JP2016157889A - 光照射エレメントおよびライン状光照射装置 - Google Patents

光照射エレメントおよびライン状光照射装置 Download PDF

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【課題】被照射面の長手方向の寸法が異なる光照射対象物に対応するライン状光照射装置を小さいコストで作製することができ、光照射領域の長手方向において、照度の局所的な低下が防止または抑制されたライン状光照射装置を構成することができる光照射エレメントおよびこの光照射エレメントを備えたライン状光照射装置を提供する。【解決手段】一方向に伸びる長尺なLED配置領域を包囲する筐体と、LED配置領域の一端から他端にわたって配置された同一の仕様の複数のLEDとを備え、LED配置領域に一方向に並ぶ複数のLEDによるLED列が形成され、LED配置領域を、一方向に垂直な他方向に伸びる境界線によって一方向の長さが互いに等しい4つ以上の単位領域に分割したとき、LED配置領域の一端部および他端部に位置する2つの端部単位領域の少なくとも一方に、中央部単位領域よりも多数の前記LED列が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、光照射対象物の被照射面に対してライン状に光を照射するライン状光照射装置を構成するための光照射エレメント、およびこの光照射エレメントを備えたライン状光照射装置に関する。
例えば光硬化型インクジェットプリンタや光処理装置に搭載される光照射装置としては、光照射対象物の被照射面に対してライン状に光を照射するライン状光照射装置が知られている。このライン状光照射装置としては、複数のLEDが一方向に並ぶよう配置されてなるものが知られている(特許文献1参照。)。このようなライン状光照射装置においては、光照射対象物の被照射面に対して、ライン状光照射装置を相対的に移動させながら、当該ライン状光照射装置からの光を被照射面に照射することにより、被照射面全域にわたって光が照射される。
上記のライン状光照射装置においては、被照射面の長手方向の寸法に応じて、LED配置領域の長手方向の寸法やLEDの数が設定される。すなわち、被照射面の長手方向の寸法が異なる光照射対象物に対しては、光照射対象物毎にライン状光照射装置を設計することが必要となるため、装置の作製コストが高くなる、という問題がある。
このような問題を解決するためには、長手方向の寸法が被照射面の長手方向の寸法よりも相当に短いLED配置領域を包囲する筐体と、LED配置領域にその長手方向に並ぶよう配置された複数のLEDとからなる光照射エレメントを作製し、この光照射エレメントの複数を、被照射面の長手方向の寸法に応じて連結する構成が考えられる。
しかしながら、このような構成のライン状光照射装置においては、以下のような問題があることが判明した。
2つの光照射エレメントを一方向に並んだ状態で連結した場合には、2つの光照射エレメントの境界付近において照度の局所的な低下(リップル)が生じる。これは、各光照射エレメントにおけるLED配置領域の端部に配置されたLEDからの光の一部が、LED配置領域を包囲する筐体によって遮られてしまうからである。このため、被照射面全面に十分な量の光を照射するためには、LEDの光の出力を上げることが必要となり、その結果、光照射処理におけるランニングコストが高くなる、という問題がある。
また、LED配置領域の両端部における輝度を改善する手段として、複数のLEDが、中央部から両端部に向かうに従って隣接するLED間の間隔が徐々に縮小するよう配置されたスキャナ用のライン状光照射装置が提案されている(特許文献2参照。)。
しかしながら、このようなライン状光照射装置においては、LED配置領域の両端部におけるLEDは、中央部よりも小さいピッチで配置されているため、温度が上昇しやすい。その結果、当該LEDの放射強度が低下し、結局、照度の局所的な低下が生じる。また、LED配置領域の中央部におけるLEDは、両端部よりも大きいピッチで配置しなければならないため、LEDの配置の自由度が小さい、という問題がある。
国際公開2011/058880号 実用新案登録第3139787号公報
