JP2016153746A - 計測装置、計測方法、および計測システム - Google Patents

計測装置、計測方法、および計測システム Download PDF

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泰史 吉川
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Abstract

【課題】計測装置は、装置規模の拡大またはデータレートの圧迫を抑制し、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応する。
【解決手段】加速度センサーは、複数方向の加速度を検出する。算出部は、複数方向の加速度に基づいて、所定の物理量を算出する。出力部は、データを出力する。選択部は、出力部から出力するデータを、複数方向の加速度および所定の物理量の中から選択する。
【選択図】図2

Description

本発明は、計測装置、計測方法、および計測システムに関する。
特許文献1には、「移動体の地面に対する垂直方向の垂直加速度を取得する加速度取得手段と、前記加速度取得手段により取得された垂直加速度と所定の重力加速度とに基づき、前記地面の傾斜角度を算出する傾斜角度算出手段と、前記移動体の移動履歴と各地点の標高を表す標高データとに基づき、前記移動体の上り下りを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果と、前記傾斜角度とを関連付けて出力する出力手段と、を備えることを特徴とする傾斜角度算出装置。」が開示されている。
特開2013−250236号公報
ところで、1つの計測装置で得られる様々な種類のデータは、ユーザーやアプリケーションによって、使用される種類が異なる場合がある。
例えば、計測装置は、x,y,z軸方向の3つの加速度と、x,y,z軸の3つの傾斜角と、x,y,z軸を回転軸とした3つの傾斜角速度との、9種類のデータを計測できるとする。あるユーザーは、これらの9種類のデータのうち、例えば、x,y軸の2つの傾斜角と、z軸方向の加速度との3種類のデータを使用する場合がある。また、別のユーザーは、例えば、x,z軸の傾斜角と、y軸方向の加速度との3種類のデータを使用する場合がある。同様に、計測装置1を適用するアプリケーションによっては、使用されるデータの種類が異なる場合がある。
このような、異なるユーザーやアプリケーションに対し、全て対応できるよう、計測装置から、全ての種類のデータを出力させることが考えられる。例えば、上記例の場合、計測装置に9個の出力ポートを持たせ、それぞれの出力ポートから、9種類のデータを出力させることが考えられる。また、1つの出力ポートから、9種類のデータを順次出力させることが考えられる。
しかし、計測装置に全種類のデータに対応した出力ポートを持たせると、装置規模が大きくなるという問題がある。また、全種類のデータを1つの出力ポートから順次出力させると、出力データにユーザーやアプリケーションにとって、必要のないデータも含まれ、そのデータによって、計測装置の出力データレートが圧迫されるという問題がある。
なお、特許文献1では、移動体の上り下りの判定結果と傾斜角とを出力することが記載されているだけで、ユーザーまたはアプリケーションに応じて、上り下りの判定結果と傾斜角とを選択して出力することは記載されていない。
そこで本発明は、装置規模の拡大またはデータレートの圧迫を抑制し、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応できる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の第一の態様は、複数方向の加速度を検出する加速度センサーと、前記複数方向の加速度に基づいて所定の物理量を算出する算出部と、データを出力する出力部と、前記出力部から出力するデータを、前記複数方向の加速度および前記所定の物理量の中から選択する選択部と、を有することを特徴とする計測装置である。第一の態様によれば、計測装置は、装置規模の拡大またはデータレートの圧迫を抑制し、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応することができる。
前記加速度センサーは、それぞれが直交関係にある3軸方向の加速度を検出することを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、3軸方向の加速度と所定の物理量の中からデータを選択して、出力部から出力することができる。
前記算出部は、前記所定の物理量として、所定方向の傾斜角を算出することを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、複数の加速度、複数方向の傾斜角、および所定の物理量の中からデータを選択して、出力部から出力することができる。
前記算出部は、前記所定の物理量として、所定方向の軸の各軸回りの傾斜角速度を算出することを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、複数の加速度、複数方向の軸の周りの傾斜角速度、および所定の物理量の中からデータを選択して、出力部から出力することができる。
