JP2016151930A - 評価試験システム、評価試験制御装置及び評価試験制御方法 - Google Patents

評価試験システム、評価試験制御装置及び評価試験制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】評価対象装置に対する水温の異なる評価試験の環境を1つのCDUで実現すること。【解決手段】複数の評価対象装置は、各々対応する温度制御バルブを介して冷却水をCDUから供給される。そして、評価試験制御装置10の装置条件生成部16が、温度制御バルブを制御して各評価対象装置に供給される冷却水の流量を制御する。したがって、評価試験制御装置10は、異なる流量とすることで複数の評価対象装置を異なる温度環境下に置く。【選択図】図2

Description

本発明は、評価試験システム、評価試験制御装置及び評価試験制御方法に関する。
従来、水冷サーバ装置等の水で冷却される水冷装置の評価試験では、異なる水温での試験を同時に行う場合、異なる水温の数だけCDU(水冷却装置)を用意して試験が行われていた。ここで、CDUは、水冷装置に冷却水を供給する装置である。
図13は、従来の評価試験システムの構成例を示す図である。図13に示す例では、評価試験システム7は、4台の装置8(装置A〜装置D)に対して異なる試験(低温試験、常温試験、高温試験、高温限界試験)を行うために、4台のCDU9(CDU A〜CDU D)を用いる。
各装置8はCPU(Central Processing Unit)温度センサ81等のセンサを備え、CPU温度等のデータが収集される。各CDU9は水温センサ91、流量センサ92等のセンサを備え、CDU9の冷却水の水温、流量等が監視される。評価試験制御装置90は、CDU9及び装置8の設定、監視、制御を行うとともに、装置8からCPU温度等のデータを収集し、装置8の評価を行う。
なお、コールド・プレートから複数のコンピュータ・システムに供給される冷却材の流量を制御して、コンピュータ・システムから出る冷却材温度を最大とすることによって、周囲空気の自由冷却温度を利用し、システムから冷却機をなくす従来技術がある。
また、冷却液を循環させる主循環配管をラックキャビネットに設け、主循環配管に複数のサーバモジュールを並列に接続して冷却液を給排水し、冷却することで、ラックキャビネットに搭載されたサーバモジュールの十分な冷却を可能とする技術がある。
また、電子デバイスのテストの温度条件に従って、バイパス路を流れる冷媒の温度を制御することで、電子デバイスのテスト温度範囲を広くするとともに、冷媒を圧縮するコンプレッサの温度上昇を抑制する技術がある。
特表2011−514594号公報 特開2004−246649号公報 特開2007−288197号公報
しかしながら、異なる水温の数だけCDUを用意して評価試験を行う従来技術には、評価設備費が増大するという問題がある。
本発明は、1つの側面では、水冷装置に対する水温の異なる評価試験の環境を1つのCDUで実現することを目的とする。
本願の開示する評価試験システムは、1つの態様において、冷却液により冷却される複数の液冷装置と、複数の液冷装置を冷却する冷却液を供給する冷却液供給装置と、冷却液供給装置を用いた複数の液冷装置の評価試験を制御する評価試験制御装置とを有する。前記評価試験制御装置は、流量制御部と試験部とを有する。前記流量制御部は、前記冷却液供給装置から各液冷装置に供給される冷却液の流量を各液冷装置の試験温度に基づいて制御する。前記試験部は、前記流量制御部による制御によって各液冷装置の温度が前記試験温度に到達すると評価試験を実行して評価データを収集する。
1実施態様によれば、水冷装置に対する水温の異なる評価試験の環境を1つのCDUで実現することができる。
