JP2016152233A - 信号荷電粒子偏向装置、信号荷電粒子検出システム、荷電粒子ビーム装置、および信号荷電粒子ビームの検出の方法 - Google Patents

信号荷電粒子偏向装置、信号荷電粒子検出システム、荷電粒子ビーム装置、および信号荷電粒子ビームの検出の方法 Download PDF

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Abstract

【課題】荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置を提供すること。【解決手段】信号荷電粒子偏向装置は、信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成されたビームベンダ(100)を含み、ビームベンダが信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極(110)および第2の電極(120)を含み、第1の電極(110)が光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、第2の電極(120)が光路に垂直な平面内に第2の断面を有し、第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分がそれらの間に光路を提供し、第1の部分および第2の部分は、形状が異なる。【選択図】図3A

Description

本開示の実施形態は、例えば、検査システム用途、試験システム用途、リソグラフィシステム用途、欠陥調査、限界寸法測定用途などのための荷電粒子ビーム装置に関する。特に、本開示の実施形態は、信号ビーム光学部品およびビームベンダに関する。本開示の実施形態は、詳細には荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子検出システム、荷電粒子ビーム装置、および荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法に関する。
電子検出器などの信号荷電粒子検出器は、荷電粒子ビーム装置、例えば、電子ビーム検査(EBI:electron beam inspection)、欠陥調査または限界寸法測定用の電子顕微鏡、集束イオンビームシステムなどに使用されることがある。信号荷電粒子検出器は、例えば、走査電子顕微鏡における電子の検出に使用される。一次荷電粒子ビームが試料またはサンプルに照射される際に、二次電子(SE:secondary electron)などの信号荷電粒子が生成され、この信号荷電粒子が、試料の表面形態、試料の化学的成分、試料の静電ポテンシャルなどに関する情報を伝えることができる。一部の粒子検出器では、信号荷電粒子は、収集され、センサ、例えば、シンチレータ、ピンダイオードなどに誘導される。グレーレベルが収集された信号荷電粒子の数に比例した画像を生成することができる。
EBIでは、表面形態または表面の電位(電圧コントラスト(VC:voltage contrast))の変化に対して感度が十分でない場合がある明視野(BF:bright field)の検出器が使用されることがある。VCは、例えば、信号荷電粒子信号をエネルギーフィルタリングすることによって強調され得るが、物理的欠陥に起因する表面形態の情報は、試料における取出し角度のある特定の範囲内の信号荷電粒子のみを収集する複数のセンサを使用して強調され得る。表面形態検出器は、(中央のBF領域の有無に関わらず)4つ以上のセグメントに分割され得て、このセグメントを別々に読み出すことができる。次いで、信号は、コントラストを強調するために組み合わされる(例えば、引き算される)ことがある。
エネルギーフィルタリングまたは角度フィルタリングを含む多視点撮像に対して、信号荷電粒子ビームが試料から信号荷電粒子検出器まで転送される間、信号荷電粒子によって伝えられる情報は、保存されるべきである。これは、複数の光学部品を有する光学系(信号荷電粒子光学部品、例えば、SE光学部品)によって行われることがある。EBIは、高スループットを提供するべきであり、このスループットは、例えば、試料を走査するために1つのカラム内で複数のビームレットを同時に使用することによって向上させることができる。
収差は、信号荷電粒子光学部品において、例えば、信号荷電粒子ビームを偏向させるために使用される、半球面状ビームベンダまたはセクタビームベンダ(SBB:sector beam bender)において生じることがある。SBB内部の信号荷電粒子ビームの幅が増加するとともに、信号荷電粒子ビームは、変形する。複数のビームレットに対しては、焦点面内のビームレットの横方向位置は、相当量のひずみを示す。
上記を考慮すると、当技術分野における問題の少なくとも一部を克服する新しい信号荷電粒子偏向装置は、有益である。特に、焦点調整、角度分解能、および検出効率の改善、ならびに信号荷電粒子ビームのひずみの最小化を提供する信号荷電粒子偏向装置は、有益である。
上記に照らして、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子検出システム、荷電粒子ビーム装置、および荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法が提供される。本開示のさらなる態様、利点、および特徴は、特許請求の範囲、説明、および添付図面から明らかである。
本開示の態様によると、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置が提供される。信号荷電粒子偏向装置は、信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成されたビームベンダであって、信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極および第2の電極を含む、ビームベンダを含み、第1の電極が光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、第2の電極が光路に垂直な平面内に第2の断面を有し、第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分が、それらの間に光路を提供し、第1の部分および第2の部分は、形状が異なる。
