JP2016155174A - 金型検出システム及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲げ加工機においてレイアウトされた金型を検知して認識する。【解決手段】制御部の制御により金型のレイアウトを行う金型レイアウト装置と、制御部の制御により前記金型により曲げ加工を行う曲げ加工機とを備える金型検出システムKKSである。そして、金型レイアウト装置に、金型の金型情報を検出する検出部と、検知部が金型情報を検出した場合に金型の位置情報を取得する位置情報取得部とを設け、制御部は検知した金型情報と取得した位置情報に基づき前記金型を共有化する。【選択図】図1

Description

本発明は金型検出システム及びその方法に関し、特に曲げ加工機においてレイアウトされた金型の金型情報および位置情報を検出する金型検出システム及びその方法に関するものである。
曲げ加工機のテーブルは、各機械に装着された金型格納装置内の登録金型とやり取りする。人が金型登録し金型格納装置に入れたものだけが金型レイアウトに引き当て対象である。すなわち、情報を元に金型レイアウト装置にて金型配置を行っている。
このATC(Auto Tool Changer)の金型は、金型格納装置(金型ストッカ等)内に格納されているが、格納状態は、金型種類、長さ等をソフトにて管理し、その管理情報と実際の金型の格納状態が、一致している前提のもとに金型の自動交換を行っている。
特許文献1、2および3を参照。
特開2003−326316号公報 特開2005−34872号公報 特開2005−74446号公報
制御部(NC装置等)側が記憶している金型種類、位置情報を消失すると、金型レイアウト装置にて自動に配置、格納が不可能であり、人手で金型を格納する必要があった。また、アラーム等により金型配置状態が、装置以外で変更された場合は自動で配置、格納が不可能となる。
他に、交換途中で停止した場合や、人が金型格納装置(金型ストッカ)内の金型の種類・位置を間違えて格納した場合など人が介在してソフトでの管理情報と実際の金型の管理情報が不一致になったとき管理不能状態になり、正常かつ安全に動作できなくなるという問題がある。
また、ATC(Auto Tool Changer)で金型を配置し、その後金型格納装置(金型ストッカ)外にある金型を人が手で追加する運用をした場合等、人が置いた金型の位置や金型種類の間違いなどがあるという問題があった。
さらに、ATC付きの機械にて、人が手で金型を配置する運用をする場合、人が置いた金型の位置や金型種類の間違いなどがあるという問題がある。
本発明は上述の問題を解決するためのものであり、請求項1に係る発明は、制御部の制御により金型のレイアウトを行う金型レイアウト装置と、制御部の制御により前記金型により曲げ加工を行う曲げ加工機とを備える金型検出システムにおいて、
前記金型レイアウト装置に、前記金型の金型情報を検出する検出部と、前記金型の位置情報を取得する位置情報取得部とを設け、前記制御部は前記金型情報と前記位置情報に基づき前記金型を共有化することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記制御部は自動レイアウトまたは手動レイアウトされた前記金型の金型情報及び位置情報と、CAMデータとを比較すると共に、比較結果に応じて前記金型の配置順序変更または位置補正を行うことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記制御部は取得した情報をもとに自動で金型格納装置への引き当てを行い自動格納登録の制御を行うことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記金型格納装置が満載の場合に、前記制御部は使用頻度を確認したオペレータによる金型入れ換えを行うか否かの選択情報を取得し、前記選択情報に基づき制御することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、自動運転で金型配置中のアラーム停止時の場合に、前記制御部は前記金型の金型情報及び位置情報を参照し自動復旧動作を行うことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、金型レイアウト装置が制御部の制御により金型のレイアウトを行い、曲げ加工機が制御部の制御により前記金型により曲げ加工を行う金型検出方法において、
