JP2016156744A - ファインバブル分離方法及びファインバブル分離装置 - Google Patents

ファインバブル分離方法及びファインバブル分離装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ファインバブルの気泡径分布を精度よく測定することができるファインバブル分離方法及びファインバブル分離装置を提供する。【解決手段】ファインバブルを含む液体試料が収容された容器1を回転させることにより、遠心力によってファインバブルを分離させ、分離したファインバブルを含む液体試料の一部を容器1内の中心軸線L側(第2収容領域14)において抽出する。したがって、抽出された液体試料の粒子径分布を測定すれば、容器1を回転させながら測定を行う必要がなく、液体試料に含まれるファインバブルの気泡径分布を精度よく測定することができる。【選択図】 図2A

Description

本発明は、液体試料に含まれるファインバブルを分離させるためのファインバブル分離方法及びファインバブル分離装置に関するものである。
近年、マイクロバブルやウルトラファインバブルといったファインバブルの研究及び利用が活発に行われている。ファインバブルは、例えば気泡径が100μm以下の微細気泡であり、気泡径が1μm以上のものはマイクロバブル、気泡径が1μm未満のものはウルトラファインバブルと呼ばれている。ファインバブルは、液体中での滞留時間が長いという特性を有しており、特にウルトラファインバブルは、数か月にわたって液体中に滞留することが知られている。
ファインバブルには、洗浄効果や殺菌効果といった様々な効果が期待されている。例えば工場やプラント、公衆トイレなどで、ファインバブルを用いて各種設備の洗浄を行えば、洗剤の使用量を削減することができる。そのため、ファインバブルを用いた洗浄方法は、環境に優しい新たな洗浄方法として注目されている。
上記のようなファインバブルの特性と効果の関係は、ファインバブルの気泡径や気泡量(濃度)に依存している。そこで、レーザ回折・散乱式の粒子径分布測定装置などを用いて、ファインバブルの気泡径分布(粒子径分布)を測定する技術が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、測定対象となる液体試料(ファインバブル含有液体)には、ファインバブル以外にも、例えば粉塵又は土などの固体粒子や、オイル又はエマルジョンなどの液体粒子が含まれている場合がある。例えば、実験室で生成されるようなファインバブル含有液体は、高純度液体や高純度気体を用いて生成されているため、主に固体粒子からなる異物の混入量は少ないが、水道水と通常の空気を用いて生成されたファインバブル含有液体などでは、異物の混入量を無視できない場合がある。また、例えば水耕栽培で使用される水槽内のファインバブル含有液体などのように、実際の現場で使用されているファインバブル含有液体を液体試料としてサンプリングした場合には、異物の混入量がさらに多くなる。
このような場合には、液体試料をそのままの状態で使用して、粒子径分布測定装置でファインバブルの気泡径分布を測定したとしても、ファインバブルと、固体粒子及び液体粒子とを識別することが難しく、ファインバブルの気泡径分布を精度よく測定することができないおそれがある。一方で、下記特許文献2には、微粒子と気泡を含む液体を入れた容器を回転させ、遠心力により微粒子と気泡とを分離しながら微粒子の数を計測するような方法が開示されている。
特開2007−263876号公報 特開平3−273135号公報
しかしながら、上記特許文献2に開示されているような構成では、測定対象が気泡ではなく微粒子であるだけでなく、容器の回転を止めた場合には、微粒子と気泡とが再び混合してしまう。したがって、上記特許文献2に開示されているような構成を用いたとしても、容器を回転させながら液体試料中のファインバブルの気泡径分布を測定する必要があるため、精度よく測定を行うことは困難である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ファインバブルの気泡径分布を精度よく測定することができるファインバブル分離方法及びファインバブル分離装置を提供することを目的とする。