本発明の目的は、被照射面の長手方向の寸法が異なる種々の光照射対象物に対応するライン状光照射装置を小さいコストで作製することができ、しかも、ライン状の光照射領域の長手方向において、照度の局所的な低下が防止または抑制されたライン状光照射装置を構成することができる光照射エレメントおよびこの光照射エレメントを備えたライン状光照射装置を提供することにある。
本発明の光照射エレメントは、光照射対象物の被照射面に対してライン状に光を照射するライン状光照射装置を構成するための光照射エレメントであって、
表面に一方向に伸びる長尺なLED配置領域が形成された基板と、前記基板における前記LED配置領域を包囲する筐体と、前記LED配置領域にその一端から他端にわたって配置された、それぞれ同一の仕様を有する複数のLEDとを備えてなり、
前記LED配置領域には、前記一方向に並ぶ複数の前記LEDによるLED列が形成されており、
前記LED配置領域を、前記一方向に垂直な他方向に伸びる境界線によって当該一方向の長さが互いに等しい4つ以上の単位領域に分割した場合において、前記単位領域のうち前記LED配置領域の一端部および他端部に位置する2つの端部単位領域の少なくとも一方には、各端部単位領域の間に位置する中央部単位領域よりも多数の前記LED列が設けられていることを特徴とする。
本発明の光照射エレメントにおいては、前記LED配置領域の2つの前記端部単位領域の各々に、前記中央部単位領域よりも多数の前記LEDが配置されていることが好ましい。
また、前記LEDの各々には、レンズ機能を有する封止層が当該LEDを覆うよう設けられていることが好ましい。
また、前記端部単位領域における一部のLEDに設けられた前記封止層は、その光軸が、当該LEDの発光面の中心を通過する当該発光面に垂直な中心軸よりも前記中央部単位領域から離間した位置に配置された状態で形成されていることが好ましい。
また、前記中央部単位領域における全ての前記LEDおよび前記端部単位領域における一部のLEDの各々には、レンズ機能を有する封止層が当該LEDを覆うよう設けられていてもよい。
本発明のライン状光照射装置は、上記の光照射エレメントの複数が、前記一方向に隣接して並んで配置されてなることを特徴とする。
本発明によれば、被照射面の長手方向の寸法に応じて、使用する光照射エレメントの数を変更することにより、当該被照射面の長手方向の寸法に対応する寸法の光照射領域を形成することができる。従って、被照射面の長手方向の寸法が異なる種々の光照射対象物に対応するライン状光照射装置を小さいコストで作製することができる。
また、LED配置領域の端部単位領域には、中央部単位領域よりも多数のLED列が設けられているため、当該端部単位領域におけるLEDからの光の一部が筐体によって遮られても、隣接する光照射エレメントの間の境界付近において照度が局所的に低下することを防止または抑制することができる。
また、端部単位領域におけるLED列のLEDのピッチは、中央部単位領域におけるLED列のLEDのピッチと同等でよいため、端部単位領域において局所的に温度が上昇することがない。従って、端部単位領域において、LEDの放射強度が低下することによって生じる照度の局所的な低下を回避することができる。
更に、LEDのピッチは、LED配置領域全体にわたって同じでよいため、LEDの配置において大きい自由度が得られる。
本発明の光照射エレメントの一例における外観を示す説明図である。 図1に示す光照射エレメントの説明用断面図である。 図1に示す光照射エレメントのLED配置領域におけるLEDの配置状態の一例を示す説明図である。 本発明のライン状光照射装置の一例を示す説明図である。 本発明のライン状光照射装置を搭載した光処理装置の一例を示す説明図である。 本発明のライン状光照射装置を備えたインクジェットプリンタのインクヘッド機構の概略を示す説明図である。 図1〜図3に示す構成の単一の光照射エレメントによる光の照度分布を示す説明図である。 図1〜図3に示す構成の光照射エレメントを2つ連結した場合による光の照度分布を示す説明図である。 端部単位領域および中央部単位領域の各々に同数のLEDが配置されてなる比較用光照射エレメントによる光の照度分布を示す説明図である。 端部単位領域および中央部単位領域の各々に同数のLEDが配置されてなる比較用光照射エレメントを2つ連結した場合による光の照度分布を示す説明図である。 