前記加速度センサーは、それぞれが直交関係にある3軸方向の加速度を検出し、前記算出部は、前記所定の物理量として、前記3軸方向の加速度に基づいて前記3軸の傾斜角と前記3軸の各軸回りの傾斜角速度とを算出し、前記選択部は、前記出力部から出力するデータを、前記3軸方向の加速度、前記3軸の傾斜角、および前記3軸の各軸回りの傾斜角速度の中から3つ選択することを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、3軸方向の加速度、3軸の傾斜角、および3軸の各軸回りの傾斜角速度の中から3つデータを選択して、出力部から出力することができる。
外部からコマンドを受信する受信部、をさらに有し、前記選択部は、前記コマンドに応じて、前記出力部から出力するデータを選択することを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、コマンドに応じたデータを出力部から出力することができる。
前記コマンドを外部から読み出し可能に記憶する記憶部をさらに有することを特徴としてもよい。これにより、外部の装置は、記憶部のコマンドを読み出して、計測装置が出力するデータを確認または認識することができる。
前記出力部は、前記選択部によって選択されたデータを、所定の順番で出力することを特徴としてもよい。これより、計測装置は、1つの出力部から、データレートの圧迫を抑制して、データを出力することができる。
前記複数方向の加速度および前記選択部によって選択されたデータの少なくとも一方をデシメーション処理するデシメーション部と、外部からコマンドを受信する受信部と、をさらに有し、前記デシメーション部は、前記コマンドに応じて、前記デシメーション処理を行うことを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、外部からのコマンドに応じて、加速度および選択部で選択されたデータの少なくとも一方のデシメーション処理を行うことができ、出力するデータの出力レートを変更することが可能となる。
前記デシメーション部は、前記コマンドが使用できるメモリ容量に対応した所定の周期以上の周期での出力の指示である場合には、前記所定の周期のデシメーション値を、前記コマンドの指示する周期で平均化することを特徴としてもよい。これにより、計測装置は、外部のコマンドが、使用できるメモリ容量に対応した所定の周期以上の周期での出力の指示であっても、加速度および選択部で選択されたデータの少なくとも一方のデシメーション処理を行うことができる。
上記の課題を解決するための本発明の第二の態様は、複数方向の加速度を検出する工程と、前記複数方向の加速度に基づいて所定の物理量を算出する工程と、出力部から出力するデータを、前記複数方向の加速度および前記所定の物理量の中から選択する工程と、を含むことを特徴とする計測方法である。第二の態様によれば、計測装置は、装置規模の拡大またはデータレートの圧迫を抑制し、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第三の態様は、コマンドを出力するするコントローラーと、前記コマンドを受信する受信部と、複数方向の加速度を検出する加速度センサーと、前記複数方向の加速度に基づいて所定の物理量を算出する算出部と、データを出力する出力部と、前記コマンドに応じて、前記出力部から出力するデータを、前記複数方向の加速度および前記所定の物理量の中から選択する選択部と、を有する計測装置と、を含むことを特徴とする計測システムである。第三の態様によれば、計測システムは、装置規模の拡大またはデータレートの圧迫を抑制し、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応することができる。
第1の実施の形態に係る計測システムの構成例を示した図である。 計測装置のブロック構成例を示した図である。 傾斜角の算出例を説明する図である。 傾斜角速度の算出例を説明する図である。 コマンドの例を説明する図である。 記憶部に記憶されるコマンドの例を示した図である。 第2の実施の形態に係る計測装置のブロック構成例を示した図である。 第3の実施の形態に係る計測装置のブロック構成例を示した図である。 計測装置の別のブロック構成例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る計測システムの構成例を示した図である。図1に示すように、計測システムは、計測装置1と、コントローラー2とを有している。
計測装置1は、直交関係にあるx,y,z軸方向の加速度と、x,y,z軸の傾斜角(x,y,z軸の水平面となす角)と、x,y,z軸の各軸回りの傾斜角速度と、の9種類のデータを計測することができる。計測装置1は、例えば、3個の出力部(例えば、出力ポート)を備え、計測可能な9種類のデータのうち3種類のデータを選択し、選択したデータのそれぞれを、3個の出力部からコントローラー2へ出力する。以下、x,y,z方向は、右手座標系で示される方向で説明する。
計測装置1は、例えば、船舶などの被計測体に取り付けられる。計測装置1の被計測体への取り付け方は、ユーザーやアプリケーションによって異なる。
例えば、計測装置1は、船舶の重心近傍の床面において、x軸が船舶の船首方向を向き、y軸が船舶の左舷方向を向き、z軸が床面垂直方向を向くように取り付けられる場合がある(以下では、「第1の取り付け方」と呼ぶ)。または、計測装置1は、例えば、法線が船首方向を向いた、船舶の重心近傍の鉛直壁面において、x軸が船舶の左舷方向を向き、y軸が鉛直壁面と並行の方向を向き、z軸が船舶の船首方向を向くように取り付けられる場合がある(以下では、「第2の取り付け方」と呼ぶ)。
