JP2016155668A - ベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンチを要することなく、ベルトテンション調整ブラケットの位置調整を行うことができるベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置の提供。【解決手段】本発明はエレベータ装置に備えられ、押圧力が与えられる立ち上がり部11cを有し、かごドア9を開閉させる主ベルト6のテンションを調整するものであり、下側に形成され、ベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cが挿入可能な開放空間15aを有する第1枠体15と、第1ねじ部の部位に係止される第2枠体16と、第1枠体15の側面15bに設けたねじ部に螺合し、一端が第1枠体15の外部に突出し、他端が第1枠体15の内部に収納されるねじ棒23と、このねじ棒23の一端に設けたつまみ部24と、ねじ棒23の他端に設けられ、第1枠体15に立ち上がり部11cが挿入された際に、立ち上がり部11cに押圧力を付与可能な押圧部30とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータ装置のかごドアを開閉させる主ベルトのテンションを調整するベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置に関する。
この種の従来技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1に示されるベルトテンション調整ブラケットは、エレベータ装置のかごドアを開閉させる主ベルトが掛け回されるプーリを回転自在に保持する保持部と、この保持部に連設され、ドアポケットの上面部に摺動可能に設けられ、主ベルトの延設方向に沿ってそれぞれ形成された第1長穴と第2長穴とを有する平板部と、この平板部の端部に設けられ、押圧力が与えられる立ち上がり部とを備えている。前述した第1長穴は、立ち上がり部に近い側に、また第2長穴は、立ち上がり部から遠い側に位置している。
かごドアを開閉させる主ベルトが緩み過ぎると、プーリと主ベルトとの間にスリップが生じ、かごドアが開かなくなることが起こり得る。また、主ベルトを張り過ぎると、主ベルトの切断を生じ、これによってもかごドアが開かなくなることが起こり得る。このようなことから、主ベルトのテンションが適正範囲内かどうか定期的に検査され、適正範囲内でない場合には、前述したベルトテンション調整ブラケットの位置を調整することが行われる。
なお、特許文献1に開示されたエレベータ装置は、ベルトテンション調整ブラケットの第1長穴に対応した位置に形成された第1ねじ部、及び第2長穴に対応した位置に形成された第2ねじ部を備えている。また、このエレベータ装置は、第1ねじ部に螺合し、ベルトテンション調整ブラケットをドアポケットに固定する第1固定ボルト、及び第2ねじ部に螺合し、ベルトテンション調整ブラケットをドアポケットに固定する第2固定ボルトを備えている。
特許文献1に開示されたベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置は、第1長穴に挿入され、前述の第1ねじ部に螺合する第1固定ボルトに嵌着されるボックスと、このボックスに接続されたねじ棒と、このねじ棒に遊嵌され、前述したベルトテンション調整ブラケットの立ち上がり部を押圧可能なブラケット押し金具と、前述したねじ棒に螺合し、ブラケット押し金具を押圧可能な調整ナットとを備えている。
この従来技術にあっては、主ベルトのテンションを調整するためにベルトテンション調整ブラケットの位置を調整する際には、ベルトテンション調整ブラケットをドアポケットに固定する第1固定ボルト及び第2固定ボルトを緩めた状態にし、第1固定ボルトにボックスを嵌着させ、ねじ棒に遊嵌させたブラケット押し金具をベルトテンション調整ブラケットの立ち上がり部に当接させる。この状態において、レンチによって調整ナットを回転させて、ねじ棒に対する調整ナットの移動によるブラケット押し金具の移動によって、ベルトテンション調整ブラケットの立ち上がり部を押圧する。これにより、ベルトテンション調整ブラケットの位置が調整され、これに伴って主ベルトのテンションが適正範囲内となるように調整される。
特開平10−77181号公報
前述した従来技術にあっては、ベルトテンション調整ブラケットの位置を調整する際に、調整ナットを回転させるためにねじ棒と直交する方向に伸長するようにレンチを配置し、このレンチを把持して回動操作を繰り返すことによって調整ナットを回転させることが必要になる。したがって、従来技術では、レンチを把持してこのレンチを調整ナットに嵌着させる動作が必要になるとともに、レンチを周辺の機器、機材に干渉しないように注意しながら繰り返し回動させてベルトテンション調整ブラケットの位置調整を行わなければならず、位置調整作業が煩雑になり、この位置調整作業の能率の向上を見込めない問題があった。
