JP2016156185A - 局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズルの清浄性を向上し得る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置を提供する。
【解決手段】局部洗浄装置10は、局部に向けて洗浄水を供給するノズル13と、該ノズルを洗浄するブラシ17と、このブラシと前記ノズルとが平面視して互いに重なり合わないように位置された状態で、前記ブラシに向けてブラシ洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部20と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】局部洗浄装置10は、局部に向けて洗浄水を供給するノズル13と、該ノズルを洗浄するブラシ17と、このブラシと前記ノズルとが平面視して互いに重なり合わないように位置された状態で、前記ブラシに向けてブラシ洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部20と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置に関する。
従来より、使用者の局部に向けて洗浄水を供給する洗浄ノズルを設けた局部洗浄装置が知られている。このような局部洗浄装置においては、局部を洗浄して跳ね返った洗浄水や汚物等がノズルに付着するという問題があった。
例えば、下記特許文献1には、温水を噴出する噴出口を設けたノズルの外周面に向けてノズル洗浄水を吐出するノズル洗浄水供給装置を設けた温水洗浄装置が開示されている。また、この温水洗浄装置は、ノズルを洗浄するブラシをノズルの上側に設けた構成とされている。
例えば、下記特許文献1には、温水を噴出する噴出口を設けたノズルの外周面に向けてノズル洗浄水を吐出するノズル洗浄水供給装置を設けた温水洗浄装置が開示されている。また、この温水洗浄装置は、ノズルを洗浄するブラシをノズルの上側に設けた構成とされている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された温水洗浄装置では、ノズルをブラシによって洗浄する毎に徐々にブラシにも汚れが付着し、その汚れがノズルに再付着するようなことが考えられ、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ノズルの清浄性を向上し得る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る局部洗浄装置は、局部に向けて洗浄水を供給するノズルと、該ノズルを洗浄するブラシと、このブラシと前記ノズルとが平面視して互いに重なり合わないように位置された状態で、前記ブラシに向けてブラシ洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部と、を備えていることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る便器装置は、本発明に係る局部洗浄装置を備えたことを特徴とする。
本発明に係る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置は、上述のような構成としたことで、ノズルの清浄性を向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の各実施形態では、便器装置が設置された状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
また、図4、図6及び図8の概略タイムチャートでは、各機器の動作等を模式的に示している。
なお、以下の各実施形態では、便器装置が設置された状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
また、図4、図6及び図8の概略タイムチャートでは、各機器の動作等を模式的に示している。
図1〜図4は、第1実施形態に係る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置を模式的に示す図である。
本実施形態に係る局部洗浄装置10は、図3に示すように、本実施形態に係る便器装置1に設けられている。この便器装置1は、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置1とされている。
この便器装置1には、上方に向けて開口するすり鉢状とされたボウル部(便鉢)2や、便座5、便蓋6、これら便座5及び便蓋6を回転自在に支持する機構部等を覆う上ケース部7、給排水管に接続される給排水機構等が設けられている。
本実施形態に係る局部洗浄装置10は、図3に示すように、本実施形態に係る便器装置1に設けられている。この便器装置1は、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置1とされている。
この便器装置1には、上方に向けて開口するすり鉢状とされたボウル部(便鉢)2や、便座5、便蓋6、これら便座5及び便蓋6を回転自在に支持する機構部等を覆う上ケース部7、給排水管に接続される給排水機構等が設けられている。
また、本実施形態では、便器装置1を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、いわゆるタンクレスタイプのものとした例を示している。なお、このような態様に代えて、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また、この便器装置1の給水機構としては、ボウル部2の上端に周方向に延びるように設けられたリム部に沿わせるように洗浄水(水道水)を供給する構成とされたものとしてもよい。また、この洗浄水の供給は、便器装置1の適所に設けられた洗浄操作部等の操作によってなされるものとしてもよい。
また、便器装置1の排水機構としては、ボウル部2の底部に設けられた排水口に接続された筒状トラップを駆動機構によって回動させて排水及び封水する構成とされたいわゆるターントラップ式のものとしてもよい。また、排水機構としては、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式、ネオボルテックス式、洗い落とし式等の他の排水機構を採用するようにしてもよい。
また、この便器装置1の給水機構としては、ボウル部2の上端に周方向に延びるように設けられたリム部に沿わせるように洗浄水(水道水)を供給する構成とされたものとしてもよい。また、この洗浄水の供給は、便器装置1の適所に設けられた洗浄操作部等の操作によってなされるものとしてもよい。
また、便器装置1の排水機構としては、ボウル部2の底部に設けられた排水口に接続された筒状トラップを駆動機構によって回動させて排水及び封水する構成とされたいわゆるターントラップ式のものとしてもよい。また、排水機構としては、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式、ネオボルテックス式、洗い落とし式等の他の排水機構を採用するようにしてもよい。
また、この便器装置1に、便座5や便蓋6を開閉する開閉装置や、脱臭装置、便座5を温める加熱装置、洗浄水に洗剤を含ませる洗剤供給装置、洗浄水に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給装置等の各種機能装置や機構部材を設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを設けた構成としてもよく、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
局部洗浄装置10は、図1及び図2に示すように、局部に向けて洗浄水(局部洗浄水)を供給するノズル13を備えている。
本実施形態では、この局部洗浄装置10を、便器装置1の便器奥行方向奥側の上側部位に設けられた上ケース部7内に組み込んだ構成としている。
ノズル13は、図1及び図2に示すように、収納位置と洗浄位置とを進退自在とされている。このノズル13は、略円筒状とされており、その長手方向に沿って進退される構成とされている。
本実施形態では、このノズル13を、ボウル部2の上端部内壁3の便器奥行方向奥側に設けられた開口4を介して便器奥行方向手前側となるボウル部2内の中心側に向けて突出するように進出される構成としている。この開口4は、ノズル13の進出方向先側となるボウル部2の上端部内壁3を貫通するように設けられている。なお、図例では、ボウル部2の上端部内壁3を、上ケース部7から一連状に形成されたものとした例を示しているが、別体とされたものとしてもよい。
本実施形態では、この局部洗浄装置10を、便器装置1の便器奥行方向奥側の上側部位に設けられた上ケース部7内に組み込んだ構成としている。
