例えばトンネル内走行フラグの「1」「0」で示される)、ヘッドライトが点灯しているか否か(例えばヘッドライト点灯フラグの「1」「0」で示される)、及びワイパが作動しているか否か(例えばワイパ作動フラグの「1」「0」で示される)が、発電量相関パラメータに相当し、外気温センサ32が外気温取得部に相当し、車速センサ31、ナビゲーション装置30、及び車両コントローラ10が、運転状態パラメータ取得部を構成し、外気温取得部及び運転状態パラメータ取得部によってパラメータ取得部が構成される。
[第3の実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態にかかる家庭用の太陽光発電装置の構成を示すブロック図である。この太陽光発電装置は、太陽電池101と、電圧変換回路102と、MPPTコントローラ103と、計測回路104と、リレー105と、インバータ106と、分電盤107と、外気温センサ108とを備えており、分電盤107を介して、家庭用電気機器109に交流電力を供給し、余剰の電力を電力系統110に出力する。電圧変換回路102及び計測回路104は、第1の実施形態における電圧変換回路11及び計測回路13と同一の構成を有する。
本実施形態では、太陽電池101の出力電圧が、電圧変換回路102によって家庭用電気機器109に適した電圧に変換され、リレー105がオフされた状態で、計測回路104において発電量PMの計測が行われる。発電量PMの計測結果に応じた電力供給可否判定処理(図5または図6に示す処理)がMPPTコントローラ103で実行され、電力供給可能と判定されたときに、リレー105がオンされる。インバータ106は、直流電力を家庭用の交流電力に変換する。再判定禁止期間TINTは、第1の実施形態と同様に一定時間に設定するか、または第2の実施形態と同様に修正を行う。
ただしこの太陽光発電装置では、再判定禁止期間TINTを修正する場合には、第2の実施形態に示した再判定禁止期間TINTを修正する式(3)に代えて下記式(3a)が適用される。式(3a)では、車速修正項DTVPなど太陽電池が車両に搭載されている場合のみ適用可能な修正項は除かれている。外気温修正項DTTAは、外気温センサ108によって検出される外気温TAに応じて第2の実施形態と同様に設定される。
TINT=TINT+DTTA (3a)
本実施形態では、電圧変換回路102が電圧変換部に相当し、計測回路104が発電量計測部に相当し、MPPTコントローラ103が判定部を構成する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、トンネル修正項DTTNL、ヘッドライト修正項DTLT、及びワイパ修正項DTWPを、トンネル内走行中、ヘッドライト点灯中、及びワイパ作動中においては、正の所定修正値DTTNLP,DTLTP,DTWPPに設定し、再判定禁止期間TINTを延長する修正を行うようにしたが、これに代えて正の修正値を一時的に例えば24時間に設定する、換言すればトンネル内走行中、ヘッドライト点灯中、及びワイパ作動中においては、実質的に電力供給可否判定の実行を禁止するようにしてもよい。また発電量相関パラメータは、上述したものに限るものではなく、太陽電池の発電量と相関関係のある他の物理量を選択してもよい。
また図9に示す家庭用の太陽光発電装置を、車両1に搭載されたバッテリ15の外部充電装置として使用するようにしてもよい。また、コストあるいは重量の増加が許容できる場合には、発電量相関パラメータとして、日射計によって検出される日射量を採用してもよい。また、車両1は小型電気自動車に限るものではなく、通常サイズの電気自動車、モータ及び内燃機関によって駆動されるハイブリッド自動車、あるいは内燃機関のみによって駆動される自動車であってもよい。
1 車両
2 太陽電池
10 車両コントローラ(判定部)
11 電圧変換回路(電圧変換部)
12 MPPTコントローラ(判定部)
13 計測回路(発電量計測部)
14 リレー
15 バッテリ(電気的負荷)
20 車両電気負荷(電気的負荷)

Claims (15)

  1. 太陽電池が発電した発電量を計測可能な発電量計測部と、
    前記太陽電池の出力電圧を変換して電気的負荷へ供給する電圧変換部と、
    前記太陽電池が発電した電力の前記電気的負荷への供給可否の判定である電力供給可否判定を行う判定部とを有する太陽光発電の開始判定装置であって、
    前記発電量計測部は、前記電圧変換部と前記電気的負荷との間に設けられ、
    前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量が判定閾値以上であるときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を許可する判定を行うことを特徴とする太陽光発電の開始判定装置。
  2. 前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量が前記判定閾値より小さいときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を禁止する判定を行い、
