JP2016151356A - 無段変速機用のベルトアセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば、ヘッド部の無いエレメントを含む新規な構成のCVT用のベルトアセンブリを得る。【解決手段】実施形態のベルトアセンブリは、環状のリングと、上記リングの径方向内側で上記リングに沿って並べられるとともに上記リングの径方向内側で上記リングと当接する複数のエレメントと、を有するベルトと、無段変速機のプライマリプーリとセカンダリプーリとの間に位置されるとともに上記エレメントの上記径方向内側に位置され上記エレメントを支持するカバー部と、上記カバー部に接続されるとともに上記リングの径方向外側に位置され上記リングによって上記リングの径方向内側に移動するのが制限されることにより上記カバー部が上記リングから上記リングの径方向内側に離間するのを制限する制限部 と、を有するカバー部材と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、無段変速機用のベルトアセンブリに関する。
従来のベルト式無段変速機(ベルトCVT)用のベルトアセンブリでは、各エレメントの幅方向の両側に、当該幅方向の内側に向けて互いに近付くように延びる二つのスリット状の切欠が設けられている。複数のエレメントは、切欠のそれぞれを貫通する二つの平行なリングによって、当該リングが延びる方向に重ねられた状態で、一体的に支持されている(例えば、特許文献1)。
上記従来技術では、エレメントには、上記切欠を設けるため、換言すればエレメントをリングに引っ掛けるために、二つのリングの間から外周側に突出して幅方向に広がる所謂「ヘッド部」が設けられている。すなわち、切欠を設けるためのヘッド部によって、リングと複数のエレメントとが互いに離間するのが抑制されている。エレメントからこのヘッド部を無くすことができれば、例えば、エレメントの材料費を低減できる等のメリットが得られる。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、ヘッド部の無いエレメントを含む新規な構成のCVT用のベルトアセンブリを得ることである。
本発明の無段変速機用のベルトアセンブリは、例えば、環状のリングと、上記リングの径方向内側で上記リングに沿って並べられるとともに上記リングの径方向内側で上記リングと当接する複数のエレメントと、を有するベルトと、無段変速機のプライマリプーリとセカンダリプーリとの間に位置されるとともに上記エレメントの上記径方向内側に位置され上記エレメントを支持するカバー部と、上記カバー部に接続されるとともに上記リングの径方向外側に当接することにより上記カバー部が上記リングから上記リングの径方向内側に離間するのを制限する制限部と、を有するカバー部材と、を備える。
また、本発明では、例えば、上記カバー部は、上記プライマリプーリのシーブおよび上記セカンダリプーリのシーブのいずれにも支持されていない上記複数のエレメントを支持するよう構成される。よって、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間で複数のエレメントが脱落するのが抑制される。
また、本発明では、例えば、上記プライマリプーリおよび上記セカンダリプーリのうち少なくとも一つによって、上記カバー部材が上記ベルトの移動方向に移動するのが制限されるよう構成される。よって、比較的簡単な構成によって、カバー部材がベルトの移動方向に移動するのが、抑制される。
また、本発明では、例えば、上記複数のエレメントの上記リングとは反対側を支持し、上記無段変速機に装着されて使用される状態では除去される仮支持部材を備える。よって、ベルトアセンブリの装着前に、ベルトアセンブリのうちカバー部材の無い区間で、リングと複数のエレメントとが互いに離間するのが抑制される。
また、本発明では、例えば、上記エレメントには、隣接する上記エレメントを、当該隣接するエレメントが重なる方向と交差する方向に支持する支持部が設けられる。よって、支持部によって隣接するエレメントが支持されることにより、隣接する二つのエレメントが互いにずれるのが抑制される。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、それらの構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
<ベルトCVT>
図1に例示されるように、車両1では、エンジンや回転電機等の動力源3からのトルクが、ベルトCVT2(CVT:continuously variable transmission)や、ギヤ機構4、ディファレンシャルギヤ5等を介して、車輪6に伝達される。
図1に例示されるように、車両1では、エンジンや回転電機等の動力源3からのトルクが、ベルトCVT2(CVT:continuously variable transmission)や、ギヤ機構4、ディファレンシャルギヤ5等を介して、車輪6に伝達される。
ベルトCVT2は、二つのプーリとしてのプライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22を備えるとともに、これら二つのプーリに巻かれた無端のベルトアセンブリ20を備えている。プライマリプーリ21の回転に伴ってベルトアセンブリ20がプライマリプーリ21の周りを移動し、ベルトアセンブリ20の移動に伴ってセカンダリプーリ22が回転する。このようにして、プライマリプーリ21のトルクが、ベルトアセンブリ20を介して、セカンダリプーリ22に伝達される。