コントローラー2は、有線または無線によって、計測装置1と接続されている。コントローラー2は、ユーザーの操作に応じて、計測装置1に対し、出力すべきデータの種類を指定する。
例えば、コントローラー2は、ユーザーの操作に応じて、計測装置1に対し、x軸の傾斜角、y軸の傾斜角、およびz軸方向の加速度を出力するように指定したとする。この場合、計測装置1は、計測可能な9種類のデータから、x軸の傾斜角、y軸の傾斜角、およびz軸方向の加速度を選択し、選択したデータを3個の出力部からコントローラー2へ出力する。また、例えば、コントローラー2は、ユーザーの操作に応じて、計測装置1に対し、x軸の傾斜角、z軸の傾斜角、およびy軸方向の加速度を出力するように指定したとする。この場合、計測装置1は、計測可能な9種類のデータから、x軸の傾斜角、z軸の傾斜角、およびy軸方向の加速度を選択し、選択したデータを3個の出力部からコントローラー2へ出力する。
このように、計測装置1は、3個の出力部を備え、9種類あるデータのうち、コントローラー2によって指定された3種類のデータを選択して、3個の出力部から出力する。これにより、計測装置1は、9種類のデータ数より少ない3個の出力部で、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応できる。
例えば、ユーザーは、水平面に対する2軸の傾斜角から、船舶の床面の傾きを算出し、1軸の加速度から、船舶の床面が静止しているか(揺れていないか)判定したいとする。
この場合、あるユーザーは、上記の第1の取り付け方によって、計測装置1を船舶の床面に取り付ける場合がある。そして、あるユーザーは、計測装置1から、x,y軸の傾斜角と、z軸方向の加速度とをコントローラー2に出力させ、コントローラー2に、x,y軸の傾斜角から、船舶の床面の傾きを算出させ、z軸方向の加速度から、床面の静止を判定させたい場合がある。
また、別のユーザーは、上記の第2の取り付け方によって、計測装置1を船舶の鉛直壁面に取り付ける場合がある。そして、別のユーザーは、計測装置1から、x,z軸の傾斜角と、y軸方向の加速度とをコントローラー2に出力させ、コントローラー2に、x,z軸の傾斜角から、船舶の床面の傾きを算出させ、y軸方向の加速度から、床面の静止を判定させたい場合がある。
上記のように、計測装置1の取り付け方が異なると、計測装置1の各軸方向のアサイン、すなわち被計測体に対応する軸の方向が異なるため、計測装置1の3個の出力部から出力させたいデータの種類は、異なってくる。しかし、ユーザーは、コントローラー2によって、計測装置1から出力させたいデータの種類を指定できる。例えば、上記のあるユーザーは、コントローラー2を用いて、計測装置1の3個の出力部から、x,y軸の傾斜角と、z軸方向の加速度とを出力させることができる。また、上記の別のユーザーは、コントローラー2を用いて、計測装置1の3個の出力部から、x,z軸の傾斜角と、y軸方向の加速度とを出力させることができる。このように、計測装置1は、9種類のデータの数より少ない3個の出力部で、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応できる。
なお、上記では、計測装置1のデータの出力先は、コントローラー2としたが、コントローラー2とは別の装置であってもよい。例えば、コントローラー2とは別の装置が、計測装置1から出力されるデータを受信して、船舶の床面の傾き等を算出してもよい。
また、計測装置1は、データを別の装置に出力する場合、コントローラー2と常時接続されていなくてもよい。例えば、ユーザーは、計測装置1が出力するデータの種類を変更したいときに、コントローラー2を計測装置1に接続し、計測装置1が出力するデータの種類を変更するようにしてもよい。
また、上記では、計測装置1は、3個の出力部を備えるとしたが、これに限られない。例えば、計測装置1は、計測できるデータの種類(上記例の場合、9種類)より少ない数の出力部を備えていればよい。
また、上記では、被計測体の例として船舶を挙げたが、被計測体は、エレベーターなどであってもよい。例えば、計測装置1をエレベーターの床面または壁面に設置し、エレベーターの床面の傾きや静止状態を計測できる。
図2は、計測装置1の機能ブロックの例を示した図である。図2に示すように、計測装置1は、加速度センサー11と、クロック出力部12と、補正部13と、傾斜算出部14と、傾斜角速度算出部15と、選択部16と、記憶部17と、出力部18〜20と、通信部21と、を有している。
以下では、計測装置1は、概ね静止状態または等速直線運動状態にあるとする。計測装置1が加速度運動状態にある場合、加速度センサー11から出力される加速度は、重力加速度による加速度なのか、加速度運動による加速度なのか区別できないからである。
加速度センサー11は、直交関係にあるx,y,z軸方向の加速度(重力加速度)を検出する。加速度センサー11のx,y軸は、例えば、計測装置1の筐体の取付け面内(計測装置1が被計測体に取り付けられる面内)にあり、z軸は、計測装置1の取付け面に対し、垂直方向にある。
