JP2016154300A - ウェアラブルカメラシステム、ウェアラブルカメラ、サーバ、及び録画制御方法 - Google Patents

ウェアラブルカメラシステム、ウェアラブルカメラ、サーバ、及び録画制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】監視対象を含む画像の録画漏れを低減できるウェアラブルカメラシステムを提供する。
【解決手段】ウェアラブルカメラシステムは、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラと、サーバと、を備える。ウェアラブルカメラは、画像を撮像してサーバへ送信する。サーバは、認証用データを蓄積し、ウェアラブルカメラからの画像の特徴と認証用データに係る特徴とを照合し、照合の結果を示す照合情報をウェアラブルカメラへ送信する。ウェアラブルカメラは、照合情報を受信し、照合情報に、抽出された画像の特徴と蓄積された認証用データに係る特徴とが一致する旨が含まれる場合、画像の録画を開始する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ウェアラブルカメラシステム、ウェアラブルカメラ、サーバ、及び録画制御方法に関する。例えば、人の体又は着用した衣服等に装着可能な撮像装置を有するウェアラブルカメラシステム等に関する。
近年、例えば警察官や警備員の業務を支援するために、警察官や警備員に装着されて使用されるウェアラブルカメラの導入が検討されている。
ウェアラブルカメラを用いた従来例として、例えば特許文献1に記載されたウェアラブル監視カメラシステムがある。このウェアラブル監視カメラシステムは、身体に装着するCCDカメラ手段及びマイク手段からの画像(映像)信号及び音声信号、並びに内蔵のクロック手段からの日時情報信号を、体に装着するポーチ手段に収納するエンコードサーバー手段によりエンコードし、また文字情報に変換した日時情報を撮像した画像にスーパーインポーズして記録可能な構成を有している。
特開2006−148842号公報
特許文献1のシステムでは、ウェアラブルカメラを警察官や警備員(警察官等ともいう)が装着して使用する場合、例えば、警察官等が不審者や盗難車などの監視対象を発見すると、録画ボタンを押下することで、画像データ(画像信号)の録画を開始することが想定される。
しかし、警察官等が注視すべき監視対象の全てを記憶しておくことは困難であり、監視対象が警察官等の周囲に存在しても、監視対象であることに気付かない場合には、後の事件検証のために重要なシーンが録画されない状態(録画漏れ)が起こり得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、監視対象を含む画像の録画漏れを低減できるウェアラブルカメラシステム、ウェアラブルカメラ、サーバ、及び録画制御方法を提供する。
本発明のウェアラブルカメラシステムは、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラと、サーバと、を備えるウェアラブルカメラシステムであって、前記ウェアラブルカメラは、画像を撮像する撮像部と、前記画像を前記サーバへ送信する通信部と、前記画像を録画する録画部と、を備え、前記サーバは、認証用データを蓄積する蓄積部と、前記画像を受信する受信部と、前記画像の特徴を抽出する特徴抽出部と、抽出された前記画像の特徴と蓄積された前記認証用データに係る特徴とを照合する照合部と、特徴に係る前記照合の結果を示す第1の照合情報を前記ウェアラブルカメラへ送信する送信部と、を備え、前記ウェアラブルカメラでは、前記通信部は、前記第1の照合情報を受信し、前記録画部は、前記第1の照合情報に、抽出された前記画像の特徴と蓄積された前記認証用データに係る特徴とが一致する旨が含まれる場合、前記画像の録画を開始する。
本発明のウェアラブルカメラは、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラであって、画像を撮像する撮像部と、前記画像を送信する通信部と、前記画像の特徴と所定の認証用データに係る特徴とが一致する旨を含む照合情報が前記通信部により受信された場合、前記照合情報に応じて前記画像の録画を開始する録画部と、を備える。
本発明のサーバは、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラにより撮像された画像を取得する画像取得部と、認証用データを蓄積する蓄積部と、前記画像の特徴を抽出する特徴抽出部と、抽出された前記画像の特徴と蓄積された前記認証用データに係る特徴とを照合する照合部と、前記照合の結果を示す照合情報を前記ウェアラブルカメラへ送信する送信部と、を備える。
本発明の録画制御方法は、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラと、認証用データを蓄積する蓄積部と、を含むウェアラブルカメラシステムにおける録画制御方法であって、前記ウェアラブルカメラにより画像を撮像するステップと、前記画像の特徴を抽出するステップと、抽出された前記画像の特徴と、前記蓄積部により蓄積された認証用データに係る特徴と、を照合するステップと、前記照合の結果、両特徴が一致する場合、前記画像の録画を開始するステップと、を備える。
本発明によれば、監視対象を含む画像の録画漏れを低減できる。
実施形態に係るウェアラブルカメラシステムの概要とウェアラブルカメラにより撮像した画像の使用に関する説明図 実施形態に係るウェアラブルカメラの内部構成の一例を示すブロック図 実施形態に係るウェアラブルカメラをユーザが装着した状態を示す図 実施形態に係る車載システムの内部構成の一例を示すブロック図 実施形態に係るサーバの内部構成の一例を示すブロック図 実施形態に係る顔認証用データベースの一例を示す模式図 実施形態に係るナンバー認証用データベースの一例を示す模式図 実施形態に係る顔照合結果に応じて録画開始する場合のウェアラブルカメラシステムによる動作例を示すシーケンス図 実施形態に係るナンバー照合結果に応じて録画開始する場合のウェアラブルカメラシステムによる動作例を示すシーケンス図
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るウェアラブルカメラシステム100の概要とウェアラブルカメラ10により撮像した画像の使用に関する説明図である。
本実施形態のウェアラブルカメラ10は、ユーザ(例えば警察官(Officer)7、警備員)が体又は着用した衣服等に装着可能な撮像装置である。ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン等の携帯端末50、車に搭載した車載システム60、ユーザ組織内のサーバ(バックエンドサーバ)72との間で通信する通信機能を有する。尚、サーバ72は、複数設けられてもよい。
ウェアラブルカメラシステム100において、ウェアラブルカメラ10、携帯端末50、及び車載システム60が、フロントエンドシステム100Aを構成する。ウェアラブルカメラシステム100において、ネットワーク上の管理ソフトウェア70、警察署5内のPCである署内PC71、及びサーバ72が、バックエンドシステム100Bを構成する。管理ソフトウェア70は、例えば署内PC71又はサーバ72により実行される。
ウェアラブルカメラシステム100の一例として、警察署5において使用される場合を想定して説明する。この場合、警察官7がウェアラブルカメラ10を使用して撮像し、例えば警察署5内のバックエンドシステム100Bに撮像した画像を転送して蓄積する。なお、ウェアラブルカメラ10は、ユーザが警察官7に限定されず、その他様々な事業所(例えば、警備会社)において使用されてもよい。本実施形態では、ユーザとして警察官7を主に例示する。