本発明に係るファインバブル分離方法は、収容ステップと、回転ステップと、抽出ステップとを含む。前記収容ステップでは、ファインバブルを含む液体試料を容器内に収容する。前記回転ステップでは、前記容器を回転させることにより、液体試料に遠心力を付与してファインバブルを分離させる。前記抽出ステップでは、前記容器内の回転中心側において、液体試料の一部を抽出する。
このような構成によれば、ファインバブルを含む液体試料が収容された容器を回転させることにより、遠心力によってファインバブルと固体粒子などを分離させ、分離したファインバブルを含む液体試料の一部を容器内の回転中心側において抽出することができる。したがって、抽出された液体試料の粒子径分布を測定すれば、容器を回転させながら測定を行う必要がなく、液体試料に含まれるファインバブルの気泡径分布を精度よく測定することができる。
前記収容ステップでは、前記容器内が第1収容領域と当該第1収容領域よりも回転中心側の第2収容領域とに区画壁を介して区画されており、前記第1収容領域に液体試料が収容されるとともに、前記第2収容領域に液体試料よりも純度が高い液体が収容されていてもよい。この場合、前記ファインバブル分離方法は、前記回転ステップで前記容器を回転させる前又は回転中に、前記区画壁を開放させることにより前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画されていない状態とする開放ステップをさらに含んでいてもよい。
このような構成によれば、容器の回転中心に対して第2収容領域よりも外側の第1収容領域に液体試料が収容されているため、容器を回転させたときに、低い回転速度または短い時間で容易にファインバブルを分離させることができる。そして、容器を回転させる前又は回転中に区画壁が開放され、第1収容領域及び第2収容領域が区画されていない状態となるため、第2収容領域には初めから固体粒子などは存在しない状態となり、第2収容領域内の液体中にファインバブルを引き込み、ファインバブルを含む液体試料を容易に抽出することができる。
前記液体試料よりも純度が高い液体は、高純度液体であってもよい。
このような構成によれば、液体試料と比べて非常に純度が高い高純度液体中にファインバブルが引き込まれるため、抽出された液体試料中におけるファインバブル以外の異物の混入量を少なくすることができる。したがって、抽出された液体試料の粒子径分布を測定したときに、液体試料に含まれるファインバブルの気泡径分布をより精度よく測定することができる。
前記抽出ステップでは、前記区画壁を閉塞させて前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画することにより、前記第2収容領域に液体試料の一部を抽出してもよい。
このような構成によれば、ファインバブルを含む液体試料が収容された容器を回転させることにより、遠心力によってファインバブルを分離させた後、区画壁を閉塞させて第1収容領域及び第2収容領域を区画するだけで、分離したファインバブルを含む液体試料の一部を容器内の回転中心側において容易に抽出することができる。
本発明に係るファインバブル分離装置は、容器と、回転機構と、抽出機構とを備える。前記容器は、ファインバブルを含む液体試料を収容する。前記回転機構は、前記容器を回転させることにより、液体試料に遠心力を付与してファインバブルを分離させる。前記抽出機構は、前記容器内の回転中心側において、液体試料の一部を抽出する。
前記ファインバブル分離装置は、区画壁と、開閉制御部とをさらに備えていてもよい。前記区画壁は、前記容器内を第1収容領域と当該第1収容領域よりも回転中心側の第2収容領域とに区画する。前記開閉制御部は、前記区画壁を開放又は閉塞する。前記容器内には、前記第1収容領域に液体試料が収容されるとともに、前記第2収容領域に液体試料よりも純度が高い液体が収容されている。この場合、前記開閉制御部は、前記回転機構が前記容器を回転させる前又は回転中に、前記区画壁を開放させることにより前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画されていない状態としてもよい。
前記抽出機構は、前記開閉制御部により前記区画壁を閉塞させて前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画することにより、前記第2収容領域に液体試料の一部を抽出してもよい。
