JP2016153805A - サンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプル送液方法 - Google Patents

サンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプル送液方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安全且つ容易にサンプルを送液することができるサンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプル送液方法の提供。
【解決手段】サンプル容器を設置するための第1ポジションと前記サンプル容器内のサンプルを送液するための第2ポジションとの間で前記サンプル容器を移動させる移動部と、前記第2ポジションに位置する前記サンプル容器を収容可能な密閉部と、前記第2ポジションで前記サンプル容器を収容する密閉部内空を加圧する加圧部と、を有するサンプル送液装置等を提供する。
【選択図】図1

Description

本技術は、サンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプル送液方法に関する。より詳しくは、微小粒子測定装置にサンプルを送液するサンプル送液装置等に関する。
細胞などの微小粒子の特性を光学的、電気的あるいは磁気的に検出し、所定の特性を有する微小粒子のみを分別して回収する微小粒子測定装置(例えばフローサイトメータ)が知られている。
この微小粒子測定装置では、サンプルとして細胞や微生物、リポソームなどの生体関連微小粒子を用いることが可能である(例えば、特許文献1参照)。このようなサンプルがユーザの身体に付着すること等は、安全性のため防止する必要がある。そのため、例えば、サンプル送液装置(又は微小粒子測定装置の一部として構成されるサンプル送液装置)により微小粒子測定装置にサンプルを送液する際にサンプルの取扱いには配慮する必要がある。
特開2010−286292号公報
しかしながら、従来のサンプル送液装置では、サンプル送液の際に、シリンダを用いて加圧する際、加圧させる部品に非常に大きな力をかける必要があった。このように装置内の部品に非常に大きな力がかかることから、ユーザは自身の指をシリンダ等に挟んだり、サンプルチューブが破損したりすることを防止する必要があった。このように安全に装置を扱うためには、ユーザに熟練した技術を要し、このことはユーザにとって煩雑であった。そのため、安全且つ容易にサンプルを送液することができるサンプル送液装置の提供が希求されていた。
そこで、本技術は、安全且つ容易にサンプルを送液することができるサンプル送液装置、フローサイトメータ及びサンプル送液方法を提供することを主な目的とする。
上記課題解決のため、本技術は、サンプル容器を設置するための第1ポジションと前記サンプル容器内のサンプルを送液するための第2ポジションとの間で前記サンプル容器を移動させる移動部と、
前記第2ポジションに位置する前記サンプル容器を収容可能な密閉部と、
前記第2ポジションで前記サンプル容器を収容する密閉部内空を加圧する加圧部と、
を有するサンプル送液装置を提供する。
このサンプル送液装置では、前記サンプル容器が前記第2ポジションに位置する状態において、
前記サンプル容器を支持可能に配置される支持部を更に備えていてもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記支持部は、
前記サンプル容器の下部に位置するよう移動することで、前記サンプル容器を支持してもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記サンプル容器が前記第1ポジションに位置する状態において、
前記密閉部内に残存した前記サンプルを収容可能に配置される廃液部を更に備えていてもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記廃液部は、
前記密閉部における前記サンプル容器の挿入口側に位置するよう移動することで、前記密閉部内に残存した前記サンプルを収容していてもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記移動部、前記加圧部、前記支持部、及び前記廃液部の夫々には、
シリンダと、
シリンダ内に注入可能な気体を移動させる流路と、
シリンダの動作に基づいて、他のシリンダ内の前記気体の出し入れを、前記流路を介して行うことが可能なバルブと、
が設けられていてもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記密閉部には、前記サンプル容器内のサンプルを外部に送液することが可能なサンプルラインが取り付けられていてもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記サンプル容器内のサンプルの液面を検出する液面検出センサを更に備えていてもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記液面検出センサは、光照射部と光検出部とからなるものであってもよい。
また、このサンプル送液装置では、前記液面検出センサにて前記サンプル容器内のサンプル残量が所定の基準値に達したことを検出した場合、ユーザに対して警告する出力部を有していてもよい。
更に、本技術は、上述したサンプル送液装置が連結されたフローサイトメータを提供することもできる。
また、本技術は、サンプル容器を設置するための第1ポジションから前記サンプル容器内のサンプルを送液するための第2ポジションに前記サンプル容器を移動部によって移動させ、
前記第2ポジションに位置する前記サンプル容器を収容可能な密閉部内空を加圧部で加圧する手順を含むサンプル送液装置におけるサンプル送液方法を提供する。
前記手順では、前記サンプル容器が前記第2ポジションに位置する状態において、
前記サンプル容器の下部に支持部を移動することで、前記支持部で前記サンプル容器を支持する手順を含んでいてもよい。
また、前記手順では、前記第2ポジションから前記第1ポジションまで前記移動部を用いて前記サンプル容器を移動させる手順を含んでいてもよい。
また、前記手順では、前記サンプル容器が前記第1ポジションに位置する状態において、
前記密閉部における前記サンプル容器の挿入口側に廃液部を移動することで、前記密閉部内に残存した前記サンプルを前記廃液部にて収容されていてもよい。
