JP2016153456A - 建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた建設車両用空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、加工性、耐摩耗性および硬度がいずれも良好となる建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた建設車両用空気入りタイヤを提供することである。
【解決手段】ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、
上記ジエン系ゴム(A)がスチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有し、
上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が80〜160m2/gであり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、
上記カーボンブラック(B)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して40〜80質量部であり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
【選択図】なし
【解決手段】ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、
上記ジエン系ゴム(A)がスチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有し、
上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が80〜160m2/gであり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、
上記カーボンブラック(B)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して40〜80質量部であり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた建設車両用空気入りタイヤに関する。
採石場や大規模な建設作業場で稼働する大型ダンプなどの建設車両は、重荷重積載の状態で長時間稼働する。
このような建設車両に装着される空気入りタイヤ(建設車両用空気入りタイヤ)は、大型タイヤであるため、タイヤ成形(加工性)が非常に困難である。具体的には、大型タイヤのタイヤトレッド部を成形するときは、小型タイヤのようにトレッド部を形成するゴム部分を一体に押出し成形して巻き付けてグリーンタイヤ(加硫前の生タイヤ)を成形することができない。このため通常、設計されたトレッド部の厚さより厚さが薄いゴムシートを複数枚積層したり、ゴムストリップをらせん状に巻き重ねたりすることにより、大型タイヤのトレッド部が成形される。
このような建設車両に装着される空気入りタイヤ(建設車両用空気入りタイヤ)は、大型タイヤであるため、タイヤ成形(加工性)が非常に困難である。具体的には、大型タイヤのタイヤトレッド部を成形するときは、小型タイヤのようにトレッド部を形成するゴム部分を一体に押出し成形して巻き付けてグリーンタイヤ(加硫前の生タイヤ)を成形することができない。このため通常、設計されたトレッド部の厚さより厚さが薄いゴムシートを複数枚積層したり、ゴムストリップをらせん状に巻き重ねたりすることにより、大型タイヤのトレッド部が成形される。
建設車両用空気入りタイヤの加工性を改善する等の観点から、例えば、特許文献1には、「天然ゴムを80〜100重量%、イソプレンゴムを20〜0重量%含むジエン系ゴム100重量部に対し、カーボンブラックを20〜40重量部、シリカを15〜30重量部、硫黄を2.0〜3.5重量部、及び硫黄含有シランカップリング剤を配合したゴム組成物であって、前記硫黄及び硫黄含有シランカップリング剤中の硫黄の合計が2.3〜4.0重量部であることを特徴とする建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。」が記載されている([請求項1])。
本発明者らは、特許文献1に記載された建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物について、ジエン系ゴムの種類を変更し、耐摩耗性や硬度などの物性の向上を検討したところ、加工性、耐摩耗性および硬度をいずれも満足させることは困難であることを明らかとした。
そこで、本発明は、加工性、耐摩耗性および硬度がいずれも良好となる建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた建設車両用空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、所定のジエン系ゴムおよびカーボンブラックとともに、特定の酸変性ポリオレフィンを含有するゴム組成物が、加工性に優れ、加硫後の耐摩耗性および硬度も良好となることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
[1] ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、
上記ジエン系ゴム(A)がスチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有し、
上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が80〜160m2/gであり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、
上記カーボンブラック(B)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して40〜80質量部であり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
[2] 上記酸変性ポリオレフィン(C)が、エチレンおよびプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンである、[1]に記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
[3] 上記酸変性ポリオレフィン(C)が、無水マレイン酸で変性されたポリオレフィンである、[1]または[2]に記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