本開示の別の態様によると、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置が提供される。信号荷電粒子偏向装置は、信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成された、信号荷電粒子ビームに対する入口部分および信号荷電粒子ビームに対する出口部分を有するビームベンダと、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有する1つまたは複数の開孔であって、この1つまたは複数の開孔のうちの少なくとも1つの開孔がビームベンダの入口部分または出口部分に位置する、1つまたは複数の開孔と、を含む。
本開示のさらに別の態様によると、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子検出システムが提供される。信号荷電粒子検出システムは、一次荷電粒子ビームと、試料に衝突する際に形成される信号荷電粒子ビームとを分離するためのビームスプリッタと、本明細書に記載された実施形態による信号荷電粒子偏向装置と、信号荷電粒子ビームを集束させるための集束レンズと、信号荷電粒子ビームを検出するための少なくとも1つの検出素子と、を含む。
本開示のさらに別の態様によると、荷電粒子ビーム装置、特に本明細書に記載された実施形態による信号荷電粒子偏向装置を有する電子ビーム検査用の電子顕微鏡が提供される。
本開示の態様によると、荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法が提供される。本方法は、ビームスプリッタによって信号荷電粒子ビームを一次荷電粒子ビームから分離するステップと、ビームベンダによって信号荷電粒子ビームを偏向させるステップであって、ビームベンダが信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極および第2の電極を含み、第1の電極が光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、第2の電極が光路に垂直な平面内に第2の断面を有し、第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分が、それらの間に光路を提供し、第1の部分および第2の部分は、形状が異なる、ステップと、集束レンズによって少なくとも1つの検出素子上に信号荷電粒子ビームを集束させるステップと、を含む。
本開示の別の態様によると、荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法が提供される。本方法は、ビームスプリッタによって信号荷電粒子ビームを一次荷電粒子ビームから分離するステップと、ビームベンダによって信号荷電粒子ビームを偏向させるステップと、集束レンズによって少なくとも1つの検出素子上に信号荷電粒子ビームを集束させるステップと、を含み、信号荷電粒子ビームが、ビームベンダの入口部分でビームベンダに入り、ビームベンダの出口部分でビームベンダから出て、信号荷電粒子ビームが、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有する1つまたは複数の開孔を通ってビームベンダに入る、またはビームベンダから出る、の少なくとも1つを行う。
また、実施形態は、開示された方法を実行するための装置を対象とし、それぞれの記載された方法の態様を行うための装置部を含む。これらの方法の態様は、ハードウェア部品によって、適切なソフトウェアによりプログラムされたコンピュータによって、これら2つの任意の組合せによって、またはその他の任意のやり方で行われてもよい。さらに、本開示による実施形態は、記載された装置を動作させるための方法も対象とする。本開示は、装置のすべての機能を実行するための方法の態様を含む。
本開示の上記の特徴が詳細に理解され得るように、上で簡潔に要約された本開示のより具体的な説明が、実施形態を参照することによって得られ得る。添付図面は、本開示の実施形態に関連し、以下で説明される。
本明細書に記載された実施形態による信号荷電粒子偏向装置を有する荷電粒子ビーム装置の概略図である。 セクタビームベンダの第1の電極および第2の電極の斜視図である。 図2Aのセクタビームベンダの後の信号荷電粒子ビームの断面である。 本明細書に記載された実施形態によるビームベンダの第1の電極および第2の電極の斜視図である。 本明細書に記載された実施形態による図3Aのビームベンダを通り抜けた信号荷電粒子ビームの断面である。 本明細書に記載された実施形態によるビームベンダの第1の断面および第2の断面を規定する数学関数である。 本明細書に記載された実施形態によるビームベンダの入口部分である。 本明細書に記載された実施形態によるビームベンダの出口部分である。 本明細書に記載された実施形態による荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法の流れ図である。
ここで、本開示の様々な実施形態について詳細に言及し、それらの1つまたは複数の例が図に示されている。以下の図面の説明の範囲内で、同一の参考番号は、同一の構成要素を指す。全体的に、個々の実施形態に関しての違いのみについて記載する。それぞれの例は、本開示の説明のために提供され、本開示を限定することは意図されていない。さらに、一実施形態の一部として示されまたは記載される特徴は、さらなる実施形態をさらに生み出すために他の実施形態に、またはその実施形態に関連して使用されてもよい。本記載は、そのような変更形態および変形形態を含むことが意図されている。
本出願の保護の範囲を限定することなく、以下では、荷電粒子ビーム装置またはその構成要素は、例示的に、二次電子または後方散乱電子などの信号荷電粒子の検出を含む荷電粒子ビーム装置と呼ばれる。しかしながら、他のタイプの荷電粒子、例えば、陽イオンが使用されてもよい。