フロントエンドシステム100Aは、現場の最前線に出動する警察官7が装着可能なウェアラブルカメラ10と、警察官7が保持又は警察官7が乗用するパトカー6内に配置された携帯端末50と、パトカー6内に設置された車載システム60と、を含む。
携帯端末50は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の無線通信装置である。
車載システム60は、車載カメラ61、車載レコーダ62、車載PC63、通信ユニット等を有する。車載カメラ61及び車載レコーダ62を含んで車載カメラシステム65が構成される。
車載カメラ61は、パトカー6の所定位置に設置され、パトカー6の周囲を常時又は所定のタイミングで画像を撮像する撮像部(不図示)を備える。車載カメラ61は、例えばパトカー6の前方を撮像するためのフロント用カメラ(不図示)、パトカー6内のバックシート(例えば容疑者を座らせているシート)を撮像するためのバックシート用カメラ(不図示)と、を含む。車載カメラ61により撮像された画像は、例えば録画されると、車載レコーダ62にて蓄積される。車載カメラ61は、複数台設けられてもよい。
尚、フロント用カメラやバックシート用カメラには、パトカー6の車内外の音を収音するマイク(不図示)を備え付けられてもよい。この場合、パトカー6内の警察官7又は容疑者の発する音声も収音(録音)可能である。
車載レコーダ62は、車載カメラ61により撮像された画像を蓄積する。また、車載レコーダ62は、ウェアラブルカメラ10により撮像された画像を取得し、蓄積してもよい。
車載PC63は、例えば、パトカー6内に固定的に搭載される。車載PC63は、図示しない管理ソフトウェアを実行することで、車載システム60とウェアラブルカメラ10との連携を可能にする。また、車載PC63のUI(User Interface)(例えば、操作部、表示部、音声出力部)は、車載レコーダ62を操作するためのUIとしても用いられる。
警察官7は、所定の用件(例えばパトロール)で警察署5から出動する際、例えば、ウェアラブルカメラ10を装着し、携帯端末50を保持又はパトカー6内に配置し、車載システム60を搭載したパトカー6に乗車して現場に向かう。
フロントエンドシステム100Aにおいて、例えば、パトカー6が到着した現場の画像を車載システム60の車載カメラ61により撮像し、警察官7がパトカー6から降車して現場のより詳細な画像をウェアラブルカメラ10により撮像する。
ウェアラブルカメラ10が撮像した動画又は静止画の画像は、例えば、ウェアラブルカメラ10のメモリ、携帯端末50のメモリ、車載システム60の車載レコーダ62又は車載PC63のメモリに保存される。
ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラ10のメモリ等から、ウェアラブルカメラ10により撮像された画像を含む各種データを、バックエンドシステム100Bに転送(アップロード)する。
ウェアラブルカメラ10を含むフロントエンドシステム100Aとバックエンドシステム100Bとは、データ通信網NTを介して通信する。データ通信網NTは、例えば、無線LAN(Local Area Network)、携帯電話網、が考えられる。無線LANを使用する場合には、フロントエンドシステム100A及びバックエンドシステム100Bのそれぞれに、アクセスポイント(不図示)が設置され、アクセスポイントを介してデータが通信される。ウェアラブルカメラ10からバックエンドシステム100Bへのデータ転送は、例えば、現場から無線通信により接続して行うか、或いは、パトロールが終了して警察署5に戻った際に、有線通信、無線通信、又は手動(例えば記憶媒体の持ち運び)により行う。
また、ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラ10により撮像された画像を携帯端末50に転送し、携帯端末50が、携帯電話網を介してバックエンドシステム100Bに転送(アップロード)してもよい。
車載システム60(例えば車載レコーダ62)は、車載システム60のメモリ等から、車載カメラ61により撮像された画像を含む各種データを、バックエンドシステム100Bに転送(アップロード)する。
車載システム60からバックエンドシステム100Bへのデータ転送は、例えば、現場から無線通信により接続して行うか、或いは、パトロールが終了して警察署5に戻った際に、有線通信、無線通信、又は手動(例えば記憶媒体の持ち運び)により行う。
バックエンドシステム100Bは、警察署5内又は他の場所に設置されたサーバ72と、フロントエンドシステム100Aと通信するための管理ソフトウェア70と、署内PC71と、を含む。
サーバ72は、サーバ72の内部又は外部にHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等によるストレージを備える。サーバ72は、フロントエンドシステム100Aから転送された画像及び他のデータを蓄積する。サーバ72は、例えば、ウェアラブルカメラ10又は車載システム60(例えば車載レコーダ62)から転送された画像を受信し、ストレージに保存する。
バックエンドシステム100Bに蓄積された画像は、例えば、警察署5内の関係部署の担当者により事件の操作・検証等に利用され、所定のシーン(例えば裁判)において証拠品として提出される。本実施形態では、警察官7が装着したウェアラブルカメラ10を用いて、現場の証拠画像(証拠映像)をより的確に取得及び保存することが可能になっている。
図2は、ウェアラブルカメラ10の内部構成の一例を示すブロック図である。図3は、ウェアラブルカメラ10を警察官7が装着した状態を示す模式図である。
図2に示すように、ウェアラブルカメラ10は、撮像部11と、GPIO12(General Purpose Input/Output)と、RAM(Random Access Memory)13と、ROM(Read Only Memory)14と、記憶部15と、を備える。ウェアラブルカメラ10は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)16と、RTC(Real Time Clock)17と、GPS(Global Positioning System)18と、を備える。ウェアラブルカメラ10は、MCU(Micro Controller Unit)19と、通信部21と、USB(Universal Serial Bus)22と、コンタクトターミナル23と、電源部24と、バッテリ25と、を備える。
ウェアラブルカメラ10は、操作入力部の一例として、録画スイッチSW1と、スナップショットスイッチSW2と、通信モードスイッチSW3と、インジケータスイッチSW4と、を備える。
ウェアラブルカメラ10は、状態表示部の一例として、LED(Light Emitting Diode)26a,26b,26cと、バイブレータ27と、を備える。
撮像部11は、例えば、撮像レンズと、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等による固体撮像素子と、を有する。撮像部11は、撮像により得られた被写体の画像をMCU19に出力する。