図1は、実施例に係る評価試験システムの構成を示す図である。 図2は、評価試験制御装置の機能構成を示す図である。 図3は、評価試験パターンテーブルの一例を示す図である。 図4Aは、流量・温度変換テーブル(常温〜高温テーブル)の一例を示す図である。 図4Bは、流量・温度変換テーブル(低温〜常温テーブル)の一例を示す図である。 図5は、試験条件テーブルの一例を示す図である。 図6は、試験ステーション設定登録テーブルの一例を示す図である。 図7は、ハード構成登録テーブルの一例を示す図である。 図8は、評価試験設定パターン登録テーブルの一例を示す図である。 図9は、試験監視テーブルの一例を示す図である。 図10は、評価試験のフローを示すフローチャートである。 図11は、複数の試験ステーションを用いた並列評価試験を説明するための図である。 図12は、実施例に係る評価試験制御プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。 図13は、従来の評価試験システムの構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する評価試験システム、評価試験制御装置及び評価試験制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。
まず、実施例に係る評価試験システムの構成について説明する。図1は、実施例に係る評価試験システムの構成を示す図である。図1に示すように、実施例に係る評価試験システム1は、CDU2と、n台の評価対象装置3と、評価試験制御装置10とを有する。ここで、nは1以上の整数である。
CDU2は、n台の評価対象装置3に冷却水を供給する装置である。評価対象装置3は、評価試験の対象となる装置であり、具体的には、水冷サーバ装置すなわち水冷のコンピュータである。CDU2と各評価対象装置3との間の冷却水路には温度制御バルブ4が設けられ、評価対象装置3へ供給される冷却水の流量が制御される。温度制御バルブ4は、流量を制御する電磁弁である。
CDU2は水温センサ2aを備え、CDU2の水温が監視される。評価対象装置3はCPU温度センサ31を備え、水冷サーバ装置に搭載されるCPUの温度が監視される。評価対象装置3の冷却水の入り口には流量センサ5が設けられ、評価対象装置3に供給される冷却水の流量が監視される。
評価試験制御装置10は、CDU2及び評価対象装置3の監視、制御等を行う。また、評価試験制御装置10は、温度制御バルブ4を制御し、評価対象装置3へ供給される冷却水の流量を制御する。評価試験制御装置10は、評価対象装置3に供給される冷却水の流量と評価対象装置3の内部のCPUの温度との対応をテーブルとして有し、設定すべきCPU温度に対応した流量をテーブルから取得する。そして、評価試験制御装置10は、CPU温度センサ31を用いてCPU温度を監視し、評価対象装置3の内部のCPUの温度が設定温度になるように冷却水の流量を制御する。
このように、評価試験制御装置10は、評価対象装置3毎に供給する冷却水の流量を制御することによって、1台のCDU2で複数の評価対象装置3を異なる温度で評価を行うことができる。
次に、評価試験制御装置10の機能構成について説明する。図2は、評価試験制御装置10の機能構成を示す図である。図2に示すように、評価試験制御装置10は、評価対象装置3の評価試験の制御に用いるテーブルを記憶する記憶部10aと、記憶部10aに記憶されたテーブルを用いて評価対象装置3の評価試験を制御する制御部10bとを有する。
記憶部10aは、マスタテーブル11と、登録テーブル12と、試験監視テーブル13とを記憶する。制御部10bは、装置条件生成部16と、リモート制御部17と、試験監視部18とを有する。
マスタテーブル11は、評価試験パターン、評価試験条件、流量・温度変換条件が登録されるテーブルである。マスタテーブル11には、評価試験パターンテーブル11aと、流量・温度変換テーブル11bと、試験条件テーブル11cとが含まれる。
評価試験パターンテーブル11aは、評価試験パターンが登録されたテーブルである。図3は、評価試験パターンテーブル11aの一例を示す図である。図3には、正常動作確認試験、高温試験及び高温限界試験の評価試験パターンが例として登録されている。
正常動作確認試験は、常温試験とも呼ばれ、常温で評価対象装置3すなわち水冷サーバ装置が正常に動作するか否かを評価する試験である。高温試験は、温度、周波数、電圧を組合せたマージン試験である。高温限界試験は、温度マージンの限界を確認する試験である。