本明細書で言及されるような「試料」は、限定されることなく、半導体ウエハ、半導体加工品、およびメモリディスクなどの他の加工品を含む。本開示の実施形態は、材料が堆積するあらゆる加工品、または構造化される加工品に適用されてもよい。試料は、構造化されるまたは層が堆積する表面、エッジ、例えば、斜面を含むことができる。
球状またはセクタビームベンダ(SBB)は、荷電粒子ビームの偏向および無収差集束を組み合わせることができる装置である。そのような装置を、例えば、EBIカラムにおいて使用し、カラムからの信号荷電粒子を、さらに操作および検出するために信号荷電粒子光学部品に結合することができる。収差は、例えば、信号荷電粒子ビームを偏向させるために使用されるセクタビームベンダにおいて生じることがある。例として、電場の6極子成分は、セクタビームベンダを通過する信号荷電粒子ビーム(例えば、SE束)に3倍の収差をもたらすことがある。セクタビームベンダ内部の信号荷電粒子ビームの幅が増加するとともに、6極子成分の量の増加が信号荷電粒子ビームを変形させる。
本開示の信号荷電粒子偏向装置は、異なる形状の電極(例えば、図3A、図3Bおよび図4)、ならびに、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角形状の通路領域(例えば、図5および図6)を有する開孔、の少なくとも1つを設けることによって、電場の6極子成分を低減させる、または補償することができる。信号荷電粒子偏向装置は、信号荷電粒子偏向装置のビームベンダの2つの電極間の6極子成分(固有の6極子)、ならびに、例えば、ビームベンダの入口および出口の少なくとも1つにおけるフリンジ電場の6極子成分、の少なくとも1つを特に低減させる、または補償することができる。また、信号荷電粒子偏向装置は、「低6極子信号荷電粒子偏向装置」と呼ばれることもある。特に、信号荷電粒子偏向装置のビームベンダも「低6極子ビームベンダ」または「低6極子SBB」と呼ばれることもある。
本開示の信号荷電粒子偏向装置は、焦点調整、角度分解能および検出効率を改善することができ、信号荷電粒子光学部品のひずみを最小化することができる。本開示の実施形態は、試料上の一次荷電粒子の異なるランディングエネルギーを使用する場合、特に有益である。これを考慮すると、本開示は、荷電粒子ビーム装置の使用における柔軟性の向上を提供する。
図1は、本明細書に記載された実施形態による信号荷電粒子検出システムを有する荷電粒子ビーム装置の概略図を示す。荷電粒子ビーム装置は、例えば、電子ビーム検査用の電子顕微鏡であってもよい。
信号荷電粒子検出システムは、一次荷電粒子ビーム1および試料10に衝突する際に形成される信号荷電粒子ビーム2を分離するためのビームスプリッタ30と、本明細書に記載された実施形態による信号荷電粒子偏向装置と、信号荷電粒子ビーム2を集束させるための集束レンズ50と、信号荷電粒子ビーム2を検出するための少なくとも1つの検出素子72と、を含む。
荷電粒子ビーム装置は、対物レンズ40を通って試料10の方に誘導される一次荷電粒子ビーム1を生成する荷電粒子源20を含む。試料10から放出された、または後方散乱させられた二次電子(SE)などの信号荷電粒子は、試料10に関する情報を伝える信号荷電粒子ビーム2を形成する。情報は、試料10の表面形態、化学的成分、静電ポテンシャルなどに関する情報を含むことができる。
信号荷電粒子ビーム2は、ビームスプリッタ30によって一次荷電粒子ビーム1から分離され、本明細書に記載される実施形態による信号荷電粒子偏向装置に入る。信号荷電粒子偏向装置は、ビームベンダ100、1つまたは複数の開孔、例えば、第1の開孔200および第2の開孔300、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。
本開示の信号荷電粒子偏向装置は、異なる形状の電極(例えば図3A、図3Bおよび図4)、ならびに、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角形状の通路領域(例えば、図5および図6)を有する開孔、の少なくとも1つを設けることによって、電場の6極子成分を低減させる、または補償することができる。
図3A、図3Bおよび図4を参照して、本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置は、信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成されたビームベンダ100を含み、このビームベンダ100が信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極110および第2の電極120を含む。第1の電極110は、光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、第2の電極120は、光路に垂直な平面内に第2の断面を有する。第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分は、それらの間に光路を提供する。第1の部分および第2の部分は、形状が異なってもよい。例として、第1の部分および第2の部分は、質的に異なる形状を有することができる。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分は、「第1の輪郭部分」および「第2の輪郭部分」とそれぞれ呼ぶこともできる。本明細書の全体にわたって使用されるように、用語「輪郭」は、例えば第1の断面および第2の断面の、輪郭線または境界線として理解されるべきである。
図5および図6を参照して、本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができるさらなる実施形態によると、ビームベンダ100は、信号荷電粒子ビームに対する入口部分および信号荷電粒子ビームに対する出口部分、ならびに信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有する第1の開孔200および第2の開孔300などの1つまたは複数の開孔を有し、1つまたは複数の開孔のうちの少なくとも1つの開孔がビームベンダの入口部分または出口部分に位置する。
