JP2016156587A - ヒートポンプ式輸送用冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】降雪がある冬期に加熱運転を行う場合であっても庫外熱交換器に雪を付着させずに安定した加熱性能を発揮する。【解決手段】庫内熱交換器10と、庫外熱交換器20と、庫内熱交換器10と庫外熱交換器20とを接続するとともに冷媒の循環方向を切り替えて冷却運転または加熱運転を選択的に実行可能な冷媒回路と、庫外熱交換器20の前面20aから背面20bに向けて外気を流通させるファン30と、庫外熱交換器20を覆うとともに車両の上方に向けて開口する第1開口部41が設けられたカバー部材40と、第1開口部41からカバー部材40の内部へ導入された外気を庫外熱交換器20の前面20aへ導く外気流路60とを備え、第1開口部41は、庫外熱交換器20の前面20aよりもトラックの進行方向の後方側に配置されているヒートポンプ式輸送用冷凍ユニット1を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍車両に搭載されて使用されるヒートポンプ式輸送用冷凍装置に関するものである。
輸送用冷凍装置は、冷凍車両の荷室(保冷庫)に設置されて内部を冷却または加熱し、積み込んだ荷物を所望の温度に維持するものである。輸送用冷凍装置には、冷媒回路を循環する冷媒を圧縮する圧縮機の駆動力として車両走行用エンジンの出力を利用する直結式と、専用の駆動源(エンジンや電動機等)を備えたサブエンジン方式とがある。
輸送用冷凍装置は、たとえば−30℃程度まで冷却して輸送する冷凍食品や、−1〜5℃程度を維持して輸送するチルド食品や、2〜30℃程度の庫内温度を維持して輸送する商品など、幅広い設定温度領域で使用される。幅広い設定温度領域をカバーするためには、外気温度と庫内設定温度との関係より冷却と加熱と両方の機能を備える必要がある。
特許文献1には、輸送用冷凍装置において庫内の温度を上昇させる方式として、圧縮機から吐出される高温高圧のガス冷媒(ホットガス)を庫外熱交換器をバイパスして庫内熱交換器に循環させるホットガスバイパス加熱方式が開示されている。また、特許文献2には、エンジンを通過する空気でエンジンの排ガスの熱量を回収し、冷媒の加熱器に提供する方式が開示されている。
特開2003−269805号公報 特開平6−341731号公報
特許文献1に示されるホットガスバイパス加熱方式は、ホットガスが圧縮機の仕事分を熱に変えるため、加熱能力が小さいとともにエネルギ効率が低いという欠点がある。
一方、空気調和機で一般的なヒートポンプ式を採用することにより、加熱能力を大きくするとともにエネルギ効率を高くすることができる。
しかしながら、輸送用冷凍装置は、車両が存在する環境によって環境条件(時刻、季節および天候等)が大きく変化するため、環境条件によっては安定した性能を発揮することができない。特に、降雪がある冬期に加熱運転を行って庫外熱交換器をエバポレータとして機能させる場合、庫外熱交換器に付着した雪によって庫外熱交換器を通過する外気の量が減少し、安定した加熱性能を発揮することができない。デフロスト運転によって庫外熱交換器に付着した雪を溶かす方法があるが、車両走行時に庫外熱交換器に導かれる外気の量が増加すると、デフロスト運転が十分に機能しない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、降雪がある冬期に加熱運転を行う場合であっても庫外熱交換器に雪を付着させずに安定した加熱性能を発揮することが可能なヒートポンプ式輸送用冷凍装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明のヒートポンプ式輸送用冷凍装置は、以下の手段を採用する。