本発明は、前述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、レンチを要することなく、ベルトテンション調整ブラケットの位置調整を行うことができるベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置は、エレベータ装置に備えられ、押圧力が与えられる立ち上がり部を有し、かごドアを開閉させる主ベルトのテンションを調整するベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、下側に形成され、前記ベルトテンション調整ブラケットの前記立ち上がり部が挿入可能な開放空間と、所定部位に係止される係止部とを有する枠体と、前記枠体の側面に設けたねじ部に螺合し、一端が前記枠体の外部に突出し、他端が前記枠体の内部に収納されるねじ棒と、前記ねじ棒の前記一端に設けたつまみ部と、前記ねじ棒の前記他端に設けられ、前記枠体に前記立ち上がり部が挿入された際に、前記立ち上がり部に押圧力を付与可能な押圧部とを備えたことを特徴ことを特徴としている。
本発明に係るベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置は、レンチを要することなく、つまみ部を把持して回転させるだけでベルトテンション調整ブラケットの位置調整を行うことができ、位置調整作業が簡単で、従来に比べてこのベルトテンション調整ブラケットの位置調整作業の能率を向上させることができる。
本発明に係るベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置が用いられるエレベータ装置に備えられるエレベータドア駆動機構の概略構成を示す図である。 本発明に係る位置調整具によって調整されるベルトテンション調整ブラケットの配設形態を示す斜視図である。 本発明に係る位置調整具の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態に備えられる押圧部の取り付け形態を示す正面図である。 本実施形態に備えられる連結部の取り付け形態を示す正面図である。 本実施形態を用いて行われるベルトテンション調整ブラケットの位置調整作業時の状態を示す斜視図である。 本実施形態を用いて行われるベルトテンション調整ブラケットの位置調整作業時の状態を示す平面図である。
以下、本発明に係るベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
はじめに図1,2に基づいて、本発明に係るベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置の位置調整対象であるベルトテンション調整ブラケットに関連する技術について説明する。
図2に示すベルトテンション調整ブラケット11が取り付けられるエレベータ装置は、図1に示すように、ドアモータ1と、このドアモータ1によって回転する減速プーリ2と、ドアモータ1の回転力を減速プーリ2に伝えるベルト3とを備えている。
また、減速プーリ2と一体的に回転する第1プーリ4と第2プーリ5とを、これらの第1プーリ4と第2プーリ5に掛け回される主ベルト6とを備えている。主ベルト6に、かごドア9を保持するドアハンガ8に取り付けられた連結部7が連結されている。
図2に示すように、ベルトテンション調整ブラケット11は、主ベルト6が掛け回される第2プーリ5を回転自在に保持する第2プーリ保持部11aと、この第2プーリ保持部11aに連設され、ドアポケット10の上面部10aに摺動可能に設けられ、主ベルト6の延設方向に沿ってそれぞれ形成された第1長穴11b1と第2長穴11b2を有する平板部11bと、この平板部11bの端部に設けられ、押圧力が与えられる立ち上がり部11cを備えている。第1長穴11b1は、立ち上がり部11cに近い側に、また第2長穴11b2は、立ち上がり部11cから遠い側に位置している。
また、このようなベルトテンション調整ブラケット11を有するエレベータ装置は、ベルトテンション調整ブラケット11の第1長穴11b1に対応した位置に形成された図示しない第1ねじ部、及び第2長穴11b2に対応した位置に形成された図示しない第2ねじ部を備えている。また、このエレベータ装置は、第1ねじ部に螺合し、ベルトテンション調整ブラケット11をドアポケット10に固定する第1固定ボルト12と、第2ねじ部に螺合し、ベルトテンション調整ブラケット11をドアポケット10に固定する第2固定ボルト13とを備えている。