GPIO12は、パラレルインタフェースであり、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2、通信モードスイッチSW3、インジケータスイッチSW4、LED26a〜26c及びバイブレータ27と、MCU19との間で信号を入出力する。また、GPIO12には、例えば、各種センサ(例えば加速度センサ)が接続される。
RAM13は、例えば、MCU19の動作において使用されるワークメモリである。ROM14は、例えば、MCU19を制御するためのプログラム及びデータを予め記憶するメモリである。
記憶部15は、例えば、SDメモリ等の記憶媒体により構成され、撮像部11にて撮像して得られた画像を記憶する。記憶部15としてSDメモリを用いる場合、ウェアラブルカメラ10の筐体本体に対して取付け及び取外しが可能である。
EEPROM16は、例えば、ウェアラブルカメラ10を識別する識別情報(例えばCamera IDとしてのシリアル番号)、及び各種設定情報を記憶する。
RTC17は、現在の時刻情報をカウントしてMCU19に出力する。
GPS18は、現在のウェアラブルカメラ10の位置情報および時刻情報をGPS発信機(不図示)から受信して、MCU19に出力する。時刻情報は、ウェアラブルカメラ10のシステム時刻の補正のために使用される。システム時刻は、撮像された画像(静止画、動画を含む)の撮像時刻の記録等に利用される。
MCU19は、制御部としての機能を有し、例えば、ウェアラブルカメラ10の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、ウェアラブルカメラ10の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理、を行う。MCU19は、ROM14に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。MCU19は、動作時には、例えば、RAM13を使用し、RTC17より現在の時刻情報を得て、GPS18より現在の位置情報を得る。
通信部21は、例えばOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの第1層である物理層において、通信部21とMCU19との接続を規定する。通信部21は、この規定に従って、例えば、無線LAN(W−LAN)による無線通信(例えばWi−fi(登録商標))を行う。通信部21は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)等の無線通信を行ってもよい。
USB22は、シリアルバスであり、例えば、車載システム60、又は警察署5内の署内PC71やサーバ72との接続を可能とする。
コンタクトターミナル23は、クレードル(不図示)又は外付けアダプタ(不図示)等と電気的に接続するための端子であり、USB22を介してMCU19に接続され、電源部24と接続される。コンタクトターミナル23を介して、ウェアラブルカメラ10の充電、及び画像を含むデータの通信が可能となっている。
コンタクトターミナル23には、例えば、「充電端子V+」、「CON.DET端子」、「データ端子D−,D+」及び「グランド端子」(いずれも図示省略)が設けられる。CON.DET端子は、電圧および電圧変化を検出するための端子である。データ端子D−,D+は、例えばUSBコネクタ端子を介して、外部PC等に対してウェアラブルカメラ10で撮像した画像等を転送するための端子である。
コンタクトターミナル23とクレードル(不図示)又は外付けアダプタ(不図示)のコネクタとが接続されることにより、ウェアラブルカメラ10と外部機器との間でデータ通信が可能となる。
電源部24は、例えば、コンタクトターミナル23を介してクレードル又は外付けアダプタより供給される電源電力をバッテリ25に給電して、バッテリ25を充電する。バッテリ25は、例えば、充電可能な2次電池により構成され、ウェアラブルカメラ10の各部に電源電力を供給する。
録画スイッチSW1は、例えば、警察官7の押下操作による録画(動画の撮像)の開始/停止の操作指示を入力する押しボタンスイッチである。録画スイッチSW1は、例えば、奇数回押下されることで録画(動画の撮像)が開始され、偶数回押下されることで録画が終了する。
スナップショットスイッチSW2は、例えば、警察官7の押下操作による静止画の撮像の操作指示を入力する押しボタンスイッチである。スナップショットスイッチSW2は、例えば、押下される度に、押下時の静止画の撮像が実行される。
通信モードスイッチSW3は、例えば、ウェアラブルカメラ10と外部機器との間の通信モードを設定するための操作指示を入力するスライドスイッチである。通信モードは、例えば、アクセスポイントモード、ステーションモード、OFFモードを含む。
アクセスポイントモードは、ウェアラブルカメラ10が無線LANのアクセスポイントとして動作し、例えば、警察官7が所持する携帯端末50と無線接続して、ウェアラブルカメラ10と携帯端末50との間で通信を行うモードである。アクセスポイントモードにおいて、携帯端末50は、ウェアラブルカメラ10と接続することにより、ウェアラブルカメラ10による現在のライブ画像の表示、録画された画像の再生、撮像された静止画の表示等を行うことができる。
ステーションモードは、無線LANを用いて外部機器と接続する場合に、外部機器をアクセスポイントとして通信するモードである。ステーションモードにおいて、ウェアラブルカメラ10は、各種設定、ウェアラブルカメラ10が保持する録画された画像の転送(アップロード)などを車載システム60や警察署5内の署内PC71やサーバ72に対して行うことができる。
OFFは、無線LANの通信動作をオフし、無線LANを未使用とするモードである。
インジケータスイッチSW4は、例えば、LED26a〜26c及びバイブレータ27による動作状態表示モードを設定するための操作指示を入力するスライドスイッチである。動作状態表示モードは、例えば、LED26a〜26cにより動作状態を示すモード、バイブレータ27により動作状態を示すモード、LED26a〜26c及びバイブレータ27の双方により動作状態を示すモード、動作状態を示さない(OFF)モード、を含む。
各スイッチSW1〜SW4は、上記の形態に限定されず、警察官7による操作指示の入力が可能な他の形態の操作入力デバイスでもよい。
LED26aは、例えば、ウェアラブルカメラ10の電源投入状態(オンオフ状態)及びバッテリ25の状態を示す表示部である。
LED26bは、例えば、ウェアラブルカメラ10の撮像動作の状態(録画状態)を示す表示部である。
LED26cは、例えば、ウェアラブルカメラ10の通信モードの状態を示す表示部である。
MCU19は、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2、通信モードスイッチSW3、インジケータスイッチSW4の各スイッチの入力検出を行い、操作があったスイッチ入力に対する処理を行う。
MCU19は、録画スイッチSW1の操作入力を検出した場合、撮像部11における撮像動作の開始又は停止を制御し、撮像部11から得られた画像を、動画像として記憶部15に保存する。
MCU19は、スナップショットスイッチSW2の操作入力を検出した場合、スナップショットスイッチSW2が操作されたときの撮像部11による画像を、静止画像として記憶部15に保存する。
MCU19は、通信モードスイッチSW3の状態を検出し、通信モードスイッチSW3の設定に応じた通信モードによって通信部21を動作させる。
MCU19は、録画動作を開始した場合、インジケータスイッチSW4の状態を検出し、インジケータスイッチSW4の設定に応じて、LED表示及び/又はバイブレータ振動によって録画動作の状態を外部に示す報知を行う。
