JP2016153973A - 省電力機能を有する電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置等の電子機器の使用頻度に応じた省エネレベルに遷移することができ、電子機器の使用頻度に応じた時間で待機状態へ復帰することができる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、複数の省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶部と、スケジュールから現在の時間帯に対応する省エネレベルを判定する判定部と、電子機器を省エネレベルに遷移させる遷移部とを含み、待機状態で所定時間Δt1が経過すれば予熱状態に遷移し、予熱状態で所定時間Δt2が経過すると、判定部により判定された省エネレベルに遷移し、復帰ボタンが操作された場合、待機状態に遷移する。これにより、電子機器の使用頻度が低い時間帯では、高い省電力効果を実現することができ、電子機器の使用頻度が高い時間帯では、復帰ボタンが押された場合、電子機器を速やかに待機状態に復帰させることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、オフィス等に設置されている画像形成装置等の省電力機能を有する電子機器に関し、特に、電子機器の使用頻度に応じた時間で、省電力状態から通常状態へ復帰することができる電子機器に関する。
電子機器である画像処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP(MultiFunction Peripheral))は、コピーモード、ファクシミリモード(以下、ファクシミリをFAXともいう)、ネットワーク対応のプリンタモード、及びスキャナモードのように、複数の基本的な動作モードを備える。
近年、省エネルギーが提唱されており、オフィス内で常時通電されて使用される機器は、省電力状態(以下、省エネ状態又は省エネモードともいう)に遷移する機能を有するものが増えている。例えば、画像形成装置においては、通常の待機状態(指示された機能(コピー等)を直ちに実行可能な状態)から消費電力の少ない省エネモードへ移行するスケジュールが設定される。
図1を参照して、従来の画像形成装置の省電力機能(省エネ機能)を説明する。画像形成装置は、電源がオンされると、各部に電力を供給し、ウォームアップを実行した後、時刻T1で待機状態、即ち、通常動作が可能な状態となる。その後、画像形成装置が操作されることなく所定時間(第1時間Δt1)が経過すると(時刻T2)、画像形成装置は予熱状態に遷移する。予熱状態は、例えば、記録紙への画像形成のための定着部の温度を下げて、消費電力を小さくした状態である。この状態は、後述のオートパワーシャットオフ状態よりは、節電率は低いが、操作を受けた場合に比較的短時間で、待機状態に復帰することができる。
さらに、予熱状態のまま所定時間(第2時間Δt2)が経過すると(時刻T3)、画像形成装置はオートパワーシャットオフ状態となる。オートパワーシャットオフ状態とは、操作部が操作されていないときに操作部及び定着部等への電力供給を停止し、最も消費電力を小さくして待機する状態である。
オートパワーシャットオフ状態で、ユーザが所定のボタンを押下する等の復帰操作を行なうと(時刻Ta)、画像形成装置は、オートパワーシャットオフ状態から待機状態に戻る。オートパワーシャットオフ状態では、節電率が高い反面、操作を受けた場合、復帰に比較的長い時間がかかる。
このような、省エネ機能を有する画像形成装置は、図2のようなスケジュールが設定され、画像形成装置の使用状況に応じた省エネ機能を実現する。図2の各レベルに対して異なる待機期間(第1時間Δt1及び第2時間Δt2)が設定される。待機期間は、例えば表1のように設定される。
Figure 2016153973
即ち、画像形成装置の使用頻度が高い時間帯にはレベル1が設定され(待機期間は比較的長い)、使用頻度が低い時間帯にはレベル3が設定され(待機期間は比較的短い)、それらの間の使用頻度(通常の使用頻度)の時間帯にはレベル2が設定される(待機期間はレベル1及び2の中間)。
第1時間Δt1及び第2時間Δt2は、例えば、第1時間Δt1が長くなると、第2時間Δt2も長くなるように設定される。また、待機期間は、第1時間Δt1を一定にし、第2時間Δt2(予熱期間)が異なるように設定されることもある。
また、下記特許文献1には、商用電源などの外部電源から供給される電力と、二次電池から供給される電力とを併用する電子機器が開示されている。この電子機器は、稼働モード、スリープモード及び省エネモードを有する。稼働モードでは電子機器は、商用電源の電力を画像形成部と、ジョブを受付ける外部インターフェイスとに供給し、受付けた画像形成ジョブを実行する。スリープモードでは電子機器は、商用電源の電力を画像形成部に供給せず外部インターフェイスに供給して、画像形成ジョブの実行指示を受付ける。省エネモードでは電子機器は、商用電源の電力を画像形成部と外部インターフェイスとに供給せず、二次電池の電力を外部インターフェイスに供給して画像形成ジョブの実行指示を受付ける。モードの遷移に関しては、会社等の業務時間内に、画像形成ジョブを実行していないときにスリープモードに移行し、外部インターフェイスが画像形成ジョブの実行指示を受付けると、稼働モードに切換えて画像形成ジョブを実行し、画像形成ジョブが終了すると、スリープモードに戻ることが開示されている。また、業務時間外(夜間等)であって画像形成装置をあまり利用しない時間帯では、省エネモードに移行することが開示されている。
また、下記特許文献2には、大型船舶等において、時間帯に応じて省電力に移行するまでの時間を設定するエネルギー最適運用システムが開示されている。このシステムは、居住区も含めた船内のエネルギー予測モデル、事前の運航計画、及び予測情報に基づいて、予め必要となる推進電力、補機の加熱に必要な熱量、冷暖房の熱量についての需要予測を行い、その需要予測に基づいて、複数台のエンジンの各々の出力比率を最適化する。そして、最適条件を基に、船内のエネルギー予測モデルを用いて運航計画・時間、乗客数、気象予報、海象予報から推進電力の予測を行い、船内全体のエネルギー運用計画を立案することが開示されている。
また、下記特許文献3には、オフィス等に設置されている複数の画像形成装置の各々に設定されている省エネモードへの移行スケジュールを最適化し、オフィス全体として適切な運用を実現することができる画像形成システムが開示されている。
特開2014−53999号公報 特開2014−125123号公報 特開2014−78269号公報
上記したように、従来の技術によっても所定の省エネルギー効果を得ることはできる。しかし、さらなる省エネルギーを実現することが好ましい。
従来、画像形成装置の省エネ状態への移行に関しては、種々の提案がなされているが、画像形成装置の省エネ状態から通常状態への復帰に関しては十分に検討されていない。したがって、画像形成装置の使用頻度が高い時間帯であるにもかかわらず、省エネ状態から通常状態に復帰するまでに時間がかかり、業務効率が低下し、ユーザにストレスを感じさせる等の問題が依然として生じ得る。上記の特許文献1〜3によっても、これらの問題を解決することはできない。
したがって、本発明は、画像形成装置等の電子機器の使用頻度に応じた省エネレベルに遷移することができ、電子機器の使用頻度に応じた時間で待機状態へ復帰することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面に係る電子機器は、時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器である。電子機器は、時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器である。電子機器は、省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶部と、記憶部からスケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する省エネレベルを判定する判定部と、電子機器の電力消費状態を制御する制御部と、所定のボタンとを含む。制御部は、電子機器が待機状態のまま所定の時間が経過したとき、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、電子機器を第1の省エネレベルに遷移させ、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第2の省エネレベルであると判定されたことを受けて、電子機器を第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、所定のボタンが操作されたことを受けて、電子機器を待機状態に遷移させる。電子機器の消費電力は、待機状態、第1の省エネレベル、第2の省エネレベルの順に小さくなる。