ビームベンダの電極を成形し、および/または1つまたは複数の開孔を設けることで、本開示の信号荷電粒子偏向装置は、電場の6極子成分を低減させる、または補償することができる。本開示の信号荷電粒子偏向装置は、焦点調整、角度分解能および検出効率を改善することができ、信号荷電粒子光学部品のひずみを最小化することができる。
再び図1に目を向けると、ビームベンダ100は、信号荷電粒子ビーム2を集束レンズ50の方に偏向させる。集束レンズ50は、検出器組立体70の検出素子72またはセンサ(シンチレータ、ピンダイオードなど)に信号荷電粒子ビーム2を集束させる。偏向器60は、例えば、検出器組立体70に向かう信号荷電粒子ビーム2の経路を調整するために集束レンズ50と検出器組立体70との間に設けられてもよい。これによって、信号荷電粒子光学部品の光軸に対する信号荷電粒子ビーム2の位置合わせが改善される。
図2Aは、セクタビームベンダ400の一部分の斜視図を示す。図2Bは、図2Aのセクタビームベンダ400を通過した信号荷電粒子ビームの断面を示す。
図2Aに示されるようなセクタビームベンダ400(「SBB」とも呼ばれる)は、荷電粒子ビームの偏向および無収差焦点調整を組み合わせることができる装置である。セクタビームベンダ400は、第1の電極410および第2の電極420を有し、これらの電極は、それらの間に信号荷電粒子ビームに対する光路を画成することができる。光路を画成する第1の電極410および第2の電極420の部分は、同一の形状を有し、特に同一の定性的な形状を有する。例として、光路を画成する第1の電極410および第2の電極420の部分は、球面形状を有する。
そのようなセクタビームベンダ400を、EBIカラムにおいて使用し、カラムからの信号荷電粒子を、例えば、さらに操作および検出するために、信号荷電粒子光学部品に結合させることができる。電場の6極子成分は、セクタビームベンダ400を通過する信号荷電粒子ビーム(例えば、SE束)に3倍の収差をもたらす場合がある。信号荷電粒子ビームに及ぼす6極子成分の影響は、信号荷電粒子がセクタビームベンダ400を通過する軸から離れるほど強くなる可能性があり、結果として、図2Bに示されるような信号荷電粒子ビームのひずみまたは変形が生じる。
例として、表面形態検出に対しては、信号荷電粒子ビームの断面の円形形状(円形断面)からのそのような偏位が問題である。この場合、信号荷電粒子ビームは、例えば、異なる検出器上の角度情報を得るために分離電極に当たる前に、発散する可能性がある。これを考慮すると、信号荷電粒子ビームの変形は、異なる検出器上の角度分解能および強度均一性を劣化させる可能性がある。マルチビームレット検出では、いくつかのビームレットがセクタビームベンダ400を通過し、画像(例えば、交差のアレイ)を形成し、この画像が検出器アレイ上などで拡大され得る。この場合、本開示の信号荷電粒子偏向装置と比較して、セクタビームベンダ400を通過したビームレットの真四角パターンは、歪み、焦点均一性が劣化する。
本開示の二次荷電粒子偏向装置は、電場の6極子成分を低減させる、または補償することができる。特に、本開示の信号荷電粒子偏向装置は、ビームベンダの2つの電極間の6極子成分(固有の6極子)、ならびに、例えば、ビームベンダの入口および出口の少なくとも1つにおけるフリンジ電場の6極子成分、の少なくとも1つを低減させる、または補償することができる。例として、信号荷電粒子ビーム偏向装置は、サンプルビームレットの6極子成分を88%だけ低減させることができ、最小錯乱円を、例えば、65%だけ、例えば、0.74mmから0.26mmに低減させることができる。
図3Aは、本明細書に記載された実施形態によるビームベンダ100の一部分の斜視図を示す。図3Bは、図3Aのビームベンダ100を通過した信号荷電粒子ビームの断面を示す。図4は、本明細書に記載された実施形態によるビームベンダ100の電極の第1の断面を規定する第1の数学関数112、例えば、多項式関数、および第2の断面を規定する第2の数学関数122、例えば、ガウス関数を示す。ビームベンダ100は、セクタビームベンダ(SBB)であってもよい。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置は、信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成されたビームベンダ100を含み、ビームベンダ100が信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極110および第2の電極120を含み、第1の電極110が光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、第2の電極120が光路に垂直な平面内に第2の断面を有し、第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分がそれらの間に光路を提供し、第1の部分および第2の部分は、形状が異なり、特に第1の部分および第2の部分が質的に異なる形状を有する。第1の電極110は、「内部電極」と呼ばれることがあり、第2の電極120は、やはり「外部電極」と呼ばれることがある。
例として、第1の電極110は、第1の電位、例えば、正電位にバイアスされるように構成されてもよく、第2の電極120は、第2の電位、例えば、負電位にバイアスされるように構成されてもよい。第1の電位および第2の電位は、無収差焦点調整のために構成されてもよい。
一部の実施形態によると、光路は、信号荷電粒子がビームベンダ100を通過するときに、信号荷電粒子が進む軌道であってもよい。光路は、第1の電極110と第2の電極120との間に提供される電場によって調整されてもよい。例として、第1の電位および第2の電位は、信号荷電粒子がビームベンダ100を通過するときに偏向されて光路を辿るように選択されてもよい。ビームベンダ100内では、光路は、特に非線形の光路であってもよい。光路は、実質的に2次元平面、例えば、図3Aに示されるようにy−z平面内に設けられ(または画成され)てもよい。信号荷電粒子ビームが、実質的に2次元平面内に設けられた、または画成された光路に沿って進む間に、2次元平面に垂直な方向に、例えば、x方向(図3B)に、広がりを有することができることを理解されたい。