また、前記手順では、前記移動部、前記加圧部、前記支持部、及び前記廃液部の動作を、夫々に設けられたシリンダの前記動作に基づいて弁が開放され、流路を介して他のシリンダに気体が送りこまれることによって、開始させる手順を含んでいてもよい。
本技術において「サンプル」としては、主に微小粒子を含むサンプルが挙げられる。
「微小粒子」には、細胞や微生物、リポソームなどの生体関連微小粒子、あるいはラテックス粒子やゲル粒子、工業用粒子などの合成粒子などが広く含まれるものとする。
生体関連微小粒子には、各種細胞を構成する染色体、リポソーム、ミトコンドリア、オルガネラ(細胞小器官)などが含まれる。細胞には、動物細胞(血球系細胞など)および植物細胞が含まれる。微生物には、大腸菌などの細菌類、タバコモザイクウイルスなどのウイルス類、イースト菌などの菌類などが含まれる。さらに、生体関連微小粒子には、核酸やタンパク質、これらの複合体などの生体関連高分子も包含され得るものとする。また、工業用粒子は、例えば有機もしくは無機高分子材料、金属などであってもよい。有機高分子材料には、ポリスチレン、スチレン・ジビニルベンゼン、ポリメチルメタクリレートなどが含まれる。無機高分子材料には、ガラス、シリカ、磁性体材料などが含まれる。金属には、金コロイド、アルミなどが含まれる。これら微小粒子の形状は、一般には球形であるのが普通であるが、非球形であってもよく、また大きさや質量なども特に限定されない。
本技術により、安全且つ容易にサンプルを送液することができる。
本技術に係るサンプル送液装置1の全体構成を説明する斜視図である。 本技術に係るサンプル送液装置1の全体構成を説明する断面模式図である。 本技術に係るサンプル送液装置1の全体構成を説明するシーケンス構成図であり、本技術に係るサンプル送液方法のサンプルセット待ちステップS1におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液装置1の全体構成を説明する斜視図であり、本技術に係るサンプル送液方法のサンプルセット待ちステップS1におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法を説明するフローチャートである。 本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー格納ステップS2におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー格納ステップS2におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ上昇ステップS3におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ上昇ステップS3におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の支持アーム突出ステップS4におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の支持アーム突出ステップS4におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法のサンプル送液ステップS5におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法のサンプル送液ステップS5におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダリリースステップS6におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダリリースステップS6におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ下降 ステップS7におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ下降 ステップS7におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー突出ステップS8におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。 本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー突出ステップS8におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。
以下、本技術を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。説明は以下の順序で行う。

1.本技術に係るサンプル送液装置1の装置構成
(1−1)撹拌ユニット
(1−2)エアシリンダ
(1−2−1)加圧シリンダ
(1−2−2)昇降シリンダ
(1−2−3)支持シリンダ
(1−2−4)廃液シリンダ
(1−3)バルブ及び流路
(1−4)加圧送液部
(1−5)サンプルライン
(1−6)制御部7等
2.本技術に係るサンプル送液方法
(2−1)サンプルセット待ちステップS1
(2−2)廃液トレー格納ステップS2
(2−3)加圧シリンダ上昇ステップS3
(2−4)支持アーム突出ステップS4
(2−5)サンプル送液ステップS5
(2−6)加圧シリンダリリースステップS6
(2−7)加圧シリンダ下降ステップS7
(2−8)廃液トレー突出ステップS8
1.本技術に係るサンプル送液装置1の装置構成
図1は、サンプルローディングモジュールとして構成された本技術に係るサンプル送液装置1の構成を説明する模式図である。また、図2は、サンプル送液装置1の全体構成を説明する断面模式図であり、図1のP−P断面図である。また、図3は、サンプル送液装置1の全体構成を説明するシーケンス構成図である。また、図4も、本技術に係るサンプル送液装置1の全体構成を説明する模式図である。
(1−1)撹拌ユニット
図1中符号2は、設置されたサンプルチューブ22内のサンプルを撹拌する撹拌ユニット2を示す。撹拌ユニット2は、サンプルチューブ22を収容するチューブホルダ21と、チューブホルダ21を設置する設置台23とを含む。撹拌ユニット2は、チューブホルダ21及び設置台23の他に、チューブホルダ21を回転させ、サンプルチューブ22を攪拌するモータを含んでいてもよい(図示せず)。