図2,3に例示されるように、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22は、それぞれ、ベルトアセンブリ20が巻かれる部分のリング201の半径Rp,Rsが変化するよう構成されている。図2の状態では、プライマリプーリ21のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rpが、セカンダリプーリ22のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rsよりも大きく、図3の状態では、プライマリプーリ21のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rpと、セカンダリプーリ22のベルトアセンブリ20の巻かれている部分の半径Rsとが同じである。また、図示されないが、図2とは逆の状態、すなわち、プライマリプーリ21のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rpが、セカンダリプーリ22のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rsよりも小さい状態にもなりうる。ベルトCVT2は、半径Rp,Rsを無段階に変化させることにより、変速比を無段階に変化させる。半径Rp,Rsの変化によって、セカンダリプーリ22の回転速度や、セカンダリプーリ22に伝達されるトルクが変化する。
プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22は、同様の構成を備えている。よって、ここでは、代表してセカンダリプーリ22の構成および動作が説明される。セカンダリプーリ22は、図1に示されるように、固定シーブ22aと可動シーブ22bとを備えている。固定シーブ22aおよび可動シーブ22bは、回転中心Ax回りに同期して回転する。また、固定シーブ22aおよび可動シーブ22bは、それぞれ回転中心Axを中心とする円錐面状のフランク面22dを有している。二つのフランク面22dは、回転中心Axと直交する平面(仮想平面)について対称である。固定シーブ22aのフランク面22dは、回転中心Axからその径方向に離れるほど可動シーブ22bから離間し、可動シーブ22bのフランク面22dは、回転中心Axからその径方向に離れるほど固定シーブ22aから離間している。よって、二つのフランク面22d間の、回転中心Axの軸方向(すなわち図1の左右方向)の距離は、回転中心Axからその径方向に離れるほど大きくなる。なお、以下では、回転中心Axの軸方向は単に軸方向と記され、回転中心Axの径方向は単に径方向と記される。なお、径方向は、リング201の径方向でもある。
ベルトアセンブリ20は、固定シーブ22aおよび可動シーブ22bの二つのフランク面22d間に軸方向に挟まれた状態で、セカンダリプーリ22に支持される。すなわち、ベルトアセンブリ20は、二つのフランク面22d間の軸方向の距離がベルトアセンブリ20の軸方向の幅と同じになる位置で、セカンダリプーリ22に支持される。ここで、可動シーブ22bは、軸方向に移動可能に構成されており、アクチュエータ22cは、可動シーブ22bの軸方向の位置を無段階に設定することができる。可動シーブ22bの軸方向の移動によって、二つのフランク面22d間の軸方向の距離が変化する。このような構成では、可動シーブ22bが固定シーブ22aに近付くほど、ベルトアセンブリ20の支持位置は径方向の外側に移動し、可動シーブ22bが固定シーブ22aから遠ざかるほど、ベルトアセンブリ20の支持位置は径方向の内側に移動する。よって、可動シーブ22bの軸方向の位置を無段階に設定することにより、セカンダリプーリ22によるベルトアセンブリ20の径方向の支持位置、すなわちセカンダリプーリ22のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rs(図2,3参照)を、無段階に変化させることができる。
プライマリプーリ21は、固定シーブ21a、可動シーブ21b、およびアクチュエータ21cを備えている。図1,2に示される状態において、プライマリプーリ21では、固定シーブ21aと可動シーブ21bとが軸方向に近付いており、ベルトアセンブリ20は、径方向の外側の位置でプライマリプーリ21に支持されている。また、図1,2に示される状態において、セカンダリプーリ22では、固定シーブ22aと可動シーブ22bとが軸方向に遠ざかっており、ベルトアセンブリ20は、径方向の内側の位置でセカンダリプーリ22に支持されている。よって、この状態では、図2に示されるように、プライマリプーリ21のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rpが、セカンダリプーリ22のベルトアセンブリ20が巻かれている部分の半径Rsよりも大きく、セカンダリプーリ22のトルクはプライマリプーリ21のトルクよりも減少されるとともに、セカンダリプーリ22の回転速度はプライマリプーリの回転速度よりも増大される。一方、図3の状態では、セカンダリプーリ22のトルクはプライマリプーリ21のトルクと同じであるとともに、セカンダリプーリ22の回転速度はプライマリプーリ21の回転速度と同じである。このように、ベルトCVT2は、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22において、可動シーブ21b,22bの軸方向の位置を無段階に変化させることにより、変速比を無段階で変化させる。
