JP2016153458A - 重荷重タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、タイヤにしたときに低発熱性および耐摩耗性に優れ、破断伸びが大きくなる重荷重タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤを提供することである。【解決手段】ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、上記ジエン系ゴム(A)が天然ゴムを70質量%以上含有し、上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が100〜160m2/gであり、上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、上記カーボンブラック(B)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して30質量部以上70質量部未満であり、上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、重荷重タイヤ用ゴム組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、重荷重タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤに関する。
トラック、バス、建設車両などの重荷重車輌のタイヤ(重荷重タイヤ)には、特に低発熱性や耐摩耗性といった特性が求められる。このようななか、重荷重タイヤ用ゴム組成物としては、主に、天然ゴムを主成分としたゴム成分にカーボンブラックやシリカを配合したゴム組成物が使用されている。
例えば、特許文献1には、「天然ゴム及び/又はイソプレンゴムを50〜95重量%、ブタジエンゴムを5〜50重量%含むジエン系ゴム100重量部に対しカーボンブラックを30〜60重量部配合すると共に、前記ブタジエンゴムの重量平均分子量が70万〜90万、前記重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)から求められる分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜3.0、25℃のトルエン溶液粘度が300〜1000mPa・sであり、前記カーボンブラックのCTAB吸着比表面積が100〜150m/gであることを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。」が記載されている([請求項1])。
特開2012−031302号公報
一方、近年、重荷重車輌の燃費向上などの理由から、重荷重タイヤに対して低発熱性のさらなる向上が望まれている。
このようななか、本発明者らが特許文献1を参考に、天然ゴムを70質量%以上含むジエン系ゴムとカーボンブラックとを含有するゴム組成物について検討したところ、低発熱性のさらなる向上が必要であることが明らかになった。
また、天然ゴムを主成分としたジエン系ゴムを含有するゴム組成物は、添加剤(特にカーボンブラック)の種類や配合量によっては、耐摩耗性が劣る場合や、破断伸びが小さくなる場合があることを明らかとなった。
そこで、本発明は、タイヤにしたときに低発熱性および耐摩耗性に優れ、破断伸びが大きくなる重荷重タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、所定のジエン系ゴムおよびカーボンブラックとともに、特定の酸変性ポリオレフィンを含有するゴム組成物が、低発熱性および耐摩耗性に優れ、破断伸びが大きくなることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
[1] ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、
上記ジエン系ゴム(A)が天然ゴムを70質量%以上含有し、
上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が100〜160m2/gであり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、
上記カーボンブラック(B)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して30質量部以上70質量部未満であり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、重荷重タイヤ用ゴム組成物。
[2] 上記酸変性ポリオレフィン(C)が、エチレンおよびプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンである、[1]に記載の重荷重タイヤ用ゴム組成物。
[3] 上記酸変性ポリオレフィン(C)が、無水マレイン酸で変性されたポリオレフィンである、[1]または[2]に記載の重荷重タイヤ用ゴム組成物。
[4] [1]〜[3]のいずれかに記載の重荷重タイヤ用ゴム組成物をタイヤトレッドに用いた空気入りタイヤ。
本発明によれば、タイヤにしたときに低発熱性および耐摩耗性に優れ、破断伸びが大きくなる重荷重タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の空気入りタイヤの実施態様の一例を表すタイヤの模式的な部分断面図である。
〔重荷重タイヤ用ゴム組成物〕
本発明の重荷重タイヤ用ゴム組成物(以下、「本発明のゴム組成物」とも略す。)は、ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、上記ジエン系ゴム(A)が天然ゴムを70質量%以上含有し、上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が100〜160m2/gであり、上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上である、重荷重タイヤ用のゴム組成物である。