これにより、電子機器の使用頻度に応じて予め設定されたスケジュールにしたがって、電子機器を省エネ状態に遷移させ、省エネ状態から待機状態に復帰させることができる。スケジュールにおいて、使用頻度が高い時間帯には第1の省エネレベルを設定し、使用頻度が低い時間帯には第2の省エネレベルを設定しておけば、使用頻度が低い時間帯では、高い省電力効果を実現することができる。また、使用頻度が高い時間帯では、復帰ボタンが押された場合、速やかに待機状態に復帰させることができる。
本発明の第2の局面に係る電子機器は、時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器である。電子機器は、画像形成装置であり、省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶部と、記憶部からスケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する省エネレベルを判定する判定部と、電子機器の電力消費状態を制御する制御部と、所定のボタンとを含む。制御部は、電子機器が待機状態のまま所定時間が経過したことを受けて、画像形成に使用される定着部のヒータ温度を低下させた予熱状態に、電子機器を遷移させ、電子機器が予熱状態のまま所定の第1時間が経過し、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、電子機器を第1の省エネレベルに遷移させ、電子機器が予熱状態のまま所定の第2時間が経過し、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第2の省エネレベルであると判定されたことを受けて、電子機器を第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、所定のボタンが操作されたことを受けて、電子機器を待機状態に遷移させる。電子機器の消費電力は、待機状態、予熱状態、第1の省エネレベル、第2の省エネレベルの順に小さくなる。
これにより、これにより、画像形成装置を、待機状態からまず予熱状態に遷移させることにより、効率的に省エネを実現することができる。さらに、画像形成装置の使用頻度に応じて予め設定されたスケジュールにしたがって、画像形成装置を予熱状態から省エネ状態に遷移させ、省エネ状態から待機状態に復帰させることができる。スケジュールにおいて、使用頻度が高い時間帯には第1の省エネレベルを設定し、使用頻度が低い時間帯には第2の省エネレベルを設定しておけば、使用頻度が低い時間帯では、高い省電力効果を実現することができる。また、使用頻度が高い時間帯では、復帰ボタンが押された場合、速やかに待機状態に復帰させることができる。
好ましくは、第1時間及び第2時間は等しい。
より好ましくは、第2時間は第1時間よりも長い。
これにより、スケジュールにおいて、使用頻度が高い時間帯には第1の省エネレベルを設定し、使用頻度が低い時間帯には第2の省エネレベルを設定しておけば、使用頻度が低い時間帯には、速やかに省エネ状態に遷移させて、高い省電力効果を実現することができる。また、使用頻度が高い時間帯には、省エネ状態に遷移するタイミングを遅くして、業務効率の低下を抑制することができ、一旦省エネ状態に遷移したとしても、復帰ボタンが押された場合、速やかに待機状態に復帰させることができる。
本発明の第3の局面に係る電子機器は、時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器である。電子機器は、省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶部と、記憶部からスケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する省エネレベルを判定する判定部と、電子機器の電力消費状態を制御する制御部と、所定のボタンとを含む。制御部は、電子機器が待機状態のまま所定の第1時間が経過したことを受けて、電子機器を第1の省エネレベルに遷移させ、電子機器が第1の省エネレベルを維持したまま所定の第2時間が経過し、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、電子機器を第1の省エネレベルに維持させ、電子機器が第1の省エネレベルを維持したまま第2時間が経過し、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第1の省エネレベルでないと判定されたことを受けて、電子機器を第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、所定のボタンが操作されたことを受けて、電子機器を待機状態に遷移させる。電子機器の消費電力は、待機状態、第1の省エネレベル、第2の省エネレベルの順に小さくなる。
これにより、電子機器の使用頻度に応じて予め設定されたスケジュールにしたがって、電子機器を省エネ状態に遷移させ、省エネ状態から待機状態に復帰させることができる。スケジュールにおいて、使用頻度が高い時間帯には第1の省エネレベルを設定し、使用頻度が低い時間帯には第2の省エネレベルを設定しておけば、使用頻度が低い時間帯では、電子機器が使用されなければ時間経過に伴って、順次消費電力を低減し、高い省電力効果を実現することができる。また、使用頻度が高い時間帯では、復帰ボタンが押された場合、速やかに待機状態に復帰させることができる。
本発明の第4の局面に係る電子機器は、時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器である。電子機器は、画像形成装置であり、省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶部と、記憶部からスケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する省エネレベルを判定する判定部と、電子機器の電力消費状態を制御する制御部と、所定のボタンとを含む。制御部は、電子機器が待機状態のまま所定時間が経過したことを受けて、画像形成に使用される定着部のヒータ温度を低下させた予熱状態に、電子機器を遷移させ、電子機器が予熱状態のまま所定の第1時間が経過したことを受けて、電子機器を第1の省エネレベルに遷移させ、電子機器が第1の省エネレベルを維持したまま所定の第2時間が経過し、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、電子機器を第1の省エネレベルに維持させ、電子機器が第1の省エネレベルを維持したまま第2時間が経過し、判定部により、現在の時間帯に対応する省エネレベルが第1の省エネレベルでないと判定されたことを受けて、電子機器を第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、所定のボタンが操作されたことを受けて、電子機器を待機状態に遷移させる。電子機器の消費電力は、待機状態、予熱状態、第1の省エネレベル、第2の省エネレベルの順に小さくなる。
これにより、画像形成装置を、待機状態からまず予熱状態に遷移させることにより、効率的に省エネを実現することができる。さらに、画像形成装置の使用頻度に応じて予め設定されたスケジュールにしたがって、画像形成装置を省エネ状態に遷移させ、省エネ状態から待機状態に復帰させることができる。スケジュールにおいて、使用頻度が高い時間帯には第1の省エネレベルを設定し、使用頻度が低い時間帯には第2の省エネレベルを設定しておけば、使用頻度が低い時間帯では、画像形成装置が使用されなければ時間経過に伴って、順次消費電力を低減し、高い省電力効果を実現することができる。また、使用頻度が高い時間帯では、復帰ボタンが押された場合、速やかに待機状態に復帰させることができる。