LED配置領域におけるLEDの配置状態の他の例を示す説明図である。 LEDに形成された封止層を示す平面図である。 端部単位領域における一部のLEDに形成された封止層を示す断面図である。 中央部単位領域におけるLEDおよび端部単位領域における一部のLEDに形成された封止層を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の光照射エレメントの一例における外観を示す説明図である。図2は、図1に示す光照射エレメントの断面図である。この光照射エレメント10は、被照射物の被照射面に対してライン状に光を照射するライン状光照射装置を構成するためのものである。
この光照射エレメント10においては、長尺な矩形の基板11が一方向(図2において紙面に垂直な方向。以下、この方向を「x方向」とする。)に伸びるよう配置されている。この基板11の表面(図2において上面)には、図3に示すように、複数のLED12が配置される、x方向に伸びる長尺な矩形のLED配置領域Rが形成されている。
基板11を構成する材料としては、窒化アルミニウム、アルミナセラミックス等のセラミックス材料、ガラス繊維補強型エポキシ樹脂等の複合樹脂材料などを用いることができる。
基板11の周囲には、LED配置領域Rを包囲する長尺な矩形の筒状の筐体15が、基板11の表面に垂直な方向に伸びるよう配置されている。具体的に説明すると、筐体15は、基板11におけるLED配置領域Rの外形に適合する外形の筒孔を有する。そして、基板11は、筐体15内における一方の開口(図2において上方の開口)に接近した位置に、LED配置領域Rが当該一方の開口に向くよう配置されている。
基板11におけるLED配置領域Rには、それぞれ同一の仕様を有する複数のLED12が、当該LED配置領域Rの一端から他端にわたって配置されている。
ここで、「同一の仕様」とは、例えば、一定電力を供給したときの発光ピーク波長が基準値の±10nmの範囲にあり、照度が基準値の±20%の範囲にあるものを意味する。 LED12としては、Inx Aly Ga1-x-y N(但し、0≦x≦1,0≦y≦1,0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体よりなるものを用いることができる。このような窒化物半導体よりなるLED12においては、In、AlおよびGa組成比を調整することにより、所要の波長の光が得られる。
この光照射エレメント10においては、基板11におけるLED配置領域Rには、x方向に並ぶ複数のLED12によるLED列が形成されている。そして、LED配置領域Rを、一方向(x方向)に垂直な他方向(以下、この方向を「y方向」とする。)に伸びる境界線Bによってx方向の長さが互いに等しい4つ以上の単位領域に分割した場合において、この単位領域のうち、LED配置領域Rの一端部および他端部に位置する端部単位領域Rbの各々には、各端部単位領域Rbの間に位置する中央部単位領域Rcよりも多数のLED列が設けられている。
図3に示す例について具体的に説明すると、LED配置領域Rには、その一端から他端にわたって、x方向に同一のピッチで並ぶ複数のLED12によるLED列が合計で2列形成されている。また、各端部単位領域Rbの各々には、2列のLED列の他に、各LED列のy方向外方に、x方向に同一のピッチで並ぶ複数のLED12によるLED列がそれぞれ一列ずつ配置されている。すなわち、中央部単位領域RcにおけるLED列の数が2列で、各端部単位領域RbにおけるLED列の数が、中央部単位領域Rcよりも多い4列とされている。
端部単位領域RbにおけるLED12の数は、得られる光照射エレメント10からの光によるx方向の照度分布を考慮して適宜設定されるが、通常、中央部単位領域RcにおけるLED12の数の1.1〜3.0倍である。図3に示す例では、端部単位領域RbにおけるLED12の数は、中央部単位領域RcにおけるLED12の数の2倍である。
筐体15の一方の開口には、LED12からの光を外部に出射するための矩形の板状の光出射窓部材20が配置されている。この光出射窓部材20は、固定部材21によって筐体15に固定されている。