第1の電極110は、光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、第2の電極120は、光路に垂直な平面内に第2の断面を有する。第1の断面および第2の断面に対する例が図4に示されている。特に、第1の断面を規定する多項式などの第1の数学関数112、および第2の断面を規定するガウス関数などの第2の数学関数122が示されている。平面は、光路に垂直な平面であってもよく、すなわち、光路がy−z平面内に画成される場合、第1の断面および第2の断面の平面は、例えば、図4に示されるようなx−y平面であってもよい。例として、x−y平面内でスタートし、図4の第1の断面および第2の断面をx軸のまわりに回転させることによって、図3Aに示されるような電極表面となる。一部の実施態様では、第1の断面および第2の断面を、40°〜120°の範囲の量だけ、詳細には60°〜90°の範囲の量だけx軸のまわりに回転させることができる。例として、電極表面を得るために第1の断面および第2の断面を約70°または約80°だけ回転させることができる。
光路は、第1の断面の第1の部分と第2の断面の第2の部分との間に設けられても、または画成されてもよい。例として、電極表面を形成するために上述したような第1の断面および第2の断面の回転を考える場合、第1の部分は、第1の電極110の第1の表面領域に対応してもよく、第2の部分は、第2の電極120の第2の表面領域に対応してもよい。言いかえれば、光路は、第1の表面領域と第2の表面領域との間に設けられても、または画成されてもよい。第1の部分または第1の表面領域は、第2の部分または第2の表面領域と向き合うように設けられてもよい。一部の実施態様では、第1の部分および第2の部分は、光路に垂直な方向に第1の電極110と第2の電極120との間の信号荷電粒子領域を画成することができる。
例として、第1の部分および第2の部分は、光路が画成される2次元平面に垂直な方向の、例えば、x方向(図3B)の信号荷電粒子ビームの広がり、例えば、最大の広がりに対応してもよい。一部の実施態様では、信号荷電粒子ビームは、光路に垂直な方向の中心点に集中してもよい。中心点は、例えば、x=0であってもよい。第1の部分および第2の部分は、第1の極限点と第2の極限点との間に延在することができ、例えば、中心点が第1の極限点と第2の極限点との間に設けられている(例えば、集中している)。第1の極限点は、例えば、x=−15mmであってもよく、第2の極限点は、例えば、x=15mmであってもよい。第1の極限点および第2の極限点を越えると、例えば、x<−15mmおよびx>15mmに対しては、yは、図4に示されるように一定に保たれてもよい。
一部の実施形態によると、第1の電極110および第2の電極120の少なくとも1つのエッジは、第1の極限点および第2の極限点の少なくとも1つにおいて丸みがつけられてもよい。丸みがつけられたエッジは、電場増強を低減させ、または回避することさえできることを意味する。
第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分は、形状が異なる。特に、第1の部分および第2の部分は、質的に異なる形状を有する。例として、第1の部分および第2の部分は、合同ではなく、または重ね合わせができない。特に、本明細書の全体にわたって使用されるように、用語「質的に異なる形状」は、非合同のまたは重ね合わせ不可能な形状を指す場合がある。一部の実施態様では、第1の電極110の第1の部分または第1の表面領域と、第2の電極120の第2の部分または第2の表面領域との間の距離は、光路に垂直な方向に変わる、または変化する。言いかえれば、第1の電極110の第1の部分または第1の表面領域と、第2の電極120の第2の部分または第2の表面領域との間の距離は、一定ではない。距離は、例えば、光路が設けられる、または画成される平面内の距離として規定されてもよい。
一部の実施形態によると、中心点における、第1の電極110の第1の部分または第1の表面領域と、第2の電極120の第2の部分または第2の表面領域との間の距離は、1〜10mmの範囲に、詳細には4〜8mmの範囲に、より詳細には約6.5mmであってもよい。一部の実施態様では、第1の電極110の第1の部分または第1の表面領域と、第2の電極120の第2の部分または第2の表面領域との間の距離は、中心点での距離に対して、±4mmの範囲内で、詳細には±2.5mmの範囲でx軸(図4)に沿って変わり、または変化する。
一部の実施態様によると、第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分は、第1の電極110と第2の電極120との間の電場の6極子成分を最小化するために構成される。例として、第1の電極110と第2の電極120との間の6極子成分は、第1の電極110および第2の電極120の形状を変えることによって影響を受けることがあり、この形状は、2つの2次元数学関数、例えば第1の数学関数112および第2の数学関数122(図4)によって規定され得る。
一部の実施態様では、第1の断面の第1の部分は、第1の数学関数112、例えば、多項式、特に6次多項式によって規定される。第1の電極110の電極表面の少なくとも一部、例えば、第1の表面領域は、多項式の第1の軸のまわりの回転によって、特に第1の軸のまわりの約60°〜90°の範囲の回転によって、または第1の軸のまわりの約90°の回転によって規定されてもよい。第1の軸は、図3Aに示されるx軸であってもよい。
一部の実施態様では、第2の断面の第2の部分は、第2の数学関数122、例えば、指数関数、特にガウス関数によって規定されてもよい。第2の電極の電極表面の少なくとも一部、例えば、第2の表面領域は、第2の軸のまわりの指数関数の回転によって、特に第2の軸のまわりの約60°〜90°の範囲の回転によって、または第2の軸のまわりの約90°の回転によって規定されてもよい。第2の軸は、第1の軸に一致してもよく、または第1の軸であってもよく、特にx軸であってもよい。