本発明によれば、画像形成装置等の電子機器を予め設定されたスケジュールにしたがって、電子機器の使用頻度に応じた省エネレベルに遷移させることができ、電子機器の使用頻度に応じた時間で待機状態へ復帰させることができる。
例えば、スケジュールにおいて、電子機器の使用頻度が高い時間帯には、消費電力削減の効果が比較的小さい第1の省エネレベルを設定し、電子機器の使用頻度が低い時間帯には、消費電力削減の効果が比較的大きい第2の省エネレベルを設定する。このように設定しておけば、使用頻度が低い時間帯では、高い省電力効果を実現することができ、使用頻度が高い時間帯では、復帰ボタンが押された場合、電子機器を速やかに待機状態に復帰させることができる。したがって、電子機器の使用頻度が高い時間帯において、業務効率の低下を防止し、ユーザにストレスを与えることを回避することができる。
従来の画像形成装置における動作モード(電力消費状態)の遷移を示すグラフである。 省エネ機能を実現するためのスケジュールを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。 図3の画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図3の画像形成装置における省エネ状態への遷移を示すグラフである。 図3の画像形成装置において省エネ機能を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図3の画像形成装置における待機状態への復帰を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置における省エネ状態への遷移を示すグラフである。 第2の実施の形態に係る画像形成装置において省エネ機能を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置における省エネ状態への遷移を示すグラフである。 第3の実施の形態に係る画像形成装置において省エネ機能を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る画像形成装置における通常状態への復帰を示すグラフである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図3を参照して、画像形成装置100は、画像読取部110、画像形成部120、操作部130、給紙部140、手差し給紙トレイ146、及び排紙処理部150を備えている。操作部130は、タッチパネルディスプレイ132及び操作キー部134を備えている。タッチパネルディスプレイ132は、液晶パネル等で構成された表示パネルと、表示パネルの上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネルとを含む。操作キー部134には、いくつかの機能ボタンが配置される(図3では省エネボタン136のみを示す)。
図4を参照して、画像形成装置100は、上記した画像読取部110、画像形成部120、及び操作部130に加えて、制御部160、ハードディスクドライブ(以下、HDDという)162、管理部164、画像処理部166、通信部168、電力供給部174、及びタイマ176を備えている。
画像読取部110は、原稿を読取って画像データを入力する。制御部160は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部160は、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)(図示せず)と、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)(図示せず)とを使用して、画像形成装置100が備える各部を制御する。ROMには、画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータが記憶されている。制御部160は、ROMからプログラムをRAM上に読出して、RAMの一部を作業領域としてプログラムを実行する。即ち、制御部160は、ROMに格納されているプログラムにしたがって画像形成装置100を構成する各部の制御を行ない、画像形成装置100の各機能を実現する。
操作部130は、ユーザによる画像形成装置100に対する指示等の入力を受付ける。通信部168は、ネットワーク190を介してコンピュータ等の外部装置と通信する。画像形成部120は、画像データを記録紙に印刷する。HDD162は画像データを記憶する。管理部164は、画像形成装置100の制御情報、設定情報等を記憶する。
制御部160は、管理部164に記憶された情報をもとに、画像形成装置100全体の動作を制御する。画像処理部166は、読取った画像データに対して種々の画像処理を実行する。また、制御部160は、適宜タイマ176から現在時刻を取得し、HDD162に記憶されているスケジュールにしたがって、所定の動作モードで動作する。スケジュールは、管理者等によって操作部130を介して予め設定される。通常モードでは、制御部160は、電力供給部174を制御して、外部から画像形成装置100に供給される電力を、電力供給ライン(図示せず)を介して各部に供給する。省エネモードでは、制御部160は、電力供給部174を制御して所定のユニット(例えば、操作部130、後述の定着部等)への電力供給を制限又は停止する。
給紙部140は、第1給紙トレイ142及び第2給紙トレイ144を備えている。手差し給紙トレイ146は、記録紙を手差し給紙するためのトレイである。
以下、画像形成装置100の各部について、より具体的に説明する。画像読取部110は、例えば、画像読取デバイスとしてのCCD(Charge−Coupled Device:電荷結合素子)112と、原稿台、自動原稿送り装置(ADF)等にセットされた原稿を検知する原稿検知センサ114とを備えている。
操作部130は、各種の入力キー(ハードウェアキー)を備えた操作キー部134と、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)等の表示パネルの上にタッチパネルが配置されたタッチパネルディスプレイ132とを備えている。ユーザは、操作部130を介して、画像形成装置100に対して操作の入力や、各種設定の入力を行なう。
操作キー部134の省エネボタン136が操作された(押された)場合、画像形成装置100は、待機状態であれば、省エネ状態(予熱状態)に遷移し、省エネ状態(予熱状態又はオートパワーシャットオフ状態)であれば、待機状態に遷移する。即ち、省エネボタン136は、画像形成装置100を待機状態に復帰させるための復帰ボタンとしても機能する。
制御部160は、操作部130に設けられたタッチパネルディスプレイ132、入力ボタン等に対するユーザの操作を監視するとともに、タッチパネルディスプレイ132に画像形成装置100の状態に関する情報等のユーザに通知すべき情報等を表示する。
画像形成部120は、画像データを処理して出力する。画像形成部120は、メモリ122と印字部124とを備えている。
画像形成部120は、画像読取部110によって読取られた画像データをメモリ122に一旦記憶し、その後、メモリ122上の画像データをHDD162に記憶する。また、画像形成部120は、HDD162に記憶した画像データをメモリ122に読出し、印字部124に伝送し、記録紙に印刷して出力する。
HDD162は、入力された画像データを記憶する。HDD162は、磁気記憶媒体であり、大量の画像データを蓄積して順次処理することが可能である。これにより、画像形成装置100は、複数のユーザからの指示を効率良く処理することができる。