サンプルチューブ22としては、サンプルを収容することが可能であれば特に限定されないが、例えば、エッペンドルフチューブ、コニカルチューブ等とすることが好ましい。また、モータ(図示せず)としては、例えば、ステッピングモータ等の回転デバイスが挙げられる。
(1−2)エアシリンダ
図1中符号3は、サンプルチューブ22が加圧送液部5内に設置されるように撹拌ユニット2を上昇(図1中、矢印Fの方向(Z軸正方向))させ、サンプルチューブ22内のサンプルを微小粒子測定装置100等に送液可能にするエアシリンダを示す。エアシリンダ3は、撹拌ユニット2を加圧して気密を保持する加圧シリンダ31と、加圧シリンダ31をZ軸方向に昇降させる昇降シリンダ32とを含む。撹拌ユニット2に含まれるチューブホルダ21を加圧送液部5内まで上昇させることで、サンプルチューブ22内のサンプルを微小粒子測定装置等に送液させることが可能になる。
エアシリンダ3は、更に、サンプルの送液の際に加圧シリンダ31を支持する支持シリンダ33と、後述する加圧送液部5の加圧シェル52内に残存したサンプルを収容する廃液シリンダ34とを含む(図2参照)。
(1−2−1)加圧シリンダ
図1に示す加圧シリンダ31は、本技術における第1シリンダの一例である。加圧シリンダ31は、サンプルチューブ22が設置され、気体を内部に注入可能な加圧シリンダ本体部311と、加圧シリンダ本体部311内への気体の注入により加圧シリンダ本体部311の移動を可能にする加圧シリンダ用ピストン312とを含む(図3参照)。また、加圧シリンダ31は、後述する昇降シリンダ32に連結される加圧シリンダ用脚部313を含む。
(1−2−2)昇降シリンダ
図1に示す昇降シリンダ32は、本技術における第2シリンダの一例である。昇降シリンダ32は、気体を内部に注入可能な昇降シリンダ本体部321と、昇降シリンダ本体部321内への気体の注入により移動可能な昇降シリンダ用ピストン322と、加圧シリンダ31に連結される昇降シリンダ用脚部323とを含む(図3参照)。また、昇降シリンダ32は、昇降シリンダ用脚部323と加圧シリンダ用脚部313とを連結する連結部324を含む。
昇降シリンダ本体部321内に気体が注入されることにより、加圧シリンダ用脚部313及び昇降シリンダ用脚部323は、サンプルチューブ22が加圧シリンダ31に設置される位置(以下、第1ポジションP12と記すこともある(図3参照)。)と、サンプルチューブ22が後述する加圧シェル52内に収容される位置(以下、第2ポジションP22と記すこともある(図3参照)。)との間(すなわち、図1に示すZ軸方向)を移動することができる。
(1−2−3)支持シリンダ
図2に示す支持シリンダ33は、本技術における第3シリンダの一例である。支持シリンダ33は、気体を内部に注入可能な支持シリンダ本体部331と、支持シリンダ本体部331内への気体の注入により移動可能な支持シリンダ用ピストン332と、加圧シリンダ31を支持可能な支持アーム333とを含む(図2、3参照)。
支持アーム333は、加圧シリンダ31の加圧シリンダ用脚部313が第2ポジションP21(図3参照)に位置する場合に、加圧シリンダ用脚部313の第1ポジションP11(図3参照)と第2ポジションP21との間の移動を許容する位置(以下、第3ポジションP3と記すこともある(図3参照)。)から、第1シリンダに対して加圧送液部5の反対側の位置(以下、第4ポジションP4と記すこともある。)まで移動して加圧シリンダ31を支持することができる。すなわち、支持アーム333は、図2に示すY軸正方向に移動して加圧シリンダ31を支持することができる。
このように、支持アーム333が第4ポジションP4で加圧シリンダ31を支持することで、加圧シリンダ31は加圧シェル52内を加圧することが可能になる。
また、支持シリンダ33では、加圧シリンダ31を移動させる(加圧シリンダ用脚部313を第2ポジションP21から第1ポジションP11まで移動させる)際にも、その移動前に支持アーム333を第4ポジションP4から第3ポジションP3に移動させておくことができる。
(1−2−4)廃液収容シリンダ
図2に示す廃液収容シリンダ34は、本技術における第4シリンダの一例である。廃液シリンダ34は、気体を注入可能な廃液シリンダ本体部341と、廃液シリンダ本体部341内への気体の注入により移動可能な廃液シリンダ342と、後述する加圧シェル42内に残存したサンプルを回収可能な廃液トレー343とを有する(図2、3参照)。
廃液トレー343は、加圧シリンダ31の加圧シリンダ用脚部313が第1ポジションP11に位置する場合に、第1シリンダの第1ポジションP11と第2ポジションP2との間の移動を許容する位置(以下、第5ポジションP5と記すこともある。)から、加圧シェル52におけるサンプルチューブ22の挿入口側(図2中、Z軸負方向側)の位置(以下、第6ポジションP6と記すこともある。)まで移動することで、加圧シェル52内に残存したサンプルを収容することができる。
このように、廃液トレー343が第6ポジションP6で加圧シェル52内の廃液を回収することで、ユーザはサンプルが手等に付着するという懸念なく、安全にサンプルチューブ22のサンプル送液装置1内での準備を行うことができる。
また、廃液シリンダ34では、加圧シリンダ31を移動させる(加圧シリンダ用脚部313を第2ポジションP21から第1ポジションP11まで移動させる)際にも、その移動前に廃液トレー343を第6ポジションP6から第5ポジションP5に移動させておくことができる。
(1−3)バルブ及び流路
図3中、符号40〜46は、エアシリンダ3(加圧シリンダ31、昇降シリンダ32、支持シリンダ33、及び廃液シリンダ34)内への気体の注入を制御するバルブを示す。
このうち、まず、図3に示す符号40は、後述する制御部7により動作制御され、弁の開放により気体を廃液シリンダ34又は加圧シリンダ31と支持シリンダ33とに送ることを可能にする電磁バルブを示す。
また、図3、4中、符号41〜45は、エアシリンダ3(加圧シリンダ31、昇降シリンダ32、支持シリンダ33、及び廃液シリンダ34)の夫々のシリンダの動作に基づいて、物理的に弁を開放し、他のシリンダ内の気体の出し入れを行うメカニカルバルブを示す。
図3に示すメカニカルバルブ41は、本技術の第1バルブの一例である。メカニカルバルブ41は、廃液シリンダ34に設けられる。メカニカルバルブ41は、流路R1を介して廃液シリンダ本体部341内への気体の注入により、廃液トレー343が第6ポジションP6から第5ポジションP5に移動し、物理的に弁を開放する。