[4] [1]〜[3]のいずれかに記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物をタイヤトレッドに用いた建設車両用空気入りタイヤ。
上記ジエン系ゴム(A)がスチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有し、
上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が80〜160m2/gであり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、
上記カーボンブラック(B)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して40〜80質量部であり、
上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
[2] 上記酸変性ポリオレフィン(C)が、エチレンおよびプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンである、[1]に記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
[3] 上記酸変性ポリオレフィン(C)が、無水マレイン酸で変性されたポリオレフィンである、[1]または[2]に記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
[4] [1]〜[3]のいずれかに記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物をタイヤトレッドに用いた建設車両用空気入りタイヤ。
本発明によれば、加工性、耐摩耗性および硬度がいずれも良好となる建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた建設車両用空気入りタイヤを提供することができる。
特に、本発明の建設車両用空気入りタイヤは、硬度が高く、耐摩耗性が良好であり、採石場などの非舗装路(オフロード)を長時間走行することもできるため、有用である。
〔建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物〕
本発明の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物(以下、「本発明のゴム組成物」とも略す。)は、ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、上記ジエン系ゴム(A)がスチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有し、上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が80〜160m2/gであり、上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上である、建設車両用空気入りタイヤ用のゴム組成物である。
また、上記カーボンブラック(B)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して40〜80質量部である。
更に、上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である。
本発明の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物(以下、「本発明のゴム組成物」とも略す。)は、ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、上記ジエン系ゴム(A)がスチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有し、上記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が80〜160m2/gであり、上記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上である、建設車両用空気入りタイヤ用のゴム組成物である。
また、上記カーボンブラック(B)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して40〜80質量部である。
更に、上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である。
本発明においては、上記ジエン系ゴム(A)に対して、上記カーボンブラック(B)および上記酸変性ポリオレフィン(C)を特定量配合することにより、加工性に優れ、加硫後の耐摩耗性および硬度も良好となる。
これは、詳細には明らかではないが、およそ以下のとおりと推測される。
すなわち、メルトマスフローレート(MFR)が100g/10min以上の酸変性ポリオレフィン(C)が、加熱時にゴム分子鎖の流動性を向上させるとともに、内部摩擦を減少させることができたため、加工性が良好になったと考えられる。
また、窒素吸着比表面積が80〜160m2/gとなるカーボンブラック(B)は、大粒径のカーボンブラックに比べて補強性が高いため、加硫後の耐摩耗性および硬度が良好になったと考えられる。
以下に、本発明のゴム組成物が含有する各成分について詳細に説明する。
これは、詳細には明らかではないが、およそ以下のとおりと推測される。
すなわち、メルトマスフローレート(MFR)が100g/10min以上の酸変性ポリオレフィン(C)が、加熱時にゴム分子鎖の流動性を向上させるとともに、内部摩擦を減少させることができたため、加工性が良好になったと考えられる。
また、窒素吸着比表面積が80〜160m2/gとなるカーボンブラック(B)は、大粒径のカーボンブラックに比べて補強性が高いため、加硫後の耐摩耗性および硬度が良好になったと考えられる。
以下に、本発明のゴム組成物が含有する各成分について詳細に説明する。
<ジエン系ゴム(A)>
本発明のゴム組成物が含有するジエン系ゴム(A)は、スチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有するジエン系ゴムである。
本発明のゴム組成物が含有するジエン系ゴム(A)は、スチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有するジエン系ゴムである。