例えば、正常動作確認試験では、図3に示すように、常温に環境設定が行われた後、ハード設定、CPUテスト、メモリテスト、IOテスト、テスト結果収集、テスト結果分析が行われる。評価の基準値としては、CPU温度が50°Cであり、周波数及び電圧が設定値±0%である。基準値で示される条件で水冷サーバ装置を動作させ、エラーがないとき、水冷サーバ装置の評価結果は、OKとなる。
流量・温度変換テーブル11bは、CPU等の内部素子の設定温度と試験対象装置3へ供給される冷却水の流量との関係が登録されたテーブルである。図4Aは、流量・温度変換テーブル11b(常温〜高温テーブル)の一例を示す図であり、図4Bは、流量・温度変換テーブル11b(低温〜常温テーブル)の一例を示す図である。図4A及び図4Bに示すように、流量・温度変換テーブル11bは、所定のCDU出水温度において、流量と、内部素子温度とを対応付ける。
図4Aは、CDU2の出水温度が25°Cであり、常温試験、高温試験、高温限界試験に適用される。例えば、常温試験において内部素子温度を50°Cに設定する場合には、流量を160L/min(毎分160リットル)とすればよい。なお、流量・温度変換テーブル(常温〜高温テーブル)11bは、事前にCDU2の出水温度を常温使用時の温度に設定し、温度制御バルブ4を全開状態から徐々に閉じながら評価対象装置3毎に内部素子温度と流量の相関関係をデータ取りすることで作成される。
図4Bは、CDU2の出水温度が15°Cであり、低温試験、低温試験(動作確認)、常温試験に適用される。例えば、低温試験において内部素子温度を40°Cに設定する場合には、流量を160L/minとすればよい。なお、流量・温度変換テーブル(低温〜常温テーブル)11bは、事前にCDU2の出水温度を低温使用限界温度に設定し、温度制御バルブ4を全開状態から徐々に閉じながら評価対象装置3毎に内部素子温度と流量の相関関係をデータ取りすることで作成される。
試験条件テーブル11cは、試験条件が登録されたテーブルである。図5は、試験条件テーブル11cの一例を示す図である。図5では、正常動作確認試験、高温試験及び高温限界試験の試験条件が登録されている。例えば、正常動作確認試験の試験条件は、CPU温度が50°Cであり、周波数及び電圧が設定値±0%である。
登録テーブル12は、評価対象装置3のCDU2との接続位置、評価対象装置3のハードウェア構成、評価試験のパターンが設定登録されるテーブルである。登録テーブル12には、試験ステーション設定登録テーブル12aと、ハード構成登録テーブル12bと、評価試験設定パターン登録テーブル12cとが含まれる。
試験ステーション設定登録テーブル12aは、評価対象装置3のCDU2との接続位置を示す試験ステーションの使用状況が登録されるテーブルである。図6は、試験ステーション設定登録テーブル12aの一例を示す図である。図6に示すように、試験ステーション設定登録テーブル12aには、試験ステーション毎に評価試験で選択されているか否かが登録される。図6では、チェックマークが選択されることを示し、4つの試験ステーションが評価試験で選択されている。
ハード構成登録テーブル12bは、評価対象装置3のハードウェア構成が登録されるテーブルである。図7は、ハード構成登録テーブル12bの一例を示す図である。図7に示すように、ハード構成登録テーブル12bは、CPU周波数、メモリ容量、IOの有無、CPUとメモリの間のLink−Speed、及びCPUとIOの間のLink−Speedが登録される。
評価試験設定パターン登録テーブル12cは、評価試験で設定されるパターンが登録されるテーブルである。評価試験設定パターン登録テーブル12cには、パターンのパーツが登録されるテーブルと、パーツが順に実行されるシナリオが登録されるテーブルとが含まれる。
図8は、評価試験設定パターン登録テーブル12cの一例を示す図である。図8では、6つのパターンがパーツとして登録されている。図8において、パターンNo.は、パーツとしてのパターンを識別する番号であり、カテゴリNo.には、評価試験で行われる項目が対応付けられる。例えば、パターンNo.が「1」であるパーツには、環境設定(常温)、ハード設定、CPUテスト、メモリテスト、IOテスト、テスト結果収集、テスト結果分析が含まれる。
また、図8では、3つのシナリオが登録されている。図8において、評価試験No.は、シナリオを識別する番号であり、実行順は、シナリオにおいて順番に実行されるパーツの順番を示す。例えば、評価試験No.が「1」であるシナリオでは、パターンNo.1、パターンNo.2、パターンNo.3のパーツの試験が順番に行われる。