<ベルトアセンブリ>
図1〜4に例示されるように、ベルトアセンブリ20は、リング201と、複数のエレメント202と、カバー部材203と、を備えている。なお、図3〜7には、説明の便宜上、カバー部材203が設けられた位置におけるベルトアセンブリ20の方向が示されている。X方向は、リング201の幅方向であり、Y方向は、リング201の延びる方向であり、Z方向は、リング201の厚さ方向(高さ方向)である。以下では、リング201の幅方向は単に幅方向と称され、リング201の延びる方向は単に長手方向と称され、リング201の厚さ方向は単に厚さ方向と称される。なお、X方向は、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22の回転中心Axと平行である。また、Y方向は、リング201および複数のエレメント202の移動方向である。なお、リング201と、複数のエレメント202とは、ベルトと称されうる。
図1〜4に例示されるように、ベルトアセンブリ20は、リング201と、複数のエレメント202と、カバー部材203と、を備えている。なお、図3〜7には、説明の便宜上、カバー部材203が設けられた位置におけるベルトアセンブリ20の方向が示されている。X方向は、リング201の幅方向であり、Y方向は、リング201の延びる方向であり、Z方向は、リング201の厚さ方向(高さ方向)である。以下では、リング201の幅方向は単に幅方向と称され、リング201の延びる方向は単に長手方向と称され、リング201の厚さ方向は単に厚さ方向と称される。なお、X方向は、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22の回転中心Axと平行である。また、Y方向は、リング201および複数のエレメント202の移動方向である。なお、リング201と、複数のエレメント202とは、ベルトと称されうる。
<リング>
リング201は、図2,3に示されるように、無端状(環状)の形状を有している。リング201は、内周面201aと外周面201bとを有する。リング201は、図4に示されるように、幅方向(X方向)に長く、厚さ方向(Z方向)には薄い、扁平な断面を有している。リング201は、例えば、薄く細長い帯状の金属材料の長手方向の両端部を繋げた環状体を多重に積層することによって、構成されうる。なお、内周面201aおよび外周面201bは、面の一例である。
リング201は、図2,3に示されるように、無端状(環状)の形状を有している。リング201は、内周面201aと外周面201bとを有する。リング201は、図4に示されるように、幅方向(X方向)に長く、厚さ方向(Z方向)には薄い、扁平な断面を有している。リング201は、例えば、薄く細長い帯状の金属材料の長手方向の両端部を繋げた環状体を多重に積層することによって、構成されうる。なお、内周面201aおよび外周面201bは、面の一例である。
<エレメント>
複数のエレメント202は、図3に示されるように、リング201の内周面201aに沿って、長手方向(Y方向)に互いに重なる状態に並べられている。すなわち、エレメント202が重なる方向は、長手方向である。なお、図2,3では、一部のエレメント202のみが示されている。
複数のエレメント202は、図3に示されるように、リング201の内周面201aに沿って、長手方向(Y方向)に互いに重なる状態に並べられている。すなわち、エレメント202が重なる方向は、長手方向である。なお、図2,3では、一部のエレメント202のみが示されている。
エレメント202は、図4に示されるように、幅方向(X方向)に長く、厚さ方向(Z方向)には薄い、扁平な形状を有している。エレメント202は、内面202a、外面202b、および側面202cを有している。内面202aは、平面状の形状を有している。内面202aの幅方向(X方向)の中央部には、円弧状に浅く凹んだ凹部202eが設けられている。なお、エレメント202には凹部202eは設けられなくてもよい。外面202bは、幅方向(X方向)の中央部が、厚さ方向(Z方向)の外周側(リング201側)に凸となる、曲率半径の大きい緩やかな曲面状の形状を有している。側面202cは、内面202a側から外面202b側に向かうほど幅方向(X方向)の外側に向かうように傾斜した平面状の形状を有している。なお、内面202a、外面202b、および側面202cは、面の一例である。
ベルトアセンブリ20がプライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22に掛けられる部分では、内面202aは、回転中心Ax側、すなわち回転中心Axの径方向の内側に位置する。また、外面202bは、回転中心Axとは反対側、すなわち回転中心Axの径方向の外側に位置し、リング201の内周面201aと接触する。また、二つの側面202cのうち一方は回転中心Axの軸方向の一方側に位置してプライマリプーリ21の可動シーブ21bまたはセカンダリプーリ22の固定シーブ22aと接触し、他方は軸方向の他方側に位置してプライマリプーリ21の固定シーブ21aまたはセカンダリプーリ22の可動シーブ22bと接触する。ベルトアセンブリ20がプライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22に掛けられた部分では、エレメント202は、リング201、固定シーブ21a,22a、および可動シーブ21b,22bの間に挟まれる。