加速度センサー11は、例えば、x,y,z軸上に振動子を備え、各軸上の振動子に基づく発振周波数の変化を、クロック出力部12から出力されるクロックを用いて測定する。各軸の発振周波数は、各軸上の振動子にかかる加速度に応じて変化し、加速度センサー11は、各軸の発振周波数の変化から、各軸方向の加速度を検出する。加速度センサー11は、検出した各軸方向の加速度を、所定の出力レートで補正部13に出力する。
なお、加速度センサー11の加速度検出は、上記方法に限られない。例えば、加速度センサー11は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)による静電容量変化を電圧に変換し、加速度を検出してもよい。
クロック出力部12は、一定周波数のクロックを加速度センサー11に出力する。
補正部13は、加速度センサー11から出力されるx,y,z軸方向の加速度を補正する。例えば、補正部13は、加速度センサー11から出力されるx,y,z軸方向の加速度のアライメント補正や、オフセット補正、温度ドリフト補正等を行う。なお、補正部13は、加速度センサー11から出力される加速度のアライメントや、オフセット、温度ドリフト等が小さい場合、省略してもよい。
傾斜算出部14(本発明の算出部に相当する)は、補正部13によって補正されたx,y,z軸方向の加速度に基づいて、各軸の水平面に対する傾きを算出する。
図3は、傾斜角の算出例を説明する図である。図3に示す「x’」は、水平方向に平行な軸を示している。「z’」は、重力方向に平行な軸を示している。「x」は、加速度センサー11のx軸を示している。「z」は、加速度センサー11のz軸を示している。なお、加速度センサー11の「y」軸は、紙面の裏面方向を向いているとする。また、重力加速度の向きは、図3中上向きとする。
加速度センサー11のx軸は、図3に示すように、y軸を回転軸として角度「θ」傾いたとする。
このとき、加速度センサー11から出力されるx軸方向の加速度(重力加速度成分)を「a」とすると、次の式(1)が成り立つ。
Figure 2016153746
式(1)に示す「1G」は、重力加速度であり、「1G=9.80665m/s」である。
式(1)より、x軸の水平方向に対する傾き「θ」は、次の式(2)で示される。
Figure 2016153746
同様にして、y,z軸の水平方向に対する傾き「θ」および「θ」は、次の式(3)および式(4)で示される。
Figure 2016153746
Figure 2016153746
式(3)の「a」は、y軸方向の加速度であり、式(4)の「a」は、z軸方向の加速度である。
すなわち、傾斜算出部14は、補正部13から出力されるx,y,z軸方向の加速度「a」、「a」、および「a」と、重力加速度「1G」とに基づいて、式(2)〜式(4)に示す演算を行うことにより、x,y,z軸の水平方向に対する傾斜角を算出する。
なお、傾斜算出部14は、計測装置1に予め設定(記憶)された重力加速度(1G)を用いて、各軸の傾斜角を算出してもよい。この場合、計測装置1に設定される重力加速度の値は、計測装置1が用いられる緯度が考慮されていてもよい。
また、傾斜算出部14は、補正部13から出力される加速度から、重力加速度を算出してもよい。例えば、傾斜算出部14は、「(a +a +a 1/2」によって、重力加速度を算出する。
ここで、傾斜算出部14が算出する、x軸の傾き「θ」の出力範囲について説明する。上記したように、計測装置1は、概ね静止状態または等速直線運動状態にあるので、x軸方向の加速度は、重力加速度の成分のみとなる。従って、x軸方向の加速度の値域は、次の式(5)で示される。
Figure 2016153746
式(5)を「1G」で除算すると、式(5)は、式(6)に示すようになる。
Figure 2016153746
式(6)より、角度「θ」のとり得る範囲は、x軸が水平方向のときの角度を「0度」として、図3中、時計回りに「+90度」、反時計回りに「−90度」となる。従って、傾斜算出部14は、x軸の傾き「θ」を、水平方向を「0度」として「−90度〜90度」の範囲で表現することができる。つまり、重力加速度を利用した加速度値から演算される角度は、回転角度ではなく、水平面を基準とした傾斜角となる。y,z軸の傾斜角についても同様である。
なお、傾斜算出部14は、x,y,z軸の傾斜角が「−90度〜90度」の範囲を超えた場合、再び水平方向を「0度」とした「−90度〜90度」の範囲の傾斜角を出力する。
また、各軸の傾斜角は、「90度」または「−90度」に近づくほど(サイン関数の値域が「1」に近づくほど)、加速度に対する変化率が小さくなる。そのため、加速度による傾斜角の変化とノイズによる傾斜角の変化は、区別がつきにくくなる。つまり、傾斜算出部14から出力される傾斜角は、「90度」または「−90度」に近づくほど、誤差の影響が大きくなる。そこで、傾斜算出部14は、所定範囲の傾斜角を出力するようにしてもよい。例えば、傾斜算出部14は、「−60度〜60度」の範囲で傾斜角を出力するようにしてもよい。
図2の説明に戻る。傾斜角速度算出部15(本発明の算出部に相当する)は、傾斜算出部14によって算出されたx,y,z軸の傾斜角に基づいて、x,y,z軸回りの傾斜角速度を算出する。
図4は、傾斜角速度の算出例を説明する図である。図4のグラフG1の横軸は、時間を示している。縦軸は、傾斜算出部14から出力される傾斜角を示している。図4では、説明を簡単にするため、傾斜算出部14から出力されるx,y,z軸の傾斜角を、x,y,z軸で区別しないで説明する。