本発明によれば、ファインバブルを含む液体試料が収容された容器を回転させることにより、効率的にファインバブルを分離して抽出することができる。抽出された液体試料の粒子径分布を測定すれば、容器を回転させながら測定を行う必要がなく、液体試料に含まれるファインバブルの気泡径分布を精度よく測定することができる。
本発明の一実施形態に係るファインバブル分離装置の構成例を示した平面図である。 図1のファインバブル分離装置のA−A断面図である。 第1蓋を第2蓋に交換した状態を示すファインバブル分離装置の断面図である。 ファインバブル分離装置の電気的構成の一例を示したブロック図である。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略平面図であり、容器内を透視した状態を示している。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略平面図であり、容器内を透視した状態を示している。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略平面図であり、容器内を透視した状態を示している。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略平面図であり、容器内を透視した状態を示している。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略断面図である。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略断面図である。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略断面図である。 ファインバブルを分離させる際の容器内の状態の変化について説明するための概略断面図である。 ファインバブルを分離させる際の処理の流れを示したフローチャートである。 容器の形状の第1変形例を示した概略平面図である。 容器の形状の第2変形例を示した概略平面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るファインバブル分離装置の構成例を示した平面図である。図2Aは、図1のファインバブル分離装置のA−A断面図である。このファインバブル分離装置は、液体試料に含まれるファインバブルを分離させるためのものであり、液体試料が収容される容器1と、当該容器1を回転させる回転台2とを備えている。
容器1は、例えば底面11を有する円筒状に形成されており、その上端縁が開口部12を構成している。回転台2の上面には、例えば環状突部21が形成されており、回転台2の上面における環状突部21の内側の領域が、容器1の底面11に対応する円形状となっている。これにより、回転台2の上面における環状突部21の内側の領域内に容器1の底面11を当接させた状態で、回転台2上に容器1を設置することができる。
回転台2は、回転軸22を中心に回転可能となっている。回転軸22は、回転台2上に設置される容器1の中心軸線L1に沿って設けられている。したがって、回転軸22を中心に回転台2を水平面内で回転させた場合には、容器1が中心軸線L1を中心に回転するようになっている。このとき、容器1が回転台2の上面における環状突部21の内側の領域内に設置されているため、回転台2上で容器1がずれるのを環状突部21により規制することができる。
容器1内には、中心軸線L1を中心として、例えば円筒状の区画壁3が配置される。当該区画壁3は、容器1内に対して進退可能に構成されている。図2Aのように、区画壁3が容器1内に進入し、その下端縁が容器1の底面11に当接した状態では、容器1内が、区画壁3の外側の領域(第1収容領域13)と、区画壁3の内側の領域(第2収容領域14)とに区画される。
第1収容領域13には、液体試料が収容される。液体試料は、例えば水の他、アルコール又は油といった任意の液体を媒体とする試料であり、例えば気泡径が100μm以下の微細気泡からなるファインバブルを含むファインバブル含有液体である。具体的には、気泡径が1μm未満のウルトラファインバブル、及び、気泡径が1μm以上のマイクロバブルの少なくとも一方が、気体粒子として液体試料に含まれている。気体粒子を構成する気体は、空気であってもよいし、例えばオゾンや水素といった空気以外の気体であってもよい。