また、上記カーボンブラック(B)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して30質量部以上70質量部未満である。
更に、上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である。
本発明においては、上記ジエン系ゴム(A)に対して、上記カーボンブラック(B)および上記酸変性ポリオレフィン(C)を特定量配合することにより、タイヤにしたときに低発熱性および耐摩耗性に優れ、破断伸びが大きくなる。
これは、詳細には明らかではないが、およそ以下のとおりと推測される。
すなわち、メルトマスフローレート(MFR)が100g/10min以上の酸変性ポリオレフィン(C)が、加熱時にゴム分子鎖の流動性を向上させるとともに、内部摩擦を減少させることができたため、低発熱性が良好になったと考えられる。
また、窒素吸着比表面積が100〜160m2/gとなるカーボンブラック(B)が、高い補強効果を発現するため、加硫後の耐摩耗性が良好となり、破断伸びが大きくなったと考えられる。
以下に、本発明のゴム組成物が含有する各成分について詳細に説明する。
<ジエン系ゴム(A)>
本発明のゴム組成物が含有するジエン系ゴム(A)は、天然ゴムを70質量%以上含有するジエン系ゴムである。
(天然ゴム)
天然ゴム(NR)としては、グリーンブック(天然ゴム各種等級品の国際品質包装基準)により規格化された天然ゴムを用いることができる。
(他のジエン系ゴム)
本発明においては、上記天然ゴムを70質量%以上含有していれば、他のジエン系ゴムを含有していてもよい。
他のジエン系ゴムとしては、主鎖に二重結合を有するものであれば特に限定されず、その具体例としては、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴム〔例えば、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン−イソプレンゴム(SBIR)〕、スチレン−イソプレンゴム(SIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム(SIBR)等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、上記ジエン系ゴム(A)は、上述した各ゴムの末端や側鎖がアミノ基、アミド基、シリル基、アルコキシ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、エポキシ基等で変成(変性)された誘導体であってもよい。
<カーボンブラック(B)>
本発明のゴム組成物が含有するカーボンブラック(B)は、窒素吸着比表面積(N2SA)が100〜160m2/gとなるカーボンブラックである。
ここで、N2SAは、カーボンブラック表面への窒素吸着量をJIS K 6217−2:2001「第2部:比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法」にしたがって測定した値である。
上記カーボンブラックとしては、具体的には、例えば、SAF、ISAF等のファーネスカーボンブラックが挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、上記カーボンブラック(B)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して、30質量部以上70質量部未満であり、35〜65質量部であるのが好ましく、40〜60質量部であるのがより好ましい。
<酸変性ポリオレフィン(C)>
本発明のゴム組成物が含有する酸変性ポリオレフィン(C)は、ポリオレフィン系樹脂を不飽和カルボン酸で変性した変性重合体のうち、メルトマスフローレート(MFR)が100g/10min以上の変性重合体である。
ここで、本発明においては、メルトマスフローレート(MFR)は、JIS K 7210:1999に規定する「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)の試験方法」に従い、温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定した値である。
本発明においては、加工性がより良好となる理由から、酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレート(MFR)は、100〜2000g/10minであるのが好ましく、100〜1500g/10minであるのがより好ましい。
本発明においては、加工性がより良好となる理由から、エチレン、プロピレン、1−ブテン、および、1−オクテンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンであるのが好ましく、エチレンおよびプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンであるのがより好ましい。
(ポリオレフィン)
上記酸変性ポリオレフィン(C)の骨格を構成するポリオレフィンとしては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリオクテンなどの単独重合体(ホモポリマー);
エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−ヘキセン共重合体、プロピレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、プロピレン・1−オクテン共重合体、プロピレン・1−デセン共重合体、プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン共重合体、1−ブテン・1−ヘキセン共重合体、1−ブテン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、1−ブテン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・1−デセン共重合体、1−ブテン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体などの2成分系の共重合体;
エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ヘキセン共重合体、エチレン・プロピレン・1−オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、エチレン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・エチレン・プロピレン共重合体、1−ブテン・エチレン・1−ヘキセン共重合体、1−ブテン・エチレン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・プロピレン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・エチレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・エチレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体のような多成分系の共重合体;などが挙げられる。
これらのうち、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリオクテンなどの単独重合体(ホモポリマー)であるのが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレンであるのがより好ましい。
(不飽和カルボン酸)
一方、上述したポリオレフィンを変性する不飽和カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、クロトン酸、メタアクリル酸、イタコン酸、または、これらの各酸の酸無水物などが挙げられる。
これらのうち、無水マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸を用いるのが好ましい。
上記酸変性ポリオレフィン(C)は、通常行われる方法、例えば、上記ポリオレフィンに、通常行われる条件、例えば、加熱下での撹拌等により不飽和カルボン酸をグラフト重合させる方法で製造してもよく、また市販品を用いてもよい。
市販品としては、例えば、ユーメックス1001(MFR:230g/10min、三洋化成工業社製)、ユーメックス1010(MFR:280g/10min、三洋化成工業社製)、ユーメックス110TS(MFR:1000g/10min以上、三洋化成工業社製)などの無水マレイン酸変性ポリプロピレン;ユーメックス2000(MFR:1000g/10min以上、三洋化成工業社製)などの無水マレイン酸変性ポリエチレン;等が挙げられる。
本発明においては、上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部であり、0.5〜8質量部であるのが好ましい。
<シリカ>
本発明のゴム組成物は、シリカを含有しているのが好ましい。
上記シリカは特に限定されず、タイヤ等の用途でゴム組成物に配合されている従来公知の任意のシリカを用いることができる。
上記シリカとしては、具体的には、例えば、ヒュームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融シリカ、コロイダルシリカ等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、上記シリカは、シリカの凝集を抑制する観点から、CTAB吸着比表面積が50〜300m2/gであるのが好ましく、80〜250m2/gであるのがより好ましい。
ここで、CTAB吸着比表面積は、シリカ表面への臭化n−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムの吸着量をJIS K6217−3:2001「第3部:比表面積の求め方−CTAB吸着法」にしたがって測定した値である。
本発明においては、上記シリカを含有する場合の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して20〜120質量部であるのが好ましく、30〜100質量部であるのがより好ましい。
<シランカップリング剤>
本発明のゴム組成物は、上述したシリカを含有する場合、さらにシランカップリング剤を含有するのが好ましい。
上記シランカップリング剤は特に限定されず、タイヤ等の用途でゴム組成物に配合されている従来公知の任意のシランカップリング剤を用いることができる。
上記シランカップリング剤としては、具体的には、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、これらの1種または2種以上を事前にオリゴマー化させたものを用いてもよい。
また、上記以外のシランカップリング剤としては、具体的には、例えば、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−[エトキシビス(3,6,9,12,15−ペンタオキサオクタコサン−1−イルオキシ)シリル]−1−プロパンチオールなどのメルカプト系シランカップリング剤;3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシランなどのチオカルボキシレート系シランカップリング剤;3−チオシアネートプロピルトリエトキシシランなどのチオシアネート系シランカップリング剤;等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、これらの1種または2種以上を事前にオリゴマー化させたものを用いてもよい。