(スチレン−ブタジエン共重合ゴム)
上記ジエン系ゴム(A)に含まれるスチレン−ブタジエン共重合ゴムは特に制限されない。
上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの製造に使用されるスチレン単量体としては特に制限されないが、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2−エチルスチレン、3−エチルスチレン、4−エチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、ジメチルアミノメチルスチレン、およびジメチルアミノエチルスチレンなどを挙げることができる。これらの中でも、スチレン、α−メチルスチレン、および4−メチルスチレンが好ましく、スチレンがより好ましい。これらのスチレン単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの製造に使用されるブタジエン単量体としては特に制限されないが、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン(2−メチル−1,3−ブタジエン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエンなどが挙げられる。これらの中でも、1,3−ブタジエン、またはイソプレンを用いることが好ましく、1,3−ブタジエンを用いることがより好ましい。これらのブタジエン単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記ジエン系ゴム(A)に含まれるスチレン−ブタジエン共重合ゴムは特に制限されない。
上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの製造に使用されるスチレン単量体としては特に制限されないが、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2−エチルスチレン、3−エチルスチレン、4−エチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、ジメチルアミノメチルスチレン、およびジメチルアミノエチルスチレンなどを挙げることができる。これらの中でも、スチレン、α−メチルスチレン、および4−メチルスチレンが好ましく、スチレンがより好ましい。これらのスチレン単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの製造に使用されるブタジエン単量体としては特に制限されないが、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン(2−メチル−1,3−ブタジエン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエンなどが挙げられる。これらの中でも、1,3−ブタジエン、またはイソプレンを用いることが好ましく、1,3−ブタジエンを用いることがより好ましい。これらのブタジエン単量体は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムのスチレン単位含有量は特に制限されないが、10質量%以上であることが好ましい。なかでも、15〜30質量%であることがより好ましい。なお、スチレン−ブタジエン共重合ゴムのスチレン単位含有量とは、スチレン−ブタジエン共重合ゴム中のスチレン単量体単位の割合(質量%)を表す。
上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの重量平均分子量(Mw)は、取扱い性の観点から、100,000〜1,500,000であることが好ましく、300,000〜1,300,000であることがより好ましい。なお、本明細書において、重量平均分子量(Mw)は、テトラヒドロフランを溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により標準ポリスチレン換算により測定したものとする。
本発明においては、上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの含有量は、ジエン系ゴムの全質量(100質量%)に対して、60質量%以上であり、65〜100質量%であるのが好ましい。
上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの製造方法(重合方法)特に制限されず、例えば溶液重合や乳化重合等により製造することができる。
本発明においては、耐摩耗性がより良好となる理由から、乳化重合により得られるスチレン−ブタジエン共重合ゴム(E−SBR)であるのが好ましい。
本発明においては、耐摩耗性がより良好となる理由から、乳化重合により得られるスチレン−ブタジエン共重合ゴム(E−SBR)であるのが好ましい。
(他のジエン系ゴム)
本発明においては、上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有していれば、他のジエン系ゴムを含有していてもよい。
他のジエン系ゴムとしては、主鎖に二重結合を有するものであれば特に限定されず、その具体例としては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン−イソプレンゴム(SIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム(SIBR)等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、上記スチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有していれば、他のジエン系ゴムを含有していてもよい。
他のジエン系ゴムとしては、主鎖に二重結合を有するものであれば特に限定されず、その具体例としては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン−イソプレンゴム(SIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム(SIBR)等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、上記ジエン系ゴム(A)は、上述した各ゴムの末端や側鎖がアミノ基、アミド基、シリル基、アルコキシ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、エポキシ基等で変成(変性)された誘導体であってもよい。