また、エレメント202は、図5に示されるように、長手方向(Y方向)の両側に端面202dを有する。端面202dは、いずれも平面状の形状を有している。外面202bの当該Y方向の長さLbは、内面202aの当該Y方向の長さLaよりも長い。また、二つの端面202dのうち少なくとも一方(図5では左側)は、外周側(図5では上側)に向かうほど、長手方向に向けて傾斜している。なお、端面202dは面の一例である。
また、二つの端面202dのうち一方(図5では左側)の端面202dには、長手方向(Y方向)の一方側(図5では左側)に突出する円柱状の突起210aが設けられ、他方(図5では右側)の端面202dには、当該Y方向の一方側、すなわち突起210aの突出方向に向けて凹む、凹部210bが設けられている。突起210aは、当該一方側に隣接する別のエレメント202の凹部210bに収容され、凹部210bには他方側に隣接するさらに別のエレメント202の突起210aが収容される。このような構成において、突起210aの周面(側面)と隣接するエレメント202の凹部210bの周面(側面)とが互いに接触することにより、隣接するエレメント202が長手方向(Y方向)と交差する方向にずれるのが、抑制される。
<カバー部材>
カバー部材203は、図1〜4に示されるように、ベース部231と、延部232,233と、突出部234と、を備えている。カバー部材203は、図2,3に示されるように、ベルトアセンブリ20のうち、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22との間で架け渡される二箇所(図2,3の上下二箇所)のそれぞれに対応して設けられている。本実施形態では、エレメント202のリング201から離間する方向への移動は、リング201によっては制限されない。すなわち、エレメント202は、リング201から離間可能に構成されている。カバー部材203は、エレメント202の支持部材の一例である。
カバー部材203は、図1〜4に示されるように、ベース部231と、延部232,233と、突出部234と、を備えている。カバー部材203は、図2,3に示されるように、ベルトアセンブリ20のうち、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22との間で架け渡される二箇所(図2,3の上下二箇所)のそれぞれに対応して設けられている。本実施形態では、エレメント202のリング201から離間する方向への移動は、リング201によっては制限されない。すなわち、エレメント202は、リング201から離間可能に構成されている。カバー部材203は、エレメント202の支持部材の一例である。
ベース部231は、図2,3に示されるように、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22との間に位置される。また、ベース部231は、図4に示されるように、壁部231a〜231cを有している。壁部231aは、複数のエレメント202のリング201とは反対側(図2,3では下側)に位置され、幅方向(X方向)および長手方向(Y方向)に沿って広がっている。壁部231aの内面231dは、エレメント202の内面202aと面し、平面状等の滑らかな形状を有している。壁部231bは、リング201の複数のエレメント202とは反対側(図2,3では上側)、すなわちリング201の外周側に位置され、幅方向(X方向)および長手方向(Y方向)に沿って広がっている。壁部231bの内面231eは、リング201の外周面201bと面し、平面状等の滑らかな形状を有している。壁部231cは、リング201および複数のエレメント202の、幅方向(X方向)に位置され、少なくとも厚さ方向(Z方向)に延びて、壁部231aと壁部231bとを接続している。ベース部231は、これら壁部231a〜231cによって、リング201および複数のエレメント202を囲っている。なお、内面231dおよび内面231eは、面の一例である。
図3に示されるように、ベース部231の壁部231aの、長手方向(Y方向)の両側には、当該Y方向に向けて突出する延部232が設けられている。延部232は、Y方向に長い長方形状かつ壁状(板状)の形状を有している。プライマリプーリ21側の延部232は、プライマリプーリ21の固定シーブ21aと可動シーブ21bとの間に挿入され、セカンダリプーリ22側の延部232は、セカンダリプーリ22の固定シーブ22aと可動シーブ22bとの間に挿入されている。ベース部231の壁部231aと二つの延部232とは、Y方向に連なっている。また、延部232は、可撓性を有し、エレメント202に沿って屈曲してもよい。
図1,3に示されるように、ベース部231の壁部231bの、長手方向(Y方向)の両側には、当該Y方向に向けて突出する延部233が設けられている。延部233は、Y方向に長い長方形状かつ壁状(板状)の形状を有している。プライマリプーリ21側の延部233は、プライマリプーリ21の固定シーブ21aと可動シーブ21bとの間に挿入され、セカンダリプーリ22側の延部233は、セカンダリプーリ22の固定シーブ22aと可動シーブ22bとの間に挿入されている。ベース部231の壁部231aと二つの延部233とは、Y方向に連なっている。