図3に示すように、ウェアラブルカメラ10は、例えば、警察官7の胸部など、警察官7の視点に近い位置からの視野の画像を撮像するように、警察官7が着用した衣服又は体に装着して使用される。
図4は、車載システム60の構成例を示すブロック図である。車載システム60は、車載カメラ61、車載レコーダ62、及び車載PC63を含む。
車載レコーダ62は、CPU101、通信部102、フラッシュROM104、RAM105、マイコン106、GPS107、GPIO108、ボタン109、LED110、及びストレージ111を含む構成である。
CPU101は、例えば、車載レコーダ62の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。CPU101は、フラッシュROM104に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。
通信部102は、無線回線又は有線回線を介して外部装置と無線通信する。無線通信は、例えば、無線LAN(Local Area Network)通信、近距離無線通信(NFC)、Bluetooth(登録商標)を含む。無線LAN通信は、例えばWi−fi(登録商標)のIEEE802.11n規格に従って通信する。CPU101と通信部102との間は、例えば、PCI(Peripheral Component InterConnect)又はUSBを介して接続される。有線通信は、例えば有線LAN通信を含む。
通信部102は、例えば、車載カメラ61及び車載PC63との間で有線通信する。通信部102は、例えば、ウェアラブルカメラ10、警察署5の署内PC71やサーバ72との間で、無線通信する。図4では、車載レコーダ62は、通信部102を介して車載カメラ61及び車載PC63に有線接続され、ウェアラブルカメラ10に無線接続されることを例示している。
フラッシュROM104は、例えば、CPU101を制御するためのプログラム及びデータを記憶するメモリである。また、各種設定情報が保持される。
RAM105は、例えば、CPU101の動作において使用されるワークメモリである。RAM105は、例えば複数設けられる。
マイコン106は、例えば、マイクロコンピュータの一種であり、外部インタフェースに係る各部(例えば、GPS107、GPIO108、ボタン109、LED110)と接続され、外部インタフェースに関する制御を行う。マイコン106は、例えばUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)を介して、CPU101に接続される。
GPS107は、例えば、現在の車載レコーダ62の位置情報および時刻情報をGPS発信機(不図示)から受信して、CPU101に出力する。この時刻情報は、車載レコーダ62のシステム時刻の補正のために使用される。
GPIO108は、例えば、パラレルインタフェースであり、GPIO108を介して接続される外部装置(不図示)とMCU19との間で、信号を入出力する。GPIO108には、例えば、各種センサ(例えば速度センサ、加速度センサ、扉開閉センサ)が接続される。
ボタン109は、例えば、車載カメラ61により撮像された画像の録画を開始又は停止するための録画ボタン、を含む。尚、ボタンの形態に限られず、スイッチ等でもよく、各種状態を切り替えられればよい。
LED110は、例えば、車載レコーダ62の電源投入状態(オンオフ状態)、録画の実施状態、車載レコーダ62のLANへの接続状態、車載レコーダ62に接続されたLANの使用状態を、点灯、消灯、点滅等により表示する。
ストレージ111は、例えば、SSDやHDD等の記憶装置であり、車載カメラ61により撮像され録画された画像を蓄積する。ストレージ111は、ウェアラブルカメラ10により撮像され録画された画像を蓄積してもよい。また、ストレージ111は、画像以外のデータ(例えば車載カメラ61により収音された音声データ)を蓄積してもよい。ストレージ111は、SATA(Serial ATA)を介して、CPU101に接続される。ストレージ111は、複数設けられてもよい。
車載PC63は、CPU201と、I/O(Input/Output)制御部202と、通信部203と、メモリ204と、入力部205と、表示部206と、スピーカ207と、HDD208と、を含む構成である。
車載PC63は、ウェアラブルカメラ10、車載レコーダ62とそれぞれ通信可能であり、バックエンドシステム100Bのサーバ72や署内PC71とも通信可能である。
CPU201は、例えば、車載PC63の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータのI/O制御部202を介した入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。CPU201は、メモリ204に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。
I/O制御部202は、CPU201と車載PC63の各部(例えば通信部203、入力部205、表示部206、スピーカ207、HDD208)との間でデータの入出力に関する制御を行い、CPU201からのデータ及びCPU201へのデータの中継を行う。尚、I/O制御部202は、CPU201と一体的に構成されてもよい。
通信部203は、例えば、車載レコーダ62との間、警察官7が装着可能なウェアラブルカメラ10との間、又はバックエンドシステム100B側との間で、有線又は無線による通信を行う。
メモリ204は、例えばRAM、ROM、不揮発性又は揮発性の半導体メモリを用いて構成され、CPU201の動作時のワークメモリとして機能し、CPU201を動作させるための所定のプログラム及びデータを保存している。
入力部205は、警察官7の入力操作を受け付け、I/O制御部202を介してCPU201に通知するためのUIであり、例えばマウス、キーボード等のポインティングデバイスである。入力部205は、例えば表示部206の画面に対応して配置され、警察官7の指又はスタイラスペンによって操作が可能なタッチパネル又はタッチパッドを用いて構成されても良い。
表示部206は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)を用いて構成され、各種情報を表示する。また、表示部206は、例えば警察官7の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により撮像(録画)された画像が入力された場合には、CPU201の指示の下で、画像を画面に表示する。
スピーカ207は、例えば警察官7の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により撮像(録画)された音声を含むデータが入力された場合には、CPU201の指示の下で、このデータに含まれる音声を出力する。なお、表示部206及びスピーカ207は、車載PC63とは別々の構成としてもよい。
HDD208は、例えば、各種データ、ソフトウェア(ソフトウェアプログラム)を記憶する。具体的には、HDD208は、例えば、車載レコーダ62の制御や設定を行うためのソフトウェア、ウェアラブルカメラ10の制御や設定を行うためのソフトウェア、を保存する。また、HDD208は、例えば、ウェアラブルカメラ10から転送され、ウェアラブルカメラ10により撮像された画像を保存する。
図5は、サーバ72の構成例を示すブロック図である。サーバ72は、CPU301、I/O制御部302、通信部303、メモリ304、入力部305、表示部306、ストレージ制御部307、及びストレージ308を備える。