<カーボンブラック(B)>
本発明のゴム組成物が含有するカーボンブラック(B)は、窒素吸着比表面積(N2SA)が80〜160m2/gとなるカーボンブラックであり、80m2/g超150m2/g以下となるカーボンブラックであるのが好ましい。
ここで、N2SAは、カーボンブラック表面への窒素吸着量をJIS K 6217−2:2001「第2部:比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法」にしたがって測定した値である。
本発明のゴム組成物が含有するカーボンブラック(B)は、窒素吸着比表面積(N2SA)が80〜160m2/gとなるカーボンブラックであり、80m2/g超150m2/g以下となるカーボンブラックであるのが好ましい。
ここで、N2SAは、カーボンブラック表面への窒素吸着量をJIS K 6217−2:2001「第2部:比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法」にしたがって測定した値である。
上記カーボンブラックとしては、具体的には、例えば、SAF、ISAF、HAF等のファーネスカーボンブラックが挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、上記カーボンブラック(B)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して、40〜80質量部であり、50〜80質量部であるのが好ましく、60〜80質量部であるのがより好ましい。
<酸変性ポリオレフィン(C)>
本発明のゴム組成物が含有する酸変性ポリオレフィン(C)は、ポリオレフィン系樹脂を不飽和カルボン酸で変性した変性重合体のうち、メルトマスフローレート(MFR)が100g/10min以上の変性重合体である。
ここで、本発明においては、メルトマスフローレート(MFR)は、JIS K 7210:1999に規定する「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)の試験方法」に従い、温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定した値である。
本発明のゴム組成物が含有する酸変性ポリオレフィン(C)は、ポリオレフィン系樹脂を不飽和カルボン酸で変性した変性重合体のうち、メルトマスフローレート(MFR)が100g/10min以上の変性重合体である。
ここで、本発明においては、メルトマスフローレート(MFR)は、JIS K 7210:1999に規定する「プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)の試験方法」に従い、温度230℃および荷重21.2Nの条件で測定した値である。
本発明においては、加工性がより良好となる理由から、酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレート(MFR)は、100〜2000g/10minであるのが好ましく、100〜1500g/10minであるのがより好ましい。
本発明においては、加工性がより良好となる理由から、エチレン、プロピレン、1−ブテン、および、1−オクテンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンであるのが好ましく、エチレンおよびプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンであるのがより好ましい。
(ポリオレフィン)
上記酸変性ポリオレフィン(C)の骨格を構成するポリオレフィンとしては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリオクテンなどの単独重合体(ホモポリマー);
エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−ヘキセン共重合体、プロピレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、プロピレン・1−オクテン共重合体、プロピレン・1−デセン共重合体、プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン共重合体、1−ブテン・1−ヘキセン共重合体、1−ブテン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、1−ブテン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・1−デセン共重合体、1−ブテン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体などの2成分系の共重合体;
エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ヘキセン共重合体、エチレン・プロピレン・1−オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、エチレン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・エチレン・プロピレン共重合体、1−ブテン・エチレン・1−ヘキセン共重合体、1−ブテン・エチレン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・プロピレン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・エチレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・エチレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体のような多成分系の共重合体;などが挙げられる。
上記酸変性ポリオレフィン(C)の骨格を構成するポリオレフィンとしては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリオクテンなどの単独重合体(ホモポリマー);
エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−ヘキセン共重合体、プロピレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、プロピレン・1−オクテン共重合体、プロピレン・1−デセン共重合体、プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン共重合体、1−ブテン・1−ヘキセン共重合体、1−ブテン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、1−ブテン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・1−デセン共重合体、1−ブテン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体などの2成分系の共重合体;
エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ヘキセン共重合体、エチレン・プロピレン・1−オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、エチレン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・エチレン・プロピレン共重合体、1−ブテン・エチレン・1−ヘキセン共重合体、1−ブテン・エチレン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・プロピレン・1−オクテン共重合体、1−ブテン・エチレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・1,4−ヘキサジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・エチレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・プロピレン・2、5−ノルボルナジエン共重合体、1−ブテン・エチレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、1−ブテン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体のような多成分系の共重合体;などが挙げられる。
これらのうち、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリオクテンなどの単独重合体(ホモポリマー)であるのが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレンであるのがより好ましい。
(不飽和カルボン酸)
一方、上述したポリオレフィンを変性する不飽和カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、クロトン酸、メタアクリル酸、イタコン酸、または、これらの各酸の酸無水物などが挙げられる。
これらのうち、無水マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸を用いるのが好ましい。
一方、上述したポリオレフィンを変性する不飽和カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、クロトン酸、メタアクリル酸、イタコン酸、または、これらの各酸の酸無水物などが挙げられる。
これらのうち、無水マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸を用いるのが好ましい。
上記酸変性ポリオレフィン(C)は、通常行われる方法、例えば、上記ポリオレフィンに、通常行われる条件、例えば、加熱下での撹拌等により不飽和カルボン酸をグラフト重合させる方法で製造してもよく、また市販品を用いてもよい。
市販品としては、例えば、ユーメックス1001(MFR:230g/10min、三洋化成工業社製)、ユーメックス1010(MFR:280g/10min、三洋化成工業社製)、ユーメックス110TS(MFR:1000g/10min以上、三洋化成工業社製)などの無水マレイン酸変性ポリプロピレン;ユーメックス2000(MFR:1000g/10min以上、三洋化成工業社製)などの無水マレイン酸変性ポリエチレン;等が挙げられる。
市販品としては、例えば、ユーメックス1001(MFR:230g/10min、三洋化成工業社製)、ユーメックス1010(MFR:280g/10min、三洋化成工業社製)、ユーメックス110TS(MFR:1000g/10min以上、三洋化成工業社製)などの無水マレイン酸変性ポリプロピレン;ユーメックス2000(MFR:1000g/10min以上、三洋化成工業社製)などの無水マレイン酸変性ポリエチレン;等が挙げられる。
本発明においては、上記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部であり、0.5〜8質量部であるのが好ましい。
<シリカ>
本発明のゴム組成物は、シリカを含有しているのが好ましい。
上記シリカは特に限定されず、タイヤ等の用途でゴム組成物に配合されている従来公知の任意のシリカを用いることができる。
上記シリカとしては、具体的には、例えば、ヒュームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融シリカ、コロイダルシリカ等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明のゴム組成物は、シリカを含有しているのが好ましい。
上記シリカは特に限定されず、タイヤ等の用途でゴム組成物に配合されている従来公知の任意のシリカを用いることができる。
上記シリカとしては、具体的には、例えば、ヒュームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融シリカ、コロイダルシリカ等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、上記シリカは、シリカの凝集を抑制する観点から、CTAB吸着比表面積が50〜300m2/gであるのが好ましく、80〜250m2/gであるのがより好ましい。
ここで、CTAB吸着比表面積は、シリカ表面への臭化n−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムの吸着量をJIS K6217−3:2001「第3部:比表面積の求め方−CTAB吸着法」にしたがって測定した値である。
ここで、CTAB吸着比表面積は、シリカ表面への臭化n−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムの吸着量をJIS K6217−3:2001「第3部:比表面積の求め方−CTAB吸着法」にしたがって測定した値である。