これらのうち、補強性改善効果の観点から、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドおよび/またはビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドを使用することが好ましく、具体的には、例えば、Si69[ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド;エボニック・デグッサ社製]、Si75[ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド;エボニック・デグッサ社製]等が挙げられる。
本発明においては、上記シランカップリング剤を含有する場合の含有量は、上記シリカ100質量部に対して0.1〜20質量部であるのが好ましく、0.5〜15質量部であるのがより好ましい。
<その他の添加剤>
本発明のゴム組成物は、上述した成分以外に、炭酸カルシウムなどのフィラー;中空ポリマーなどの化学発泡剤;硫黄等の加硫剤;スルフェンアミド系、グアニジン系、チアゾール系、チオウレア系、チウラム系などの加硫促進剤;酸化亜鉛、ステアリン酸などの加硫促進助剤;ワックス;アロマオイル;パラフェニレンジアミン類(例えば、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン等)、ケトン−アミン縮合物(例えば、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン等)などのアミン系老化防止剤;可塑剤;等のタイヤ用のゴム組成物に一般的に用いられている各種のその他添加剤を配合することができる。
これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。例えば、ジエン系ゴム(A)100質量部に対して、硫黄は0.5〜5質量部、加硫促進剤は0.1〜5質量部、加硫促進助剤は0.1〜10質量部、老化防止剤は0.5〜5質量部、ワックスは1〜10質量部、アロマオイルは5〜30質量部、それぞれ配合してもよい。
<ゴム組成物の製造方法>
本発明のゴム組成物の製造方法は、特に限定されず、例えば、上述した各成分を、公知の方法、装置(例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等)を用いて、混練する方法等が挙げられる。
また、本発明のゴム組成物は、従来公知の加硫または架橋条件で加硫または架橋することができる。
〔空気入りタイヤ〕
本発明の空気入りタイヤ(重荷重タイヤ)は、上述した本発明のゴム組成物をタイヤトレッドに用いた重荷重車輌(例えば、トラック、バス、建設車両など)の空気入りタイヤである。
図1に、本発明の空気入りタイヤの実施態様の一例を表すタイヤの部分断面概略図を示すが、本発明の空気入りタイヤは図1に示す態様に限定されるものではない。
図1において、空気入りタイヤは、左右一対のビード部1およびサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるタイヤトレッド部3とからなる。
左右一対のビード部1間にスチールコードが埋設されたカーカス層4が装架され、カーカス層4の端部がビードコア5およびビードフィラー6(符号6a:上ビードフィラー,符号6b:下ビードフィラー)の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されて巻き上げられている。
タイヤトレッド部3においては、カーカス層4の外側に、ベルト層7がタイヤ1周に亘って配置されている。ベルト層7の両端部には、ベルトクッション8が配置されている。
空気入りタイヤの内面には、タイヤ内部に充填された空気がタイヤ外部に漏れるのを防止するために、インナーライナー9が設けられ、インナーライナー9を接着するためのタイゴム10が、カーカス層4とインナーライナー9との間に積層されている。
ビード部1においては、リムに接する部分にリムクッション11が配置されている。
本発明の空気入りタイヤは、本発明のゴム組成物をタイヤトレッド部に用いる以外は特に制限はなく、例えば従来公知の方法に従って製造できる。タイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用いることができる。
以下、実施例を示して、本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1〜4および比較例1〜6>
下記第1表に示す成分を、下記第1表に示す割合(質量部)で配合した。
具体的には、まず、下記第1表に示す成分のうち硫黄および加硫促進剤を除く成分を、1.7リットルの密閉型ミキサーで5分間混練し、150℃に達したときに放出してマスターバッチを得た。
次に、得られたマスターバッチに硫黄および加硫促進剤をオープンロールで混練し、ゴム組成物を調製した。
〔加工性〕
加工性の評価として、押し出し性とムーニー粘度を以下に示す方法により測定し、評価した。これらの結果を下記第1表に示す。
<押し出し性>
押し出し性は、ASTM D2230−96に準じ、レオメックス(登録商標)104型ラボ用混合押出試験機(HAAKE社製)により、ASTM A法、即ち、いわゆるガーベイダイを用い、シリンダー温度80℃、ダイ温度80℃、ヘッド温度80℃、スクリュー回転数60rpmに設定して押出成形を行い、調製した各ゴム組成物の押出し物の外観を評価することにより行った。
その結果、エッジ切れや表面荒れが見られないものを押し出し加工性に優れるものとして「○」と評価し、エッジ切れや表面荒れが散見されるものを押し出し加工性に劣るものとして「△」と評価した。
<ムーニー粘度>
調製した各ゴム組成物(未加硫)について、JIS K6300−1:2001に準じて、L形ロータを使用し、予熱時間1分、ロータの回転時間4分、試験温度100℃の条件で、ムーニー粘度を測定した。
結果は比較例1の値を100とする指数で表した。この指数が小さいほど加工性に優れることを意味する。
〔耐摩耗性〕
調製した各ゴム組成物を金型(15cm×15cm×0.2cm)中で、150℃で30分間プレス加硫して、加硫ゴムシートを作製した。
次いで、ランボーン摩耗試験機(岩本製作所社製)を用いて、JIS K 6264−2:2005に準拠し、付加力5.0kg/cm3(=49N)、スリップ率25%、摩耗試験時間4分、試験温度を室温の条件で摩耗試験を行い、摩耗質量を測定した。
