JPH1191433A - 冷凍バン型車 - Google Patents

冷凍バン型車

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JPH1191433A
JPH1191433A JP26136097A JP26136097A JPH1191433A JP H1191433 A JPH1191433 A JP H1191433A JP 26136097 A JP26136097 A JP 26136097A JP 26136097 A JP26136097 A JP 26136097A JP H1191433 A JPH1191433 A JP H1191433A
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JP
Japan
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compressor
engine
vehicle
driven
cold storage
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JP26136097A
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English (en)
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Hiroshi Okamoto
浩志 岡本
Hiroshi Sakairi
博 坂入
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ISUZU TOKUSOU KAIHATSU KK
TOKO REINETSU ENGINEERING KK
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ISUZU TOKUSOU KAIHATSU KK
TOKO REINETSU ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両のエンジン停止時でも冷却能力を失うこと
がなく、冷却能力を長時間維持できる冷凍バン型車を提
供する。 【解決手段】車両のエンジンで駆動される第1圧縮機
と、膨張弁、蒸発器等からなる車両搭載用冷凍装置に、
一般商用電源に接続して駆動される電動モータを追設し
て、前記第1圧縮機を、前記エンジンまたは前記電動モ
ータで選択的に駆動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷室内を冷凍し
て、低温度で運搬する必要のある荷物を搭載できるよう
にした冷凍バン型車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷室の室内温度を外気温度より低く冷却
して荷物を運搬する冷凍バン型車は、その冷凍方式によ
り2種類に大別される。一つは、蓄冷部材を持った蓄冷
式冷凍バン型車であり、もう一つは冷媒を圧縮機(コン
プレッサ)で圧縮して蒸発器(エバポレータ)で冷風を
発生させ低温化させる機械式冷凍バン車である。
【0003】この蓄冷式バン型車は、出発前にスタンバ
イ装置によって、不凍液を充填した蓄冷部材を冷却して
低温化しておいて、この低温化した蓄冷部材によって荷
室を冷却するものである。この蓄冷式バン型車は、荷室
の冷却のために、エンジン等の駆動源を必要としないの
で、荷役作業中等で車両のエンジンを停止しても冷凍機
能が影響を受けないという特徴がある。
【0004】この冷却に車両のエンジンの作動が不要と
いう特徴は、荷役作業中のエンジン作動が、作業場所の
近隣住民への騒音になり不快感を与え、また排気ガスが
環境を汚染するので、作業中にエンジンを停止すること
が行政指導され、又自主的に規制する必要があるため、
大きな利点となっている。一方、機械式冷凍バン型車
は、車両のエンジンや車両に搭載した専用のエンジンを
駆動源にして圧縮機(コンプレッサ)を駆動して冷媒ガ
スを圧縮し、高圧の冷媒ガスを凝縮器(コンデンサ)で
冷却して液化し、この冷媒液を膨張弁(エキスパンジョ
ンバルブ)を通して蒸発器(エバポレータ)で蒸発させ
て、気化熱により荷室を冷却している。
【0005】この機械式冷凍バン型車は、冷凍機を運転
している間は冷却能力が低下することがないので、長時
間の冷却も可能となり、また、冷却能力を大きくできる
ので荷室温度を外気温度から設定温度に冷却する時間を
短くすることができるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の両者の冷凍バン型車には、それぞれ次に述べるような