ノズル13は、図1及び図2に示すように、収納位置と洗浄位置とを進退自在とされている。このノズル13は、略円筒状とされており、その長手方向に沿って進退される構成とされている。
本実施形態では、このノズル13を、ボウル部2の上端部内壁3の便器奥行方向奥側に設けられた開口4を介して便器奥行方向手前側となるボウル部2内の中心側に向けて突出するように進出される構成としている。この開口4は、ノズル13の進出方向先側となるボウル部2の上端部内壁3を貫通するように設けられている。なお、図例では、ボウル部2の上端部内壁3を、上ケース部7から一連状に形成されたものとした例を示しているが、別体とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、このノズル13を、斜め下方側に向けて進出する構成としている。
また、本実施形態では、局部洗浄装置10に、ノズル13を出し入れ自在にガイドするノズルケース14を設けている。このノズルケース14は、ノズル13の長手方向に長手方向を沿わせた筒状とされ、便器奥行方向手前側の斜め下方側に向けて開口している。
ノズル13は、図1(b)及び図2(b)に示すように、収納位置とされれば、ノズルケース14の先端開口から露出しないように、ノズルケース14内に収納される。図例では、収納位置とされたノズル13の先端がノズルケース14の先端よりもノズルケース14内の奥側に位置するようにノズル13をノズルケース14に収納させた構成としている。
一方、ノズル13は、図1(a)及び図2(a)に示すように、洗浄位置とされれば、ノズルケース14から突出するように進出した状態となる。
ノズル13には、図2(a)に示すように、このように進出した洗浄位置において、局部に向けて洗浄水を吐出(噴出)する吐出口13aが設けられている。この吐出口13aは、ノズル13の先端部の上面側において開口するように設けられている。
また、本実施形態では、局部洗浄装置10に、ノズル13を出し入れ自在にガイドするノズルケース14を設けている。このノズルケース14は、ノズル13の長手方向に長手方向を沿わせた筒状とされ、便器奥行方向手前側の斜め下方側に向けて開口している。
ノズル13は、図1(b)及び図2(b)に示すように、収納位置とされれば、ノズルケース14の先端開口から露出しないように、ノズルケース14内に収納される。図例では、収納位置とされたノズル13の先端がノズルケース14の先端よりもノズルケース14内の奥側に位置するようにノズル13をノズルケース14に収納させた構成としている。
一方、ノズル13は、図1(a)及び図2(a)に示すように、洗浄位置とされれば、ノズルケース14から突出するように進出した状態となる。
ノズル13には、図2(a)に示すように、このように進出した洗浄位置において、局部に向けて洗浄水を吐出(噴出)する吐出口13aが設けられている。この吐出口13aは、ノズル13の先端部の上面側において開口するように設けられている。
なお、ノズル13を、例えば、臀部用とビデ用とに対応可能な構成としてもよい。例えば、ノズル13を、二重筒構造とし、内筒に臀部用の吐出孔とビデ用の吐出孔とを設け、これらのうちのいずれかを外筒に設けられた吐出口13aに選択的に一致させて洗浄水を吐出する構成とされたものとしてもよい。または、ノズル13に、臀部用及びビデ用の2つの吐出孔を設けた態様としてもよく、その他、種々の変形が可能である。さらには、臀部用とビデ用との2つのノズル13を設けた態様としてもよい。
また、このノズル13を進退させる機構としては、適宜の駆動機構を採用するようにしてもよく、例えば、ノズル13に、モーターの回転駆動を伝達するギアに噛み合うラック等を設けたものとしてもよく、その他、種々の機構の採用が可能である。また、このノズル13の洗浄位置を、ノズル13の進退方向に沿って多段階的に調整可能な構成とし、洗浄位置を調整する操作部を適所に設けた態様としてもよい。なお、ノズル13は、耐久性や清浄性等の観点等から、適宜の金属系材料や硬質の合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよく、好ましくは、ステンレス等の防錆性を有する金属系材料から形成されたものとしてもよい。
また、このノズル13を進退させる機構としては、適宜の駆動機構を採用するようにしてもよく、例えば、ノズル13に、モーターの回転駆動を伝達するギアに噛み合うラック等を設けたものとしてもよく、その他、種々の機構の採用が可能である。また、このノズル13の洗浄位置を、ノズル13の進退方向に沿って多段階的に調整可能な構成とし、洗浄位置を調整する操作部を適所に設けた態様としてもよい。なお、ノズル13は、耐久性や清浄性等の観点等から、適宜の金属系材料や硬質の合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよく、好ましくは、ステンレス等の防錆性を有する金属系材料から形成されたものとしてもよい。
また、局部洗浄装置10には、このノズル13に洗浄水を供給する局部洗浄水供給部12と、この局部洗浄水供給部12の操作部としての局部洗浄操作部11と、が設けられている(図4参照)。
局部洗浄水供給部12には、図示は省略しているが、ノズル13に向けて洗浄水を供給する供給管路や、この供給管路に設けられ洗浄水を供給または遮断する開閉弁、供給管路を通過する洗浄水を加熱するヒーター等が設けられている。この局部洗浄水供給部12の供給管路は、ボウル部2に洗浄水を供給する給水機構から分岐して設けられたものとしてもよい。また、この局部洗浄水供給部12に、洗浄水を貯留して加熱する小型タンクを設けた構成としてもよく、この場合は、適宜のポンプ等を設けた構成としてもよい。
局部洗浄水供給部12には、図示は省略しているが、ノズル13に向けて洗浄水を供給する供給管路や、この供給管路に設けられ洗浄水を供給または遮断する開閉弁、供給管路を通過する洗浄水を加熱するヒーター等が設けられている。この局部洗浄水供給部12の供給管路は、ボウル部2に洗浄水を供給する給水機構から分岐して設けられたものとしてもよい。また、この局部洗浄水供給部12に、洗浄水を貯留して加熱する小型タンクを設けた構成としてもよく、この場合は、適宜のポンプ等を設けた構成としてもよい。
局部洗浄操作部11は、便器装置1のリモコン装置や、便座5の側方部位等に設けられたものとしてもよい。
この局部洗浄操作部11の操作(開始(ON)操作)がなされれば、ノズル13が洗浄位置に進出し、吐出口13aから洗浄水が吐出される。なお、この局部洗浄操作部11は、局部洗浄開始(ON)操作と停止(OFF)操作とが可能な構成とされたものとしてもよく、または、別途に停止操作部を設けたような態様としてもよい。さらには、局部洗浄操作部11の操作(開始操作)後に、所定時間が経過すれば、局部洗浄を停止するような態様とされたものとしてもよい。
また、上記のように、ノズル13を、臀部用とビデ用とに対応可能とした場合には、臀部用の局部洗浄操作部11とビデ用の局部洗浄操作部11とを設けた態様としてもよい。また、局部洗浄装置10に、洗浄水の水勢調整や洗浄水の温度調整を可能とする機構や操作部等を設けた態様としてもよい。
この局部洗浄操作部11の操作(開始(ON)操作)がなされれば、ノズル13が洗浄位置に進出し、吐出口13aから洗浄水が吐出される。なお、この局部洗浄操作部11は、局部洗浄開始(ON)操作と停止(OFF)操作とが可能な構成とされたものとしてもよく、または、別途に停止操作部を設けたような態様としてもよい。さらには、局部洗浄操作部11の操作(開始操作)後に、所定時間が経過すれば、局部洗浄を停止するような態様とされたものとしてもよい。
また、上記のように、ノズル13を、臀部用とビデ用とに対応可能とした場合には、臀部用の局部洗浄操作部11とビデ用の局部洗浄操作部11とを設けた態様としてもよい。また、局部洗浄装置10に、洗浄水の水勢調整や洗浄水の温度調整を可能とする機構や操作部等を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、局部洗浄装置10(便器装置1)に、ノズル13の進出方向先側に設けられた開口4を開閉するノズル蓋15を設けている。
ノズル蓋15は、図1及び図2に示すように、閉鎖状態で、ボウル部2の上端部内壁3に沿うように配され、便器奥行方向に厚さ方向を沿わせた略板状とされている。図例では、このノズル蓋15を、閉鎖状態で便器奥行方向手前側に向く面が、上端部内壁3における便器奥行方向手前側に向く略垂直面状とされた手前側面と略同一平面状となる構成としている。また、図例では、このノズル蓋15を、閉鎖状態で便器奥行方向(厚さ方向)に見て略矩形状とした例を示している。