前記金型レイアウト装置に、前記金型の金型情報を検出する検出部と、前記金型の位置情報を取得する位置情報取得部とを設け、前記制御部は前記金型情報と前記位置情報に基づき前記金型を共有化する。
本発明によれば、制御部(NC装置等)が金型情報を消失しても、再度情報、位置を取得することにより、金型の種類、配置を再構築し、自動で配置、格納を行うことが可能となる。また、機械が保有していない金型を人手にて配置、格納も可能となるという効果を奏する。
また、ID登録された金型情報取得とテーブル上の金型位置情報の取得により、金型レイアウト装置の制御にて、金型配置情報が再確認でき、格納、再配置等が可能となる。
金型格納装置(金型ストッカ)に保有された金型での配置格納の機能しかできなかったものが、保有金型以外の配置も可能となる。NC表示器に必要な金型情報を表示することにより人手もしくは決められた位置に金型配置することにより、製品加工可能なレイアウトに配置可能となる。
また、アラーム等により配置が不可抗力によりずれた場合等は、再認識処理を行うことにより、自動で金型の格納配置処理が可能となる。
金型格納装置(金型ストッカ)外の金型もATCの引き当ての対象として取り込めるため金型引き当て対象を増加させることができ、機械の稼働率を改善できる。特型など使用頻度の低い金型を複数の機械にて共有化ができる。
曲げ加工機の概略を示す概略図である。 ダイ側レイアウトユニットを説明する説明図である。 ダイ側レイアウトユニットを説明する説明図である。 ダイ側レイアウトユニットを説明する説明図である。 パンチ側レイアウトユニットを説明する説明図である。 パンチ側レイアウトユニットを説明する説明図である。 パンチ側レイアウトユニットを説明する説明図である。 金型位置検出、金型認識を説明する説明図である。 金型レイアウトの動作を示すフローチャートである。 金型レイアウトの動作を示すフローチャートである。 金型レイアウトの動作を示すフローチャートである。 金型の配置を説明する説明図である。 金型位置検出、金型認識、及びCAMとの比較を説明する説明図である。 レイアウト位置の補正を説明する説明図である。 金型レイアウトの動作を示すフローチャートである。 金型レイアウトの動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1を参照する。金型検知システムKKSの曲げ加工機(例えばプレスブレーキ)1への適用例を示す。すなわち、金型検知システムKKSは、曲げ加工機1を備える。曲げ加工機1については既によく知られているので、概略のみ説明する。
この曲げ加工機1は、下部テーブル2、上部テーブル3を備える。そして、前記下部テーブル2の上方にダイホルダ4を備え、前記上部テーブル3の下方にダイホルダ5を備える。さらに、前記ダイホルダ4には複数のダイD(金型)が設置され、パンチホルダ5に複数のパンチP(金型)が設置されている。一方、曲げ加工機1の左右両側(紙面に対し左右両側)にはサイドフレーム6、サイドフレーム7を有する。このように構成された曲げ加工機1によりワークWを突き当て部Tに当て位置決めし、パンチP、ダイDの協働により曲げ加工が行われる。
金型検知システムKKSの曲げ加工機1は、ダイD、パンチPを格納すると共に供給する金型格納装置8を備える。そして、プログラムに基づき金型格納装置8に格納されているダイD、パンチPが、金型レイアウト装置(ダイ側レイアウトユニット11、12、パンチ側レイアウトユニット13、14)により特定された場所に搬送されレイアウトされる。
ダイ側レイアウトユニット11、12及びパンチ側レイアウトユニット13、14は、それぞれ対応するレール9、レール10上を移動自在であると共に位置決め自在に構成されている(例えば、サーボモータによる制御)。そして、エンコーダ等の機能により、現在の位置を位置情報より特定することが可能に構成されている。
なお、本発明に係る金型の移動手段の1実施例としては、「WO00/41824」に記載されている。
曲げ加工機1は制御部1Aを有する。この制御部1Aはコンピュータよりなるものであり、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、記憶部、画像・文字等を表示する表示部1B、データの入出力を行うための入力部等を備える。
そして、制御部1AによりダイD、パンチPのレイアウトを行う金型レイアウト装置(ダイ側レイアウトユニット11、12及びパンチ側レイアウトユニット13、14)が制御されると共に、曲げ加工機1が制御される。