問題がある。即ち、蓄冷式バン型車においては、蓄冷部
材の冷却効果の持続時間が短く、冷却力が時間と共に低
下するので、専ら近距離用のみに使用され、遠距離用に
は使用できず、しかも、冷却能力が低いために、荷室の
ドアを長時間開放する等して、荷室内温度が大幅に上昇
した場合には、適正な温度に冷却できるまでに長い時間
を要するので、荷物を傷めてしまうという問題がある。
【0007】その上、蓄冷部材は冷気が上から下に移動
することを考慮して、天井部に取り付けて、上から荷室
を冷却するのが効率がよいが、天井部に設けると蓄冷部
材に発生する結露が落下して、荷物を濡らすという弊害
が発生する。これを避けるために、荷室の側面や前面に
蓄冷部材を設置するが、この場合には冷却効果が低下し
たり、荷室が狭くなり積載性が悪くなるという問題があ
る。
【0008】また、機械式冷凍バン型車においては、エ
ンジンを停止すると冷却機能も停止するので、騒音や排
気ガスの問題で荷役作業中にエンジン停止を要求される
場合には、冷却できず荷室内の温度が上昇するため、使
用できないという重大な問題がある。本発明は以上のよ
うな問題を解決するためになされたものであり、その目
的は、車両のエンジン停止時でも冷却能力を失うことが
なく、冷却能力を長時間維持できる冷凍バン型車を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係わる冷凍バン型車は、車両のエンジンで駆
動される第1圧縮機と、膨張弁、蒸発器等からなる車両
搭載用冷凍装置に、一般商用電源に接続して駆動される
電動モータを追設して、前記第1圧縮機を、前記エンジ
ンまたは前記電動モータで選択的に駆動するように構成
される。
【0010】あるいは、車両のエンジンで駆動される第
1圧縮機と、膨張弁、蒸発器等からなる車両搭載用冷凍
装置の、該第1圧縮機のラインに並列に一般商用電源に
接続して駆動される第2圧縮機を設けて構成される。以
上の構成により、車両搭載用冷凍装置をエンジン停止時
は、一般の商用電源を使用して、静かに、又、排気ガス
を出すことなく、荷室内を冷却できる。
【0011】更に、上記車両搭載用冷凍装置の膨張弁と
蒸発器とのラインに蓄冷部材を設けることにより、エン
ジン停止時で且つ商用電源を使用できない、配送先など
においても、荷室内を冷却でき、保冷できる。また、車
両のエンジンで駆動される第1圧縮機と、膨張弁、蒸発
器等からなる車両搭載用冷凍装置の、前記膨張弁と前記
蒸発器とのラインに蓄冷部材を設けて構成することによ
り、一般商用電源で冷凍装置を作動できなくても、エン
ジン停止時に蓄冷部材を使用して、荷室内を冷却でき
る。
【0012】そして、前記蓄冷部材を、荷室の天井部に
傾斜させて設置し、結露水が荷室内の落下することを防
止する。この設置の仕方としては、一枚又は多数枚の傾
斜板としてもよいが、前記蓄冷部材を二枚の板状に形成
し、この蓄冷部材を荷室の天井部にハの字型に傾斜さ
せ、下面を波形状とし結露水を導き易くして設置するの
が車両の両側面に結露水を集め易いので好ましい。
【0013】更に、前記蓄冷部材において、使用中に冷
却力が低下した時、これを感知して車両のエンジンで駆
動される第1圧縮機を作動させ、冷却力を復帰させる回
路を持たせることにより、蓄冷部材の冷却力を効率良く
維持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。図1に示すように、本発明に係る冷凍バン
型車Tは、蓄冷部材式と機械式を兼ね備えた冷凍装置を
装備したものであり、この冷凍装置は、通常の機械式冷
凍装置と、この装置に追設したスタンバイ装置Sと蓄冷
部材9とから構成される。
【0015】このスタンバイ装置Sは、100V電源、
3相200V電源等の一般商用電源に接続して作動する
電動モータMと、この電動モータMにより駆動される第
2圧縮機(コンプレッサ)2で構成され、また、蓄冷部
材9は、不凍液Nを封入した蓄冷部材9内に冷媒液Rが
通過する冷却管91を蛇行状に配設して構成される。そし
て、機械式の車両搭載用の冷凍装置は、図4に示すよう
なシステム構成をしており、圧縮機(コンプレッサ)
1、凝縮器(コンデンサ)3、受液器(レシーバタン
ク)4、膨張弁(エキスパンションバルブ)7、蒸発器
(エバポレータ)11、液分離器(アキュームレータ)12
とこれらを連結する配管と、制御するための感温管23や
電磁弁13等から構成される。
【0016】以下、この冷凍バン型車Tの冷凍装置の構
成について、詳細に説明する。先ず、車両用エンジンE
で作動する圧縮機1を伝動用クラッチ17を介して設置