画像処理部166は、操作部130からユーザの指示を受けた制御部160により制御されて、メモリ122から画像データを読出して、指示された画像処理を実行し、その結果をメモリ122に記憶する。処理結果の画像データは、制御部160を介して、タッチパネルディスプレイ132に表示される。その後、メモリ122上の画像データは、ユーザの指示を受けて、印字部124に伝送されて記録紙に印刷される、又は、通信部168を介してネットワーク190に出力される。画像形成装置100がFAXモデムを備えており、電話回線網に接続されていれば、メモリ122上の画像データは、FAXモデムを介して電話回線に出力され得る。
印字部124は、光走査装置、現像器、感光体ドラム、帯電器、中間転写ベルトユニット、及び定着部等を備えている。画像形成装置100が、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の各色のトナーを用いたカラー印刷が可能な装置であれば、現像器、感光体ドラム、及び帯電器は、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれ4つずつ設けられている。
光走査装置により感光体ドラム上に画像データに応じた静電潜像が形成された後、現像器により、静電潜像に対応するトナー像が感光体ドラム上に形成される。中間転写ベルトユニットは、感光体ドラムのトナー像を中間転写ベルト上に転写した後、トレイから搬送される記録紙に転写する。定着部は、ヒートローラ及び加圧ローラを備えている。ヒートローラはヒータにより加熱され、ヒートローラ及び加圧ローラが記録紙を挟んで回転し、熱圧着することにより、記録紙に転写された多色トナー像を溶融、混合、及び圧接し、記録紙に対して熱定着させる。これによって、記録紙に画像が形成される。
以下、画像形成装置100の省エネ機能に関して説明する。ここでは、画像形成装置100には、図2と同じスケジュールが設定されているとする。また、オートパワーシャットオフ状態には、複数のレベル(具体的にはレベル1〜3)が含まれるとし、各レベルは、例えば、表2のように定められているとする。即ち、レベル1〜3は、上記した従来技術とは異なり、画像形成装置100の消費電力レベルを設定するためのものである。
Figure 2016153973
このとき、画像形成装置100は、図5に示されているように動作モードを制御する。画像形成装置100は、電源がオンされると、各部に電力を供給し、ウォームアップを実行した後、時刻T1で待機状態、即ち、通常動作が可能な状態となる。その後、画像形成装置100が操作されることなく所定時間(第1時間Δt1)が経過すると(時刻T2)、画像形成装置100は予熱状態に遷移する。さらに、予熱状態のまま所定時間(第2時間Δt2)が経過すると(時刻T3)、画像形成装置100はオートパワーシャットオフ状態となる。このとき、画像形成装置100は、スケジュールにしたがって、現在の時間帯に応じた省エネモードに遷移する。スケジュールにおいて、現在の時間帯の省エネモードがレベル1に設定されていれば、消費電力が比較的高い省エネレベルに遷移する。現在の時間帯の省エネモードがレベル3に設定されていれば、消費電力が比較的低い省エネレベルに遷移する。現在の時間帯の省エネモードがレベル2に設定されていれば、消費電力がレベル1及び3の間の省エネレベルに遷移する。
以下において、レベル1〜3は、スケジュールに設定されている省エネモードの情報を表すと共に、実際の画像形成装置100が遷移する消費電力(省エネレベル)をも表すとする。
図6を参照して、画像形成装置100が上記した省エネ機能を実現するためのプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、画像形成装置100の電源がオンされることにより、制御部160により実行される。
ステップ300において、制御部160は、タイマ176から現在時刻を表す情報(以下、単に現在時刻という)を取得して、RAMに記憶する。
ステップ302において、制御部160は、ステップ300で現在時刻を記憶してから所定の第1時間Δt1が経過したか否かを判定する。具体的には、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得し、取得した時刻と、ステップ300でRAMに記憶した時刻とを比較し、第1時間Δt1が経過したか否かを判定する。第1時間Δt1が経過したと判定された場合、制御はステップ306に移行する。このとき、制御部160は、取得した現在時刻をRAMに記憶する。そうでなければ、制御はステップ304に移行する。
ステップ304において、制御部160は、操作部130が操作されたか否かを判定する。操作されたと判定された場合、制御部160は、該当する処理を実行した後、制御はステップ300に戻る。例えば、制御部160は、操作に対応する指示を実行するためのプログラムを起動する。そうでなければ(操作されていない場合)、制御はステップ302に戻る。
画像形成装置100が操作されないまま、第1時間Δt1が経過すると、ステップ306において、制御部160は、画像形成装置100を予め設定されている予熱状態に遷移させる。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、操作部130のタッチパネルディスプレイ132への電力供給を停止し、定着部のヒータへの供給電力量を減少させて、定着温度を低下させる。
ステップ308において、制御部160は、ステップ302で現在時刻を記憶してから所定の第2時間Δt2が経過したか否かを判定する。具体的には、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得し、取得した時刻と、ステップ302でRAMに記憶した時刻とを比較し、第2時間Δt2が経過したか否かを判定する。経過したと判定された場合、制御はステップ312に移行する。そうでなければ、制御はステップ310に移行する。
ステップ310において、制御部160は、操作部130の省エネボタン136が操作されたか否かを判定する。省エネボタン136が操作されたと判定された場合、制御部160は、電力供給部174を制御して、電力供給を制限又は停止していたユニットへの電力供給を再開した後、制御はステップ300に戻る。これにより、画像形成装置100は待機状態に遷移する。そうでなければ(省エネボタン136が操作されていない場合)、制御はステップ308に戻る。
画像形成装置100が操作されないまま、さらに第2時間Δt2が経過すると、ステップ312において、制御部160は、現在の時間帯に対応する省エネモードがレベル1であるか否かを判定する。制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得して、取得した時刻で、HDD162に記憶されているスケジュールを参照し、現在の時間帯に設定されている省エネモードを決定することができる。レベル1であると判定された場合、制御はステップ314に移行する。そうでなければ、制御はステップ316に移行する。
ステップ314において、制御部160は、画像形成装置100をレベル1の省エネモードに遷移させる。その後、制御はステップ322に移行する。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態での電力制御に加えて、レベル1にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板のうち、サブ基板への電力供給を維持したままメイン基板への電力供給を停止する、及び、センサへの電力供給を停止する等の処理を実行する。
ステップ316において、制御部160は、ステップ312でスケジュールから決定した省エネモードがレベル2であるか否かを判定する。レベル2であると判定された場合、制御はステップ318に移行する。そうでなければ(スケジュールから決定した省エネモードがレベル3)、制御はステップ320に移行する。
ステップ318において、制御部160は、画像形成装置100をレベル2の省エネモードに遷移させる。その後、制御はステップ322に移行する。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態での電力制御に加えて、レベル2にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板(メイン基板及びサブ基板)、センサ、及びモータ等への電力供給を制限又は停止する。
