JP2016151290A - 軸受ユニット - Google Patents

軸受ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2016151290A
JP2016151290A JP2015027647A JP2015027647A JP2016151290A JP 2016151290 A JP2016151290 A JP 2016151290A JP 2015027647 A JP2015027647 A JP 2015027647A JP 2015027647 A JP2015027647 A JP 2015027647A JP 2016151290 A JP2016151290 A JP 2016151290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
axial direction
ring spacer
outer ring
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015027647A
Other languages
English (en)
Inventor
幸広 内村
Yukihiro Uchimura
幸広 内村
裕樹 坂口
Hiroki Sakaguchi
裕樹 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2015027647A priority Critical patent/JP2016151290A/ja
Publication of JP2016151290A publication Critical patent/JP2016151290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/08Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with two or more rows of balls

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】構造が比較的簡易であり、シール性に優れた軸受ユニットを提供する。
【解決手段】 内輪間座41は、軸方向に延びて内輪21と当接する第1円環部42と、第1円環部42の軸方向一端部から径方向外側に延びる第1凸部43と、を有する断面略L字形状である。外輪間座44は、軸方向に延びて外輪23と当接する第2円環部45と、第2円環部45の軸方向他端部から径方向内側に延びる第2凸部46と、を有する断面略L字形状である。内輪間座41と外輪間座44との間には、Oリング48が挟持される。
【選択図】図3

Description

本発明は軸受ユニットに関する。
農業用途では、主に畑作において、耕作時および種子の条撒き時にディスクタイプの作業機が使用される。耕作用ディスクを備える作業機は、トラクター等の牽引車に引きずられるため、それに伴って耕作用ディスクが回転する。その際、耕作用ディスクは、畝立て、畦の形成、種子や肥料を撒いた後に再び土を被せる、といった作業をすることが出来る。ここで、耕作用ディスクの回転を支持するために、通常1枚のディスクには、軸受とハウジングの組み合わせ、又はユニット化した、玉軸受や円すいころ軸受などの転がり軸受が使用されている。
また、ディスクタイプの耕作機械は、効率よく作業を行うために、一台につき並列に数個〜数十個のディスクが使用されているため、軸受も数個〜数十個使用されている。また、農業用途では基本的に屋外(圃場)の使用であり、耕作用途であるため、水、泥、砂などに晒される過酷な使用環境となっている。
先行技術の例として、特許文献1のハブベアリングアッセンブリでは、軸受とフランジ部を有するハウジングとが互いに嵌め合い、フランジ部とディスクがリベットで連結されている。また、ハブシャフトは先端の外周面に雄ねじ部を有し、スリーブは内周面に雌ねじ部を有しており、これらハブシャフト及びスリーブは螺合固定される。スリーブの外周面は、軸受の内輪の内周面と接触している。
また、農業用途で使用されるシールの例として、特許文献2に記載の軸受シールが挙げられる。当該軸受シールは、弾性部材に設けられた環状の突起によって外輪に取り付け可能であり、軸受の外輪の内周面に形成された周溝にスナップ動作で取り付け可能である。
カナダ国2561083号公報 特表2002−504653号公報
しかし、特許文献1のハブベアリングアッセンブリは、構成が複雑であるため、作業機等に対する脱着に時間が掛かると共に、製造コストが高まってしまうという問題があった。
また、特許文献1のハブベアリングアッセンブリは、軸受内部へのシール対策が不十分であり、内部へ泥、砂等が浸入した際に、上述の雄ねじ部及び雌ねじ部で固着し、軸受およびディスクの交換が出来なくなる可能性が懸念される。
