JP2016156572A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】扉内面に結露水が生成付着しない冷蔵庫の提供。【解決手段】冷蔵庫本体1の貯蔵室2に開口させた冷気吐出口14の前方に間隔を置いて遮風板15を設けた構成とする。これにより、冷気吐出口14から吐出した冷気は遮風板15に衝突して周囲に分散し、緩やかに拡散して貯蔵室内を分散冷却するようになる。したがって、冷気吐出口の前方に位置する貯蔵室扉内面を特に強く冷却するようなことがなくなって、扉内面に結露水が生成付着することを防止できる。しかも、上記結露付着防止は、冷気吐出口の前方に遮風板を間隔を置いて設けるだけであるから、扉ガラスを二重三重にしてその間に断熱用空間を設けるものに比べ極めて簡単な構成となって、安価に提供することができる。【選択図】図1
Description
本発明は冷蔵庫、特にワインセラー等に好適な冷蔵庫に関するものである。
一般に冷蔵庫は冷蔵庫本体内に冷蔵室や冷凍室を備え、前記冷蔵室や冷凍室に冷蔵庫本体背面に設けた冷却ファンから冷気を供給し食品を冷却保存するようになっている。そしてこのような冷蔵庫の中には冷蔵室あるいは冷凍室となる貯蔵室に向けて冷却ファンを対向配置したものが見られる。(例えば、特許文献1参照)。
図8は上記特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は冷蔵庫本体101内に複数の貯蔵室102、103を設け、前記上側の貯蔵室102の背面部に冷却室104を形成し、当該冷却室104に冷気生成用の冷却器105と冷気循環用の冷却ファン106を設けてある。そして、前記冷却ファン106は貯蔵室102に向けて配置し、冷却室104内で生成した冷気を前記各貯蔵室102、103に供給して内部に貯蔵されている食品を冷却保存するようになっている。
なお、この特許文献1に記載された冷蔵庫は複数の貯蔵室102、103を備えているので、前記冷却ファン106の前方にグリルファンプレート107を設けて冷気供給通路108を介し冷蔵室下部の冷凍室103にも冷気を分流供給するようになっている。
しかしながら、上記特許文献1記載のような冷蔵庫において、前記冷却ファン106から貯蔵室102内に供給される冷気は、グリルファンプレート107に設けた吐出口109よりほぼ直線的に勢いよく吐出し、貯蔵室102内を冷却することになる。
そのため、この種の冷蔵庫では前記冷却ファン106からの冷気が貯蔵室扉110の内面に集中してこの部分を強く冷却し、貯蔵室102内に温度差が生じると同時に、貯蔵室102が冷蔵室のように比較的高い冷蔵温度帯の貯蔵室であると前記強く冷却される貯蔵室扉110の内面に結露が生じ冷蔵庫の信頼性を低下させる、という課題があった。
特にワインセラーのような冷蔵庫の場合は、冷蔵温度帯が普通の冷蔵室の冷蔵温度帯よりもさらに高い例えば10℃程度であるため結露が発生しやすく、しかも、保存しているワインを外部から確認できるように貯蔵室扉110をガラス板のみで形成していることが多く、そのような場合、前記扉内面に生成した結露水が外部から見え、信頼性を大きく低下させてしまう。そのため、場合によっては、扉ガラスを二重三重として空気断熱層を形成することにより扉内面に結露水が生成付着しないようにする必要があり、コスト高になる、という課題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、極めて簡単な構成で扉内面に結露水が生成付着するのを防止して信頼性を高めた冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するため、冷蔵庫本体の貯蔵室に開口させた冷気吐出口の前方に間隔を置いて遮風板を設けた構成としてある。
これにより、冷気吐出口から吐出した冷気は遮風板に衝突して周囲に分散し、緩やかに拡散して貯蔵室内を分散冷却するようになる。したがって、冷気吐出口の前方に位置する貯蔵室扉内面を特に強く冷却するようなことがなくなって、扉内面に結露水が生成付着することを防止できる。しかも、上記結露付着防止は、冷気吐出口の前方に遮風板を設けるだけであるから、扉ガラスを二重三重にしてその間に断熱用空間を設けるものに比べ極めて簡単な構成で結露防止でき、安価に提供することができる。