この例では、図1に示すように、容器1内に複数の仕切板15が設けられることにより、容器1内の第1収容領域13が複数の空間に仕切られている。各仕切板15は、例えば中心軸線L1に対して径方向に延びるように設けられており、各仕切板15、容器1の内周面及び区画壁3の外周面によって各空間が形成されている。これにより、第1収容領域13には、複数の空間に分けて液体試料を収容することができるようになっている。
第2収容領域14は、第1収容領域13よりも回転中心(中心軸線L1)側の領域であり、液体試料よりも純度が高い液体が収容される。本実施形態では、液体試料と比べて非常に純度が高い高純度液体が、第2収容領域14に収容されるようになっている。上記高純度液体は、不溶物を含まない液体であり、例えば1ml中に含まれる水溶性の不純物が1000個に満たないような液体として、純水又は超純水などを用いることができる。
容器1の開口部12は、第1蓋4により覆われる。本実施形態では、第1蓋4が区画壁3と一体的に形成されており、容器1内に区画壁3を進入させて容器1内を第1収容領域13と第2収容領域14とに区画する際に、容器1の開口部12を第1蓋4で覆うことができるようになっている。第1蓋4には、容器1の開口部12を覆った状態で第1収容領域13を外部に連通させる第1連通孔41と、第2収容領域14を外部に連通させる第2連通孔42とが形成されている。
第1連通孔41は、例えば仕切板15により仕切られた各空間に対応付けて複数形成されている。容器1内の第1収容領域13には、各第1連通孔41を介して液体試料が供給される。一方、容器1内の第2収容領域14には、第2連通孔42を介して高純度液体が供給される。これにより、容器1内には、中心軸線L1の近傍の領域(第2収容領域14)に高純度液体が収容されるとともに、その外側の領域(第1収容領域13)に液体試料が収容された状態となる。このとき、第2収容領域14に収容された高純度液体には、最初は固体粒子もファインバブルもほとんど含まれていない状態である。
本実施形態では、第1蓋4を容器1の開口部12から取り外して、別の第2蓋43を当該開口部12に取り付けることができるようになっている。図2Bは、第1蓋4を第2蓋43に交換した状態を示すファインバブル分離装置の断面図である。
第2蓋43は、第1蓋4とは異なり、区画壁3が一体的に形成されておらず、第1連通孔41や第2連通孔42などの開口も形成されていない。したがって、図2Bに示すように第2蓋43で容器1の開口部12を覆った状態では、第1収容領域13と第2収容領域14とが区画されていない状態のまま容器1の開口部12が密閉される。この状態でしばらく静かに放置した場合には、第1収容領域13に存在する固体粒子やファインバブルは徐々に第2収容領域14に拡散していくが、それらの粒子径は小さいものなので拡散は急激なものではなく相当な時間を要するものである。
図3は、ファインバブル分離装置の電気的構成の一例を示したブロック図である。ファインバブル分離装置には、制御部5,操作部6、回転モータ7、開閉モータ8及びポンプ9などが備えられている。
制御部5は、例えばCPU(Central Processing Unit)を含む構成であり、当該CPUがプログラムを実行することにより、回転制御部51、開閉制御部52、給排液制御部53などとして機能する。操作部6は、例えばキーボード又はマウスを含む構成であり、作業者が操作部6を操作することにより入力作業などを行うことができるようになっている。
回転モータ7は、回転軸22に連結されており、当該回転軸22を回転させることにより回転台2を回転させる。すなわち、回転モータ7は、例えば回転台2及びギアなどの伝達機構(図示せず)とともに、回転台2上の容器1を回転させる回転機構を構成している。ただし、上記回転機構は、回転モータ7、回転台2及び伝達機構を備えた構成に限らず、他の各種部材により構成することができる。
開閉モータ8は、例えばギアなどの伝達機構(図示せず)を介して区画壁3に連結されており、当該開閉モータ8の回転によって区画壁3を上下動させ、区画壁3を容器1内に対して進退させることができる。すなわち、開閉モータ8は、上記伝達機構とともに、第1収容領域13と第2収容領域14との間を開閉させる開閉機構を構成している。ただし、上記開閉機構は、開閉モータ8及び伝達機構を備えた構成に限らず、他の各種部材により構成することができる。