グラフG1に示す「t」は、傾斜算出部14が出力する傾斜角の出力レートを示している。グラフG1の黒丸は、傾斜算出部14が出力レート「t」において出力する傾斜角を示している。
グラフG1に示す傾斜角変化「Δθ」は、傾斜算出部14の出力レート「t」に対する傾斜角の変化を示している。傾斜角速度は、単位時間あたりの傾斜角の変化であり、次の式(7)で示される。
Figure 2016153746
従って、傾斜角速度算出部15は、傾斜算出部14の出力レート「t」における、x,y,z軸の傾斜角の変化から、x,y,z軸回りの傾斜角速度を算出できる。
x軸回りの傾斜角速度、y軸回りの傾斜角速度、およびz軸回りの傾斜角速度は、式(7)より、次の式(8)〜式(10)のように示される。
Figure 2016153746
Figure 2016153746
Figure 2016153746
式(8)の「θ」は、加速度センサー11のy軸の水平方向に対する傾斜角を示している。式(9)の「θ」は、加速度センサー11のz軸の水平方向に対する傾斜角を示している。式(10)の「θ」は、加速度センサー11のx軸の水平方向に対する傾斜角を示している。
なお、式(8)のx軸回りの傾斜角速度は、傾斜角「θ」の単位時間あたりの変化量から算出したが、傾斜角「θ」の単位時間あたりの変化量から算出してもよい。また、式(9)のy軸回りの傾斜角速度は、傾斜角「θ」の単位時間あたりの変化量から算出したが、傾斜角「θ」の単位時間あたりの変化量から算出してもよい。また、式(10)のz軸回りの傾斜角速度は、傾斜角「θ」の単位時間あたりの変化量から算出したが、傾斜角「θ」の単位時間あたりの変化量から算出してもよい。
図2の説明に戻る。選択部16には、補正部13から出力される3軸方向の加速度と、傾斜算出部14から出力される3軸の傾斜角と、傾斜角速度算出部15から出力される3軸回りの傾斜角速度と、が入力される。選択部16は、後述する記憶部17に記憶された情報に基づいて、出力部18〜20から出力するデータを、3軸の加速度と、3軸の傾斜角と、3軸回りの傾斜角速度との中らから選択する。
記憶部17は、例えば、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置である。記憶部17には、選択部16が選択して出力するデータの種類の情報(以下、コマンドと呼ぶことがある)が記憶される。コマンドは、通信部21を介して、コントローラー2から送信される。
また、記憶部17は、記憶しているコマンドを、コントローラー2から読み出されるようになっている。すなわち、コントローラー2は、通信部21を介して記憶部17にアクセスすることにより、計測装置1が出力するデータの種類を認識することができる。
図5は、コマンドの例を説明する図である。図5に示すコマンド31は、記憶部17に記憶されるコマンドを示している。コマンド31は、例えば、4ビットのデータで示される。コマンド31には、矢印A1に示すように、選択部16が選択して出力するデータの種類が対応付けられている。例えば、コマンド「0001」には、「x軸の加速度」が対応付けられている。また、例えば、「コマンド0101」には、「y軸の傾斜角」が対応付けられている。
図6は、記憶部17に記憶されるコマンドの例を示した図である。記憶部17は、例えば、12ビットの情報を記憶する。記憶部17の0ビットから3ビット目(図6中の「出力1」)には、出力部18から出力するデータの種類を設定するコマンドが記憶される。記憶部17の4ビットから7ビット目(図6中の「出力2」)には、出力部19から出力するデータの種類を設定するコマンドが記憶される。記憶部17の8ビットから11ビット目(図6中の「出力3」)には、出力部20から出力するデータの種類を設定するコマンドが記憶される。
例えば、図6の「出力1」には、図5に示す「x軸の傾斜角」のコマンド「0100」が記憶されている。「出力2」には、図5に示す「y軸の傾斜角」のコマンド「0101」が記憶されている。「出力3」には、図5に示す「x軸回りの傾斜角速度」のコマンド「0111」が記憶されている。
従って、図6に示すようなコマンドが記憶部17に記憶されている場合、選択部16は、傾斜算出部14から出力されるx軸の傾斜角を出力部18に出力する。また、選択部16は、傾斜算出部14から出力されるy軸の傾斜角を出力部19に出力する。また、選択部16は、傾斜角速度算出部15から出力されるx軸回りの傾斜角速度を出力部20に出力する。このように、選択部16は、記憶部17に記憶されたコマンドに基づいて、出力部18〜20から出力するデータを、3軸の加速度と、3軸の傾斜角と、3軸回りの傾斜角速度との中らから選択する。
図2の説明に戻る。出力部18〜出力部20は、選択部16によって選択されたデータをコントローラー2または外部の装置に出力する。
通信部21(本発明の受信部に相当する)は、コントローラー2との通信を仲介する。例えば、通信部21は、コントローラー2から送信されるコマンドを受信し、記憶部17に記憶する。また、通信部21は、コントローラー2の指示に応じて、記憶部17に記憶されているコマンドを読み出し、コントローラー2に送信する。
コントローラー2によるコマンドの設定は、任意に行うことができる。例えば、コントローラー2は、計測装置1が動作している最中に、コマンドを計測装置1に設定することができる。