本発明は、上記構成によって扉内面への結露付着を簡単かつ簡素な構成で防止でき、安価で信頼性の高い冷蔵庫を提供することができる。
第1の発明は、貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉と、前記冷蔵庫本体の背部に設けた冷気生成用の冷却器及び冷気循環用の冷却ファンと、前記冷却ファンからの冷気を貯蔵室内に供給する冷気吐出口とを備え、前記冷気吐出口の前方には間隔を置いて遮風板を設けた構成としてある。
これにより、冷気吐出口から吐出した冷気は遮風板に衝突して周囲に分散し、緩やかに拡散して貯蔵室内を分散冷却するようになる。したがって、冷気吐出口の前方に位置する貯蔵室扉内面を特に強く冷却するようなことがなくなって、扉内面に結露水が生成付着することを防止できる。しかも、上記結露付着防止は、冷気吐出口の前方に遮風板を設けるだけであるから、扉ガラスを二重三重にしてその間に断熱用空間を設けるものに比べ極めて簡単な構成で結露防止でき、安価に提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記遮風板は冷気分配部を備えた構成としてある。
これにより、遮風板に衝突した冷気を効果的に貯蔵室内へ分配して拡散させ、貯蔵室内を効率よく、かつ、均一に冷却することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記冷気分配部は平板部と平板部の外周縁に前方の扉側に向かってラッパ状に広がり傾斜する如く設けた冷気案内部とを有する構成としてある。
これにより、遮風板の平板部に衝突した冷気は平板部周囲に分散すると同時に冷気案内部に案内されて斜め前方へも分散吐出し、貯蔵室内全体に効果的に冷気を拡散させること
ができ、貯蔵室内を効率よく、かつ、均一に冷却することができる。
ができ、貯蔵室内を効率よく、かつ、均一に冷却することができる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記冷気分配部は冷気案内部の外周に更に筒状部を備え、この筒状部に複数の冷気吐出用口を設けて前記冷気案内部により案内されてきた冷気を前記各冷気吐出用口で分流し貯蔵室内に供給する構成としてある。
これにより、冷気案内部に案内されてきた冷気は筒状部に設けた複数の冷気吐出用口の開口部分で絞られた形で貯蔵室内に吐出していくから、冷却ファンから供給する冷気量を少なくしても冷気を貯蔵室内各部迄いきわたらせて貯蔵室を確実かつ均一に冷却することができる。しかも冷気量を少なくできることから、冷却ファンの回転数を低下させて騒音を低減することもできる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、前記冷却ファンは貯蔵室に設けた冷気吐出口の背面に対向させて配置し、前記冷却ファンが臨む冷気吐出口の前方に遮風板が位置する構成としてある。
これにより、冷却ファンは冷却室から吸引した冷気を直接貯蔵室内に供給することができる。したがって、冷却ファンを冷気吐出口から離れたところに設けたもののように冷気吐出口までの冷却通路の通路抵抗による風量の減衰等を防止でき、冷却ファンを小型化しても十分な冷気を貯蔵室内に供給できる。しかも冷却ファンの小型化を図って騒音を更に低減することができるとともに、冷気吐出口を通して見える冷却ファンを遮風板によって覆い隠し、デザイン的にも見栄えの良いものとすることができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、前記扉はガラス板で構成して貯蔵室内部が透視可能な構成としてある。
これにより、貯蔵室内に保存したワイン等を外部から確認することができ、使い勝手が向上すると同時に、扉をガラス板で構成していてもガラス板内面への結露水付着がないので信頼性も高い冷蔵庫とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の断面図、図2は同冷蔵庫の貯蔵室背面を示す斜視図、図3は同冷蔵庫の貯蔵室の冷気吐出口部分の半裁斜視図、図4は同冷蔵庫の貯蔵室の冷気吐出口部分の断面図、図5(a)同冷蔵庫の遮風板を示す断面図、(b)同遮風板を内面側から見た斜視図、(c)同遮風板を貯蔵室内側から見た斜視図、図6は同冷蔵庫の冷気案内部の角度と風路抵抗及び温度分布との関係を示す特性図、図7は同冷蔵庫の騒音特性図である。