ステップ320において、制御部160は、画像形成装置100をレベル3の省エネモードに遷移させる。その後、制御はステップ322に移行する。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態での電力制御に加えて、レベル3にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板(メイン基板及びサブ基板)、センサ、モータ、及び、定着部のヒータ等への電力供給を停止する。
ステップ322において、制御部160は、操作部130の省エネボタン136が操作されたか否かを判定する。省エネボタン136が操作されたと判定された場合、制御部160は、電力供給部174を制御して、電力供給を制限又は停止していたユニットへの電力供給を再開した後、制御はステップ300に戻る。そうでなければ(省エネボタン136が操作されていない場合)、制御部160はステップ322の処理を繰返す。
本プログラムは、画像形成装置100の電源がオンされている間実行され、画像形成装置100の電源がオフされると終了する。
ステップ322において、省エネボタン136が操作されたことが検出された場合の待機状態への遷移は、図7のようになる。即ち、図7は、ステップ314において画像形成装置100がレベル1に遷移した後、ステップ318において画像形成装置100がレベル2に遷移した後、又は、ステップ320において画像形成装置100がレベル3に遷移した後、時刻Taで省エネボタン136が操作された場合の、画像形成装置100の消費電力の変化を模式的に示している。図7から分かるように、レベル1の状態から待機状態に復帰するまでの時間が最も短く、レベル3の状態から待機状態に復帰するまでの時間が最も長い。レベル2の状態から待機状態に復帰するまでの時間は、レベル1及びレベル3から遷移する場合の中間である。
図7では、レベル1〜3から待機状態への遷移をほぼ同じ傾斜で示しているが、実際には、それらの傾斜は同じではない。レベル1〜3の各レベルに関する傾斜は、各レベルにおいてどのユニットへの電力供給が制限又は停止されるように設定されているかに依存する。通常、レベル3では、定着ユニットのヒータへの通電を停止する等、通電を再開してから通常状態に復帰するまでに要する時間が比較的長くかかるユニットへの通電が停止されるので、レベル3の傾斜は、レベル1及び2よりも緩やかであり、待機状態に復帰するまでの時間は、より長くなる。
したがって、図2のスケジュールにおいて、画像形成装置100の使用頻度が高い時間帯にはレベル1を設定し、画像形成装置100の使用頻度が低い時間帯にはレベル3を設定し、それらの中間の使用頻度の時間帯にはレベル2を設定しておけば、画像形成装置100は、使用頻度の高い時間帯では、省エネモードに遷移する場合、浅い省エネモードであるレベル1に遷移するので、省エネボタン136が操作されると、画像形成装置100は比較的短時間で待機状態に戻ることができる。また、画像形成装置100は、使用頻度が低い時間帯では、省エネモードに遷移する場合、深い省エネモードであるレベル3に遷移するので、消費電力が最小になる。また、画像形成装置100は、通常の使用頻度の時間帯では、省エネモードに遷移する場合、中間の省エネモードであるレベル2に遷移するので、消費電力の低減と、省エネボタン136が操作された場合の待機状態への復帰の速さとを共に、バランスよく実現することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、予熱状態からさらなる省エネモード(オートパワーシャットオフ状態)に遷移させるまでの時間がレベル1〜3で共通であった。これに対して、第2の実施の形態では、レベルに応じて異なる時間を設定する。第2の実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態に係る画像形成装置と同じであり、図3及び図4の参照番号を引用する。
本実施の形態に係る画像形成装置100の省エネ機能に関して説明する。ここでは、画像形成装置100には、図2と同じスケジュールが設定されているとする。また、オートパワーシャットオフ状態には、複数のレベル(具体的にはレベル1〜3)が含まれるとし、各レベルは、例えば、表3のように定められているとする。予熱期間は、画像形成装置100が予熱状態への遷移を開始してから、さらなる省エネモードに遷移するまでの期間である。
Figure 2016153973
このとき、画像形成装置100は、図8に示されているように動作モードを制御する。画像形成装置100は、電源がオンされると、各部に電力を供給し、ウォームアップを実行した後、時刻T1で待機状態となる。その後、画像形成装置100が操作されることなく所定時間(第1時間Δt1)が経過すると(時刻T2)、画像形成装置100は予熱状態に遷移する。予熱状態の期間が所定時間(第2時間Δt2)を超えたとき(時刻T3)、スケジュールにおいて現在の時間帯の省エネモードがレベル3に設定されていれば、画像形成装置100は、グラフ200のように、オートパワーシャットオフ状態のうち、消費電力が比較的低い省エネモードに遷移する。しかし、現在の時間帯の省エネモードがレベル1又はレベル2に設定されていれば、画像形成装置100はオートパワーシャットオフ状態に遷移せずに、予熱状態を維持する。
予熱状態の期間がさらに長くなり、所定時間(第3時間Δt3)を超えたとき(時刻T4)、スケジュールにおいて現在の時間帯の省エネモードがレベル2に設定されていれば、画像形成装置100は、グラフ202のように、オートパワーシャットオフ状態のうち、中程度の消費電力の省エネモードに遷移する。しかし、現在の時間帯の省エネモードがレベル1に設定されていれば、画像形成装置100はオートパワーシャットオフ状態に遷移せずに、予熱状態を維持する。
予熱状態の期間がさらに長くなり、所定時間(第4時間Δt4)を超えると(時刻T5)、画像形成装置100は、オートパワーシャットオフ状態のうち、グラフ204のように、消費電力が比較的高い省エネモードに遷移する。
図9を参照して、画像形成装置100が上記した省エネ機能を実現するためのプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、画像形成装置100の電源がオンされることにより、制御部160により実行される。図9のフローチャートは、図6のフローチャートにおいてステップ312〜320を、ステップ340〜356で置換えたものである。
ステップ300〜310において、制御部160は、第1時間Δt1が経過すれば、画像形成装置100を予熱状態に遷移させ、予熱状態のまま第2時間Δt2が経過したか否かを判定する。予熱状態では制御部160は、例えば、操作部130のタッチパネルディスプレイ132への電力供給を停止し、定着部のヒータへの供給電力量を減少させて、定着温度を低下させる。
第2時間が経過した場合、ステップ340において、制御部160は、現在の時間帯に対応する省エネモードがレベル3であるか否かを判定する。制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得して、取得した時刻でスケジュールを参照して、現在の時間帯を決定し、対応する省エネモードを決定することができる。レベル3であると判定された場合、制御はステップ342に移行する。そうでなければ、制御はステップ344に移行する。
ステップ342において、制御部160は、画像形成装置100をレベル3の省エネモードに遷移させる。その後、制御はステップ322に移行する。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態での電力制御に加えて、レベル3にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板(メイン基板及びサブ基板)、センサ、モータ、及び、定着部のヒータ等への電力供給を停止する。これにより、画像形成装置100の電力は、図8のグラフ200のように変化する。
ステップ344において、制御部160は、ステップ302で現在時刻を記憶してから所定の第3時間Δt3が経過したか否かを判定する。具体的には、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得し、取得した時刻と、ステップ302でRAMに記憶した時刻とを比較し、第3時間Δt3が経過したか否かを判定する。経過したと判定された場合、制御はステップ348に移行する。そうでなければ、制御はステップ346に移行する。