これにより、流路R2を介して昇降シリンダ本体部321内に気体が注入され、昇降シリンダ用脚部323及び加圧シリンダ用脚部313は、第1ポジションP11、P12から第2ポジションP21、P22まで移動することが可能になる。
また、メカニカルバルブ41の弁の開放により、エアオペレートバルブ46の弁を開放し、加圧シェル42内に気体を注入することが可能になる。
なお、図3は、後述するようにサンプル送液装置1のサンプル送液方法におけるサンプルセット待ちステップS1の状態を示す図であり、図3中、メカニカルバルブ41は、後述する流路R12、R2と連結されていない。すなわち、図中、三角形のマークと流路の末端の丸印とが接触していない。これは、メカニカルバルブ41の弁が開放しておらず、気体が通流できない状態を指す(以下の図においても同様である)。一方、後述するメカニカルバルブ44は、後述する流路R42、R5と連結されている。すなわち、図中、三角のマークと流路の末端の丸印とが接触している。これは、メカニカルバルブ44の弁が開放しており、気体が通流可能な状態を指す(以下の図においても同様である)。
図3に示すメカニカルバルブ42は、本技術の第2バルブの一例である。メカニカルバルブ42は、昇降シリンダ32に設けられる。メカニカルバルブ42は、昇降シリンダ32の昇降シリンダ用脚部323が第2ポジションP22に位置した状態で、物理的に弁を開放する。具体的にはメカニカルバルブ42のスイッチ部421が昇降シリンダ用脚部323により押圧され弁を開放することになる(後述の図9も参照)。なお、他のメカニカルバルブ41、43、44、45の弁の開放についての構成及びその機能も実質的にメカニカルバルブ42と同様であるので、他のメカニカルバルブ41、43、44、45の弁の開放についての説明は省略する。
このように、メカニカルバルブ42が弁を開放することで、流路R3を介して支持シリンダ本体部331内に気体が注入され、支持アーム333は第3ポジションP3から第4ポジションP4まで移動することが可能になる。
図3に示すメカニカルバルブ43は、本技術の第3バルブの一例である。メカニカルバルブ43は、支持シリンダ33に設けられる。メカニカルバルブ43は、支持アーム333が第4ポジションP4に位置した状態で、物理的に弁を開放する。
これにより、流路R33を介して加圧シリンダ本体部311内に気体が注入され、加圧シリンダ用脚部313が第2ポジションP21に位置する状態で、加圧シリンダ31は、加圧シェル52内を加圧することが可能になる。
図3に示すメカニカルバルブ44は、本技術の第4バルブの一例である。メカニカルバルブ44は、支持シリンダ33に設けられる。メカニカルバルブ43は、流路R4を介して制御部7による支持シリンダ本体部331内への気体の注入により、支持アーム333が第3ポジションP3に位置した状態で、物理的に弁を開放する。
これにより、流路R5を介して昇降シリンダ本体部321内に気体が注入され、昇降シリンダ用脚部323は、第2ポジションP22から第1ポジションP12まで移動することが可能になる。
図3に示すメカニカルバルブ45は、本技術の第5バルブの一例である。メカニカルバルブ45は、昇降シリンダ32に設けられる。メカニカルバルブ45は、昇降シリンダ用脚部323が第1ポジションP12に位置した状態で、物理的に弁を開放する。
これにより、流路R6を介して廃液シリンダ本体部341内に気体が注入され、廃液トレー343は、第5ポジションP5から第6ポジションP6まで移動することが可能になる。
また、図3中、符号46は、弁を開放することにより、加圧シェル42内に気体を注入することを可能にするエアオペレートバルブを示す。このエアオペレートバルブでは、コントロールポートの圧力と連動したスイッチポートが動作することにより、シーケンス制御をすることが可能になる。
図3中、符号R1、R11、R2、R21、R22、R3、R31、R32、R33、R4、R41、R42、R43、R431、R432、R5、及びR6は、エアシリンダ3内に注入可能な気体を移動させる流路である。各流路が何れの構成間で気体を送るかについては、後述する本技術に係るサンプル送液方法で詳細に説明する。また、各流路としては、気体を通流可能なものであれば特に限定されるものではなく、所望の気体の流速等に応じて多様な径を有するチューブ等を採用することができる。
なお、図3は、後述するようにサンプル送液装置1のサンプル送液方法におけるサンプルセット待ちステップS1の状態を示す図であり、図3中、各流路のうち、実線で示されるR5等は、気体が流路内を流れていることを指す。一方、図3中、破線で示されるR1やR2等は、気体が流路内を流れていないことを指す(以下の図においても同様である。)。
(1−4)加圧送液部
図1中符号5は、サンプルを加圧しながら微小粒子測定装置100等に送液する加圧送液部を示す。加圧送液部5は、本技術における密閉部の一例である。加圧送液部5は、加圧シリンダ用脚部313が第1ポジションP11から第2ポジションP21に移動し、Z軸正方向に上昇したサンプルチューブ22に覆い被さる加圧シェル52と、サンプルチューブ22内のサンプルを吸引するノズル51とを含む。
加圧送液部5の加圧は、サンプルチューブ22内のサンプルを送液可能であれば、特に限定されるものではない。また、加圧送液部5は、メカニカルバルブ41の弁の開放により、エアオペレートバルブ46及び流路R23を介して、加圧シェル52内への気体の注入を可能にする(図3参照)。
また、ノズル51は、サンプルを撹拌する際には、撹拌棒として機能し、サンプルの撹拌効率を向上させることができる。
(1−5)サンプルライン
図1中符号6は、上記加圧送液部5で加圧送液されたサンプルチューブ22内のサンプルを外部に通流させるサンプルライン6を示す。サンプルライン6に通流されたサンプルは、連接された微小粒子測定装置(フローサイトメータ)100に送液される。サンプルライン6としては、特に限定されるものではないが、例えば、シリコーンチューブから構成される。
(1−6)制御部等
サンプル送液装置1は、電磁バルブ40及び流路R1を介して廃液シリンダ本体部341内に気体を注入可能な制御部7を有することができる(図3参照)。制御部7は、電磁バルブ40を介して昇降シリンダ本体部321及び支持シリンダ本体部331内に気体を注入することも可能である。
制御部7は、CPU、メモリ(記憶部)及びハードディスク等を備える汎用のコンピュータによって構成でき、ハードディスク内にはOSと次に説明するサンプル調製の各ステップを実行するプログラムなどが格納されている。