また、図4に示されるように、ベース部231の壁部231cの、幅方向(X方向)の両側には、当該X方向に向けて突出する突出部234が設けられている。突出部234は、図3に示されるように、壁部231cの、長手方向(Y方向)の両側の、リング201から遠い側の端部に設けられている。また、本実施形態では、一例として、ベース部231には、幅方向(X方向)の両側に2個ずつ合計4個の突出部234が設けられている。突出部234は、図1に示されるように、プライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22の固定シーブ21a,22aおよび可動シーブ21b,22bの、径方向の外側の端部21e,22eと、長手方向(図1の上下方向)に面する位置まで、突出している。突出部234は、固定シーブ21a,22aと可動シーブ21b,22bとが互いに回転中心Axの軸方向に最も離間した状態でも面することができる長さに構成されている。突出部234は、例えば棒状あるいは円柱状の形状を有している。なお、カバー部203が突出部234を有さず、ベース部231がプライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22と当接するよう構成されてもよい。
また、カバー部材203は、図4に示されるように、幅方向の一方側の部材203aと、他方側の部材203bとを一体的に結合して構成されている。部材203a,203bは、スナップフィット等の機械的な接合や、接着、溶着、結合具による結合等によって、一体化されうる。なお、カバー部材203は、例えば、合成樹脂材料で構成される。
<カバー部材の機能>
本実施形態では、図2〜4に示されるように、ベルトアセンブリ20のうちカバー部材203が設けられている区間の複数のエレメント202側は、ベース部231の壁部231aおよび延部232によって覆われている。また、ベルトアセンブリ20のうちカバー部材203が設けられている区間のリング201側は、ベース部231の壁部231bおよび延部233によって覆われている。そして、壁部231aと壁部231bとが、壁部231cを介して接続されている。したがって、リング201と複数のエレメント202とが互いに厚さ方向(Z方向)に離間しようとしても、当該厚さ方向の両側には、壁部231aおよび延部232と、壁部231bおよび延部233と、が配置されているため、これらによって、リング201と複数のエレメント202とが互いに離間するのが抑制される。壁部231aおよび延部232は、カバー部の一例であり、壁部231bおよび延部233は制限部の一例である。
本実施形態では、図2〜4に示されるように、ベルトアセンブリ20のうちカバー部材203が設けられている区間の複数のエレメント202側は、ベース部231の壁部231aおよび延部232によって覆われている。また、ベルトアセンブリ20のうちカバー部材203が設けられている区間のリング201側は、ベース部231の壁部231bおよび延部233によって覆われている。そして、壁部231aと壁部231bとが、壁部231cを介して接続されている。したがって、リング201と複数のエレメント202とが互いに厚さ方向(Z方向)に離間しようとしても、当該厚さ方向の両側には、壁部231aおよび延部232と、壁部231bおよび延部233と、が配置されているため、これらによって、リング201と複数のエレメント202とが互いに離間するのが抑制される。壁部231aおよび延部232は、カバー部の一例であり、壁部231bおよび延部233は制限部の一例である。
また、本実施形態では、図1〜3からわかるように、カバー部材203が例えばベルトアセンブリ20に引き摺られる等されて長手方向(Y方向)に移動すると、カバー部材203の突出部234が固定シーブ21a,22aおよび可動シーブ21b,22bの径方向の外側の端部21e,22eに接触する。これにより、カバー部材203が、突出部234と端部21e,22eとが接触した位置を越えて移動するのが、抑制される。突出部234は、支持部の一例である。なお、上述したように、カバー部203が突出部234を有さず、ベース部231がプライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22と当接するよう構成された場合にあっては、ベース部231が支持部の一例である。この場合、無段変速機の加工の手間が減る等の利点がある。
また、本実施形態では、図1に示されるように、カバー部材203の延部232と延部233は、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22の固定シーブ21a,22aと可動シーブ21b,22bとの間に挿入されている。よって、延部232,233の軸方向への移動が、固定シーブ21a,22aと可動シーブ21b,22bによって制限され、ひいては、カバー部材203が、幅方向(X方向)に移動するのが抑制される。
<エレメントの変形例>
なお、エレメント202は、図6,7に例示されるように、リング201の軸方向の両側で、径方向の外側に突出する突出部202fを有してもよい。これにより、リング201とエレメント202との径方向の位置の差が減るため、リング201とエレメント202とで回転速度の差をより減らすことができる。よって、リング201とエレメント202との摺動抵抗が減り、ひいては、ベルトアセンブリ20の寿命がより長くなりやすい。
なお、エレメント202は、図6,7に例示されるように、リング201の軸方向の両側で、径方向の外側に突出する突出部202fを有してもよい。これにより、リング201とエレメント202との径方向の位置の差が減るため、リング201とエレメント202とで回転速度の差をより減らすことができる。よって、リング201とエレメント202との摺動抵抗が減り、ひいては、ベルトアセンブリ20の寿命がより長くなりやすい。