ステップ346において、制御部160は、操作部130の省エネボタン136が操作されたか否かを判定する。省エネボタン136が操作されたと判定された場合、制御部160は、電力供給部174を制御して、電力供給を制限又は停止していたユニットへの電力供給を再開した後、制御はステップ300に戻る。これにより、画像形成装置100は待機状態に遷移する。そうでなければ(省エネボタン136が操作されていない場合)、制御はステップ344に戻る。
ステップ348において、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得して、取得した時刻でスケジュールを参照して、現在の時間帯に対応する省エネモードがレベル2であるか否かを判定する。レベル2であると判定された場合、制御はステップ350に移行する。そうでなければ、制御はステップ352に移行する。
ステップ350において、制御部160は、画像形成装置100をレベル2の省エネモードに遷移させる。その後、制御はステップ322に移行する。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態での電力制御に加えて、レベル2にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板(メイン基板及びサブ基板)、センサ、及びモータ等への電力供給を停止する。これにより、画像形成装置100の電力は、図8のグラフ202のように変化する。
ステップ352において、制御部160は、ステップ302で現在時刻を記憶してから所定の第4時間Δt4が経過したか否かを判定する。具体的には、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得し、取得した時刻と、ステップ302でRAMに記憶した時刻とを比較し、第4時間Δt4が経過したか否かを判定する。経過したと判定された場合、制御はステップ356に移行する。そうでなければ、制御はステップ354に移行する。
ステップ354において、制御部160は、操作部130の省エネボタン136が操作されたか否かを判定する。省エネボタン136が操作されたと判定された場合、制御部160は、電力供給部174を制御して、電力供給を制限又は停止していたユニットへの電力供給を再開した後、制御はステップ300に戻る。これにより、画像形成装置100は待機状態に遷移する。そうでなければ(省エネボタン136が操作されていない場合)、制御はステップ352に戻る。
ステップ356において、制御部160は、画像形成装置100をレベル1の省エネモードに遷移させる。その後、制御はステップ322に移行する。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態での電力制御に加えて、レベル1にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板のうち、サブ基板への電力供給を維持したままメイン基板への電力供給を停止する、及び、センサへの電力供給を停止する等の処理を実行する。これにより、画像形成装置100の電力は、図8のグラフ204のように変化する。
画像形成装置100が、レベル1〜3の何れかの省エネモードに設定された後、ステップ322において、制御部160は、省エネボタン136が操作されたか否かを判定する。省エネボタン136が操作された場合、第1の実施の形態(図7参照)と同様に、画像形成装置100は、現在の省エネモードから待機状態に遷移する。
したがって、第1の実施の形態と同様に、図2のスケジュールにおいて、画像形成装置100の使用頻度が高い時間帯にはレベル1を設定し、画像形成装置100の使用頻度が低い時間帯にはレベル3を設定し、それらの中間の使用頻度の時間帯にはレベル2を設定しておけば、画像形成装置100は、使用頻度の高い時間帯では、省エネモードに遷移する場合、浅い省エネモードであるレベル1に遷移するので、省エネボタン136が操作されると、画像形成装置100は比較的短時間で待機状態に戻ることができる。また、画像形成装置100は、使用頻度が低い時間帯では、省エネモードに遷移する場合、深い省エネモードであるレベル3に遷移するので、消費電力が最小になる。また、画像形成装置100は、通常の使用頻度の時間帯では、省エネモードに遷移する場合、中間の省エネモードであるレベル2に遷移するので、消費電力の低減と、省エネボタン136が操作された場合の待機状態への復帰の速さとを共に、バランスよく実現することができる。
また、画像形成装置100の使用頻度が低い時間帯にレベル3が設定されていれば、予熱状態が維持される時間が比較的短く、速やかに画像形成装置100を省エネモードに遷移させることができ、予熱状態が不要に長く維持されることによる消費電力を抑制することができる。画像形成装置100の使用頻度が高い時間帯にレベル1が設定されていれば、予熱状態が維持される時間が比較的長く、画像形成装置100が省エネモードに遷移することを抑制することができる。したがって、ユーザは画像形成装置100を速やかに使用することができ、業務に支障を生じること、及びユーザがストレスを感じることを抑制することができる。画像形成装置100が通常の使用頻度で使用される時間帯にレベル2が設定されていれば、予熱状態が維持される時間は、使用頻度が低い場合と高い場合との中間であるので、業務効率と省電力とをバランスよく実現することができる。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態では、画像形成装置は、予熱状態からさらに省電力状態に遷移した後、その省電力状態が維持される。これに対して、第3の実施の形態では、画像形成装置は、予熱状態からさらなる省電力状態に遷移した後にも、時間経過に応じて、より一層の省電力状態に遷移し得る。第3の実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態に係る画像形成装置と同じであり、図3及び図4の参照番号を引用する。
本実施の形態に係る画像形成装置100の省エネ機能に関して説明する。ここでは、画像形成装置100には、図2と同じスケジュールが設定されているとする。また、オートパワーシャットオフ状態には、複数のレベル(具体的にはレベル1〜3)が含まれるとし、各レベルは、例えば、表4のように定められているとする。省エネ期間は、画像形成装置100が予熱状態への遷移を開始してから、さらに省エネモードのレベルが変化するまでの期間である。
Figure 2016153973
このとき、画像形成装置100は、図10に示されているように動作モードを制御する。画像形成装置100は、電源がオンされると、各部に電力を供給し、ウォームアップを実行した後、時刻T1で待機状態となる。その後、画像形成装置100が操作されることなく所定時間(第1時間Δt1)が経過すると(時刻T2)、画像形成装置100は予熱状態に遷移する。予熱状態の期間が所定時間(第2時間Δt2)を超えると(時刻T3)、画像形成装置100はオートパワーシャットオフ状態となる。即ち、画像形成装置100は、消費電力が比較的高い省エネモードであるレベル1に遷移する。このとき画像形成装置100は、スケジュールを参照して、現在の時間帯に設定されている省エネモードを取得する。現在の時間帯の省エネモードがレベル1に設定されていれば、グラフ220のように、省エネボタン136が操作されるまで、レベル1の状態が維持される。
現在の時間帯がレベル2又はレベル3に設定されていれば、省エネ期間がさらに長くなり、所定時間(第3時間Δt3)を超えると(時刻T4)、画像形成装置100は、グラフ222のように、中程度の消費電力の省エネモードであるレベル2に遷移する。現在の時間帯の省エネモードがレベル2に設定されていれば、グラフ224のように、省エネボタン136が操作されるまで、レベル2の状態が維持される。