本実施形態では、開閉モータ8の回転によって区画壁3を容器1内から退避させたときに、区画壁3とともに第1蓋4が容器1の開口部12から取り外される。そして、当該動作に引き続いて開閉モータ8を回転させることにより、第2蓋43が容器1の開口部12に取り付けられ、図2Bに示すような状態となる。このように、上記開閉機構は、第1蓋4と第2蓋43を交換することにより、区画壁3を容器1に対して進退させるような構成であってもよい。
容器1の開口部12に取り付けられる第2蓋43は、上記開閉機構からは分離され、容器1に独立して取り付けられる。ただし、このような構成に限らず、例えば第2蓋43を回転軸(図示せず)により保持し、容器1の中心軸線L1と同軸上で、回転台2の回転軸22の回転と同期させて第2蓋43を回転させるような構成などであってもよい。
ポンプ9は、例えば複数設けられており、第1連通孔41を介して容器1内の第1収容領域13に連通するポンプ9と、第2連通孔42を介して容器1内の第2収容領域14に連通するポンプ9とが含まれる。これらのポンプ9を駆動することにより、図2Aの状態で第1連通孔41を介して第1収容領域13に液体試料を供給したり、第2連通孔42を介して第2収容領域14に高純度液体を供給したりすることができる。また、ポンプ9を駆動することにより、第1連通孔41を介して第1収容領域13内の液体を排出したり、第2連通孔42を介して第2収容領域14内の液体を排出したりすることもできる。
回転制御部51は、例えば操作部6を用いた作業者の指示に基づいて、回転モータ7の駆動を制御する。本実施形態では、図2Aに示すように容器1内の第1収容領域13に液体試料が収容された状態から、第1蓋4が第2蓋43に交換されることにより図2Bの状態とされた後、回転制御部51が回転モータ7を駆動することにより、容器1を回転させて液体試料に遠心力を付与し、ファインバブルを分離させることができるようになっている。
具体的には、液体試料に遠心力を付与した場合、液体試料に含まれる固体粒子や液体粒子は遠心力で中心軸線L1側とは反対側(容器1の外周側)へと移動する一方、ファインバブルは中心軸線L1側へと移動する。したがって、容器1を回転させることにより、ファインバブルを固体粒子や液体粒子から分離させることができる。本実施形態のように容器1内に仕切板15を設ければ、液体試料に対して遠心力を付与しやすくなるため、より良好にファインバブルを分離させることができる。
開閉制御部52は、開閉モータ8の駆動を制御することにより、区画壁3を開放又は閉塞させる。すなわち、開閉制御部52は、図2Aのように区画壁3を閉塞させて第1収容領域13及び第2収容領域14を区画することができるとともに、図2Bのように区画壁3を開放させて第1収容領域13及び第2収容領域14を連通させることができる。給排液制御部53は、例えば操作部6を用いた作業者の指示に基づいてポンプ9の駆動を制御することにより、容器1内に対して液体(液体試料や高純度液体など)を供給又は排出させる。
容器1内に液体試料及び高純度液体を収容する際には、例えば操作部6を用いた作業者の指示に基づいて区画壁3が閉塞され、第1収容領域13及び第2収容領域14が区画された状態となる。この状態で、ポンプ9を駆動させることにより、図2Aのように、第1連通孔41を介して第1収容領域13内に液体試料を収容することができるとともに、第2連通孔42を介して第2収容領域14内に高純度液体を収容することができる。
容器1内の液体試料中のファインバブルを分離させる際には、例えば回転制御部51による回転モータ7の駆動に連動させて区画壁3が開閉される。具体的には、回転制御部51が容器1を回転させる前に、自動的に第1蓋4が第2蓋43に交換されることにより、区画壁3が開放され、第1収容領域13及び第2収容領域14が区画されていない状態となる。
その後、容器1の回転に伴って液体試料に作用する遠心力により、ファインバブルが中心軸線L1側へと移動し、第1収容領域13から第2収容領域14内に引き込まれる。したがって、容器1を一定時間回転させた後に、第2蓋43を第1蓋4に交換して区画壁3を閉塞させ、第1収容領域13及び第2収容領域14を区画すれば、容器1内の中心軸線L1側(第2収容領域14)にファインバブルを含む液体試料の一部を容易に抽出することができる。