CPU301は、例えば、サーバ72の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。CPU301は、メモリ304に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。
CPU301は、例えば、画像認証及び画像照合(データベース照合、画像マッチングともいう)を行う。画像認証では、CPU301は、画像から認証対象となる特定の領域を抽出し、この領域の特徴を抽出する。画像照合では、CPU301は、抽出された特徴が予めストレージ308等に登録された特徴と一致するかを判定する。
I/O制御部302は、CPU301とサーバ72の各部(例えば通信部303、入力部305、表示部306、ストレージ制御部307)との間でデータの入出力に関する制御を行い、CPU301からのデータ及びCPU301へのデータの中継を行う。尚、I/O制御部302は、CPU301と一体的に構成されてもよい。
通信部303は、例えば、フロントエンドシステム100Aの車載レコーダ62、車載PC63、若しくは携帯端末50との間、警察官7が装着可能なウェアラブルカメラ10との間、又は、署内PC71との間で、有線又は無線による通信を行う。
メモリ304は、例えばRAM、ROM、不揮発性又は揮発性の半導体メモリを用いて構成され、CPU301の動作時のワークメモリとして機能し、CPU301を動作させるための所定のプログラム及びデータを保存している。
入力部305は、警察官7や警察署5内の担当者の入力操作を受け付け、I/O制御部302を介してCPU301に通知するためのUIであり、例えばマウス、キーボード等のポインティングデバイスである。入力部305は、例えば表示部306の画面に対応して配置され、警察官7又は担当者の指又はスタイラスペンによって操作が可能なタッチパネル又はタッチパッドを用いて構成されても良い。
表示部306は、例えばLCD又は有機ELを用いて構成され、各種情報を表示する。表示部306は、例えば警察官7又は担当者の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により撮像(録画)された画像が入力された場合には、CPU301の指示の下で、この画像を画面に表示する。表示部306は、例えば警察官7又は担当者の入力操作に応じて、車載カメラ61により撮像(録画)された画像が入力された場合には、CPU301の指示の下で、この画像を画面に表示する。
ストレージ制御部307は、ストレージ308に関する制御を行う。
ストレージ308は、例えば、SSDやHDD等の記憶装置であり、ウェアラブルカメラ10や車載カメラ61により撮像され録画された画像を蓄積する。また、ストレージ308は、画像以外のデータ(例えばウェアラブルカメラ10や車載カメラ61により収音された音声データ)を蓄積してもよい。ストレージ308は、SATA(Serial ATA)を介して、CPU301に接続される。
また、ストレージ308は、ウェアラブルカメラシステム100による監視対象を認証するための認証用データを保持するデータベースを保持する。このデータベースには、例えば、顔認証用データベース308Aやナンバー認証用データベース308Bが含まれる。監視対象は、例えば、過去の事件、事故、犯罪、違反等に関連した特定の人物や物品(例えば車両)である。
図6は、顔認証用データベース308Aの一例を示す模式図である。顔認証用データベース308Aは、顔認証用データを保持する。顔認証用データは、監視対象の人物M1の顔画像を認証、照合に用いられるデータである。
顔認証用データは、例えば、監視対象の人物M1の顔正面画像、監視対象の人物M1の顔側面画像、監視対象の人物M1の氏名、監視対象の人物M1の犯罪歴、監視対象の人物M1が関与した事件の番号を示す関連事件番号、監視対象の人物M1の住所、を含む。また、顔認証用データは、関連事件が発生した時刻のデータを含んでもよい。
図7は、ナンバー認証用データベース308Bの一例を示す模式図である。ナンバー認証用データベース308Bは、ナンバー認証用データを保持する。ナンバー認証用データは、監視対象の車両N1に搭載されたナンバープレートの画像を認証、照合に用いられるデータである。
ナンバー認証用データは、例えば、監視対象の車両N1の車両ナンバー、監視対象の車両N1が関与した事件の番号を示す関連事件番号、監視対象の車両N1の所有者名、監視対象の車両N1の車両登録住所、を含む。また、ナンバー認証用データは、関連事件が発生した時刻のデータを含んでもよい。
次に、ウェアラブルカメラシステム100の動作例について説明する。
図8は、顔照合結果に応じて録画開始する場合のウェアラブルカメラシステム100の動作例を示すシーケンス図である。
まず、ウェアラブルカメラ10では、撮像部11が、画像を撮像する(S11)。S11では、例えば、警察官7がスナップショットスイッチSW2を操作し、MCU19が、スナップショットスイッチSW2の操作入力を検出する。そして、MCU19は、スナップショットスイッチSW2が操作されたときの撮像部11により撮像された画像を、静止画像として記憶部15に保存する。尚、MCU19は、動画撮像(録画)のスタンバイ中に、任意のタイミングで、撮像部11により撮像された静止画を切り出してもよい。静止画切り出しのタイミングは、例えば、録画前に撮像された(レンズに映った)画像中に人が含まれており、MCU19により顔領域が抽出されたタイミングを含む。
通信部21は、撮像された画像を、データ通信網NTを介して、サーバ72へ送信する(S12)。
サーバ72では、通信部303は、ウェアラブルカメラ10からの画像を受信する(S13)。CPU301は、受信された画像に基づいて、顔画像認証及び顔画像照合を行う(S14)。尚、顔画像認証は画像認証の1つであり、顔画像照合は画像照合の1つである。
顔画像認証では、CPU301は、受信された画像から人物M1の顔領域M2を抽出し、顔領域M2における特徴を抽出する。顔画像照合では、CPU301は、抽出された顔領域M2の特徴と、顔認証用データベース308Aに保持された特徴としての顔正面画像又は顔側面画像の特徴と、を比較して照合する。この場合、CPU301は、顔領域M2の特徴が、顔認証用データベース308Aに保持されたいずれかの顔正面画像又は顔側面画像の特徴と一致するか否かを判定する。尚、顔の特徴が一致とは、顔に関する各種特徴について、両特徴が完全一致する他に、所定基準を満たす一致度を有することを含む。
通信部303は、顔画像照合の結果を示す顔照合情報を、ウェアラブルカメラ10へ送信する(S15)。顔照合情報は、例えば、上記顔の両特徴が一致した旨を示す一致情報、上記顔の両特徴が不一致である旨を示す不一致情報、を含む。
また、顔照合情報は、顔の特徴が一致すると判定された人物M1を特定可能な情報を含んでもよい。人物M1を特定可能な情報は、例えば、顔認証用データベース308Aにおいて、特徴が一致すると判定された顔正面画像又は顔側面画像と同レコードで保持された氏名、犯罪歴、関連事件番号、住所の情報の全部又は一部を含む。
ウェアラブルカメラ10では、通信部21は、顔照合情報を受信する(S16)。MCU19は、顔照合情報として一致情報を受信した際、撮像部11により画像を撮像し、録画を開始する(S17)。録画では、MCU19は、記憶部15に撮像画像を記憶させる。