ノズル蓋15は、図1及び図2に示すように、閉鎖状態で、ボウル部2の上端部内壁3に沿うように配され、便器奥行方向に厚さ方向を沿わせた略板状とされている。図例では、このノズル蓋15を、閉鎖状態で便器奥行方向手前側に向く面が、上端部内壁3における便器奥行方向手前側に向く略垂直面状とされた手前側面と略同一平面状となる構成としている。また、図例では、このノズル蓋15を、閉鎖状態で便器奥行方向(厚さ方向)に見て略矩形状とした例を示している。
また、本実施形態では、このノズル蓋15を、上端側が便器幅方向に沿う軸廻りに回転自在に支持された構成としている。このノズル蓋15は、図1(a)及び図2(a)に示すように、ノズル13の進出に伴い開放され、図1(b)及び図2(b)に示すように、ノズル13が収納位置とされれば、閉鎖される。なお、このノズル蓋15は、進出方向へ移動するノズル13によって押し上げられて開放され、自重によって閉鎖される構成とされたものとしてもよく、または、モーター等を有した適宜の開閉機構によって開閉されるものとしてもよい。
また、局部洗浄装置10は、図1に示すように、ノズル13を洗浄するブラシ17と、このブラシ17とノズル13とが平面視して互いに重なり合わないように位置された状態で、ブラシ17に向けてブラシ洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部20と、を備えている。本実施形態では、ブラシ洗浄液供給部20を、ブラシ17のみならずノズル13に洗浄液を供給してノズル13を洗浄するノズル洗浄液供給部20としている。
また、本実施形態では、局部洗浄装置10に、ブラシ17に当接され相対的に変位してブラシ17に付着した汚物を除去する除去片部16を設けている。また、この除去片部16を、ノズル蓋15の裏面に設けている。
また、本実施形態では、局部洗浄装置10に、ブラシ17に当接され相対的に変位してブラシ17に付着した汚物を除去する除去片部16を設けている。また、この除去片部16を、ノズル蓋15の裏面に設けている。
ブラシ17は、ノズル13に当接した状態で相対的に変位してノズル13を擦るように洗浄する構成とされている。本実施形態では、このブラシ17を、収納位置とされたノズル13に平面視して重なり合わない位置となるようにノズル13の進出方向先側に配した構成としている。また、ノズル13の進出方向先側において移動不能に設けられたブラシ17に対して、ノズル13を進退方向の両方または一方に変位させてノズル13を洗浄する構成としている。なお、このような態様に代えて、または加えて、ブラシ17に対して、ノズル13が周方向に回転されるものとしてもよい。
また、ブラシ17を、ノズル蓋15が閉鎖されて除去片部16に当接した状態で、回転駆動される構成としている。本実施形態では、ブラシ17を、ノズル13の進退方向に直交する方向となる便器幅方向に沿う軸(ブラシ軸)18廻りにモーター等のブラシ駆動部19によって回転駆動される構成とし、ノズル13の上面側を洗浄可能なように配した構成としている。つまり、ブラシ軸18の下方側を進退するノズル13をブラシ17によって擦るように洗浄する構成としている。
また、ブラシ17を、ノズル蓋15が閉鎖されて除去片部16に当接した状態で、回転駆動される構成としている。本実施形態では、ブラシ17を、ノズル13の進退方向に直交する方向となる便器幅方向に沿う軸(ブラシ軸)18廻りにモーター等のブラシ駆動部19によって回転駆動される構成とし、ノズル13の上面側を洗浄可能なように配した構成としている。つまり、ブラシ軸18の下方側を進退するノズル13をブラシ17によって擦るように洗浄する構成としている。
このブラシ17は、ブラシ軸18からブラシ軸18の径方向に放射状に多数のブラシ毛を全周に亘って設けた構成とされている。
また、このブラシ17は、ノズル13の外周面の少なくとも上面側の略四半部、好ましくは略半部の洗浄が可能な構成とされたものとしてもよい。つまり、このブラシ17を、ノズル13の外周面の少なくとも上面側の略四半部(または略半部)に変形を伴いブラシ毛が当接する構成としてもよい。
また、このブラシ17の便器幅(ブラシ軸18)方向に沿う寸法を、ノズル13の外径以上の寸法としてもよい。また、このブラシ17のブラシ毛の長さは、ノズル13の外周面の少なくとも上面側の略四半部(または略半部)に当接し得るような長さとしてもよい。また、このブラシ17のブラシ毛は、ブラシ軸18方向の全体に亘って略同長さとされたものに限られず、ノズル13の外周面形状に対応させてブラシ軸18方向中央側部位の外郭形状が絞り状となるように中央側部位を短くしたような態様等としてもよい。
また、このブラシ17は、ノズル13の外周面の少なくとも上面側の略四半部、好ましくは略半部の洗浄が可能な構成とされたものとしてもよい。つまり、このブラシ17を、ノズル13の外周面の少なくとも上面側の略四半部(または略半部)に変形を伴いブラシ毛が当接する構成としてもよい。
また、このブラシ17の便器幅(ブラシ軸18)方向に沿う寸法を、ノズル13の外径以上の寸法としてもよい。また、このブラシ17のブラシ毛の長さは、ノズル13の外周面の少なくとも上面側の略四半部(または略半部)に当接し得るような長さとしてもよい。また、このブラシ17のブラシ毛は、ブラシ軸18方向の全体に亘って略同長さとされたものに限られず、ノズル13の外周面形状に対応させてブラシ軸18方向中央側部位の外郭形状が絞り状となるように中央側部位を短くしたような態様等としてもよい。
また、このブラシ17は、ノズル洗浄液供給部20から洗浄液を供給しながら当該ブラシ17の洗浄がなされる際に、収納位置とされたノズル13に洗浄液が付着しないように、収納位置とされたノズル13から進出方向先側に離間した位置に設けられている。また、このブラシ17の配設位置は、回転駆動させながら洗浄液によって洗浄する際に、飛散する洗浄液のノズル13への付着を抑制する観点等から適宜の配設位置としてもよい。図例では、ノズルケース14の先端開口からノズル13の進出方向先側に離間させた位置にブラシ17を配設した構成としている。
また、ブラシ17は、ノズル蓋15の裏面に設けられた除去片部16に当接するように閉鎖されたノズル蓋15の裏面に近接した位置に設けられている。
また、ブラシ17は、ノズル蓋15の裏面に設けられた除去片部16に当接するように閉鎖されたノズル蓋15の裏面に近接した位置に設けられている。
除去片部16は、閉鎖状態のノズル蓋15の裏面から便器奥行方向奥側に向けて突出するように設けられている。また、この除去片部16は、ノズル蓋15が閉鎖状態で、厚さ方向を上下方向に沿わせた略板状とされ、突出方向をブラシ17の径方向に概ね沿わせた構成とされている。
この除去片部16の突出寸法は、回転駆動されるブラシ17のブラシ毛が変形を伴い当接するように、また、ブラシ17に付着した汚物を除去する観点等から、適宜の寸法としてもよい。また、この除去片部16の便器幅方向に沿う寸法は、ブラシ17の便器幅方向に沿う寸法以上としてもよい。また、図例では、この除去片部16を、ノズル蓋15が閉鎖状態で、ブラシ17のブラシ軸18と概ね同高さに位置するように設けた例を示しているが、異なる高さ位置に設けた構成としてもよい。
この除去片部16の突出寸法は、回転駆動されるブラシ17のブラシ毛が変形を伴い当接するように、また、ブラシ17に付着した汚物を除去する観点等から、適宜の寸法としてもよい。また、この除去片部16の便器幅方向に沿う寸法は、ブラシ17の便器幅方向に沿う寸法以上としてもよい。また、図例では、この除去片部16を、ノズル蓋15が閉鎖状態で、ブラシ17のブラシ軸18と概ね同高さに位置するように設けた例を示しているが、異なる高さ位置に設けた構成としてもよい。
なお、この除去片部16に当接して回転駆動されるブラシ17によって開放側に変位しようとするノズル蓋15を閉鎖側に付勢したり、閉鎖状態を維持したりする機構を設けた構成としてもよい。例えば、ノズル蓋15の軸部に、ノズル蓋15を閉鎖側に付勢するトーションばね等の付勢部材を設けた態様としてもよい。または、ノズル蓋15を開閉する開閉機構によってノズル蓋15が閉鎖状態に維持されるものとしてもよい。
また、ブラシ17は、交換等が可能なように、着脱可能に設けられたものとしてもよい。
また、ブラシ17は、交換等が可能なように、着脱可能に設けられたものとしてもよい。
ノズル洗浄液供給部20は、上記のように位置されたブラシ17に向けて洗浄液を供給可能なように設けられている。このノズル洗浄液供給部20は、末端に供給口22を設けた洗浄液供給路21と、この洗浄液供給路21に設けられ洗浄液を供給または遮断する洗浄液開閉弁23と、を備えている。
本実施形態では、このノズル洗浄液供給部20の供給口22を、ブラシ17の上方側において下方に向けて開口するように設けた構成としている。また、この供給口22を、除去片部16とブラシ17との当接部位に向けて洗浄液を供給するように、除去片部16とブラシ17との当接部位の上方側に設けた構成としている。図例では、この供給口22を、ブラシ17のブラシ軸18よりもノズル13の進出方向先側の上方側に設けた例を示している。