ベルトテンション調整ブラケット11の位置を調整する本実施形態に係る位置調整装置は、図3,7等に示すように、下側に形成され、ベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cが挿入可能な開放空間と、所定部位に係止される係止部とを有する枠体を備えている。また、枠体の側面に設けたねじ部に螺合し、一端が枠体の外部に突出し、他端が枠体の内部に収納されるねじ棒23と、このねじ棒23の一端に設けられ、位置調整作業者による手回しが可能なつまみ部24とを備えている。また、ねじ棒23の他端に設けられ、枠体に立ち上がり部11cが挿入された際に、この立ち上がり部11cに押圧力を付与可能な押圧部30を備えている。
前述した所定部位は、前述した図示しない第1ねじ部の部位から成っている。前述した枠体の係止部は、図示しない第1ねじ部に対応する位置に形成したボルト穴から成っている。枠体は、ベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cが挿入可能な前述の開放空間が下側に形成された第1枠体15と、この第1枠体15とは別体に設けた第2枠体16とから成っている。また、第1枠体15と第2枠体16とを連結する連結具を備えている。
第2枠体16は、下面部16a、及びこの下面部16aに対向する上面部16bを有している。係止部を形成するボルト穴は、第2枠体16の下面部16aに形成したボルト穴16a1と、このボルト穴16a1に対向するように上面部16bに形成したボルト穴16b1とから成っている。
また、図6に示すように、ベルトテンション調整ブラケット11の位置調整に際して、第1固定ボルト12に代えて設けられ、第2枠体16の下面部16aに形成されたボルト穴16a1、及び上面部16bに形成されたボルト穴16b1に挿入され、前述した図示しない第1ねじ部に螺合する長ボルト25を備えている。
前述した第1枠体15の開放空間は、図3等に示すように、上下方向に貫通形成された開放空間15aから成っている。
前述した連結具は、図3,5等に示すように、第1枠体15と第2枠体16とを連結する連結ボルト17と、この連結ボルト17に装着され、連結ボルト17の頭部と第1枠体15とに当接するワッシャ18と、連結ボルト17に螺合するナット19と、このナット19と第2枠体16とに当接するワッシャ20とを含んでいる。
第2枠体16は、図3,6に示すように、ナット19を回転させる工具が挿入可能な挿入空間16dを有している。
前述したねじ棒23の他端に設けられる押圧部30は、例えば帽子形状に形成してあり、ベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cに当接可能なつば部30aを有している。また、図3,6に示すように、つまみ部24をねじ棒23の一端に固定するロックナット32を備えている。第1枠体15の側面15bには、ねじ棒23が挿入される丸穴を形成してあり、この丸穴に適合するようにねじ棒23が螺合するねじ部を形成する第1ナット21と、第2ナット22を、側面15bを挟むようにこの側面15bに溶接固定してある。
また図4に示すように、ねじ棒23に対する押圧部30の位置を規定する位置決めナット33を備えている。例えば、ねじ棒23と、押圧部30と、位置決めナット33は、溶接により強固に一体に設けてある。
長ボルト25を第2枠16のボルト穴16a1,16b1に挿入し、第1ねじに螺合させた際に、ボルト17の頭部と、立ち上がり部11cとの間に十分な調整代が形成されるように、第1枠体15と第2枠体16の形状寸法を設定してある。
このように構成した本実施形態を用いてベルトテンション調整ブラケット11の位置調整を行うに際しては、はじめに、図2に示す第1固定ボルト12を抜き取る。
次に、図3,5に示すように、連結ボルト17及びナット19によって第1枠体15と第2枠体16とが連結された状態にあって、第1枠体15の連結ボルト17の頭部と押圧部30のつば部30aとの間に、ベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cが位置するように、立ち上がり部11cを第1枠体15の開放空間15a内に収納し、第2枠体16の下面部16aのボルト穴16a1がドアポケット10に形成した図示しない第1ねじ部に適合するように、これらの第1枠体15と第2枠体16を配置する。
この状態で、第2枠体16のボルト穴16b1,16a1に長ボルト25を挿入し、この長ボルト25を、第2枠体16の摺動が可能なように図示しない第1ねじ部に緩めに螺合させる。例えばここで、第2固定ボルト13も緩める。
ここで図6,7に示すように、位置調整作業者は、つまみ部24を把持し、第1枠体15の開放空間15aの上方から目視確認しながら、ねじ棒23を介して押圧部30のつば部30aがベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cに当接するように、このつまみ部24を回転させる。