本発明においては、上記シリカを含有する場合の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して20〜120質量部であるのが好ましく、30〜100質量部であるのがより好ましい。
<シランカップリング剤>
本発明のゴム組成物は、上述したシリカを含有する場合、さらにシランカップリング剤を含有するのが好ましい。
上記シランカップリング剤は特に限定されず、タイヤ等の用途でゴム組成物に配合されている従来公知の任意のシランカップリング剤を用いることができる。
上記シランカップリング剤としては、具体的には、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、これらの1種または2種以上を事前にオリゴマー化させたものを用いてもよい。
本発明のゴム組成物は、上述したシリカを含有する場合、さらにシランカップリング剤を含有するのが好ましい。
上記シランカップリング剤は特に限定されず、タイヤ等の用途でゴム組成物に配合されている従来公知の任意のシランカップリング剤を用いることができる。
上記シランカップリング剤としては、具体的には、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、これらの1種または2種以上を事前にオリゴマー化させたものを用いてもよい。
また、上記以外のシランカップリング剤としては、具体的には、例えば、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−[エトキシビス(3,6,9,12,15−ペンタオキサオクタコサン−1−イルオキシ)シリル]−1−プロパンチオールなどのメルカプト系シランカップリング剤;3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシランなどのチオカルボキシレート系シランカップリング剤;3−チオシアネートプロピルトリエトキシシランなどのチオシアネート系シランカップリング剤;等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、これらの1種または2種以上を事前にオリゴマー化させたものを用いてもよい。
これらのうち、補強性改善効果の観点から、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドおよび/またはビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドを使用することが好ましく、具体的には、例えば、Si69[ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド;エボニック・デグッサ社製]、Si75[ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド;エボニック・デグッサ社製]等が挙げられる。
本発明においては、上記シランカップリング剤を含有する場合の含有量は、上記シリカ100質量部に対して0.1〜20質量部であるのが好ましく、0.5〜15質量部であるのがより好ましい。
<その他の添加剤>
本発明のゴム組成物は、上述した成分以外に、炭酸カルシウムなどのフィラー;中空ポリマーなどの化学発泡剤;硫黄等の加硫剤;スルフェンアミド系、グアニジン系、チアゾール系、チオウレア系、チウラム系などの加硫促進剤;酸化亜鉛、ステアリン酸などの加硫促進助剤;ワックス;アロマオイル;パラフェニレンジアミン類(例えば、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン等)、ケトン−アミン縮合物(例えば、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン等)などのアミン系老化防止剤;可塑剤;等のタイヤ用のゴム組成物に一般的に用いられている各種のその他添加剤を配合することができる。
これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。例えば、ジエン系ゴム(A)100質量部に対して、硫黄は0.5〜5質量部、加硫促進剤は0.1〜5質量部、加硫促進助剤は0.1〜10質量部、老化防止剤は0.5〜5質量部、ワックスは1〜10質量部、アロマオイルは5〜30質量部、それぞれ配合してもよい。
本発明のゴム組成物は、上述した成分以外に、炭酸カルシウムなどのフィラー;中空ポリマーなどの化学発泡剤;硫黄等の加硫剤;スルフェンアミド系、グアニジン系、チアゾール系、チオウレア系、チウラム系などの加硫促進剤;酸化亜鉛、ステアリン酸などの加硫促進助剤;ワックス;アロマオイル;パラフェニレンジアミン類(例えば、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン等)、ケトン−アミン縮合物(例えば、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン等)などのアミン系老化防止剤;可塑剤;等のタイヤ用のゴム組成物に一般的に用いられている各種のその他添加剤を配合することができる。
これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。例えば、ジエン系ゴム(A)100質量部に対して、硫黄は0.5〜5質量部、加硫促進剤は0.1〜5質量部、加硫促進助剤は0.1〜10質量部、老化防止剤は0.5〜5質量部、ワックスは1〜10質量部、アロマオイルは5〜30質量部、それぞれ配合してもよい。
<ゴム組成物の製造方法>
本発明のゴム組成物の製造方法は、特に限定されず、例えば、上述した各成分を、公知の方法、装置(例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等)を用いて、混練する方法等が挙げられる。
また、本発明のゴム組成物は、従来公知の加硫または架橋条件で加硫または架橋することができる。
本発明のゴム組成物の製造方法は、特に限定されず、例えば、上述した各成分を、公知の方法、装置(例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等)を用いて、混練する方法等が挙げられる。
また、本発明のゴム組成物は、従来公知の加硫または架橋条件で加硫または架橋することができる。
〔空気入りタイヤ〕
本発明の建設車両用空気入りタイヤ(以下、「本発明のタイヤ」とも略す。)は、上述した本発明のゴム組成物をタイヤトレッドに用いた建設車両用の空気入りタイヤである。