また、サンプル送液装置1は、データ解析部や制御部7を駆動させるユーザ用の操作部等も備える。更に、サンプル送液装置1は、光を照射する光照射部81と、光照射部81が照射した光を検出する光検出部82とを含み、サンプルチューブ22内のサンプルの液面を検出する液面検出センサ8を有していてもよい(図1参照)。
また、サンプル送液装置1では、例えば、サンプルチューブ22内のサンプルの残量が所定の基準値まで減少した場合、ユーザに警告する出力部を設けることが可能である。出力部としては、ランプ、メッセージ等の表示、又は音声出力等、多様の方法を採用することが可能である。
なお、本技術においては、サンプル送液装置1は、連結された微小粒子測定装置(フローサイトメータ)100にサンプルを送液する装置として説明しているが、サンプル送液装置1は微小粒子測定装置100の一部として構成されていてもよい。
2.本技術に係るサンプル送液方法
(2−1)サンプルセット待ちステップS1
以下、図3〜図19を参照しながら本技術に係るサンプル送液方法について説明する。図3、図4、及び図6〜図19は、本技術に係るサンプル送液方法を実行しているサンプル送液装置1の状態を示す模式図である。サンプル送液方法は、「サンプルセット待ちステップS1」、「廃液トレー格納ステップS2」、「加圧シリンダ上昇ステップS3」、「支持アーム突出ステップS4」、「サンプル送液ステップS5」、「加圧シリンダリリースステップS6」、「加圧シリンダ下降ステップS7」、及び「廃液トレー突出ステップS8」の手順を含む。また、図5は、本技術に係るサンプル送液方法を説明するフローチャートである。以下、各手順について説明する。
図3は、本技術に係るサンプル送液方法のサンプルセット待ちステップS1におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図でもある。また、図4は、本技術に係るサンプル送液方法のサンプルセット待ちステップS1におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図でもある。図3及び図4は、特に、廃液トレー343が第6ポジションP6に位置する状態を説明する説明図である。
まず、図5に示すサンプルセット待ちステップS1では、サンプル送液装置1は、加圧シリンダ31にサンプルを有するサンプルチューブ22がユーザによりセットされるのを待つ。このとき、廃液シリンダ34の廃液トレー343が第6ポジションP6に位置するため、加圧シェル42内に残存したサンプルを収容し、チューブホルダ21側(図4中Z軸負方向側)に加圧シェル42内に残存したサンプルが滴下することを防止することができる。これにより、ユーザは、サンプルが手に付着すること等の懸念なく安全に且つ容易にサンプルチューブ22をチューブホルダ21に設置することができる。
また、サンプルセット待ちステップS1では、廃液トレー343が第6ポジションP6位置するため、洗浄液をサンプルライン6から廃液トレー343に向けて送液することで、洗浄液を廃液トレー343に回収しつつ、サンプルライン6及びノズル51内部に残存したサンプルを除去することが可能である。これにより、分析においてコンタミ(各分析に用いるサンプルに他の分析で用いたサンプルが混入すること)を防止することができる。
(2−2)廃液トレー格納ステップS2
図6は、本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー格納ステップS2におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。図7は、本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー格納ステップS2におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。図6及び図7は、特に、廃液トレー343が第5ポジションP5に位置する状態を説明する説明図である。
図5に示す廃液トレー格納ステップS2では、まず、制御部7が電磁バルブ40を介して矢印A1方向に気体を送り出す(図6参照)。気体は、流路R1内を通流し、流路R11と流路R12とに分流される。
流路R11を通流する気体は、廃液シリンダ本体部341内に注入される(図6参照)。そして、廃液シリンダ用ピストン342が矢印F1の方向(Y軸負方向)に移動し、廃液トレー343は、第6ポジションP6から前記第5ポジションP5に移動し、格納される(図6、7参照)。これにより、メカニカルバルブ41の弁が物理的に開放する。
また、流路R12を通流する気体は、メカニカルバルブ41に向けて通流される。これにより、気体は流路R2内を通流することが可能になる。
なお、制御部7による気体の注入は、特に限定されるものではないが、例えば、サンプルセット待ちステップS1で、チューブホルダ21にサンプルチューブ22がセットされることを検知して自動的に行われてよい。また、ユーザによる装置1への手動操作によって制御部7が気体を注入してもよい。また、気体は、特に限定されるものではないが、例えば、空気等である。
このように、廃液トレー343が第5ポジションP5に移動するため、後述する加圧シリンダ上昇ステップS3において、加圧シリンダ31が加圧シェル52に向けて移動することが可能になる。
(2−3)加圧シリンダ上昇ステップS3
図8は、本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ上昇ステップS3におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。図9は、本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ上昇ステップS3におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。図8及び図9は、特に、昇降シリンダ用脚部323及び加圧シリンダ用脚部313が第2ポジションP21に位置する状態を説明する説明図である。
図5に示す加圧シリンダ上昇ステップS3では、まず、上述した廃液トレー格納ステップS2で流路R2に通流した気体が、流路R21と流路R22とに分流される(図8参照)。流路R21を通流する気体は、昇降シリンダ本体部321内に注入される。そして、本ステップS3では、昇降シリンダ用ピストン322が矢印F2の方向(Z軸正方向)に移動し、昇降シリンダ用脚部323は、第1ポジションP12から第2ポジションP22まで移動する(図8、9参照)。これにより、本ステップS3では、メカニカルバルブ42の弁が開放し、流路R22内の気体が流路R3内を通流することが可能になる(図8参照)。