このように、計測装置1の加速度センサー11は、3軸方向の加速度を検出する。傾斜算出部14および傾斜角速度算出部15は、3軸方向の加速度に基づいて、傾斜角および傾斜角速度を所定の物理量として算出する。そして、計測装置1は、データを出力する出力部18〜20を備え、選択部16は、出力部18〜30から出力するデータを、3軸方向の加速度および所定の物理量の中から選択する。これにより、計測装置1は、装置規模の拡大を抑制し(3個の出力部18〜20で)、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応できる。また、計測装置1は、ユーザーが必要とするデータを選択して出力するので、データレートの圧迫を抑制できる。
また、計測装置1は、コントローラー2からコマンドを受信する通信部21を備え、選択部16は、通信部21で受信されたコマンドに応じて、出力部18〜20に出力するデータを選択する。これにより、ユーザーは、コントローラー2から、計測装置1が出力するデータの種類を容易に切り替えることができる。
また、記憶部17は、コントローラー2によって、コマンドが読み出される。これにより、ユーザーは、計測装置1に設定された出力データの種類を容易に確認でき、または認識することができる。
また、計測装置1は、加速度センサー11の3軸に対応するように、3個の出力部18〜20を備える。これにより、コントローラー2または外部の装置は、3軸における物理量を、1回で取得することが可能となる。例えば、コントローラー2または外部の装置が、計測装置1から3軸方向の加速度を必要とする場合、ユーザーは、3個の出力部18〜20のそれぞれに、x軸方向の加速度、y軸方向の加速度、およびz軸方向の加速度を出力するようにコマンド設定すればよい。この場合、コントローラー2または外部の装置は、1回で全3軸方向の加速度を取得することができる。これに対し、例えば、計測装置1の出力部の数が2個であった場合、コントローラー2または外部の装置は、検出軸方向が直交する3方向を含むように異なる方向に設置された2台の計測装置のそれぞれを2回に分けて、3軸方向の加速度を取得することになる。
なお、加速度センサー11は、3軸方向の加速度を検出するとしたが、これに限られない。例えば、加速度センサー11は、2軸方向の加速度を検出してもよい。そして、傾斜算出部14は、直交する2軸の、水平方向に対する傾斜角を算出し、傾斜角速度算出部15は、前記2軸の傾斜角速度を算出してもよい。この場合、出力部は、2つ備えることが望ましい。
また、計測装置1の算出部(傾斜算出部14および傾斜角速度算出部15)は、所定の物理量として、傾斜角および傾斜角速度を算出したが、速度および変位を算出してもよい。例えば、算出部は、加速度センサー11から出力された加速度を積分して、速度を算出し、算出した速度をさらに積分して、変位を算出してもよい。そして、選択部16は、出力部18〜20から出力するデータを、加速度、速度、および変位から選択してもよい。また、選択部16は、出力部18〜20から出力するデータを、加速度、傾斜角、傾斜角速度、速度、および変位から選択してもよい。
また、傾斜算出部14および傾斜角速度算出部15は、記憶部17に記憶されたコマンドに応じて動作するようにしてもよい。例えば、記憶部17に、3軸方向の加速度を出力するコマンドが記憶されている場合、傾斜算出部14および傾斜角速度算出部15は、傾斜角および傾斜角速度を算出する必要がない。従って、この場合、傾斜算出部14および傾斜角速度算出部15は、動作しなくてよい。また、傾斜算出部14および傾斜角速度算出部15は、コマンドに対応する軸の傾斜角および傾斜角のみを計算してもよい。
また、上記では、傾斜角を、「x,y,z軸の水平面となす角」としたが、これに限られない。例えば、水平面と交差する面を基準面として、その基準面とx,y,z軸のなす角を傾斜角としてもよい。
また、補正部13、傾斜算出部14、傾斜角速度算出部15、および選択部16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって、その機能を実現してもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのカスタムIC(Integrated Circuit)でその機能を実現してもよい。
また、出力部18〜20のそれぞれから出力されるデータは、シリアルデータであってもよいし、パラレルデータであってもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、計測装置1は、1つの出力部を備え、選択したデータを所定の順番で順次(1つずつ)出力する。
図7は、第2の実施の形態に係る計測装置1のブロック構成例を示した図である。図7において、図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。図7に示すように、計測装置1は、選択部41〜43と、1つの出力部44と、を有している。
選択部41〜43は、記憶部17に記憶されたコマンドに基づいて、補正部13、傾斜算出部14、および傾斜角速度算出部15から出力されるデータを選択する。そして、選択部41〜43は、選択したデータを、予め決められた順番で順次、出力部44に出力する。例えば、選択部41〜43は、選択部41、選択部42、選択部43、選択部41、選択部42、…の順番で、選択したデータを出力部44に出力する。