制御部1Aは自動レイアウトまたは手動レイアウトされた金型の金型情報及び位置情報と、CAMデータとを比較すると共に、比較結果に応じて前記金型へ所定の処理を行う。
ここで、所定の処理とは、ダイDまたはパンチPの配置順序を自動で変更する動作、さらに、レイアウトされたダイD、パンチPの位置を補正する動作等を含む。
制御部1Aは取得した情報をもとに自動で金型格納装置8への引き当てを行い自動格納登録の制御を行う。一方、金型格納装置8が満載の場合に、制御部1Aは使用頻度を確認したオペレータによる金型入れ換えを行うか否かの選択を取得し、選択に基づき制御する。
さらに、自動運転で金型配置中のアラーム停止時の場合に、制御部1AはダイD、パンチPの金型情報及び位置情報を参照し自動復旧動作を行う。
図2、図3及び図4を参照する。図3は図2を矢印AR1方向からみた断面を含む図である。図4は図2を矢印AR1方向からみた図である。ダイ側レイアウトユニット11(ダイ側レイアウトユニット12も同様)に、ダイDの金型情報を検出する検出部と、金型の位置情報を取得する位置情報取得部とを設け、制御部1Aは金型情報と位置情報に基づきダイDを共有化する。共有化とは、金型から取得した金型情報、金型位置情報をこの金型に関連付けることで、既に登録されている金型と同様に自動化対象の金型とすることを含む。
すなわち、ダイ側レイアウトユニット11(ダイ側レイアウトユニット12も同様)には検知部として識別センサ11Aを設け、ダイDの識別情報S1(バーコード、QRコード(登録商標)、RF−ID等)を読み取る。識別センサ11Aは読み取り器、CCDカメラ等である。また、位置情報取得部は位置検出センサ(例えば、反射型スポットタイプ光電センサ)11Bと、サーボモータ(エンコーダ)11Cより構成される。すなわち、位置検出センサ(反射型スポットタイプ光電センサ)11BがダイDの端面Da、端面Dbを検出し、検出したときの位置をサーボモータ(エンコーダ)11Cを介して取得する。また、端面Da、端面Dbの位置からダイDの巾を生成することができる。
図5、図6及び図7を参照する。図6は図5を矢印AR2方向からみた断面を含む図である。図7は図5を矢印AR2方向からみた図である。パンチ側レイアウトユニット13(パンチ側レイアウトユニット14も同様)に、パンチPの金型情報を検出する検出部と、金型の位置情報を取得する位置情報取得部とを設け、制御部1Aは金型情報と位置情報に基づきパンチPを共有化する。共有化とは、金型から取得した金型情報、金型位置情報をこの金型に関連付けることで、既に登録されている金型と同様に自動化対象の金型とすることを含む。
すなわち、パンチ側レイアウトユニット13(パンチ側レイアウトユニット14も同様)は検知部として識別センサ13Aを備える。識別センサ13AはパンチPの識別子S2、S3(バーコード、QRコード(登録商標)、RF−ID等)を読み取る機器、CCDカメラ等である。また、位置情報取得部は位置検出センサ(例えば、反射型スポットタイプ光電センサ)13Bと、サーボモータ(エンコーダ)13Cより構成される。すなわち、位置検出センサ(反射型スポットタイプ光電センサ)13BがパンチPの端面Paまたは端面Pbを検出し、検出したときの位置をサーボモータ(エンコーダ)13Cを介して取得する。また、端面Pa、端面Pbの位置からパンチPの巾を生成することができる。
図8(a)を参照する。上述のように構成されたパンチ側レイアウトユニット13(パンチ側レイアウトユニット14も同様)により、例えば、レイアウトされたパンチP1、P2、P3、P4、P5、P6およびP7を検知することが可能となる(符号SPはストックされているパンチを示す)。パンチ側レイアウトユニット13が矢印AR3方向に移動しながら、金型位置を検出(「ON」のとき)し、金型情報(金型番号、金型長さ、表裏判別等)を認識する。なお、ストックパンチSPは、金型レイアウトエリア同様、読み取り動作にて、ストッカ搭載金型との自動照合を行う。
図8(b)を参照する。ダイ側レイアウトユニット11(ダイ側レイアウトユニット12も同様)により、例えば、レイアウトされたダイD1、D2、D3、D4、D5、D6およびD7(符号SDはストックされているダイを示す)を検知することが可能となる。ダイ側レイアウトユニット11が矢印AR4方向に移動しながら、金型位置を検出(「ON」のとき)し、金型情報(金型番号、金型長さ等)を認識する。なお、ストックダイSDは、金型レイアウトエリア同様、読み取り動作にて、ストッカ搭載金型との自動照合を行う。