この状態から、つまみ部24をさらに回転させると、ねじ棒23が立ち上がり部11c方向に移動して、ねじ棒23の他端に設けた押圧部30のつば部30aがベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cを押圧し、この立ち上がり部11cを移動させる。
これにより図2に示す平板部11bがドアポケット10の上面部10a上を摺動し、第2プーリ保持部11aが移動して、主ベルト6にテンションが付与される。
この状態において、主ベルト6のテンションが適正範囲内かどうか検査される。適正範囲内でなければ、再びつまみ部24の回転操作が行われる。
主ベルト6のテンションが適正範囲内であるときには、第2固定ボルト13を締め付け、この第2固定ボルト13によってベルトテンション調整ブラケット11をドアポケット10の上面部10aに固定する。
次に、長ボルト25を第1ねじ部及び第2枠体16のボルト穴16a1,16b1から抜き取り、本実施形態に係る位置調整装置をベルトテンション調整ブラケット11から取り外す。
ここで、第1固定ボルト12を図示しない第1ねじ部に螺合させ、この第1固定ボルト12を締め付け、この第1固定ボルト12によってもベルトテンション調整ブラケット11をドアポケット10の上面部10aに固定する。
なお、取り外した本実施形態に係る位置調整装置は、必要ならば連結具を構成する連結ボルト17、ワッシャ18、ナット19、及びワッシャ20を取り外し、第1枠体15と第2枠体16とに分解する。
このように構成した本実施形態に係るベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置によれば、レンチを要することなく、つまみ部24を把持して回転させるだけでベルトテンション調整ブラケット11の位置調整を行うことができ、位置調整作業が簡単で、このベルトテンション調整ブラケット11の位置調整作業の能率を向上させることができる。
また本実施形態は、所定部位に係止される枠体の係止部が、ドアポケット10に形成した第1ねじ部に対応する位置に設けた第2枠体16の下面部10aのボルト穴16a1、及び上面部16bのボルト穴16b1から成ることから、この枠体の係止部を簡単に設けることができ、実用的である。
また本実施形態は、連結ボルト17、ワッシャ18、ナット19、及びワッシャ20を取り外すことにより、前述したように第1枠体15と第2枠体16とに分解することができる。このように第1枠体15と第2枠体16とに分解することにより、当該位置調整装置の運搬、及び保管の利便性を確保できる。
また本実施形態は、ベルトテンション調整ブラケット11の位置調整に際して、長ボルト25を第2枠体16の上面部16bに形成したボルト穴16b1、及び下面部16aに形成したボルト穴16aに挿入した状態で、ドアポケット10の第1ねじ部に螺合させることにより、押圧部30によるベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cの押圧に際しての第1枠体15及び第2枠体16の係止力を、長ボルト25の2箇所において受けることができる。
これにより、ベルトテンション調整ブラケット11の位置調整に際し、第1枠体15及び第2枠体16を安定した状態に保つことができ、また長ボルト25に作用する応力集中を分散させることができ、耐久性に優れた信頼性の高い位置調整装置を実現できる。
また本実施形態は、ベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cと、押圧部30との当接状態を、第1枠体15の開放空間15aを介して目視確認することができ、ベルトテンション調整ブラケット11の位置調整作業の能率向上に貢献する。
また本実施形態は、第2枠体16の挿入空間16dから工具を挿入することによって、第1枠体15と第2枠体16を連結する連結ボルト17、ワッシャ18、ナット19、及びワッシャ20を容易に取り外すことができ、工具の回転操作に要する作業空間が小さくて済む。
また本実施形態は、押圧部30のつば部30aによって、ベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cに対する安定した比較的大きな接触面積を確保でき、これにより押圧部30を介して立ち上がり部11cに押圧力を付与することができる。
また本実施形態は、ロックナット32によってつまみ部25をねじ棒23の一端に、脱落しないように堅固に固定することができる。
また本実施形態は、ねじ棒23と押圧部23と位置決めナット33とを溶接によって強固に一体に固定したことにより、つまみ部24の回転に伴って生じる押圧力を、ねじ棒23、押圧部30を介してベルトテンション調整ブラケット11の立ち上がり部11cに効率良く伝えることができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限られず、種々の態様を取り得る。例えば、第2枠体16を図示しない第1ねじ部に係止させる係止部として、長ボルト25の挿入が可能なボルト穴16a1,16b1を設けたが、このようなボルト穴16a1,16b1に代えて、第1ねじ部に螺合している例えば第1固定ボルト12に係止させる切り欠き部を設けた構成にしてもよい。