記憶部17には、図6と同様のコマンドが記憶される。第2の実施の形態では、図6に示す「出力1」は、選択部41のコマンドであり、「出力2」は、選択部42のコマンドであり、「出力3」は、選択部43のコマンドである。
例えば、図6に示すコマンドの例の場合、図7に示す選択部41は、傾斜算出部14から出力される「x軸の傾斜角」を選択する。選択部42は、傾斜算出部14から出力される「y軸の傾斜角」を選択する。選択部43は、傾斜角算出部15から出力される「x軸回りの傾斜角速度」を選択する。そして、選択部41〜43は、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、「x軸回りの傾斜角速度」、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、…の順番で、データを出力部44に出力する。これにより、出力部44からは、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、「x軸回りの傾斜角速度」、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、…の順に、データが順次出力される。
このように、出力部44は、選択部41〜43によって選択されたデータを、所定の順番で出力する。これにより、計測装置1は、出力するデータのデータレートの圧迫を抑制し、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応することができる。
例えば、計測装置1は、9種類の全データを順次出力しなくても、ユーザーが必要とする3種類のデータを順次出力するので、データレートの圧迫を抑制し、様々なユーザーまたはアプリケーションに対応することができる。
なお、順次出力されるデータは、シリアルデータであってもよいし、パラレルデータであってもよい。例えば、出力部44からは、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、「x軸回りの傾斜角速度」、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、…の順にデータが出力されるが、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、「x軸回りの傾斜角速度」、「x軸の傾斜角」、「y軸の傾斜角」、…の各データは、シリアルデータであってもよいし、パラレルデータであってもよい。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、計測装置1は、デシメーション部を備える。
図8は、第3の実施の形態に係る計測装置1のブロック構成例を示した図である。図8において、図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。図8に示すように、計測装置1は、加速度センサー11と補正部13との間に、デシメーション部51を有している。
デシメーション部51は、加速度センサー11から出力される、3軸方向のそれぞれの加速度のデシメーションを行う。デシメーション部51は、例えば、加速度をダウンサンプリングした後の折り返し雑音を除去するための低域通過型のFIR(Finite Impulse Response)フィルタと、加速度センサー11から出力される加速度をダウンサンプリングするダウンサンプラーと、を有し、さらに、計測装置に内蔵するデシメーション処理に使用可能なメモリ容量を超える長周期のダウンサンプリング要求がある場合、使用できるメモリ容量の最大周期のデシメーション値を保持し、要求される周期範囲の前記保持したデシメーション値の平均値を出力する演算回路を有している。
図9は、計測装置1の別のブロック構成例を示した図である。図9において、図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。図9に示すように、計測装置1は、選択部16と出力部18〜20との間に、デシメーション部52を有している。
デシメーション部52は、選択部16から出力されるデータのデシメーションを行う。デシメーション部52は、図8で説明したデシメーション部51と同様に、例えば、低域通過型のFIRフィルタと、選択部16から出力されるデータをダウンサンプリングするダウンサンプラーと、を有し、さらに、計測装置に内蔵するデシメーション処理に使用可能なメモリ容量を超える長周期のダウンサンプリング要求がある場合、使用できるメモリ容量の最大周期のデシメーション値を保持し、要求される周期範囲の前記保持したデシメーション値の平均値を出力する演算回路を有している。
前記、デシメーション工程は、コントローラー2から要求されるデータレートによって、デシメーション結果を出力する場合と、さらに長周期のデータレートの場合は、デシメーション値の平均値を出力する場合を自動的に判断し、要求された長周期データレートに必要な場合は、前記デシメーション値の平均工程を追加して信号を処理する。
このように、計測装置1は、加速度センサー11から出力される加速度および選択部16によって選択されたデータの少なくとも一方をデシメーションするデシメーション部51またはデシメーション部52を有する。これにより、計測装置1は、出力するデータの出力レートを変更することが可能となる。