光出射窓部材20を構成する材料としては、LED12からの光を透過し得るものが用いられ、その具体例としては、石英ガラスなどのガラス材料が挙げられる。
筐体15内において、基板11の裏面(図2において下面)には、LED12に生ずる熱を放熱する、例えばアルミニウムよりなるヒートシンク25が設けられている。このヒートシンク25には、それぞれ下方に突出する複数のフィン26が形成されている。ヒートシンク25の下方には、ヒートシンク25を風冷する冷却ファン27が設けられている。
このような光照射エレメント20においては、複数の光照射エレメント20をx方向に隣接して並んだ状態で連結することによって、ライン状光照射装置が構成される。
図4は、本発明のライン状光照射装置の一例を示す説明図である。このライン状光照射装置30は、図1〜図3に示す複数の光照射エレメント10が、光出射窓部材20が同一方向を向いた状態で、x方向に隣接して並んで配置されて構成されている。光照射エレメント10の数は、光照射対象物における被照射面の長手方向の寸法に応じて適宜設定される。
このようなライン状光照射装置30は、当該ライン状光照射装置30と光照射対象物との位置関係をy方向に相対的に変化させながら、当該ライン状光照射装置30からの光を光照射対象物の被照射面に照射する。これにより、光照射対象物の被照射面全面にわたって光が照射される。
図5は、本発明の光照射装置を備えた光処理装置を示す説明図である。この光処理装置においては、図4に示す構成のライン状光照射装置30の下方に、光照射対象物Wをy方向に搬送する搬送機構35が設けられている。
この光処理装置においては、光照射対象物Wが搬送機構35によってy方向に搬送される。そして、ライン状光照射装置30に対して光照射対象物Wをy方向に移動させながら、ライン状光照射装置30からの光を光照射対象物Wに照射することにより、光照射対象物Wにおける被照射面全面にわたって所要の光処理が達成される。
図6は、本発明のライン状光照射装置を備えたインクジェットプリンタにおけるインクヘッド機構を示す説明図である。このインクヘッド機構は、光硬化性のインクを記録媒体Mに吐出する複数の吐出部(図示省略)を備えた直方体状のヘッド部40を有する。このヘッド部40のy方向の両側位置の各々には、図4に示すライン状光照射装置30が、当該ヘッド部40に隣接して配置されている。また、ヘッド部40およびライン状光照射装置30の各々は、y方向に伸びるガイドレール45にy方向に移動自在に支持されている。
このインクジェットプリンタにおいては、記録媒体Mが、適宜の搬送手段(図示省略)によってx方向に間欠的に搬送される。そして、ヘッド部40およびライン状光照射装置30をガイドレール45に沿ってy方向に移動させながら、搬送された記録媒体Mに向かって、当該ヘッド部40の吐出部からインクを吐出させる。これにより、記録媒体Mにはインクが付着する。更に、ヘッド部40およびライン状光照射装置30をx方向に移動させることにより、ライン状光照射装置30と光照射対象物であるインクとの位置関係をy方向に相対的に変化させながら、ライン状光照射装置30からの光が光照射対象物であるインクに照射される。その結果、インクが硬化して記録媒体Mに定着する。
本発明によれば、光照射対象物における被照射面の長手方向の寸法に応じて、使用する光照射エレメント10の数を変更することにより、当該被照射面の長手方向の寸法に対応する寸法の光照射領域を形成することができる。従って、被照射面の長手方向の寸法が異なる種々の光照射対象物に対応するライン状光照射装置を小さいコストで作製することができる。
また、LED配置領域Rの端部単位領域Rbには、中央部単位領域Rcよりも多数のLED列が設けられているため、当該端部単位領域RbにおけるLED12からの光の一部が筐体15によって遮られても、隣接する光照射エレメント10の間の境界付近において照度が局所的に低下することを防止または抑制することができる。
また、端部単位領域RbにおけるLED列のLED12のピッチは、中央部単位領域RcにおけるLED列のLED12のピッチと同等でよいため、端部単位領域Rbにおいて局所的に温度が上昇することがない。従って、端部単位領域Rbにおいて、LED12の放射強度が低下することによって生じる照度の局所的な低下を回避することができる。