試験監視テーブル13は、各評価対象装置3の試験進捗状況、試験結果等を記録するテーブルである。図9は、試験監視テーブル13の一例を示す図である。図9に示すように、試験監視テーブル13には、試験ステーション毎すなわち評価対象装置3毎に、CPU設定温度の設定が正しく行われたか否か(OK/NG)、CPUの周波数、メモリ及びIOの試験構成がOKか否か(OK/NG)が記録される。また、試験監視テーブル13には、シナリオ毎に、実行されるパーツ、試験状態(未(未実施)/中(試験中)/済(試験済))、試験結果(OK/NG)、総合判定結果(OK/NG)が記録される。
また、試験監視テーブル13には、評価試験装置ハード情報(CPU数、メモリ数、搭載PT数、動作周波数、温度、電圧、ハード内部設定)、走行したテストプログラム種、指定オプション、走行時に発生したエラー内容等の情報も記録される。
装置条件生成部16は、評価試験の準備、評価試験用の設定を行い、評価試験環境を構築する。装置条件生成部16は、評価試験の準備として、試験ステーションの登録、評価試験パターンの登録、試験構成の情報の生成を行う。また、装置条件生成部16は、評価試験用の設定として、評価試験パターンの確認、ハード構成のチェック、装置電源のON、流量調整、CPU設定温度の到達確認を行う。
試験ステーションの登録では、装置条件生成部16は、ユーザに評価試験制御装置10の画面から評価試験で使用する試験ステーション番号を選択させ、試験ステーション設定登録テーブル12aに書込む。
評価試験パターンの登録では、装置条件生成部16は、ユーザに評価試験制御装置10の画面から試験パターン及び試験パターンの実行順序を入力させ、評価試験設定パターン登録テーブル12cにパーツ及びシナリオとして書込む。
試験構成の情報の生成では、装置条件生成部16は、試験ステーション設定登録テーブル12aの情報及び評価試験設定パターン登録テーブル12cの情報と評価試験パターンテーブル11aの情報とを照合する。そして、照合が取れた場合に、装置条件生成部16は、試験監視テーブル13に実行するシナリオの情報を書込む。
具体的には、装置条件生成部16は、試験ステーションNo.、評価試験装置ハード情報(CPU数、メモリ数、搭載PT数、動作周波数、温度、電圧、ハード内部設定)、評価試験パターン、評価試験項目を試験監視テーブル13に書込む。
評価試験パターンの確認では、装置条件生成部16は、評価試験設定パターン登録テーブル12cに基づいて実施される評価試験パターンを確認する。評価試験設定パターン登録テーブル12cに評価試験パターンの登録がない場合には、装置条件生成部16は、評価試験を終了する。
ハード構成のチェックでは、装置条件生成部16は、CPU単体試験の結果を記録するCPU単体試験記録装置よりCPUのコア電圧及び動作周波数等を取得し、ハード構成登録テーブル12bに書込む。また、装置条件生成部16は、評価対象装置3内のハード構成情報格納ユニットよりメモリ情報、ハード内部情報(高品質モード、高性能モード、パーティション分割、CPU−メモリ間インタフェースチューニング)等を取得し、ハード構成登録テーブル12bに書込む。
装置電源のONでは、装置条件生成部16は、CDU2の稼働状況及び初期設定温度を確認し、問題ない場合は評価対象装置3に電源ONの指示を行う。
流量調整では、装置条件生成部16は、流量・温度変換テーブル11bに基づいて内部素子温度が指定温度(例えば50°C)になるよう評価対象装置3へ供給される冷却水の流量を制御する。流量の制御は、リモート制御部17に指示して温度制御バルブ4を制御することによって行う。
CPU設定温度の到達確認では、装置条件生成部16は、内部素子温度が指定温度に到達したことをCPU温度センサ31を用いて確認する。
リモート制御部17は、装置条件生成部16及び試験監視部18の指示に基づいて評価対象装置3や温度制御バルブ4をリモート制御する。例えば、リモート制御部17は、評価対象装置3の電源のオンオフ、温度制御バルブ4の電磁弁の開閉、評価対象装置3の設定、テストプログラムの走行等を行う。