また、加速度センサー11の後段にデシメーション部51を設けた場合、選択部16の後段にデシメーション部52を設けた場合より、傾斜算出部14および傾斜角速度算出部15の演算量を低減することができる。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、計測装置の機能構成は、計測装置の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。計測装置の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。例えば、第2の実施の形態に、第3の実施の形態で説明したデシメーション部を追加してもよい。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、本発明は、計測方法、計測装置のプログラム、当該プログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
1:計測装置
2:コントローラー
11:加速度センサー
12:クロック
13:補正部
14:傾斜算出部
15:傾斜角速度算出部
16:選択部
17:記憶部
18〜20:出力部
21:通信部
31:コマンド
41〜43:選択部
44:出力部
51,52:デシメーション部
G1:グラフ
A1:矢印

Claims (12)

  1. 複数方向の加速度を検出する加速度センサーと、
    前記複数方向の加速度に基づいて所定の物理量を算出する算出部と、
    データを出力する出力部と、
    前記出力部から出力するデータを、前記複数方向の加速度および前記所定の物理量の中から選択する選択部と、
    を有することを特徴とする計測装置。
  2. 請求項1に記載の計測装置であって、
    前記加速度センサーは、それぞれが直交関係にある3軸方向の加速度を検出する、
    ことを特徴とする計測装置。
  3. 請求項1または2に記載の計測装置であって、
    前記算出部は、前記所定の物理量として、所定方向の傾斜角を算出する、
    ことを特徴とする計測装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記算出部は、前記所定の物理量として、所定の方向の軸回りの傾斜角速度を算出する、
    ことを特徴とする計測装置。
  5. 請求項1に記載の計測装置であって、
    前記加速度センサーは、それぞれが直交関係にある3軸方向の加速度を検出し、
    前記算出部は、前記所定の物理量として、前記3軸方向の加速度に基づいて前記3軸の傾斜角と前記3軸の各軸回りの傾斜角速度とを算出し、
    前記選択部は、前記出力部から出力するデータを、前記3軸方向の加速度、前記3軸の傾斜角、および前記3軸の各軸回りの傾斜角速度の中から3つ選択する、
    ことを特徴とする計測装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    外部からコマンドを受信する受信部、をさらに有し、
    前記選択部は、前記コマンドに応じて、前記出力部から出力するデータを選択する、
    ことを特徴とする計測装置。
  7. 請求項6に記載の計測装置であって、
    前記コマンドを外部から読み出し可能に記憶する記憶部、
    をさらに有することを特徴とする計測装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の計測装置であって、
    前記出力部は、前記選択部によって選択されたデータを、所定の順番で出力する、
    ことを特徴とする計測装置。
  9. 請求項1に記載の計測装置であって、
    前記複数方向の加速度および前記選択部によって選択されたデータの少なくとも一方をデシメーション処理するデシメーション部と、
    外部からコマンドを受信する受信部と、をさらに有し、
    前記デシメーション部は、前記コマンドに応じて、前記デシメーション処理を行う、
    ことを特徴とする計測装置。
  10. 請求項9に記載の計測装置であって、
    前記デシメーション部は、前記コマンドが使用できるメモリ容量に対応した所定の周期以上の周期での出力の指示である場合には、前記所定の周期のデシメーション値を、前記コマンドの指示する周期で平均化する、
    ことを特徴とする計測装置。
  11. 複数方向の加速度を検出する工程と、
    前記複数方向の加速度に基づいて所定の物理量を算出する工程と、
    出力部から出力するデータを、前記複数方向の加速度および前記所定の物理量の中から選択する工程と、
    を含むことを特徴とする計測方法。
  12. コマンドを出力するするコントローラーと、
    前記コマンドを受信する受信部と、複数方向の加速度を検出する加速度センサーと、前記複数方向の加速度に基づいて所定の物理量を算出する算出部と、データを出力する出力部と、前記コマンドに応じて、前記出力部から出力するデータを、前記複数方向の加速度および前記所定の物理量の中から選択する選択部と、を有する計測装置と、
    を有することを特徴とする計測システム。
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