本発明の一態様にかかるヒートポンプ式輸送用冷凍装置は、車両に搭載されるとともに、冷媒と保冷庫の内部空気との熱交換を行う庫内熱交換器と、冷媒と外気との熱交換を行うとともに前記保冷庫の前壁上部に取り付けられた庫外熱交換器と、前記庫内熱交換器と前記庫外熱交換器とを接続するとともに冷媒の循環方向を切り替えて冷却運転または加熱運転を選択的に実行可能な冷媒回路と、前記庫外熱交換器よりも前記車両の進行方向の後方側に配置されるとともに前記庫外熱交換器の前面から背面に向けて前記外気を流通させるファンと、前記庫外熱交換器を覆うとともに前記車両の上方に向けて開口する第1開口部が設けられたカバー部材と、前記第1開口部から前記カバー部材の内部へ導入された前記外気を前記庫外熱交換器の前面へ導く外気流路とを備え、前記第1開口部は、前記庫外熱交換器の前面よりも前記車両の進行方向の後方側に配置されている。
本発明の一態様にかかるヒートポンプ式輸送用冷凍装置によれば、保冷庫の前壁上部に取り付けられた庫外熱交換器を覆うカバー部材に、車両の上方へ向けて開口する第1開口部が設けられている。この第1開口部は、ファンによって前面から背面に向けて外気が流通する庫外熱交換器の前面よりも車両の進行方向の後方側へ配置されている。そのため、降雪によってカバー部材の上方から導入される雪は、庫外熱交換器の前面側に導かれずに庫外熱交換器の上方に着雪する。また、第1開口部からカバー部材の内部へ導入された外気は、外気流路によって庫外熱交換器の前面へ導かれ、庫外熱交換器の前面から背面に向けて流通する。
このようにすることで、降雪がある冬期に加熱運転を行う場合であっても庫外熱交換器に雪を付着させずに安定した加熱性能を発揮することが可能なヒートポンプ式輸送用冷凍装置を提供することができる。
本発明の一態様にかかるヒートポンプ式輸送用冷凍装置において、前記カバー部材には、前記車両の側方に向けて開口する第2開口部が設けられているものであってもよい。
このようにすることで、降雪がある環境条件においても、車両の走行時の走行風によって雪が侵入しにくい車両の側方から外気を取り込んで庫外熱交換器に導き、庫外熱交換器の熱交換率を上昇させることができる。
本発明の一態様にかかるヒートポンプ式輸送用冷凍装置において、前記カバー部材には、前記車両の下方に向けて開口する第3開口部が設けられているものであってもよい。
このようにすることで、降雪がある環境条件においても、車両の走行時の走行風によって雪が侵入しにくい車両の下方から外気を取り込んで庫外熱交換器に導き、庫外熱交換器の熱交換率を上昇させることができる。
本発明の一態様にかかるヒートポンプ式輸送用冷凍装置において、前記カバー部材には、前記車両の進行方向の前方に向けて開口する第4開口部が設けられており、前記第4開口部は、最小幅が所定幅以下の複数の通風穴が形成されている構成であってもよい。
このようにすることで、降雪がない環境条件においては、車両の走行時の走行風を第4開口部から庫外熱交換器に導いて庫外熱交換器の熱交換効率を上昇させることができる。また、降雪がある環境条件においては、車両の走行時の走行風とともに第4開口部から庫外熱交換器への雪の侵入を最小幅が所定幅以下の複数の通風穴によって抑制し、庫外熱交換器への着雪による加熱性能の低下を抑制することができる。
上記構成において、前記所定幅は10mmであってもよい。
このようにすることで、車両の進行方向の前方に向けて開口する第4開口部に形成される通風穴の最小幅を10mm以下とし、第2開口部から庫外熱交換器への雪の侵入をより確実に抑制することができる。