図9〜図16を参照し、金型検知システムKKSの動作を説明する。金型検知システムKKSの適用方法は様々有るが、その中から好適な例を以下に説明する。
図9は、ID情報(識別するために用いられる符号等)が登録されている金型を金型レイアウト装置に搭載された検出部にて、ID(種類、長さ等)と配置位置を自動で取得し、金型の再配置、格納を動作させる方法である。
初めに、ステップSA01では、下部テーブル4あるいは上部テーブル5に未定義金型(ダイDまたはパンチP)が配置される。
ステップSA02では、制御部1AがID情報が登録されているダイDまたはパンチPを認識する。
ステップSA03では、制御部1Aの制御により金型レイアウト装置(ダイ側レイアウトユニット11、12あるいはパンチ側レイアウトユニット13、14)に搭載したID認識センサ13Aにて金型情報を読み取る。
ステップSA04では、制御部1Aは、センサ読み取り位置と金型ID情報から金型種類、長さ、テーブル上の位置等を確認する。
ステップSA05では、制御部1Aが、ダイDまたはパンチPを格納するか否かを判断する。ダイDまたは、パンチPを格納すると判断した場合に処理はステップSA06に進む。ダイDまたはパンチPを格納しないと判断した場合に処理はステップSA07に進む。
ステップSA07では、制御部1Aに制御され、ダイ側レイアウトユニット11、12あるいはパンチ側レイアウトユニット13、14がダイDまたはパンチPを製品加工レイアウト位置に配置し装着する。
ステップSA06では、制御部1Aが、保有金型であるか否かを判断する。保有金型であると判断した場合に処理はステップSA08に進む。保有金型でないと判断した場合に処理はステップSA09に進む。
ステップSA09では、ダイDまたはパンチPを下部テーブル4または上部テーブル5の指定位置へ配置する。ステップSA08では、ダイDまたはパンチPを金型格納装置(金型ストッカ)8に格納する。
図10を参照する。手動、自動のコンビレイアウト運用での金型種類、長さ、向き(表、裏)の誤作業のチェック及び位置補正の方法である。人が介在することによる誤作業のチェックによる安全性向上及び金型レイアウト位置補正により精度向上が図れる。
初めに、ステップSB01では、制御部1Aが製品プログラムの読み込みを行う。そして、記憶装置等に記憶する。
ステップSB02では、制御部1Aに制御され金型自動レイアウトがスタートする。すなわち、ダイ側レイアウトユニット11、12あるいはパンチ側レイアウトユニット13、14がダイDまたはパンチPを製品加工レイアウト位置に配置する。ステップSB03では、金型自動レイアウトが完了する。
ステップSB04では、手動で金型クランプをOFFする。これにより、ダイDまたはパンチPが挿入可能となる。ステップSB05では、手動でダイDまたはパンチPの追加配置を行う。
ステップSB06では、手動で金型クランプをONする。これによりパンチPまたはダイDが固定される。
すなわち、図12(a)に示すように、例えば金型自動レイアウトによりパンチPA1、PA2、PA3、PA4およびPA5が自動レイアウトされる。その後、図12(b)に示すように、手動HでパンチPA6、PA7およびPA8が配置される。
ステップSB07では、制御部1Aにより自動で識別及び位置読み取り動作スタートする。ステップSB08では、制御部1Aが金型識別、CAMデータとの比較を行い一致しているか否かを判断する。一致していないと判断した場合に処理はステップSB09に進む。一致していると判断した場合に処理はステップSB10に進む。
ステップSB09では、制御部1Aが金型配置順序の判定を行い一致しているか否かを判断する。一致していないと判断した場合に処理はステップSB11に進む。一致していると判断した場合に処理はステップSB12に進む。
ステップSB11では、制御部1Aに制御され配置順序自動変更動作を行う。すなわち、ダイ側レイアウトユニット11、12あるいはパンチ側レイアウトユニット13、14がダイDまたはパンチPを製品加工レイアウトを変更する。
ステップSB12では、制御部1Aに制御により、金型番号、金型長さ、表裏の不一致情報を作業者に警告する。
一方、ステップSB10では、制御部1Aが、金型位置データとCAMデータとの比較を行い許容範囲内か否かを判断する。許容範囲外であると判断した場合に処理はステップSB13に進む。許容範囲内であると判断した場合に処理はステップSB14に進む。