また、特許文献2のシールでは、シール自体の保護について考慮されておらず、泥や砂による損傷を受けた場合にシール性が低下し、十分な防塵効果を発揮できない虞がある。また、取り付け部の構造が複雑となるので、コストアップにつながる可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、構造が比較的簡易であり、シール性に優れた軸受ユニットを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 軸方向に延びる軸と、
前記軸の径方向外側に、軸受を介して配置されたハウジングと、
を備える軸受ユニットであって、
前記ハウジングは、軸方向に延びて、その軸方向一端部が前記軸よりも軸方向一端側に位置する円筒部と、前記円筒部の軸方向一端部から径方向内側に向かって延びる底部と、前記円筒部の軸方向他端部から径方向外側に向かって延び、耕作用ディスクを取り付け可能なフランジ部と、を有し、
前記軸受は、前記軸に外嵌する内輪と、前記ハウジングの前記円筒部に内嵌する外輪と、前記内輪の軌道面及び前記外輪の軌道面の間に配置された複数の転動体と、前記軸受の軸方向両端部に配置された一対のシール部材と、を有し、
前記軸には、前記内輪の軸方向他端側において内輪間座が外嵌され、
前記ハウジングの前記円筒部には、前記外輪の軸方向他端側において外輪間座が内嵌され、
前記内輪間座は、軸方向に延びて前記内輪と当接する第1円環部と、前記第1円環部の軸方向一端部から径方向外側に延びる第1凸部と、を有する断面略L字形状であり、
前記外輪間座は、軸方向に延びて前記外輪と当接する第2円環部と、前記第2円環部の軸方向他端部から径方向内側に延びる第2凸部と、を有する断面略L字形状であり、
前記内輪間座と前記外輪間座との間には、Oリングが挟持される
ことを特徴とする軸受ユニット。
(2) 前記内輪間座の前記第1円環部の外径をaとし、前記Oリングの内径をcとしたとき、a>cであり、
前記内輪間座の前記第1凸部と前記外輪間座の前記第2凸部との間の軸方向幅をbとし、前記Oリングの外径をdとすると、(d−c)/2>bである
ことを特徴とする(1)に記載の軸受ユニット。
本発明の軸受ユニットによれば、内輪と当接する断面略L字形状の内輪間座と、外輪と当接する断面略L字形状の外輪間座と、を備える。したがって、内輪間座及び外輪間座によって内輪と外輪との間の開口を塞ぎ、軸受に設けられたシール部材を覆うような構造であるので、軸受内部への異物の浸入を抑制することが可能である。さらに、内輪間座と外輪間座との間には、Oリングが挟持されるので、仮に内輪間座と外輪間座との間に異物が浸入した場合であっても、軸受内部への異物の浸入はOリングによって防止される。このように、軸受ユニットの密封性を高めることが可能である。
実施形態に係る軸受ユニットの断面図である。 軸受の断面図である。 軸受ユニットの要部断面図である。 (a)はOリングの縦断面図であり、(b)はOリングの横断面図である。 内輪間座、外輪間座、及びOリングの断面図である。 軸受ユニットの要部断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る軸受ユニットについて、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の軸受ユニット1は、軸方向に延びる軸10と、軸10の径方向外側に、軸受20を介して配置されたハウジング30と、を備える。
ハウジング30は、軸方向に延びて、その軸方向一端部(図1中、左側端部)が軸10よりも軸方向一端側(図1中、左側)に位置する円筒部31と、円筒部31の軸方向一端部から径方向内側に向かって延びる円盤状の底部33と、円筒部31の軸方向他端部(図1中、右側端部)から径方向外側に向かって延び、農業用途(例えば種蒔き用途)で使用される耕作用ディスク3を取り付け可能なフランジ部35と、を有する。ハウジング30は、鉄系やアルミ系等の材料からなり、使用条件によって適宜変更可能である。
フランジ部35は、軸方向他端部にディスク取付溝35aが凹設されると共に、軸方向に貫通する複数のボルト孔35bが設けられている。これにより、フランジ部35に対して耕作用ディスク3を着脱する際に、ディスク取付溝35aがガイドの役割を果たし、着脱作業を容易にできる。また、ディスク取付溝35aの外径をDhとし、耕作用ディスク3の内径をdhとしたとき、Dh<dhとすれば、着脱時に耕作用ディスク3とハウジング30が干渉することが抑制され、容易に作業を行うことができる。ディスク取付溝35aに取り付けられた円環状の耕作用ディスク3は、複数のボルト孔35bに螺合されたボルト36によって、フランジ部35に締結固定されている。ボルト孔35bの個数は、ボルト36の締付けトルクを大きく設定して耕作用ディスク3がフランジ部35から脱落するのを防止するため、二個以上とすることが好ましく、四個以上とすることがより好ましい。