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の断面図、図2は同冷蔵庫の貯蔵室背面を示す斜視図、図3は同冷蔵庫の貯蔵室の冷気吐出口部分の半裁斜視図、図4は同冷蔵庫の貯蔵室の冷気吐出口部分の断面図、図5(a)同冷蔵庫の遮風板を示す断面図、(b)同遮風板を内面側から見た斜視図、(c)同遮風板を貯蔵室内側から見た斜視図、図6は同冷蔵庫の冷気案内部の角度と風路抵抗及び温度分布との関係を示す特性図、図7は同冷蔵庫の騒音特性図である。
図1、図2において、この実施の形態で示す冷蔵庫は、冷蔵庫本体1内に貯蔵室2が一つ設けてあり、更にこの貯蔵室2内には複数枚の棚板3が配置してある。
上記冷蔵庫本体1は、図1に示すように、前方に開口する金属製(例えば鉄板)の外箱4と、硬質樹脂製(例えばABS製)の内箱5と、これら外箱4と内箱5との間に発泡充填した硬質ウレタン等の発泡断熱材6とからなる。
また、前記冷蔵庫本体1の貯蔵室2の前面は、冷蔵庫本体1と同様の構成によって断熱性を持たせた回転自在な扉7によって開閉自在となっている。そして、上記扉7はこの例
ではガラス板で構成してあり、貯蔵室2内が外部から視認できるようにしてある。
ではガラス板で構成してあり、貯蔵室2内が外部から視認できるようにしてある。
また、上記冷蔵庫本体1の本体下面背部には圧縮機8が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)と、後述する冷却器とからなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
また、前記冷蔵庫本体1の貯蔵室2背面全域には冷気通路部9が形成してあり、その上部略中央には冷却室10を区画形成し、冷気を生成する冷却器11、冷気を各室に供給する冷却ファン12が設けてある。
次に上記貯蔵室2内へ冷気を供給する冷気供給部分の構成について、図3〜図7を用いて説明する。
上記冷却ファン12が対向する冷却室10の前面には貯蔵室2内に臨む冷気吐出口14が形成してある。この冷気吐出口14はその中心部から同心円状に多数のスリット開口14aを形成して構成してあり、その前方には所定の間隔T(図4参照)をおいて樹脂製の遮風板15が設けてある。
この遮風板15は、前記冷気吐出口14と略同じ形状と大きさに形成してあり、図3〜図5に示すように、前記冷気吐出口14と対面する部分に冷気分配部17が設けてある。
冷気分配部17は、冷気吐出口14より小さく形成した平板部16と、平板部16の外周縁部から前方の扉側に向かって広がり傾斜する如くラッパ状に設けた冷気案内部18と、この冷気案内部18の外周に設けた筒状部19とで構成してあり、筒状部19の周面に複数の冷気吐出用口20を設けて、前記冷気案内部18により案内されてきた冷気を分流して貯蔵室2内に供給する構成としてある。
また、前記筒状部19の端部には係止爪21が設けてあり、遮風板15はこの係止爪21を前記冷気吐出口14の周縁部に設けた係止孔(図示せず)に嵌着して貯蔵室2内面壁に対し着脱自在としてある。
なお、この実施の形態では上記遮風板15はその外径を110mm以下に設定し、かつ冷気吐出用口20は上向きと左右及び下向きの4か所設け、下向きの開口を上下左右各開口の数倍の大きさの開口面積となるように設定してある。そして、冷気吐出口14と遮風板15との間の間隔Tは20mm以上50mm以下、冷気案内部18の傾斜角α(図5(a)参照)は150度に設定し、冷却ファン12による送風量は0.6m3/min未満と
してある。
してある。
また、前記貯蔵室2の棚板3と対応する部分には冷気吸込み口22が多数分散配置してある。
上記構成において、次にその作用効果について説明する。
まず、冷却室10で生成された冷気は冷却ファン12によって吸引され、冷気吐出口14から貯蔵室2内に向けて吐出供給される。この貯蔵室2内に供給された冷気は貯蔵室2内の棚板3上に載置保管された食品、例えばワインを冷却し、冷気吸込み口22から冷気通路部9へと吸引され、冷却室10内の冷却器11によって冷却された後、再び冷却ファン12に吸引されて貯蔵室2内へと循環供給されていく。