現在の時間帯がレベル3に設定されていれば、省エネ期間がさらに長くなり、所定時間(第4時間Δt4)を超えると(時刻T5)、画像形成装置100は、グラフ226のように、消費電力が比較的低い省エネモードであるレベル3に遷移する。その後、省エネボタン136が操作されるまで、レベル3の状態が維持される。
図11を参照して、画像形成装置100が上記した省エネ機能を実現するためのプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、画像形成装置100の電源がオンされることにより、制御部160により実行される。図11のフローチャートは、図9のフローチャートにおいて、ステップ340及び342をステップ370及び372で置換え、ステップ348及び350をステップ374及び376で置換え、ステップ356をステップ378で置換えたものである。
ステップ300〜310において、制御部160は、第1時間Δt1が経過すれば、画像形成装置100を予熱状態に遷移させ、予熱状態のまま第2時間Δt2が経過したか否かを判定する。予熱状態では制御部160は、例えば、操作部130のタッチパネルディスプレイ132への電力供給を停止し、定着部のヒータへの供給電力量を減少させて、定着温度を低下させる。
第2時間が経過した場合、ステップ370において、制御部160は、画像形成装置100をレベル1の省エネモードに遷移させる。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、予熱状態での電力制御に加えて、レベル1にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板のうち、サブ基板への電力供給を維持したままメイン基板への電力供給を停止する、及び、センサへの電力供給を停止する等の処理を実行する。
ステップ372において、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得して、取得した時刻でスケジュールを参照して、現在の時間帯に対応する省エネモードがレベル1であるか否かを判定する。レベル1であると判定された場合、制御はステップ322に移行する。これにより、図10のグラフ220のように、省エネボタン136が操作されるまで、レベル1の状態が維持される。そうでなければ、制御はステップ344に移行する。
制御がステップ344に移行した場合、ステップ302で現在時刻を記憶してから所定の第3時間Δt3が経過するまで、又は、省エネボタン136が操作されるまで、ステップ344及び346が繰返され、第3時間Δt3が経過すると、制御はステップ374に移行する。
ステップ374において、制御部160は、画像形成装置100をレベル2の省エネモードに遷移させる。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、レベル1での電力制御に加えて、レベル2にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、複数の制御基板のうちサブ基板、及びモータ等への電力供給をも停止する。
ステップ376において、制御部160は、タイマ176から現在時刻を取得して、取得した時刻でスケジュールを参照して、現在の時間帯に対応する省エネモードがレベル2であるか否かを判定する。レベル2であると判定された場合、制御はステップ322に移行する。これにより、図10のグラフ224のように、省エネボタン136が操作されるまで、レベル2の状態が維持される。そうでなければ、制御はステップ352に移行する。
制御がステップ352に移行した場合、ステップ302で現在時刻を記憶してから所定の第4時間Δt4が経過するまで、又は、省エネボタン136が操作されるまで、ステップ352及び354が繰返される。第4時間Δt4が経過すると、制御はステップ378に移行する。
ステップ378において、制御部160は、画像形成装置100をレベル3の省エネモードに遷移させる。具体的には、制御部160は、電力供給部174を制御して、レベル2での電力制御に加えて、レベル3にするために予め定められたユニットへの電力供給を制限又は停止する。例えば、定着部のヒータ等への電力供給を停止する。その後、ステップ322において、省エネボタン136が操作されたか否かを判定する。
このように、画像形成装置100がレベル1〜3の省エネモードに遷移すると、ステップ346、ステップ354、又はステップ322により、制御部160は、省エネボタン136が操作されたか否かを判定する。したがって、どのレベルにおいて省エネボタン136が操作されたかに応じて、画像形成装置100は、図7又は図12に示すように現在の省エネモードから待機状態に遷移する。画像形成装置が、スケジュールに設定されているレベルまで遷移した後に、省エネボタン136が操作された場合には、図7に示したように待機状態に遷移する。一方、画像形成装置が、スケジュールに設定されているレベルまで遷移していなければ、図12に示したように待機状態に遷移する。レベル1の状態において省エネボタン136が操作された場合、画像形成装置100は、グラフ210のように待機状態に遷移する。レベル2の状態において省エネボタン136が操作された場合、画像形成装置100は、グラフ212のように待機状態に遷移する。レベル3の状態において省エネボタン136が操作された場合、画像形成装置100は、グラフ214のように待機状態に遷移する。
したがって、図2のスケジュールにおいて、画像形成装置100の使用頻度が高い時間帯にはレベル1を設定し、画像形成装置100の使用頻度が低い時間帯にはレベル3を設定し、それらの中間の使用頻度の時間帯にはレベル2を設定しておけば、画像形成装置100の使用頻度が高い時間帯であれば、画像形成装置100を、速やかに浅い省エネモード(レベル1)に遷移させることができ、省エネボタン136が操作されると速やかに待機状態に戻すことができる。画像形成装置100の使用頻度が低い時間帯であれば、操作されない期間が長いので、画像形成装置100をより深い省エネモード(レベル3)に遷移させることができる。画像形成装置100が通常の使用頻度で使用される状況であれば、予熱状態が維持される時間は、使用頻度が低い場合と高い場合との中間であるので、業務効率と省電力とをバランスよく実現することができる。
また、使用頻度が低い時間帯であっても、画像形成装置を直接レベル3に遷移させずに、レベル1及びレベル2を経てレベル3に移行させるので、レベル1又はレベル2の状態で復帰ボタンが操作された場合、速やかに待機状態に復帰させることができる。したがって、使用頻度が低い時間帯であっても、例外的に短時間に使用される場合に、業務の低下、及びユーザにストレスを与えることを回避することができる。
上記の第1〜第3の実施の形態では、省エネレベル(省エネモード)がレベル1〜3の3段階である場合を説明したが、これに限定されない。省エネレベルは、2段階であってもよく、4段階以上であってもよい。
また、上記の第1〜第3の実施の形態では、画像形成装置は、待機状態から予熱状態に遷移した後、さらにレベル1〜3の何れかのレベルに遷移する場合を説明したが、予熱状態はなくてもよい。また、予熱状態をレベル1としてもよい。
上記第の1〜第3の実施の形態では、予熱状態からレベル1〜3の状態に遷移させるタイミングを、予熱状態への遷移を開始したときからの経過時間を計測して判定する場合を説明したが、これに限定されない。待機状態を開始したときからの経過時間を計測して、判定してもよい。
上記の第3の実施の形態では、予熱状態からレベル1〜3の何れかの状態に遷移した後、さらに別の省エネレベルに遷移させるまでのタイミングを、予熱状態への遷移を開始したときからの経過時間を計測して判定する場合を説明したが、これに限定されない。待機状態を開始したときからの経過時間を計測して、判定してもよい。また、レベル1〜3の何れかの状態への遷移を開始したときからの経過時間を計測して、判定してもよい。
各省エネレベルにおいて、画像形成装置のどのユニットへの供給電力を制限又は停止するかは、上記した例に限定されず、画像形成装置の機能及び内部構成に応じて、任意に設定することができる。
上記の第1〜第3の実施の形態では、待機状態から予熱状態に遷移するまでの第1時間Δt1が一定である場合を説明したが、第1時間Δt1が、スケジュールに設定されているレベル1〜3に応じて異なっていてもよい。その場合には、例えば、図6、図9及び図11のステップ302において、制御部160は、現在の時間帯に設定されているレベル毎に予め設定された第1時間Δt1を用いて、第1時間Δt1が経過したか否かを判定すればよい。