図2に示すように、軸受20は、シール付きの複列タイプの玉軸受である。より具体的に、軸受20は、軸10の柱部13に外嵌する内輪21と、ハウジング30の円筒部31に内嵌する外輪23と、内輪21の二列の軌道面21a及び外輪23の二列の軌道面23aの間に配置された複数の玉(転動体)25と、外輪23の内周面の軸方向両端部に設けられたシール溝23bに嵌合固定された一対のシール部材27と、二列の玉25をそれぞれ転動自在に保持する一対の保持器29と、を有する。
シール部材27は、金属製の芯金27aが、ゴム材等からなる弾性材27bによって被覆されて構成されている。弾性材27bは、外輪23のシール溝23bに嵌合されて固定されると共に、径方向内側に延びて内輪21の外周面に摺接して、軸受20のシール性を確保する。なお、軸受20の使用条件によって、弾性材27bの材料として、アクリル系や、ニトリル系、フッ素系の各種ゴム材が適宜採用される。
軸受20の内部、すなわち内輪21と外輪23と一対のシール部材27との間の空間には、潤滑剤としてグリースが封入されている。軸受20の潤滑効果を高めるため、軸受20の内部のグリース封入体積V(封入量)は、軸受20の内部の静空間体積をWとしたとき、V≧0.20Wとすることが好ましい。
なお、軸受20は、シール付きの転がり軸受ならば、特に種類は限定されず、例えば、単列のシール付き玉軸受でもよく、単列のシール付き玉軸受を二個組み合わせてなるものでもよい。また、軸受20は、アンギュラタイプの複列又は単列の玉軸受又は円錐ころ軸受でもよく、当該玉軸受又は円錐ころ軸受を二個組み合わせてなるものでもよい。
図1及び図6に示すように、軸10は、内輪21の内径よりも外径が大きく、内輪21の軸方向一端側面21bに当接する円盤状の頭部11と、頭部11の略中心から軸方向他端側に延び、軸受20(内輪21、外輪23)の軸方向幅よりも軸方向幅が大きい柱部13と、を有する。頭部11が内輪21の軸方向一端側面21bに当接することで、軸10と内輪21との軸方向における相対位置が規制される。
柱部13の外径は、内輪21の内径と略等しく設定されており、柱部13に内輪21が外嵌可能とされている。なお、柱部13と内輪21との嵌め合いは、すきま嵌めとすることが好ましい。また、柱部13の軸方向他端部の外周面には、雄ねじ部13a(締結部)が形成されており、支持アーム5(支持部材)の雌ねじ部5aに螺合固定されている。なお、柱部13と支持アーム5との締結は、雄ねじ部13a及び雌ねじ部5aによるものに限られず、任意の方法を採用してよい。
支持アーム5は、径方向に延びるアーム部5bと、アーム部5bの先端から軸方向一端側に突出する突起部5cと、を有する。そして、突起部5cの中心に、軸10の柱部13が螺合可能であるように、雌ねじ部5aを有する凹部が形成される。
図3に示すように、柱部13には、内輪21の軸方向他端側において、環状の内輪間座41が外嵌されている。内輪間座41は、軸方向に延びる第1円環部42と、第1円環部42の軸方向一端部から径方向外側に延びる第1凸部43と、を有する断面略L字形状である。第1円環部42は、軸方向において支持アーム5の突起部5c及び内輪21と当接する。第1凸部43は、軸方向においてシール部材27と僅かな隙間を介して対向すると共に、径方向において外輪間座44の第2円環部45と僅かな隙間を介して対向する。
ハウジング30の円筒部31には、外輪23の軸方向他端側において、環状の外輪間座44が内嵌される。外輪間座44は、軸方向に延びる第2円環部45と、第2円環部45の軸方向他端部から径方向内側に延びる第2凸部46と、を有する断面略L字形状である。第2円環部45は、軸方向において止め輪47及び外輪23と当接する。第2凸部46は、軸方向において支持アーム5の突起部5cと僅かな隙間を介して対向すると共に、径方向において内輪間座41の第1円環部42と僅かな隙間を介して対向する。さらに、ハウジング30の円筒部31には、外輪間座44の軸方向他端側において、環状の止め輪47が内嵌される止め輪溝31aが凹設されている。止め輪47は外輪間座44と当接し、当該外輪間座44の軸方向移動を規制し、外輪間座44及び軸受20の抜けを防止する。
このように断面略L字形状の内輪間座41及び外輪間座44によって内輪21と外輪23との間の開口22を塞ぐことで、軸受20内部への異物の浸入を抑制することが可能である。また、内輪間座41及び外輪間座44は、シール部材27を覆うような構造となっているので、シール部材27(特に径方向内側のシールリップ部)を異物から保護することができる。また、これら内輪間座41及び外輪間座44は、構造が比較的単純であるため、製造コストを抑えることができる。