<取付前の状態>
図8,9には、ベルトCVT2に装着される前のベルトアセンブリ20が例示されている。上述されたように、複数のエレメント202は、ベルトCVT2に装着された状態では、プライマリプーリ21、セカンダリプーリ22、ならびにカバー部材203の壁部231aおよび延部232によって、リング201から離れるのが抑制される。しかしながら、ベルトCVT2に装着される前にあっては、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22が無いため、カバー部材203の無い区間では、それらに代わって、複数のエレメント202がリング201から離間するのを抑制する構造があると、ベルトアセンブリ20のより容易な取り扱いが可能となる。
図8,9には、ベルトCVT2に装着される前のベルトアセンブリ20が例示されている。上述されたように、複数のエレメント202は、ベルトCVT2に装着された状態では、プライマリプーリ21、セカンダリプーリ22、ならびにカバー部材203の壁部231aおよび延部232によって、リング201から離れるのが抑制される。しかしながら、ベルトCVT2に装着される前にあっては、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22が無いため、カバー部材203の無い区間では、それらに代わって、複数のエレメント202がリング201から離間するのを抑制する構造があると、ベルトアセンブリ20のより容易な取り扱いが可能となる。
そこで、本実施形態では、ベルトCVT2に装着される前、すなわち使用前のベルトアセンブリ20は、複数のエレメント202のリング201とは反対側を支持する仮支持部材204を備えている。仮支持部材204は、環状の形状を有し、複数のエレメント202の内面202aに接触した状態で、ベルトアセンブリ20に装着されている。仮支持部材204は、例えば、複数のエレメント202に接着されるテープであってもよい。また、仮支持部材204は、平坦な状態から弾性的に屈曲されて環状に構成される等により、外周側に突っ張る弾性が与えられた、金属材料や合成樹脂材料等を有した部材等であってもよい。また、仮支持部材204は、帯状の形状を有し、その長手方向の端部に設けられた互いに着脱可能な二つの結合部を有し、それら二つの結合部が結合された状態では環状(無端状)に構成され、それら二つの結合部の結合が解除された状態では、帯状に構成されてもよい。この場合の結合部は、スナップフィット機構等を有してもよい。
また、図9に示されるように、仮支持部材204は、内面202aに設けられた凹部202eに対応して設けられてもよい。仮支持部材204は、凹部202eに収容されてもよいし、凹部202eに沿う形状を有してもよい。凹部202eにより、例えば、仮支持部材204が複数のエレメント202からずれるのが抑制されうる。また、例えば、仮支持部材204による複数のエレメント202の保持性が高まりやすい。なお、仮支持部材204は、ベルトアセンブリ20がプライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22に装着される際または装着された後に、ベルトアセンブリ20から取り外される。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態では、ベルトアセンブリ20は、カバー部材203を備える。カバー部材203は、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22との間に位置され、壁部231bおよび延部233(制限部)と、壁部231aおよび延部232(カバー部)とを有する。壁部231bおよび延部233(制限部)は、リング201の外周側でリング201に支持され、壁部231aおよび延部232(カバー部)は、複数のエレメント202のリング201とは反対側で当該複数のエレメント202を覆っている。本実施形態では、壁部231bおよび延部233(制限部)は、リング201よりも径方向の外側に位置している。よって、壁部231bおよび延部233(制限部)がリング201の径方向の外側に当接することにより、壁部231bおよび延部233(制限部)の径方向の内側への移動が制限される。これにより、壁部231bおよび延部233(制限部)と接続された壁部231aおよび延部232(カバー部)の径方向の内側への移動が制限され、ひいては、壁部231aおよび延部232(カバー部)が、リング201から径方向の内側へ離間するのが抑制される。壁部231aおよび延部232(カバー部)は、複数のエレメント202よりも径方向の内側に位置され、複数のエレメント202を支持している。したがって、本実施形態によれば、カバー部材203によって、複数のエレメント202がリング201から径方向の内側に離間するのが抑制される。換言すれば、本実施形態では、リング201と複数のエレメント202とが、壁部231bおよび延部233(制限部)と、壁部231aおよび延部232(カバー部)との間に位置されているため、リング201と複数のエレメント202とが互いに径方向に離間するのが、抑制されている。また、プライマリプーリ21のフランク面22dに当接する区間およびセカンダリプーリ22のフランク面22dに当接する区間では、複数のエレメント202はリング201とプライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22との間に位置される。