また、本ステップS3では、加圧シリンダ用脚部313も第1ポジションP11から第2ポジションP21に移動し、サンプルチューブ22は、加圧シェル52内に密閉される。
更に、本ステップS3では、流路R2に気体が通流することにより、エアオペレートバルブ46が開放し、流路R23を介して気体が加圧シェル52内に注入される(図8中、矢印A2)。
(2−4)支持アーム突出ステップS4
図10は、本技術に係るサンプル送液方法の支持アーム突出ステップS4におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。図11は、本技術に係るサンプル送液方法の支持アーム突出ステップS4におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。図10及び図11は、特に、支持アーム333が第4ポジションP4に位置する状態を説明する説明図である。
図5に示す支持アーム突出ステップS4では、上述した加圧シリンダ上昇ステップS3で流路R3に通流した気体が、流路R31と流路R32とに分流される(図10参照)。流路R31を通流する気体は、支持シリンダ本体部331内に注入される。そして、本ステップS4では、支持シリンダ用ピストン332が矢印F3の方向(Y軸正方向)に移動し、支持アーム333は、第3ポジションP3から第4ポジションP4に移動し、突出した状態になる。(図10、11参照)。これにより、本ステップS4では、メカニカルバルブ43の弁が開放し、流路R22内の気体が流路R33内を通流することが可能になる。
(2−5)サンプル送液ステップS5
図12は、本技術に係るサンプル送液方法のサンプル送液ステップS5におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。図13は、本技術に係るサンプル送液方法のサンプル送液ステップS5におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。図12及び図13は、特に、加圧されながらサンプルが微小粒子測定装置100に送液されている状態を説明する説明図である。
図5に示すサンプル送液ステップS5では、サンプルの微小粒子測定装置100(フローサイトメータ)等への送液が開始される(図1再参照)。本ステップS5では、まず、上述した支持アーム突出ステップS4で流路R33に通流した気体が、加圧シリンダ本体部311に注入される(図12参照)。そのため、加圧シリンダ用ピストン312及び加圧シリンダ用脚部313が、図13におけるZ軸負方向側に移動する。なお、本技術に係るサンプル送液装置1では、図12及び図13に示す状態の加圧シリンダ用脚部313及び昇降シリンダ用脚部323の位置は、第2ポジションP21、P22の範囲内にあるとする。これにより、連結部324が支持アーム333と接触することになり、支持アーム333が加圧シリンダ31を支持する。そして、加圧シリンダ31は、矢印F4の方向(Z軸正方向)に加圧シェル52内を加圧することが可能になる(図12、13参照)。
また、流路R23内を通流した気体が加圧シェル52内に注入される。このようにして、加圧シェル52内でチューブホルダ21が加圧シリンダ31により加圧され、気密性が保持された状態で、ノズル51から吸引されたサンプルはサンプルライン6を介して微小粒子測定装置100へ送液される。
このように、サンプル送液装置1では、サンプルチューブを昇降させる昇降シリンダ32と、サンプルチューブを加圧する加圧シリンダ31とを併用してサンプルチューブを昇降して送液する。そのため、サンプル送液装置1では、大きな圧力で加圧をしても、ユーザは自身の指をシリンダ等に挟んだり、サンプルチューブが破損したり、バイオハザードが発生したりすること等を懸念せずに操作することができる。すなわち、サンプル送液装置1では、ユーザは安全に且つ容易にサンプルを送液することができる。
(2−6)加圧シリンダリリースステップS6
図14は、本技術に係るサンプル送液方法の加圧リリースステップS5におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。図15は、本技術に係るサンプル送液方法の加圧リリースステップS5におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。図14及び図15は、特に、支持アーム333が第3ポジションP3に位置する状態を説明する説明図である。
図5に示す加圧シリンダリリースステップS6では、制御部7が電磁バルブ8を介して矢印A3方向(図14参照)に気体を送り出す。気体は、流路R4内を通流し、流路R41と流路R42と流路R43とに分流される。
本ステップS6では、流路R41を通流する気体は、支持シリンダ本体部331内に注入される(図14参照)。そして、支持シリンダ用ピストン332が矢印F5の方向(Y軸負方向)に移動し、支持アーム333は、第4ポジションP4から第3ポジションP3に移動する(図14、15参照)。これにより、本ステップS6では、メカニカルバルブ44の弁が物理的に開放する。
また、本ステップS6では、流路R42を通流する気体は、メカニカルバルブ44に向けて通流される。これにより、本ステップS6では、流路R42内の気体は流路R5内を通流することが可能になる。
また、本ステップS6では、流路R43を通流する気体は、流路R431と流路R432とに分流される。流路R431を通流する気体は、加圧シリンダ本体部311内に注入される。そのため、加圧シリンダ用ピストン312及び加圧シリンダ用脚部313は、加圧送液部5の側に移動する。なお、加圧シリンダ313のこの移動は、第2ポジションP21内での移動である。これにより、本ステップS6では、加圧シリンダ31による圧力は矢印F6の方向(Z軸負方向)にかかることになり、加圧シリンダ31による加圧シェル42内の加圧状態が解除されることになる(図14、15参照)。
(2−7)加圧シリンダ下降ステップS7