    該禁止判定を行った時点から再判定禁止期間が経過した時点で、前記電力供給可否判定を再度行うことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  3. 前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量に基づいて、前記再判定禁止期間の修正を行うことを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  4. 前記太陽電池の発電量と相関関係のある発電量相関パラメータを取得するパラメータ取得部をさらに有し、
    前記判定部は、前記パラメータ取得部により取得された発電量相関パラメータに基づいて、前記再判定禁止期間の修正を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  5. 前記パラメータ取得部は、外気温を検出可能な外気温検出部を含み、
    前記発電量相関パラメータは前記外気温検出部により検出される外気温を含むこと特徴とする請求項4に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の太陽光発電の開始判定装置を有することを特徴とする車両。
  7. 車両に搭載された太陽電池が発電した発電量を計測可能な発電量計測部と、
    前記太陽電池の出力電圧を変換して電気的負荷へ供給する電圧変換部と、
    前記太陽電池が発電した電力の前記電気的負荷への供給可否の判定である電力供給可否判定を行う判定部とを有する太陽光発電の開始判定装置であって、
    前記発電量計測部は、前記電圧変換部と前記電気的負荷との間に設けられ、
    前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量が判定閾値以上であるときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を許可する判定を行うことを特徴とする太陽光発電の開始判定装置。
  8. 前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量が前記判定閾値より小さいときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を禁止する判定を行い、
    該禁止判定を行った時点から再判定禁止期間が経過した時点で、前記電力供給可否判定を再度行うことを特徴とする請求項7に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  9. 前記判定部は、前記発電量計測部において計測される発電量に基づいて、前記再判定禁止期間の修正を行うことを特徴とする請求項8に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  10. 前記太陽電池の発電量と相関関係のある発電量相関パラメータを取得するパラメータ取得部をさらに有し、
    前記判定部は、前記パラメータ取得部により取得された発電量相関パラメータに基づいて、前記再判定禁止期間の修正を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  11. 前記パラメータ取得部は、外気温を検出可能な外気温検出部を含み、
    前記発電量相関パラメータは前記外気温検出部により検出される外気温を含むこと特徴とする請求項10に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  12. 前記パラメータ取得部は、当該車両の運転状態を示す運転状態パラメータを取得する運転状態パラメータ取得部を含み、
    前記発電量相関パラメータは前記運転状態パラメータ取得部により取得される運転状態パラメータを含むこと特徴とする請求項10または11に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  13. 前記運転状態パラメータは、前記車両の車速、前記車両の位置、前記車両の前照灯の点灯状態、及び前記車両のワイパの作動状態を示すパラメータの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項12に記載の太陽光発電の開始判定装置。
  14. 請求項7から13の何れか1項に記載の太陽光発電の開始判定装置を有することを特徴とする車両。
  15. 太陽電池が発電した発電量を計測可能な発電量計測部と、
    前記太陽電池の出力電圧を変換して電気的負荷へ供給する電圧変換部と、
    前記太陽電池が発電した電力の前記電気的負荷への供給可否の判定である電力供給可否判定を行う判定部とを有する太陽光発電の開始判定装置の使用方法であって、
    前記発電量計測部は、前記電圧変換部と前記電気的負荷との間に設けられ、
    前記発電量計測部において、前記発電量を計測するステップと、
    前記判定部によって、前記計測される発電量が判定閾値以上であるときは、前記太陽電池の発電電力の前記電気的負荷への供給を許可する判定を行うステップとを有することを特徴とする太陽光発電の開始判定装置の使用方法。
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