内輪間座41と外輪間座44との間には、より具体的に径方向に関して第1円環部42及び第2円環部45の間で且つ軸方向に関して第1凸部43及び第2凸部46の間には、略円環状のOリング48が挟持される。したがって、仮に内輪間座41と外輪間座44との間に異物が浸入した場合であっても、それ以降の軸受20内部への異物の浸入はOリング48によって防止される。なお、Oリング48の材料は特に限定されないが、例えばニトリル系、アクリル系、フッ素系の各種ゴム材が適用可能である。また、Oリング48は、一般的に非常に安価であり、鉄製のシールド板のようにプレス型を必要とせず、入手も容易である。
ここで、図4及び図5に示すように、内輪間座41の第1円環部42の外径をaとし、Oリング48の内径をcとしたとき、a>cに設定されるので、Oリング48は点Aで第1円環部42に当接する。また、内輪間座41の第1凸部43と外輪間座44の第2凸部46との間の軸方向幅をbとし、Oリング48の弾性変形前の軸方向幅e{e=(d−c)/2}とすると、b<e=(d−c)/2に設定されるので、Oリング48は点B及びCで第1凸部43及び第2凸部46に当接する。このように、Oリング48と内輪間座41及び外輪間座44との密着性を高めることにより、密封性をさらに向上させ、異物がOリング48を通過して軸受20内部に浸入することを防止する。
また、Oリング48の外径をdとし、内輪間座41の第1凸部43の外径hとすると、h>dに設定される。さらに、外輪間座44の第2凸部46の内径fと、Oリングの内径a及び外径dの平均{(c+d)/2}と、の関係は(c+d)/2>fに設定される。したがって、Oリング48は、上述した点A、B、Cにおいて内輪間座41及び外輪間座44と接触し、密封性が維持される。
外輪間座44の軸方向幅をM1とし、内輪間座41の軸方向幅M2の軸方向幅をM2としたとき、M1<M2に設定することで、内輪間座41を外輪間座44よりも軸方向他端側に延在させる。これにより、内輪間座41は支持アーム5に当接する一方、外輪間座44は支持アーム5と干渉しない。また、第1凸部43の外径hと第2円環部45の内径gとはg>hの関係となっており、第1円環部42の外径aと第2凸部46の内径fとはf>aの関係となっている。したがって、内輪間座41と外輪間座44は干渉しない。
図3及び図5に示すように、シール部材27と内輪間座41との間の領域、並びに、内輪間座41と外輪間座44との間においてOリング48よりも径方向外側(軸受20側)の領域には、グリースGを封入することが好ましい。このように構成すれば、異物等がOリング48を通過してしまった場合であっても、異物をグリースGによって捕捉することができ、シール部材27の損傷を防止できる。さらに、Oリング48の潤滑状態も良好となり、Oリング48の摩耗が減少し、Oリング48の長寿命化が可能である。また、シール部材27と内輪21との摺接部の潤滑状態が良好となり、当該摺接部の摩耗が減少し、シール部材27が長寿命化する。なお、グリースGの封入量(封入体積)は、グリースGが封入される空間の体積の90%以上とすることが好ましい。
次に、図1及び図6に示すように、軸10の頭部11の軸方向一端側側面には、略中心において、当該軸10を回転可能な工具(不図示)が嵌合する凹部11aが形成される。本実施形態における凹部11aは、市販の工具を挿入することができるよう、六角穴とされているが、他の工具にあった形状となるように適宜変更してよい。
また、ハウジング30の底部33には、軸10の凹部11aと軸方向に対向する位置に、すなわち略中心に、工具を挿入可能な貫通孔34が形成される。したがって、工具を貫通孔34に挿入し、軸10の凹部11aに嵌合させて回転させることができる。これにより、ハウジング30の径方向内側に位置する軸10を支持アーム5に螺合して取り付け、又は支持アーム5から取り外すことが可能となり、支持アーム5に対する軸受ユニット1の脱着が容易となる。
また、貫通孔34は、軸方向一端側の小径部34aと、軸方向他端側の大径部34bと、が連続して形成されており、貫通孔34の小径部34aの内径をDaとし、軸10の凹部11aの内径をDbとすると、Da>Dbに設定されている。したがって、工具がハウジング30と干渉することを防止しつつ、軸10(軸受ユニット1)を支持アーム5に対して脱着することが可能である。更に、Da>Db且つDa≒Dbにすると、貫通孔34の大きさをなるべく小さく設定することで、塵埃やゴミ等が浸入する可能性を低減することができるため、より好ましい。
貫通孔34には、軸方向一端側から弾性材料からなるキャップ部材37が着脱自在に嵌め込まれる。キャップ部材37は、容易に弾性変形する材質であれば、その種類は特に限定されず、例えば樹脂やゴム製とされる。また、キャップ部材37は、軸方向一端側の鍔部37aと、鍔部37aの略中心から軸方向に延びて、貫通孔34に嵌め込まれる環状部37bと、を有する。環状部37bの内部は空隙とされており、貫通孔34に嵌め込まれる際に弾性変形がし易い構成とされている。また、環状部37bの軸方向他端には、より具体的に、環状部37bが貫通孔34に嵌め込まれた状態において、貫通孔34の小径部34aよりも軸方向他端側には、径方向外側に突出する突部37cが形成される。突部37cの先端部は、外周面がテーパ形状とされており、貫通孔34に挿入して嵌め込む際に、小径部34aに案内されて変形し易い構造となっている。ここで、突部37cの外径をdaとし、鍔部37aの外径をdbとすると、貫通孔34の小径部34aの内径Daとの関係において、da>Da、且つdb>Daとなるように設定される。