ここで、前記冷気吐出口14から貯蔵室2内に吐出される冷気は、図4に示すように、冷気吐出口14の前方に設けてある遮風板15に衝突する。この遮風板15は前記冷気吐出口14と略同じ形状、大きさに形成してあるので、冷気吐出口14からの冷気はすべて遮風板15の平板部16と冷気案内部18に衝突する。そしてこの冷気は、遮風板15の平板部16と冷気案内部18と筒状部19とによって構成される冷気分配部17によって分配され、冷気吐出用口20から貯蔵室2内に緩やかに拡散して貯蔵室内を分散冷却するようになる。
すなわち、平板部16に衝突した冷気は図4の矢印aで示すように横方向に、冷気案内部18に衝突した冷気は矢印bのように斜め前方に、そしてその冷気案内部18に衝突した冷気の一部は冷気吐出口14を構成する最外方のスリット状開口14aからの冷気によって矢印cにのように更に前向きへと分配され、貯蔵室2内に供給されていく。
従って、冷気吐出口14から吐出した冷気は遮風板15に衝突して緩やかに拡散しながら貯蔵室2内に分散し、貯蔵室2内を効果的に冷却するようになる。
その結果、冷気吐出口14の前方に位置する貯蔵室扉7内面を特に強く冷却するようなことがなくなって、扉7内面に結露水が生成付着することを防止できる。すなわち、扉7がガラス製であってもガラス内面に結露が付着しなくなるので、外観を損なうことがなくなり、信頼性が向上する。しかも、上記冷気吐出口14の前方に遮風板15を設けるだけで結露防止を実現しているから、扉ガラスを二重三重にしてその間に断熱用空間を設けるような複雑な対策を講じる必要がなく、簡単かつ安価に提供することができる。
また、前記遮風板15の冷気分配部17からの冷気が上記した如く貯蔵室2内に緩やかに拡散しながら分配供給されるので、貯蔵室2内を効率よく、かつ、均一に冷却することができる。
加えて、前記遮風板15の冷気分配部17の筒状部19に設けた複数の冷気吐出用口20は、冷気案内部18によって案内されてくる冷気を前記各冷気吐出用口20で分流して貯蔵室2内に供給することになる。つまり、冷気案内部18に案内されてきた冷気は冷気吐出用口20の開口部分で絞られた形で貯蔵室2内に吐出していくことになり、冷却ファン12から供給する冷気量を少なくしてしても、冷気を貯蔵室2内各部迄いきわたらせて貯蔵室2を確実かつ均一に冷却することができる。しかも、上記冷却ファン12による冷気量を少なくできることから、冷却ファン12自体の回転数を低下させることができ、その分騒音を低減することもできる。
上記騒音低下と冷却温度の均一化は、前記冷気分配部17の一部を構成する冷気案内部18の傾斜角度によって影響され、図6に示すように冷気案内部18の角度α(図5(a)参照)が180度に近づくほど風路抵抗Aが大きくなって騒音が高くなるとともに、温度分布Bもある点を境に大きくなり始め分散値σが大きくなって温度ムラが生じる。そして、冷気案内部18の傾斜角度が90度に近づくほど風路抵抗Aは小さくなって騒音が抑制されるとともに、温度分布Bは分散値σが大きくなって均一化が進む。よって、これら両者の特性が交わる点Xの角度とすることにより、バランスのとれた騒音抑制と冷却温度の均一化を実現することができる。
この実施の形態の場合、冷気案内部18の傾斜角度αは150度としてあり、これにより冷気の風路抵抗を減少し、冷気案内部18表面での冷気の剥離を防止して騒音を低減できると同時に、貯蔵室2内の温度分布の分散値σが最も小さくなって温度の均一化が実現できる。すなわち、冷気案内部18の傾斜角度αが小さい場合には、風路抵抗Aは低減するものの、冷気剥離が大きくなると同時に冷却ファン12からの冷気が前報に向かって直
線的に送風され、冷却ファン12の前方のみの局部冷却となって、温度分布Bの分散値σが拡大することとなる。そして、傾斜角度αが180°近くなると、冷却ファン12からの冷気流れを水平方向に遮断することになり、風路抵抗が増加してくる。このようなことからこの実施の形態では上記傾斜角度αは150度近辺とすることで、風路抵抗の低減による騒音抑制と温度分布の均一化の両立を図ることができた。