尚、MCU19は、インジケータスイッチSW4に基づく設定に応じて、LED26a〜26c及びバイブレータ27の少なくとも一方により録画状態を示してもよい。また、顔照合情報が顔認証用データベース308Aの情報を含む場合、通信部21が、顔認証用データベース308Aの情報を携帯端末50へ転送してもよい。携帯端末50は、ウェアラブルカメラ10からの通知を受けて、特徴が一致しているか否かの情報や、顔認証用データベース308Aの情報を表示してもよい。
このように、ウェアラブルカメラ10は、顔画像照合に係る結果を出力してもよい。これにより、携帯端末50を所持する警察官7は、顔認証用データベース308Aに登録された顔の人物M1に関する情報を認識でき、この人物M1の捜索等に役立てることができる。
図8に示したウェアラブルカメラシステム100の動作によれば、例えば警察官7が監視対象としての人物の顔の全てを記憶していない場合でも、ウェアラブルカメラシステム100は、撮像画像に監視対象(例えば重要人物、犯罪者、重要参考人)が含まれるか否かを判定できる。従って、ウェアラブルカメラシステム100は、監視対象の人物M1を含む画像の録画漏れを低減できる。
尚、ウェアラブルカメラ10の通信部21は、撮像した画像と、GPS18により得られたGPSデータと、をサーバ72へ送信してもよい。サーバ72のCPU301は、GPSデータを受信し、GPSデータが示す位置情報を加味して、顔画像照合の結果を導出してもよい。例えば、CPU301は、GPSデータが示す位置と、顔認証用データベース308Aに保持されたいずれかの住所の位置とが、一致するか否かを判定してもよい。尚、位置が一致とは、両位置が完全一致する他に、所定基準を満たす一致度(同じ地区である、所定距離以内である、等)を有することを含む。
このように、サーバ72は、顔照合及び位置照合の結果、顔認証用データベース308Aでの同一のレコードにおいて、顔特徴及び位置がいずれも一致した場合に、顔照合情報として一致情報を送信してもよい。
図9は、ナンバー照合結果に応じて録画開始する場合のウェアラブルカメラシステム100の動作例を示すシーケンス図である。尚、図9において、図8に示した処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、説明を省略又は簡略化する。
まず、ウェアラブルカメラ10は、S11〜S13の処理を実行する。
サーバ72では、CPU301は、受信されたウェアラブルカメラ10からの画像に基づいて、ナンバー認証及びナンバー照合を行う(S21)。ナンバー認証は画像認証の1つであり、ナンバー照合は画像照合の1つである。
ナンバー認証では、CPU301は、受信された画像から車両N1のナンバープレートの領域N2を抽出し、ナンバープレートの領域N2における特徴、つまりナンバープレートに記載されたナンバーを抽出する。ナンバー照合では、CPU301は、抽出されたナンバープレートのナンバー(文字情報)と、ナンバー認証用データベース308Bに保持された特徴としてのナンバー(文字情報)と、を比較して照合する。この場合、CPU301は、ナンバープレートのナンバーが、ナンバー認証用データベース308Bに保持されたいずれかのナンバーと一致するか否かを判定する。
通信部303は、ナンバー照合の結果を示すナンバー照合情報を、ウェアラブルカメラ10へ送信する(S22)。ナンバー照合情報は、例えば、両ナンバーが一致した旨を示す一致情報、両ナンバーが不一致である旨を示す不一致情報、を含む。
尚、ナンバー照合情報は、ナンバーが一致すると判定された車両N1を特定可能な情報を含んでもよい。車両N1を特定可能な情報は、例えば、ナンバー認証用データベース308Bにおいて、一致すると判定されたナンバーと同レコードで保持された関連事件番号、所有者名、車両登録住所の情報の全部又は一部を含む。
ウェアラブルカメラ10では、通信部21は、ナンバー照合情報を受信する(S23)。MCU19は、ナンバー照合情報として一致情報を受信した際、撮像部31により画像を撮像して録画を開始する(S24)。録画では、MCU19は、記憶部15に撮像画像を記憶させる
尚、MCU19は、インジケータスイッチSW4に基づく設定に応じて、LED26a〜26c及びバイブレータ27の少なくとも一方により録画状態を示してもよい。また、ナンバー照合情報がナンバー認証用データベース308Bの情報を含む場合、通信部21が、ナンバー認証用データベース308Bの情報を携帯端末50へ転送してもよい。携帯端末50は、ウェアラブルカメラ10からの通知を受けて、特徴としてのナンバーが一致しているか否かの情報や、ナンバー認証用データベース308Bの情報を表示してもよい。
このように、ウェアラブルカメラ10は、ナンバー照合に係る結果を出力してもよい。これにより、携帯端末50を所持する警察官7は、ナンバー認証用データベース308Bに登録されたナンバーの車両N1に関する情報を認識でき、この車両N1の捜索等に役立てることができる。
図9に示したウェアラブルカメラシステム100の動作によれば、例えば警察官7が監視対象としての車両N1のナンバーの全てを記憶していない場合でも、ウェアラブルカメラシステム100は、撮像画像に監視対象(例えば重要車両、盗難車)が含まれるか否かを判定できる。従って、ウェアラブルカメラシステム100は、監視対象の車両N1を含む画像の録画漏れを低減できる。
尚、ウェアラブルカメラ10の通信部21は、撮像した画像と、GPS18により得られたGPSデータと、をサーバ72へ送信してもよい。サーバ72のCPU301は、GPSデータを受信し、GPSデータが示す位置情報を加味して、ナンバー照合の結果を導出してもよい。例えば、CPU301は、GPSデータが示す位置と、ナンバー認証用データベース308Bに保持されたいずれかの車両登録住所の位置とが、一致するか否かを判定してもよい。
このように、サーバ72は、ナンバー照合及び位置照合の結果、ナンバー認証用データベース308Bでの同一のレコードにおいて、ナンバー及び位置がいずれも一致した場合、ナンバー照合情報として一致情報を送信してもよい。
このように、本実施形態では、ウェアラブルカメラ10とサーバ72とが連携して録画開始するので、ウェアラブルカメラ10による録画漏れを低減できる。例えば、警察官7が監視対象の人物や車両を把握していない場合でも、サーバ72は、静止画を用いて静止画に映り込んでいる被写体が監視対象であるか否かを判定できる。従って、監視対象の人物や車両の録画漏れを低減できる。
従って、ウェアラブルカメラシステム100によれば、警察官7が監視対象を鮮明に記憶していない場合でも、簡単な操作に基づいて、監視対象か否かを確認でき、監視対象である場合に自動的に録画を開始できる。よって、ユーザの利便性を向上でき、録画漏れを低減することで、セキュリティを向上でき、警察官7は安全に取締りできる。
また、ウェアラブルカメラ10が常時録画する場合と比較すると、ウェアラブルカメラ10がサーバ72からの情報に起因して録画を開始するので、録画のためのストレージ308の記憶容量を削減できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
上記実施形態では、警察署5内に設置されたサーバ72により、ウェアラブルカメラ10により撮像された画像に対する画像認証及び画像照合を行い、監視対象の人物や車両と一致するか否かを判定することを例示した。この代わりに、サーバ72以外の画像処理装置が、画像認証や画像照合を行い、監視対象と一致するかを判定してもよい。つまり、ウェアラブルカメラシステム100が、クラウドコンピューティングに対応可能なシステムであってもよい。