また、第1枠体15と第2枠体16とを、連結ボルト17の頭部が第1枠体15内に収納され、連結ボルト17に螺合するナット19が第2枠体16内に収納されるようにして連結したが、これとは逆に、連結ボルト17の頭部が第2枠体16内に収納され、ナット19が第1枠体15内に収納されるようにして、第1枠体15と第2枠体16とを連結してもよい。
また前述した実施形態では、ねじ棒23と、押圧部30と、位置決めナット33を、溶接によって強固に一体に固定したが、本発明は、このように構成することには限られない。例えば、ねじ棒23に対する押圧部30の位置を規定する位置決めナット33とともに、押圧部30を挟むように位置決めナット33の反対側に位置するようにねじ棒23に螺合し、押圧部30のつまみ部24方向への移動を規制する規制ナットを備え、位置決めナット33及び規制ナットをねじ棒23に溶接によって一体に設け、押圧部30をねじ棒23に遊嵌させた構成にしてもよい。
このように構成したものでは、押圧部30をねじ棒23に遊嵌させたことから、押圧部30を立ち上がり部11cに当接させる際に、この押圧部30のつば部30aの全面が立ち上がり部11cに当接するように、押圧部30に与えられる押圧力に応じてこの押圧部30を揺動させることができる。
また前述した実施形態では、第1枠体15が、上下方向に貫通形成した開放空間15aを有しているが、上面部分を例えば透明体からなる平板部で塞ぐようにしてもよい。
また第1枠体15の側面15bにねじ棒23が螺合するねじ部を形成する第1ナット21、及び第2ナット22を設けてあるが、これらの第1ナット21及び第2ナット22に代えて、第1枠体15の側面15bにねじ棒23が螺合するねじ部を形成してもよい。
また、第2枠体16は、下面部16aと上面部16bを有する構成にしてあるが、上面部16bを除いた構成にし、下面部16aに例えば第1固定ボルト12が挿入されるボルト穴を形成するようにしてもよい。このように本発明に係るベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置は、本発明の範囲内で種々の態様を取り得る。
1 ドアモータ
3 ベルト
4 第1プーリ
5 第2プーリ
6 主ベルト
9 かごドア
10 ドアポケット
10a 上面部
11 ベルトテンション調整ブラケット
11a 第2プーリ保持部
11b 平板部
11b1 第1長穴
11b2 第2長穴
11c 立ち上がり部
12 第1固定ボルト
13 第2固定ボルト
15 第1枠体
15a 開放空間
15b 側面
16 第2枠体
16a 下面部
16a1 ボルト穴(係止部)
16b 上面部
16b1 ボルト穴(係止部)
16c 開放空間
16d 挿入空間
17 連結ボルト(連結具)
19 ナット(連結具)
21 第1ナット
22 第2ナット
23 ねじ棒
24 つまみ部
25 長ボルト
30 押圧部
30a つば部
32 ロックナット
33 位置決めナット

Claims (10)

  1. エレベータ装置に備えられ、押圧力が与えられる立ち上がり部を有し、かごドアを開閉させる主ベルトのテンションを調整するベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    下側に形成され、前記ベルトテンション調整ブラケットの前記立ち上がり部が挿入可能な開放空間と、所定部位に係止される係止部とを有する枠体と、
    前記枠体の側面に設けたねじ部に螺合し、一端が前記枠体の外部に突出し、他端が前記枠体の内部に収納されるねじ棒と、
    前記ねじ棒の前記一端に設けたつまみ部と、
    前記ねじ棒の前記他端に設けられ、前記枠体に前記立ち上がり部が挿入された際に、前記立ち上がり部に押圧力を付与可能な押圧部とを備えたことを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  2. 請求項1に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記ベルトテンション調整ブラケットは、
    前記主ベルトが巻き回されるプーリを回転自在に保持する保持部と、
    前記保持部に連設され、ドアポケットの上面部に摺動可能に設けられ、前記主ベルトの延設方向に沿ってそれぞれ形成された第1長穴と第2長穴とを有する平板部とを有し、
    前記立ち上がり部を前記平板部の端部に設け、前記第1長穴を前記立ち上がり部に近い側に、前記第2長穴を前記立ち上がり部から遠い側に位置させ、