本発明の建設車両用空気入りタイヤ(以下、「本発明のタイヤ」とも略す。)は、上述した本発明のゴム組成物をタイヤトレッドに用いた建設車両用の空気入りタイヤである。
本発明のタイヤは、本発明のゴム組成物をタイヤトレッド部に用いる以外は特に制限はなく、例えば従来公知の方法に従って製造できる。タイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用いることができる。
以下、実施例を示して、本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1〜5および比較例1〜6>
下記第1表に示す成分を、下記第1表に示す割合(質量部)で配合した。
具体的には、まず、下記第1表に示す成分のうち硫黄および加硫促進剤を除く成分を、1.7リットルの密閉型ミキサーで5分間混練し、150℃に達したときに放出してマスターバッチを得た。
次に、得られたマスターバッチに硫黄および加硫促進剤をオープンロールで混練し、ゴム組成物を調製した。
下記第1表に示す成分を、下記第1表に示す割合(質量部)で配合した。
具体的には、まず、下記第1表に示す成分のうち硫黄および加硫促進剤を除く成分を、1.7リットルの密閉型ミキサーで5分間混練し、150℃に達したときに放出してマスターバッチを得た。
次に、得られたマスターバッチに硫黄および加硫促進剤をオープンロールで混練し、ゴム組成物を調製した。
〔加工性〕
加工性の評価として、押し出し性とムーニー粘度を以下に示す方法により測定し、評価した。これらの結果を下記第1表に示す。
<押し出し性>
押し出し性は、ASTM D2230−96に準じ、レオメックス(登録商標)104型ラボ用混合押出試験機(HAAKE社製)により、ASTM A法、即ち、いわゆるガーベイダイを用い、シリンダー温度80℃、ダイ温度80℃、ヘッド温度80℃、スクリュー回転数60rpmに設定して押出成形を行い、調製した各ゴム組成物の押出し物の外観を評価することにより行った。
その結果、エッジ切れや表面荒れが見られないものを押し出し加工性に優れるものとして「○」と評価し、エッジ切れや表面荒れが散見されるものを押し出し加工性にやや劣るものとして「△」と評価し、エッジ切れや表面荒れが多く見られるものを押し出し加工性に劣るものとして「×」と評価した。
<ムーニー粘度>
調製した各ゴム組成物(未加硫)について、JIS K6300−1:2001に準じて、L形ロータを使用し、予熱時間1分、ロータの回転時間4分、試験温度100℃の条件で、ムーニー粘度を測定した。
結果は比較例1の値を100とする指数で表した。この指数が小さいほど加工性に優れることを意味する。
加工性の評価として、押し出し性とムーニー粘度を以下に示す方法により測定し、評価した。これらの結果を下記第1表に示す。
<押し出し性>
押し出し性は、ASTM D2230−96に準じ、レオメックス(登録商標)104型ラボ用混合押出試験機(HAAKE社製)により、ASTM A法、即ち、いわゆるガーベイダイを用い、シリンダー温度80℃、ダイ温度80℃、ヘッド温度80℃、スクリュー回転数60rpmに設定して押出成形を行い、調製した各ゴム組成物の押出し物の外観を評価することにより行った。
その結果、エッジ切れや表面荒れが見られないものを押し出し加工性に優れるものとして「○」と評価し、エッジ切れや表面荒れが散見されるものを押し出し加工性にやや劣るものとして「△」と評価し、エッジ切れや表面荒れが多く見られるものを押し出し加工性に劣るものとして「×」と評価した。
<ムーニー粘度>
調製した各ゴム組成物(未加硫)について、JIS K6300−1:2001に準じて、L形ロータを使用し、予熱時間1分、ロータの回転時間4分、試験温度100℃の条件で、ムーニー粘度を測定した。
結果は比較例1の値を100とする指数で表した。この指数が小さいほど加工性に優れることを意味する。
〔耐摩耗性〕
調製した各ゴム組成物を金型(15cm×15cm×0.2cm)中で、150℃で30分間プレス加硫して、加硫ゴムシートを作製した。
次いで、ランボーン摩耗試験機(岩本製作所社製)を用いて、JIS K 6264−2:2005に準拠し、付加力5.0kg/cm3(=49N)、スリップ率25%、摩耗試験時間4分、試験温度を室温の条件で摩耗試験を行い、摩耗質量を測定した。
試験結果は、以下の式により、比較例1の測定値を100として、指数(インデックス)で表し、下記第1表の「耐摩耗性」の欄に記載した。指数(インデックス)が大きいほど摩耗量が少なく、耐摩耗性が良好である。
指数=(比較例1の試験片の摩耗質量/測定値)×100
調製した各ゴム組成物を金型(15cm×15cm×0.2cm)中で、150℃で30分間プレス加硫して、加硫ゴムシートを作製した。
次いで、ランボーン摩耗試験機(岩本製作所社製)を用いて、JIS K 6264−2:2005に準拠し、付加力5.0kg/cm3(=49N)、スリップ率25%、摩耗試験時間4分、試験温度を室温の条件で摩耗試験を行い、摩耗質量を測定した。
試験結果は、以下の式により、比較例1の測定値を100として、指数(インデックス)で表し、下記第1表の「耐摩耗性」の欄に記載した。指数(インデックス)が大きいほど摩耗量が少なく、耐摩耗性が良好である。
指数=(比較例1の試験片の摩耗質量/測定値)×100
〔硬度〕
作製した加硫ゴムシートのゴム硬度を、JIS K6253−3:2012に準拠し、デュロメータのタイプAにより温度20℃で測定した。結果を下記第1表に示す。
作製した加硫ゴムシートのゴム硬度を、JIS K6253−3:2012に準拠し、デュロメータのタイプAにより温度20℃で測定した。結果を下記第1表に示す。
第1表に示す各成分は下記のとおりである。
・SBR:Nipol 1502(日本ゼオン社製)
・NR:TSR20
・カーボンブラックB1:ショウブラックN220(N2SA:120m2/g、昭和キャボット社製)
・カーボンブラックX1:シーストSO(N2SA:42m2/g、東海カーボン社製)
・酸変性ポリオレフィンC1:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(ユーメックス1001、MFR:230g/10min、三洋化成工業社製)
・酸変性ポリオレフィンC2:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(ユーメックス1010、MFR:280g/10min、三洋化成工業社製)
・ポリプロピレン:ウィンテックWFX6(日本ポリプロピレン社製)
・ステアリン酸:ステアリン酸YR(NOFコーポレーション社製)
・酸化亜鉛:亜鉛華3種(正同化学工業社製)
・加硫促進剤:ノクセラーNS(大内新興化学工業社製)