上記実施形態では、ウェアラブルカメラシステム100は、ウェアラブルカメラ10での録画開始のタイミングを、サーバ72からの照合情報に基づいて決定することを例示した。これに限られず、ウェアラブルカメラシステム100は、ウェアラブルカメラ10以外の録画装置(例えば車載レコーダ62)での録画開始のタイミングを、サーバ72からの照合情報に基づいて決定してもよい。
この場合、車載カメラ61は、静止画像を撮像してサーバ72へ送信してもよい。サーバ72は、受信した画像に対して画像認証及び画像照合を行い、照合結果を含む照合情報を車載レコーダ62へ送信してもよい。車載レコーダ62は、照合情報が一致情報を含む場合、車載カメラ61により撮像された画像の録画を開始してもよい。これにより、現場へ出動したパトカー6に乗車した警察官7が、監視対象の人物や車両を把握していない場合でも、車載カメラ61により撮像された監視対象を含む画像の録画漏れを低減できる。
上記実施形態では、サーバ72は、画像の特徴や位置情報を照合結果に反映させることに限らず、時刻情報を照合結果に反映させてもよい。この場合、ウェアラブルカメラ10の通信部21は、撮像した画像と、RTC17により取得された画像の撮像時刻のデータと、をサーバ72へ送信してもよい。サーバ72のCPU301は、撮像時刻のデータを受信し、撮像時刻を加味して、画像照合の結果を導出してもよい。例えば、事件が発生した場所や時刻と同様の場所や時間帯において撮像された撮像された画像に、特定の人物(例えば要注意人物)らしきものが映り込んでいる場合、サーバ72は、画像照合の一致度が低くても、ウェアラブルカメラ10に対して一致した旨を送信してもよいし、或いは録画開始を指示してもよい。
このように、サーバ72は、顔照合及び時刻照合の結果、顔認証用データベース308Aやナンバー認証用データベース308Bでの同一のレコードにおいて、画像の特徴及び時間帯がいずれも一致した場合に、照合情報として一致情報を送信してもよい。
以上のように、上記実施形態のウェアラブルカメラシステム100は、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラ10と、サーバ72と、を備える。ウェアラブルカメラ10は、画像を撮像する撮像部11と、画像をサーバ72へ送信する通信部21と、画像を録画する録画部と、を備える。サーバ72は、認証用データを蓄積する蓄積部と、画像を受信する受信部と、画像の特徴を抽出する特徴抽出部と、抽出された画像の特徴と蓄積された認証用データに係る特徴とを照合する照合部と、特徴に係る照合の結果を示す第1の照合情報をウェアラブルカメラ10へ送信する送信部と、を備える。ウェアラブルカメラ10では、通信部21は、第1の照合情報を受信し、録画部は、第1の照合情報に、抽出された画像の特徴と蓄積された認証用データに係る特徴とが一致する旨が含まれる場合、画像の録画を開始する。
録画部は、例えばMCU19である。蓄積部は、例えばストレージ308である。受信部及び送信部は、例えば通信部303である。特徴抽出部及び照合部は、例えばCPU301である。ユーザは、例えば警察官7である。第1の照合情報は、例えば顔照合情報又はナンバー照合情報である。
これにより、ウェアラブルカメラシステム100は、サーバ72が画像認証及び画像照合することで、画像に監視対象が含まれるか否かを判定し、監視対象が含まれる場合には、ウェアラブルカメラ10による画像の録画を開始できる。従って、ウェアラブルカメラシステム100は、ウェアラブルカメラ10とサーバ72とが連携して、監視対象を含む画像の録画漏れを低減できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、人物M1の顔領域M2を含む画像を撮像してもよい。サーバ72は、認証用データとして顔認証用データを蓄積し、画像に含まれる顔領域M2の特徴と顔認証用データに係る顔の特徴とを照合してもよい。
これにより、ウェアラブルカメラシステム100は、例えばユーザが監視対象としての人物M1の顔の全てを記憶していない場合でも、画像認証及び画像照合により画像に監視対象が含まれるか否かを判定できる。従って、ウェアラブルカメラシステム100は、監視対象の人物M1を含む画像の録画漏れを低減できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、車両N1のナンバープレートの領域N2を含む画像を撮像してもよい。サーバ72は、認証用データとしてナンバー認証用データを蓄積し、画像に含まれるナンバープレートの領域N2に記載されたナンバーとナンバー認証用データに係るナンバーとを照合してもよい。
これにより、ウェアラブルカメラシステム100は、例えばユーザが監視対象としての車両N1のナンバーの全てを記憶していない場合でも、画像認証及び画像照合により画像に監視対象が含まれるか否かを判定できる。従って、ウェアラブルカメラシステム100は、監視対象の車両N1を含む画像の録画漏れを低減できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラ10が位置する第1の位置情報を取得し、第1の位置情報を前記サーバ72へ送信してもよい。サーバ72は、第1の位置情報を受信し、受信された第1の位置情報と認証用データに係る第2の位置情報とを照合し、位置に係る照合の結果を示す第2の照合情報をウェアラブルカメラ10へ送信してもよい。ウェアラブルカメラ10は、第2の照合情報を受信してもよい。ウェアラブルカメラ10は、第1の照合情報に、抽出された画像の特徴と蓄積された認証用データに係る特徴とが一致する旨が含まれ、第2の照合情報に、第1の位置情報と第2の位置情報とが一致する旨が含まれる場合、画像の録画を開始してもよい。
これにより、ウェアラブルカメラシステム100は、画像の特徴に係る照合結果と、ウェアラブルカメラ10の位置に係る照合結果と、の双方に基づいて、画像に監視対象が含まれるか否かを判定できる。従って、画像に監視対象が含まれるか否かの判定精度を向上でき、監視対象を含む画像の録画漏れを一層低減できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、第1の照合情報、又は、第1の照合情報に応じて、サーバ72により行われた照合の結果を出力してもよい。
これにより、例えば、ユーザが照合の結果を認識したり、照合の結果をウェアラブルカメラ10から外部へ持ち出したりすることで、照合の結果を監視対象の捜索等に利用できる。
上記実施形態のウェアラブルカメラ10は、ユーザが装着可能である。ウェアラブルカメラ10は、画像を撮像する撮像部11と、画像を送信する通信部21と、画像の特徴と所定の認証用データに係る特徴とが一致する旨を含む照合情報が通信部21により受信された場合、照合情報に応じて画像の録画を開始する録画部と、を備える。
これにより、ウェアラブルカメラ10は、外部装置と連携して、画像に監視対象が含まれる場合に画像の録画を開始できる。従って、ウェアラブルカメラ10は、監視対象を含む画像の録画漏れを低減できる。
上記実施形態のサーバ72は、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラ10により撮像された画像を取得する画像取得部と、認証用データを蓄積する蓄積部と、画像の特徴を抽出する特徴抽出部と、を備える。また、サーバ72は、抽出された画像の特徴と蓄積された認証用データに係る特徴とを照合する照合部と、照合の結果を示す照合情報をウェアラブルカメラ10へ送信する送信部と、を備える。
これにより、サーバ72は、ウェアラブルカメラ10からの画像に対して、画像認証及び画像照合して、画像に監視対象が含まれるか否かを判定できる。また、サーバ72は照合の結果をウェアラブルカメラ10へ通知するので、ウェアラブルカメラ10は、監視対象を含む画像の録画漏れを低減できる。