線的に送風され、冷却ファン12の前方のみの局部冷却となって、温度分布Bの分散値σが拡大することとなる。そして、傾斜角度αが180°近くなると、冷却ファン12からの冷気流れを水平方向に遮断することになり、風路抵抗が増加してくる。このようなことからこの実施の形態では上記傾斜角度αは150度近辺とすることで、風路抵抗の低減による騒音抑制と温度分布の均一化の両立を図ることができた。
なお、図7は遮風板15を設けた本実施品Aと遮風板がない従来品Bの騒音を示すもので、遮風板15を設けるだけでも騒音を抑制することができ、騒音抑制には効果がある。
一方、前記冷却ファン12は貯蔵室2に設けた冷気吐出口14の背面に対向する如く配置してあるから、冷却ファン12は冷却室10から吸引した冷気を直接貯蔵室2内に供給することができる。したがって、冷却ファン12を冷気吐出口14から離れたところ、例えば下部に設けた場合に生じる風量減、すなわち、冷却ファン12から冷気吐出口14までの間の冷気通路部9の通路抵抗による風量の減衰等を防止できる。よって、冷却ファン12を小型化しても十分な冷気を貯蔵室2内に供給することができるとともに、冷却ファン12の小型化を図って騒音を更に低減することができる。
またこの実施の形態では貯蔵室2の扉7をガラス板で構成して貯蔵室内部が透視可能な構成としてあるから、貯蔵室2内に保存した食品、例えばワイン等を外部から確認することができると同時に、既術したようにガラス板内面への結露水付着も防止でき、使い勝手がよく信頼性の高い冷蔵庫とすることができる。
しかも、前記冷却ファン12が臨む冷気吐出口14の前方に遮風板15を設けてあるから、ガラス製の扉7であっても扉外方から冷気吐出口14を通して見える冷却ファン12を遮風板15によって覆い隠すことができ、デザイン的にも見栄えの良いものとすることができる。
更にまた、前記遮風板15は貯蔵室2の背面に開口させた冷気吐出口14に着脱自在に取り付けてあるから、貯蔵室背面の拭き掃除等が容易に行える利点もある。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えばこの実施の形態では貯蔵室2が一つの場合を例示したが、貯蔵室は複数備えていて、その一つが比較的冷却温度帯の高い冷蔵室等の貯蔵室となっている冷蔵庫であってもよいものである。
また、貯蔵室2を開閉する扉7もガラス板からなるものでなく、普通の扉、例えば金属製或いはガラス製の外装板と樹脂製内箱との間に発泡断熱材を充填発泡して構成した扉であってもよく、このような扉の場合は扉を勢いよく開閉した際、扉内面に生成付着している結露水が落下して床面を濡らす等のことを防止できるようになり、ガラス扉の場合と同様に信頼性を向上させることができる。
以上のように、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上のように本発明は、扉内面への結露付着を簡素な構成で防止でき、安価で信頼性の高い冷蔵庫を提供することができる。よって、ワインセラーはもちろん一般用及び業務用の冷蔵庫にも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 貯蔵室
3 棚板
4 外箱
5 内箱
6 発泡断熱材
7 扉
8 圧縮機
9 冷気通路部
10 冷却室
11 冷却器
12 冷却ファン
14 冷気吐出口
15 遮風板
16 平板部
17 冷気分配部
18 冷気案内部
19 筒状部
20 冷気吐出用口
21 係止爪
22 冷気吸込み口
2 貯蔵室
3 棚板
4 外箱
5 内箱
6 発泡断熱材
7 扉
8 圧縮機
9 冷気通路部
10 冷却室
11 冷却器
12 冷却ファン
14 冷気吐出口
15 遮風板
16 平板部
17 冷気分配部
18 冷気案内部
19 筒状部
20 冷気吐出用口
21 係止爪
22 冷気吸込み口
Claims (6)
- 貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の貯蔵室を開閉する扉と、前記冷蔵庫本体の背部に設けた冷気生成用の冷却器及び冷気循環用の冷却ファンと、前記冷却ファンからの冷気を貯蔵室内に供給する冷気吐出口とを備え、前記冷気吐出口の前方には間隔を置いて遮風板を設けた冷蔵庫。
- 遮風板は冷気分配部を備えた請求項1記載の冷蔵庫。
- 冷気分配部は、平板部と、平板部の外周縁に前方の扉側に向かってラッパ状に広がり傾斜する如く設けた冷気案内部とを有する構成とした請求項2記載の冷蔵庫。