第1の電極110および第2の電極120を設けることによって、特に、固有の6極子を最小化することができる。第1の数学関数112および第2の数学関数122は、第1の極限点、例えば、x=−15mmと、第2の極限点、例えば、x=15mmとの間で規定されてもよい。第1の極限点および第2の極限点を越えると、例えば、x<−15mmおよびx>15mmに対しては、図4に示されるようにyは一定に保たれてもよい。第1の極限点および第2の極限点、例えば、x=±15mmにおけるエッジは、電場増強を回避するために丸みがつけられてもよい。数学関数(または電極)は、6極子補償に同様の、または同一の効果を有する図4に示される数学関数とは異なってもよい。例として、第1の数学関数112は、係数S1でy方向にスケーリングされてもよく、および/または第2の数学関数122は、係数S2でスケーリングされてもよい。例として、S1およびS2は、0.9〜1.1であってもよい。一部の実施形態では、S1およびS2は、互いに異なってもよい。
図5は、本明細書に記載された実施形態によるビームベンダの入口部分を示す。図6は、本明細書に記載された実施形態によるビームベンダの出口部分を示す。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、信号荷電粒子偏向装置は、信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成されたビームベンダであって、信号荷電粒子ビームに対する入口部分および信号荷電粒子ビームに対する出口部分を有するビームベンダと、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有する1つまたは複数の開孔と、を含み、1つまたは複数の開孔のうちの少なくとも1つの開孔がビームベンダの入口部分または出口部分に位置する。フリンジ電場の6極子成分、すなわち信号荷電粒子ビームに対する6極子成分の影響は、1つまたは複数の開孔を三角形様に成形することによって低減され得る。
一部の実施態様では、1つまたは複数の開孔の第1の開孔200は、ビームベンダの入口部分に位置し、1つまたは複数の開孔の第2の開孔300は、ビームベンダの出口部分に位置する。電気的なフリンジ電場の6極子は、第1の開孔200(例えば、入口開孔)および第2の開孔300(例えば、出口開孔)の少なくとも1つを三角形様に成形することによって低減され得る。
一部の実施形態によると、1つまたは複数の開孔のうちの少なくとも1つの開孔は、ビームベンダの第3の電極として構成されてもよい。例として、ビームベンダの入口部分に位置する第1の開孔200は、第3の電極として構成されてもよい。第3の電極は、接地された電極であってもよい。一部の例では、第1の開孔200は、第3の電極と一体的に形成されてもよい。
一部の実施形態によると、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域は、二等辺三角形である。本明細書の全体にわたって使用されるように、用語「二等辺三角形」は、等しい長さの2つの辺を有する三角形を指すことができる。等しい長さの2つの辺は、「脚」と呼ばれることがあり、第3の辺は、「底辺」と呼ばれることがある。一部の実施態様では、頂点角度、および光路または光軸からの底辺の距離の少なくとも1つを変えることができる。その変化量は、信号荷電粒子が通過することができる光軸のまわりの最小断面によって制限され得る。例として、断面は、第1の電極と第2の電極との間の最大の中心距離(例えば、x=0)と等しい直径を有する円であってもよい。頂点角度、および光路または光軸からの底辺の距離の少なくとも1つを変えることによって、6極子補償を最大化することができる。1つまたは複数の開孔の三角に成形された通路領域は、45°の頂点角度と共に、脚位置を規定する光軸を中心とした、1〜10mmの範囲の、詳細には2〜5mmの範囲の、より詳細には3〜4mmの範囲の半径の円によって構成されてもよい。一部の実施態様では、1つまたは複数の開孔の三角に成形された通路領域は、1〜10mmの範囲にある、詳細には3〜7mmの範囲にある、より詳細には5〜6mmの範囲にある、底辺の光路または光軸までの距離によってさらに構成されてもよい。例として、1つまたは複数の開孔の三角に成形された通路領域は、3.5mmの半径の円、45°の頂点角度、および5.5mmの、底辺の光路または光軸までの距離によって構成されてもよい。
一部の実施形態では、1つまたは複数の開孔のうちの少なくとも1つの開孔は、ビームベンダの方を向く第1の側、およびビームベンダとは反対向きの第2の側を有し、第1の側が、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有し、第2の側が、信号荷電粒子ビームに対する実質的に円形に成形された通路領域を有する。例として、少なくとも1つの開孔は、ビームベンダの入口部分に位置する。第2の側は、入ってくる信号荷電粒子ビームの方を向いて設けられてもよい。
本明細書の全体にわたって使用されるような用語「通路領域」は、信号荷電粒子ビームの通路のために構成された、開孔または貫通孔が設けられた1つまたは複数の開孔の領域を指すと理解され得る。通路領域は、光路に実質的に垂直な平面内に設けられた領域であってもよい。用語「実質的に垂直な」は、例えば、通路領域が設けられる領域の実質的に垂直の配向および光路に関係し、正確な垂直の配向から数度の、例えば、最大10°の、または最大15°の偏位さえも、なお「実質的に垂直な」と考えられる。
一部の実施形態によると、第1の側は、電気的なフリンジ電場の6極子成分を最小化するために構成され、第2の側は、一次荷電粒子ビームに対する電気的なフリンジ電場の影響を最小化するために構成される。例として、第1の側は、信号荷電粒子ビームに対する電気的なフリンジ電場の6極子成分の影響を最小化するために構成される。