このように、貫通孔34に着脱自在に嵌め込まれるキャップ部材37により、防水及び防塵効果を高めることが可能である。すなわち、工具を用いて軸受ユニット1の脱着を行う際には、貫通孔34からキャップ部材37を取り外し、通常の使用状態では、貫通孔34にキャップ部材37を取り付ければよい。
また、da>Daとすることにより、キャップ部材37の突部37cを、貫通孔34の小径部34aの軸方向他端側に係合させることができるので、外部からの異物や水の浸入を防止する効果が高まる。但し、突部37cの外径daを必要以上に大きくすると、キャップ部材37の着脱が困難となるため、da<1.2Daとすることが好ましい。
また、db>Daとすることにより、キャップ部材37の鍔部37aを、ハウジング30の底部33に係合させることができるので、外部からの異物や水の浸入を防止する効果が高まる。但し、鍔部37aの外径dbを必要以上に大きくすると、キャップ部材37の着脱が困難となるため、db<2.0Daとすることが好ましい。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。
1 軸受ユニット
3 耕作用ディスク
5 支持アーム
10 軸
11 頭部
13 柱部
20 軸受
21 内輪
22 開口
23 外輪
25 玉(転動体)
27 シール部材
29 保持器
30 ハウジング
31 円筒部
33 底部
34 貫通孔
35 フランジ部
36 ボルト
37 キャップ部材
41 内輪間座
42 第1円環部
43 第1凸部
44 外輪間座
45 第2円環部
46 第2凸部
47 止め輪
48 Oリング

Claims (2)

  1. 軸方向に延びる軸と、
    前記軸の径方向外側に、軸受を介して配置されたハウジングと、
    を備える軸受ユニットであって、
    前記ハウジングは、軸方向に延びて、その軸方向一端部が前記軸よりも軸方向一端側に位置する円筒部と、前記円筒部の軸方向一端部から径方向内側に向かって延びる底部と、前記円筒部の軸方向他端部から径方向外側に向かって延び、耕作用ディスクを取り付け可能なフランジ部と、を有し、
    前記軸受は、前記軸に外嵌する内輪と、前記ハウジングの前記円筒部に内嵌する外輪と、前記内輪の軌道面及び前記外輪の軌道面の間に配置された複数の転動体と、前記軸受の軸方向両端部に配置された一対のシール部材と、を有し、
    前記軸には、前記内輪の軸方向他端側において内輪間座が外嵌され、
    前記ハウジングの前記円筒部には、前記外輪の軸方向他端側において外輪間座が内嵌され、
    前記内輪間座は、軸方向に延びて前記内輪と当接する第1円環部と、前記第1円環部の軸方向一端部から径方向外側に延びる第1凸部と、を有する断面略L字形状であり、
    前記外輪間座は、軸方向に延びて前記外輪と当接する第2円環部と、前記第2円環部の軸方向他端部から径方向内側に延びる第2凸部と、を有する断面略L字形状であり、
    前記内輪間座と前記外輪間座との間には、Oリングが挟持される
    ことを特徴とする軸受ユニット。
  2. 前記内輪間座の前記第1円環部の外径をaとし、前記Oリングの内径をcとしたとき、a>cであり、
    前記内輪間座の前記第1凸部と前記外輪間座の前記第2凸部との間の軸方向幅をbとし、前記Oリングの外径をdとすると、(d−c)/2>bである
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸受ユニット。
JP2015027647A 2015-02-16 2015-02-16 軸受ユニット Pending JP2016151290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027647A JP2016151290A (ja) 2015-02-16 2015-02-16 軸受ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027647A JP2016151290A (ja) 2015-02-16 2015-02-16 軸受ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016151290A true JP2016151290A (ja) 2016-08-22

Family