し、更に、一般商用電源で作動する電動モータMに駆動
される第2圧縮機2を併設してある。これらの圧縮機
1,2は、後述する蒸発器11内の冷媒ガスRgを吸引し
て低圧にすることにより蒸発を促進し、かつ、冷媒ガス
Rgを高温高圧にする役割を持っている。
【0017】この圧縮機1,2と、圧縮された例えば7
0〜80℃の高温高圧の冷媒ガスRgを30〜35℃程
度の外気Aoで冷却して、例えば約50℃の高圧の冷媒
液Rlにする凝縮器3とを配管で接続し、更に、冷媒液
Rlを溜めると共に、気液分離を行う受液器4をこの凝
縮器3に接続して設ける。この受液器4と、配管を高圧
の冷媒液Rlを絞り作用により減圧膨張させて、低圧低
温のガスと液の混合体Rcにすると共に、流量調整する
膨張弁7とを配管で連結する。この膨張弁7は普通蒸発
器11を出た冷媒ガスRgの温度を感温筒23で検知して冷
媒液Rlの流量を制御しており、外部均圧温度式自動膨
張弁等が用いられる。
【0018】また、冷媒Rlの流動状態を観察するため
に覗き窓(サイトグラス)5と冷媒中の水分、異物、酸
化物を除去するためにドライヤ6を受液器4と膨張弁7
との間の配管に設ける。この図1及び図4の実施の形態
では、機械式冷凍バン型車の改造を考慮に入れて、第1
圧縮機1と第2圧縮機2を設けているが、図5に示すよ
うに、第1圧縮機1を一般商用電源Pで動く電動モータ
Mで駆動できるように、クラッチ27を介して設けて、エ
ンジンEと電動モータMとで選択的に駆動できるように
構成してもよい。
【0019】そして、更に、この膨張弁7と蒸発器11と
の間のラインに蓄冷部材9を設け、この蓄冷部材9を、
図2に示すように、長方形の薄い箱状のアルミ製等の板
状の容器90で形成し、その内部には蛇行する冷却管91を
張り巡らし、この蓄冷板9を二枚、荷室Cの天井部にハ
の字型に傾斜させて装着する。そして、この箱状の容器
90の内部に不凍液Nを封入し、冷却管91内には冷媒Rc
が通過するように構成する。また、この蓄冷板9の下面
92を結露水を導き易く、また冷却面積が大きくなる波形
状に形成する。
【0020】この蓄冷部材9においては、使用中に冷却
力が低下した時に、この冷却力の低下を蓄冷部材9に設
けたサーモセンサ21’或いは荷室内Cに設けたサーモセ
ンサ21で感知して、伝動用クラッチ17を操作し車両エン
ジンEで駆動される第1圧縮機1を作動させて、蓄冷部
材9の冷却力を復帰する回路を設けて構成する。また、
荷室内Cに設けたサーモセンサ21,21’とサーモスイッ
チ22によって切り替わる電磁弁8を設け、この電磁弁8
の切り替えにより、冷媒Rcが膨張弁7から蓄冷部材9
を経由して蒸発器11へ、あるいは、膨張弁7から直接蒸
発器11に供給されるように配管する。
【0021】次に、蓄冷部材9からの配管と電磁弁8か
らの配管が合流した下流側に蒸発器11を設ける。この蒸
発器11では、冷媒Rcを蒸発させて、気化熱により周囲
から熱を奪い、荷室内Cの空気Arを冷却した冷風Ac
を、この蒸発器11に設けたファン16で荷室内Cに送り冷
却する。そして、液分離器12を蒸発器11と圧縮機1,2
の間に設けて、圧縮機1,2に入る冷媒ガスRgから液
体分を除去して液圧縮の発生を防止する。
【0022】以上の構成の冷凍バン型車においては、次
のような作動により、荷室内Cの冷却が行われる。先
ず、車両のエンジンEの運転中においては、荷室内(冷
凍庫内)Cの温度が設定温度以上になるとサーモセンサ
21がこれを検知して、クラッチ17を接続して、第1圧縮
機1を駆動すると共に、電磁弁8を切り替えて、膨張弁
7から供給される冷媒のガスと液体の混合体Rcを必要
に応じて冷媒Rlを蓄冷部材9の冷却管91に供給し、不
凍液Nを冷却して間接的に荷室内Cを冷却する。
【0023】この電磁弁8はサーモセンサ21とサーモス
イッチ22により制御され、通常は蓄冷部材9に冷媒Rc
を流すように切り替えるが、荷室内Cの温度が所定の設
定温度以上に高い時は、冷却効率を上げるように、蒸発
器11へも分岐し供給するように切り換えられる。また、
不凍液Nを冷却する必要の無い時はバイパスライン18を
通って蒸発器11に入り、循環を繰り返しながら、荷室内
Cを冷却する。
【0024】そして、蓄冷部材9の冷却管91に供給され
た低温の冷媒Rcは蛇行する冷却管91を通過しながら、
周囲の不凍液Nを冷却し、蓄冷部材9全体を低温化す
る。この冷媒Rcは蓄冷部材9を出た後、逆流防止弁10
を通過して蒸発器(蒸発器)11に入り蒸発して冷媒ガス
Rgになる。この冷媒Rcは蒸発の際に周囲から気化熱
を奪って周囲を冷却するので、周囲の冷気をファン16
で、天井部に配設された蓄冷部材9に吹き付けて荷室内