このとき、例えば区画壁3及び開閉モータ8などは、容器1内の中心軸線L1側(第2収容領域14)において液体試料の一部を抽出する抽出機構を構成している。第2収容領域14内に抽出された液体は、ポンプ9を駆動させることにより、第2連通孔42を介して外部に取り出すことができる。
図4A〜図4Dは、ファインバブルを分離させる際の容器1内の状態の変化について説明するための概略平面図であり、容器1内を透視した状態を示している。図5A〜図5Dは、ファインバブルを分離させる際の容器1内の状態の変化について説明するための概略断側面図である。また、図6は、ファインバブルを分離させる際の処理の流れを示したフローチャートである。
図4A及び図5Aに示すように、まず、区画壁3が閉塞されることにより第1収容領域13及び第2収容領域14を区画した状態とされる(ステップS101)。この状態で、容器1内に液体試料及び高純度液体が供給されることにより、固体粒子、液体粒子及びファインバブルを含む液体試料が第1収容領域13に収容されるとともに、高純度液体が第2収容領域14に収容される(ステップS102:収容ステップ)。
その後、図4B及び図5Bに示すように、第1蓋4が容器1の開口部12から取り外されることにより、区画壁3が開放され、第1収容領域13及び第2収容領域14が区画されていない状態となる(ステップS103:開放ステップ)。このとき、開閉モータ8の駆動により、第1蓋4の代わりに第2蓋43が容器1の開口部12に取り付けられるようになっている。その後、回転モータ7の駆動により、容器1の回転が開始される(ステップS104:回転ステップ)。
容器1は、例えば100〜1000rpmで回転される。容器1の外径は、例えば20〜30cmであり、区画壁3の外径は、例えば2〜5cmである。遠心加速度RCFは、下記式(1)により表され、この遠心加速度RCFが約100Gとなるように、容器1の回転速度が設定されることが好ましい。
RCF=1.118×R×N×10−6 ・・・(1)
RCF:遠心加速度(G)
R:回転半径(mm)
N:回転速度(rpm)
容器1の回転を開始させてから一定時間が経過すると(ステップS105でYes)、液体試料に付与される遠心力によってファインバブルが分離され、図4C及び図5Cに示すように、液体試料中のファインバブルが第1収容領域13から第2収容領域内に引き込まれる。この状態で容器1の回転が停止された後(ステップS106)、開閉モータ8の駆動により第2蓋43が第1蓋4に交換されることで、区画壁3が閉塞され、容器1内が第1収容領域13及び第2収容領域14に区画される(ステップS107:抽出ステップ)。これにより、図4D及び図5Dに示すように、容器1内の中心軸線L1側において、ファインバブルを含む液体試料の一部が抽出される。
このようにして、ファインバブルを区画壁3内に濃縮された状態で抽出することができる。区画壁3は、その内径が小さいほど内部の容積が小さくなるため、当該区画壁3内に抽出されるファインバブルの濃縮率が高くなり、ファインバブルをより濃縮された状態で抽出することができる。具体的には、ファインバブルの個数濃度(個数/mL)は、第1収容領域13に対する第2収容領域14の体積比に反比例して増加する(濃縮される)こととなる。
その後、ポンプ9が駆動されることにより、抽出した液体試料の一部が第2連通孔42を介して外部に取り出される(ステップS108)。このようにして取り出された液体試料を用いて、例えばレーザ回折・散乱式や動的光散乱式などの周知の粒子径分布測定装置により液体試料の粒子径分布を測定すれば、液体試料に含まれるファインバブルの粒子径分布(気泡径分布)を測定することができる。
これにより、洗浄、殺菌又は生体活性化などのファインバブルに期待される効果と、ファインバブルの気泡径分布との関係を定量的に評価することができる。また、目的や対象に最もふさわしいファインバブルの気泡径分布を特定し、ファインバブルに関する認証制度の確立などに寄与することも可能となる。
以上のように、本実施形態では、ファインバブルを含む液体試料が収容された容器1を回転させることにより、遠心力によってファインバブルと固体粒子などを分離させ、分離したファインバブルを含む液体試料の一部を容器1内の中心軸線L1側において抽出することができる。したがって、抽出された液体試料の粒子径分布を測定すれば、容器1を回転させながら測定を行う必要がなく、液体試料に含まれるファインバブルの気泡径分布を精度よく測定することができる。