この供給口22は、ブラシ17のブラシ軸18方向の概ね全体に亘って洗浄液を供給可能な構成とされたものとしてもよい。例えば、この供給口22を、ブラシ17のブラシ軸18方向に長尺なスリット状とされたものとしてもよく、ブラシ17のブラシ軸18方向に間隔を空けて設けられた多数の孔状とされたものとしてもよい。また、この供給口22は、洗浄液を比較的に高圧で吐出する態様とされたものとしてもよく、噴霧する態様とされたものとしてもよい。
本実施形態では、このノズル洗浄液供給部20の供給口22を、ブラシ17の上方側において下方に向けて開口するように設けた構成としている。また、この供給口22を、除去片部16とブラシ17との当接部位に向けて洗浄液を供給するように、除去片部16とブラシ17との当接部位の上方側に設けた構成としている。図例では、この供給口22を、ブラシ17のブラシ軸18よりもノズル13の進出方向先側の上方側に設けた例を示している。
この供給口22は、ブラシ17のブラシ軸18方向の概ね全体に亘って洗浄液を供給可能な構成とされたものとしてもよい。例えば、この供給口22を、ブラシ17のブラシ軸18方向に長尺なスリット状とされたものとしてもよく、ブラシ17のブラシ軸18方向に間隔を空けて設けられた多数の孔状とされたものとしてもよい。また、この供給口22は、洗浄液を比較的に高圧で吐出する態様とされたものとしてもよく、噴霧する態様とされたものとしてもよい。
また、この供給口22から供給されてブラシ17及びノズル13を洗浄した洗浄液は、ボウル部2に流下(落下)する。図例では、ノズルケース14の下方側に設けられた底壁を、ボウル部2に向けて下るように傾斜する傾斜状とし、かつ、供給口22の下方側部位をボウル部2に向けて開口させた構成としている。
洗浄液供給路21は、洗浄液の供給元に接続されている。この洗浄液供給路21は、ボウル部2に洗浄水を供給する給水機構から分岐して設けられたものとしてもよい。つまり、洗浄液の供給元を水道としてもよい。また、この洗浄液供給路21を、ノズル13に局部洗浄水を供給する供給管路から分岐して設けられたものとしてもよい。
洗浄液供給路21は、洗浄液の供給元に接続されている。この洗浄液供給路21は、ボウル部2に洗浄水を供給する給水機構から分岐して設けられたものとしてもよい。つまり、洗浄液の供給元を水道としてもよい。また、この洗浄液供給路21を、ノズル13に局部洗浄水を供給する供給管路から分岐して設けられたものとしてもよい。
当該局部洗浄装置10の局部洗浄操作部11、局部洗浄水供給部12、ノズル13の駆動部、ブラシ駆動部19及び洗浄液開閉弁23は、信号線等を介して、これらを制御する制御部に接続されている。この制御部によって後記する基本動作の実行がなされる。また、この制御部には、例えば、CPU等の制御回路や、メモリ等によって構成され各種動作プログラム等を記憶する記憶部等が設けられている。なお、この制御部は、当該局部洗浄装置10が備えるものとしてもよく、便器装置1が備えるものとしてもよい。
以下、本実施形態に係る局部洗浄装置10(便器装置1)において実行される基本動作の一例を、図4を参照して説明する。
以下、本実施形態に係る局部洗浄装置10(便器装置1)において実行される基本動作の一例を、図4を参照して説明する。
図4に示すように、本動作例では、局部洗浄を実行した後に、ノズル13を洗浄するノズル洗浄及びブラシ17を洗浄するブラシ洗浄を実行する態様としている。
つまり、局部洗浄操作部11のON操作がなされれば、ノズル13を洗浄位置に向けて進出させ、洗浄位置となれば、局部洗浄水供給部12をONとし、ノズル13の吐出口13aから局部洗浄水を吐出させる。そして、局部洗浄操作部11のOFF操作がなされれば、局部洗浄水供給部12をOFF、つまり、局部洗浄水の供給を停止させ、ノズル13を収納位置に向けて退入させる。なお、図例では、局部洗浄の際のノズル13の退入速度よりも進出速度を速くした例を示しているが、これらを同じ速度としてもよい。
つまり、局部洗浄操作部11のON操作がなされれば、ノズル13を洗浄位置に向けて進出させ、洗浄位置となれば、局部洗浄水供給部12をONとし、ノズル13の吐出口13aから局部洗浄水を吐出させる。そして、局部洗浄操作部11のOFF操作がなされれば、局部洗浄水供給部12をOFF、つまり、局部洗浄水の供給を停止させ、ノズル13を収納位置に向けて退入させる。なお、図例では、局部洗浄の際のノズル13の退入速度よりも進出速度を速くした例を示しているが、これらを同じ速度としてもよい。
そして、ノズル13が収納位置となれば、ブラシ駆動部19をON、洗浄液開閉弁23を開とし、ブラシ17を回転させながらブラシ17に向けて洗浄液を供給する。また、収納位置とされたノズル13を進退させ、洗浄液を供給しながらブラシ17によってノズル13を擦るように洗浄する。図例では、これらブラシ駆動部19のON、洗浄液開閉弁23の開及びノズル13の進出開始が同時になされるように示しているが、適宜の遅延時間等を設けてもよい。
また、本動作例では、ノズル13を、複数回(図例では、2回)進退させてノズル洗浄を実行するようにしている。また、図例では、このノズル13の進退を繰り返す際に、上記のように収納位置とされたノズル13から離間した位置に設けられたブラシ17にノズル13が当接するように、ノズル13を完全には収納位置とせずに、途中まで収納させた例を示している。また、図例では、このノズル洗浄の際のノズル13の進出速度及び退入速度を、局部洗浄の際のノズル13の退入速度及び進出速度よりも遅くした例を示している。なお、このような態様に代えて、ノズル洗浄の際のノズル13の進出速度及び退入速度の両方または一方を、局部洗浄の際のノズル13の退入速度及び進出速度の両方または一方と同じ速度等としたりしてもよい。
また、本動作例では、ノズル13を、複数回(図例では、2回)進退させてノズル洗浄を実行するようにしている。また、図例では、このノズル13の進退を繰り返す際に、上記のように収納位置とされたノズル13から離間した位置に設けられたブラシ17にノズル13が当接するように、ノズル13を完全には収納位置とせずに、途中まで収納させた例を示している。また、図例では、このノズル洗浄の際のノズル13の進出速度及び退入速度を、局部洗浄の際のノズル13の退入速度及び進出速度よりも遅くした例を示している。なお、このような態様に代えて、ノズル洗浄の際のノズル13の進出速度及び退入速度の両方または一方を、局部洗浄の際のノズル13の退入速度及び進出速度の両方または一方と同じ速度等としたりしてもよい。
また、このノズル洗浄は、ノズル13の清浄性を維持する観点等から所定の時間が経過するまで実行するようにしてもよい。
また、このノズル洗浄の際には、ブラシ17を、同一方向に常時、回転させる態様としてもよく、または、ノズル13の進退方向に抗する方向に反転させて回転させる態様としてもよい。つまり、ノズル13を進出させる際には、ブラシ17を、ノズル13の進出方向に抗する方向となる図示反時計廻りに回転させ、ノズル13を退入させる際には、ブラシ17を、ノズル13の退入方向に抗する方向となる図示時計廻りに回転させるような態様等としてもよい。
また、図例のように、ノズル洗浄の際に、ノズル13を複数回進退させる態様に限られず、ノズル13を1回のみ進退させる態様としてもよい。
また、図例では、局部洗浄が実行された後に、所定の遅延時間が経過すれば、ノズル洗浄を開始させるような態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、局部洗浄の際に洗浄位置とされたノズル13を収納位置に向けて退入させる際に、ブラシ駆動部19をON、洗浄液開閉弁23を開とし、ブラシ17を回転させながらブラシ17に向けて洗浄液を供給し、ノズル洗浄する態様としてもよい。
また、このノズル洗浄の際には、ブラシ17を、同一方向に常時、回転させる態様としてもよく、または、ノズル13の進退方向に抗する方向に反転させて回転させる態様としてもよい。つまり、ノズル13を進出させる際には、ブラシ17を、ノズル13の進出方向に抗する方向となる図示反時計廻りに回転させ、ノズル13を退入させる際には、ブラシ17を、ノズル13の退入方向に抗する方向となる図示時計廻りに回転させるような態様等としてもよい。
また、図例のように、ノズル洗浄の際に、ノズル13を複数回進退させる態様に限られず、ノズル13を1回のみ進退させる態様としてもよい。
また、図例では、局部洗浄が実行された後に、所定の遅延時間が経過すれば、ノズル洗浄を開始させるような態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、局部洗浄の際に洗浄位置とされたノズル13を収納位置に向けて退入させる際に、ブラシ駆動部19をON、洗浄液開閉弁23を開とし、ブラシ17を回転させながらブラシ17に向けて洗浄液を供給し、ノズル洗浄する態様としてもよい。
上記のように、ノズル13を進退させてノズル洗浄を実行した後、ノズル13が収納位置になれば、ブラシ洗浄に移行する。