試験監視部18は、試験監視テーブル13を用いて評価試験を行う。具体的には、試験監視部18は、ハード設定、テストプログラムの走行指示、テスト結果の収集、テスト結果の確認、ハード再設定、評価試験の完了確認を行う。
ハード設定では、試験監視部18は、ハード構成登録テーブル12bの情報を参照し、CPUの電圧及び動作周波数の設定とメモリ情報の設定をリモート制御部17を介して行う。
テストプログラムの走行指示では、試験監視部18は、CPUテスト、メモリテスト、IOテストの順にテストプログラムを実行するようにリモート制御部17に指示する。
テスト結果の収集では、試験監視部18は、テストプログラム走行時の環境情報(温度、周波数、電圧)、走行したテストプログラム種、指定オプション、走行時に発生したエラー内容を収集し、収集した情報を試験監視テーブル13に書込む。
テスト結果の確認では、試験監視部18は、収集した情報からテストの結果がOKであるかNGであるかを判断し、NGであれば、より詳細なレジスタレベルでのハードログダンプを行う。また、試験監視部18は、環境情報からマージン動作分布マップ(温度/周波数/電圧)を作成する。試験監視部18は、例えば、正常動作確認試験及び高温試験では、テスト結果がOKであれば試験を完了し、高温限界試験では、マージン動作分布マップを作成すると試験を完了する。
ハード再設定では、試験監視部18は、テスト結果の確認でNGと判断された場合に、現在設定されている動作周波数と温度をそれぞれ下げた値に再設定する。例えば、試験監視部18は、動作周波数を−0.5%、温度を−5°Cに再設定する。テスト結果でOKと判断された場合は、試験監視部18は、ハード再設定は行わない。
評価試験の完了確認では、試験監視部18は、試験監視テーブル13の評価試験パターンを参照し、試験監視テーブル13に登録されている全ての評価試験パターンを完了していることを確認する。
次に、評価試験のフローについて説明する。図10は、評価試験のフローを示すフローチャートである。なお、評価試験制御装置10は、評価試験準備としてステップS1〜ステップS3の処理を行い、試験設定としてステップS4〜ステップS8の処理を行い、試験としてステップS9〜ステップS12の処理を行う。また、ステップS4〜ステップS12の処理は、異なる評価試験パターンに対して繰り返される。そして、試験が終了すると、ステップS13の処理が行われる。
図10に示すように、評価試験制御装置10は、ユーザの選択に基づいて、試験ステーション設定登録テーブル12aに評価試験に用いる試験ステーションを登録する(ステップS1)。そして、評価試験制御装置10は、ユーザの入力に基づいて評価試験設定パターン登録テーブル12cに評価試験パターンを登録し(ステップS2)、試験構成の情報を生成する(ステップS3)。
そして、評価試験制御装置10は、評価試験設定パターン登録テーブル12cに登録された評価試験パターンを確認し(ステップS4)、ハード構成をチェックする(ステップS5)。そして、評価試験制御装置10は、評価対象装置3の電源をONし(ステップS6)、流量調整を行う(ステップS7)。そして、評価試験制御装置10は、CPU設定温度の到達を確認し(ステップS8)、CPU設定温度の到達を確認すると試験を開始する。
試験では、評価試験制御装置10は、ハードを設定し、テストプログラムを走行し、テスト結果を収集する(ステップS9)。そして、評価試験制御装置10は、テスト結果はOKか否かを判定し(ステップS10)、OKでない場合には、ハードを再設定して(ステップS11)、ステップS9に戻る。
一方、テスト結果がOKである場合には、評価試験制御装置10は、評価試験は完了したか否かを判定し(ステップS12)、完了していない場合には、ステップS4に戻って次の評価試験パターンの設定及び試験を行う。一方、完了した場合には、評価試験制御装置10は、評価対象装置3の電源をオフする(ステップS13)。
このように、評価試験制御装置10は、評価試験パターン毎に評価試験用の設定を行って試験を実施することで、1つの試験ステーションで複数の評価試験パターンの試験を順番に行うことができる。