よって、エレメント202に従来のようなヘッド部が無くても、リング201と複数のエレメント202とが互いに離間するのが抑制される。すなわち、本実施形態によれば、例えば、ヘッド部の無いエレメント202を有した新規な構成のベルトアセンブリ20が得られる。これにより、例えば、エレメント202の材料費の低減や、ベルトアセンブリ20の軽量化に伴う騒音や振動の低減等の効果、燃費向上の効果等が得られる。また、例えば、エレメント202の形状が簡素化されるとともに小型化されることにより、板状の元材からの型取り効率が向上して無駄が減り、この点でも材料費が低減されうる。また、例えば、従来のようにヘッド部によってベルトが分割されない分、リング201とエレメント202との接触面積が拡大しやすくなり、ひいては、リング201およびエレメント202のうち少なくともいずれか一方の摩耗が低減されやすい。
以上説明したように、本実施形態では、ベルトアセンブリ20は、カバー部材203を備える。カバー部材203は、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22との間に位置され、壁部231bおよび延部233(制限部)と、壁部231aおよび延部232(カバー部)とを有する。壁部231bおよび延部233(制限部)は、リング201の外周側でリング201に支持され、壁部231aおよび延部232(カバー部)は、複数のエレメント202のリング201とは反対側で当該複数のエレメント202を覆っている。本実施形態では、壁部231bおよび延部233(制限部)は、リング201よりも径方向の外側に位置している。よって、壁部231bおよび延部233(制限部)がリング201の径方向の外側に当接することにより、壁部231bおよび延部233(制限部)の径方向の内側への移動が制限される。これにより、壁部231bおよび延部233(制限部)と接続された壁部231aおよび延部232(カバー部)の径方向の内側への移動が制限され、ひいては、壁部231aおよび延部232(カバー部)が、リング201から径方向の内側へ離間するのが抑制される。壁部231aおよび延部232(カバー部)は、複数のエレメント202よりも径方向の内側に位置され、複数のエレメント202を支持している。したがって、本実施形態によれば、カバー部材203によって、複数のエレメント202がリング201から径方向の内側に離間するのが抑制される。換言すれば、本実施形態では、リング201と複数のエレメント202とが、壁部231bおよび延部233(制限部)と、壁部231aおよび延部232(カバー部)との間に位置されているため、リング201と複数のエレメント202とが互いに径方向に離間するのが、抑制されている。また、プライマリプーリ21のフランク面22dに当接する区間およびセカンダリプーリ22のフランク面22dに当接する区間では、複数のエレメント202はリング201とプライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22との間に位置される。よって、エレメント202に従来のようなヘッド部が無くても、リング201と複数のエレメント202とが互いに離間するのが抑制される。すなわち、本実施形態によれば、例えば、ヘッド部の無いエレメント202を有した新規な構成のベルトアセンブリ20が得られる。これにより、例えば、エレメント202の材料費の低減や、ベルトアセンブリ20の軽量化に伴う騒音や振動の低減等の効果、燃費向上の効果等が得られる。また、例えば、エレメント202の形状が簡素化されるとともに小型化されることにより、板状の元材からの型取り効率が向上して無駄が減り、この点でも材料費が低減されうる。また、例えば、従来のようにヘッド部によってベルトが分割されない分、リング201とエレメント202との接触面積が拡大しやすくなり、ひいては、リング201およびエレメント202のうち少なくともいずれか一方の摩耗が低減されやすい。
また、本実施形態では、例えば、図4,6に示されるように、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22の軸方向(X方向)と直交しリング201および複数のエレメント202を含む断面CS、すなわち、図4,6では、X方向と直交しかつZ方向に沿い、リング201が含まれる断面CSにおいて、リング201は複数のエレメント202の径方向の最も外側の端部よりも径方向外側、すなわち図4,6では上側に位置するよう、構成されている。断面CSは、リング201を含むため、本実施形態では、リング201の軸方向の一端部P1と他端部P2との間に位置される。エレメント202の径方向の最も外側の端部は、エレメント202の外面202bである。このような構成により、エレメント202がリング201の径方向外側に重なる部分、すなわちヘッド部が無い、ベルトアセンブリ20が得られる。
また、本実施形態では、例えば、壁部231aおよび延部232(カバー部)は、プライマリプーリ201のシーブ21a,21bおよびセカンダリプーリ202のシーブ22a,22bのいずれにも支持されていない複数のエレメント202を支持するよう構成される。よって、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22との間で複数のエレメント202が脱落するのが抑制される。
また、本実施形態では、カバー部材203は、プライマリプーリ21およびセカンダリプーリ22のうち少なくとも一方によってリング201の移動方向に移動するのが抑制される。よって、例えば、比較的簡単な構成によって、カバー部材203がリング201の移動方向に移動するのが、抑制される。