つまり、ノズル13が、洗浄液が掛かり難い収納位置とされれば、供給口22からの洗浄液によってブラシ17の洗浄がなされる。この際、本動作例では、ブラシ17を当接片部16に当接させて回転させながらブラシ洗浄を実行する態様としている。なお、このブラシ洗浄の際には、ブラシ17を、同一方向に常時、回転させる態様としてもよく、または、所定時間が経過する毎に反転させる態様等としてもよい。また、このブラシ洗浄は、ブラシ17の清浄性を維持する観点等から所定の時間が経過するまで実行するようにしてもよい。図例では、ノズル洗浄よりもブラシ洗浄を短くした例を示しているが、これらを同じ時間等としてもよい。
そして、ブラシ駆動部19をOFF、洗浄液開閉弁23を閉とし、ブラシ17を停止させ、洗浄液の供給を停止する。
つまり、ノズル13が、洗浄液が掛かり難い収納位置とされれば、供給口22からの洗浄液によってブラシ17の洗浄がなされる。この際、本動作例では、ブラシ17を当接片部16に当接させて回転させながらブラシ洗浄を実行する態様としている。なお、このブラシ洗浄の際には、ブラシ17を、同一方向に常時、回転させる態様としてもよく、または、所定時間が経過する毎に反転させる態様等としてもよい。また、このブラシ洗浄は、ブラシ17の清浄性を維持する観点等から所定の時間が経過するまで実行するようにしてもよい。図例では、ノズル洗浄よりもブラシ洗浄を短くした例を示しているが、これらを同じ時間等としてもよい。
そして、ブラシ駆動部19をOFF、洗浄液開閉弁23を閉とし、ブラシ17を停止させ、洗浄液の供給を停止する。
なお、上記基本動作は、一例に過ぎず、種々の変形が可能である。例えば、局部洗浄を実行する前に、ノズル洗浄を実行させる態様としてもよい。つまり、局部洗浄の実行前後にノズル洗浄を実行させる態様としてもよい。また、ノズル洗浄の前に、ブラシ洗浄を実行させる態様としてもよい。つまり、ノズル洗浄の前後にブラシ洗浄を実行させる態様等としてもよい。
また、局部洗浄の実行有無に関わらず、ブラシ洗浄を含めたノズル洗浄を実行させる態様としてもよく、例えば、便器装置1に、ノズル洗浄実行のためのノズル洗浄操作部等を設けた態様としてもよい。その他、種々の変形動作の実行が可能である。
また、局部洗浄の実行有無に関わらず、ブラシ洗浄を含めたノズル洗浄を実行させる態様としてもよく、例えば、便器装置1に、ノズル洗浄実行のためのノズル洗浄操作部等を設けた態様としてもよい。その他、種々の変形動作の実行が可能である。
本実施形態に係る局部洗浄装置10及びこれを備えた便器装置1は、上述のような構成としたことで、ノズル13の清浄性を向上させることができる。
つまり、局部に向けて洗浄水を供給するノズル13と、このノズル13を洗浄するブラシ17と、を備えた構成としている。従って、例えば、洗浄水のみによってノズル13を洗浄するようなものと比べて、ノズル13に付着した水流では落ち難い汚れをブラシ17によって擦り取るようにして除去することができる。
また、このブラシ17とノズル13とが平面視して互いに重なり合わないように位置された状態で、ブラシ17に向けて洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部(ノズル洗浄液供給部)20を備えた構成としている。従って、洗浄液によってブラシ17を洗浄することができ、また、このブラシ17を洗浄した洗浄液がノズル13に付着するようなことを抑制することができ、ノズル13への汚れの再付着を抑制することができる。
つまり、局部に向けて洗浄水を供給するノズル13と、このノズル13を洗浄するブラシ17と、を備えた構成としている。従って、例えば、洗浄水のみによってノズル13を洗浄するようなものと比べて、ノズル13に付着した水流では落ち難い汚れをブラシ17によって擦り取るようにして除去することができる。
また、このブラシ17とノズル13とが平面視して互いに重なり合わないように位置された状態で、ブラシ17に向けて洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部(ノズル洗浄液供給部)20を備えた構成としている。従って、洗浄液によってブラシ17を洗浄することができ、また、このブラシ17を洗浄した洗浄液がノズル13に付着するようなことを抑制することができ、ノズル13への汚れの再付着を抑制することができる。
また、本実施形態では、収納位置と洗浄位置とを進退自在とされたノズル13に収納位置において平面視して重なり合わない位置となるように、ブラシ17をノズル13の進出方向先側に配した構成としている。従って、ノズル13を進出させることでブラシ17によってノズル13を洗浄することができ、また、ノズル13を収納位置としてブラシ17を洗浄液によって洗浄することができる。これにより、例えば、ブラシ17を洗浄液によって洗浄する際に、ノズル13と平面視して重なり合わない位置となるようにブラシ17を移動させるようなものと比べて、構造の簡略化が図れ、また、ノズル13及びブラシ17の洗浄を効率的に実行することができる。
また、本実施形態では、洗浄液を供給しながらブラシ17によってノズル13を洗浄可能としている。従って、ノズル13をより効果的に洗浄することができる。
また、本実施形態では、ブラシ17に当接され相対的に変位してブラシ17に付着した汚物を除去する除去片部16を備えた構成としている。従って、除去片部16によってブラシ17に付着した汚物を擦り落とすようにして除去することができ、ブラシ17の清浄性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ブラシ17に当接され相対的に変位してブラシ17に付着した汚物を除去する除去片部16を備えた構成としている。従って、除去片部16によってブラシ17に付着した汚物を擦り落とすようにして除去することができ、ブラシ17の清浄性を向上させることができる。
また、本実施形態では、この除去片部16を、収納位置と洗浄位置とを進退自在とされたノズル13の進出方向先側に設けられた開口4を開閉するノズル蓋15の裏面に設けている。従って、ノズル蓋15を開放させれば、除去片部16を清掃することができ、例えば、ケース内等に除去片部16を設けたようなものと比べて、除去片部16の清掃性を向上させることができる。
また、ブラシ17を、ノズル蓋15が閉鎖されて除去片部16に当接した状態で、回転駆動される構成としている。従って、ブラシ17が回転しながら除去片部16に当接することでブラシ17に付着した汚物をより効果的に除去することができる。また、上述のように、ノズル13を洗浄する際にもブラシ17を回転させることができ、ノズル13に付着した汚物をより効果的にブラシ17によって除去することができる。
また、ブラシ17を、ノズル蓋15が閉鎖されて除去片部16に当接した状態で、回転駆動される構成としている。従って、ブラシ17が回転しながら除去片部16に当接することでブラシ17に付着した汚物をより効果的に除去することができる。また、上述のように、ノズル13を洗浄する際にもブラシ17を回転させることができ、ノズル13に付着した汚物をより効果的にブラシ17によって除去することができる。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図5(a)は、第2実施形態に係る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、基本動作の一例についても、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の動作については、説明を省略または簡略に説明する。
図5(a)は、第2実施形態に係る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、基本動作の一例についても、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の動作については、説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Aは、図5(a)に示すように、局部洗浄装置10Aに設けられたブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Aの構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Aを、洗浄液を加熱するヒーター28を備えた構成としている。
図例では、このヒーター28を、洗浄液供給路21Aにおける洗浄液開閉弁23よりも下流側となる供給口22側に設けた例を示している。
このヒーター28は、ブラシ17(及びノズル13)に付着した汚物を除去する観点や殺菌性の観点等から、適宜の温度となるように洗浄液を加熱するものとしてもよく、例えば、洗浄液を、60℃〜100℃程度に加熱するものとしてもよい。