Cに強制的に循環させる。そして天井から冷却すること
により荷室内Cを冷却する効果を向上させている。
【0025】気化した冷媒ガスRgは液分離器12を経て
車載の第1圧縮機1に供給され、圧縮され高圧の冷媒ガ
スRgとなる。この高圧の冷媒ガスRgは、電磁弁(マ
グネチックバルブ)13を経て凝縮器3に入り、冷却され
て高圧の液体Rlとなり、受液器4に溜められる。この
溜められた低温高圧の冷媒液Rlは、ドライヤ6を通過
して膨張弁7で減圧膨張して、低圧低温のガスと液の混
合体Rcになる。
【0026】また、さらに所定の設定温度以下で、荷室
内Cを冷却する必要がないことをサーモセンサ21が検知
している場合には、クラッチ17を切って第1圧縮機1を
停止し、冷却を停止する。次に、荷役ステーション等に
停車していて、エンジンを停止しているが、商用電源を
使用できる時には、この電源を接続して、車載の第2圧
縮機2用のモータMを駆動して、この第2圧縮機2で、
冷媒ガスRgを圧縮する。冷媒Rg,Rlの動きは、第
1圧縮機1を使用する場合と同じである。
【0027】また、客先等の出先における荷役作業中の
ように、エンジンを停止する必要があり、しかも電源を
接続できない場合においては、蓄冷部材9で蓄冷した不
凍液Nの冷却能力で荷室内Cを冷却する。通常、出先で
の荷役作業は短時間で終了するので、この蓄冷部材9の
保冷で充分である。そして、車両の移動にエンジンEで
圧縮機1を運転したり、電源を接続できた時に第2圧縮
機2を運転し、冷却管91に冷媒Rcを通過させて、冷却
能力の落ちてきた不凍液Nの冷却能力を回復させる。
【0028】また、この冷凍システムの蒸発器11の霜取
りを行う場合には、電磁弁13を操作して霜取り経路(デ
フロストライン)14を選択し、高温高圧の冷媒Rlを蒸
発器11内に通過させて霜取りを行う。この霜取り作業
は、サーモセンサ24とデフロスト用のサーモスイッチ25
とで、電磁弁13を制御して行う。以上のような構成の冷
凍バン型車によれば、エンジンまたは電源がある時に圧
縮機1,2で冷却した蓄冷部材9を冷却でき、走行中等
エンジンを駆動している時はエンジン駆動の圧縮機1で
冷凍装置を運転して、時間の制約を受けることなく荷室
内Cを冷却でき、また、荷役ステーションでの作業時
等、エンジン停止で電源を接続できる時も、時間の制約
を受けることなく、一般商用電源で圧縮機1又は2を駆
動して冷凍装置を運転して荷室内Cを冷却することがで
きる。この冷凍装置の運転により急激な荷室内の温度上
昇を抑制でき、配送中の扉開閉後の荷室内Cの温度も、
短時間で荷室内温度を適正温度に回復することができ
る。
【0029】そして、更に、配送先作業時等のエンジン
も電源も使用できない時には蓄冷部材9を使用して荷室
内Cを保冷できるので、エンジン騒音や排気ガスを配送
先や荷役ステーション等でまき散らしたりすることな
く、冷凍装置と蓄冷部材9を使い分けすることができ
て、効率良く荷室内Cを冷却及び保冷できる。その上、
蓄冷部材9を天井部に傾斜して設けたので、荷室の幅、
長さを有効に使用できると共に、直射日光が当たり易
く、高温になる車両の天井からの熱の侵入を防ぐことが
でき、更に、荷室内Cを上部側から荷室内を均一に効率
良く冷却できる。
【0030】また、二枚の蓄冷板9をハの字状にして天
井部に設けることにより、結露した水滴や扉開放等によ
って霜が溶けてできる水滴等を蓄冷板9の下端側に設け
た樋93に流れ込ませて、荷室外に排出できるので、荷物
を結露水で濡らすことを防止できる。そして、この蓄冷
板9の下面を波型形状にすることによって、伝熱面積を
大きくして冷却効果を上げることができ、その上、結露
等の水滴がある量に成長した時に、波型の下面に沿って
下端側に移動し易くなるので、水滴が荷室内Cへ落下す
るのを防止できる。
【0031】その上、蓄冷部材9において、使用中に冷
却力が低下した時、これを感知して車両のエンジンで駆
動される第1圧縮機1を作動させ、冷却力を復帰させる
回路を持たせたので、蓄冷部材9の冷却力を効率良く維
持でき、荷室内Cの温度を所定の温度に維持できる。更
に、蒸発器用ファンにて発生した冷風を蓄冷部材に吹き
つけて、強制的に荷室内に循環させる機能をもたせたの
で、効率良く荷室を冷凍できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る冷凍バン型車
によれば、圧縮機等の機械式冷凍装置を装備すると蓄冷
部材の両方を荷室冷却用に備えたので、エンジンや電源
などの駆動源のある場合には機械式冷凍装置により、荷
室を効率よく冷却できると共に、蓄冷部材も冷却でき、
また、荷役作業中のエンジン停止など駆動源を停止した