本発明によれば、降雪がある冬期に加熱運転を行う場合であっても庫外熱交換器に雪を付着させずに安定した加熱性能を発揮することが可能なヒートポンプ式輸送用冷凍装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の陸上輸送用冷凍ユニットが搭載されるトラックを示す概略構成図である。 図1に示す陸上輸送用冷凍ユニットの縦断面図である。 図2に示す陸上輸送用冷凍ユニットの要部拡大図である。 図1に示す陸上輸送用冷凍ユニットを上方からみた平面図である。 図1に示す陸上輸送用冷凍ユニットをトラックの正面側からみた斜視図である。 図1に示す陸上輸送用冷凍ユニットの冷媒回路を示す図である。 変形例にかかる陸上輸送用冷凍ユニットをトラックの正面側からみた斜視図である。 図7に示す第4開口部を正面からみた要部拡大図であり、(a)が第1変形例を示す図であり、(b)が第2変形例を示す図であり、(c)が第3変形例を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態にかかる陸上輸送用冷凍ユニット1を搭載するトラック2について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、トラック2(車両)は、トラック2に搭載される陸上輸送用冷凍ユニット1(ヒートポンプ式輸送用冷凍装置)と、陸上輸送用冷凍ユニット1が前壁上部に取り付けられるバン3(保冷庫)と、トラック2の乗員が乗り込むキャビン4と、キャビン4の下方に配置されるとともにトラック2を走行させる駆動源となるエンジン5とを備える。エンジン5は、エンジン5の側壁等に設置される圧縮機80に駆動力を与えることが可能となっている。
トラック2は、キャビン4の後部シャーシにバン3が搭載された構成となっている。バン3は、断熱構造の箱体により構成され、後面または側面に荷物搬出入用扉(図示略)を備えている。バン3は、荷物搬出入用扉を閉じることにより、内部空間が外気から遮断された密閉状態となる。
陸上輸送用冷凍ユニット1は、冷媒とバン3の内部空気との熱交換を行ってバン3の内部を冷却する冷却運転またはバン3の内部を加熱する加熱運転を選択的に実行する装置である。陸上輸送用冷凍ユニット1は、後述する庫内熱交換器10と庫外熱交換器20とが一体化された装置であり、バン3の前壁3aの上部に一部がキャビン4の上方に出っ張るように設置されている。
陸上輸送用冷凍ユニット1は、図2の断面図に示すように、冷媒と保冷庫3の内部空気との熱交換を行う庫内熱交換器10と、冷媒と外気との熱交換を行うとともに保冷庫3の前壁(3a)上部に取り付けられた庫外熱交換器20と、庫外熱交換器20よりも車両2の進行方向の後方側に配置されるとともに庫外熱交換器20の前面20aから背面20bに向けて外気を流通させるファン30と、庫外熱交換器20を覆うように形成されるカバー部材40と、庫内熱交換器10の前面10aから背面10bに向けて内部空気を流通させるファン50とを備える。
庫内熱交換器10は、バン3の内部空気をバン3の前壁3aに設けられた吸入口3bから吸入し、バン3の前壁3aに設けられた排出口3cから排出することにより、冷媒と内部空気との熱交換を行う装置である。
庫外熱交換器20は、カバー部材40に設けられた第1開口部41,第2開口部42,第3開口部43から外気をカバー部材40の内部へ導入し、カバー部材40に設けられた排出口40aから排出することにより、冷媒と外気との熱交換を行う装置である。
図3の要部拡大図に示すように、外気流路60は、第1開口部41からカバー部材40の内部へ導入された外気を庫外熱交換器20の前面20aへ導く流路である。外気流路60は、トラック2の車幅方向に延びるとともに庫外熱交換器20の上面に取り付けられた板状部材61と、板状部材61の上面と第1開口部41よりも進行方向の後方のカバー部材40の内周面との間に配置される封止部材62によって形成されている。
板状部材61は、第1開口部41からカバー部材40の内部へ導入された外気が下方へ導かれるのを遮断するように設けられている。封止部材62は、板状部材61によって下方に導かれるのが遮断された外気が庫外熱交換器20の背面20bへ導かれるのを遮断するように設けられている。
外気流路60は、板状部材61によって下方へ導かれるのが遮断され、封止部材62によって庫外熱交換器20の背面20bへ導かれるのが遮断されているため、第1開口部41からカバー部材40の内部へ導入された外気を、図3に示す矢印に沿って庫外熱交換器20の前面20aへ導く。