上記の第1〜第3の実施の形態では、スケジュールが予め設定されている場合を説明したが、これに限定されない。スケジュールが適宜変更されてもよい。例えば、画像形成装置が、操作された履歴を記憶し、使用状況を学習してスケジュールを変更してもよい。
上記の第1〜第3の実施の形態では、画像形成装置に関して説明したが、これに限定されない。本発明は、省電力機能を有している電子機器に適用することができる。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
100 画像形成装置
110 画像読取部
120 画像形成部
122 メモリ
124 印字部
130 操作部
132 タッチパネルディスプレイ
134 操作キー部
136 省エネボタン
140 給紙部
150 排紙処理部
160 制御部
166 画像処理部
174 電力供給部
176 タイマ
190 ネットワーク

Claims (6)

  1. 時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器であって、
    前記省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記スケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルを判定する判定手段と、
    前記電子機器の電力消費状態を制御する制御手段と、
    所定のボタンとを含み、
    前記制御手段は、
    前記電子機器が待機状態のまま所定の時間が経過したとき、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、前記電子機器を前記第1の省エネレベルに遷移させ、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが第2の省エネレベルであると判定されたことを受けて、前記電子機器を前記第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、
    前記所定のボタンが操作されたことを受けて、前記電子機器を前記待機状態に遷移させ、
    前記電子機器の消費電力は、前記待機状態、前記第1の省エネレベル、前記第2の省エネレベルの順に小さくなる、電子機器。
  2. 時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器であって、
    前記電子機器は、画像形成装置であり、
    前記省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記スケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルを判定する判定手段と、
    前記電子機器の電力消費状態を制御する制御手段と、
    所定のボタンとを含み、
    前記制御手段は、
    前記電子機器が待機状態のまま所定時間が経過したことを受けて、画像形成に使用される定着部のヒータ温度を低下させた予熱状態に、前記電子機器を遷移させ、
    前記電子機器が前記予熱状態のまま所定の第1時間が経過し、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、前記電子機器を前記第1の省エネレベルに遷移させ、
    前記電子機器が前記予熱状態のまま所定の第2時間が経過し、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが第2の省エネレベルであると判定されたことを受けて、前記電子機器を前記第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、
    前記所定のボタンが操作されたことを受けて、前記電子機器を前記待機状態に遷移させ、
    前記電子機器の消費電力は、前記待機状態、前記予熱状態、前記第1の省エネレベル、前記第2の省エネレベルの順に小さくなる、電子機器。
  3. 前記第1時間及び前記第2時間は等しい、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第2時間は、前記第1時間よりも長い、請求項2に記載の電子機器。
  5. 時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器であって、
    前記省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記スケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルを判定する判定手段と、
    前記電子機器の電力消費状態を制御する制御手段と、
    所定のボタンとを含み、
    前記制御手段は、
    前記電子機器が待機状態のまま所定の第1時間が経過したことを受けて、前記電子機器を前記第1の省エネレベルに遷移させ、
    前記電子機器が前記第1の省エネレベルを維持したまま所定の第2時間が経過し、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが前記第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、前記電子機器を前記第1の省エネレベルに維持させ、
    前記電子機器が前記第1の省エネレベルを維持したまま前記第2時間が経過し、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが前記第1の省エネレベルでないと判定されたことを受けて、前記電子機器を第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、
    前記所定のボタンが操作されたことを受けて、前記電子機器を前記待機状態に遷移させ、
    前記電子機器の消費電力は、前記待機状態、前記第1の省エネレベル、前記第2の省エネレベルの順に小さくなる、電子機器。
  6. 時間帯毎に設定された省エネレベルに応じて動作状態を遷移させる電子機器であって、
    前記電子機器は、画像形成装置であり、
    前記省エネレベルを含むスケジュールを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記スケジュールを読出し、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルを判定する判定手段と、
    前記電子機器の電力消費状態を制御する制御手段と、
    所定のボタンとを含み、
    前記制御手段は、
    前記電子機器が待機状態のまま所定時間が経過したことを受けて、画像形成に使用される定着部のヒータ温度を低下させた予熱状態に、前記電子機器を遷移させ、
    前記電子機器が前記予熱状態のまま所定の第1時間が経過したことを受けて、前記電子機器を前記第1の省エネレベルに遷移させ、
    前記電子機器が前記第1の省エネレベルを維持したまま所定の第2時間が経過し、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが前記第1の省エネレベルであると判定されたことを受けて、前記電子機器を前記第1の省エネレベルに維持させ、
    前記電子機器が前記第1の省エネレベルを維持したまま前記第2時間が経過し、前記判定手段により、現在の時間帯に対応する前記省エネレベルが前記第1の省エネレベルでないと判定されたことを受けて、前記電子機器を第2の省エネレベルに遷移させ、且つ、
    前記所定のボタンが操作されたことを受けて、前記電子機器を前記待機状態に遷移させ、
    前記電子機器の消費電力は、前記待機状態、前記予熱状態、前記第1の省エネレベル、前記第2の省エネレベルの順に小さくなる、電子機器。
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