特に、容器1の中心軸線L1に対して第2収容領域14よりも外側の第1収容領域13に液体試料が収容されているため、容器1を回転させたときに、低い回転速度で容易にファインバブルを分離させることができる。また、同じ回転速度であればより短い時間でファインバブルを分離させることができる。そして、容器1を回転させる前に区画壁3が開放され、第1収容領域13及び第2収容領域14が区画されていない状態となるため、第2収容領域14には初めから固体粒子などは存在しない状態となり、第2収容領域14内の高純度液体中にファインバブルを引き込み、ファインバブルを含む液体試料を容易に抽出することができる。
また、本実施形態では、液体試料と比べて非常に純度が高い高純度液体が用いられ、この高純度液体中にファインバブルが引き込まれるため、抽出された液体試料中におけるファインバブル以外の異物の混入量を少なくすることができる。したがって、抽出された液体試料の粒子径分布を測定したときに、液体試料に含まれるファインバブルの気泡径分布をより精度よく測定することができる。
図7Aは、容器1の形状の第1変形例を示した概略平面図である。この変形例では、容器1が円筒形状ではなく、平面視で扇形形状に形成されている。当該容器1は、外周面が円弧状に形成されており、当該円弧の中心となる中心軸線L2を回転中心として回転するようになっている。容器1内は、例えば区画壁3により第1収容領域13と第2収容領域14とに区画され、第1収容領域13に液体試料が収容されるとともに、第2収容領域14に高純度液体が収容される。
図7Bは、容器1の形状の第2変形例を示した概略平面図である。この変形例では、容器1が円筒形状や扇形形状のような円弧状の外周面を有する形状ではなく、平面視で矩形形状に形成されている。当該容器1は、その一端部を回転中心L3として回転するようになっている。容器1内は、例えば区画壁3により第1収容領域13と第2収容領域14とに区画され、第1収容領域13に液体試料が収容されるとともに、第2収容領域14に高純度液体が収容される。
このように、容器1及び区画壁3は、円筒形状に限らず、他の任意の形状を採用することができる。いずれの形状であっても、容器1を回転させて液体試料に遠心力を付与することにより、ファインバブルを分離させて第1収容領域13から第2収容領域14に引き込むことができる。ただし、容器1を円筒形状とすれば、容器1の回転時に振動が生じにくく、安定してファインバブルを分離させることができるとともに、ファインバブルの濃縮率も向上する。
以上の実施形態では、容器1内に複数の仕切板15が設けられた構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、容器1内に仕切板15が1つだけ設けられた構成であってもよいし、容器1内に仕切板15が設けられていないような構成であってもよい。また、第1蓋4は、区画壁3と一体的に形成された構成に限らず、区画壁3とは分離して設けられていてもよいし、第1蓋4が省略された構成であってもよい。
第1蓋4を区画壁3と分離して設ける場合には、例えば第1蓋4で容器1の開口部12を覆った状態のまま区画壁3のみを容器1内から退避させてもよい。この場合、容器1の開口部12のうち、区画壁3によって塞がれていた部分が開放されてしまうため、当該部分に別の蓋を取り付けて覆うことができるような構成となっていてもよい。この場合、上記別の蓋は、容器1に独立して取り付けられてもよいし、例えば回転軸(図示せず)により保持され、容器1の中心軸線L1と同軸上で、回転台2の回転軸22の回転と同期して回転するような構成であってもよい。
容器1内の液体が容器1の回転に伴ってこぼれないような構成の場合には、区画壁3を開放するタイミングは、容器1を回転させる前に限らず、容器1の回転中(回転開始と同時を含む。)であってもよい。また、容器1の回転を停止させてから区画壁3を閉塞するのではなく、区画壁3を閉塞してから容器1の回転を停止させてもよい。