また、このヒーター28を、例えば、局部洗浄水や便座5を加熱する加熱装置と共通のものとしてもよい。また、このヒーター28は、上記第1実施形態と同様、制御部に信号線等を介して接続され、制御部によって制御される。
本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Aを、洗浄液を加熱するヒーター28を備えた構成としている。
図例では、このヒーター28を、洗浄液供給路21Aにおける洗浄液開閉弁23よりも下流側となる供給口22側に設けた例を示している。
このヒーター28は、ブラシ17(及びノズル13)に付着した汚物を除去する観点や殺菌性の観点等から、適宜の温度となるように洗浄液を加熱するものとしてもよく、例えば、洗浄液を、60℃〜100℃程度に加熱するものとしてもよい。
また、このヒーター28を、例えば、局部洗浄水や便座5を加熱する加熱装置と共通のものとしてもよい。また、このヒーター28は、上記第1実施形態と同様、制御部に信号線等を介して接続され、制御部によって制御される。
本実施形態においても、上記第1実施形態と概ね同様、図6に示すような基本動作の一例の実行が可能である。
図例では、ノズル洗浄及びブラシ洗浄の際に、ヒーター28をONとし、ノズル13及びブラシ17に向けて供給する洗浄液をヒーター28によって加熱された温水(熱水)とした例を示している。なお、図例では、このヒーター28のONを含めて、ブラシ駆動部19のON、洗浄液開閉弁23の開及びノズル13の進出開始が同時になされるように示しているが、適宜の遅延時間等を設けてもよい。
本実施形態に係る局部洗浄装置10A及びこれを備えた便器装置1Aにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、ブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Aを、洗浄液を加熱するヒーター28を備えた構成としている。従って、洗浄液を常温の水道水としたものと比べて、ブラシ17(及びノズル13)を効果的に洗浄することができ、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性をより向上させることができる。
図例では、ノズル洗浄及びブラシ洗浄の際に、ヒーター28をONとし、ノズル13及びブラシ17に向けて供給する洗浄液をヒーター28によって加熱された温水(熱水)とした例を示している。なお、図例では、このヒーター28のONを含めて、ブラシ駆動部19のON、洗浄液開閉弁23の開及びノズル13の進出開始が同時になされるように示しているが、適宜の遅延時間等を設けてもよい。
本実施形態に係る局部洗浄装置10A及びこれを備えた便器装置1Aにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、ブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Aを、洗浄液を加熱するヒーター28を備えた構成としている。従って、洗浄液を常温の水道水としたものと比べて、ブラシ17(及びノズル13)を効果的に洗浄することができ、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性をより向上させることができる。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図5(b)は、第3実施形態に係る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、基本動作の一例についても、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の動作については、説明を省略または簡略に説明する。
図5(b)は、第3実施形態に係る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、基本動作の一例についても、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の動作については、説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Bは、図5(b)に示すように、局部洗浄装置10Bに設けられたブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Bの構成が上記各実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Bを、洗浄液に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給部29を備えた構成としている。
図例では、殺菌成分供給部29を、洗浄液供給路21Bにおける洗浄液開閉弁23よりも上流側に設けた例を示している。
この殺菌成分供給部29としては、例えば、給水元に接続され、水道水を電気分解して殺菌液としての次亜塩素酸水を生成する殺菌液生成部を構成する電解槽を備えたものとしてもよい。つまり、この殺菌成分供給部29において洗浄液としての殺菌成分を含んだ殺菌液を生成する態様としてもよい。また、この殺菌成分供給部29において生成される殺菌液としては、次亜塩素酸水に限られず、オゾン水や強酸性水、次亜塩素酸ナトリウム溶液、過酸化水素水等としてもよい。または、このように殺菌成分供給部29において殺菌液を生成せずに、殺菌液を貯留するタンク等を殺菌成分供給部29に設けた態様としてもよい。
また、この殺菌成分供給部29を、例えば、ボウル部2に向けて殺菌成分を供給する殺菌成分供給装置と共通のものとしてもよい。また、この殺菌成分供給部29は、上記第1実施形態と同様、制御部に信号線等を介して接続され、制御部によって制御される。
本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Bを、洗浄液に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給部29を備えた構成としている。
図例では、殺菌成分供給部29を、洗浄液供給路21Bにおける洗浄液開閉弁23よりも上流側に設けた例を示している。
この殺菌成分供給部29としては、例えば、給水元に接続され、水道水を電気分解して殺菌液としての次亜塩素酸水を生成する殺菌液生成部を構成する電解槽を備えたものとしてもよい。つまり、この殺菌成分供給部29において洗浄液としての殺菌成分を含んだ殺菌液を生成する態様としてもよい。また、この殺菌成分供給部29において生成される殺菌液としては、次亜塩素酸水に限られず、オゾン水や強酸性水、次亜塩素酸ナトリウム溶液、過酸化水素水等としてもよい。または、このように殺菌成分供給部29において殺菌液を生成せずに、殺菌液を貯留するタンク等を殺菌成分供給部29に設けた態様としてもよい。
また、この殺菌成分供給部29を、例えば、ボウル部2に向けて殺菌成分を供給する殺菌成分供給装置と共通のものとしてもよい。また、この殺菌成分供給部29は、上記第1実施形態と同様、制御部に信号線等を介して接続され、制御部によって制御される。
本実施形態においても、上記各実施形態と概ね同様、図6に括弧内において示すように基本動作の一例の実行が可能である。
図例では、ノズル洗浄及びブラシ洗浄の際に、殺菌成分供給部29をONとし、ノズル13及びブラシ17に向けて殺菌成分を含んだ洗浄液(殺菌液)を供給する態様としている。
本実施形態に係る局部洗浄装置10B及びこれを備えた便器装置1Bにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、ブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Bを、洗浄液に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給部29を備えた構成としている。従って、洗浄液を水道水としたものと比べて、ブラシ17(及びノズル13)を効果的に洗浄することができ、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性をより向上させることができる。
図例では、ノズル洗浄及びブラシ洗浄の際に、殺菌成分供給部29をONとし、ノズル13及びブラシ17に向けて殺菌成分を含んだ洗浄液(殺菌液)を供給する態様としている。
本実施形態に係る局部洗浄装置10B及びこれを備えた便器装置1Bにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、ブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Bを、洗浄液に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給部29を備えた構成としている。従って、洗浄液を水道水としたものと比べて、ブラシ17(及びノズル13)を効果的に洗浄することができ、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性をより向上させることができる。