上記実施形態の録画制御方法は、ユーザが装着可能なウェアラブルカメラ10と、認証用データを蓄積する蓄積部と、を含むウェアラブルカメラシステム100における方法であるこの録画制御方法は、ウェアラブルカメラ10により画像を撮像するステップと、画像の特徴を抽出するステップと、抽出された画像の特徴と、蓄積部により蓄積された認証用データに係る特徴と、を照合するステップと、照合の結果、両特徴が一致する場合、画像の録画を開始するステップと、を備える。
これにより、ウェアラブルカメラシステム100は、ウェアラブルカメラ10により撮像された画像の画像認証及び画像照合することで、画像に監視対象が含まれるか否かを判定する。ウェアラブルカメラシステム100は、監視対象が含まれる場合には、ウェアラブルカメラ10による画像の録画を開始できる。従って、ウェアラブルカメラシステム100は、監視対象を含む画像の録画漏れを低減できる。
本発明は、監視対象を含む画像の録画漏れを低減できるウェアラブルカメラシステム、ウェアラブルカメラ、サーバ、及び録画制御方法等として有用である。
100 ウェアラブルカメラシステム
100A フロントエンドシステム
100B バックエンドシステム
5 警察署
6 パトカー
7 警察官
10 ウェアラブルカメラ
11 撮像部
12 GPIO
13 RAM
14 ROM
15 記憶部
16 EEPROM
17 RTC
18 GPS
19 MCU
21 通信部
22 USB
23 コンタクトターミナル
24 電源部
25 バッテリ
26a,26b,26c LED
27 バイブレータ
60 車載システム
61 車載カメラ
62 車載レコーダ
63 車載PC
65 車載カメラシステム
70 管理ソフトウェア
71 署内PC
72 サーバ
101 CPU
102 通信部
104 フラッシュROM
105 RAM
106 マイコン
107 GPS
108 GPIO
109 ボタン
110 LED
111 ストレージ
201 CPU
202 I/O制御部
203 通信部
204 メモリ
205 入力部
206 表示部
207 スピーカ
208 HDD
301 CPU
302 I/O制御部
303 通信部
304 メモリ
305 入力部
306 表示部
307 ストレージ制御部
308 ストレージ
SW1 録画スイッチ
SW2 スナップショットスイッチ
SW3 通信モードスイッチ
SW4 インジケータスイッチ
M1 人物
M2 顔領域
N1 車両
N2 ナンバープレートの領域
NT データ通信網

Claims (8)

  1. ユーザが装着可能なウェアラブルカメラと、サーバと、を備えるウェアラブルカメラシステムであって、
    前記ウェアラブルカメラは、
    画像を撮像する撮像部と、
    前記画像を前記サーバへ送信する通信部と、
    前記画像を録画する録画部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    認証用データを蓄積する蓄積部と、
    前記画像を受信する受信部と、
    前記画像の特徴を抽出する特徴抽出部と、
    抽出された前記画像の特徴と蓄積された前記認証用データに係る特徴とを照合する照合部と、
    特徴に係る前記照合の結果を示す第1の照合情報を前記ウェアラブルカメラへ送信する送信部と、
    を備え、
    前記ウェアラブルカメラでは、
    前記通信部は、前記第1の照合情報を受信し、
    前記録画部は、前記第1の照合情報に、抽出された前記画像の特徴と蓄積された前記認証用データに係る特徴とが一致する旨が含まれる場合、前記画像の録画を開始する、ウェアラブルカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のウェアラブルカメラシステムであって、
    前記ウェアラブルカメラは、人物の顔領域を含む前記画像を撮像し、
    前記サーバは、前記認証用データとして顔認証用データを蓄積し、前記画像に含まれる顔領域の特徴と前記顔認証用データに係る顔の特徴とを照合する、ウェアラブルカメラシステム。
  3. 請求項1に記載のウェアラブルカメラシステムであって、
    前記ウェアラブルカメラは、車両のナンバープレートの領域を含む前記画像を撮像し、
    前記サーバは、前記認証用データとしてナンバー認証用データを蓄積し、前記画像に含まれる前記ナンバープレートの領域に記載されたナンバーと前記ナンバー認証用データに係るナンバーとを照合する、ウェアラブルカメラシステム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のウェアラブルカメラシステムであって、
    前記ウェアラブルカメラは、前記ウェアラブルカメラが位置する第1の位置情報を取得し、前記第1の位置情報を前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、
    前記第1の位置情報を受信し、
    受信された前記第1の位置情報と前記認証用データに係る第2の位置情報とを照合し、
    位置に係る前記照合の結果を示す第2の照合情報を前記ウェアラブルカメラへ送信し、
    前記ウェアラブルカメラは、
    前記第2の照合情報を受信し、
    前記第1の照合情報に、抽出された前記画像の特徴と蓄積された前記認証用データに係る特徴とが一致する旨が含まれ、前記第2の照合情報に、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とが一致する旨が含まれる場合、前記画像の録画を開始する、ウェアラブルカメラシステム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のウェアラブルカメラシステムであって、
    前記ウェアラブルカメラは、前記第1の照合情報に応じて、前記サーバにより行われた前記照合の結果を出力する、ウェアラブルカメラシステム。
  6. ユーザが装着可能なウェアラブルカメラであって、
    画像を撮像する撮像部と、
    前記画像を送信する通信部と、
    前記画像の特徴と所定の認証用データに係る特徴とが一致する旨を含む照合情報が前記通信部により受信された場合、前記照合情報に応じて前記画像の録画を開始する録画部と、
    を備えるウェアラブルカメラ。
  7. ユーザが装着可能なウェアラブルカメラにより撮像された画像を取得する画像取得部と、
    認証用データを蓄積する蓄積部と、
    前記画像の特徴を抽出する特徴抽出部と、
    抽出された前記画像の特徴と蓄積された前記認証用データに係る特徴とを照合する照合部と、
    前記照合の結果を示す照合情報を前記ウェアラブルカメラへ送信する送信部と、
    を備えるサーバ。
  8. ユーザが装着可能なウェアラブルカメラと、認証用データを蓄積する蓄積部と、を含むウェアラブルカメラシステムにおける録画制御方法であって、
    前記ウェアラブルカメラにより画像を撮像するステップと、
    前記画像の特徴を抽出するステップと、
    抽出された前記画像の特徴と、前記蓄積部により蓄積された認証用データに係る特徴と、を照合するステップと、
    前記照合の結果、両特徴が一致する場合、前記画像の録画を開始するステップと、
    を備える録画制御方法。
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