・硫黄:油処理イオウ(軽井沢精錬所製)
・SBR:Nipol 1502(日本ゼオン社製)
・NR:TSR20
・カーボンブラックB1:ショウブラックN220(N2SA:120m2/g、昭和キャボット社製)
・カーボンブラックX1:シーストSO(N2SA:42m2/g、東海カーボン社製)
・酸変性ポリオレフィンC1:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(ユーメックス1001、MFR:230g/10min、三洋化成工業社製)
・酸変性ポリオレフィンC2:無水マレイン酸変性ポリプロピレン(ユーメックス1010、MFR:280g/10min、三洋化成工業社製)
・ポリプロピレン:ウィンテックWFX6(日本ポリプロピレン社製)
・ステアリン酸:ステアリン酸YR(NOFコーポレーション社製)
・酸化亜鉛:亜鉛華3種(正同化学工業社製)
・加硫促進剤:ノクセラーNS(大内新興化学工業社製)
・硫黄:油処理イオウ(軽井沢精錬所製)
上記第1表に示す結果から、窒素吸着比表面積が80m2/g未満のカーボンブラックを配合したゴム組成物は、基準例である比較例1と同様、押し出し加工性に劣り、また、比較例1よりも耐摩耗性および硬度が劣ることが分かった(比較例2)。
また、酸変性ポリオレフィン(C)に代えてポリプロピレンを配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性に劣り、また、硬度も低くなることが分かった(比較例3)。
また、カーボンブラック(B)を80質量部より多く配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性に劣ることが分かった(比較例4)。
また、カーボンブラック(B)を40質量部より少なく配合したゴム組成物は、比較例1よりも耐摩耗性および硬度が劣ることが分かった(比較例5)。
また、酸変性ポリオレフィン(C)を10質量部よりも多く配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性が悪化することが分かった(比較例6)。
また、酸変性ポリオレフィン(C)に代えてポリプロピレンを配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性に劣り、また、硬度も低くなることが分かった(比較例3)。
また、カーボンブラック(B)を80質量部より多く配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性に劣ることが分かった(比較例4)。
また、カーボンブラック(B)を40質量部より少なく配合したゴム組成物は、比較例1よりも耐摩耗性および硬度が劣ることが分かった(比較例5)。
また、酸変性ポリオレフィン(C)を10質量部よりも多く配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性が悪化することが分かった(比較例6)。
これに対し、カーボンブラック(B)および酸変性ポリオレフィン(C)を所定量配合したゴム組成物は、比較例1よりも加工性、耐摩耗性および硬度がいずれも良好となることが分かった(実施例1〜5)。
Claims (4)
- ジエン系ゴム(A)と、カーボンブラック(B)と、酸変性ポリオレフィン(C)とを含有し、
前記ジエン系ゴム(A)がスチレン−ブタジエン共重合ゴムを60質量%以上含有し、
前記カーボンブラック(B)の窒素吸着比表面積が80〜160m2/gであり、
前記酸変性ポリオレフィン(C)のメルトマスフローレートが100g/10min以上であり、
前記カーボンブラック(B)の含有量が、前記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して40〜80質量部であり、
前記酸変性ポリオレフィン(C)の含有量が、前記ジエン系ゴム(A)100質量部に対して0.1〜10質量部である、建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。 - 前記酸変性ポリオレフィン(C)が、エチレンおよびプロピレンからなる群から選択される少なくとも1種の繰り返し単位を有するポリオレフィンである、請求項1に記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
- 前記酸変性ポリオレフィン(C)が、無水マレイン酸で変性されたポリオレフィンである、請求項1または2に記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物をタイヤトレッドに用いた建設車両用空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015032039A JP2016153456A (ja) | 2015-02-20 | 2015-02-20 | 建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた建設車両用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015032039A JP2016153456A (ja) | 2015-02-20 | 2015-02-20 | 建設車両用空気入りタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いた建設車両用空気入りタイヤ |
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Cited By (2)
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-
2015
- 2015-02-20 JP JP2015032039A patent/JP2016153456A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180076506A (ko) * | 2016-12-28 | 2018-07-06 | 주식회사 엘지화학 | 타이어 트레드용 고무 조성물 |
KR102244901B1 (ko) | 2016-12-28 | 2021-04-26 | 주식회사 엘지화학 | 타이어 트레드용 고무 조성물 |
WO2021177266A1 (ja) * | 2020-03-02 | 2021-09-10 | 日本製紙株式会社 | ゴム組成物 |
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