第1収容領域13に抽出されたファインバブルを含む液体試料の一部は、ポンプ9を駆動させることにより外部に取り出されるような構成に限らず、例えば区画壁3を上下反転させるなどの他の態様で取り出されるような構成であってもよい。また、第1収容領域13に残った試料が排出されることにより、第2収容領域14に抽出されたファインバブルを含む液体試料の一部のみが容器1内に残されるような構成であってもよい。
ただし、区画壁3を省略することも可能である。この場合、容器1内の中心軸線L付近の領域も最初はファインバブル以外の粒子も含む液体試料によって満たされることになる。そして、区画壁3がある場合と比較して遠心分離のための時間はかかるものの、遠心力によって分離されたファインバブルを含む液体試料の一部を容器1内の中心軸線L側において抽出することができる。このためには、例えば、容器1内の中心軸線L側に引き込まれたファインバブルを含む液体試料の一部が、ポンプなどを用いて吸引されるような構成であってもよい。
1 容器
2 回転台
3 区画壁
4 第1蓋
5 制御部
6 操作部
7 回転モータ
8 開閉モータ
9 ポンプ
11 底面
12 開口部
13 第1収容領域
14 第2収容領域
15 仕切板
21 環状突部
22 回転軸
41 第1連通孔
42 第2連通孔
43 第2蓋
51 回転制御部
52 開閉制御部
53 給排液制御部

Claims (8)

  1. ファインバブルを含む液体試料を容器内に収容する収容ステップと、
    前記容器を回転させることにより、液体試料に遠心力を付与してファインバブルを分離させる回転ステップと、
    前記容器内の回転中心側において、液体試料の一部を抽出する抽出ステップとを含むことを特徴とするファインバブル分離方法。
  2. 前記収容ステップでは、前記容器内が第1収容領域と当該第1収容領域よりも回転中心側の第2収容領域とに区画壁を介して区画されており、前記第1収容領域に液体試料が収容されるとともに、前記第2収容領域に液体試料よりも純度が高い液体が収容され、
    前記回転ステップで前記容器を回転させる前又は回転中に、前記区画壁を開放させることにより前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画されていない状態とする開放ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のファインバブル分離方法。
  3. 前記液体試料よりも純度が高い液体が、高純度液体であることを特徴とする請求項2に記載のファインバブル分離方法。
  4. 前記抽出ステップでは、前記区画壁を閉塞させて前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画することにより、前記第2収容領域に液体試料の一部を抽出することを特徴とする請求項2又は3に記載のファインバブル分離方法。
  5. ファインバブルを含む液体試料を収容する容器と、
    前記容器を回転させることにより、液体試料に遠心力を付与してファインバブルを分離させる回転機構と、
    前記容器内の回転中心側において、液体試料の一部を抽出する抽出機構とを備えたことを特徴とするファインバブル分離装置。
  6. 前記容器内を第1収容領域と当該第1収容領域よりも回転中心側の第2収容領域とに区画する区画壁と、
    前記区画壁を開放又は閉塞する開閉制御部とをさらに備え、
    前記容器内には、前記第1収容領域に液体試料が収容されるとともに、前記第2収容領域に液体試料よりも純度が高い液体が収容され、
    前記開閉制御部は、前記回転機構が前記容器を回転させる前又は回転中に、前記区画壁を開放させることにより前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画されていない状態とすることを特徴とする請求項5に記載のファインバブル分離装置。
  7. 前記液体試料よりも純度が高い液体が、高純度液体であることを特徴とする請求項6に記載のファインバブル分離装置。
  8. 前記抽出機構は、前記開閉制御部により前記区画壁を閉塞させて前記第1収容領域及び前記第2収容領域を区画することにより、前記第2収容領域に液体試料の一部を抽出することを特徴とする請求項6又は7に記載のファインバブル分離装置。
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