なお、評価試験制御装置10は、複数の試験ステーションを用いて並列に評価試験を行う。図11は、複数の試験ステーションを用いた並列評価試験を説明するための図である。図11では、3つの試験ステーションST#1〜ST#3が用いられている。例えば、ST#1で正常動作確認試験を行い、ST#2で高温試験を行い、ST#3で高温限界試験を行うことで、評価試験システム1は、1つのCDU2を用いて異なる環境の試験を並列して行うことができる。
上述してきたように、実施例では、複数の評価対象装置3は、各々対応する温度制御バルブ4を介して冷却水をCDU2から供給される。そして、評価試験制御装置10の装置条件生成部16が、温度制御バルブ4を制御して各評価対象装置3に供給される冷却水の流量を制御する。したがって、評価試験制御装置10は、異なる流量とすることで複数の評価対象装置3を異なる温度環境下に置くことができ、1台のCDU2を用いて異なる温度環境で複数の評価対象装置3の評価試験を並行して行うことができる。
また、実施例では、装置条件生成部16は、温度制御バルブ4を制御して1つの試験ステーションで評価対象装置3を異なる温度環境下に置く。したがって、評価試験制御装置10は、1つの試験ステーションで異なる試験環境で連続して評価試験を行うように制御することができる。
また、実施例では、試験監視テーブル13に評価試験のシナリオを登録し、試験監視部18は、試験監視テーブル13に基づいて評価試験を行う。したがって、評価試験制御装置10は、シナリオに基づいて異なる温度条件の試験を連続して行うことができる。
なお、実施例では、評価試験制御装置10について説明したが、評価試験制御装置10が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する評価試験制御プログラムを得ることができる。そこで、評価試験制御プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図12は、実施例に係る評価試験制御プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。図12に示すように、コンピュータ20は、メインメモリ21と、CPU22と、LAN(Local Area Network)インタフェース23と、HDD(Hard Disk Drive)24とを有する。また、コンピュータ20は、スーパーIO(Input Output)25と、DVI(Digital Visual Interface)26と、ODD(Optical Disk Drive)27とを有する。
メインメモリ21は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリである。CPU22は、メインメモリ21からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。CPU22は、メモリコントローラを有するチップセットを含む。
LANインタフェース23は、コンピュータ20をLAN経由でCDU2、評価対象装置3、他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。HDD24は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、スーパーIO25は、マウスやキーボードなどの入力装置を接続するためのインタフェースである。DVI26は、液晶表示装置を接続するインタフェースであり、ODD27は、DVDの読み書きを行う装置である。
LANインタフェース23は、PCIエクスプレス(PCIe)によりCPU22に接続され、HDD24及びODD27は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)によりCPU22に接続される。スーパーIO25は、LPC(Low Pin Count)によりCPU22に接続される。
そして、コンピュータ20において実行される評価試験制御プログラムは、DVDに記憶され、ODD27によってDVDから読み出されてコンピュータ20にインストールされる。あるいは、評価試験制御プログラムは、LANインタフェース23を介して接続された他のコンピュータ・システムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ20にインストールされる。そして、インストールされた評価試験制御プログラムは、HDD24に記憶され、メインメモリ21に読み出されてCPU22によって実行される。