図16は、本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ下降ステップS7におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。図17は、本技術に係るサンプル送液方法の加圧シリンダ下降ステップS7におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。図16及び図17は、特に、昇降シリンダ用脚部323及び加圧シリンダ用脚部313が第1ポジションP11に位置する状態を説明する説明図である。
図5に示す加圧シリンダ下降ステップS7では、上述した加圧シリンダリリースステップS6で流路R5に通流した気体が、昇降シリンダ本体部321内に注入される。そして、本ステップS7では、昇降シリンダ用ピストン322が矢印F7の方向(Z軸負方向)に移動し、昇降シリンダ用脚部323は、第2ポジションP22から第1ポジションP12に移動する(図16、17参照)。これにより、本ステップS7では、メカニカルバルブ45の弁が開放し、流路R432内の気体は、流路R6内を通流することが可能になる。
また、本ステップS7では、加圧シリンダ用脚部313も第2ポジションP21から第1ポジションP11に移動する。そのため、サンプルが微小粒子測定装置100に送液されたサンプルチューブ22は、チューブホルダ21から取り外すことが可能になる。
(2−8)廃液トレー突出ステップS8
図18は、本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー突出ステップS8におけるサンプル送液装置1のシーケンス構成を説明する模式図である。図19は、本技術に係るサンプル送液方法の廃液トレー突出ステップS8におけるサンプル送液装置1の状態を説明する模式図である。図18及び図19は、特に、廃液トレー343が第6ポジションP6に位置する状態を説明する説明図である。
図5に示す廃液トレー突出ステップS8では、上述した加圧シリンダ下降ステップS7で流路R6内を通流した気体が、廃液シリンダ本体部341内に注入される。そして、本ステップS8では、廃液シリンダ用ピストン342が矢印F8の方向(Y軸正方向)に移動し、昇降シリンダ用脚部343は、第5ポジションP5から第6ポジションP6に移動する(図18、19参照)。このとき、廃液シリンダ34の廃液トレー343が第6ポジションP6に位置するため、加圧シェル42内に残存したサンプルを収容し、チューブホルダ21側(図19中Z軸負方向側)に加圧シェル42内に残存したサンプルが滴下することを防止することができる。そのため、ユーザは、サンプルが手に付着すること等の懸念なく安全に且つ容易にサンプルチューブ22をチューブホルダ21から取り外すことができる。
また、サンプルセット待ちステップS1では、廃液トレー343が第6ポジションP6位置するため、洗浄液をサンプルライン6から廃液トレー343に向けて送液することで、洗浄液を廃液トレー343に回収しつつ、サンプルライン6及びノズル51内部に残存したサンプルを除去することが可能である。これにより、分析においてコンタミ(各分析に用いるサンプルに他の分析で用いたサンプルが混入すること)を防止することができる。
以上説明したように、本技術に係るサンプル送液装置1では、加圧シリンダ31と昇降シリンダ32とを併用する。そのため、例えば、加圧シリンダ31を大型のエアシリンダとした場合でも、加圧シリンダ31にかかる力を抑制し、ユーザは自身の指をシリンダ等に挟んだり、サンプルチューブが破損したりすることを防止でき、サンプルの加圧送液の際の安全性を確保することができる。
また、加圧送液中は加圧シリンダ31を支持アーム333で支持するため、より安全にサンプルを送液することができる。
更に、サンプル送液装置1では、制御部7による動作は、電磁バルブ40を介して気体を送り出す際にのみ行われ、シリンダの主たる動作は、メカニカルバルブ41〜45により物理的に制御される。そのため、ユーザはサンプル送液装置1のシステムの異常に対する懸念なく装置を使用することができる。
また、ユーザがサンプルチューブ22をチューブホルダ21に設置したり、チューブホルダ21から取り外したりする際には、廃液トレー343が加圧シェル52内に残存した廃液を回収する。そのため、ユーザは、廃液が手に付着すること等の懸念なく安全に装置を使用することができる。
本技術に係るサンプル送液装置は以下のような構成をとることもできる。
(1)サンプル容器を設置するための第1ポジションと前記サンプル容器内のサンプルを送液するための第2ポジションとの間で前記サンプル容器を移動させる移動部と、
前記第2ポジションに位置する前記サンプル容器を収容可能な密閉部と、
前記第2ポジションで前記サンプル容器を収容する密閉部内空を加圧する加圧部と、
を有するサンプル送液装置。
(2)前記サンプル容器が前記第2ポジションに位置する状態において、
前記サンプル容器を支持可能に配置される支持部を更に備える上記(1)記載のサンプル送液装置。
(3)前記支持部は、
前記サンプル容器の下部に位置するよう移動することで、前記サンプル容器を支持する上記(2)記載のサンプル送液装置。
(4)前記サンプル容器が前記第1ポジションに位置する状態において、
前記密閉部内に残存した前記サンプルを収容可能に配置される廃液部を更に備える上記(1)から(3)のいずれかに記載のサンプル送液装置。
(5)前記廃液部は、
前記密閉部における前記サンプル容器の挿入口側に位置するよう移動することで、前記密閉部内に残存した前記サンプルを収容する上記(4)記載のサンプル送液装置。
(6)前記移動部、前記加圧部、前記支持部、及び前記廃液部の夫々には、
シリンダと、
シリンダ内に注入可能な気体を移動させる流路と、
シリンダの動作に基づいて、他のシリンダ内の前記気体の出し入れを、前記流路を介して行うことが可能なバルブと、
が設けられている上記(5)記載のサンプル送液装置。
(7)前記密閉部には、前記サンプル容器内のサンプルを外部に送液することが可能なサンプルラインが取り付けられている上記(1)から(6)のいずれかに記載のサンプル送液装置。
(8)前記サンプル容器内のサンプルの液面を検出する液面検出センサを更に備える上記(1)から(7)のいずれかに記載のサンプル送液装置。
(9)前記液面検出センサは、光照射部と光検出部とからなる上記(8)記載のサンプル送液装置。
(10)前記液面検出センサにて前記サンプル容器内のサンプル残量が所定の基準値に達したことを検出した場合、ユーザに対して警告する出力部を有する上記(8)又は(9)記載のサンプル送液装置。