フリンジ電場の影響を最小化するために、入口開孔は、2つの形状を有することができる。すなわち、6極子を補償するビームベンダの電極の方を向く三角形状、および例えば、偏向場から一次荷電粒子ビームをシールドする、入ってくる信号荷電粒子の方を向く円形形状である。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域は、開孔部を含む、三角に成形された凹部210であるか、またはそのような凹部210を有する。そこで、開孔部220は、図5に示されるように、三角に成形された凹部210内に設けられている。三角に成形された凹部210は、ビームベンダ、特にビームベンダの電極の方に向いて設けられてもよい。開孔部220は、例えば、円形の開孔部であってもよい。そのような構成は、ビームベンダの入口部分に位置する開孔、例えば、第1の開孔200に対して有益となる可能性がある。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができるさらなる実施形態によると、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域は、図6に示されるように、実質的に三角に成形された開孔部310であるか、またはそのような開孔部310を有する。一部の実施態様では、第2の側は、円形に成形された凹部320を含むことができる。円形に成形された凹部320は、ビームベンダとは反対向きに、特にビームベンダの電極とは反対向きに設けられてもよい。そのような構成は、ビームベンダの出口部分に位置する開孔、例えば、第2の開孔300に対して有益となる可能性がある。
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一部の実施形態によると、図5および図6に関して記載されるようなビームベンダは、異なる形状の電極を有する、図3A、図3Bおよび図4に関して記載されたビームベンダと同じになるようにさらに構成される。本明細書に記載されるように1つまたは複数の開孔は、信号荷電粒子偏向装置の実施形態のいずれにも設けられてもよい。
図7は、本明細書に記載される実施形態による荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法700の流れ図を示す。
一部の実施形態によると、本方法は、ビームスプリッタによって信号荷電粒子ビームを一次荷電粒子ビームから分離するステップ(ブロック710)と、ビームベンダによって信号荷電粒子ビームを偏向させるステップであって、ビームベンダが信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極および第2の電極を含み、第1の電極が光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、第2の電極が光路に垂直な平面内に第2の断面を有し、第1の断面の第1の部分および第2の断面の第2の部分がそれらの間に光路を提供し、第1の部分および第2の部分は、形状が異なり、特に第1の部分および第2の部分が質的に異なる形状を有する、ステップ(ブロック720)と、集束レンズによって少なくとも1つの検出素子上に信号荷電粒子ビームを集束させるステップ(ブロック730)と、を含む。
一部の実施態様では、信号荷電粒子ビームは、本明細書に、特に図3〜図6を参照して記載された実施形態により構成されたビームベンダによって偏向される。
一部のさらなる実施形態によると、本方法は、ビームスプリッタによって信号荷電粒子ビームを一次荷電粒子ビームから分離するステップと、ビームベンダによって信号荷電粒子ビームを偏向させるステップと、集束レンズによって少なくとも1つの検出素子上に信号荷電粒子ビームを集束させるステップであって、信号荷電粒子ビームがビームベンダの入口部分でビームベンダに入り、ビームベンダの出口部分でビームベンダから出て、信号荷電粒子ビームが、信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有する1つまたは複数の開孔を通ってビームベンダに入る、またはビームベンダから出る、の少なくとも1つを行う、ステップと、を含む。
一部の実施態様では、信号荷電粒子ビームは、本明細書に、特に図5および図6を参照して記載された実施形態により構成された1つまたは複数の開孔を通ってビームベンダに入る、またはビームベンダから出る、の少なくとも1つを行う。
本明細書に記載された実施形態によると、荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、コンピュータソフトウェア製品、ならびにCPU、メモリ、ユーザーインターフェース、および大面積基板を処理するための装置の対応する構成要素と通信する入出力手段を有することができる相互に関係するコントローラによって行われてもよい。
本開示の実施形態は、電場の6極子成分を低減させる、または補償することができる。本開示の実施形態は、信号荷電粒子偏向装置のビームベンダの2つの電極間の6極子成分(固有の6極子)、ならびに、例えば、ビームベンダの入口および出口の少なくとも1つにおけるフリンジ電場の6極子成分、の少なくとも1つを特に低減させる、または補償することができる。本開示は、焦点調整、角度分解能、および検出効率の改善、ならびに信号荷電粒子ビームのひずみの最小化を提供する。
前述の事項は、本開示の実施形態を対象としているが、本開示の他のおよびさらなる実施形態が本開示の基本的な範囲から逸脱せずに考案されてもよく、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。
1 一次荷電粒子ビーム
2 信号荷電粒子ビーム
10 試料
20 荷電粒子源
30 ビームスプリッタ
40 対物レンズ
50 集束レンズ
60 偏向器
70 検出器組立体
72 検出素子
100 ビームベンダ
110 第1の電極
112 第1の数学関数
120 第2の電極
122 第2の数学関数
200 第1の開孔
210 凹部
220 開孔部
300 第2の開孔
310 開孔部
320 凹部
400 セクタビームベンダ
410 第1の電極
420 第2の電極
700 方法

Claims (15)