- 冷気分配部は冷気案内部の外周に更に筒状部を備え、この筒状部に複数の冷気吐出用口を設けて前記冷気案内部により案内されてきた冷気を前記各冷気吐出用口で分流し貯蔵室内に供給する構成とした請求項2または3記載の冷蔵庫。
- 冷却ファンは貯蔵室に設けた冷気吐出口の背面に対向させて配置し、前記冷却ファンが臨む冷気吐出口の前方に遮風板が位置する構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
- 扉はガラス板で構成して貯蔵室内部が透視可能な構成とした請求項1〜5のいずれか1項記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015035043A JP2016156572A (ja) | 2015-02-25 | 2015-02-25 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156572A true JP2016156572A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56825703
Family Applications (1)
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JP2015035043A Pending JP2016156572A (ja) | 2015-02-25 | 2015-02-25 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016156572A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018030495A1 (ja) | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 日本ポリプロ株式会社 | 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法 |
JP2020118386A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2021081083A (ja) * | 2019-11-14 | 2021-05-27 | フクシマガリレイ株式会社 | 冷却庫 |
WO2022172383A1 (ja) * | 2021-02-12 | 2022-08-18 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
-
2015
- 2015-02-25 JP JP2015035043A patent/JP2016156572A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018030495A1 (ja) | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 日本ポリプロ株式会社 | 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法 |
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JP7129924B2 (ja) | 2019-01-25 | 2022-09-02 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2021081083A (ja) * | 2019-11-14 | 2021-05-27 | フクシマガリレイ株式会社 | 冷却庫 |
WO2022172383A1 (ja) * | 2021-02-12 | 2022-08-18 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
JP7466714B2 (ja) | 2021-02-12 | 2024-04-12 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
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