ID=56696216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015027647A Pending JP2016151290A (ja) 2015-02-16 2015-02-16 軸受ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016151290A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017003845T5 (de) 2016-08-01 2019-04-18 Dexerials Corporation Lichtaushärtbare Harzzusammensetzung, Bildanzeigevorrichtung und Verfahren zur Herstellung einer Bildanzeigevorrichtung
US11509193B2 (en) 2019-12-19 2022-11-22 Black & Decker Inc. Power tool with compact motor assembly
US11705778B2 (en) 2019-12-19 2023-07-18 Black & Decker Inc. Power tool with compact motor assembly

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017003845T5 (de) 2016-08-01 2019-04-18 Dexerials Corporation Lichtaushärtbare Harzzusammensetzung, Bildanzeigevorrichtung und Verfahren zur Herstellung einer Bildanzeigevorrichtung
US11509193B2 (en) 2019-12-19 2022-11-22 Black & Decker Inc. Power tool with compact motor assembly
US11705778B2 (en) 2019-12-19 2023-07-18 Black & Decker Inc. Power tool with compact motor assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015129589A1 (ja) 軸受ユニット
US9157475B2 (en) Self-aligning maintenance free bearing unit for agricultural applications
US11022177B2 (en) Slewing bearing with sealing arrangement
US4249782A (en) Self-aligning bearing and seal
US7258491B2 (en) Bearing seal assembly for agricultural applications
US20100025057A1 (en) hub- bearing assembly for soil-working discs
CA2759014C (en) A sealed hub-bearing assembly for agricultural applications
JP2016151290A (ja) 軸受ユニット
RU2688469C2 (ru) Ступично-подшипниковый узел сельскохозяйственного культиваторного диска.
CA2878204C (en) Bearing unit for a double disc coulter
EP3292746A1 (en) Hub assembly for an agricultural implement and associated agricultural implement
WO2012077403A1 (ja) 密封装置
JP2016148414A (ja) 軸受ユニット
JP2016114226A (ja) 軸受ユニット
JP2012241827A (ja) 密封装置および転がり軸受
JP3188189U (ja) 密封装置
JP2010276150A (ja) 密封装置および転がり軸受装置
CN204200833U (zh) 背对背角接触球轴承
JP2016014418A (ja) 転鉄道車両用軸受の密封装置
JP2015206433A (ja) 密封型転がり軸受
GB2573196A (en) Slewing bearing with sealing arrangement
JP2014025487A (ja) 転がり軸受装置
JP2020051470A (ja) 軸受ユニット
JP2008082349A (ja) 密封装置
JP2018105323A (ja) 密封装置