図13を参照する。パンチPA1、PA2、PA3、PA4およびPA5が自動レイアウトされる。その後、手動でパンチPA6、PA7およびPA8が配置される。この場合にパンチPA6とCAMデータと比較してΔX5だげずれ、パンチPA7、PA8がΔX2ずれたものとする。
ステップSB13では、レイアウト位置補正動作を行う。
図14を参照する。例えば、パンチPA7、PA8において、ΔX2分矢印AR6方向に移動させることによりCAMデータと一致させる。(なお、パンチPA6も補正)
ステップSB14およびステップSB15では、曲げ加工を行う。
図11を参照する。マニュアルレイアウト運用での金型種類、長さ、向き(表、裏)の誤作業のチェック及び位置補正の方法である。人が介在することによる誤作業のチェックによる安全性向上及び金型レイアウト位置補正により精度向上が図れる。
初めに、ステップSC01では、制御部1Aが製品プログラムの読み込みを行う。そして、記憶装置等に記憶する。
ステップSC02では、手動で金型クランプをOFFする。これにより、ダイDまたはパンチPを挿入可能となる。ステップSC03では、手動でダイDまたはパンチPの追加配置を行う。ステップSC04では、手動で金型クランプをONする。これによりパンチPまたはダイDが固定される。
ステップSC05では、制御部1Aにより自動で識別及び位置読み取り動作スタートする。ステップSC06では、制御部1Aが金型識別、CAMデータとの比較を行い一致しているか否かを判断する。一致していないと判断した場合に処理はステップSC07に進む。一致していると判断した場合に処理はステップSC08に進む。
ステップSC07では、制御部1Aが金型配置順序の判定を行い一致しているか否かを判断する。一致していないと判断した場合に処理はステップSC09に進む。一致していると判断した場合に処理はステップSC10に進む。
ステップSC09では、制御部1Aに制御され配置順序自動変更動作を行う。すなわち、ダイ側レイアウトユニット11、12あるいはパンチ側レイアウトユニット13、14がダイDまたはパンチPを製品加工レイアウトを変更する。
ステップSC10では、制御部1Aに制御により、金型番号、金型長さ、表裏の不一致情報を作業者に警告する。
一方、ステップSC08では、制御部1Aが、金型位置データとCAMデータとの比較を行い許容範囲内か否かを判断する。許容範囲外であると判断した場合に処理はステップSC11に進む。許容範囲内であると判断した場合に処理はステップSC12に進む。
ステップSC11では、レイアウト位置補正動作を行う。なお、CAMデータとの比較して、その差分の位置補正は上述の図13、図14において説明した場合と同様の内容で行うことができる。
ステップSC13およびステップSC14では、曲げ加工を行う。
図15を参照する。取得情報をもとに自動で金型格納装置(金型ストッカ)8への引き当てを行い自動格納登録を可能とし、人が介在することによる誤作業のチェック及び安全性向上を図る例である。金型格納装置(金型ストッカ)8が満載になっている場合は、使用頻度を確認しながらオペレータにより選択判断が行われる。
ステップSD01では、手動で金型クランプをOFFする。これにより、ダイDまたはパンチPを挿入可能となる。ステップSD02では、手動でダイDまたはパンチPの追加配置を行う。ステップSD03では、手動で金型クランプをONする。これによりパンチPまたはダイDが固定される。
ステップSD04では、制御部1Aにより自動で識別及び位置読み取り動作スタートする。ステップSD05では、制御部1Aは、金型識別、金型位置データを読み込み記憶装置へ記憶する。
ステップSD06では、制御部1Aが、金型格納装置(金型ストッカ)8の格納状態との照合し、空きがあるか否か判断する。空きがないと判断した場合に処理はステップSD07に進む。空きがあると判断した場合に処理はステップSD08に進む。
ステップSD07では、作業者が金型使用頻度の確認を行う。
ステップSD09では、制御部1Aが、金型格納装置(金型ストッカ)8の格納金型の入れ替えを行うか否かを判断する。入れ替えを行わない判断した場合に処理はステップSD10に進む。入れ替えを行うと判断した場合に処理はステップSD11に進む。
ステップSD10では、制御部1Aは、金型格納装置(金型ストッカ)8の格納情報の更新はしない。
ステップSD11では、制御部1Aに制御され、金型格納装置(金型ストッカ)8の入れ替え動作を行う。ステップSD12では、制御部1Aが、金型格納装置(金型ストッカ)8の格納情報の更新を行う。