更に、LED12のピッチは、LED配置領域全体にわたって同じでよいため、LED12の配置において大きい自由度が得られる。
図7は、図1〜図3に示す構成の単一の光照射エレメント10による光の照度分布を示す説明図である。また、図8は、図1〜図3に示す構成の光照射エレメント10を2つ連結した場合による光の照度分布を示す説明図である。図7および図8において、縦軸は相対照度を示し、横軸はx方向における中央位置からの距離を示す。図7に示すように、単一の光照射エレメント10においては、端部単位領域Rb付近における照度が、中央部単位領域Rc付近における照度よりも高いことが理解される。そして、2つの光照射エレメント10をx方向に並んだ状態で連結した場合には、図8に示すように、2つの光照射エレメント10の境界付近における照度が、各光照射エレメント10の中央部単位領域Rc付近における照度と同等またはそれ以上の照度であることが理解される。
図9は、端部単位領域および中央部単位領域の各々に同数のLEDが配置されてなる比較用光照射エレメントによる光の照度分布を示す説明図である。また、図10は、端部単位領域および中央部単位領域の各々に同数のLEDが配置されてなる比較用光照射エレメントを2つ連結した場合による光の照度分布を示す説明図である。図9および図10において、縦軸は相対照度を示し、横軸はx方向における中央位置からの距離を示す。図9に示すように、単一の比較用光照射エレメントにおいては、端部単位領域付近における照度が、中央部単位領域付近における照度よりも低いことが理解される。そして、2つの比較用光照射エレメントをx方向に並んだ状態で連結した場合には、図10に示すように、2つの比較用光照射エレメントの境界付近における照度が局所的に低下していることが理解される。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下のような種々の変更を加えることが可能である。
(1)上記の実施の形態では、LED配置領域Rの2つの端部単位領域Rbの各々に、中央部単位領域Rcよりも多数のLED列が設けられているが、2つの端部単位領域Rbのいずれか一方のみに、中央部単位領域Rcよりも多数のLED列が設けられていてもよい。
(2)端部単位領域Rbにおいては、中央部単位領域Rcよりも多数のLED列が設けられていれば、LED12の配置パターンは、図3に示すものに限定されず、適宜のパターンを採用することができる。
例えば図11に示すように、中央部単位領域Rcに、x方向に同一のピッチで並ぶ複数のLED12によるLED列が2列形成されているのに対して、端部単位領域Rbには、x方向に同一のピッチで並ぶ複数のLED12によるLED列が3列形成されていてもよい。
(3)図12に示すように、LED12には、レンズ機能を有する封止層13が当該LED12を覆うよう設けられていてもよい。このような封止層13を設ける場合には、端部単位領域Rbにおける一部のLED12に設けられた封止層13は、図13に示すように、その光軸C2が、LED12の発光面の中心を通過する当該発光面に垂直な中心軸C1よりも中央部単位領域Rcから離間した位置に配置された状態で形成されていることが好ましい。
また、端部単位領域Rbにおける一部のLED12には、その他のLED12に設けられた封止層13とは異なる形状の封止層13が設けられていてもよい。
また、図14に示すように、中央部単位領域Rcにおける全てのLED12および端部単位領域Rbにおける一部のLED12の各々に、レンズ機能を有する封止層13が当該LED12を覆うよう設けられ、端部単位領域Rbにおける他のLED12には封止層13が設けられていない構成であってもよい。
このような構成によれば、端部単位領域RbにおけるLED12による光量が過度に大きくなることが抑制されるので、隣接する光照射エレメント10の間の境界付近において照度が局所的に上昇することを抑制することができる。
10 光照射エレメント
11 基板
12 LED
13 封止層
15 筐体
20 光出射窓部材
21 固定部材
25 ヒートシンク
26 フィン
27 冷却ファン
30 ライン状光照射装置
35 搬送機構
40 ヘッド部
45 ガイドレール
M 記録媒体
R LED配置領域
Rb 端部単位領域