また、本実施形態では、ベルトアセンブリ20には仮支持部材204が設けられ、当該仮支持部材204は、複数のエレメント202のリング201とは反対側を支持し、ベルトCVT2に装着されて使用される状態では除去される。よって、ベルトアセンブリ20の装着前に、ベルトアセンブリ20のうちカバー部材203の無い区間で、リング201と複数のエレメント202とが互いに離間するのが抑制される。よって、例えば、ベルトアセンブリ20をより容易に取り扱える。
また、本実施形態では、エレメント202には、隣接するエレメント202を、当該隣接するエレメント202が重なる方向と交差する方向に支持する突起210aや凹部210b等(第二の支持部)が設けられる。よって、突起210aの周面と凹部210bの周面との接触により、隣接する二つのエレメント202が互いにずれるのが抑制される。よって、例えば、プライマリプーリ21またはセカンダリプーリ22とリング201との間に挟まれたエレメント202や、リング201とカバー部材203との間に位置されたエレメント202によって、当該エレメント202と隣接したエレメント202を支持することができる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、高さ、数、配置、位置等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、固定シーブと可動シーブとの間に、第一の支持部およびカバー部の双方が挿入されたが、固定シーブと可動シーブとの間には、第一の支持部およびカバー部のいずれか一方が挿入されてもよい。また、第一の支持部およびカバー部は、プライマリプーリおよびセカンダリプーリの双方の固定シーブと可動シーブとの間に挿入されたが、いずれか一方の固定シーブと可動シーブとの間に挿入されてもよい。
また、例えば、図10に例示される変形例のように、カバー部材203Aは、一つの部材で構成してもよいし、壁部231aに長手方向に延びる開口部231fが設けられてもよい。この場合、開口部231fからリング201および複数のエレメント202を、カバー部材203A内に挿入することができる。すなわち、カバー部材203Aは、リング201および複数のエレメント202により容易に装着されうる。なお、カバー部材の構成は、上記実施形態や変形例には限定されない。
2…ベルトCVT、20…ベルトアセンブリ、21…プライマリプーリ、21a,22a…固定シーブ(シーブ)、21b,22b…可動シーブ(シーブ)、22…セカンダリプーリ、202b…外面(端部)、203,203A…カバー部材、204…仮支持部材、231a…壁部(カバー部)、231b…壁部(制限部)、232…延部(カバー部)、233…延部(制限部)。
Claims (5)
- 環状のリングと、前記リングの径方向内側で前記リングに沿って並べられるとともに前記リングの径方向内側で前記リングと当接する複数のエレメントと、を有するベルトと、
無段変速機のプライマリプーリとセカンダリプーリとの間に位置されるとともに前記エレメントの前記径方向内側に位置され前記エレメントを支持するカバー部と、前記カバー部に接続されるとともに前記リングの径方向外側に当接することにより前記カバー部が前記リングから前記リングの径方向内側に離間するのを制限する制限部と、を有するカバー部材と、
を備えた、無段変速機用のベルトアセンブリ。 - 前記カバー部は、前記プライマリプーリのシーブおよび前記セカンダリプーリのシーブのいずれにも支持されていない前記複数のエレメントを支持するよう構成された、請求項1に記載のベルトアセンブリ。
- 前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリのうち少なくとも一つによって、前記カバー部材が前記ベルトの移動方向に移動するのが制限されるよう構成された、請求項1または2に記載のベルトアセンブリ。
- 前記複数のエレメントの前記リングとは反対側を支持し、前記無段変速機に装着されて使用される状態では除去される仮支持部材を備えた、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のベルトアセンブリ。
- 前記エレメントには、隣接する前記エレメントを、前記隣接するエレメントが重なる方向と交差する方向に支持する支持部が設けられた、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のベルトアセンブリ。
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JP2015031097A JP2016151356A (ja) | 2015-02-19 | 2015-02-19 | 無段変速機用のベルトアセンブリ |
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US10344815B2 (en) | 2017-01-16 | 2019-07-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric brake device |
-
2015
- 2015-02-19 JP JP2015031097A patent/JP2016151356A/ja active Pending
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