また、実施例では、水冷サーバ装置を試験する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の水冷装置を試験する場合にも同様に適用することができる。
また、実施例では、水冷装置を試験する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の冷却液を冷却に用いる装置を試験する場合にも同様に適用することができる。
1,7 評価試験システム
2,9 CDU
2a,91 水温センサ
3 評価対象装置
4 温度制御バルブ
5,92 流量センサ
8 装置
10,90 評価試験制御装置
10a 記憶部
10b 制御部
11 マスタテーブル
11a 評価試験パターンテーブル
11b 流量・温度変換テーブル
11c 試験条件テーブル
12 登録テーブル
12a 試験ステーション設定登録テーブル
12b ハード構成登録テーブル
12c 評価試験設定パターン登録テーブル
13 試験監視テーブル
16 装置条件生成部
17 リモート制御部
18 試験監視部
20 コンピュータ
21 メインメモリ
22 CPU
23 LANインタフェース
24 HDD
25 スーパーIO
26 DVI
27 ODD
31,81 CPU温度センサ

Claims (6)

  1. 冷却液により冷却される複数の液冷装置と、
    前記複数の液冷装置を冷却する冷却液を供給する冷却液供給装置と、
    前記冷却液供給装置を用いた前記複数の液冷装置の評価試験を制御する評価試験制御装置とを有し、
    前記評価試験制御装置は、
    前記冷却液供給装置から各液冷装置に供給される冷却液の流量を各液冷装置の試験温度に基づいて制御する流量制御部と、
    前記流量制御部による制御によって各液冷装置の温度が前記試験温度に到達すると評価試験を実行して評価データを収集する試験部と
    を有することを特徴とする評価試験システム。
  2. 前記評価試験制御装置は、
    複数の種類の評価試験を連続して行うように制御する試験制御部をさらに有し、
    前記流量制御部は、前記試験制御部による制御に基づいて前記冷却液供給装置から供給される冷却液の流量を制御することを特徴とする請求項1に記載の評価試験システム。
  3. 前記評価試験制御装置は、
    試験温度と流量とを対応付ける対応情報を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記流量制御部は、前記記憶部に記憶された対応情報に基づいて、前記冷却液供給装置から各液冷装置に供給される冷却液の流量を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の評価試験システム。
  4. 前記評価試験制御装置は、
    複数の種類の評価試験の順番を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記試験制御部は、前記記憶部に記憶された順番に基づいて複数の種類の評価試験を連続して行うように制御することを特徴とする請求項2に記載の評価試験システム。
  5. 冷却液により冷却される複数の液冷装置に冷却液を供給する冷却液供給装置から各液冷装置に供給される冷却液の流量を各液冷装置の試験温度に基づいて制御する流量制御部と、
    前記流量制御部による制御によって各液冷装置の温度が前記試験温度に到達すると評価試験を実行して評価データを収集する試験部と
    を有することを特徴とする評価試験制御装置。
  6. コンピュータに、
    冷却液により冷却される複数の液冷装置に冷却液を供給する冷却液供給装置から各液冷装置に供給される冷却液の流量を各液冷装置の試験温度に基づいて制御し、
    各液冷装置の温度が前記試験温度に到達すると評価試験を実行して評価データを収集する
    処理を実行させることを特徴とする評価試験制御方法。
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