図3に示すように、カバー部材40形成される第1開口部41の進行方向前方側の端部41aが配置される進行方向の位置が、庫外熱交換器20の前面20aが配置される平面よりも進行方向の後方側に配置されている。図3に示すように、第1開口部41の進行方向前方側の端部41aと庫外熱交換器20の前面20aが配置される平面との距離はLとなっている。
そのため、降雪によってカバー部材40の上方から第1開口部41を介して導入される雪は、庫外熱交換器20の前面20a側に導かれずに庫外熱交換器20の上方の板状部材61に着雪する。
図4の平面図に示すように、カバー部材40に設けられる第1開口部41は、トラックの上方に向けて開口するとともにトラック2の進行方向に直交する車幅方向の3箇所に設けられている。
なお、ここでは、第1開口部41が車幅方向の3箇所に設けられているものとしたが、1箇所や5箇所等の任意の箇所に設けるようにしてもよい。また、複数の第1開口部41の進行方向の幅および車幅方向の幅をそれぞれ任意の長さに設定し、任意の開口面積としてもよい。
図2の縦断面図および図5の斜視図に示すように、カバー部材40には、トラック2の右側方に向けて開口する4箇所の第2開口部42とトラック2の左側方に向けて開口する4箇所の第2開口部42が設けられている。第2開口部42は、トラック2の走行時の走行風によって雪が侵入しにくいトラック2の側方から外気を取り込んで庫外熱交換器20の前面20aに導く。
なお、ここでは、第2開口部41がトラック2の右側方の4箇所および左側方の4箇所に設けられているものとしたが、任意の箇所に設けるようにしてもよい。また、複数の第2開口部42開口面積を任意に設定してもよい。
図2の縦断面図および図5の斜視図に示すように、カバー部材40には、トラック2の下方に向けて開口する3箇所の第3開口部43が設けられている。第3開口部43は、トラック2の走行時の走行風によって雪が侵入しにくいトラック2の下方から外気を取り込んで庫外熱交換器20の前面20aに導く。
なお、ここでは、第3開口部43が3箇所に設けられているものとしたが、任意の箇所に設けるようにしてもよい。また、複数の第3開口部43の開口面積を任意に設定してもよい。
図6には、陸上輸送用冷凍ユニット1の冷媒回路70が示されている。
冷媒回路70は、庫内熱交換器10と、庫外熱交換器20と、冷媒を圧縮する圧縮機80と、高温高圧の冷媒ガスに含まれる液状成分を除去するアキュムレータ81と、四方弁82と、膨張弁83とを備え、これらを冷媒配管で接続した回路である。
図6に示す冷媒回路70は、四方弁82によって冷媒の循環方向を切り替えることにより、バン3の内部を冷却する冷却運転と、バン3の内部を加熱する加熱運転を選択的に実行可能となっている。
冷却運転を行う場合、四方弁82は、圧縮機80で圧縮された冷媒を庫外熱交換器20へ導いて庫外熱交換器20をコンデンサ(凝縮器)として機能させ、膨張弁83で断熱膨張された冷媒を庫内熱交換器10へ導いてエバポレータ(蒸発器)として機能させるように冷媒の循環方向を設定する(図6中に実線の矢印で示す方向)。
一方、加熱運転を行う場合、四方弁82は、圧縮機80で圧縮された冷媒を庫内熱交換器10へ導いて庫内熱交換器10をコンデンサ(凝縮器)として機能させ、膨張弁83で断熱膨張された冷媒を庫外熱交換器20へ導いてエバポレータ(蒸発器)として機能させるように冷媒の循環方向を設定する(図6中に破線の矢印で示す方向)。
以上説明した本実施形態の陸上輸送用冷凍ユニット1が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の陸上輸送用冷凍ユニット1によれば、バン3(保冷庫)の前壁3aの上部に取り付けられた庫外熱交換器20を覆うカバー部材40に、トラック2の上方へ向けて開口する第1開口部41が設けられている。この第1開口部41は、ファン30によって前面20aから背面20bに向けて外気が流通する庫外熱交換器20の前面20aよりもトラック2の進行方向の後方側へ配置されている。