時には、蓄冷部材の冷却能力により荷室の冷却を維持す
ることができる。
【0033】また、蓄冷部材の取付け位置を荷室の天井
部に取り付けたので、荷物の積載効率の悪化を防止で
き、しかも、効率よく荷室内温度を均一化できる。更
に、蓄冷部材を傾斜させ、更に、ハの字型の2枚構成と
し、下面を波型形状に形成したので、下面に発生する結
露水を側面側に流し、これを集めて荷室外に排出できる
ので、荷物を結露水で濡らすことを防止できる。
【0034】その上、蓄冷部材の冷却力の低下を感知し
て車両のエンジンで駆動される圧縮機を作動させ、冷却
力を復帰させる回路を持たせたので、蓄冷部材の冷却力
を効率良く維持でき、荷室内の温度を所定の温度に維持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷凍バン型車の斜視構成図であ
る。
【図2】本発明に係る蓄冷部材の構造を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る蓄冷部材の一部断面図である。
【図4】本発明の冷凍装置のシステムを示すシステム構
成図である。
【図5】本発明係る第1圧縮機の駆動システムを示すシ
ステム構成図である。
【符号の説明】
A 空気流 C 荷室内(冷凍庫
内) E エンジン N 不凍液 M 電動モータ Rc 冷媒のガスと液
体の混合体 Rg 冷媒ガス Rl 冷媒液 S スタンバイ装置 T 冷凍バン型車 1 第1圧縮機(コンプレッサ) 2 第2圧縮機(コンプレッサ) 3 凝縮器(コンデンサ) 4 受液器(レシー
バタンク) 5 点検窓(サイトグラス) 6 ドライヤ 7 膨張弁(エキスパンションバルブ) 8 電磁弁 9 蓄冷部材(蓄冷
板) 10 逆流防止弁 11 蒸発器(エバポ
レータ) 12 液分離器(アキュームレータ) 13 電磁弁 14 霜取り経路(デフロストライン) 15,16 ファン 17,27 クラッチ 18 バイパスライン 21,21’,24 サーモセンサ 22,25 サーモスイ
ッチ 23 感温管 91 冷却管 92 波型下面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンで駆動される第1圧縮機
    と、膨張弁、蒸発器等からなる車両搭載用冷凍装置に、
    一般商用電源に接続して駆動される電動モータを追設し
    て、前記第1圧縮機を、前記エンジンまたは前記電動モ
    ータで選択的に駆動するように構成した冷凍バン型車。
  2. 【請求項2】 車両のエンジンで駆動される第1圧縮機
    と、膨張弁、蒸発器等からなる車両搭載用冷凍装置の、
    該第1圧縮機のラインに並列に一般商用電源に接続して
    駆動される第2圧縮機を設けた冷凍バン型車。
  3. 【請求項3】 前記膨張弁と前記蒸発器とのラインに蓄
    冷部材を設けた請求項1又は2に記載の冷凍バン型車。
  4. 【請求項4】 前記蓄冷部材を、荷室の天井部に傾斜さ
    せて設置した請求項3に記載の冷凍バン型車。
  5. 【請求項5】 前記蓄冷部材を、荷室の天井部にハの字
    状に傾斜させて下面を波形状に形成して設置した請求項
    4に記載の冷凍バン型車。
  6. 【請求項6】 前記蓄冷部材において、使用中に冷却力
    が低下した時、これを感知して車両のエンジンで駆動さ
    れる前記第1圧縮機を作動させ、冷却力を復帰させる回
    路を持った請求項3〜5のいずれかに記載の冷凍バン型
    車。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002221371A (ja) * 2001-01-24 2002-08-09 Tokyo Gas Co Ltd 空調機
US8590330B2 (en) 2010-06-03 2013-11-26 Thermo King Corporation Electric transport refrigeration unit with temperature-based diesel operation
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CN108715149A (zh) * 2018-06-27 2018-10-30 陕西德仕汽车部件(集团)有限责任公司 一种多温区恒温冷藏车
CN108844276A (zh) * 2018-07-04 2018-11-20 深圳市德塔防爆电动汽车有限公司 制冷系统以及新能源冷藏车

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