試験結果は、以下の式により、比較例1の測定値を100として、指数(インデックス)で表し、下記第1表の「耐摩耗性」の欄に記載した。指数(インデックス)が大きいほど摩耗量が少なく、耐摩耗性が良好である。
指数=(比較例1の試験片の摩耗質量/測定値)×100
〔切断時伸び(EB):(破断伸びの指標)〕
作製した加硫ゴムシートからJIS3号ダンベル状の試験片を打ち抜き、引張速度500mm/分での引張試験をJIS K6251:2010に準拠して行い、切断時伸び(EB)を100℃にて測定した。
結果を下記第1表に示す。結果は比較例1の値を100とする指数で表した。この指数が大きいほど破断伸びに優れることを意味する。
〔tanδ(60℃)〕
作製した加硫ゴムシートについて、JIS K6394:2007に準じて、粘弾性スペクトロメーター(東洋精機製作所社製)を用いて、伸張変形歪率10±2%、振動数20Hz、温度60℃の条件で、損失正接tanδ(60℃)を測定した。
結果を下記第1表に示す。結果は比較例1の値を100とする指数で表した。この指数が小さいほど、低発熱性に優れることを意味する。
第1表に示す各成分は下記のとおりである。
・NR:RSS#1
・BR:Nipol 1220(日本ゼオン社製)
・カーボンブラックB1:ショウブラックN220(N2SA:120m2/g、昭和キャボット社製)
・カーボンブラックX1:ショウブラックN330T(N2SA:71m2/g、昭和キャボット社製)
・酸変性ポリオレフィンC1:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(ユーメックス1001、MFR:230g/10min、三洋化成工業社製)
・酸変性ポリオレフィンC2:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(ユーメックス1010、MFR:280g/10min、三洋化成工業社製)
・ポリプロピレン:ウィンテックWFX6(日本ポリプロピレン社製)
・ステアリン酸:ステアリン酸YR(NOFコーポレーション社製)
・酸化亜鉛:亜鉛華3種(正同化学工業社製)
・加硫促進剤:ノクセラーNS(大内新興化学工業社製)
・硫黄:油処理イオウ(軽井沢精錬所製)
上記第1表に示す結果から、天然ゴムの含有量が70質量%未満のジエン系ゴムを配合したゴム組成物は、基準例である比較例1よりも加工性が劣り、また、比較例1よりも破断伸びが小さくなることが分かった(比較例2)。
また、窒素吸着比表面積が100m2/g未満のカーボンブラックを配合したゴム組成物は、比較例1と同様、押し出し加工性に劣り、また、比較例1よりも耐摩耗性および破断伸びが劣ることが分かった(比較例3)。
また、酸変性ポリオレフィン(C)に代えてポリプロピレンを配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性が劣り、また、比較例1よりも破断伸びが小さくなることが分かった(比較例4)。
また、カーボンブラック(B)を70質量部配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性に劣り、また、比較例1よりも破断伸びが小さくなり、低発熱性も劣ることが分かった(比較例5)。
また、酸変性ポリオレフィン(C)を10質量部よりも多く配合したゴム組成物は、比較例1よりも粘度が高くなり、加工性に劣ることが分かった(比較例6)。
これに対し、カーボンブラック(B)および酸変性ポリオレフィン(C)を所定量配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性が良好となり、低発熱性および耐摩耗性に優れ、破断伸びが大きくなることが分かった(実施例1〜4)。
1 ビード部
2 サイドウォール部
3 タイヤトレッド部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
6a 上ビードフィラー
6b 下ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルトクッション
9 インナーライナー
10 タイゴム
11 リムクッション

Claims (4)

  1. ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、
    前記ジエン系ゴム(A)が天然ゴムを70質量%以上含有し、
    前記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が100〜160m2/gであり、
    前記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、
    前記カーボンブラック(B)の含有量が、前記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して30質量部以上70質量部未満であり、
    前記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、前記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、重荷重タイヤ用ゴム組成物。
  2. 前記酸変性ポリオレフィン(C)が、エチレンおよびプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンである、請求項1に記載の重荷重タイヤ用ゴム組成物。
  3. 前記酸変性ポリオレフィン(C)が、無水マレイン酸で変性されたポリオレフィンである、請求項1または2に記載の重荷重タイヤ用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の重荷重タイヤ用ゴム組成物をタイヤトレッドに用いた空気入りタイヤ。
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