(11)上記(1)から(10)のいずれかに記載のサンプル送液装置が連結されたフローサイトメータ。
(12)サンプル容器を設置するための第1ポジションから前記サンプル容器内のサンプルを送液するための第2ポジションに前記サンプル容器を移動部によって移動させ、
前記第2ポジションに位置する前記サンプル容器を収容可能な密閉部内空を加圧部で加圧する手順を含むサンプル送液装置におけるサンプル送液方法。
(13)前記サンプル容器が前記第2ポジションに位置する状態において、
前記サンプル容器の下部に支持部を移動することで、前記支持部で前記サンプル容器を支持する手順を含む上記(12)記載のサンプル送液方法。
(14)前記第2ポジションから前記第1ポジションまで前記移動部を用いて前記サンプル容器を移動させる手順を含む上記(12)又は(13)記載のサンプル送液方法。
(15)前記サンプル容器が前記第1ポジションに位置する状態において、
前記密閉部における前記サンプル容器の挿入口側に廃液部を移動することで、前記密閉部内に残存した前記サンプルを前記廃液部にて収容する上記(12)から(14)のいずれかに記載のサンプル送液方法。
(16)前記移動部、前記加圧部、前記支持部、及び前記廃液部の動作を、夫々に設けられたシリンダの前記動作に基づいて弁が開放され、流路を介して他のシリンダに気体が送りこまれることによって、開始させる手順を含む上記(15)記載のサンプル送液方法。
1 サンプル送液装置
2 撹拌ユニット
21 チューブホルダ
22 サンプルチューブ
23 設置台
3 エアシリンダ
31 加圧シリンダ
311 加圧シリンダ本体部
312 加圧シリンダ用ピストン
313 加圧シリンダ用脚部
32 昇降シリンダ
321 昇降シリンダ本体部
322 昇降シリンダ用ピストン
323 昇降シリンダ用脚部
324 連結部
33 支持シリンダ
331 支持シリンダ本体部
332 支持シリンダ用ピストン
333 支持アーム
341 廃液シリンダ本体部
342 廃液シリンダ用ピストン
343 廃液トレー
40 電磁バルブ
41、42、43、44、45 メカニカルバルブ
46 エアオペレートバルブ
5 加圧送液部
51 ノズル
52 加圧シェル
6 サンプルライン
7 制御部
100 微小粒子測定装置
P11、P12 第1ポジション
P21、P22 第2ポジション
P3 第3ポジション
P4 第4ポジション
P5 第5ポジション
P6 第6ポジション
R1、R11、R2、R21、R22、R3、R31、R32、R33、R4、R41、
R42、R43、R431、R432、R5、R6 流路

Claims (16)

  1. サンプル容器を設置するための第1ポジションと前記サンプル容器内のサンプルを送液するための第2ポジションとの間で前記サンプル容器を移動させる移動部と、
    前記第2ポジションに位置する前記サンプル容器を収容可能な密閉部と、
    前記第2ポジションで前記サンプル容器を収容する密閉部内空を加圧する加圧部と、
    を有するサンプル送液装置。
  2. 前記サンプル容器が前記第2ポジションに位置する状態において、
    前記サンプル容器を支持可能に配置される支持部を更に備える請求項1記載のサンプル送液装置。
  3. 前記支持部は、
    前記サンプル容器の下部に位置するよう移動することで、前記サンプル容器を支持する請求項2記載のサンプル送液装置。
  4. 前記サンプル容器が前記第1ポジションに位置する状態において、
    前記密閉部内に残存した前記サンプルを収容可能に配置される廃液部を更に備える請求項1から3のいずれか一項に記載のサンプル送液装置。
  5. 前記廃液部は、
    前記密閉部における前記サンプル容器の挿入口側に位置するよう移動することで、前記密閉部内に残存した前記サンプルを収容する請求項4記載のサンプル送液装置。
  6. 前記移動部、前記加圧部、前記支持部、及び前記廃液部の夫々には、
    シリンダと、
    シリンダ内に注入可能な気体を移動させる流路と、
    シリンダの動作に基づいて、他のシリンダ内の前記気体の出し入れを、前記流路を介して行うことが可能なバルブと、
    が設けられている請求項5記載のサンプル送液装置。
  7. 前記密閉部には、前記サンプル容器内のサンプルを外部に送液することが可能なサンプルラインが取り付けられている請求項1から6のいずれか一項に記載のサンプル送液装置。
  8. 前記サンプル容器内のサンプルの液面を検出する液面検出センサを更に備える請求項1から7のいずれか一項に記載のサンプル送液装置。
  9. 前記液面検出センサは、光照射部と光検出部とからなる請求項8記載のサンプル送液装置。
  10. 前記液面検出センサにて前記サンプル容器内のサンプル残量が所定の基準値に達したことを検出した場合、ユーザに対して警告する出力部を有する請求項8又は9記載のサンプル送液装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のサンプル送液装置が連結されたフローサイトメータ。
  12. サンプル容器を設置するための第1ポジションから前記サンプル容器内のサンプルを送液するための第2ポジションに前記サンプル容器を移動部によって移動させ、
    前記第2ポジションに位置する前記サンプル容器を収容可能な密閉部内空を加圧部で加圧する手順を含むサンプル送液装置におけるサンプル送液方法。
  13. 前記サンプル容器が前記第2ポジションに位置する状態において、
    前記サンプル容器の下部に支持部を移動することで、前記支持部で前記サンプル容器を支持する手順を含む請求項12記載のサンプル送液方法。
  14. 前記第2ポジションから前記第1ポジションまで前記移動部を用いて前記サンプル容器を移動させる手順を含む請求項12又は13記載のサンプル送液方法。
  15. 前記サンプル容器が前記第1ポジションに位置する状態において、
    前記密閉部における前記サンプル容器の挿入口側に廃液部を移動することで、前記密閉部内に残存した前記サンプルを前記廃液部にて収容する請求項12から14のいずれか一項に記載のサンプル送液方法。
  16. 前記移動部、前記加圧部、前記支持部、及び前記廃液部の動作を、夫々に設けられたシリンダの前記動作に基づいて弁が開放され、流路を介して他のシリンダに気体が送りこまれることによって、開始させる手順を含む請求項15記載のサンプル送液方法。
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