    前記エレベータ装置は、
    前記ベルトテンション調整ブラケットの前記第1長穴に対応した位置に形成された第1ねじ部、及び前記第2長穴に対応した位置に形成された第2ねじ部と、
    前記第1ねじ部に螺合し、前記ベルトテンション調整ブラケットを前記ドアポケットに固定する第1固定ボルト、及び前記第2ねじ部に螺合し、前記ベルトテンション調整ブラケットを前記ドアポケットに固定する第2固定ボルトとを備え、
    前記所定部位は、前記第1ねじ部の部位から成り、
    前記枠体の係止部は、前記第1ねじ部に対応する位置に形成したボルト穴、または前記第1ねじ部に挿入されたボルトに係止される切り欠き部から成ることを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  3. 請求項2に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記枠体は、前記ベルトテンション調整ブラケットの前記立ち上がり部が挿入可能な前記開放空間が下側に形成された第1枠体と、この第1枠体とは別体に設けられ、前記ボルト穴または前記切り欠き部を有する第2枠体とから成り、
    前記第1枠体と前記第2枠体とを連結する連結具を備えたことを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  4. 請求項3に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記第2枠体は、下面部と、この下面部に対向する上面部とを有し、
    前記係止部を形成する前記ボルト穴は、前記第2枠体の前記下面部に形成したボルト穴と、このボルト穴に対向するように前記上面部に形成したボルト穴とから成り、
    前記ベルトテンション調整ブラケットの位置調整に際して、前記第1固定ボルトに代えて設けられ、前記第2枠体の前記下面部に形成されたボルト穴、及び前記上面部に形成されたボルト穴に挿入され、前記第1ねじ部に螺合する長ボルトを備えたことを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  5. 請求項4に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記第1枠体の前記開放空間は、上下方向に貫通形成されたものから成ることを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  6. 請求項3に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記連結具は、前記第1枠体と前記第2枠体を連結するボルトと、このボルトに螺合するナットとの組み合わせから成り、
    前記第2枠体は、前記ナットまたは前記ボルトを回転させる工具が挿入可能な挿入空間を有することを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記押圧部は、前記ベルトテンション調整ブラケットの前記立ち上がり部に当接可能なつば部を有することを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  8. 請求項7に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記つまみ部を前記ねじ棒の前記一端に固定するロックナットを備えたことを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  9. 請求項7に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記ねじ棒に対する前記押圧部の位置を規定する位置決めナットを備え、
    前記ねじ棒と、前記押圧部と、前記位置決めナットを溶接によって一体に設けたことを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
  10. 請求項7に記載のベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置において、
    前記ねじ棒に対する前記押圧部の位置を規定する位置決めナットと、
    前記押圧部を挟むように前記位置決めナットの反対側に位置するように前記ねじ棒に螺合し、前記押圧部の前記つまみ部方向への移動を規制する規制ナットとを備え、
    前記位置決めナット及び前記規制ナットを前記ねじ棒に溶接によって一体に設け、
    前記押圧部を前記ねじ棒に遊嵌させたことを特徴とするベルトテンション調整ブラケットの位置調整装置。
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