なお、上記各実施形態では、除去片部16を、ノズル蓋15の裏面に設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、除去片部16を、ノズル13やノズルケース14を収納する局部洗浄装置10,10A,10Bのケース内や便器装置1,1A,1Bの機構部等に設けるようにしてもよい。また、上記各実施形態では、除去片部16に対して、ブラシ17を変位させる態様としているが、このような態様に代えて、または加えて、除去片部16を変位させる態様としてもよい。さらには、このような除去片部16を設けないようにしてもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図7及び図8は、第4実施形態に係る便器装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、基本動作の一例についても、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の動作については、説明を省略または簡略に説明する。
図7及び図8は、第4実施形態に係る便器装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、基本動作の一例についても、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の動作については、説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る便器装置1Cは、図7に示すように、局部洗浄装置10Cに設けられたブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Cの構成が上記各実施形態とは主に異なる。また、本実施形態では、ノズル蓋15Aに、除去片部を設けていない態様としている。
本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Cを、洗浄液に洗剤を含ませる洗剤供給部30を備えた構成としている。
また、本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Cを、ブラシ17に向けて洗浄液を供給する洗浄液供給路21Cから分岐させて、ブラシ17よりもノズル13の進退方向退入側の部位に向けて洗浄液を供給する分岐管路24を設けた構成としている。この分岐管路24の末端には、ノズルケース14内において開口するようにノズル供給口25が設けられている。図例では、収納位置とされたノズル13の先端部に向けて洗浄液を供給可能なようにノズル供給口25を設けた例を示している。このような構成とすれば、ノズルケース14内の開口側部位も洗浄液によって洗浄することができ、ノズル13の清浄性をより向上させることができる。
本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Cを、洗浄液に洗剤を含ませる洗剤供給部30を備えた構成としている。
また、本実施形態では、ノズル洗浄液供給部20Cを、ブラシ17に向けて洗浄液を供給する洗浄液供給路21Cから分岐させて、ブラシ17よりもノズル13の進退方向退入側の部位に向けて洗浄液を供給する分岐管路24を設けた構成としている。この分岐管路24の末端には、ノズルケース14内において開口するようにノズル供給口25が設けられている。図例では、収納位置とされたノズル13の先端部に向けて洗浄液を供給可能なようにノズル供給口25を設けた例を示している。このような構成とすれば、ノズルケース14内の開口側部位も洗浄液によって洗浄することができ、ノズル13の清浄性をより向上させることができる。
また、この分岐管路24との分岐部よりも下流側の洗浄液供給路21Cの末端には、上記と概ね同様のブラシ供給口22Aが設けられている。図例では、このブラシ供給口22Aを、ブラシ17のブラシ軸18の略直上に位置するように設けた例を示しているが、ブラシ軸18よりもノズル13の進出方向先側の上方側や奥側の上方側に位置するように設けるようにしてもよい。
また、洗浄液供給路21Cには、供給元からの洗浄液を、ブラシ供給口22A側に供給するブラシ側状態とノズル供給口25側に供給するノズル側状態とに切り替えられる洗浄液切替弁23Aが設けられている。図例では、この洗浄液切替弁23Aを、3つの接続口を有した三方切替弁としている。
また、洗浄液供給路21Cには、供給元からの洗浄液を、ブラシ供給口22A側に供給するブラシ側状態とノズル供給口25側に供給するノズル側状態とに切り替えられる洗浄液切替弁23Aが設けられている。図例では、この洗浄液切替弁23Aを、3つの接続口を有した三方切替弁としている。
また、上記した分岐管路24との分岐部よりも上流側の洗浄液供給路21Cに、洗剤供給部30からの洗剤を供給する洗剤供給路26を接続した構成としている。また、図例では、この洗剤供給路26に、洗剤を供給または遮断する洗剤開閉弁27を設けた例を示している。この洗剤開閉弁27及び洗浄液切替弁23Aは、上記第1実施形態と同様、制御部に信号線等を介して接続され、制御部によって制御される。
洗剤供給部30には、洗剤を貯留する洗剤タンク等が設けられており、この洗剤タンクに局部洗浄装置10C(便器装置1C)の外部から洗剤の補給が可能な構成としてもよい。
また、この洗剤供給部30に貯留される洗剤は、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性を向上させる観点等から、適宜の洗剤としてもよく、例えば、液状の中性洗剤等としてもよい。また、例えば、この洗剤供給部30を、ボウル部2に向けて洗剤を供給する洗剤供給装置と共通のものとしてもよい。
洗剤供給部30には、洗剤を貯留する洗剤タンク等が設けられており、この洗剤タンクに局部洗浄装置10C(便器装置1C)の外部から洗剤の補給が可能な構成としてもよい。
また、この洗剤供給部30に貯留される洗剤は、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性を向上させる観点等から、適宜の洗剤としてもよく、例えば、液状の中性洗剤等としてもよい。また、例えば、この洗剤供給部30を、ボウル部2に向けて洗剤を供給する洗剤供給装置と共通のものとしてもよい。
本実施形態においても、上記各実施形態と概ね同様、図8に示すような基本動作の一例の実行が可能である。
本動作例では、ノズル洗浄の際には、洗浄液切替弁23Aを、ノズル側状態に切り替え、ノズル供給口25からノズル13に向けて洗浄液を供給する態様としている(図7(a)も参照)。この際、上記同様にノズル13を進退させるようにしてもよく、または、進退させる際に、ノズル13を完全に収納位置となるまで退入させるようにしてもよい。
また、ブラシ洗浄の際には、洗浄液切替弁23Aを、ブラシ側状態に切り替え、ブラシ供給口22Aからブラシ17に向けて洗浄液を供給する態様としている(図7(b)も参照)。
また、ノズル洗浄及びブラシ洗浄の際に、洗剤開閉弁27を開とし、ノズル13及びブラシ17に向けて供給される洗浄液に洗剤を含ませる態様としている。なお、このような洗剤開閉弁27を設けずに、洗浄液供給路21Cにベンチュリー管状の絞り部を設けて負圧作用によって洗剤を供給する構成としてもよい。
本動作例では、ノズル洗浄の際には、洗浄液切替弁23Aを、ノズル側状態に切り替え、ノズル供給口25からノズル13に向けて洗浄液を供給する態様としている(図7(a)も参照)。この際、上記同様にノズル13を進退させるようにしてもよく、または、進退させる際に、ノズル13を完全に収納位置となるまで退入させるようにしてもよい。
また、ブラシ洗浄の際には、洗浄液切替弁23Aを、ブラシ側状態に切り替え、ブラシ供給口22Aからブラシ17に向けて洗浄液を供給する態様としている(図7(b)も参照)。
また、ノズル洗浄及びブラシ洗浄の際に、洗剤開閉弁27を開とし、ノズル13及びブラシ17に向けて供給される洗浄液に洗剤を含ませる態様としている。なお、このような洗剤開閉弁27を設けずに、洗浄液供給路21Cにベンチュリー管状の絞り部を設けて負圧作用によって洗剤を供給する構成としてもよい。
なお、上記した動作例では、ノズル洗浄の際に、ノズル供給口25のみから洗浄液を供給する態様とした例を示しているが、ノズル洗浄の際に、ブラシ供給口22Aからも洗浄液を供給する態様としてもよい。この場合は、洗浄液供給路21Cや洗浄液切替弁23Aを、適宜、変形するようにすればよい。