  1. 荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置であって、
    信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成されたビームベンダであり、前記信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極および第2の電極を含む、ビームベンダを備え、
    前記第1の電極が前記光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、前記第2の電極が前記光路に垂直な前記平面内に第2の断面を有し、
    前記第1の断面の第1の部分および前記第2の断面の第2の部分がそれらの間に前記光路を提供し、前記第1の部分および前記第2の部分は、形状が異なる、
    信号荷電粒子偏向装置。
  2. 前記第1の断面の前記第1の部分が多項式によって規定される、請求項1に記載の信号荷電粒子偏向装置。
  3. 前記第1の電極の電極表面の少なくとも一部が第1の軸のまわりの前記多項式の回転によって規定される、請求項2に記載の信号荷電粒子偏向装置。
  4. 前記第2の断面の前記第2の部分が指数関数によって規定される、請求項1から3までのいずれか1項に記載の信号荷電粒子偏向装置。
  5. 前記第2の電極の電極表面の少なくとも一部が第2の軸のまわりの前記指数関数の回転によって規定される、請求項4に記載の信号荷電粒子偏向装置。
  6. 荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子偏向装置であって、
    信号荷電粒子ビームを偏向させるために構成されたビームベンダであり、前記信号荷電粒子ビームに対する入口部分および前記信号荷電粒子ビームに対する出口部分を有するビームベンダと、
    前記信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有する1つまたは複数の開孔であり、前記1つまたは複数の開孔のうちの少なくとも1つの開孔が前記ビームベンダの前記入口部分または前記出口部分に位置する、1つまたは複数の開孔と、
    を備える信号荷電粒子偏向装置。
  7. 前記1つまたは複数の開孔の第1の開孔が前記ビームベンダの前記入口部分に位置し、前記1つまたは複数の開孔の第2の開孔が前記ビームベンダの前記出口部分に位置する、請求項6に記載の信号荷電粒子偏向装置。
  8. 前記信号荷電粒子ビームに対する前記実質的に三角に成形された通路領域が二等辺三角形である、請求項6または7に記載の信号荷電粒子偏向装置。
  9. 前記1つまたは複数の開孔のうちの前記少なくとも1つの開孔が前記ビームベンダの方を向く第1の側および前記ビームベンダとは反対向きの第2の側を有し、前記第1の側が前記信号荷電粒子ビームに対する前記実質的に三角に成形された通路領域を有し、前記第2の側が前記信号荷電粒子ビームに対する実質的に円形に成形された通路領域を有する、請求項6から8までのいずれか1項に記載の信号荷電粒子偏向装置。
  10. 荷電粒子ビーム装置用の信号荷電粒子検出システムであって、
    一次荷電粒子ビームと、試料に衝突する際に形成される信号荷電粒子ビームとを分離するためのビームスプリッタと、
    請求項1から9までのいずれか1項に記載の信号荷電粒子偏向装置と、
    前記信号荷電粒子ビームを集束させるための集束レンズと、
    前記信号荷電粒子ビームを検出するための少なくとも1つの検出素子と、
    を備える信号荷電粒子検出システム。
  11. 請求項1から9までのいずれか1項に記載の信号荷電粒子偏向装置を備える、荷電粒子ビーム装置。
  12. 荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法であって、
    ビームスプリッタによって信号荷電粒子ビームを一次荷電粒子ビームから分離するステップと、
    ビームベンダによって前記信号荷電粒子ビームを偏向させるステップであり、前記ビームベンダが前記信号荷電粒子ビームに対する光路をそれらの間に提供する第1の電極および第2の電極を含み、前記第1の電極が前記光路に垂直な平面内に第1の断面を有し、前記第2の電極が前記光路に垂直な前記平面内に第2の断面を有し、前記第1の断面の第1の部分および前記第2の断面の第2の部分がそれらの間に前記光路を提供し、前記第1の部分および前記第2の部分は、形状が異なる、ステップと、
    集束レンズによって少なくとも1つの検出素子上に前記信号荷電粒子ビームを集束させるステップと、
    を含む方法。
  13. 荷電粒子ビーム装置における信号荷電粒子ビームの検出の方法であって、
    ビームスプリッタによって信号荷電粒子ビームを一次荷電粒子ビームから分離するステップと、
    ビームベンダによって前記信号荷電粒子ビームを偏向させるステップと、
    集束レンズによって少なくとも1つの検出素子上に前記信号荷電粒子ビームを集束させるステップと、を含み、
    前記信号荷電粒子ビームが、前記ビームベンダの入口部分で前記ビームベンダに入り、前記ビームベンダの出口部分で前記ビームベンダから出て、
    前記信号荷電粒子ビームが、前記信号荷電粒子ビームに対する実質的に三角に成形された通路領域を有する1つまたは複数の開孔を通って前記ビームベンダに入る、または前記ビームベンダから出る、の少なくとも1つを行う、
    方法。
  14. 前記信号荷電粒子ビームが、請求項1から9までのいずれか1項により構成された前記ビームベンダによって偏向される、請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記信号荷電粒子ビームが、請求項6から9までのいずれか1項により構成された前記1つまたは複数の開孔を通って前記ビームベンダに入る、または前記ビームベンダから出る、の少なくとも1つを行う、請求項13に記載の方法。
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