そのため、降雪によってカバー部材40の上方から導入される雪は、庫外熱交換器20の前面20a側に導かれずに庫外熱交換器20の上方に着雪する。また、第1開口部41からカバー部材40の内部へ導入された外気は、外気流路60によって庫外熱交換器20の前面20aへ導かれ、庫外熱交換器20の前面20aから背面20bに向けて流通する。
このようにすることで、降雪がある冬期に加熱運転を行う場合であっても庫外熱交換器20に雪を付着させずに安定した加熱性能を発揮することが可能となる。
本実施形態の陸上輸送用冷凍ユニット1は、カバー部材40に、トラック2の側方に向けて開口する第2開口部42が設けられている。
このようにすることで、降雪がある環境条件においても、トラック2の走行時の走行風によって雪が侵入しにくいトラック2の側方から外気を取り込んで庫外熱交換器20に導き、庫外熱交換器20の熱交換率を上昇させることができる。
本実施形態の陸上輸送用冷凍ユニット1は、カバー部材40に、トラック2の下方に向けて開口する第3開口部43が設けられている。
このようにすることで、降雪がある環境条件においても、トラック2の走行時の走行風によって雪が侵入しにくいトラック2の下方から外気を取り込んで庫外熱交換器20に導き、庫外熱交換器20の熱交換率を上昇させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかる陸上輸送用冷凍ユニット1を搭載するトラック2について、図面を参照して説明する。
第2実施形態は第1実施形態の変形例であり、以下に特に説明する場合を除いて第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
本実施形態は、カバー部材40に、トラック2の進行方向の前方に向けて開口する第4開口部44を設けた点が、第1実施形態とは異なる。
図7の斜視図に示すように、カバー部材40には、トラック2の進行方向の前方に向けて開口する4箇所の第4開口部44が設けられている。第4開口部44は、トラック2の走行時の走行風によって雪が侵入やすいため、開口部分に雪の侵入を抑制するものを何ら設けない場合、庫外熱交換器20に雪が付着して庫外熱交換器20を通過する外気の量が減少し、安定した加熱性能を発揮することができなくなってしまう。そこで、本実施形態では、図7に示す第4開口部44に、図8に示す複数の通風穴が設けられた部材を配置している。
なお、ここでは、第4開口部43が4箇所に設けられているものとしたが、任意の箇所に設けるようにしてもよい。また、複数の第4開口部44の開口面積を任意に設定してもよい。
図8は、図7に示す要部拡大図を示すものであり、図8(a)は図7に示す第4開口部44に配置される部材の第1変形例を示し、図8(b)は図7に示す第4開口部44に配置される部材の第2変形例を示し、図8(c)は図7に示す第4開口部44に配置される部材の第3変形例を示す。
図8に示す第4開口部44に配置される部材は、いずれも最小幅が所定幅以下の複数の通風穴を第4開口部44に形成する部材である。所定幅としては、例えば10mmに設定するのが望ましい。
図8(a)に示す第1変形例は、第4開口部44にメッシュ状の通風部材44bを配置した例を示すものである。図8(a)に示すメッシュ状の通風部材44bにより、第4開口部44には複数の通風穴44aが形成される。
図8(a)に示す通風穴44aは、最小幅W1が所定幅(例えば、10mm)以下に形成されている。
図8(b)に示す第2変形例は、第4開口部44に円形の複数の通風穴44cが形成された通風部材44dを配置した例を示すものである。
図8(b)に示す通風穴44aは、円形の通風穴の最小幅W2(すなわち、直径)が所定幅(例えば、10mm)以下に形成されている。