一方、ステップSD08では、制御部1Aが、金型格納装置(金型ストッカ)8への引き当てを行う。ステップSD13では、金型格納装置(金型ストッカ)8への自動格納を行う。ステップSD14では、金型格納装置(金型ストッカ)8の格納情報の更新を行う。
図16を参照する。自動運転で金型配置中のアラーム停止時の自動復旧動作が可能となる例である。人が介在することによる誤作業のチェック及び安全性の向上が図れる。
初めに、ステップSE01では、制御部1Aが製品プログラムの読み込みを行う。そして、記憶装置等に記憶する。
ステップSE02では、制御部1Aにより自動で識別及び位置読み取り動作スタートする。ステップSE03では、制御部1Aは、金型自動レイアウト動作中にアラームを報知する。
ステップSE04では、制御部1Aにより自動で識別及び位置読み取り動作スタートする。ステップSE05では、制御部1Aが、読み取った金型識別、金型位置データを記憶装置に格納する。
ステップSE06では、格納ストッカの装着が行われる。
ステップSE07では、制御部1Aが、金型格納装置(金型ストッカ)の搭載金型の読み取り照合を行う。照合しないと判断した場合に処理はステップSE08に進む。照合すると判断した場合に処理はステップSE09に進む。
ステップSE08では、制御部1Aが、不一致内容を警告する。
ステップSE09では、金型格納装置(金型ストッカ)8へ自動格納する。ステップSE10では、金型格納装置(金型ストッカ)8の格納情報の更新を行う。
この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
1 曲げ加工機
1A 制御部
1B 表示部
2 下部テーブル
3 上部テーブル
4 ダイホルダ
5 パンチホルダ
6 サイドフレーム
7 サイドフレーム
8 金型格納装置(金型ストッカ)
9 レール
10 レール
11 ダイ側レイアウトユニット
11A 検出部
11B 検出部
11C 位置情報取得部
12 ダイ側レイアウトユニット
13 パンチ側レイアウトユニット
13A 検出部
13B 検出部
13C 位置情報取得部
14 パンチ側レイアウトユニット
KKS 金型検知システム
W ワーク
P パンチ
D ダイ
T 突き当て部

Claims (6)

  1. 制御部の制御により金型のレイアウトを行う金型レイアウト装置と、制御部の制御により前記金型により曲げ加工を行う曲げ加工機とを備える金型検出システムにおいて、
    前記金型レイアウト装置に、前記金型の金型情報を検出する検出部と、前記金型の位置情報を取得する位置情報取得部とを設け、前記制御部は前記金型情報と前記位置情報に基づき前記金型を共有化することを特徴とする金型検出システム。
  2. 前記制御部は自動レイアウトまたは手動レイアウトされた前記金型の金型情報及び位置情報と、CAMデータとを比較すると共に、比較結果に応じて前記金型の配置順序変更または位置補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の金型検出システム。
  3. 前記制御部は取得した情報をもとに自動で金型格納装置への引き当てを行い自動格納登録の制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の金型検出システム。
  4. 前記金型格納装置が満載の場合に、前記制御部は使用頻度を確認したオペレータによる金型入れ換えを行うか否かの選択情報を取得し、前記選択情報に基づき制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の金型検出システム。
  5. 自動運転で金型配置中のアラーム停止時の場合に、前記制御部は前記金型の金型情報及び位置情報を参照し自動復旧動作を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の金型検出システム。
  6. 金型レイアウト装置が制御部の制御により金型のレイアウトを行い、曲げ加工機が制御部の制御により前記金型により曲げ加工を行う金型検出方法において、
    前記金型レイアウト装置に、前記金型の金型情報を検出する検出部と、前記金型の位置情報を取得する位置情報取得部とを設け、前記制御部は前記金型情報と前記位置情報に基づき前記金型を共有化することを特徴とする金型検出方法。
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