Rc 中央部単位領域
W 光照射対象物
本発明の光照射エレメントは、複数が一方向に隣接して並んで配置されることによって、光照射対象物の被照射面に対してライン状に光を照射するライン状光照射装置を構成するための光照射エレメントであって、
表面に一方向に伸びる長尺なLED配置領域が形成された基板と、前記基板における前記LED配置領域を包囲する筐体と、前記LED配置領域にその一端から他端にわたって配置された、それぞれ同一の仕様を有する複数のLEDとを備えてなり、
前記LED配置領域には、前記一方向に並ぶ複数の前記LEDによるLED列が形成されており、
前記LED配置領域を、前記一方向に垂直な他方向に伸びる境界線によって当該一方向の長さが互いに等しい4つ以上の単位領域に分割した場合において、前記単位領域のうち前記LED配置領域の一端部および他端部に位置する2つの端部単位領域の少なくとも一方には、各端部単位領域の間に位置する中央部単位領域よりも多数の前記LED列が設けられており、
前記LEDの各々には、レンズ機能を有する封止層が当該LEDを覆うよう設けられており、
前記端部単位領域における一部のLEDに設けられた前記封止層は、その光軸が、当該LEDの発光面の中心を通過する当該発光面に垂直な中心軸よりも前記中央部単位領域から離間した位置に配置された状態で形成されていることを特徴とする。
本発明の光照射エレメントにおいては、前記LED配置領域の2つの前記端部単位領域の各々に、前記中央部単位領域よりも多数の前記LEDが配置されていることが好ましい。
また、前記中央部単位領域における全ての前記LEDおよび前記端部単位領域における一部のLEDの各々には、レンズ機能を有する封止層が当該LEDを覆うよう設けられていてもよい。

Claims (6)

  1. 光照射対象物の被照射面に対してライン状に光を照射するライン状光照射装置を構成するための光照射エレメントであって、
    表面に一方向に伸びる長尺なLED配置領域が形成された基板と、前記基板における前記LED配置領域を包囲する筐体と、前記LED配置領域にその一端から他端にわたって配置された、それぞれ同一の仕様を有する複数のLEDとを備えてなり、
    前記LED配置領域には、前記一方向に並ぶ複数の前記LEDによるLED列が形成されており、
    前記LED配置領域を、前記一方向に垂直な他方向に伸びる境界線によって当該一方向の長さが互いに等しい4つ以上の単位領域に分割した場合において、前記単位領域のうち前記LED配置領域の一端部および他端部に位置する2つの端部単位領域の少なくとも一方には、各端部単位領域の間に位置する中央部単位領域よりも多数の前記LED列が設けられていることを特徴とする光照射エレメント。
  2. 前記LED配置領域の2つの前記端部単位領域の各々に、前記中央部単位領域よりも多数の前記LED列が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光照射エレメント。
  3. 前記LEDの各々には、レンズ機能を有する封止層が当該LEDを覆うよう設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光照射エレメント。
  4. 前記端部単位領域における一部のLEDに設けられた前記封止層は、その光軸が、当該LEDの発光面の中心を通過する当該発光面に垂直な中心軸よりも前記中央部単位領域から離間した位置に配置された状態で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光照射エレメント。
  5. 前記中央部単位領域における全ての前記LEDおよび前記端部単位領域における一部のLEDの各々には、レンズ機能を有する封止層が当該LEDを覆うよう設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光照射エレメント。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光照射エレメントの複数が、前記一方向に隣接して並んで配置されてなることを特徴とするライン状光照射装置。
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