図8(c)に示す第3変形例は、第4開口部44にスリット状の通風穴44eが形成された通風部材44fを配置した例を示すものである。図8(c)に示す通風部材44fにより、第4開口部44には複数の通風穴44eが形成される。
図8(c)に示す通風穴44eは、車幅方向の長さが長く高さ方向の長さが短い形状となっている。図8(c)に示す最小幅W3(すなわち、短辺の幅)が所定幅(例えば、10mm)以下に形成されている。
本実施形態の陸上輸送用冷凍ユニット1によれば、カバー部材40に、トラック2の進行方向の前方に向けて開口する第4開口部44が設けられている。また、第4開口部44は、最小幅W1,W2,W3が所定幅(例えば、10mm)以下の複数の通風穴が形成されている。
このようにすることで、降雪がない環境条件においては、トラック2の走行時の走行風を第4開口部44から庫外熱交換器20に導いて庫外熱交換器20の熱交換効率を上昇させることができる。また、降雪がある環境条件においては、トラック2の走行時の走行風とともに第4開口部44から庫外熱交換器20への雪の侵入を最小幅が所定幅以下の複数の通風穴によって抑制し、庫外熱交換器20への着雪による加熱性能の低下を抑制することができる。
1 陸上輸送用冷凍ユニット(ヒートポンプ式輸送用冷凍装置)
2 トラック(車両)
3 バン(保冷庫)
3a 前壁
3b 吸入口
3c 排出口
4 キャビン
5 エンジン
10 庫内熱交換器
20 庫外熱交換器
20a 前面
20b 背面
30 ファン
40 カバー部材
41 第1開口部
41a 端部
42 第2開口部
43 第3開口部
44 第4開口部
44a,44c,44e 通風穴
44b,44d,44f 通風部材
40a 排出口
41 第1開口部
50 ファン
60 外気流路
61 板状部材
62 封止部材
70 冷媒回路
80 圧縮機
81 アキュムレータ
82 膨張弁

Claims (5)

  1. 車両に搭載されるヒートポンプ式輸送用冷凍装置であって、
    冷媒と保冷庫の内部空気との熱交換を行う庫内熱交換器と、
    冷媒と外気との熱交換を行うとともに前記保冷庫の前壁上部に取り付けられた庫外熱交換器と、
    前記庫内熱交換器と前記庫外熱交換器とを接続するとともに冷媒の循環方向を切り替えて冷却運転または加熱運転を選択的に実行可能な冷媒回路と、
    前記庫外熱交換器よりも前記車両の進行方向の後方側に配置されるとともに前記庫外熱交換器の前面から背面に向けて前記外気を流通させるファンと、
    前記庫外熱交換器を覆うとともに前記車両の上方に向けて開口する第1開口部が設けられたカバー部材と、
    前記第1開口部から前記カバー部材の内部へ導入された前記外気を前記庫外熱交換器の前面へ導く外気流路とを備え、
    前記第1開口部は、前記庫外熱交換器の前面よりも前記車両の進行方向の後方側に配置されているヒートポンプ式輸送用冷凍装置。
  2. 前記カバー部材には、前記車両の側方に向けて開口する第2開口部が設けられている請求項1に記載のヒートポンプ式輸送用冷凍装置。
  3. 前記カバー部材には、前記車両の下方に向けて開口する第3開口部が設けられている請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ式輸送用冷凍装置。
  4. 前記カバー部材には、前記車両の進行方向の前方に向けて開口する第4開口部が設けられており、
    前記第4開口部は、最小幅が所定幅以下の複数の通風穴が形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のヒートポンプ式輸送用冷凍装置。
  5. 前記所定幅は10mmである請求項4に記載のヒートポンプ式輸送用冷凍装置。
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