本実施形態に係る局部洗浄装置10C及びこれを備えた便器装置1Cにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、ブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Cを、洗浄液に洗剤を含ませる洗剤供給部30を備えた構成としている。従って、洗浄液を水道水としたものと比べて、ブラシ17(及びノズル13)を効果的に洗浄することができ、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性をより向上させることができる。
本実施形態に係る局部洗浄装置10C及びこれを備えた便器装置1Cにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、ブラシ(ノズル)洗浄液供給部20Cを、洗浄液に洗剤を含ませる洗剤供給部30を備えた構成としている。従って、洗浄液を水道水としたものと比べて、ブラシ17(及びノズル13)を効果的に洗浄することができ、ブラシ17(及びノズル13)の清浄性をより向上させることができる。
なお、上記した各実施形態において説明した互いに異なる構成や動作を、適宜、組み合わせたり、組み替えたりして適用するようにしてもよい。例えば、第2実施形態において説明したヒーター28、第3実施形態において説明した殺菌成分供給部29及び第4実施形態において説明した洗剤供給部30のうちの少なくとも一つを、第1実施形態に係る局部洗浄装置10(便器装置1)に設けた態様としてもよい。また、上記第4実施形態に係る局部洗浄装置10C(便器装置1C)に、上記第1実施形態において説明した除去片部16を設けた態様等としてもよい。各実施形態において説明した互いに異なる構成や動作の組み合わせや組み替えとしては、その他、種々の組み合わせや組み替えが可能である。
また、上記各実施形態では、ブラシ17を、ノズル13の進退方向に直交する軸18廻りに回転駆動される構成としているが、このような態様に限られない。例えば、ブラシ17を、ノズル13の進退方向に沿う方向や直交する方向に往復動されるものとしてもよい。また、上記各実施形態では、ノズル13の上面側を洗浄する単一のブラシ17を設けた構成としているが、例えば、ノズル13の周方向や進退方向に複数のブラシ17を設けた態様等としてもよい。
また、上記各実施形態では、収納位置とされたノズル13に平面視して重なり合わない位置となるように、ブラシ17をノズル13の進出方向先側に配した構成としているが、このような態様に限られない。例えば、ブラシ洗浄の際に、ブラシ17を、ノズル13から離間させるように移動させる機構を設けた態様等としてもよい。
また、上記各実施形態では、収納位置とされたノズル13に平面視して重なり合わない位置となるように、ブラシ17をノズル13の進出方向先側に配した構成としているが、このような態様に限られない。例えば、ブラシ洗浄の際に、ブラシ17を、ノズル13から離間させるように移動させる機構を設けた態様等としてもよい。
また、上記各実施形態では、ノズル洗浄液供給部20,20A,20B,20Cを、ブラシ17及びノズル13に洗浄液を供給する構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。ブラシ17に向けて洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部20,20A,20B,20Cとは別に、ノズル13に洗浄液を供給するノズル洗浄液供給部を設けた態様としてもよい。この場合は、ブラシ17に向けて供給するブラシ洗浄液とノズル13に向けて供給するノズル洗浄液とを別の洗浄液としてもよい。
また、上記各実施形態では、局部洗浄装置10,10A,10B,10Cを、便器装置1,1A,1B,1Cに組み込んだ例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、局部洗浄装置10,10A,10B,10Cを、後付的に既設の便器に設置されるものとしてもよい。この場合は、局部洗浄装置10,10A,10B,10Cを、暖房便座や便蓋を備えたいわゆる温水洗浄便座としてもよい。
また、上記各実施形態では、局部洗浄装置10,10A,10B,10Cを、便器装置1,1A,1B,1Cに組み込んだ例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、局部洗浄装置10,10A,10B,10Cを、後付的に既設の便器に設置されるものとしてもよい。この場合は、局部洗浄装置10,10A,10B,10Cを、暖房便座や便蓋を備えたいわゆる温水洗浄便座としてもよい。
1,1A,1B,1C 便器装置
4 開口
10,10A,10B,10C 局部洗浄装置
13 ノズル
15,15A ノズル蓋
16 除去片部
17 ブラシ
20,20A,20B,20C ノズル洗浄液供給部(ブラシ洗浄液供給部)
28 ヒーター
29 殺菌成分供給部
30 洗剤供給部
4 開口
10,10A,10B,10C 局部洗浄装置
13 ノズル
15,15A ノズル蓋
16 除去片部
17 ブラシ
20,20A,20B,20C ノズル洗浄液供給部(ブラシ洗浄液供給部)
28 ヒーター
29 殺菌成分供給部
30 洗剤供給部
Claims (6)
- 局部に向けて洗浄水を供給するノズルと、該ノズルを洗浄するブラシと、このブラシと前記ノズルとが平面視して互いに重なり合わないように位置された状態で、前記ブラシに向けてブラシ洗浄液を供給するブラシ洗浄液供給部と、を備えていることを特徴とする局部洗浄装置。
- 請求項1において、
前記ブラシは、収納位置と洗浄位置とを進退自在とされた前記ノズルに収納位置において平面視して重なり合わない位置となるように該ノズルの進出方向先側に配されていることを特徴とする局部洗浄装置。 - 請求項1または2において、
前記ブラシ洗浄液供給部は、前記ブラシ洗浄液を加熱するヒーター、前記ブラシ洗浄液に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給部、及び前記ブラシ洗浄液に洗剤を含ませる洗剤供給部のうちの少なくとも一つを備えていることを特徴とする局部洗浄装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記ブラシに当接され相対的に変位して該ブラシに付着した汚物を除去する除去片部を備えていることを特徴とする局部洗浄装置。 - 請求項4において、
前記除去片部は、収納位置と洗浄位置とを進退自在とされた前記ノズルの進出方向先側に設けられた開口を開閉するノズル蓋の裏面に設けられており、
前記ブラシは、前記ノズル蓋が閉鎖されて前記除去片部に当接した状態で、回転駆動されることを特徴とする局部洗浄装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の局部洗浄装置を備えた便器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015034272A JP2016156185A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015034272A JP2016156185A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156185A true JP2016156185A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56825402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015034272A Pending JP2016156185A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016156185A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10539766B2 (en) | 2016-12-09 | 2020-01-21 | Seiko Epson Corporation | Projection optical system and projection image display device |
-
2015
- 2015-02-24 JP JP2015034272A patent/JP2016156185A/ja active Pending
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US10539766B2 (en) | 2016-12-09 | 2020-01-21 | Seiko Epson Corporation | Projection optical system and projection image display device |
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